JP2013239631A - 回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法 - Google Patents

回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013239631A
JP2013239631A JP2012112510A JP2012112510A JP2013239631A JP 2013239631 A JP2013239631 A JP 2013239631A JP 2012112510 A JP2012112510 A JP 2012112510A JP 2012112510 A JP2012112510 A JP 2012112510A JP 2013239631 A JP2013239631 A JP 2013239631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
circuit board
heat dissipation
heat
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012112510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6119111B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Abe
知行 阿部
庸一 ▲高▼須
Yoichi Takasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2012112510A priority Critical patent/JP6119111B2/ja
Publication of JP2013239631A publication Critical patent/JP2013239631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6119111B2 publication Critical patent/JP6119111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

【課題】放熱効果の高い回路基板、電子装置を実現する。
【解決手段】回路基板10Aの内部に熱拡散層12を設け、回路基板10Aの表面に多孔質の放熱層13を設けて、熱拡散層12と放熱層13とを、ビア11b及び配線層11aを用いて接続する。熱拡散層12に伝熱された熱は、ビア11b及び配線層11aを通じて放熱層13に伝熱され、放熱される。多孔質の放熱層13を設けることで、放熱面積が大きく、放熱効果の高い回路基板10Aが実現される。このような回路基板10Aを用いることにより、放熱効果の高い電子装置が実現される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板及び回路基板の製造方法、並びに回路基板を含む電子装置及び電子装置の製造方法に関する。
発熱する電子部品が回路基板に実装された電子装置の放熱技術として、電子部品に放熱フィンを搭載する技術、回路基板にヒートシンクを搭載する技術等が知られている。更に、回路基板に放熱板、放熱フィンを搭載する技術、回路基板の電極(裏面電極)に凹凸部を設けて放熱面積を増大させる技術等も知られている。
また、従来、基板内或いは基板上に、気孔を内蔵した低抵抗配線導体を設け、それにワイヤやハンダ等で半導体素子を接続する電子装置等が知られている。
実開平06−077281号公報 特開2006−351976号公報 特開平11−312850号公報
放熱フィンやヒートシンク等の放熱体は、電子装置によっては搭載スペースに制限があり、採用することができない場合がある。或いは、そのような搭載スペースの制限のために、放熱体のサイズを大きくして放熱性(放熱効果)を高めるといった手法を採用することができない場合がある。
これまでの放熱技術では、電子装置の回路基板に実装される電子部品の発熱量に応じた放熱面積を確保して所望の放熱効果を得ることができない場合がある。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板の内部に設けられた熱拡散層と、前記基板の表面に設けられた多孔質の放熱層と、前記熱拡散層と前記放熱層とに接続された伝熱部とを含む回路基板が提供される。
また、本発明の一観点によれば、内部に熱拡散層が設けられた基板を準備する工程と、前記基板に、前記熱拡散層に接続される伝熱部を設ける工程と、前記基板の表面に、前記伝熱部に接続される多孔質の放熱層を設ける工程とを含む回路基板の製造方法が提供される。
また、本発明の一観点によれば、上記のような回路基板を含む電子装置、電子装置の製造方法が提供される。
開示の技術によれば、回路基板の熱を、多孔質の放熱層に伝熱して放熱することが可能になり、放熱効果の高い回路基板を実現することが可能になる。また、このような回路基板を用いることにより、放熱効果の高い電子装置を実現することが可能になる。
回路基板の第1構成例を示す図である。 電子装置の一例を示す図である。 回路基板の第2構成例を示す図である。 回路基板表面側の放熱層の一例を示す図である。 回路基板裏面側の放熱層の一例を示す図である。 回路基板の第3構成例を示す図である。 回路基板の第4構成例を示す図である。 放熱層形成方法の一例の説明図である。 両面配線板形成工程の説明図である。 熱拡散層形成工程の説明図(その1)である。 熱拡散層形成工程の説明図(その2)である。 積層工程の説明図である。 ビア形成工程の説明図(その1)である。 ビア形成工程の説明図(その2)である。 保護膜形成工程及び放熱層配設工程の説明図である。 電子装置の製造方法の一例を示す図である。
図1は回路基板の第1構成例を示す図である。図1には、回路基板の一例の断面を模式的に図示している。
図1に示す回路基板10Aは、配線層11a及びビア11bが設けられた基板11、基板11の内部に設けられた熱拡散層12、基板11上に設けられた多孔質の放熱層13、及び基板11上に設けられた保護膜14を有する。
ここでは基板11として、銅(Cu)等を用いて複数層に設けられた配線層11aと、複数層を貫通するビア11bを備える多層基板を例示している。基板11には、例えば、ガラスエポキシ等の基材11cの両面に配線層11aを設けた両面配線板11dを複数枚、プリプレグ等の絶縁層11eを介して積層したものが用いられる。
熱拡散層12は、基板11の内部、ここでは基板11の中央部となる層に、設けられる。熱拡散層12と、その上下の両面配線板11dの間には、絶縁層11eが設けられる。熱拡散層12には、例えば、箔状、板状で、配線層11aよりも厚いものが用いられる。熱拡散層12の厚みは、例えば、500μm〜2mmとされる。熱拡散層12は、基板11の内層に全体的に(プレーン状に)設けられる。熱拡散層12には、一部のビア11bが接続され、熱拡散層12を非接触で貫通するビア11bの部位には孔12aが設けられる。
熱拡散層12には、熱伝導率が高く、熱拡散層12に伝熱された熱をその層内に拡散させ易い材料が用いられる。このような材料としては、銅、アルミニウム(Al)、ステンレス等の金属材料、グラフェン、カーボンナノチューブ等の炭素材料等を用いることができる。
放熱層13は、基板11上、ここでは基板11の表層に設けられて熱拡散層12にビア11bで接続された配線層11aの上に、設けられる。例えば、放熱層13は、そのような配線層11aの上に、導電性ペースト等、熱伝導性を有する接合材料(図示せず)を用いて接合される。放熱層13には、熱伝導率の高い材料が用いられる。このような材料としては、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属材料、グラフェン、カーボンナノチューブ等の炭素材料等を用いることができる。このような材料を用いて、多孔質の放熱層13が形成される。
熱拡散層12に伝熱され拡散された熱は、熱拡散層12に繋がるビア11bを通じて表層の配線層11a、更にそれに接続された放熱層13に伝熱される。放熱層13に伝熱された熱は、放熱層13から回路基板10Aの外部へと放熱される。放熱層13に多孔質材料を用いることで、その表面積(比表面積、放熱面積)を増大させることができるため、放熱層13に伝熱された熱を、その気孔内を流れる外気によって効果的に放熱することが可能になっている。
尚、回路基板10Aから外部への放熱経路は、放熱層13からの経路に限定されるものではない。
放熱層13には、気孔率が、好ましくは体積比率で50%以上、より好ましくは体積比率で80%以上の多孔質材料が用いられる。気孔率が体積比率で50%を下回るような場合には、外気が気孔内を流れ難くなり、効果的に放熱が行えない可能性がある。
基板11上には、ソルダレジスト等の保護膜14が設けられる。基板11の表層(ここでは表面側と裏面側)の配線層11aは、各々の表面の少なくとも一部が保護膜14から露出する。
保護膜14から露出する配線層11aの一部は、回路基板10Aの外部接続端子(電極部)となる。例えば、そのような配線層11aのうち、基板11の表面側に露出する配線層11aは、半導体装置等の電子部品を実装するための端子となり、基板11の裏面側に露出する配線層11aは、回路基板10Aをマザーボード等の他の基板に実装するための端子となる。
放熱層13は、ここでは保護膜14から露出する所定の配線層11a上に設けられる。放熱層13、及び放熱層13が設けられる配線層11aは、外部接続端子として利用される配線層11aの配設領域以外の領域に設けられる。
尚、基板11のビア11bには、所謂サーマルビアのような熱伝導パスとして設けられるもののほか、信号線、グランド(GND)線として設けられるものが含まれ得る。
また、熱拡散層12としては多層基板に設けられるGNDプレーン配線を利用してもよく、或いは熱拡散層12を多層基板に設けられるGNDプレーン配線として利用してもよい。
ここで、上記のような回路基板10Aを用いた電子装置の一例を図2に示す。図2には、回路基板10Aを用いた電子装置の一例の断面を模式的に図示している。
図2に示す電子装置20は、回路基板10A、回路基板10Aに実装された半導体パッケージ(半導体装置(電子部品))30、及び半導体パッケージ30に搭載された放熱フィン(放熱体)40を有する。
半導体パッケージ30は、パッケージ基板(回路基板)31、及びパッケージ基板31に実装された半導体チップ(半導体素子)32を備える。半導体チップ32は、ここでは図示を省略するが、パッケージ基板31にフリップチップ接続されて実装される。このような半導体パッケージ30が、ソルダボール等のバンプ33を介して、回路基板10Aの所定の配線層11a(外部接続端子)に電気的に接続される。
半導体パッケージ30の上には、針状や板状の複数のフィン41を備えた放熱フィン40が搭載される。放熱フィン40は、熱伝導性の接合材料(図示せず)等を介して、半導体パッケージ30の上に搭載され、半導体パッケージ30と熱的に接続される。
半導体パッケージ30は、動作に伴い発熱する。半導体パッケージ30の過熱は、その寿命の低下を招いたり、リーク電流の増加による性能低下を招いたりする可能性がある。そのため、半導体パッケージ30で発生した熱を放熱し、冷却する必要がある。電子装置20では、まず、半導体パッケージ30に放熱フィン40を搭載することで、半導体パッケージ30の放熱(冷却)を行う。放熱フィン40を搭載した電子装置20に対し、ファンによる空冷を行うことで、より放熱効果が高められる。
更に、この電子装置20では、半導体パッケージ30が実装された回路基板10Aに多孔質の放熱層13が設けられる。半導体パッケージ30で発生した熱は、例えば、回路基板10Aに伝熱され、ビア11bを通じて、そのビア11bに接続された熱拡散層12に伝熱される。熱拡散層12に伝熱された熱は、その層内に拡散され、熱拡散層12に接続されたビア11bを通じて、そのビア11bに接続された配線層11a、更に放熱層13へと伝熱される。
ここで、放熱層13には、多孔質材料が用いられる。そのため、放熱層13は、そのような多孔質材料を用いていないものに比べて、放熱面積が大きくなっている。また、所定の気孔率を有する放熱層13を用いることで、回路基板に複数のフィンを備えた放熱フィンを設けたものや、凹凸表面を形成した部材を設けたものに比べて、放熱面積を大きくすることができる。このような多孔質の放熱層13の気孔内を外気が流れることで、半導体パッケージ30で発生し、回路基板10Aに輸送され、その放熱層13まで伝熱された熱が、電子装置20の外部へと効果的に放熱される。
尚、電子装置20から外部への放熱経路は、放熱フィン40、放熱層13からの経路に限定されるものではない。
半導体パッケージ30に放熱フィン40を搭載し、回路基板10Aに多孔質の放熱層13を設けることで、半導体パッケージ30で発生した熱を効果的に放熱し、その過熱を抑え、寿命や性能の低下を抑えることができる。
更に、多孔質の放熱層13は、小さなサイズでも大きな放熱面積を得ることができる。そのため、電子装置20に含まれる部品や部材、電子装置20の周辺に配置される部品や部材と干渉しないサイズで、放熱面積の大きい放熱層13を、回路基板10Aに設けることができる。
電子装置20の放熱効果を高める方法としては、空冷に用いるファンの能力を向上させる方法、放熱フィン40を大型化する(その放熱面積を大きくする)方法等がある。しかし、ファン能力を向上させると、電子装置20を含めたシステム全体の消費電力が増加してしまう場合がある。また、搭載スペースが制限され、放熱フィン40を大型化することができない場合がある。更に、電子装置20が配置される環境によっては、回路基板10Aの裏面側(半導体パッケージ30の実装面と反対の面側)に空間が確保できず、回路基板10Aにヒートシンク等の比較的大型の放熱体を搭載することができない場合もある。
これに対し、上記のような多孔質の放熱層13は、大型化を抑えて放熱面積の増加を図ることができる。放熱層13を用いることで、放熱フィン40の大型化を不要にし、ファン能力向上のための消費電力の増加を抑制して、高い放熱効果を得ることができる。
尚、ここでは、回路基板10Aに半導体パッケージ30が実装された電子装置20を例示したが、回路基板10Aには、半導体パッケージ30に替えて、或いは半導体パッケージ30と共に、様々な電子部品を実装することができる。
また、図1及び図2には、回路基板10Aの一方の面側に多孔質の放熱層13を設ける場合を例示したが、放熱層13は、回路基板10Aの他方の面側にも設けることができる。
図3は回路基板の第2構成例を示す図である。図3には、回路基板の一例の断面を模式的に図示している。
図3に示す回路基板10Bは、一方の面(表面)側に設けられた多孔質の放熱層13、及び他方の面(裏面)側に設けられた多孔質の放熱層15を有する。放熱層15は、基板11の裏面に設けられて熱拡散層12にビア11bで接続された配線層11aの上に、設けられる。例えば、放熱層15は、そのような配線層11aの上に、熱伝導性を有する接合材料(図示せず)を用いて接合される。放熱層15は、保護膜14から露出する所定の配線層11a上に設けられる。放熱層15には、放熱層13と同様、金属材料、炭素材料等を用いることができ、その気孔率は、好ましくは体積比率で50%以上、より好ましくは体積比率で80%以上とすることができる。
回路基板10Bでは、熱拡散層12に伝熱され拡散された熱が、熱拡散層12に繋がるビア11bを通じて表面側の配線層11a、放熱層13、及び裏面側の配線層11a、放熱層15に伝熱される。放熱層13及び放熱層15に伝熱された熱は、放熱層13及び放熱層15からそれぞれ回路基板10Bの外部へと放熱される。放熱層13及び放熱層15に多孔質材料を用いることで、その放熱面積を増大させることができ、放熱層13及び放熱層15に伝熱された熱を、各々の気孔内を流れる外気によって効果的に放熱することができる。このように回路基板10Bの表面側及び裏面側にそれぞれ放熱層13及び放熱層15を設けることで、大きな放熱面積を確保し、高い放熱効果を得ることができる。
尚、回路基板10Bから外部への放熱経路は、放熱層13及び放熱層15からの経路に限定されるものではない。
また、回路基板10Bの表面側に放熱層13を設けず、裏面側にのみ放熱層15を設けることもできる。
続いて、上記のような放熱層13及び放熱層15の平面配置について説明する。
図4は回路基板表面側の放熱層の一例を示す図である。図4には、回路基板表面側の平面配置の一例を模式的に図示している。
回路基板10(例えば上記の回路基板10A、回路基板10B)の表面側には、例えば図4に示すように、電子部品50として、CPUモジュール51、メモリモジュール52、I/Oコントロールモジュール53、コネクタ54が、それぞれ所定の箇所に実装される。
このような電子部品50が実装される回路基板10の表面側に、上記のような多孔質の放熱層13が設けられる。放熱層13は、電子部品50が実装される領域以外の領域に設けられる。回路基板10には、例えば、放熱層13を設ける領域の下に、保護膜14から露出する配線層11aが設けられ、その配線層11aの上に、放熱層13が設けられる。図4には、電子部品50が実装されない領域に、平面ライン状の放熱層13を3本並設した例を示している。
図4に示すように、回路基板10の表面側の、一定広さの領域に、多孔質の放熱層13を設けることで、一定の放熱面積を確保し、放熱効果の高い回路基板10を実現することができる。
図5は回路基板裏面側の放熱層の一例を示す図である。図5には、回路基板裏面側の平面配置の一例を模式的に図示している。
回路基板10(例えば上記の回路基板10B)の裏面側にも同様に、一定広さの領域に多孔質の放熱層15を設けることができる。図5には、回路基板10の四辺の端部にそれぞれ平面ライン状の放熱層15を設け、更に、それらに繋がる平面十字状の放熱層15を設けた例を示している。回路基板10には、例えば、放熱層15を設ける領域の下に、保護膜14から露出する配線層11aが設けられ、その配線層11aの上に、放熱層15が設けられる。ここでは図示を省略するが、回路基板10の裏面側に保護膜14から露出する外部接続端子(配線層11a)が存在する場合には、そのような外部接続端子の領域以外の領域に、放熱層15が設けられる。
図5に示すように、回路基板10の裏面側の、一定広さの領域に、多孔質の放熱層15を設けることで、一定の放熱面積を確保し、放熱効果の高い回路基板10を実現することができる。
放熱層13及び放熱層15の平面配置は、回路基板10に実装される電子部品50の配置、電子部品50の電気的動作に用いられる配線パターンの配置、電子部品50の発熱量等を基に、設定することができる。
以上の説明では、基板11表層の配線層11aの上に多孔質の放熱層13及び放熱層15を設ける場合を例示したが、放熱層13及び放熱層15は、基板11表層の配線層11aに熱的に接続されれば、必ずしも配線層11aの上に設けることを要しない。
図6は回路基板の第3構成例を示す図である。図6には、回路基板の一例の断面を模式的に図示している。
図6に示す回路基板10Cは、基板11の表層(表面側)の配線層11aに隣接して、基板11の表面に、多孔質の放熱層13が設けられている点で、上記図1に示した回路基板10Aと相違する。この回路基板10Cにおいて、放熱層13は、隣接する配線層11aに、例えば、導電性ペースト等、熱伝導性を有する接合材料(図示せず)を用いて接合され、熱的に接続される。このように放熱層13に接続された配線層11aは、ビア11bを介して熱拡散層12に接続される。
このような回路基板10Cでも、熱拡散層12に伝熱され拡散された熱は、熱拡散層12に繋がるビア11bを通じて表層の配線層11a、放熱層13に伝熱され、放熱層13に伝熱された熱は、放熱層13から回路基板10Cの外部へと放熱される。放熱層13に多孔質材料を用いることで、その放熱面積を増大させ、放熱層13に伝熱された熱を、その気孔内を流れる外気によって効果的に放熱することができる。
尚、回路基板10Cから外部への放熱経路は、放熱層13からの経路に限定されるものではない。
図7は回路基板の第4構成例を示す図である。図7には、回路基板の一例の断面を模式的に図示している。
図7に示す回路基板10Dは、基板11の表層(表面側及び裏面側)の配線層11aに隣接して、基板11の表裏面に、多孔質の放熱層13及び放熱層15が設けられている点で、上記図3に示した回路基板10Bと相違する。この回路基板10Dにおいて、放熱層13及び放熱層15はそれぞれ、隣接する配線層11aに、例えば、導電性ペースト等、熱伝導性を有する接合材料(図示せず)を用いて接合され、熱的に接続される。このように放熱層13及び放熱層15に接続された配線層11aはそれぞれ、ビア11bを介して熱拡散層12に接続される。
このような回路基板10Dでも、熱拡散層12に伝熱され拡散された熱は、熱拡散層12に繋がるビア11bを通じて表面側の配線層11a、放熱層13、及び裏面側の配線層11a、放熱層15に伝熱される。放熱層13及び放熱層15に伝熱された熱は、放熱層13及び放熱層15からそれぞれ回路基板10Dの外部へと放熱される。放熱層13及び放熱層15に多孔質材料を用いることで、その放熱面積を増大させ、放熱層13及び放熱層15に伝熱された熱を、各々の気孔内を流れる外気によって効果的に放熱することができる。
尚、回路基板10Dから外部への放熱経路は、放熱層13及び放熱層15からの経路に限定されるものではない。
また、回路基板10Dの表面側に放熱層13を設けず、裏面側にのみ放熱層15を設けることもできる。
図6及び図7に示したような回路基板10C及び回路基板10Dにおいて、放熱層13及び放熱層15は、例えば、上記図4及び図5に示したような平面配置とすることが可能である。放熱層13及び放熱層15の平面配置は、回路基板10C及び回路基板10Dに実装される電子部品の配置、電子部品の電気的動作に用いられる配線パターンの配置、電子部品の発熱量等を基に、設定することができる。
尚、以上述べたような多孔質の放熱層13及び放熱層15を金属材料で形成する場合、放熱層13及び放熱層15の形成には、例えば、所謂パウダースペースホルダー法を用いることができる。
図8は放熱層形成方法の一例の説明図である。
パウダースペースホルダー法では、まず、放熱層13及び放熱層15に用いる粉末状の金属材料110と、バインダとなる粉末状の樹脂等の材料(バインダ材料)120を混合し(図8(A))、所定の形状に成形して成形体130aとする(図8(B))。そして、その成形体130aからバインダ材料120を選択的に溶融除去(脱脂)し、その後、焼結する(図8(C))。これにより、バインダ材料120が脱脂された部分が気孔131となった焼結体130、即ち多孔質の放熱層13及び放熱層15が得られる。
この方法では、混合する粉末状の金属材料110及びバインダ材料120の粒径、混合比等を調整することで、所望の気孔サイズ、気孔率の放熱層13及び放熱層15を形成することができる。
また、多孔質の放熱層13及び放熱層15を、炭素材料で形成する場合には、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いることができる。CVD法を用いて別途作製されたカーボンナノチューブやグラフェン等を、放熱層13及び放熱層15に利用することができる。また、放熱層13及び放熱層15を形成すべき領域に直接、CVD法を用いてカーボンナノチューブやグラフェン等を作製することもできる。このほか、所謂鋳型法を用い、炭素源となるポリマと鋳型となる界面活性剤ミセルの複合体を形成し、界面活性剤の除去とポリマの炭素化を行うことで、多孔質の放熱層13及び放熱層15を形成することもできる。
尚、上記のように、熱拡散層12には箔状、板状のものを用いることができる。この熱拡散層12の形成に、放熱層13及び放熱層15と同様の上記手法を用いてもよい。
次に、上記のような多孔質の放熱層を設けた回路基板の製造方法の一例について、図9〜図15を参照して説明する。ここでは、表裏面にそれぞれ放熱層13及び放熱層15を設ける回路基板10Bの製造を例に、その工程を説明する。
まず、両面配線板の形成工程について説明する。
図9は両面配線板形成工程の説明図である。図9において、(A)は両面銅張板の一例の断面模式図、(B)はレジスト形成工程の一例の断面模式図、(C)はレジストパターニング工程の一例の断面模式図、(D)はエッチング工程の一例の断面模式図、(E)はレジスト剥離工程の一例の断面模式図である。
まず、図9(A)に示すような両面銅張板11daを準備する。両面銅張板11daは、基材11cと、その両面にラミネートされた銅箔11aaを含む。基材11cには、例えば、ガラスエポキシ基材が用いられる。基材11cには、例えば、平面サイズ340mm×510mm、厚さ0.2mmのものが用いられる。
図9(A)のような両面銅張板11daに、図9(B)〜(E)に示すようにして配線層11aを形成する。まず、図9(B)に示すように、両面銅張板11daの両面にレジスト60を形成する。例えば、両面銅張板11daの両面にドライフィルムレジストをラミネートし、レジスト60とする。次いで、形成したレジスト60の露光、現像を行い、図9(C)に示すように、配線層11aの形成領域以外の領域に開口を設けたレジストパターン61を形成する。このレジストパターン61をマスクにして、両面銅張板11daの銅箔11aaをウェットエッチング等でエッチングし、図9(D)に示すような、配線層11aが形成された両面配線板11dを形成する。両面配線板11dの形成後は、図9(D)に示すように、レジストパターン61(レジスト60)を剥離する。
この図9に示すような方法を用い、製造する回路基板(ここでは回路基板10B)の配線層数に応じた所定枚数の両面配線板11dを形成する。例えば、8層の配線層を備える回路基板10Bを製造する場合であれば、図9のような方法を用いて4枚の両面配線板11dを形成する。
尚、図9には、両面銅張板11daの両面を共にパターニングして配線層11aを形成する場合を例示したが、この図9の例に従い、両面銅張板11daの片面のみをパターニングして両面配線板11dを得ることもできる。
続いて、熱拡散層の形成工程について説明する。
図10及び図11は熱拡散層形成工程の説明図である。図10及び図11において、(A)は銅箔ラミネート工程の一例の断面模式図、(B)はレジストパターニング工程の一例の断面模式図、(C)はエッチング工程の一例の断面模式図、(D)はレジスト剥離工程の一例の断面模式図、(E)は銅箔剥離工程の一例の断面模式図である。
まず、図10(A)に示すような銅箔12aaを準備する。例えば、厚さ500μmの銅箔12aaを準備する。準備した銅箔12aaを、図10(A)に示すように、発泡テープ62を用いて支持体63にラミネートする。この銅箔12aaに、位置合わせマークとなる貫通孔(図示せず)をコーナ部に形成する。そして、図10(B)に示すように、銅箔12aaにドライフィルムレジスト等のレジストを形成し、その露光、現像を行い、孔12aの形成位置に開口を設けたレジストパターン64を形成する。このレジストパターン64をマスクにして、図10(C)に示すように、銅箔12aaを、その厚さの半分程度まで、ウェットエッチング等でエッチング(ハーフエッチング)し、凹部12abを形成する。凹部12abの形成後は、図10(D)に示すように、レジストパターン64を剥離する。その後、加熱を行い、図10(E)に示すように、凹部12abを形成した銅箔12aaを発泡テープ62から剥離する。
このようにして凹部12abを形成した銅箔12aaを、図11(A)に示すように、発泡テープ62を用いて支持体63にラミネートする。そして、図11(B)に示すように、銅箔12aaにドライフィルムレジスト等のレジストを形成し、その露光、現像を行い、孔12aの形成位置に開口を設けたレジストパターン65を形成する。このレジストパターン65をマスクにして、図11(C)に示すように、銅箔12aaをウェットエッチング等でエッチングし、孔12aを形成する。これにより、発泡テープ62上に、孔12aが設けられた熱拡散層12が形成される。孔12aの形成後は、図11(D)に示すように、レジストパターン65を剥離し、その後、加熱を行い、図11(E)に示すように、孔12aを設けた熱拡散層12を発泡テープ62から剥離する。
続いて、両面配線板及び熱拡散層の積層工程について説明する。
図12は積層工程の説明図である。図12において、(A)はレイアップ工程の一例の断面模式図、(B)はプレス工程の一例の断面模式図である。
図9のような方法で所定枚数の両面配線板11dを準備し、図10及び図11のような方法で熱拡散層12を準備した後、図12(A)に示すように、それらを、製造する回路基板(ここでは回路基板10B)の構造に応じた所定の順でレイアップする。例えば、熱拡散層12を中心にして、その上下にプリプレグ11eaと両面配線板11dが交互に積層されるように、熱拡散層12、所定枚数のプリプレグ11ea及び両面配線板11dを、金型にレイアップする。尚、ここでは、1枚の熱拡散層12を挟んで上下に2枚ずつ両面配線板11dを設け、熱拡散層12と上下の両面配線板11dの間には2枚ずつプリプレグ11eaを設け、両面配線板11d同士の間には1枚のプリプレグ11eaを設ける場合を例示している。
図12(A)のような順で熱拡散層12、所定枚数のプリプレグ11ea及び両面配線板11dを金型にレイアップした後、これらを、真空プレス機等を用いてプレスする。例えば、真空中、180℃、3MPa、1時間の条件でプレスする。これにより、図12(B)に示すような、熱拡散層12及び4枚の両面配線板11dが絶縁層11e(プリプレグ11ea)を介して積層された積層板11fが形成される。この例では、厚さ約2mmの積層板11fが形成される。
続いて、ビアの形成工程について説明する。
図13及び図14はビア形成工程の説明図である。図13において、(A)は貫通孔形成工程の一例の断面模式図、(B)は無電解めっき工程の一例の断面模式図、(C)は電解めっき工程の一例の断面模式図である。図14において、(A)はレジストパターニング工程の一例の断面模式図、(B)はエッチング工程の一例の断面模式図、(C)はレジスト剥離工程の一例の断面模式図である。
図12のようにして積層板11fを形成した後、図13(A)に示すように、積層板11fに貫通孔11hを形成する。この例では、熱拡散層12の孔12aを通る貫通孔11h、及び熱拡散層12自体を貫通する貫通孔11hを形成する。貫通孔11hは、例えば、ドリル加工によって形成する。貫通孔11hの形成後は、例えばデスミアを行った後、図13(B)に示すように、無電解めっきによって銅シード層11iを形成する。その後、電解めっきを行って、図13(C)に示すような銅層11k(銅シード層11iが含まれるものとし、積層板11fの表裏面にあっては更に銅箔11aaが含まれるものとする)を形成する。
次いで、図14(A)に示すように、回路基板(ここでは回路基板10B)の表層の配線層11aをパターニングする領域を開口したレジストパターン66を形成し、図14(B)に示すように、ウェットエッチング等で銅層11kをエッチングする。これにより、積層板11fに対して表層の配線層11a(銅箔11aa及び銅層11k)及びビア11b(銅層11k)の形成まで行われた基板11が得られる。基板11の形成後は、図14(C)に示すように、レジストパターン66を基板11から剥離する。
続いて、保護膜の形成工程及び放熱層の配設工程について説明する。
図15は保護膜形成工程及び放熱層配設工程の説明図である。図15において、(A)は保護膜形成工程の一例の断面模式図、(B)は接合材料形成工程の一例の断面模式図、(C)は放熱層配設工程の一例の断面模式図である。
上記のようにして基板11を形成した後は、図15(A)に示すように、その表裏面に、ソルダレジスト等の保護膜14を形成する。例えば、形成した基板11の表裏面にソルダレジストを印刷し、露光、現像を行い、加熱による硬化を行って、保護膜14を形成する。その際は、表層の配線層11aのうち、外部接続端子となる領域、ビア11bの周辺領域、並びに、この例では放熱層13及び放熱層15を設ける領域が開口されるように、保護膜14を形成する。
尚、ここでは図示を省略するが、保護膜14の形成後、保護膜14から露出する配線層11aの表面に表面処理層を形成してもよい。例えば、保護膜14から露出する配線層11aの表面に、無電解めっきによって厚さ5μmのニッケル(Ni)層を形成し、その上に、無電解めっきによって厚さ0.1μmの金(Au)層を形成して、表面処理層とすることができる。
保護膜14を形成した後は、図15(B)に示すように、保護膜14から露出する配線層11aのうち、放熱層13及び放熱層15を設ける領域の配線層11aの表面にそれぞれ、銀(Ag)ペースト等の熱伝導性の接合材料16を塗布する。
そして、図15(C)に示すように、それらの接合材料16の上に、多孔質の放熱層13及び放熱層15をそれぞれ張り合わせる。放熱層13及び放熱層15には、配線層11aが露出する保護膜14の開口と同じかそれよりも小さい平面サイズで、厚さ2mmの多孔質銅シートを用いる。放熱層13及び放熱層15の張り合わせ後、接合材料16を硬化させる。例えば、接合材料16に銀ペーストを用い、それを160℃、30分の条件で硬化させる。これにより、基板11の表裏面に保護膜14が設けられ、放熱層13及び放熱層15がそれぞれ所定領域に接合された回路基板10Bが得られる。
ここで、回路基板10Bの放熱効果について検証した結果の一例について述べる。
以上のようにして得られた回路基板10Bに、半導体チップに見立てた消費電力150Wのヒータを、BGA(Ball Grid Array)型のパッケージ基板を介して搭載し、そのヒータを発熱させると共に、風量2m/sのファンで空冷した。この時のヒータ温度を測定した。放熱層13及び放熱層15には、気孔率が90%の多孔質銅シートを用いている。比較のため、放熱層13及び放熱層15に替えてアルミニウム製の放熱フィンを設けた回路基板を準備し、BGA型のパッケージ基板を介してヒータを搭載し、同条件でヒータを発熱させると共にファンで空冷した。
その結果、アルミニウム製放熱フィンを搭載した回路基板を用いたものでは、ヒータと回路基板との界面温度が65℃であったのに対し、放熱層13及び放熱層15を設けた回路基板10Bを用いたものでは、ヒータと回路基板10Bとの界面温度が50℃であった。多孔質の放熱層13及び放熱層15の表面積(放熱面積)は、同様のスペースに配置したアルミニウム製放熱フィンの10倍となった。また、フィン効率は、アルミニウム製放熱フィンで0.8であったのに対し、多孔質の放熱層13及び放熱層15で0.9であった。このことから、放熱量としては、多孔質の放熱層13及び放熱層15ではアルミニウム製放熱フィンの約10倍となる。
多孔質の放熱層13及び放熱層15を設けることで、放熱効果の高い回路基板10Bを実現することができる。
また、上記のようにして得られる回路基板10Bに、電子部品が実装され、電子装置が製造される。
回路基板10Bを用いた電子装置の製造方法の一例を図16に示す。図16において、(A)は電子部品実装工程の一例の断面模式図、(B)は放熱体搭載工程の一例の断面模式図である。
上記のようにして製造された回路基板10Bに、図16(A)に示すように、所定の電子部品70が実装される。電子部品70は、それに設けられた電極端子71が、回路基板10Bの保護膜14から露出する所定の配線層11a(外部接続端子)に接続されて、回路基板10Bに実装される。
電子部品70の上には、図16(B)に示すように、放熱フィン等の放熱体80が搭載される。放熱体80は、熱伝導性を有する接合材料(図示せず)等を介して、電子部品70の上に搭載され、電子部品70と熱的に接続される。
このようにして、回路基板10Bに電子部品70が実装され、電子部品70に放熱体80が搭載された電子装置90が得られる。多孔質の放熱層13及び放熱層15を設けた回路基板10Bを用いることで、放熱効果の高い電子装置90が実現される。
尚、ここでは表裏面に放熱層13及び放熱層15を設けた回路基板10Bを例に、その製造方法、及びそれを用いた電子装置90の製造方法を説明した。
図1に示したように表面側に放熱層13を設けた回路基板10Aも、この回路基板10Bと同様に製造することができる。即ち、回路基板10Aの場合には、上記回路基板10Bの裏面側に設けていた放熱層15を省略することができる。また、この場合、基板11の裏面側の放熱層15下に設けていた配線層11aの形成を省略することもできる。
また、図6に示したような回路基板10C、図7に示したような回路基板10Dの場合には、上記回路基板10Bにおける表層(表面側、又は表面側と裏面側)の配線層11aの配置、保護膜14の開口の配置を変更する。そして、表層の配線層11aに隣接配置されて接続されるように、基板11上に放熱層13、又は放熱層13と放熱層15を設けるようにすればよい。
回路基板10A、回路基板10C及び回路基板10Dに、上記のような電子部品70を実装し、電子装置を得ることができる。これらの回路基板10A、回路基板10C及び回路基板10Dを用いることで、放熱効果の高い電子装置を実現することができる。
尚、以上の説明では、多孔質の放熱層13及び放熱層15を、基板11の表層に設けた配線層11aの上、又は配線層11aに隣接して、設けるようにしたが、ビア11bによって直接、熱拡散層12と放熱層13、放熱層15とを接続することもできる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基板と、
前記基板の内部に設けられた熱拡散層と、
前記基板の表面に設けられた多孔質の放熱層と、
前記熱拡散層と前記放熱層とに接続された伝熱部と
を含むことを特徴とする回路基板。
(付記2) 前記伝熱部は、
前記基板の表面に設けられ、前記放熱層が接続された配線層と、
前記熱拡散層と前記配線層とに接続されたビアと
を含むことを特徴とする付記1に記載の回路基板。
(付記3) 前記放熱層は、前記配線層の上に設けられていることを特徴とする付記2に記載の回路基板。
(付記4) 前記放熱層は、前記配線層に隣接して設けられていることを特徴とする付記2に記載の回路基板。
(付記5) 前記基板の表面に設けられた保護膜を更に含み、前記放熱層が前記保護膜から露出することを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の回路基板。
(付記6) 前記放熱層は、
前記基板の第1表面に設けられた多孔質の第1放熱層と、
前記基板の第2表面に設けられた多孔質の第2放熱層と
を含むことを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の回路基板。
(付記7) 内部に熱拡散層が設けられた基板を準備する工程と、
前記基板に、前記熱拡散層に接続される伝熱部を設ける工程と、
前記基板の表面に、前記伝熱部に接続される多孔質の放熱層を設ける工程と
を含むことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記8) 基板と、前記基板の内部に設けられた熱拡散層と、前記基板の表面に設けられた多孔質の放熱層と、前記熱拡散層と前記放熱層とに接続された伝熱部とを含む回路基板と、
前記回路基板に実装された電子部品と
を備えることを特徴とする電子装置。
(付記9) 前記電子部品は、前記基板の表面に設けられ前記熱拡散層に接続された電極部に実装されている
ことを特徴とする付記8に記載の電子装置。
(付記10) 前記伝熱部は、
前記基板の表面に設けられ、前記放熱層が接続された配線層と、
前記熱拡散層と前記配線層とに接続されたビアと
を含むことを特徴とする付記8又は9に記載の電子装置。
(付記11) 前記放熱層は、前記配線層の上に設けられていることを特徴とする付記10に記載の電子装置。
(付記12) 前記放熱層は、前記配線層に隣接して設けられていることを特徴とする付記10に記載の電子装置。
(付記13) 前記基板の表面に設けられた保護膜を更に含み、前記放熱層が前記保護膜から露出することを特徴とする付記8乃至12のいずれかに記載の電子装置。
(付記14) 前記放熱層は、
前記基板の第1表面に設けられた多孔質の第1放熱層と、
前記基板の第2表面に設けられた多孔質の第2放熱層と
を含むことを特徴とする付記8乃至13のいずれかに記載の電子装置。
(付記15) 前記電子部品に搭載された放熱体を更に含むことを特徴とする付記8乃至14のいずれかに記載の電子装置。
(付記16) 回路基板を形成する工程と、
形成された前記回路基板に電子部品を実装する工程と
を含み、
前記回路基板を形成する工程は、
内部に熱拡散層が設けられた基板を準備する工程と、
前記基板に、前記熱拡散層に接続される伝熱部を設ける工程と、
前記基板の表面に、前記伝熱部に接続される多孔質の放熱層を設ける工程と
を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
10,10A,10B,10C,10D 回路基板
11 基板
11a 配線層
11aa,12aa 銅箔
11b ビア
11c 基材
11d 両面配線板
11da 両面銅張板
11e 絶縁層
11ea プリプレグ
11f 積層板
11h 貫通孔
11i 銅シード層
11k 銅層
12 熱拡散層
12a 孔
12ab 凹部
13,15 放熱層
14 保護膜
16 接合材料
20,90 電子装置
30 半導体パッケージ
31 パッケージ基板
32 半導体チップ
33 バンプ
40 放熱フィン
41 フィン
50,70 電子部品
51 CPUモジュール
52 メモリモジュール
53 I/Oコントロールモジュール
54 コネクタ
60 レジスト
61,64,65,66 レジストパターン
62 発泡テープ
63 支持体
71 電極端子
80 放熱体
110 金属材料
120 バインダ材料
130 焼結体
130a 成形体
131 気孔

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の内部に設けられた熱拡散層と、
    前記基板の表面に設けられた多孔質の放熱層と、
    前記熱拡散層と前記放熱層とに接続された伝熱部と
    を含むことを特徴とする回路基板。
  2. 前記伝熱部は、
    前記基板の表面に設けられ、前記放熱層が接続された配線層と、
    前記熱拡散層と前記配線層とに接続されたビアと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記基板の表面に設けられた保護膜を更に含み、前記放熱層が前記保護膜から露出することを特徴とする請求項1又は2に記載の回路基板。
  4. 前記放熱層は、
    前記基板の第1表面に設けられた多孔質の第1放熱層と、
    前記基板の第2表面に設けられた多孔質の第2放熱層と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回路基板。
  5. 内部に熱拡散層が設けられた基板を準備する工程と、
    前記基板に、前記熱拡散層に接続される伝熱部を設ける工程と、
    前記基板の表面に、前記伝熱部に接続される多孔質の放熱層を設ける工程と
    を含むことを特徴とする回路基板の製造方法。
  6. 基板と、前記基板の内部に設けられた熱拡散層と、前記基板の表面に設けられた多孔質の放熱層と、前記熱拡散層と前記放熱層とに接続された伝熱部とを含む回路基板と、
    前記回路基板に実装された電子部品と
    を備えることを特徴とする電子装置。
  7. 前記伝熱部は、
    前記基板の表面に設けられ、前記放熱層が接続された配線層と、
    前記熱拡散層と前記配線層とに接続されたビアと
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 回路基板を形成する工程と、
    形成された前記回路基板に電子部品を実装する工程と
    を含み、
    前記回路基板を形成する工程は、
    内部に熱拡散層が設けられた基板を準備する工程と、
    前記基板に、前記熱拡散層に接続される伝熱部を設ける工程と、
    前記基板の表面に、前記伝熱部に接続される多孔質の放熱層を設ける工程と
    を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
JP2012112510A 2012-05-16 2012-05-16 回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法 Active JP6119111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012112510A JP6119111B2 (ja) 2012-05-16 2012-05-16 回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012112510A JP6119111B2 (ja) 2012-05-16 2012-05-16 回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013239631A true JP2013239631A (ja) 2013-11-28
JP6119111B2 JP6119111B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=49764404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012112510A Active JP6119111B2 (ja) 2012-05-16 2012-05-16 回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6119111B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016157928A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 回路基板および回路基板の製造方法
JP2016201532A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 回路基板
WO2021262412A1 (en) * 2020-06-24 2021-12-30 Micron Technology, Inc. Substrates for semiconductor device assemblies and systems with improved thermal performance and methods for making the same
JP2022519074A (ja) * 2019-02-12 2022-03-18 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128987U (ja) * 1990-04-10 1991-12-25
JPH06169189A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd チップ形発熱部品及びその実装方法
JPH0677281U (ja) * 1993-03-31 1994-10-28 ファナック株式会社 多層プリント基板
JPH11330708A (ja) * 1998-05-11 1999-11-30 Nec Corp 多層配線基板
JP2003309385A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Sony Corp 放熱装置および電子機器
JP2004319942A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Hideki Aoyanagi 金属発泡材料を用いたヒートシンク
JP2005019132A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Dainippon Printing Co Ltd 色素増感型太陽電池およびその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128987U (ja) * 1990-04-10 1991-12-25
JPH06169189A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd チップ形発熱部品及びその実装方法
JPH0677281U (ja) * 1993-03-31 1994-10-28 ファナック株式会社 多層プリント基板
JPH11330708A (ja) * 1998-05-11 1999-11-30 Nec Corp 多層配線基板
JP2003309385A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Sony Corp 放熱装置および電子機器
JP2004319942A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Hideki Aoyanagi 金属発泡材料を用いたヒートシンク
JP2005019132A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Dainippon Printing Co Ltd 色素増感型太陽電池およびその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016157928A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 回路基板および回路基板の製造方法
JP2016201532A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 回路基板
JP2022519074A (ja) * 2019-02-12 2022-03-18 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板
JP7256277B2 (ja) 2019-02-12 2023-04-11 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板
WO2021262412A1 (en) * 2020-06-24 2021-12-30 Micron Technology, Inc. Substrates for semiconductor device assemblies and systems with improved thermal performance and methods for making the same
US11557526B2 (en) 2020-06-24 2023-01-17 Micron Technology, Inc. Substrates for semiconductor device assemblies and systems with improved thermal performance and methods for making the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP6119111B2 (ja) 2017-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108364921B (zh) 从嵌入有二极管的部件承载件进行的高效热移除
JP5100878B1 (ja) 部品内蔵基板実装体及びその製造方法並びに部品内蔵基板
CN102779808B (zh) 集成电路封装和封装方法
JP2010080572A (ja) 電子装置
TWI641095B (zh) 散熱基板的結構及製造方法與封裝結構與方法
JP2013229548A (ja) 電子部品内蔵基板及びその製造方法
JP2014165486A (ja) パワーデバイスモジュールとその製造方法
JP2006165299A (ja) プリント基板の製造方法
JP2016201532A (ja) 回路基板
JP5885630B2 (ja) プリント基板
JP6119111B2 (ja) 回路基板、回路基板の製造方法、電子装置及び電子装置の製造方法
US9105562B2 (en) Integrated circuit package and packaging methods
TW201911984A (zh) 電路板及其製作方法
JP2005051088A (ja) 熱伝導部材付きプリント基板及びその製造方法
JP5963732B2 (ja) チップ支持基板の配線部裏面に放熱器設置の面領域を設定する方法およびチップ支持基板並びにチップ実装構造体
JP6228851B2 (ja) 配線基板、配線基板の製造方法
CN111093320A (zh) 金属散热双面电路板的制备方法
JP5411174B2 (ja) 回路板およびその製造方法
JP2008243966A (ja) 電子部品が実装されたプリント基板及びその製造方法
JP2007318048A (ja) 多層配線板及びその製造方法
JP2011192762A (ja) パワーモジュール
TW200845874A (en) Circuit board having heat-dissipating structure and manufacturing method thereof
JP2011166029A (ja) 配線基板、それを用いた電子装置、及び配線基板の製造方法
CN214205971U (zh) 一种内嵌功率器件的印刷电路板
JP2014067819A (ja) 部品内蔵基板実装体及びその製造方法並びに部品内蔵基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6119111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150