JP2013239382A - 分岐コネクタおよび分岐ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】防水機能を有し、組立が容易な分岐コネクタを提供する。
【解決手段】導線11を有するケーブル10が接続される端子板50と、端子板50を収容する略箱状の内部筐体40と、内部筐体40を互いに対向する方向から覆う第1外部筐体20および第2外部筐体30と、を備えている。内部筐体40はケーブル10を挿通するとともに、ケーブル10の導線11が露出していない部分に外嵌するシール部材14が内嵌するように構成された挿通孔43を有し、内部筐体40と第1外部筐体20との間、および、内部筐体40と第2外部筐体30との間にシール部材60を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器等の配線に用いられるケーブルの分岐コネクタ、および、分岐コネクタにより分岐接続された分岐ケーブルに関する。
分岐コネクタを用いたケーブルの分岐接続構造は、電子機器の配線等をはじめ、様々な箇所で用いられている。例えば、複数の太陽電池モジュールから出力される電力を1つに集電するために用いられている。このような屋外に配置される分岐コネクタには、分岐コネクタの内部に雨水等が侵入しないような防水性が要求される。
この課題を解決するために、外部配線と接続する雄側及び雌側の端子金具と、端部に端子金具の取り付け用の複数の接続部が設けられ分岐が形成された電気配線(導体板)とを有し、端子金具は、その先端側に、外部配線の相手側端子金具に嵌合し又は嵌合される嵌合部が設けられ、後端側が電気配線側の接続部に取り付けられ、雄側及び雌側の各端子金具の一方が電気配線の分岐に対応して複数設けられ、個々の端子金具が取り付けられた雄側及び雌側のプラグハウジングと、プラグハウジングの少なくとも後端部と電気配線を収容した絶縁部材と、絶縁部材内部への水分の侵入を防止する防水部材とを備えた分岐用コネクタであって、防水部材を、プラグハウジングと絶縁部材との間に位置するようにプラグハウジングに取り付けられた筒状のシール材とし、絶縁部材を中空に形成するとともに、プラグハウジングの後端部が挿通する開口部を形成し、絶縁部材の開口部付近の内壁面とプラグハウジングの外周面が、シール材に密接して、プラグハウジングと絶縁部材が水密状態に結合した分岐コネクタがある(特許文献1参照)。
特開2010−170946号公報
上述の特許文献1の分岐コネクタでは、プラグハウジングと絶縁部材との間はシール材によって水密にシールされている。しかしながら、プラグハウジングのシールが十分でなく、プラグハウジング内に水が浸入するおそれがある。また、特許文献1の分岐コネクタには、先端にプラグ等が取り付けられたハーネスが接続されるため、分岐ケーブル(分岐コネクタにケーブルが接続されたもの)を製造するためには、分岐コネクタの組み立てとハーネスへのプラグ等の取り付けとが必要となる。そのため、組み立て時の工数が増大する。
分岐ケーブルの製造に係る工数を削減するために、引用文献1の導体板に対して直接ケーブルを接続することが考えられる。しかし、この場合には、導体板とケーブルとを治具等により仮固定する必要があり、作業性が低下するおそれがある。また、ケーブルが接続された導体板を上下ケースに収納する場合も同様に、作業性が低下するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、防水機能を有し、組立が容易な分岐コネクタを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の分岐コネクタは、導線を有するケーブルが接続される端子板と、前記端子板を収容する略箱状の内部筐体と、前記内部筐体を互いに対向する方向から覆う第1外部筐体および第2外部筐体と、を備え、前記内部筐体は前記ケーブルを挿通するとともに、当該ケーブルの前記導線が露出していない部分に外嵌するシール部材が内嵌するように構成された挿通孔を有し、前記内部筐体と前記第1外部筐体との間、および、前記内部筐体と前記第2外部筐体との間にシール部材を備えている。
また、前記課題を解決するために、本発明の分岐ケーブルは、導線を有するケーブルと、前記ケーブルの前記導線が露出していない部分に外嵌するシール部材と、前記ケーブルが接続される端子板と、前記端子板を収容する略箱状の内部筐体と、前記内部筐体を互いに対向する方向から覆う第1外部筐体および第2外部筐体と、を備え、前記内部筐体は前記ケーブルを挿通するとともに、前記シール部材が内嵌するように構成された挿通孔を有し、前記内部筐体と前記第1外部筐体との間、および、前記内部筐体と前記第2外部筐体との間にシール部材を備えている。
これらの構成では、ケーブルは内部筐体に形成された挿通孔を介して、内部筐体の内部に導かれ、端子板に接続される。このとき、ケーブルに取り付けられたシール部材が挿通孔に内嵌し、ケーブルと内部筐体との間をシールするとともに、ケーブルを固定することができる。そのため、内部筐体を第1外部筐体および第2外部筐体によって挟み込む際にケーブルを固定するための治具等が不要になる。また、シール部材がケーブルの導線が露出している部分よりも外方に取り付けられているため、導線と端子板との接続部分を確実にシールすることができる。
本発明の分岐コネクタの好適な実施形態の一つでは、前記内部筐体は、前記第1外部筐体および前記第2外部筐体と対向する側に開口部が形成されている。
この構成では、内部筐体の第1外部筐体側および第2筐体側に開口部が形成されているため、これらの開口部を介して端子板とケーブルの導線との接続を行うことができる。
本発明の分岐コネクタの好適な実施形態の一つでは、前記第2外部筐体は、当該第2外部筐体側に形成された前記開口部に当接する凸部を備えている。
この構成では、第2外部筐体に形成された凸部と内部筐体に形成された開口部とにより、内部筐体を第2外部筐体に対して位置決めすることができる。
本発明の分岐コネクタの好適な実施形態の一つでは、前記第1外部筐体と前記第2外部筐体との少なくとも一方は、前記ケーブルに取り付けられたケーブル保持部材に形成された被係止部を係止する係止部を備えている。
また、本発明の分岐ケーブルの好適な実施形態の一つでは、前記ケーブルに取り付けられるケーブル保持部材を備え、前記ケーブル保持部材は被係止部を備え、前記第1外部筐体と前記第2外部筐体との少なくとも一方は、前記ケーブル保持部材の前記被係止部を係止する係止部を備えている。
これらの構成では、ケーブル保持部材の被係止部が第1外部筐体または第2外部筐体に形成された係止部に係止されるため、内部筐体からケーブルが抜けることを防止することができる。また、分岐コネクタや分岐ケーブルを組み立てる際にケーブルを固定するのにも寄与し、組立が容易となる。
実施例1における本発明の分岐コネクタの接続を示す図である。 実施例1における本発明の分岐コネクタの斜視図である。 実施例1における本発明の分岐コネクタの分解斜視図である。 実施例1における第1外部筐体の下方からの斜視図である。 実施例2における本発明の分岐コネクタの接続を示す図である。 実施例2における本発明の分岐コネクタの斜視図である。 実施例2における本発明の分岐コネクタの分解斜視図である。 実施例2における第1外部筐体の下方からの斜視図である。
以下に図面を用いて本発明の分岐コネクタおよび分岐ケーブルの実施形態を説明する。図1は、本実施例における分岐コネクタ(分岐ケーブル)の接続例を示す図であり、図2,3はそれぞれ本実施例における分岐コネクタの斜視図および分解斜視図である。
図に示すように、本実施例の分岐コネクタは、4つの太陽電池モジュールMからの出力を1つのケーブルに集約して出力するものである。そのため、4つの太陽電池モジュールMのそれぞれから延びる4本のケーブル10と、分岐コネクタの入力側に接続された4本のケーブル10とが、中間コネクタCを介して接続されている。なお、入力側,出力側なる文言は便宜上記載しているものであり、本実施例の分岐コネクタは、1つの入力を4分岐させることにも用いることができる。
本実施例における分岐コネクタは、出力側のケーブル10が接続される側に突出する凸部が形成された略箱状の筐体を有している。筐体は、第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合させることにより形成されている。なお、以下では、第1外部筐体20側を上、第2外部筐体30側を下として説明する。
ケーブル10は、図3に示すように、銅等の導電性材料によって形成された導線11と、導線11を被覆する絶縁材料性の被覆部12と、被覆部12を被覆するシース13と、から構成されている。
〔第1外部筐体〕
第1外部筐体20は、底板21と、底板21の周縁部に沿って立設された側壁22と、を備えている。本実施形の底板21は、略矩形状の第1底板21aと、出力側のケーブル10が接続される側に突出するように設けられた第1底板21aよりも小さな略矩形状の第2底板21bとから構成されている。
第1外部筐体20の底板21(第1底板21a)には、通気孔23が形成されている。温度上昇等によって分岐コネクタ内部の空気が膨張した際に、この通気孔23を介して空気を排出することによって、分岐コネクタの変形や破損を防止することができる。なお、この通気孔23の内面側には、空気の通過を許容し、水の通過を阻止する防水シート24が配置されている。これにより、分岐コネクタの内部を水密に維持しながら、給排気を行うことができる。
図4は、第1外部筐体20の下方からの斜視図である。図に示すように、第1外部筐体20の底板21(第1底板21a)の下面からは複数の第1凸部21cと、第1凸部21cよりも突出量が大きな複数の第2凸部21dと、が立設されている。
〔第2外部筐体〕
第2外部筐体30は、底板31と、底板31の周縁部に沿って立設された側壁32と、を備えている。本実施形の底板31は、略矩形状の第1底板31aと、第1底板31aから、出力側のケーブル10が接続される側に突出するように設けられた第1底板31aよりも小さな略矩形状の第2底板31bとから構成されている。
図3に示すように、第2外部筐体30の底板31の上面からは複数の凸部31cが立設されている。この凸部31cは、第1外部筐体20の第1凸部21cに対応する位置に形成されており、第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合した際に、これらの先端部どうしが当接する。これにより、分岐コネクタの強度を高めることができる。
また、第1外部筐体20の側壁22と、第2外部筐体30の側壁32のうち、ケーブル10が接続される側には、それぞれ凹部22a,32aが形成されている。第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合した際に、この凹部22aと凹部32aとによって、ケーブル10を挿通する挿通孔が形成される。
〔内部筐体〕
図3に示すように、第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合した際に、これらの間に形成される空間には、内部筐体40が収容されている。内部筐体40は、第1外部筐体20側が開口した略箱状に形成されており、底板41および底板41の周縁部に沿って立設された側壁42を備えている。内部筐体40の側壁42の上端および下端付近には、Oリングからなるシール部材60を保持する環状溝42aが形成されている。
側壁42のうち、入力側のケーブル10が接続される側と出力側のケーブル10が接続される側には、それぞれ、ケーブル10を挿通する4つおよび1つの挿通孔43が形成されている。また、挿通孔43が形成された側壁42の内方には、これらの側壁42に対向する内部壁44が形成されており、側壁42と内部壁44とにわたって筒状部45が形成されている。なお、挿通孔43は、側壁42,筒状部45,内部壁44にわたって形成されており、挿通孔43を介してケーブル10の先端を内部筐体40の内部に導くことができる。
内部筐体40の底板41には複数の矩形状の開口部41aが形成されている。各々の開口部41aは、第2外部筐体30の凸部31cに対応するように形成されている。具体的には、1つの開口部41aと一対の凸部31cとが対応し、一対の凸部31cの外側面が、開口部41aの周縁部に当接するように構成されている。これにより、第2外部筐体30に対して内部筐体40を正確に位置決めすることができる。また、底板41の上面には、後述する端子板50の位置決めを行うための複数の凸部46が形成されている。
〔端子板〕
内部筐体40の底板41の上面には、銅等の導電性材料により形成され、ケーブル10を接続するための端子板50が備えられている。端子板50は、内部筐体40の底板41に形成された凸部46が嵌挿する孔部51と、ケーブル10の導線11を接続する接続部52と、を備えている。本実施例では、端子板50には4本の入力側のケーブル10と1本の出力側のケーブル10が接続されるため、端子板50は5つの接続部52が設けられている。接続部52をケーブル10の導線11の周方向にかしめることにより、導線11を固定保持することができる。なお、内部筐体40を第1外部筐体20および第2外部筐体30の内部に組み付けた状態では、第1外部筐体20の第2凸部21dが端子板50の上面に当接し、端子板50を固定している。
〔ケーブル〕
ケーブル10は、上述したように、導線11,被覆部12,シース13の3層構造となっており、ケーブル10の先端側(分岐コネクタに接続される側)では、第1の長さの導線11が露出するように被覆部12およびシース13が剥がされ、それよりも後方では第2の長さの被覆部12が露出するようにシース13が剥がされている。
ケーブル10のシース13が剥がされ、被覆部12が露出した部分には、ゴム等の弾性および耐水性を有する管状のシール部材14が設けられている。ケーブル10を内部筐体40の挿通孔43に挿通した際に、挿通孔43の内壁とシール部材14の外面とが接するように構成されている。これにより、ケーブル10と挿通孔43との間をシールし、内部筐体40の内部空間を水密に維持することができる。なお、挿通孔43の内壁に環状の凹部または凸部を形成し、シール部材14の外面にこの環状の凹部または凸部に対応する環状の凸部または凹部を形成しておけば、シール部材14の位置ずれを防止することができる。また、シール部材14によるシール位置が導線11と端子板50との接続位置よりも外方であるため、この接続位置を水密に維持することができる。
また、ケーブル10のシース13が剥がされずに維持されている部分にはケーブル保持部材15が設けられている。ケーブル保持部材15は、ケーブル10の周方向にかしめることによりケーブル10を保持するケーブル保持部15aと、第1外部筐体20または第2外部筐体30に係止される被係止部15bとを備えている。本実施例では、図3に示すように、第2外部筐体30に被係止部15bを係止する係止溝33(係止部の例)を形成している。被係止部15bを係止溝33に係止させることにより、ケーブル10を固定保持し、ケーブル10が分岐コネクタから抜けることを防止することができる。なお、係止溝33は第1外部筐体20に設けても構わないし、第1外部筐体20と第2外部筐体30との双方に設けても構わない。
〔組み立て方法〕
まず、内部筐体40の凸部46が端子板50の孔部51に嵌挿するように、端子板50を内部筐体40の底板41の上面に配置し、これらを接着,凸部46のかしめ等により固定する。また、内部筐体40の側壁42の環状溝42aに対して、2つのOリングからなるシール部材60を固定する。
一方、ケーブル10は、上述のようにシース13および被覆部12を剥がし、シール部材14およびケーブル保持部材15を上述の位置に取り付けておく。次に、ケーブル10をそれぞれの挿通孔43に挿通する。このとき、シール部材14が内部筐体40の筒状部45に形成された挿通孔43内に位置し、ケーブル10の導線11が端子板50の対応する接続部52に達するようになっており、端子板50の接続部52をかしめることによって導線11を端子板50に接続する。このとき、内部筐体40の第1筐体20側は開口しており、第2筐体30側の面には開口部41aが形成されているため、これらを介して導線11と接続部52とを容易に接続することができる。なお、ケーブル10を挿通孔43に挿通した状態で、シール部材14によってケーブル10が固定されているため、導線11と端子板50との接続が容易となる。
このようにしてケーブル10が接続された内部筐体40を第2外部筐体30上に載置する。このとき、上述したように、第2外部筐体30の凸部31cと内部筐体40の開口部41aとにより、内部筐体40の位置決めを行うことができる。また、ケーブル10に取り付けられたケーブル保持部材15の被係止部15bが、第2外部筐体30の係止溝33によって係止される。そして、第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合させることにより、分岐コネクタを組み立てることができる。このとき、ケーブル10は内部筐体40に対して位置決め固定されているため、第1外部筐体20と第2外部筐体30との嵌合が容易となる。
このように、本実施例における分岐コネクタは、組み立ての際に部材を固定する治具等を必要とせず、ケーブル10が接続された内部筐体40を、シール部材60を介して第1外部筐体20および第2外部筐体30とで挟み込むだけで組み立てることができる。また、シール部材14,シール部材60,防水シート24によりシールすることにより、内部筐体40の内部空間およびケーブル10と端子板50との接続位置を水密に維持することができる。
次に、本発明の分岐コネクタの異なる実施形態を説明する。なお、以下の説明において実施例1と同様の部材や構成に関しては同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図5は、本実施例における分岐コネクタの接続例を示す図であり、図6,7はそれぞれ本実施例における分岐コネクタの斜視図および分解斜視図である。
図5に示すように、本実施例の分岐コネクタは、基幹用のケーブルに対する1本の幹線用のケーブルの接続や、1対2の分岐に用いることができる。以下の説明では、前者の接続として説明する。なお、本実施例では、全てのケーブル10が端子板50に直結されるのではなく、図6に示すように、基幹用のケーブル10aは端子板50に直結されるが、幹線用のケーブル10bはプラグ部70およびソケット部80を介して分岐コネクタに接続される。
〔第1外部筐体〕
本実施例における第1外部筐体20の底板21は、略矩形状の第1底板21aと、一方の基幹用のケーブル10aが接続される側に突出するように設けられた第1底板21aよりも小さな略矩形状の第2底板21bと、他方の基幹用のケーブル10aが接続される側に突出するように設けられた第2底板21bと同形状の第3底板21cとから構成されている。なお、第2底板21bと第3底板21cとはケーブル10の挿入方向において対向するのではなく、第1底板21aの対角方向に変位している。
本実施例における第1外部筐体20は、実施例1のような凸部は形成されていないが、図8に示すように、補強用のリブ25が形成されている。
〔第2外部筐体〕
第2外部筐体30の形状は第1外部筐体20の形状に対応している。そのため、第2外部筐体30の底板31は、略矩形状の第1底板31aと、一方の基幹用のケーブル10aが接続される側に突出するように設けられた第1底板31aよりも小さな略矩形状の第2底板31bと、他方の基幹用のケーブル10aが接続される側に突出するように設けられた第2底板31bと同形状の第3底板31dとから構成されている。
第1外部筐体20と同様に、本実施例における第2外部筐体30には実施例のような凸部は形成されていないが、補強用のリブ34が形成されている。また、第2底板31bおよび第3底板31dからは、ケーブル保持部材15の被係止部15bを係止する係止凸部35(係止部の例)が突設されている。
〔内部筐体〕
本実施例における内部筐体40は、上方が開口した略直方体形状を有し、底板41は第2外部筐体30の第1底板31aと略同形状となっている。そのため、第2外部筐体30に凸部を形成しなくとも、内部筐体40の位置決めを行うことができる。
内部筐体40の側壁42には、基幹用のケーブル10aの先端を内部筐体40の内部に導入する実施例1の挿通孔43と同様の2つの挿通孔43aが形成されている。また、一方の挿通孔43aと並列してプラグ部70を嵌挿する挿通孔43aよりも大径の挿通孔43bが形成されている。
〔端子板〕
上述したように、本実施例では、2つの基幹用のケーブル10aが端子板50に直結されるため、本実施例における端子板50は、2つの接続部52を備えている。
〔プラグ部〕
プラグ部70は、プラグ本体71を備えている。プラグ本体71の前端には後述するソケット部80に挿入される筒状部71aと、一対の係止爪71bと、が形成されている。
〔ソケット部〕
ソケット部80は、ソケット本体81を備えている。ソケット本体81の前端にはプラグ部70の筒状部71aが挿入される挿入孔81aと、プラグ部70の係止爪71bを係止する係止孔81bと、が形成されている。
〔組み立て方法〕
まず、内部筐体40の凸部46が端子板50の孔部51に嵌挿するように、端子板50を内部筐体40の底板41の上面に配置し、これらを接着,凸部46のかしめ等により固定する。また、内部筐体40の側壁42の環状溝42aに対して、2つのOリングからなるシール部材60を固定する。
基幹用のケーブル10aは、上述のようにシース13および被覆部12を剥がし、シール部材14およびケーブル保持部材15を所定の位置に取り付けておく。なお、本実施例では、プラグ部70に対向する位置に挿入される基幹用のケーブル10aの導線11の露出長さを他方の基幹用のケーブル10aの導線11の露出長さより長くしておく。一方、幹線用のケーブル10bは所定長さの導線11が露出するように被覆部12およびシース13を剥がし、導線11をソケット部80のケーブル接続部82bに接続しておく。
次に、2つの基幹用のケーブル10aをそれぞれの小径の挿通孔43aに挿通する。このとき、シール部材14が内部筐体40の筒状部45に形成された挿通孔43内に位置し、ケーブル10の導線11が端子板50の対応する接続部52に達するようになっており、端子板50の接続部52をかしめることによって導線11を端子板50に接続する。なお、ケーブル10を挿通孔43に挿通した状態で、シール部材14によってケーブル10が固定されているため、導線11と端子板50との接続が容易となる。
そして、プラグ部70の後端を内部筐体40の大径の挿通孔43に挿通する。上述したように、プラグ部70に対向する位置に挿入されるケーブル10の導線11の露出長さを長くしているため、導線11がプラグ部70の内部にまで達している。
このようにしてケーブル10が接続された内部筐体40を第2外部筐体30上に載置する。このとき、ケーブル10に取り付けられたケーブル保持部材15の被係止部15bが、第2外部筐体30の係止凸部35によって係止される。そして、第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合させることにより、分岐コネクタを組み立てることができる。このとき、ケーブル10は内部筐体40に対して位置決め固定されているため、第1外部筐体20と第2外部筐体30との嵌合が容易となる。
このように、本実施例における分岐コネクタは、組み立ての際に部材を固定する治具等を必要とせず、ケーブル10が接続された内部筐体40を、シール部材60を介して第1外部筐体20および第2外部筐体30とで挟み込むだけで組み立てることができる。また、シール部材14,シール部材60,防水シート24によりシールすることにより、内部筐体40の内部空間およびケーブル10と端子板50との接続位置を水密に維持することができる。
なお、本実施例では、分岐コネクタにプラグ部70を設け、幹線用のケーブル10bにソケット部80を設ける構成としたが、分岐コネクタにソケット部80を設け、幹線用のケーブル10bにプラグ部70を設ける構成としても構わない。
〔別実施例〕
上述の実施形態では、第1外部筐体20と第2外部筐体30とを嵌合する構成としたが、爪等の被係止部と被係止部を係止する係止部とをそれぞれに設けて係止する構成、超音波等による溶着、等の他の方法によって第1外部筐体20と第2外部筐体とを組み合わせる構成としても構わない。
本発明は、電子機器等の配線に用いるケーブルの分岐コネクタに用いることができる。
10:ケーブル
11:導線
14:シール部材
15:ケーブル保持部材
15b:被係止部
20:第1外部筐体
30:第2外部筐体
33:係止溝(係止部)
35:係止凸部(係止部)
40:内部筐体
41a:開口部
43:挿通孔
50:端子板
60:シール部材

Claims (6)

  1. 導線を有するケーブルが接続される端子板と、
    前記端子板を収容する略箱状の内部筐体と、
    前記内部筐体を互いに対向する方向から覆う第1外部筐体および第2外部筐体と、を備え、
    前記内部筐体は前記ケーブルを挿通するとともに、当該ケーブルの前記導線が露出していない部分に外嵌するシール部材が内嵌するように構成された挿通孔を有し、
    前記内部筐体と前記第1外部筐体との間、および、前記内部筐体と前記第2外部筐体との間にシール部材を備えた分岐コネクタ。
  2. 前記内部筐体は、前記第1外部筐体および前記第2外部筐体と対向する側に開口部が形成されている請求項1記載の分岐コネクタ。
  3. 前記第2外部筐体は、前記内部筐体の当該第2外部筐体側に形成された前記開口部に当接する凸部を備えている請求項2記載の分岐コネクタ。
  4. 前記第1外部筐体と前記第2外部筐体との少なくとも一方は、前記ケーブルに取り付けられたケーブル保持部材に形成された被係止部を係止する係止部を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の分岐コネクタ。
  5. 導線を有するケーブルと、
    前記ケーブルの前記導線が露出していない部分に外嵌するシール部材と、
    前記ケーブルが接続される端子板と、
    前記端子板を収容する略箱状の内部筐体と、
    前記内部筐体を互いに対向する方向から覆う第1外部筐体および第2外部筐体と、を備え、
    前記内部筐体は前記ケーブルを挿通するとともに、前記シール部材が内嵌するように構成された挿通孔を有し、
    前記内部筐体と前記第1外部筐体との間、および、前記内部筐体と前記第2外部筐体との間にシール部材を備えた分岐ケーブル。
  6. 前記ケーブルに取り付けられるケーブル保持部材を備え、
    前記ケーブル保持部材は被係止部を備え、
    前記第1外部筐体と前記第2外部筐体との少なくとも一方は、前記ケーブル保持部材の前記被係止部を係止する係止部を備えている請求項5記載の分岐ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106684631A (zh) * 2016-12-28 2017-05-17 中车唐山机车车辆有限公司 轨道列车终端箱及轨道列车
CN112701503A (zh) * 2020-12-29 2021-04-23 四川华丰科技股份有限公司 高速三分支接线器

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