JP2013239091A - 通信端末、再生機器、通信システム、通信方法、およびアクセス制御方法 - Google Patents

通信端末、再生機器、通信システム、通信方法、およびアクセス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる通信端末を提供する。
【解決手段】他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信する受信部と、各通信端末から再生機器へのアクセス権限を設定するアクセス権限設定部と、各通信端末の識別情報と、設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するアクセス情報生成部と、生成されたアクセス情報を再生機器へ送信する送信部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信端末、再生機器、通信システム、通信方法、およびアクセス制御方法に関する。特に、DLNA(Digital Living Network Alliance)のガイドラインに準拠した仕様に従って機器間において通信する技術に関する。
DLNAのガイドライン(以下、単にDLNAともいう)において、例えば「2Box・Push型」のユースケースでは、2つの機器がDLNAの通信ネットワークにおいて接続される。2Boxでは、主に2つの機器の間でデータを送受信する。
2つの機器の一方は、例えば「+PU+」の機能を搭載したスマートフォン、他方の機器は、例えば「DMR」の機能を搭載したテレビなどの視聴装置に相当する。
「+PU+」(Push Controller;以下、単に「PU」ともいう)は、保持しているコンテンツ(動画、静止画など)をPush型データ配信により送出する機能を有する。PUの機能を有する機器をPU機器と称する。
「DMR」(Digital Media Renderer)は、他の機器から配信されたコンテンツを再生する機能を有する。DMRの機能を有する機器をDMR機器と称する。
従って、再生対象のコンテンツをPU機器からPush配信し、DMR機器により再生できる。
また、DLNAにおいて、例えば「3Box・Push型」のユースケースでは、3つの機器がDLNAの通信ネットワークにより接続される。3Boxでは、主に3つの機器の間でデータを送受信する。
3つの機器の1つは、例えばブルーレイレコーダのように様々なコンテンツを保持する機器であり、「DMS」(Digital Media Server)の機能を有する。DMSの機能を有する機器をDMS機器と称する。
他の1つの機器は、デジタルメディアコントローラー「DMC」(Degital Media Controller)の機能を有する機器であり、さらに他の1つの機器は、前述のDMR機器である。
DMCは、再生対象のコンテンツをDMSにアクセスして選択し、そのコンテンツを再生する機器を選択する機能を有する。DMCは、例えばスマートフォンに搭載される。DMCの機能を有する機器と称する。
従って、ユーザがDMC機器を操作することにより、再生対象のコンテンツをDMS機器からPush配信し、DMR機器で再生できる。
2Box,3Boxの接続形態において、PU機器やDMC機器が同時に複数存在し、これら複数の機器が、通信回線(例えば無線LAN)を経由して、DLNAの通信ネットワークに接続される場合もある。
2Boxの接続形態において、第1のユーザが第1のPU機器を操作し、コンテンツをDMR機器に対してPush配信し、コンテンツをDMR機器により再生中の状況を想定する。この状態において、第2のユーザが第2のPU機器を操作し、コンテンツをDMR機器に対してPush配信できる。
この場合、第1のユーザが同じDMR機器に対してPush機能を利用中であるが、DMR機器は、後発である第2のユーザの操作による第2のPU機器からのコンテンツ配信を優先的に処理する。
そのため、先にDMR機器を使用していた第1のユーザが期待していないコンテンツが、第2のユーザの操作による割り込みによって再生されることになり、第1のユーザが視聴していたコンテンツの再生は中止される。
また、3Boxの接続形態において、第1のユーザが第1のDMC機器を操作し、コンテンツをDMR機器に対してPush配信し、コンテンツをDMR機器により再生中の状況を想定する。この状態において、第2のユーザが第2のDMC機器を操作し、コンテンツをDMR機器に対してPush配信できる。
この場合にも、第1のユーザが同じDMR機器に対してPush機能を利用中であるが、DMR機器は、後発である第2のユーザの操作によるコンテンツ配信を優先的に処理する。
このため、例えば無線LANにより同じDLNAの通信ネットワークに接続可能な圏内に複数の人が存在する環境では、第1のユーザと無関係な第2のユーザの操作が、第1のユーザの視聴を妨げることになる。従って、ユーザの視聴操作に混乱をもたらすことがある。
コンテンツを操作可能とするためのアクセス権を設定するための技術として、例えば特許文献1が知られている。
特許文献1では、クライアントからアクセスされるサーバによりアクセス情報を保持し、制御する仕組みを開示している。具体的には、ユーザがコンテンツをサーバにアップロードする時に、該当するコンテンツを公開する範囲を指定するためのグループ情報を設定し、公開範囲を設定する。
特許文献2では、ネットワーク上の機器から情報を取得し、所定の単位によりグループ化するために、マスタとなるPCが、自ら機器情報を取得し、グループ情報を生成し、機能を共有化することを開示している。
特開2010−73187号公報 特開2010−263381号公報
DLNAでは、コンテンツはPU機器又はDMS機器が保持する。従って、DLNAに特許文献1の技術を採用し、本来アクセス制御するべきDMR機器にアクセス情報を設定すると、接続するPU機器又はDMS機器が変わる度に、DMR機器を設定しなおす必要がある。
また、例えばコンテンツをそれぞれDMR機器に表示し、複数人が視聴する場合には、アクセス情報をその都度変更する必要あり、柔軟なアクセス情報の設定が困難である。また、DMR機器はコンテンツを保持していないので、視聴するコンテンツによっては、他の機器のアクセスの禁止又は許可の設定を事前に保持させることは困難である。
また、特許文献2の技術と同様に、複数のPU機器又はDMC機器により、同じDMR機器を共有してPush再生機能を利用することが想定される。この場合、アクセス制御の他にアクセス可能な機器をグループ化し、各グループに様々な機器を割り当てることが考えられる。
しかしながら、特許文献2のように、グループ化するPU機器又はDMC機器をいずれか一つに限定することは、ユーザにとって不便である。また、実際の利用状況を考えると、マスタとなる機器はネットワークに存在するPU機器又はDMC機器の中で任意に設定できることが望ましい。
また、仮に特許文献1及び特許文献2の技術を採用しても、PU機器又はDMC機器が、グループ化したアクセス情報を機器同士により送受信する仕組みが存在しないので、正しく動作させることができない。すなわち、PU機器又はDMC機器とDMR機器との間において、アクセス情報を同期できない。
このように、DLNAのPush機能を利用するユーザとしては、再生対象のコンテンツの内容又はユーザの周囲の状況に応じて、コンテンツの再生を邪魔されることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる通信端末、再生機器、通信システム、通信方法、およびアクセス制御方法を提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、コンテンツを再生する再生機器と通信する通信端末であって、前記再生機器へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信する受信部と、各通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を設定するアクセス権限設定部と、各通信端末の識別情報と、前記アクセス権限設定部により設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するアクセス情報生成部と、前記アクセス情報生成部により生成されたアクセス情報を、前記再生機器へ送信する送信部と、を備える。
この構成によれば、ユーザの操作する特定の通信端末が、他の通信端末のアクセス権限を決定し、アクセス権限の情報を含むアクセス情報を再生機器に通知できる。従って、特定の通信端末のユーザは、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる。
本発明の再生機器は、コンテンツを再生する再生機器であって、情報を受信する受信部と、当該再生機器へコンテンツの再生を指示する通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、前記受信部が、第1の通信端末から、各通信端末の識別情報と、各通信端末から当該再生機器へのアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を受信し、前記アクセス制御部が、アクセス情報に基づいて、各通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御する。
この構成によれば、各通信端末のアクセス権限が設定されたアクセス情報に基づいて、各通信端末からのアクセスを許可又は禁止できる。従って、特定の通信端末のユーザは、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる。
本発明の通信システムは、コンテンツを再生する再生機器と、前記再生機器と通信する通信端末と、を含む通信システムであって、前記通信端末は、前記再生機器へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信する第1の受信部と、各通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を設定するアクセス権限設定部と、各通信端末の識別情報と、前記アクセス権限設定部により設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するアクセス情報生成部と、前記アクセス情報生成部により生成されたアクセス情報を、前記再生機器へ送信する送信部と、を備え、前記再生機器は、情報を受信する第2の受信部と、当該再生機器へコンテンツの再生を指示する通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、前記第2の受信部は、第1の通信端末から前記アクセス情報を受信し、前記アクセス制御部は、アクセス情報に基づいて、各通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御する。
この構成によれば、ユーザの操作する特定の通信端末は、他の通信端末のアクセス権限を決定し、アクセス権限の情報を含むアクセス情報を再生機器に通知できる。また、再生機器は、各通信端末のアクセス権限が設定されたアクセス情報に基づいて、各通信端末からのアクセスを許可又は禁止できる。従って、特定の通信端末のユーザは、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる。
本発明の通信方法は、コンテンツを再生する再生機器と通信する通信端末の通信方法であって、前記再生機器へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信するステップと、各通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を設定するステップと、各通信端末の識別情報と、前記設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するステップと、前記生成されたアクセス情報を、前記再生機器へ送信するステップと、を有する。
この方法によれば、ユーザの操作する特定の通信端末が、他の通信端末のアクセス権限を決定し、アクセス権限の情報を含むアクセス情報を再生機器に通知できる。従って、特定の通信端末のユーザは、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる。
本発明のアクセス制御方法は、コンテンツを再生する再生機器におけるアクセス制御方法であって、情報を受信する受信ステップと、前記再生機器へコンテンツの再生を指示する通信端末から前記再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御ステップと、を有し、前記受信ステップでは、第1の通信端末から、各通信端末の識別情報と、各通信端末から当該再生機器へのアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を受信し、前記アクセス制御ステップでは、前記アクセス情報に基づいて、各通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、を有する。
この方法によれば、各通信端末のアクセス権限が設定されたアクセス情報に基づいて、各通信端末からのアクセスを許可又は禁止できる。従って、特定の通信端末のユーザは、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる。
本発明によれば、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる。
本発明の実施形態における2Box・Push型の通信システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における3Box・Push型の通信システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における主に通信端末の構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における主に再生機器の構成例を示すブロック図 本発明の実施形態におけるグループ未設定状態における通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施形態におけるグループ未設定状態における通信システムの動作例を示すシーケンス図(図5の続き) 本発明の実施形態におけるグループ設定完了後の機器追加時の通信システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施形態におけるグループ設定解除時の通信システムの動作例を示すシーケンス図
本発明の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
図1は本実施形態における通信システム1000の構成例を示す図である。図1の通信システム1000は、DLNAの2Box・Push型の通信システムである。図1の通信システム1000は、PU機器10及びDMR機器30を備える。
図2は本実施形態における通信システム1000の別の構成例を示す図である。図2の通信システム1000は、DLNAの3Box・Push型の通信システムである。図2の通信システム1000は、DMC機器20、DMR機器30、及びDMS機器40を備える。
また、通信システム1000は、PU機器10及びDMR機器30の双方を含むものであってもよい。また、各機器が複数存在する通信システム1000であってもよい。
図3及び図4は、通信システム1000におけるPU機器10又はDMR機器30の構成例を示すブロック図である。図3及び図4における通信システム1000は、同一の通信システムを示す。図3では、通信端末100の詳細な構成を示し、図4では、再生機器200の詳細な構成を示す。通信端末100は、PU機器10又はDMC機器20を含み、再生機器200は、DMR機器30を含む。
通信システム1000は、DLNAに適合した通信システムであり、相互に通信ネットワークを介して接続された通信端末100、通信端末100B、及び再生機器200を含む。なお、通信端末100と通信端末100Bとは互いに同等の機能を有する。
また、図3及び図4には示してないが、図2に示す通信システム1000の場合、DMS機器40を含んでもよい。DMC機器20はコンテンツを保持しないので、ユーザがDMC機器を操作してコンテンツを視聴する場合には、所望のコンテンツを保持するDMS機器40をDMC機器20に接続してもよい。
通信システム1000に接続する機器は、必要に応じて増減できる。通信端末100,100B及び再生機器200は、無線LAN等の通信機能を有する。従って、DLNAに適合する任意の機器(例えば通信端末100,100B及び再生機器200)を無線LANの通信可能な圏内に移動すれば、増設できる。
通信端末100,100B及び再生機器200は、ソフトウェア、専用のハードウェア(電気回路)、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現できる。また、代表例として、通信端末100の機能はスマートフォンに搭載することが想定される。再生機器200は、視聴装置の代表例であるテレビに内蔵する、又は外付けすることが想定される。また、視聴対象となるコンテンツについては、例えば、動画、静止画、又は音楽が想定される。
図3を用いて通信端末100の構成例について説明する。
通信端末100は、ネットワークインタフェース(I/F)111、無線通信部112、PUSH機能制御UI部113、DLNAプロトコル処理部114、他機器DD通信部115、及び機器リスト保持部116、及び機器情報保持部120を備える。また、通信端末100は、アクセス情報テーブル保持部131、更新用アクセス情報テーブル保持部132、アクセス情報テーブル制御部133、アクセス情報設定UI部134、及びアクセス制御動作状態管理部135を備える。また、通信端末100は、アクセス制御コマンド処理部136、アクセス情報テーブル送信部137、及び接続レンダラ管理部138を備える。
通信端末100は、ネットワークインタフェース(I/F)111を介して通信システム1000の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介して再生機器200及び通信端末100Bと接続される。また、通信端末100は、例えば無線LANの通信回線を経由して通信システム1000の通信ネットワークと接続される。
無線通信部112は、例えば無線LANの通信機能を有し、通信端末100と通信システム1000に接続された他の機器(例えば通信端末100B又は再生機器200)との間において、無線通信する。
無線通信部112の無線通信機能により、例えば、所定のタイミングにおいて、制御用コマンドC1をネットワークインタフェース111を介して再生機器200に送信する。制御用コマンドC1は、例えば、アクセス制御動作状態確認要求C11、アクセス制御許可要求C12、アクセス制御開始要求C13、アクセス制御停止要求C14、及びアクセス制御テーブル更新要求C15を含む。
なお、以下のコマンドは、SOAP(Simple Object Access Protocol)コマンドの1つとして新たに設けられる。SOAPコマンドの1つとして新たに設けられるコマンドには、制御用コマンドC1(例えばC11〜C15含む)、アクセス制御停止通知C21、アクセス情報テーブルダウンロードC30のコマンド、及び再生制御DMR機器決定コマンドC31が含まれる。
PUSH機能制御UI(User Interface)部113は、Push型のデータ配信によりコンテンツを再生するためのユーザインタフェースを提供する。例えば、利用可能なコンテンツの一覧を画面表示し、ユーザの入力操作を受け付けて指定されたコンテンツの再生を指示する。
また、PUSH機能制御UI部113は、制御用コマンドC1を送出する。制御用コマンドC1は、アクセス制御コマンド処理部136及びネットワークインタフェース111を介して再生機器200に送信される。
DLNAプロトコル処理部114は、DLNAのプロトコルに従って通信制御する。DLNAプロトコル処理部114は、PUSH機能制御UI部113から、例えば、再生制御の指示、又はDMR機器決定の指示を受け付ける。また、DLNAプロトコル処理部114は、例えば再生制御の指示、又はDMR機器決定の指示をネットワークインタフェース111を介して再生機器200に送出する。
また、DLNAプロトコル処理部114は、通信システム1000に接続された(通信システム1000に含まれる)機器増減の情報を他の機器(例えば通信端末100B又は再生機器200)から取得し、PUSH機能制御UI部113に通知する。また、DLNAプロトコル処理部114は、機器情報(DD)を機器情報保持部120から取得し、例えば通信端末100Bに送出する。
また、DLNAプロトコル処理部114は、再生機器200に対して再生制御DMR機器決定コマンドC31を送信する。再生制御DMR機器決定コマンドC31とは、コンテンツを再生させるDMR機器30を決定するためのコマンドである。
また、DLNAプロトコル処理部114は、ネットワークインタフェース111を介して、所定の機器情報(Device Description:DD)を、通信端末100Bとの間において通信する。機器情報(DD)は、機器(例えば端末)を識別するためのID又は名称、機器の種別の情報(例えば、PU機器、DMC機器である旨の情報)を含む。
他機器DD通信部115は、PUSH機能制御UI部113から機器リスト取得指示を受け付けて、他機器の機器情報(DD)をネットワークインタフェース111を介して取得する。他機器DD通信部115が取得した他機器の機器情報の一覧は、機器リストとして機器リスト保持部116に保持される。また、他機器DD通信部115は、自機器の機器情報を他機器へ送信する。
機器情報保持部120は、通信端末100自身の機器種別を含む機器情報を保持する。通信端末100がDMC機器である場合には、DMC用機器情報121が機器情報保持部120に保持される。通信端末100がPU機器である場合には、PU用機器情報122が機器情報保持部120に保持される。
機器情報(例えばDMC用機器情報121又はPU用機器情報122)は、例えばXMLの書式に従って記述される。例えば、DMC用機器情報121の場合には、<Device Type>タグ要素として「Media Controller」が記述され、PU用機器情報122の場合には、<Device Type>タグ要素として、「PUSH」が記述される。
アクセス情報テーブル保持部131は、通信システム1000において通信端末100がマスタとなる場合に、DMR機器30に対する他の機器のアクセスを管理するための情報を含むアクセス情報テーブル131Aを保持する。マスタとは、コンテンツを視聴するためのユーザのグループを設定する端末である。
アクセス情報テーブル131Aは、例えば、通信システム1000に接続された各機器の識別情報と、機器の種別の情報と、機器に対するアクセス権限の情報と、機器の所在を表す情報と、を機器毎に含む。機器の識別情報は、機器のID又は名称の情報を含む。アクセス権限の情報は、アクセス許可又は禁止の情報を含む。機器の所在を表す情報は、IPアドレス又はMACアドレスを含む。ここでの機器とは、例えば通信端末100,100Bである。
図3の例では、端末Aは、機器の種別がPU機器であり、アクセスが許可されている。また、端末Bは、機器の種別がDMC機器であり、アクセスが禁止されている。端末A及び端末Bは、例えば通信端末100Bに相当する。
アクセス情報テーブル131Aを用いることにより、複数の機器をグループ化して管理できる。すなわち、通信システム1000に複数の通信端末100,100Bが接続される場合に、再生機器200は、マスタである通信端末100と同じグループに所属する端末についてはアクセスを許可し、同じグループに所属しない端末についてはアクセスを禁止できる。
更新用アクセス情報テーブル保持部132は、アクセス情報テーブル131Aを更新する際に必要となる情報を含む更新用アクセス情報テーブルを保持する。更新用アクセス情報テーブルは、アクセス情報テーブル131Aと同様である。
アクセス情報設定UI部134は、アクセス情報テーブル131Aの内容を決定し、又は更新するためのユーザインタフェースを提供する。アクセス情報設定UI部134には、PUSH機能制御UI部113から、例えばグループ設定開始指示、又は機器増減の指示が入力される。アクセス情報設定UI部134は、これらの指示に応じて、グループ設定を開始するための情報を画面上に表示し、ユーザの入力操作を受け付ける。
具体的には、アクセス情報設定UI部134は、通信システム1000に接続された機器の中から、アクセス制御の対象となるPU機器10又はDMC機器20を抽出し、抽出した各機器をアクセス許可又は禁止するためのグループ設定を受け付ける。
また、アクセス情報設定UI部134は、アクセス情報テーブル制御部133に対して更新用テーブル修正指示を出力する。また、アクセス情報設定UI部134は、グループ設定の完了指示又は更新指示をPUSH機能制御UI部113に通知する。
アクセス情報テーブル制御部133は、ユーザの入力操作に従ってアクセス情報設定UI部134から出力される情報を、アクセス情報テーブル保持部131に書き込む。
例えば、通信端末100が、通信端末100の他に端末A及び端末Zを同じグループとし、「端末B」を別のグループとする入力操作を受け付けた場合、端末A及び端末Zに対してアクセス許可され、端末Bに対してアクセス禁止される。この場合、アクセス情報テーブル131Aの内容は、図3のようになる。
アクセス制御動作状態管理部135は、通信システム1000に接続された各端末のアクセス制御に関する動作状態を管理する。また、アクセス制御動作状態管理部135は、PUSH機能制御UI部113から情報を取得し、アクセス制御コマンド処理部136からアクセス制御の情報を取得する。アクセス制御の情報は、例えば、アクセス制御開始要求C13を再生機器200へ送信してもよい旨を示す情報(アクセス制御開始要求OK)を含む。
アクセス制御コマンド処理部136は、再生機器200に対するアクセス制御のための制御用コマンドC1をPUSH機能制御UI部113から取得し、ネットワークインタフェース111を介して再生機器200に送信する。また、アクセス制御コマンド処理部136は、例えば、制御用コマンドC1に対する応答、又は再生機器200からのアクセス制御停止通知C21を受信する。
アクセス情報テーブル送信部137は、所定の条件を満たす場合、アクセス情報テーブル保持部131からアクセス情報テーブル131Aの内容を取得し、ネットワークインタフェース111を介して再生機器200に送信する。例えば、再生機器200からアクセス情報テーブルダウンロードC30の要求を受けた場合、アクセス情報テーブル送信部137が、アクセス情報テーブル131Aの内容を送信する。
接続レンダラ管理部138は、PUSH機能制御UI部113又はアクセス制御コマンド処理部136から情報を取得し、保持する。接続レンダラ管理部138は、例えば、コンテンツを再生する機器として選択したDMR機器30のIPアドレス又はデバイス名の情報を取得し、保持する。
なお、アクセス情報テーブル制御部133、接続レンダラ管理部138、及びアクセス制御動作状態管理部135の機能は、通信端末100内のCPUが例えばROMに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
次に、図4を用いて再生機器200の構成例について説明する。
再生機器200は、ネットワークインタフェース(I/F)211、AVデコーダ212、DLNAプロトコル処理部213、他機器DD通信部214、タイマ215、再生状態管理部216、無線通信部217、及び機器情報保持部227を備える。また、再生機器200は、アクセス制御コマンド処理部221、アクセス情報テーブル受信部222、アクセス制御動作状態管理部223、アクセス情報テーブル管理部224、アクセス情報テーブル保持部225、及びアクセス情報テーブル取得先記録部226を備える。
再生機器200は、ネットワークインタフェース(I/F)211を介して通信システム1000の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介して通信端末100及び100Bと接続される。
ネットワークインタフェース211は、例えば無線LANの通信回線を経由して、通信システム1000の通信ネットワークと接続される。
AVデコーダ212は、例えば、動画、静止画、又は音楽の再生対象のコンテンツのデータを入力し、復号処理し、視聴可能なAV(Audio Visual)情報を再生する。
また、DLNAプロトコル処理部213は、通信端末100からの再生制御DMR機器決定コマンドC31を受信する。
DLNAプロトコル処理部213は、DLNAのプロトコルに従って通信を制御する。DLNAプロトコル処理部213は、他の機器(例えば通信端末100)からの再生制御DMR機器決定コマンドC31を受け付けて、再生制御の信号をAVデコーダ212に与える。
また、DLNAプロトコル処理部213は、他の機器からのアクセスに対して、アクセス制御動作状態管理部223と連携し、アクセス制御に関する動作状態を確認する。例えば、DLNAプロトコル処理部213は、アクセス情報テーブル管理部224が管理するアクセス情報テーブル225Aを参照し、事前に許可された機器のアクセスを受け付ける。また、DLNAプロトコル処理部213は、必要に応じてタイマ215を利用する。
また、他機器DD通信部214は、ネットワークインタフェース211を介して、機器情報(DD)を他の機器(例えば通信端末100,100B)との間において通信する。例えば、他機器DD通信部214は、他機器の機器情報(DD)をネットワークインタフェース211を介して取得する。他機器DD通信部214が取得した他機器の機器情報の一覧は、機器リストとして図示しないメモリに保持される。
タイマ215は、DLNAプロトコル処理部213及びアクセス制御コマンド処理部221の指示に従って時間を計測する。例えば、各種コマンド又はデータの受信タイミングに関する時間制限の超過の有無を監視するため、タイマ215を利用する。
再生状態管理部216は、AVデコーダ212によるコンテンツの再生状態を管理する。
無線通信部217は、例えば無線LANの通信機能を有し、再生機器200と通信システム1000に接続された他の機器(例えば通信端末100,100B)との間において、無線通信する。
機器情報保持部227は、再生機器200自身の機器種別を含むDMR用機器情報227aを保持している。DMR用機器情報227aは、再生機器200がコンテンツの再生機能を有するDMR機器であることを表す情報を含む機器情報(DD)である。
DMR用機器情報227aは、例えばXMLの書式に従って記述される。また、受け付け可能な命令として、制御用コマンドC1(C11〜C15)に相当するネットワークコマンドをDMR用機器情報227aの<action>タグに追加してある。DMR用機器情報227aは、DLNAプロトコル処理部213によって、所定の条件を満たす場合に他の機器に通知される。
アクセス制御コマンド処理部221は、所定のタイミングにおいて、他の機器(例えば通信端末100)からの制御用コマンドC1を受信する。また、アクセス制御コマンド処理部221は、アクセス制御停止通知C21を送信する。また、アクセス制御コマンド処理部221は、再生状態管理部216に対して再生状態取得指示又は再生状態更新指示を与え、再生状態を把握する。また、アクセス制御コマンド処理部221は、受信した制御用コマンドC1をアクセス制御動作状態管理部223に対して出力する。
アクセス情報テーブル受信部222は、再生機器200自身が他の機器をアクセス制御する際に使用するアクセス情報テーブル131Aを、他の機器(例えば通信端末100)から受信する。
アクセス制御動作状態管理部223は、再生機器200のアクセス制御に関する現在の動作状態を管理する。動作状態には、暫定動作中、動作中、非動作中の3種類の状態を含む。アクセス制御動作状態管理部223は、動作状態がいずれの状態であるかを把握する。
アクセス情報テーブル管理部224は、アクセス情報テーブル受信部222が他の機器から受信したアクセス情報テーブル131Aの内容を、アクセス情報テーブル保持部225が保持するアクセス情報テーブル225Aに書き込む。また、アクセス情報テーブル管理部224は、DLNAプロトコル処理部213がアクセス情報テーブル225Aを参照する場合、アクセス情報テーブル225Aの内容を読み出し、DLNAプロトコル処理部213に与える。
アクセス情報テーブル保持部225は、アクセス情報テーブル225Aを保持する。例えば、通信端末100がマスタとなる場合には、通信端末100に存在するアクセス情報テーブル131Aの内容が再生機器200にダウンロードされて、アクセス情報テーブル保持部225が保持するアクセス情報テーブル225Aに書き込まれる。
アクセス情報テーブル取得先記録部226は、アクセス情報テーブル131Aをどの機器から受信するかを表す取得先の情報(例えばURL:Uniform Resource Locators)を記録する。取得先の情報は、他の機器から受信してもよいし、あらかじめ記録されていてもよい。
なお、AVデコーダ212、再生状態管理部216、アクセス制御動作状態管理部223、及びアクセス情報テーブル管理部224の機能は、再生機器200内のCPUが例えばROMに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
次に、通信システム1000の動作例について説明する。
まず、グループ未設定状態における動作例について説明する。
図5及び図6は、グループ未設定状態における通信システム1000の動作例を示すタイムチャートである。なお、図5に示す動作の続きが図6に示されている。
図5及び図6では、通信システム1000は、N個のPU機器10(10(1)〜10(N))と、N個のDMC機器20(20(1)〜20(N))と、DMR機器30と、を備えることを想定する。PU機器10(1)〜10(N)及びDMC機器20(1)〜20(N)は、通信端末100の一例である。DMR機器30は、再生機器200の一例である。
また、図5及び図6では、初期状態、つまりグループ未設定状態において、PU機器10(1)をマスタとすることを想定する。
まず、PU機器10(1)は、他機器DD通信部115が、他のPU機器10(2)〜10(N)、DMC機器20(1)〜20(N)、及びDMR機器30に対して、PU機器10(1)の機器情報DDを含む情報を、「Notify」として通知する(ステップS11)。
PU機器10(2)〜10(N)、DMC機器20(1)〜20(N)、及びDMR機器30は、他機器DD通信部115又は214が、PU機器10(1)の機器情報DDを取得する(ステップS21,S31,S41)。
続いて、PU機器10(2)〜10(N)、DMC機器20(1)〜20(N)、及びDMR機器30は、他機器DD通信部115又は214が、自端末の機器情報DDを含む情報を、「Notify」としてPU機器10(1)に通知する(ステップS12、S22,S32,S42)。
機器情報DDの通知では、DLNAの機能に含まれる「Notify」と「M−search」の仕組みを利用する。
PU機器10(1)は、他機器DD通信部115が、通信システム1000に接続された全ての機器から、PU機器及びDMC機器の機器情報DDを収集する(ステップS13)。このように、各PU機器10及び各DMC機器20が自機のDDを意図的にブロードキャスト送信する。これにより、各機器は、通信システム1000に存在するPU機器10の台数及びDMC機器20の台数を認識できる。
続いて、PU機器10(1)は、他機器DD通信部115が、収集した機器情報DDをDMR機器30に送信する(ステップS14)。DMR機器30は、他機器DD通信部214が、PU機器10(1)から機器情報DDを取得する(ステップS43)。
PU機器10(1)は、図示しないコンテンツ選択部が、ユーザの入力操作を受け付けて、再生対象となるコンテンツを選択する(ステップS15)。すなわち、PU機器10(1)のPUSH機能制御UI部113が、コンテンツ選択のためのユーザの入力操作を受け付ける。
続いて、通信システム1000は、再生機器の選択処理を実行する(ステップS00)。図5では、再生機器としてDMR機器30が選択される。すなわち、PU機器10(1)のPUSH機能制御UI部113が再生制御DMR機器決定の情報をDLNAプロトコル処理部114へ出力し、DLNAプロトコル処理部114が、ネットワークインタフェース111を介して再生制御DMR機器決定コマンドC31をDMR機器30へ送信する。
続いて、PU機器10(1)は、アクセス制御コマンド処理部136が、選択したDMR機器30に対してアクセス制御動作状態確認要求C11を送信し、DMR機器30におけるアクセス制御の状態を確認する(ステップS16,S44)。DMR機器30は、アクセス制御コマンド処理部221が、アクセス制御動作状態管理部223が管理する動作状態をPU機器10(1)に通知する。動作状態は、例えばアクセス制御停止状態である。
また、PU機器10(1)は、選択したDMR機器30に対して、アクセス制御コマンド処理部221が、DMR機器30の再生状態を確認するための再生状態確認要求を送信し、再生状態を確認する(ステップS17,S45)。DMR機器30は、アクセス制御コマンド処理部221が、再生状態管理部216が管理する再生状態をPU機器10(1)に通知する。
続いて、PU機器10(1)は、アクセス制御動作状態管理部135が、選択したDMR機器30の状態が「アクセス制御なし状態」かつ「再生状態が停止状態」又は「NO MEDIA PRESENT」であるか否かを判定する(ステップS18)。DMR機器30に対するアクセス制御がされておらず、DMR機器30の再生状態が停止状態である又はDMR機器30が再生するコンテンツがない場合、図6のステップS19に進む。
なお、再生状態が停止状態とは、DMR機器30がコンテンツの取得先のURLの情報を保持しているが、コンテンツを再生していない状態である。「NO MEDIA PRESENT」の状態とは、DMR機器30がコンテンツの取得先のURLの情報を保持しておらず、コンテンツを再生していない状態である。
続いて、アクセス情報設定UI部134が、アクセス制御を開始するためのユーザの入力操作を受け付けて、アクセス制御許可要求C12を出力する。つまり、PU機器10(1)は、アクセス制御コマンド処理部126が、DMR機器30に対して、アクセス制御許可要求C12を送信する(ステップS19)。
DMR機器30は、アクセス制御コマンド処理部221が、アクセス制御許可要求C12を受信すると、アクセス制御許可要求C12をアクセス制御動作状態管理部223に送る(ステップS46)。これにより、アクセス制御動作状態管理部223が管理するアクセス制御の動作状態が「暫定動作中」になる(ステップS47)。
「暫定動作中」の場合には、DMR機器30は、アクセス制御コマンド処理部221が、アクセス制御許可要求C12の送信元(ここではPU機器10(1))を除く全ての機器のアクセスを禁止するように、排他制御する。これにより、グループ設定における他の機器による割り込みを防止できる。
PU機器10(1)は、アクセス情報設定UI部134は、グループ設定のための画面を表示し、ユーザからの入力操作を待つ(ステップS20)。すなわち、アクセス情報設定UI部134は、ステップS13において収集されたPU機器10(1)以外のPU機器10(2)〜10(N)又はDMC機器20(1)〜20(N)の一覧を画面上に表示し、グループ設定の入力操作を待つ。
例えば、PU機器10(1)は、アクセス情報テーブル制御部133が、PU機器10(1)を操作するユーザと共通のコンテンツ視聴を希望するユーザが所有するPU機器10(2)に対して、DMR機器30へのアクセスを許可するように、PU機器10(1)と同じグループを割り当てる。これにより、例えば他のPU機器10(3)〜(N)及びDMC機器20(1)〜20(N)は、DMR機器30へのアクセスが禁止される。
アクセス情報テーブル制御部133は、各PU機器10若しくは各DMC機器20のグループ割り当て、又は、アクセス許可若しくは禁止の情報を、アクセス情報テーブル131Aに反映する。
アクセス情報テーブル131Aに内容が反映されると、PU機器10(1)のアクセス制御コマンド処理部136は、アクセス制御開始要求C13をDMR機器30に送信する(ステップS20A)。また、アクセス制御コマンド処理部136は、アクセス制御開始要求C13と共に、PU機器10(1)が作成したアクセス情報テーブルの所在を表す情報(例えばURLの情報)を送信してもよい。
「暫定動作中」のDMR機器30のアクセス制御コマンド処理部221は、PU機器10(1)からのアクセス制御開始要求C13を受信する(ステップS48)。また、アクセス制御コマンド処理部221は、PU機器10(1)からのURLの情報を、アクセス情報テーブル131Aの取得先として、アクセス情報テーブル取得先記録部226に記録させる。
続いて、DMR機器30は、URLの情報により示された取得先であるPU機器10(1)にアクセスし、アクセス情報テーブル受信部222が、アクセス情報テーブルダウンロードC30を実行する(ステップS49)。つまり、DMR機器30は、PU機器10(1)が保持するアクセス情報テーブル131Aの内容を取得する。
DMR機器30は、アクセス情報テーブルダウンロードC30が完了した後、アクセス制御動作状態管理部223は、アクセス情報テーブル131Aの内容に基づくアクセス情報テーブル225Aの内容に従って、アクセス制御を開始する(ステップS50)。すなわち、アクセス制御動作状態管理部223は、PU機器10(1)と同じグループに所属するPU機器10(2)〜(N)又はDMC機器20(1)〜(N)からのアクセスは許可する。また、アクセス制御動作状態管理部223は、同じグループに所属しないPU機器10又はDMC機器20からのアクセスは禁止するよう排他制御する。この場合、アクセス制御動作状態管理部223が管理するアクセス制御の動作状態は、「動作中」になる。
例えば、PU機器10(1)のアクセス情報テーブル131Aの内容が図3に示す状態である場合には、DMR機器30は以下のように動作する。すなわち、DMR機器30のアクセス制御動作状態管理部223は、PU機器10(1)と同じグループに所属する端末A,端末Zからのアクセスを許可し、PU機器10(1)と同じグループに所属しない端末Bからのアクセスを禁止する。
また、動作中になると、DMR機器30は、図示しないコンテンツ取得部が、PU機器10(1)からPU機器10(1)のユーザが視聴したいコンテンツのURLの情報を取得し、URLを用いてコンテンツを取得する。コンテンツは、例えば、PU機器10(1)がPUSH配信し、又はDMS機器40がPUSH配信する。DMR機器30は、コンテンツを取得すると、AVデコーダ212が、PUSH配信されたコンテンツの再生を開始する。
なお、DMR機器30は、コンテンツの再生中に、他の機器からアクセスがあった場合には、アクセス制御動作状態管理部223が、アクセス情報テーブル225Aを参照し、アクセス元の機器がアクセス許可されているか否かを識別する。アクセス制御動作状態管理部223は、アクセス許可されていない機器に対しては、エラーを通知してもよい。
このように、通信端末100は、受信部(第1の受信部)と、アクセス権限設定部と、アクセス情報生成部と、送信部と、を備える。受信部は、再生機器200へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信する。受信部は、例えば他機器DD通信部115である。アクセス権限設定部は、各通信端末から再生機器200へのアクセス権限を設定する。アクセス権限設定部は、例えばアクセス情報設定UI部134である。アクセス情報生成部は、各通信端末の識別情報と、アクセス権限設定部により設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成する。アクセス情報生成部は、例えばアクセス情報テーブル制御部133である。アクセス情報は、例えば、アクセス情報テーブル131Aに含まれる情報である。送信部は、アクセス情報生成部により生成されたアクセス情報を再生機器200へ送信する。送信部は、例えばアクセス情報テーブル送信部137である。
この通信端末100によれば、アクセス情報を生成して再生機器200へ送信することで、通信端末100のユーザがコンテンツを共有して視聴したい他のユーザとの間で、コンテンツ共有視聴のためのグループを設定できる。従って、意図しない後発のユーザによりコンテンツの視聴を邪魔されない。また、仲間内におけるコンテンツ視聴であっても、意図しないタイミングにおける割り込みを防止でき、楽しさが減少することを回避できる。さらに、第三者から割り込みを受ける心配をせずに済むため、ユーザの負担が軽減される。
また、再生機器200は、情報を受信する受信部(第2の受信部)と、再生機器200へコンテンツの再生を指示する通信端末100から再生機器200へのアクセスを制御するアクセス制御部と、を備える。受信部は、第1の通信端末から、各通信端末100の識別情報と、各通信端末100から再生機器200へのアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を受信する。アクセス制御部は、アクセス情報に基づいて、各通信端末100から再生機器200へのアクセスを制御する。受信部は、例えばアクセス情報テーブル受信部222である。第1の通信端末は、例えばマスタとしてのPU機器10(1)である。アクセス制御部は、例えばアクセス制御動作状態管理部223である。
この再生機器200によれば、アクセス情報(例えばアクセス情報テーブル131A)に基づいて他の機器からのアクセス制御を行うことで、意図しない第三者により不意に再生対象のコンテンツが変更されることを防止できる。
また、通信端末100は、送信部が、操作部により所定の入力操作を受け付けた場合、再生機器200によるアクセス制御の許可を要求するためのアクセス制御許可要求C12を、再生機器200へ送信してもよい。操作部は、例えばアクセス情報設定UI部134である。これにより、通信端末100をマスタとするよう通知し、暫定的に他の機器からのアクセス制御を禁止させることができる。
また、再生機器200は、アクセス制御部が、受信部により第1の通信端末からアクセス制御許可要求C12を受信した場合、第1の通信端末以外の通信端末からのアクセスを禁止してもよい。これにより、暫定的に、マスタとしての第1の通信端末以外の機器からのアクセス制御を禁止させることができる。従って、グループ設定の割り込み、又はグループ設定中の他のユーザによるコンテンツ視聴を防止できる。
次に、グループ設定後の機器追加時の動作例について説明する。
図7は、通信システム1000によるグループ設定後の機器追加時の動作例を示すタイムチャートである。
図7では、図5の場合と同様に、通信システム1000が、N個のPU機器10(10(1)〜10(N))と、N個のDMC機器20(20(1)〜20(N))と、DMR機器30と、を備えることを想定する。
図7では、DMR機器30が、図5及び図6で示したアクセス制御(排他制御)を既に実行開始している(ステップS60)。また、通信システム1000において、新たなPU機器10又はDMC機器が追加された場合、又は、既に決定されたグループの割り当てを変更する場合を想定する。また、PU機器10(1)がマスタとして動作することを想定する。
通信システム1000に新たに接続されたPU機器10(N)は、他機器DD通信部115が、PU機器10(N)の機器情報DDを含む情報を「Notify」としてPU機器10(1)に通知する(ステップS71,S61)。また、PU機器10(1)は、他機器DD通信部115が、PU機器10(1)の機器情報DDを含む情報を端末10(N)に通知する(ステップS62,S72)。
端末10(1)は、他機器DD通信部115が、ステップS61において取得したPU機器10(N)の機器情報DDを機器リスト保持部116に追加し、機器リストを更新する(ステップS63)。
同様に、通信システム1000に新たに接続されたDMC機器20(N)は、他機器DD通信部115が、DMC機器の機器情報DDを含む情報を「Notify」としてPU機器10(1)に通知する(ステップS73,S64)。また、PU機器10(1)は、他機器DD通信部115が、PU機器10(1)の機器情報DDを含む情報をDMC機器20(N)に通知する(ステップS65,S74)。
PU機器10(1)は、他機器DD通信部115が、ステップS64において取得したDMC機器20(N)の機器情報DDを機器リスト保持部116に追加し、機器リストを更新する(ステップS66)。
また、PU機器10(1)は、アクセス情報設定UI部134が、新たな機器情報DDの受信により機器リストが更新される度に、新たな機器が追加されたことを画面に表示してもよい。これにより、新たな機器が追加されたことをユーザに通知できる(ステップS63,S66)。
続いて、PU機器10(1)では、アクセス情報テーブル制御部133が、最新の機器リストの内容に基づいて、任意のタイミングにおいて、アクセス情報テーブル保持部131に保持されたアクセス情報テーブル131Aを更新する(ステップS67)。アクセス情報テーブル131Aが更新される際には、更新用アクセス情報テーブルが用いられる。
すなわち、PU機器10(1)は、アクセス情報設定UI部134が、ユーザからの所定の入力操作を受け付けると、最新の機器リストの内容に基づいて、現在接続されているPU機器、DMC機器の一覧を画面に表示する。また、アクセス情報設定UI部134は、一覧表示された各機器のグループ割り当ての変更入力を受け付ける。各機器のグループ割り当てを変更する場合には、アクセス情報テーブル制御部133は、変更の内容を、更新用アクセス情報テーブル保持部132に書き込む。
アクセス情報テーブル131Aの更新のための入力操作後、ユーザからの所定の入力操作を受け付けると、PU機器10(1)のアクセス制御コマンド処理部136は、アクセス制御テーブル更新要求C15をDMR機器30に送信する(ステップS68)。
DMR機器30では、アクセス制御コマンド処理部221が、PU機器10(1)からのアクセス制御テーブル更新要求C15を受信する(ステップS75)。また、アクセス情報テーブル受信部222が、PU機器10(1)にアクセスして更新後のアクセス情報テーブル131Aの内容を受信する(更新後のアクセス情報テーブルダウンロードC30)。また、アクセス情報テーブル管理部224が、アクセス情報テーブル225Aの内容を、受信されたアクセス情報テーブル131Aの内容に応じて更新する。
このように、通信端末100は、受信部が、送信部によりアクセス情報を送信した後、アクセス情報に識別情報が含まれていない新たな他の通信端末から機器情報を受信してもよい。アクセス権限設定部は、他の通信端末から再生機器200へのアクセス権限を新たに設定してもよい。アクセス情報生成部は、新たな他の通信端末の識別情報と、アクセス権限設定部により新たに設定されたアクセス権限と、に基づいて、アクセス情報を更新してもよい。送信部は、アクセス情報生成部により更新されたアクセス情報を再生機器200へ送信してもよい。
この通信端末100によれば、一度グループ設定した後であっても、通信システム1000内に追加された新たな通信端末を含めて、グループ設定できる。また、追加した通信端末の再生機器200に対するアクセス制御の許可又は禁止を、ユーザが自由に決定できる。従って、アクセス制御中であっても、通信端末100のユーザのグループに参加でき、コンテンツ視聴を一緒に楽しむことができる。
また、再生機器200は、受信部により受信されたアクセス情報を保持するアクセス情報保持部を備え、受信部により第1の通信端末から受信されたアクセス情報に基づいて、アクセス情報保持部に保持されたアクセス情報を更新してもよい。アクセス情報保持部は、例えばアクセス情報テーブル保持部225である。第1の通信端末から受信されたアクセス情報は、例えばアクセス情報テーブル131Aに含まれる情報である。アクセス情報保持部に保持されたアクセス情報は、例えばアクセス情報テーブル225Aに含まれる情報である。
この再生機器200によれば、グループ設定後であっても、通信端末100側のアクセス情報と再生機器200側のアクセス情報とを逐次同期させることができる。つまり、再生機器200は、アクセス制御を開始した後であっても、アクセス制御に使用するアクセス情報の内容を更新できる。従って、アクセス制御を開始した後であっても、新たな通信端末を通信システム1000に自由に追加できる。
また、通信端末100は、送信部が、操作部により所定の入力操作を受け付けた場合、アクセス情報を更新するためのアクセス情報更新要求を再生機器200へ送信してもよい。アクセス情報更新要求は、例えばアクセス制御テーブル更新要求C15である。これにより、ユーザ主導のタイミングにおいて、アクセス情報の更新を要求できる。
次に、グループ設定解除について説明する。
図8は、通信システム1000のグループ設定解除時の動作例を示すフローチャートである。
図8では、図5の場合と同様に、通信システム1000が、N個のPU機器10(10(1)〜10(N))と、N個のDMC機器20(20(1)〜20(N))と、DMR機器30と、を備えることを想定する。また、PU機器10(1)がマスタとして動作する場合を想定する。
図8の動作例では、DMR機器30がアクセス制御(排他制御)を既に実行開始しており(ステップS80)、PU機器10(1)又はDMR機器30がアクセス制御の許可を解除する場合を想定する。
例えば、PU機器10(1)は、ユーザがアクセス制御の停止のための入力操作をすると、アクセス情報設定UI部134は、この入力操作を受け付ける。そして、アクセス制御コマンド処理部136は、アクセス制御停止要求C14を、ネットワークインタフェース111を介してDMR機器30に送信する(ステップS81)。
DMR機器30は、アクセス制御コマンド処理部221が、アクセス制御停止要求C14を受信すると(ステップS84)、アクセス制御において使用中のアクセス情報テーブルの情報を破棄する(ステップS85)。また、アクセス制御動作状態管理部223は、アクセス制御の動作状態を「非動作中」に切り替える(ステップS86)。これにより、PU機器10(1)及びPU機器10(1)により許可されたグループに含まれない機器に対するDMR機器30の排他的なアクセス制御モードがオフになる。
PU機器10(1)は、アクセス制御停止要求C14を送信した後、DMR機器30におけるアクセス制御の動作状態を確認する(ステップS82)。つまり、アクセス制御コマンド処理部136が、アクセス制御動作状態確認要求C11をDMR機器30へ送信する。
DMR機器30のアクセス制御コマンド処理部221は、アクセス制御動作状態管理部223の管理する動作状態が「非動作中」に切り替わると、アクセス制御停止通知C21をPU機器10(1)に送信する。従って、PU機器10(1)は、DMR機器30におけるアクセス制御の動作状態を確認できる。例えば、アクセス制御停止要求C14に伴い、DMR機器30の動作状態が非動作中に変更されたことを確認できる。
PU機器10(1)は、アクセス情報テーブル制御部133が、DMR機器30におけるアクセス制御の動作状態が「非動作中」であることを確認すると、アクセス情報テーブル131Aの情報を破棄する(ステップS83)。また、PU機器10(1)は、再生中のコンテンツのPUSH配信を終了させる。
なお、DMR機器30は、アクセス制御の動作状態が「動作中」の場合に、PU機器10(1)からのアクセス制御停止要求C14を受信しない場合でも、自律的にアクセス制御を停止してもよい。
例えば、DMR機器30は、アクセス制御動作状態管理部223は、PU機器10(1)が無線通信部217による通信圏内に存在する否かを監視する。また、アクセス制御動作状態管理部223は、通信圏内に存在するか否かの情報に基づいて、通信システム1000における通信ネットワークとPU機器10(1)との接続状態、再生対象のコンテンツのデータ受信状況、又はコマンドの受信状況を監視する。
アクセス制御動作状態管理部223は、例えば、PU機器10(1)が所定時間(例えば5分間)以上DMR機器30にアクセスしていない場合、アクセス制御の継続が望ましくない状況を検出できる。アクセス制御の継続が望ましくない状況とは、例えば、所定時間以上PU機器10(1)から通信信号を検出しない状況であり、PU機器10(1)がDMR機器30の通信圏外に移動した、又は通信環境が劣化したことを含む。この状況を検出した場合、DMR機器30は、先に説明したステップS85,S86を実行する。
なお、通信システム1000における通信ネットワークの通信圏内外の移動時のアクセス制御については、後述する。
このように、通信端末100(例えばPU機器10又はDMC機器20)、再生機器200(例えばDMR機器30)のいずれもが、ユーザの操作に応じて又は所定の条件を満たしたときに、DMR機器30のアクセス制御を解除できる。従って、グループ設定した機器とは異なる通信端末100により、新たにグループ設定でき、異なるコンテンツ共有視聴の環境を創出できる。
このように、通信端末100は、送信部が、操作部により所定の入力操作を受け付けた場合、アクセス情報を破棄させるためのアクセス制御停止要求を、再生機器200へ送信してもよい。これにより、コンテンツを特定のユーザにより再生制御するためのグループ設定を解除できる。グループ設定が解除されないと、アクセスを禁止されたユーザはアクセスできないが、グループ設定したい他のユーザが再生機器200へアクセスできるようになる。従って、新しいグループを設定し、新しいコンテンツ視聴環境を創出できる。
また、再生機器200は、アクセス情報保持部及びアクセス情報管理部を備えてもよい。アクセス情報管理部は、受信部により第1の通信端末からアクセス制御停止要求C14を受信した場合、又は受信部により第1の通信端末からの通信信号を所定時間以上検出しなかった場合、アクセス情報をアクセス情報保持部から破棄する。アクセス情報管理部は、例えばアクセス情報テーブル管理部224である。これにより、コンテンツを特定のユーザにより再生制御するためのグループ設定を解除できる。グループ設定が解除されないと、アクセスを禁止されたユーザはアクセスできないが、グループ設定したい他のユーザが再生機器200へアクセスできるようになる。従って、新しいグループを設定し、新しいコンテンツ視聴環境を創出できる。
次に、通信システム1000における通信ネットワークの通信圏内外の移動時のアクセス制御について説明する。
通信システム1000を構成する各機器を移動させることができるが、機器が通信不可能な圏外に移動した場合、通信不可能な状態になる。
PU機器10又はDMC機器20が移動して、通信圏内又は通信圏外が切り替わる場合、通信システム1000は、以下のように制御する。例えば、PU機器10又はDMC機器20が、DMR機器30に対して一時的に再生制御又はデータ送信ができない状態から復帰した場合、以前に接続したDMR機器30に対して、アクセス制御動作状態確認要求C11を送信する。以前に接続したDMR機器30の情報は、接続レンダラ管理部138に記憶されている。
DMR機器30は、アクセス制御動作状態確認要求C11を受信し、アクセス制御動作状態確認要求C11の要求元とDMR機器30との動作状態を確認する。以前にアクセス制御が許可された機器からの通知であり、アクセス制御の動作状態が「動作中」であれば、DMR機器30は、上記要求元に対して、アクセス制御許可を通知する。なお、PU機器10又はDMC機器20は、アクセス制御開始後、アクセス制御されるDMR機器30の情報を接続レンダラ管理部138に記憶させている。
このように、通信システム1000に含まれる各機器の移動に伴って一時的に通信状態が悪化しても、DMR機器30のアクセス制御を維持できる。
次に、複数の機器のアクセス制御の情報を一括して設定し、DMR機器30をアクセス制御することについて説明する。
PU機器10(1)は、DMR機器30に対して初めてアクセス制御許可要求C12又はアクセス制御開始要求C13を送信する場合、複数のPU機器10及びDMC機器20のアクセス許可又は禁止の設定を纏めて設定してもよい。
PU機器10(1)は、例えばユーザの入力操作に従って、複数の機器のアクセス許可又は禁止を含む情報を、アクセス情報テーブル131Aに書き込む。DMR機器30は、アクセス制御許可要求C12又はアクセス制御開始要求C13を送信したPU機器10(1)にアクセスし、アクセス情報テーブル131Aをダウンロードする。従って、DMR機器30のアクセス情報テーブル225Aの内容を一括して書き換えできる。
また、DMR機器30は、アクセス制御許可要求C12を受信すると、「暫定動作中」になり、アクセス制御許可要求C12又はアクセス制御開始要求C13を送信したPU機器10(1)をマスタとして記憶する。「暫定動作中」には、DMR機器30は、マスタとして記憶したPU機器10(1)以外の機器からのアクセスを全てエラーとして扱う。
PU機器10(1)は、DMR機器30が暫定動作中に、他の機器の影響を受けることなく、接続されている各PU機器10又はDMC機器20のアクセス許可又は禁止を決定できる。これにより、アクセス情報テーブル131Aの内容が決定される。
従って、DMR機器30がコンテンツの再生を開始する前に、マスタである端末10(1)が決定したアクセス情報テーブル131Aの内容を一括してDMR機器30に与えられる。従って、アクセス制御に関するユーザの操作性が向上する。
次に、複数の機器へのアクセス制御の一括解除について説明する。
DMR機器30は、アクセス情報テーブル131Aの取得先(マスタ)を特定する情報(例えば、IPアドレス、MACアドレス、又は機器名称)をアクセス情報テーブル取得先記録部226に記憶する。
また、DMR機器30は、マスタとしてのPU機器10(1)からのアクセス制御停止要求C14又はDMR機器30が通知するアクセス制御停止通知C21によって、使用中のアクセス情報テーブル225Aを破棄する(ステップS85)。これにより、複数の機器のアクセス制御を一括して解除できる。DMR機器30が通知するアクセス制御停止通知C21は、例えば、PU機器10(1)が通信圏内から通信圏外へ移動してから所定時間経過した場合に通知される。
また、DMR機器30は、アクセス制御中には、マスタとしてのPU機器10(1)からの制御用コマンドC1を処理対象とし、マスタ以外の機器からの制御用コマンドC1を処理対象としない。なお、DMR機器30は、マスタ以外の機器であってアクセス許可された機器から受信した制御用コマンドC1であっても処理対象とせず、エラーとして処理する。
DMR機器30は、複数の機器によりPUSH機能の使用及びアクセス制御の指示を受けると、どの機器からもアクセス制御の解除が可能であり、どのようなタイミングにおいて割り込まれるか判断できない。従って、マスタとしての機器のみ制御可能とすることで、アクセス制御の期間を明確に設定できる。
このように、通信システム1000によれば、ユーザ主導により、再生機器200(例えばDMR機器30)を制御する通信端末(例えばPU機器10又はDMC機器20)をグループ化できる。また、グループ設定の情報を通信端末100と再生機器200とにおいて同期させ、DMR機器30の制御を希望する通信端末100のアクセス制御を可能にする。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
また、本発明は、上記実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワークあるいは各種記憶媒体を介して通信端末又は再生機器に供給し、この通信端末又は再生機器内のコンピュータが読み出して実行するプログラムも適用範囲である。
本発明は、他のユーザから割り込みを受けずにコンテンツを視聴できる通信端末、再生機器、通信システム、通信方法、およびアクセス制御方法等に有用である。
1000 通信システム
10 PU機器
20 DMC機器
30 DMR機器
100,100B 通信端末
111 ネットワークインタフェース
112 無線通信部
113 PUSH機能制御UI部
114 DLNAプロトコル処理部
115 他機器DD通信部
116 機器リスト保持部
120 機器情報保持部
121 DMC用機器情報
122 PU用機器情報
131 アクセス情報テーブル保持部
131A アクセス情報テーブル
132 更新用アクセス情報テーブル保持部
133 アクセス情報テーブル制御部
134 アクセス情報テーブル設定UI部
135 アクセス制御動作状態管理部
136 アクセス制御コマンド処理部
137 アクセス情報テーブル送信部
138 接続レンダラ管理部
200 再生機器
211 ネットワークインタフェース
212 AVデコーダ
213 DLNAプロトコル処理部
214 他機器DD通信部
215 タイマ
216 再生状態管理部
217 無線通信部
221 アクセス制御コマンド処理部
222 アクセス情報テーブル受信部
223 アクセス制御動作状態管理部
224 アクセス情報テーブル管理部
225 アクセス情報テーブル保持部
225A アクセス情報テーブル
226 アクセス情報テーブル取得先記録部
227 機器情報保持部
227a DMR用機器情報
C1 制御用コマンド
C11 アクセス制御動作状態確認要求
C12 アクセス制御許可要求
C13 アクセス制御開始要求
C14 アクセス制御停止要求
C15 アクセス制御テーブル更新要求
C21 アクセス制御停止通知
C30 アクセス情報テーブルダウンロード
C31 再生制御DMR機器決定コマンド

Claims (12)

  1. コンテンツを再生する再生機器と通信する通信端末であって、
    前記再生機器へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信する受信部と、
    各通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を設定するアクセス権限設定部と、
    各通信端末の識別情報と、前記アクセス権限設定部により設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するアクセス情報生成部と、
    前記アクセス情報生成部により生成されたアクセス情報を、前記再生機器へ送信する送信部と、
    を備える通信端末。
  2. 請求項1に記載の通信端末であって、
    前記送信部は、操作部により所定の入力操作を受け付けた場合、前記再生機器によるアクセス制御の許可を要求するためのアクセス制御許可要求を、前記再生機器へ送信する通信端末。
  3. 請求項1または2に記載の通信端末であって、
    前記送信部は、操作部により所定の入力操作を受け付けた場合、前記アクセス情報を破棄させるためのアクセス制御停止要求を、前記再生機器へ送信する通信端末。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信端末であって、
    前記受信部は、前記送信部により前記アクセス情報を送信した後、前記アクセス情報に識別情報が含まれていない新たな他の通信端末から前記機器情報を受信し、
    前記アクセス権限設定部は、前記他の通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を新たに設定し、
    前記アクセス情報生成部は、前記新たな他の通信端末の識別情報と、前記アクセス権限設定部により新たに設定されたアクセス権限と、に基づいて、アクセス情報を更新し、
    前記送信部は、前記アクセス情報生成部により更新されたアクセス情報を前記再生機器へ送信する通信端末。
  5. 請求項4に記載の通信端末であって、
    前記送信部は、操作部により所定の入力操作を受け付けた場合、前記アクセス情報を更新するためのアクセス情報更新要求を前記再生機器へ送信する通信端末。
  6. コンテンツを再生する再生機器であって、
    情報を受信する受信部と、
    当該再生機器へコンテンツの再生を指示する通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、
    を備え、
    前記受信部は、第1の通信端末から、各通信端末の識別情報と、各通信端末から当該再生機器へのアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を受信し、
    前記アクセス制御部は、アクセス情報に基づいて、各通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御する再生機器。
  7. 請求項6に記載の再生機器であって、
    前記アクセス制御部は、前記受信部により前記第1の通信端末からアクセス制御許可要求を受信した場合、前記第1の通信端末以外の通信端末からのアクセスを禁止する再生機器。
  8. 請求項6または7に記載の再生機器であって、
    前記受信部により受信されたアクセス情報を保持するアクセス情報保持部を備え、
    前記受信部により前記第1の通信端末からアクセス制御停止要求を受信した場合、又は前記受信部により前記第1の通信端末からの通信信号を所定時間以上検出しなかった場合、前記アクセス情報を前記アクセス情報保持部から破棄するアクセス情報管理部と、
    を備える再生機器。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項に記載の再生機器であって、更に、
    前記受信部により受信されたアクセス情報を保持するアクセス情報保持部を備え、
    前記受信部により前記第1の通信端末から受信されたアクセス情報に基づいて、前記アクセス情報保持部に保持された前記アクセス情報を更新する再生機器。
  10. コンテンツを再生する再生機器と、前記再生機器と通信する通信端末と、を含む通信システムであって、
    前記通信端末は、
    前記再生機器へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信する第1の受信部と、
    各通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を設定するアクセス権限設定部と、
    各通信端末の識別情報と、前記アクセス権限設定部により設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するアクセス情報生成部と、
    前記アクセス情報生成部により生成されたアクセス情報を、前記再生機器へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記再生機器は、
    情報を受信する第2の受信部と、
    当該再生機器へコンテンツの再生を指示する通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、
    を備え、
    前記第2の受信部は、第1の通信端末から前記アクセス情報を受信し、
    前記アクセス制御部は、アクセス情報に基づいて、各通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、
    を備える通信システム。
  11. コンテンツを再生する再生機器と通信する通信端末の通信方法であって、
    前記再生機器へコンテンツの再生を指示する他の通信端末の識別情報を含む機器情報を受信するステップと、
    各通信端末から前記再生機器へのアクセス権限を設定するステップと、
    各通信端末の識別情報と、前記設定された各通信端末のアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を作成するステップと、
    前記生成されたアクセス情報を、前記再生機器へ送信するステップと、
    を有する通信方法。
  12. コンテンツを再生する再生機器におけるアクセス制御方法であって、
    情報を受信する受信ステップと、
    前記再生機器へコンテンツの再生を指示する通信端末から前記再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御ステップと、
    を備え、
    前記受信ステップでは、第1の通信端末から、各通信端末の識別情報と、各通信端末から当該再生機器へのアクセス権限の情報と、を含むアクセス情報を受信し、
    前記アクセス制御ステップでは、前記アクセス情報に基づいて、各通信端末から当該再生機器へのアクセスを制御するアクセス制御部と、
    を有するアクセス制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017525067A (ja) * 2015-05-21 2017-08-31 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. アカウントと機器との間の制御関係を管理するための方法、装置、システム、プログラム及び記録媒体

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