JP6410186B2 - 通信制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信回線に接続されるとともに、関係する通信網を介してデータ通信を行う通信端末を収容し、通信回線および通信端末間の通信制御を行う通信制御装置に関するものである。
近年、ガス、水道および電力等の各需要者を電話サービス網によって集中監視センターと接続し、電話回線を通じて相互にデータ通信を行うことによって、各需要者のガスメータ、水道メータ、電力メータおよびスマートメータ等の通信端末の遠隔監視を行うシステムが普及してきている(例えば、特許文献1〜3参照)。
このシステムにおいては、集中監視センター側の電話回線にセンター網制御装置(C−NCU)が接続される一方、各需要者側の電話回線に端末網制御装置(T−NCU)が接続される。そして、T−NCUにスマートメータ等の通信端末が収容され、また必要に応じて、T−NCUの下位には電話機端末が接続される。
T−NCUは、例えば、図9に示したような構成を有している。
図9において、L、Lは電話回線接続端子であり、T、Tは電話機接続端子であり、M、Mは通信端末接続端子である。また、20は回線監視部であり、極性・電圧監視部21およびループ電流監視部22を有している。
23は電源部であり、24は通信部であり、25は制御部であり、26は外部インターフェース回路である。通信部24は、信号検出・制御回路や、MODEM回路等を有し、制御部25は、電話回線と通信端末との間の通信制御を行う。
そして、T−NCUの通信端末接続端子M、Mに、2線式伝送線路27a、27bを介して通信端末28が接続される。この場合、低コスト化を図り、また消費電力を低減するため、2線式伝送線路27a、27bは、高インピーダンスおよび高抵抗のものが採用される。
また、外部インターフェース回路26は、通信端末28が、例えばS型LPガスメータ(S型マイコンメータ)である場合には、図10(A)に示すような回路構成を有し、通信端末28が、例えばUバス搭載スマートメータである場合は、図11(A)に示すような回路構成を有している。
ところで、電話回線の電位は、空き状態では大地電位(0V)〜−48Vの範囲内で変動し、通話中は−20〜−30Vの範囲内で変動する。また、呼出信号の伝送の間には±100Vの範囲内で変動し、それに伴って、T−NCUの基準電位や動作電圧も大きく変動する。それに対し、通信端末28は、大地電位(0V)を基準電圧として、0〜6V、または0〜3Vで動作する。
このようにT−NCUおよび通信端末28間に基準電位や動作電圧の差がある場合、あるいは、T−NCU、通信端末28および伝送線路27a、27bに誘導電位や誘導雑音等が重畳され、それらが一定のレベルを超えると、通信が不安定化し、誤作動および信号の伝送エラーが発生するという問題があった。
よって、従来技術においては、かかる誘導電位および誘導雑音等の重畳を遮断するため、図10(B)および図11(B)に示すように、T−NCUの外部インターフェース回路26にフォトカプラ29が組み込まれるとともに、T−NCUに元々備えられた電源(第1電源:VDD)のほかに別電源(第2電源:V)が備えられ、T−NCUと通信端末28が互いに直流的に絶縁された状態で信号が光によって伝送されるようになっている。
この場合、第1電源および第2電源としては、通常、リチウム電池等の一次電池が使用され、その場合、1月当たり数回の頻度で通信を行っても10年間は電池交換が不要なように、数千[mAh]程度の大容量の一次電池が用いられる。
しかし、実際には、フォトカプラの消費電力が大きく、第2電源として使用される一次電池が想定外に消耗し、2〜3年に1回の頻度で電池交換作業を余儀なくされる場合がある。さらには、近年、集中監視センターおよび各需要者間の通信頻度を高め、日々のガス、電気、水道の使用状況を詳細にモニタリングすることがなされてきており、電池交換作業に拍車がかかりつつある。
この電池交換作業は需要者のもとに作業員を派遣して行わねばならないが、ガス、電気および水道の需要者数は一般に膨大であり、電池交換作業に要する人件費等のコストは多大となり、供給会社側の採算面から考えるとあまり現実的ではない。
また、従来技術においては、図12に示すように、DC−DCコンバータ31をT−NCUの外部インターフェース回路26と残りの部分(本体部)30との間に配置し、外部インターフェース回路26をT−NCUの本体部30から直流的に絶縁した状態で、T−NCUの本体部30から外部インターフェース回路26に電力供給を行うことがなされている。
しかしながら、この構成では、DC−DCコンバータ31の消費電力が大きく、運用コストがかかり、さらには、DC−DCコンバータ31からノイズが発生し、通信を不安定にするという問題があった。
また、従来技術においては、T−NCUと通信端末を無線接続することもなされているが、この構成においても、消費電力が増大し、運用コストがかかるという問題があった。
特開2002−63678号公報 特開2008−256437号公報 特開2014−102783号公報
したがって、本発明の課題は、低コストで、T−NCU等の通信制御装置の本体部から外部インターフェース回路に直流的に絶縁した状態で電力供給が行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、発明によれば、通信回線に接続されるとともに、関係する通信網を通じてデータ通信を行う通信端末を収容し、前記通信回線および前記通信端末間の通信制御を行う通信制御装置であって、前記通信制御を行う制御部、および電源部を有する本体部と、前記通信端末を収容するとともに、前記本体部から直流電圧の供給を受ける外部インターフェース回路と、を備え、前記本体部の基準電位および動作電圧が、前記通信端末の基準電位および動作電圧よりも大きく変動するものにおいて、前記外部インターフェース回路が、前記本体部の前記電源部から供給された直流電圧によって駆動される本体側回路部分と、前記通信端末に接続された通信端末側回路部分とを有し、前記本体側回路部分および前記通信端末側回路部分はフォトカプラを有し、前記フォトカプラによって、前記通信端末側回路部分が前記本体部から直流的に絶縁された状態で、前記本体部および前記通信端末側回路間において信号が光で伝送されるようになっており、さらに、所定の容量を有し、前記本体部および前記通信端末側回路部分間に配置された1または複数のキャパシタと、所定の絶縁抵抗および所定の耐電圧性能を有し、前記キャパシタの両端子を、当該両端子が前記本体部側に接続される充電位置と、当該両端子が前記通信端末側回路部分側に接続される放電位置とに、前記通信回線および前記通信端末間の通信を妨げないタイミングで間欠的に切り替える切替回路と、を備えたものであることを特徴とする通信制御装置が提供される。
本発明の好ましい実施例によれば、前記通信網が電話サービス網であり、前記通信回線が電話回線である。この場合、好ましくは、前記電源部は二次電池を有し、前記二次電池が前記電話回線の通話電流によって充電される。
本発明の別の好ましい実施例によれば、前記通信網が電力線搬送通信を行う電気配線からなっている。
発明によれば、通信制御装置の本体部と外部インターフェース回路の通信端末側回路部分との間にキャパシタを配置し、キャパシタの両端子を切替回路によって、両端子が本体部側に接続される充電位置と、両端子が通信端末側回路部分側に接続される放電位置とに、通信回線および通信端末間の通信を妨げないタイミングで間欠的に切り替えるようにしたので、低コストで、しかも通信を不安定化させることなく、通信制御装置の外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)を本体部から直流的に絶縁した状態で、本体部から外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)に対し電力供給できる。
そして、この場合、通信網を電話サービス網としたときは、電源部として一次電池と局給電との組み合わせや、一次電池と局給電および二次電池との組み合わせ等を使用すれば、長期間にわたって電池交換をすることなくかつ安定的に本体部から外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)への電力供給ができる。
あるいは、電源部として家庭用AC電源や、家庭用AC電源と二次電池との組み合わせを使用すれば、通信網の種類によらず電池交換は全く不要となる。
本発明の1実施例による通信制御装置の概略的な回路図である。 図1の通信制御装置のキャパシタの端子電圧の時間変化と、外部インターフェース回路への供給電圧の時間変化を示すグラフである。 (A)は図1の通信制御装置および通信端末の動作を説明するグラフであり、(B)は図1の通信制御装置および通信端末間でなされる通信動作と、キャパシタの動作状態を示すグラフである。 図1の通信制御装置を電話回線に接続する場合の構成例の概略的な回路図である。 本発明の別の実施例による通信制御装置の外部インターフェース回路の要部の回路図である。 本発明のさらに別の実施例による通信制御装置の外部インターフェース回路の要部の回路図である。 本発明のさらに別の実施例による通信制御装置の外部インターフェース回路の要部の回路図である。 本発明のさらに別の実施例による通信制御装置の概略的な回路図である。 従来の端末網制御装置(T−NCU)の概略的な回路図である。 図9の端末網制御装置の外部インターフェース回路の1例の概略的な回路図である。 図9の端末網制御装置の外部インターフェース回路の1例の概略的な回路図である。 図9の端末網制御装置の変形例の概略的な回路図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の1実施例による通信制御装置の概略構成を示す図である。
図1を参照して、本発明の通信制御装置1は、通信制御を行う制御部3および電源部4を有する本体部2と、通信端末5を収容するとともに、本体部2から絶縁された状態で電力供給を受ける外部インターフェース回路6と、本体部2および外部インターフェース回路6間に配置されたキャパシタ8と、キャパシタ8をその両端子が本体部2側に接続される充電位置と、両端子が外部インターフェース回路6側に接続される放電位置とに間欠的に切り替える切替回路7(この実施例では、2回路2接点リレーであり、駆動回路は省略している。)を備えている。
また図示はしないが、本発明の通信制御装置1は、電話サービス網、光回線インターネット網、携帯電話網、および電力引込線を介した電力線搬送通信(PLC)網等の通信網に属する通信回線に接続するための接続端子を備えており、制御部3は、この接続端子に接続された通信回線と通信端末5との間の通信制御を行う。
本発明の通信制御装置1が端末網制御装置(T−NCU)として電話回線に接続される場合には、通信制御装置1は、極性・電圧およびループ電流を監視する回線監視部や、信号検出・制御回路やMODEM回路等を有する通信部等を含んでおり、通信制御装置1の下位に電話機が接続可能である。
通信端末5には、ガス、水道、電力等のスマートメータだけでなく、家電製品、セキュリティ機器、および各種アクチュエータ装置等のデータ通信機能を有する電子機器がすべて含まれる。
電源部4は、通信制御装置1、または通信制御装置1および通信端末5からなるシステム全体が必要とする電力を供給することができ、例えば、一次電池または外部電源(家庭用AC電源や電話回線からの給電等)、あるいは一次電池と二次電池との組み合わせ、または外部電源と二次電池との組み合わせ等から構成することができる。
外部インターフェース回路6は、この実施例では、本体部2側に属し、電源部4から供給された直流電圧によって駆動される本体部側回路部分6aと、本体部2から直流的に絶縁され、かつ通信端末5に接続された通信端末側回路部分6bとを有している。本体部側回路部分6aには、送信用フォトカプラPC1のフォトダイオード、受信用フォトカプラPC2のフォトトランジスタ、抵抗R1〜R3およびトランジスタQ1が含まれる。一方、通信端末用回路部分6bには、抵抗R4〜R7、トランジスタQ2、送信用フォトカプラPC1のフォトトランジスタ、受信用フォトカプラPC2のフォトダイオードおよび通信端末接続端子M(DT)、M(SG)が含まれる。
すなわち、フォトカプラPC1、PC2によって、外部インターフェース回路6(正確には通信端末側回路部分6b)が本体部2から直流的に絶縁された状態で、本体部2および外部インターフェース間6(正確には通信端末側回路部分6b)において信号が光で伝送されるようになっている。
リレー7は、所定の絶縁抵抗(例えば10MΩまたは600MΩ等)および所定の耐電圧性能(例えば5000V・DCまたは8000V・DC等)を有していなければならない。この場合、リレー7は、主として接点部と駆動部で構成されるが、上記絶縁抵抗および耐電圧性能はリレー7の接点間のみに限定して要求されるのではなく、開放されている一方の接点に接続された回路全体(導体、配線パターン、回路部品等)と、他方の接点に接続された回路全体との間にも要求される。
キャパシタ8は、外部インターフェース回路6が一定期間中は正常に動作し得る電圧を維持できる容量を有している(この詳細は後述する)。
そして、キャパシタ8の一方の端子が、リレー7の一方の回路7aの共通端子に接続され、キャパシタ8の他方の端子が、リレー7の他方の回路7bの共通端子に接続されている。また、リレー7の一方の回路7aの一方の接点端子には、本体部2の電源配線VDDに接続され、一方の回路7aの他方の接点端子には、外部インターフェース回路6の通信端末側回線部分6bの電源配線Vに接続されている。
さらに、リレー7の他方の回路7bの一方の接点端子には、本体部2の基準電位(アース)配線T−GNDに接続され、他方の回路7bの他方の接点端子には、外部インターフェース回路6の通信端末側回路部分6bの基準電位(アース)配線I−GNDに接続されている。
リレー7の動作は制御部3によって制御される。
こうして、キャパシタ8は、リレー7の切り替え動作により、その両端子が本体部2(電源配線VDD)側に接続される充電位置と、両端子が外部インターフェース回路6(電源配線V)側に接続される放電位置とに一定のタイミングで間欠的に切り替えられる。
そして、キャパシタ8が充電位置をとるとき、キャパシタ8は電源部4から供給された直流電圧VDDにより所定の電圧まで充電され、キャパシタ8が放電位置をとるとき、キャパシタ8に蓄えられた電力によって外部インターフェース回路6の通信端末側回路部分6bが駆動される。
そして、キャパシタ8が放電位置をとり、通信端末側回路部分6bに必要な電力が供給され、かつM(DT)端子およびM(SG)端子が非短絡とされている(無信号である)ときに、制御部3がSO端子の電圧を変動させると、送信用フォトカプラPC1を介してSO端子の電圧変動がDT端子に伝達される。これにより、制御部3から通信端末5にデータが送信される。
また、キャパシタ8が放電位置をとり、通信端末側回路部分6bに必要な電力が供給されているときに、通信端末5が送信するデータに従いM(DT)端子およびM(SG)端子の短絡状態が変化すると、受信用フォトカプラPC2を介して短絡状態の変化、すなわちM(DT)端子の電圧変動が制御部3のSI端子に伝達される。これにより、制御部3は、通信端末5が送信したデータを受信する。
キャパシタ8の容量は、制御部3および通信端末5間でデータの送受信が行われる間に外部インターフェース回路6の通信端末側回路部分6bに必要な電力が供給されるように設定される。
図2は、図1の通信制御装置のキャパシタの端子電圧の時間変化と、外部インターフェース回路への供給電圧の時間変化を示すグラフである。
例えば、データの送受信中に電源配線Vの電位を3[V]以上に維持することとし、キャパシタ8が最大で4Vまで充電されるように設計されるとする。この場合、キャパシタ8が満充電された後、充電位置から放電位置に切り替えられると、図2のグラフ(I)に示すように、キャパシタ8の端子電圧は4Vから徐々に減少していく。それに対応して、外部インターフェース回路6への供給電圧もまた、図2のグラフ(II)に示すように徐々に減少する。
そして、キャパシタ8が放電状態のまま一定時間が経過すると(グラフ(I)では、キャパシタ8の端子電圧が3Vまで低下している)、キャパシタ8が放電位置から充電位置に切り替えられ、キャパシタ8の充電がなされる。充電の間に、外部インターフェース6への供給電圧は0になるが(グラフ(II))、データ通信に支障をきたすことのないように、キャパシタ8はごく短時間に充電される。なお、実際には、3[V]に低下する前にキャパシタ8を放電位置から充電位置に切り替えるように余裕をもって設定がなされる。
そして、今、送受信中の通信端末側回路部分6bの平均の消費電流が1[mA]であり、かつ1回の送受信に要する時間が5[s]である場合は、1回の送受信で1[mA]×5[s]=5[mAs]=5[mC]の電荷が移動することになるので、このときのキャパシタ8の電圧低下を1[V]以内に留めるには、キャパシタ8の容量が5[mF]以上に設定されればよい。同じ条件下で、キャパシタ8としてNECトーキン社製スーパーキャパシタFCシリーズの定格品(5.5[V]/0.047[F])を選定した場合、1回の送受信によるキャパシタ8の電圧低下は、約0.1[V]となる。この場合は、電源配線Vの電位が3.9[V]以上に維持される。
なお、キャパシタ8の充電中にも外部インターフェース回路6への電力供給が必要とされる場合には、図5(A)に示すように、外部インターフェース回路6の通信端末側回路部分6bに、キャパシタ8およびリレー7に加え、さらに補助キャパシタ8’が備えられる。この構成によれば、キャパシタ8の充電中に、補助キャパシタ8’の放電電力で外部インターフェース回路6を駆動することができる。補助キャパシタ8’は、キャパシタ8を補助するもの故、その容量はキャパシタ8よりも小さくてよい。
あるいは、図5(B)に示すように、外部インターフェース回路6の通信端末側回路部分6bに、キャパシタ8およびリレー7に加え、さらに別のキャパシタ8”およびリレー7’が備えられる。キャパシタ8”は、キャパシタ8と同様に、制御部3の制御下でリレー7’が動作することにより、その両端が本体部2(電源配線VDD)側に接続される充電位置と両端が外部インターフェース6(電源配線V)側に接続される放電位置とに間欠的に切り替えられる。
この構成によれば、2つのキャパシタ8、8”の充電のタイミングをずらし、どちらか一方が常に放電位置をとるようにすることで、より確実に外部インターフェース回路6に電力を供給することができる。
図3(A)は、本発明の通信制御装置に通信端末としてLPガス用のS型メータを接続した実施例における、通信制御装置および通信端末の動作を説明するグラフであり、図3(B)は、同実施例における、通信制御装置および通信端末間でなされる通信動作と、キャパシタの動作状態を示すグラフである。
この実施例では、例えば、本発明の通信制御装置が通信回線および関係する通信網を介して集中監視センターに接続されている場合、集中監視センターが通信端末5にデータを送信するときに、制御部3はキャパシタ8を充電位置から放電位置に切り替え、通信端末側回路部分6bを動作可能な状態とする。その後、制御部3は、集中監視センターから送信されてきたデータに合わせてSO端子の電圧を変化させる。これにより、M(DT)端子の電圧が集中監視センターから送信されたデータに合わせて変動する。
また、制御部3は、通信端末5が通信要求を発しているか否かを判断するために、一定のタイミングでキャパシタ8を充電位置から放電位置に切り替え、外部インターフェース回路6の通信端末側回路部分6bを一時的に動作可能な状態とする。図3(A)のグラフ(II)に示すように、この実施例では、500[ms]毎に5[ms]だけキャパシタ8が充電位置から放電位置に切り替えられる。この500[ms]の時間間隔は通信端末5の通信要求時間(図3(A)のグラフ(I)の1000[ms])よりも短く設定される。また、5[ms]の時間間隔は送信用フォトカプラPC1および受信用フォトカプラPC2における遅延時間等を考慮して設定される。
通信端末5が通信要求を発していないとき、すなわち、M(DT)端子およびM(SG)端子が非短絡とされているときに、キャパシタ8が充電位置から放電位置に切り替わり、SO端子の電圧がHレベルになると、SI端子の電圧はHレベルとなる。一方、通信端末5が通信要求を発しているとき、すなわち、M(DT)端子およびM(SG)端子が短絡されているときに、キャパシタ8が充電位置から放電位置に切り替わり、SO端子の電圧がHレベルになると、SI端子の電圧はLレベルとなる。つまり、制御部3は、SI端子の電圧に基づいて、通信端末5が通信要求を発しているか否かを判断することができる。
図3(B)を参照して、制御部3は、通信端末5が通信要求を発していると判断すると(図3(B)の時間T3)、時間T5までキャパシタ8に充電位置をとらせ続ける。そして、その間に、M(DT)端子およびM(SG)端子の短絡状態が変化することにより、通信端末5から制御部3にデータが送信される。制御部3は、通信端末5から受信したデータを集中監視センターに送信する。
図8(A)には、本発明の通信制御装置を、通信網としての電力線搬送通信を電気配線(屋内電気配線15aと電力引込線15bからなる)に接続した場合の実施例を示した。なお、図8(A)中、図1に示した構成要素と同じものには同一番号を付し、以下ではそれらの説明は省略する。
この実施例では、通信制御装置1の制御部3はPLCモデム11を有しており、また、電力引込線15bおよび屋内電気配線15a間に電力スマートメータ14が配置され、電力スマートメータ14の通信機能部14aはPLCモデム11を有している。
なお、通信制御装置1を電力スマートメータ14の通信機能部14aとして構成することもできる。
本発明によれば、通信制御装置1の本体部2と外部インターフェース回路6との間にキャパシタ8を配置し、キャパシタ8の両端子をリレー7によって、両端子が本体部2側に接続される充電位置と、両端子が外部インターフェース回路6側に接続される放電位置とに一定のタイミングで間欠的に切り替えるようにしたので、低コストで、しかも通信を不安定化させることなく、通信制御装置1の外部インターフェース回路6を本体部2から直流的に絶縁した状態で、本体部2から外部インターフェース回路6に対し電力供給することができる。
そして、この場合、電源部として家庭用AC電源や、家庭用AC電源と二次電池との組み合わせを使用すれば、通信網の種類によらず電池交換は全く不要となる。
また、通信網を電話サービス網としたときは、電源部として一次電池と局給電との組み合わせや、一次電池と局給電および二次電池との組み合わせ等を使用すれば、長期間にわたって電池交換をすることなくかつ安定的に本体部から外部インターフェース回路への電力供給ができる。
図4には、本発明の通信制御装置を、端末網制御装置(T−NCU)として電話回線に接続し、通信制御装置の電源として一次電池、二次電池および局給電を利用する場合の構成を概略的に示した。なお、図4中、図1に示した構成要素と同じものには同一番号を付し、以下、それらの詳細は省略する。
図4を参照して、9は通信部であり、信号検出・制御回路およびMODEM回路等を有している。また、ブロック10は、図1の実施例のキャパシタ8と切替回路(リレー)7を統合的に示している。L、Lは電話回線接続端子であり、T、Tは電話機接続端子である。BATT1は一次電池であり、初期状態での端子電圧は約3Vである。BATT2は2次電池である。
そして、L、Lに電話回線(図示はしない)が接続され、T、Tに電話機(図示はしない)が接続されて、電話機またはT−NCU自身がオフフックして通話状態になると、ループ電流が流れる。このとき、ダイオード・ブリッジによる整流がなされ、ツェナーダイオードZD5で約5Vの電圧が発生する。そして、ツェナーダイオードZD4とトランジスタTRによって4Vが発生し、BATT2に充電がなされる。
BATT1およびBATT2はダイオードORによってOR接続されており、BATT1およびBATT2のうちの電圧の高い方から電力が供給される。ダイオードORは、電圧降下をできるだけ抑制するため、理想ダイオードICであることが好ましい。
なお、BATT2とBATT1が同じ電圧になったときは、両方から電力供給し、以降、同じ電圧で電力供給がなされる。
実際の運用に際しては、常時、BATT2から電力供給がなされるように設計される。そして、通信が行われず、通話電流が流れない状態が長時間継続する等して、BATT2の充電量が減少し、端子電圧が一定値(例えば3.5V)まで低下したとき、制御部3が起動し、当該T−NCUを管理する集中監視センターへの状況報告用のセンター回線(の電話番号)に対し発呼して、BATT2の充電量の低下を通知する。
それによって通話電流が流れ、この通話がオフフックされるまでの間に、BATT2に一定量の充電がなされて端子電圧が上昇し、BATT1の消耗が回避される。
以上、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明したが、本発明の構成は上記実施例に限定されるものではない。
本発明の別の実施例によれば、図6に示すように、通信制御装置には複数の通信端末5a、5b、・・・が接続され、よって、通信制御装置は、複数の外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)6b、6b’・・・を備えている。
そして、通信端末装置の本体部と、各外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)6b、6b’・・・との間に、キャパシタとリレーの組(7、8;7’、8’;・・・)が配置される。
この構成によれば、複数の各外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)6b、6b’・・・をそれぞれ本体部2から、かつ互いに直流的に絶縁した状態で、各外部インターフェース回路(通信端末側回路部分)6b、6b’・・・に対して本体部2から電力供給を行うことができる。
本発明のさらに別の実施例によれば、図7(A)に示すように、キャパシタ8の端子電圧を検出する電圧検出部13が備えられるとともに、2接点リレー7の代わりに3接点リレー7”が配置され、キャパシタ8が放電位置から充電位置に切り替わる途中(放電後、充電される前)におけるキャパシタ8の端子電圧が電圧検出部13によって測定され、電圧検出部13の検出値に基づいて、キャパシタ8の充電位置と放電位置との切り替えのタイミングが調整されるようになっている。
あるいは、図7(B)に示すように、キャパシタ8の端子電圧を検出する電圧検出部13が備えられるとともに、2接点・中立付きリレー7”が配置され、このリレー7”が中立位置をとるとき、別のリレー接点12が閉じられてキャパシタ8の端子電圧が電圧検出部13によって測定され、電圧検出部13の検出値に基づいて、キャパシタ8の充電位置と放電位置との切り替えのタイミングが調整されるようになっている。
図8(B)は、本発明のさらに別の実施例による通信制御装置の概略的な回路図である。図8(B)を参照して、この実施例では、通信制御装置は、電力線搬送通信を行う屋内電気配線を通じて互いに通信可能に接続された第1および第2ユニット1a、1bを備えている。
そして、第1ユニット1aは、通信回線17および屋内電気配線16間の通信を制御する第1制御部3aと、第1電源部4aとを有している。第1制御部3aは、PLCモデム11aを有している。
また、第2ユニット1bは、屋内電気配線16および通信端末5間の通信を制御する第2制御部3bと、第2電源部4bとを有する第2ユニット本体部2aと、通信端末5を収容するとともに、第2ユニット本体部2aから直流的に絶縁された状態で電力供給を受ける外部インターフェース回路6とを備えている。
第2ユニット1bは、さらに、第2ユニット本体部2aおよび外部インターフェース回路6間に配置され、所定の容量を有するキャパシタ8と、所定の絶縁抵抗および所定の耐電圧性能を有し、キャパシタ8をその両端子が第2ユニット本体部2a側に接続される充電位置と、両端子が外部インターフェース回路6側に接続される放電位置とに一定のタイミングで間欠的に切り替える切替回路7とを備えている。キャパシタ8および切替回路7は、図1の実施例の場合と同様の構成を有している。
この実施例によれば、通信制御装置を第1および第2ユニット1a、1bの2つのユニットから構成し、これらのユニットを電力線搬送通信を行う屋内電気配線16を介して互いに通信可能に接続するとともに、第1ユニット1aによって通信回線17および屋内電気配線16間の通信を制御する一方、第2ユニット1bによって屋内電気配線16および通信端末5間の通信を制御するようにしたので、既存の電話回線および光回線等と屋内電気配線とを利用して、低コストでかつ簡単に、ガスメータ、電力メータおよび水道メータ間の通信、並びにこれらのメータと外部通信網との間の通信を統合制御できる。
1 通信制御装置
1a 第1ユニット
1b 第2ユニット
2 本体部
2a 第2ユニット本体部
3 制御部
3a 第1制御部
3b 第2制御部
4 電源部
4a 第1電源部
4b 第2電源部
5 通信端末
6 外部インターフェース回路
6a 本体部側回路部分
6b、6b’ 通信端末側回路部分
7、7’ 2回路2接点リレー
7” 2接点中立付きリレー
8、8’、8’’ キャパシタ
9 通信部
10 キャパシタおよびリレー
11、11a、11b PLCモデム
12 リレー接点
13 電圧検出部
14 電力スマートメータ
14a 通信機能部
15a、15b 電気配線
16 屋内電気配線
17 電話回線
20 回線監視部
21 極性・電圧監視部
22 ループ電流監視部
23 電源部
24 通信部
25 制御部
26 外部インターフェース回路
27a、27b 2線式伝送線路
28 通信端末
29 フォトカプラ
30 本体部
31 DC−DCコンバータ

Claims (4)

  1. 通信回線に接続されるとともに、関係する通信網を通じてデータ通信を行う通信端末を収容し、前記通信回線および前記通信端末間の通信制御を行う通信制御装置であって、
    前記通信制御を行う制御部、および電源部を有する本体部と、
    前記通信端末を収容するとともに、前記本体部から直流電圧の供給を受ける外部インターフェース回路と、を備え、
    前記本体部の基準電位および動作電圧が、前記通信端末の基準電位および動作電圧よりも大きく変動するものにおいて、
    前記外部インターフェース回路が、前記本体部の前記電源部から供給された直流電圧によって駆動される本体側回路部分と、前記通信端末に接続された通信端末側回路部分とを有し、
    前記本体側回路部分および前記通信端末側回路部分はフォトカプラを有し、前記フォトカプラによって、前記通信端末側回路部分が前記本体部から直流的に絶縁された状態で、前記本体部および前記通信端末側回路間において信号が光で伝送されるようになっており、さらに、
    所定の容量を有し、前記本体部および前記通信端末側回路部分間に配置された1または複数のキャパシタと、
    所定の絶縁抵抗および所定の耐電圧性能を有し、前記キャパシタの両端子を、当該両端子が前記本体部側に接続される充電位置と、当該両端子が前記通信端末側回路部分側に接続される放電位置とに、前記通信回線および前記通信端末間の通信を妨げないタイミングで間欠的に切り替える切替回路と、を備えたものであることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記通信網が電話サービス網であり、前記通信回線が電話回線であることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記電源部は二次電池を有し、前記二次電池が前記電話回線の通話電流によって充電されることを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記通信網が電力線搬送通信を行う電気配線からなっていることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
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