JP2013238071A - 電気錠制御装置及び電気錠制御方法 - Google Patents

電気錠制御装置及び電気錠制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じて最適な順に電気錠を解錠することを課題とする。
【解決手段】電気錠制御装置は、監視領域の警備を行なう警備装置から非常事態が発生した旨の入力を受け付ける。また、電気錠制御装置は、非常事態が発生した旨の入力を受け付けた場合に、監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における非常事態の発生の状況を警備装置から取得する。また、電気錠制御装置は、取得した非常事態の発生の状況をもとに、電気錠を解錠する順位を表す解錠優先順位を決定する。また、電気錠制御装置は、決定した解錠優先順位にしたがって電気錠の解錠制御を行なう。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気錠制御装置及び電気錠制御方法に関する。
従来、建造物や部屋の出入口の扉付近には、防犯のために電気錠が設置されていることがある。また、電気錠が設置された扉付近には、テンキー、接触式又は非接触のカードリーダ、タッチパネル、指紋や虹彩や静脈等の生体情報を読み取る生体情報読取装置等の操作部が設置される。電気錠は、電源装置から供給された電力を利用して該電気錠の端子へ通電や電圧を印加することにより施解錠を制御する電気錠制御装置と有線又は無線で接続されている。電気錠制御装置は、上記操作部からの信号をもとに認証処理を行ない、対象の電気錠の施解錠を制御する。
例えば、特許文献1(特開平9−96138号公報)では、複数の電気錠に対して一斉に施解錠を制御する要求がなされた場合であっても、同時に施解錠せずに、予め定められた優先順位にしたがって施解錠を順次制御することにより、電源装置の容量を小さくする技術が開示されている。
特開平9−96138号公報
しかしながら、従来技術では、最適な順に電気錠を解錠することが困難であるという問題がある。具体的には、電気錠の順次解錠において、火災や地震等の緊急時である場合には、予め定められた優先順位にしたがって解錠することが最適であるとは限られない。この結果、従来技術では、火災や地震等の緊急時の状況に応じて、最適な順に電気錠を解錠することが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、状況に応じて最適な順に電気錠を解錠することが可能である電気錠制御装置及び電気錠制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る電気錠制御装置は、監視領域の警備を行なう警備装置から非常事態が発生した旨の入力を受け付ける受付部と、前記非常事態が発生した旨の入力を受け付けた場合に、前記監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における前記非常事態の発生の状況を前記警備装置から取得する取得部と、取得した前記非常事態の発生の状況をもとに、前記電気錠を解錠する順位を表す解錠優先順位を決定する決定部と、決定された前記解錠優先順位にしたがって前記電気錠の解錠制御を行なう解錠制御部とを有する。
また、本発明に係る電気錠制御方法は、監視領域の警備を行なう警備装置から非常事態が発生した旨の入力を受け付ける受付ステップと、前記非常事態が発生した旨の入力を受け付けた場合に、前記監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における前記非常事態の発生の状況を前記警備装置から取得する取得ステップと、取得された前記非常事態の発生の状況をもとに、前記電気錠を解錠する順位を表す解錠優先順位を決定する決定ステップと、決定された前記解錠優先順位にしたがって前記電気錠の解錠制御を行なう解錠制御ステップとを含む。
本発明の一つの様態によれば、状況に応じて最適な順に電気錠を解錠することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る電気錠制御システムの構成例を示す図である。 図2は、警備装置によって警備が行なわれる監視領域の例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る電気錠制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図4は、固定解錠順位記憶部に記憶された情報例を示す図である。 図5は、火災発生時の解錠優先順位の決定の例を説明する図である。 図6は、図5示した状況における解錠優先順位の例を示す図である。 図7は、非常ボタン押下時の解錠優先順位の決定の例を説明する図である。 図8は、図7に示した状況における解錠優先順位の例を示す図である。 図9は、地震が発生した状況における解錠優先順位の例を示す図である。 図10は、実施の形態1に係る電気錠制御処理の流れの例を示すフローチャートである。 図11は、監視領域が複数フロアである場合の解錠優先順位を決定する例を説明する図である。 図12は、実施の形態2に係る火災発生の検知を最優先した解錠優先順位の決定を説明する図である。 図13は、実施の形態2に係る非常ボタンの押下による異常の報知を最優先した解錠優先順位の決定を説明する図である。 図14は、実施の形態2に係る地震発生の通報を最優先した解錠優先順位の決定を説明する図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電気錠制御装置及び電気錠制御方法の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
[システム構成]
図1を用いて、実施の形態1に係る電気錠制御システムの構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る電気錠制御システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、電気錠制御システム1には、震度計10と、火災センサ11a〜火災センサ11n(nは、自然数)と、非常ボタン12a〜非常ボタン12nと、警備装置13と、電源装置14と、電気錠15a〜電気錠15nと、操作部16a〜操作部16nと、電気錠制御装置100とが含まれる。
震度計10は、地面の動きを計測し、地震発生時の地震の震度を算出する。また、震度計10は、算出した震度を警備装置13に送出する。なお、震度計10の代わりに、緊急地震速報等の地震に関する地震情報を警備装置13が取得するように構成しても良い。火災センサ11a〜火災センサ11nは、火災の発生を検知するセンサである。また、火災センサ11a〜火災センサ11nは、検知した火災の発生の旨を警備装置13に送出する。非常ボタン12a〜非常ボタン12nは、非常時にユーザに押下されることにより、異常を報知する。また、非常ボタン12a〜非常ボタン12nによる異常の報知は、警備装置13に送出される。
警備装置13は、電気錠15a〜電気錠15nが設置された領域を含む監視領域の警備を行なう。また、警備装置13は、震度計10からの地震発生、火災センサ11a〜火災センサ11nからの火災発生、非常ボタン12a〜非常ボタン12nからの異常発生の入力を受け付けた場合に、地震、火災及び異常が発生した旨のそれぞれを電気錠制御装置100に出力する。また、警備装置13は、監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における人の存在有無状況や人数情報、監視領域における各火災センサと各電気錠との距離情報、監視領域における各非常ボタンと各電気錠との距離情報、監視領域における避難口と各電気錠との距離情報を、非常事態の発生の状況として、必要に応じて電気錠制御装置100に出力する。電源装置14は、電気錠制御装置100が電気錠15a〜電気錠15nを解錠するための電力を該電気錠制御装置100に供給する。
電気錠15a〜電気錠15nは、電気錠制御装置100からの制御により施解錠される電気錠である。また、電気錠15a〜電気錠15nは、例えば、モータを利用して施解錠するモータ錠型や、通電のたびに施解錠する瞬時通電施解錠型等のタイプの電気錠として構成することができる。操作部16a〜操作部16nは、電気錠15a〜電気錠15nが設置された扉付近に設けられた、テンキー、カードリーダ、タッチパネル、生体情報読取装置等である。操作部16a〜操作部16nがユーザによって操作されることにより、該当の操作部から電気錠制御装置100に信号が送られ、該電気錠制御装置100の応答によって電気錠15a〜電気錠15nが施解錠される。
電気錠制御装置100は、操作部16a〜操作部16nからの信号をもとに認証処理を行ない、電源装置14から供給される電力を利用して、電気錠15a〜電気錠15nの施解錠を制御する。また、本実施形態では、電気錠制御装置100は、警備装置13から入力された非常事態が発生した旨の各種情報を受け付けると、非常事態の発生の状況をもとに、電気錠15a〜電気錠15nを解錠する順位を表す解錠優先順位を決定し、電源装置14から供給される電力を利用して、決定した解錠優先順位にしたがって電気錠15a〜電気錠15nの解錠制御を行なう。なお、電気錠制御装置100による詳細な処理については後述する。
[監視領域]
次に、図2を用いて、警備装置13によって警備が行なわれる監視領域について説明する。図2は、警備装置13によって警備が行なわれる監視領域の例を示す図である。
図2に示すように、監視領域は、建造物の1フロアであり、階段室(避難口)、エレベータ(EV)、エレベータホール、2つの応接室、受付、執務室、作業室、資料室及び倉庫を含む。また、エレベータホールと執務室とを隔てる扉「扉1」付近、受付と執務室とを隔てる扉「扉2」付近、作業室の扉「扉3」付近、資料室の扉「扉4」付近には、それぞれ電気錠が設置される。つまり、監視領域のうち執務室と、作業室と、資料室とが、少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域となる。また、監視領域には、執務室と、作業室と、資料室と、倉庫とにそれぞれ火災センサ(火災センサ1〜火災センサ4)が設置される。また、監視領域には、受付と、執務室と、作業室と、資料室とにそれぞれ非常ボタン(非常ボタン1〜非常ボタン4)が設置される。
[電気錠制御装置の構成]
次に、図3を用いて、実施の形態1に係る電気錠制御装置100の構成を説明する。図3は、実施の形態1に係る電気錠制御装置100の構成例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、電気錠制御装置100は、解錠優先順位記憶部111と、固定解錠順位記憶部112と、受付部121と、取得部122と、決定部123と、解錠制御部124とを有する。
受付部121は、警備装置13から、火災が発生した旨や、地震が発生した旨や、非常ボタンが押下された旨等の非常事態が発生した旨の入力を受け付ける。何らかの非常事態が発生した場合には、監視領域に居る人を避難させるために、監視領域に設置された各電気錠を順次解錠する。なお、各電気錠が設置された扉は、サムターンを利用して施解錠可能な扉もあるが、出入管理の都合上、サムターンを設けられない扉がある。また、非常事態の切迫した状況においては、冷静な判断を行なえずにサムターンによる解錠を行なえない可能性もあるため、電気錠制御装置100を利用して電気錠を順次解錠する。電気錠の解錠は、例えば、3秒〜5秒の間隔での制御となる。
取得部122は、受付部121によって火災、地震、非常ボタンの押下等の非常事態が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における人の存在有無状況や人数情報を警備装置13に要求する。そして、取得部122は、警備装置13からの応答により各領域における人の存在有無状況や人数情報を取得する。
ここで、警備装置13は、アンチパスバック機能において記録された監視領域における各部屋の入出状態により、人の存在有無状況を判定できる。また、警備装置13は、監視領域の対象の部屋に人が存在することで、防犯のための警備の実行対象から外れている状態を表す警備解除状態であるか否かにより、人の存在有無状況を判定できる。また、警備装置13は、監視領域における各部屋の照明やエア・コンディショナ(Air Conditioner)の使用又は不使用により、人の存在有無状況を判定できる。これらの他、警備装置13は、出退勤管理システムにおける出勤情報や、各部屋に置かれたPC(Personal Computer)のログイン状態や、出入管理システムの照合頻度等を利用して、人の存在有無状況を判定できる。また、警備装置13は、人数情報についても、上記の各種技術を利用して取得することができる。
決定部123は、取得部122によって取得された各領域の人の存在有無状況や人数情報をもとに、人が存在する領域、さらには人が存在する領域のうち人数が多い領域の電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する。このとき、人が存在する領域が複数存在したり人数が同数であったりして、解錠優先順位が一意に決定できない場合に、決定部123は、非常事態の種類に応じて解錠優先順位を決定する。一方、決定部123は、解錠優先順位が一意に決定できた場合、即ち、人が存在する領域が単数である場合や人が存在する領域における人数が同数でない場合に、決定した解錠優先順位を解錠優先順位記憶部111に格納する。
ここで、人の存在有無状況をもとにした解錠優先順位が一意に決定できない場合において、受付部121によって火災が発生した旨の入力が受け付けられていたときの解錠優先順位の決定について説明する。火災の場合、決定部123は、監視領域に設置され、火災の発生を検知した火災センサと、該監視領域に設置された各電気錠との距離情報に応じて解錠優先順位を決定する。火災センサと各電気錠との距離情報は、所定の記憶装置(図示せず)に記憶させておき、該所定の記憶装置から取得しても良いし、警備装置13から適宜取得するようにしても良い。より具体的には、決定部123は、火災を検知した火災センサと各電気錠との距離情報から、該火災センサにより近い電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する。なお、決定部123は、避難口への避難路を確保するために、避難口に近傍な電気錠を最優先して解錠するように解錠優先順位を決定し、この次から火災センサにより近い電気錠を優先して解錠するように解錠優先順位を決定しても良い。このとき、決定部123は、避難口と各火災センサとの距離情報を所定の記憶装置又は警備装置13から適宜取得する。
ここで、火災センサと各電気錠との距離情報をもとにした解錠優先順位が一意に決定できない場合のさらなる解錠優先順位の決定について説明する。決定部123は、固定解錠順位記憶部112に記憶された、予め決定された各電気錠の解錠順位である固定解錠順位に応じて解錠優先順位を決定する。図4は、固定解錠順位記憶部112に記憶された情報例を示す図である。図4に示すように、固定解錠順位記憶部112は、各電気錠の固定の解錠順位を記憶する。例を挙げると、固定解錠順位記憶部112は、優先順位1「扉1の電気錠」と、優先順位2「扉4の電気錠」と、優先順位3「扉3の電気錠」と、優先順位4「扉2の電気錠」とを記憶する。なお、固定解錠順位記憶部112は、監視領域ごとに固定解錠順位を記憶する。これらにより、決定部123は、解錠優先順位を一意に決定する。
図5を用いて、火災発生時の解錠優先順位の決定について説明する。図5は、火災発生時の解錠優先順位の決定の例を説明する図である。また、図5において、執務室及び資料室には人が存在するものとし、作業室には人が存在しないものとする。これら以外の領域には人が存在していてもしていなくてもどちらでも良い。なお、図5では、説明の便宜上、火災センサのみが監視領域に設置されている場合を示す。
例えば、火災センサ1によって火災の発生が検知された場合には、人の存在する領域である執務室及び資料室について、該火災センサ1により近い電気錠を解錠するために、「扉1」及び「扉2」付近に設置された電気錠を優先して解錠する解錠優先順位を決定する。この次に、人の存在する領域である資料室の扉「扉4」付近に設置された電気錠を解錠する解錠優先順位を決定する。最後に、人が存在しない作業室の扉「扉3」付近に設置された電気錠を解錠する解錠優先順位を決定する。また、火災センサ1と「扉1」付近に設置された電気錠との距離、火災センサ1と「扉2」付近に設置された電気錠との距離が同一である場合には、固定解錠順位記憶部112を参照して、より優先順位の高い「扉1」付近に設置された電気錠を優先して解錠する解錠優先順位を決定する。これらにより決定された解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉2の電気錠」、優先順位3「扉4の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。
図6は、図5示した状況における解錠優先順位の例を示す図である。図6に示すように、火災センサ1によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉2の電気錠」、優先順位3「扉4の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。また、火災センサ2によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉2の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。また、火災センサ3によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉2の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。また、火災センサ4によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉2の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。
また、人の存在有無状況をもとにした解錠優先順位が一意に決定できない場合において、受付部121によって非常ボタンが押下された旨の入力が受け付けられていたときの解錠優先順位の決定について説明する。非常ボタンの押下の場合、決定部123は、監視領域に設置され、異常の発生を報知した非常ボタンと、該監視領域に設置された各電気錠との距離情報に応じて解錠優先順位を決定する。非常ボタンと各電気錠との距離情報は、火災センサのときと同様に、所定の記憶装置に記憶させておき、該所定の記憶装置から取得しても良いし、警備装置13から適宜取得するようにしても良い。より具体的には、決定部123は、異常を報知した非常ボタンと各電気錠との距離情報から、該非常ボタンにより近い電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する。
ここで、非常ボタンと各電気錠との距離情報をもとにした解錠優先順位が一意に決定できない場合に、決定部123は、固定解錠順位記憶部112に記憶された固定解錠順位に応じて、解錠優先順位をさらに決定する。なお、適用する環境によっては防犯面を考慮して、非常ボタンの押下に連動させない電気錠があっても良い。例えば、非常ボタン1が押下された場合には、エレベータホール側には退避できるので、何れの電気錠も解錠しないようにしても良い。
図7を用いて、非常ボタン押下時の解錠優先順位の決定について説明する。図7は、非常ボタン押下時の解錠優先順位の決定の例を説明する図である。また、図7において、執務室及び資料室には人が存在するものとし、作業室には人が存在しないものとする。これら以外の領域には人が存在していてもしていなくてもどちらでも良い。なお、図7では、説明の便宜上、非常ボタンのみが監視領域に設置されている場合を示す。
例えば、非常ボタン2によって異常の発生が報知された場合には、人の存在する領域である執務室及び資料室について、該非常ボタン2により近い電気錠を解錠するために、「扉1」及び「扉2」付近に設置された電気錠を優先して解錠する解錠優先順位を決定する。この次に、人の存在する領域である資料室の扉「扉4」付近に設置された電気錠を解錠する解錠優先順位を決定する。最後に、人が存在しない作業室の扉「扉3」付近に設置された電気錠を解錠する解錠優先順位を決定する。また、非常ボタン2と「扉1」付近に設置された電気錠との距離、非常ボタン2と「扉2」付近に設置された電気錠との距離が同一である場合には、固定解錠順位記憶部112を参照して、より優先順位の高い「扉1」付近に設置された電気錠を優先して解錠する解錠優先順位を決定する。これらにより決定された解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉2の電気錠」、優先順位3「扉4の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。
図8は、図7に示した状況における解錠優先順位の例を示す図である。図8に示すように、非常ボタン1によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉2の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉4の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。また、非常ボタン2によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉2の電気錠」、優先順位3「扉4の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。また、非常ボタン3によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉3の電気錠」、優先順位2「扉4の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。また、非常ボタン4によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉2の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。図7に示した状況では、非常ボタン3が設置された作業室に人が存在しないものとして説明したが、該非常ボタン3が押下されたという状況であれば、該作業室に人が存在する可能性が高いため、「扉3」付近に設置された電気錠をより優先して解錠する解錠優先順位が決定される。但し、非常ボタン3による報知が誤報である可能性もあるため、人が存在しない領域の非常ボタン3の押下に対する解錠優先順位をどのようにするかは、設定により、より優先させるようにしても良いし、優先順位を低くするようにしても良い。
また、人の存在有無状況をもとにした解錠優先順位が一意に決定できない場合において、受付部121によって地震が発生した旨の入力が受け付けられていたときの解錠優先順位の決定について説明する。地震発生の場合、決定部123は、避難口と、各電気錠との距離情報に応じて解錠優先順位を決定する。避難口と各電気錠との距離情報は、火災センサや非常ボタンのときと同様に、所定の記憶装置に記憶させておき、該所定の記憶装置から取得しても良いし、警備装置13から適宜取得するようにしても良い。より具体的には、決定部123は、避難口と各電気錠との距離情報から、該避難口により遠い電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する。但し、決定部123は、避難口への避難路を確保するために、避難口により近い電気錠を解錠するように解錠優先順位を決定し、この次に避難口により遠い電気錠を解錠するように解錠優先順位を決定しても良い。
ここで、避難口と各電気錠との距離情報をもとにした解錠優先順位が一意に決定できない場合に、決定部123は、固定解錠順位記憶部112に記憶された固定解錠順位に応じて、解錠優先順位をさらに決定する。
図9は、地震が発生した状況における解錠優先順位の例を示す図である。なお、図9では、図5又は図7に示した状況と同様に、執務室及び資料室には人が存在するものとし、作業室には人が存在しないものとする。これら以外の領域には人が存在していてもしていなくてもどちらでも良い。図9に示すように、地震が発生した場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉2の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。つまり、図9に示した例では、避難口により遠い電気錠である「扉4の電気錠」を最優先し、次に人が存在する領域に設置された電気錠である「扉1の電気錠」、「扉2の電気錠」を優先し、最後に人が存在しない領域に設置された電気錠である「扉3の電気錠」を優先するような解錠優先順位が決定される。なお、避難口への避難路をまず確保する場合には、避難口により近い電気錠である「扉1の電気錠」を最優先し、次に人が存在する領域に設置され避難口により遠い電気錠である「扉4の電気錠」、次に人が存在する領域に設置された電気錠である「扉2の電気錠」、最後に人が存在しない領域に設置された電気錠である「扉3の電気錠」を優先するような解錠優先順位が決定される。
また、決定部123によって解錠優先順位が上記のように決定された場合に、解錠制御部124は、解錠優先順位にしたがって各電気錠を順次解錠する。より具体的には、解錠制御部124は、電源装置14から供給される電力を利用して、解錠優先順位記憶部111に記憶された解錠優先順位にしたがって各電気錠を順次解錠する制御を行なう。
[実施の形態1に係る電気錠制御処理]
次に、図10を用いて、実施の形態1に係る電気錠制御処理の流れについて説明する。図10は、実施の形態1に係る電気錠制御処理の流れの例を示すフローチャートである。
図10に示すように、受付部121によって警備装置13からの非常事態が発生した旨の入力が受け付けられた場合に(ステップS101肯定)、取得部122は、監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における人の存在有無状況を警備装置13から取得する(ステップS102)。一方、受付部121は、警備装置13から非常事態が発生した旨の入力を受け付けていない場合に(ステップS101否定)、該非常事態が発生した旨の入力の受け付け待ちの状態となる。
また、決定部123は、取得部122によって取得された各領域における人の存在有無状況をもとに、人が存在する領域の電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する(ステップS103)。なお、決定部123は、人の存在有無状況に加えて、人数情報をもとに、人数がより多い領域の電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定しても良い。
また、決定部123は、人が存在する領域が複数存在することにより、解錠優先順位が一意に決定できていない場合に(ステップS104肯定)、受付部121によって受け付けられた非常事態の種類が火災センサによる火災の検知であるか否かを判定する(ステップS105)。一方、人が存在する領域が単数であったり、領域における人の人数が異なったりすることにより、決定部123によって決定された解錠優先順位が一意に決定できていると判定された場合に(ステップS104否定)、解錠制御部124は、決定された解錠優先順位にしたがって各電気錠を順次解錠する制御を行なう(ステップS114)。
また、決定部123は、非常事態の種類が火災センサによる火災の検知であると判定した場合に(ステップS105肯定)、火災の発生を検知した火災センサと各電気錠との距離情報を所定の記憶装置等から取得する(ステップS106)。そして、決定部123は、火災の発生を検知した火災センサと各電気錠との距離情報から、該火災センサにより近い電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する(ステップS107)。
一方、決定部123は、非常事態の種類が火災センサによる火災の検知でないと判定した場合に(ステップS105否定)、非常事態の種類が非常ボタンの押下による異常の報知であるか否かを判定する(ステップS108)。このとき、決定部123は、非常事態の種類が非常ボタンの押下による異常の報知であると判定した場合に(ステップS108肯定)、異常を報知した非常ボタンと各電気錠との距離情報を所定の記憶装置等から取得する(ステップS109)。そして、決定部123は、異常を報知した非常ボタンと各電気錠との距離情報から、該非常ボタンにより近い電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する(ステップS107)。
一方、決定部123は、非常事態の種類が非常ボタンの押下による異常の報知でないと判定した場合に(ステップS108否定)、非常事態の種類が地震の発生によるものであることから、避難口と各電気錠との距離情報を所定の記憶装置等から取得する(ステップS110)。そして、決定部123は、避難口と各電気錠との距離情報から、非常ボタンにより遠い電気錠を優先して解錠するように順位付けした解錠優先順位を決定する(ステップS107)。
また、決定部123は、火災センサと各電気錠との距離情報、非常ボタンと各電気錠との距離情報、又は、避難口と各電気錠との距離情報等の、各種距離情報をもとにした解錠優先順位の決定において、距離が同一となる電気錠が存在することにより、解錠優先順位が一意に決定できていない場合に(ステップS111肯定)、固定解錠順位記憶部112から固定解錠順位を取得する(ステップS112)。そして、決定部123は、取得した固定解錠順位に応じて、一意に決定できていない電気錠の解錠順位を決定することにより、全ての電気錠に対する解錠優先順位を決定する(ステップS113)。これらの後、解錠制御部124は、決定部123によって決定された解錠優先順位にしたがって各電気錠を順次解錠する制御を行なう(ステップS114)。一方、各種距離情報をもとにした解錠優先順位の決定において、距離が同一となる電気錠が存在しないことにより、決定部123によって決定された解錠優先順位が一意に決定できていると判定された場合に(ステップS111否定)、解錠制御部124は、決定された解錠優先順位にしたがって各電気錠を順次解錠する制御を行なう(ステップS114)。
[実施の形態1による効果]
上述したように、電気錠制御装置100は、人の存在有無状況、火災センサと電気錠との距離情報、非常ボタンと電気錠との距離情報、避難口と電気錠との距離情報、及び、固定解錠順位をもとに解錠優先順位を決定し、決定した解錠優先順位にしたがって電気錠を順次解錠する制御を行なうので、状況に応じて最適な順に電気錠を解錠することができる。換言すると、電気錠制御装置100は、火災や地震の発生或いは非常ボタンの押下等の非常事態の状況に応じて決定した解錠優先順位にしたがって電気錠を順次解錠する制御を行なうので、予め定められた優先順位にしたがって電気錠を順次解錠する従来技術と比較して、状況に応じて最適な順に電気錠を解錠することができる。
(実施の形態2)
さて、これまで本発明に係る電気錠制御装置100の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)複数フロアにおける解錠優先順位、(2)解錠優先順位の決定、(3)構成、について異なる実施の形態を説明する。
(1)複数フロアにおける解錠優先順位
上記実施の形態1では、監視領域が1フロアである際の解錠優先順位を決定する場合を説明したが、監視領域が複数フロアである際の解錠優先順位を決定することもできる。図11は、監視領域が複数フロアである場合の解錠優先順位を決定する例を説明する図である。なお、図11の説明では、3階のフロアに設置された火災センサにより火災が検知された場合を例に挙げる。
図11に示すように、7階建ての建造物において、3階に設置された火災センサにより火災が検知された場合には、3階のフロアにおける解錠優先順位については上記実施の形態1と同様の処理により決定する。3階以外のフロアについては、火災の場合は建造物の上階に向かって火が拡大していくため、3階の次には4階、4階の次には5階に設置された電気錠を優先して解錠するように解錠優先順位を決定する。このとき、4階における解錠優先順位は、火災を検知した3階の火災センサの直上の位置から各電気錠までの距離や、人の存在有無状況等に応じて解錠優先順位を決定するようにしても良い。これらにより、電気錠制御装置100は、監視領域が複数フロアに跨る場合においても、状況に応じて最適な順に電気錠を解錠することができる。
(2)解錠優先順位の決定
また、上記実施の形態1では、各領域における人の存在有無状況を最優先した解錠優先順位を決定する場合を説明したが、火災や地震或いは非常ボタンの押下を最優先した解錠優先順位を決定しても良い。
図12は、実施の形態2に係る火災発生の検知を最優先した解錠優先順位の決定を説明する図である。なお、監視領域と該監視領域における火災センサの設置場所は、図5と同様であるものとする。図12に示すように、決定部123は、火災を検知した火災センサと各電気錠との距離情報、さらには避難口と各電気錠との距離情報をもとに、避難口への避難路を確保するための扉付近に設置された電気錠を優先して解錠するように解錠優先順位を決定し、この次に火災の発生を検知した火災センサにより近い電気錠を優先して解錠するように解錠優先順位を決定する。なお、解錠優先順位が一意に決定できない場合には、人の存在有無状況や固定解錠順位等を適宜利用すれば良い。
例を挙げると、図12に示すように、火災センサ1によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉2の電気錠」、優先順位3「扉4の電気錠」、優先順位4「扉3の電気錠」となる。また、火災センサ2によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉3の電気錠」、優先順位2「扉4の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。また、火災センサ3によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉3の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。また、火災センサ4によって火災の発生が検知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉3の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。
図13は、実施の形態2に係る非常ボタンの押下による異常の報知を最優先した解錠優先順位の決定を説明する図である。なお、監視領域と該監視領域における非常ボタンの設置場所は、図7と同様であるものとする。図13に示すように、決定部123は、異常を報知した非常ボタンと各電気錠との距離情報をもとに、異常を報知した非常ボタンにより近い電気錠を優先して解錠するように解錠優先順位を決定する。なお、解錠優先順位が一意に決定できない場合には、人の存在有無状況や固定解錠順位等を適宜利用すれば良い。
例を挙げると、図13に示すように、非常ボタン1によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉2の電気錠」、優先順位2「扉1の電気錠」、優先順位3「扉3の電気錠」、優先順位4「扉4の電気錠」となる。また、非常ボタン2によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉2の電気錠」、優先順位3「扉3の電気錠」、優先順位4「扉4の電気錠」となる。また、非常ボタン3によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉3の電気錠」、優先順位2「扉4の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。また、非常ボタン4によって異常の発生が報知された場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉3の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。
図14は、実施の形態2に係る地震発生の通報を最優先した解錠優先順位の決定を説明する図である。なお、監視領域は、図2に示した監視領域と同様であるものとする。図14に示すように、決定部123は、避難口により遠い電気錠を解錠するように解錠優先順位を決定する。例を挙げると、図14に示すように、地震が発生した場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉4の電気錠」、優先順位2「扉3の電気錠」、優先順位3「扉1の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。
なお、決定部123は、避難口への避難路を確保するために、避難口により近い電気錠を解錠するように解錠優先順位を決定し、その次から避難口により遠い電気錠を解錠するように解錠優先順位を決定するようにしても良い。かかる場合に、地震が発生した場合の解錠優先順位は、優先順位1「扉1の電気錠」、優先順位2「扉4の電気錠」、優先順位3「扉3の電気錠」、優先順位4「扉2の電気錠」となる。
(3)構成
また、上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、固定解錠順位記憶部112に記憶される情報は、図示した例に限られるわけではなく、監視領域に設置された電気錠の場所や各領域(各部屋)の配置によって適宜変更され得る。
また、図示した電気錠制御装置100の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合することができる。例えば、決定部123を、解錠優先順位を決定する「決定部」と、解錠優先順位を一意に決定するための各種情報を適宜取得する「情報取得部」とに分散しても良い。
100 電気錠制御装置
111 解錠優先順位記憶部
112 固定解錠順位記憶部
121 受付部
122 取得部
123 決定部
124 解錠制御部

Claims (18)

  1. 監視領域の警備を行なう警備装置から非常事態が発生した旨の入力を受け付ける受付部と、
    前記非常事態が発生した旨の入力を受け付けた場合に、前記監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における前記非常事態の発生の状況を前記警備装置から取得する取得部と、
    取得した前記非常事態の発生の状況をもとに、前記電気錠を解錠する順位を表す解錠優先順位を決定する決定部と、
    決定された前記解錠優先順位にしたがって前記電気錠の解錠制御を行なう解錠制御部と
    を有することを特徴とする電気錠制御装置。
  2. 前記取得部は、前記監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における人の存在有無状況を前記非常事態の発生の状況として前記警備装置から取得し、
    前記決定部は、前記人の存在有無状況をもとに、人が存在する前記領域の電気錠を優先して解錠するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項1に記載の電気錠制御装置。
  3. 前記取得部は、前記領域それぞれに存在する人の人数情報を前記警備装置から取得し、
    前記決定部は、取得された前記人数情報をもとに、前記人が存在する前記領域のうち、人数がより多い前記領域の電気錠を優先して解除するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項2に記載の電気錠制御装置。
  4. 前記決定部は、前記人の存在有無状況をもとにした前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記非常事態の種類に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の電気錠制御装置。
  5. 前記決定部は、人が存在する前記領域が複数存在することにより、前記人の存在有無状況をもとにした前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記非常事態の種類に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気錠制御装置。
  6. 前記決定部は、前記人数情報において人数が同数であることにより、前記人数情報をもとにした前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記非常事態の種類に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気錠制御装置。
  7. 前記受付部は、前記警備装置から火災による非常事態が発生した旨の入力を受け付け、
    前記決定部は、前記監視領域に配置された火災の発生を検知した火災検知装置と、前記電気錠それぞれとの距離情報に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気錠制御装置。
  8. 前記決定部は、火災の発生を検知した前記火災検知装置により近い前記電気錠を優先して解錠するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項7に記載の電気錠制御装置。
  9. 前記決定部は、前記監視領域における避難口に最も近い前記火災検知装置によって火災の発生が検知された場合に、前記避難口への避難路を確保可能な前記電気錠を最優先して解錠するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項8に記載の電気錠制御装置。
  10. 前記受付部は、前記警備装置から地震による非常事態が発生した旨の入力を受け付け、
    前記決定部は、前記監視領域における避難口と、前記電気錠それぞれとの距離情報に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気錠制御装置。
  11. 前記決定部は、前記避難口により遠い前記電気錠を優先して解錠するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項10に記載の電気錠制御装置。
  12. 前記決定部は、前記避難口への避難路を確保可能な前記電気錠を最優先して解錠するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項11に記載の電気錠制御装置。
  13. 前記受付部は、前記警備装置からユーザによって非常ボタンが押下された旨の入力を受け付け、
    前記決定部は、前記ユーザによって押下された前記非常ボタンにより近い前記電気錠を優先して解錠するように順位付けした前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気錠制御装置。
  14. 前記電気錠の予め設定された解錠順位である固定解錠順位を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記決定部は、前記非常事態の種類に応じた前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記固定解錠順位に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気錠制御装置。
  15. 前記決定部は、火災の発生を検知する火災検知装置からの距離が同一である前記電気錠が複数存在することにより、前記非常事態の種類に応じた前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記固定解錠順位に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項14に記載の電気錠制御装置。
  16. 前記決定部は、前記監視領域における避難口からの距離が同一である前記電気錠が複数存在することにより、前記非常事態の種類に応じた前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記固定解錠順位に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項14に記載の電気錠制御装置。
  17. 前記決定部は、ユーザによって押下された非常ボタンからの距離が同一である前記電気錠が複数存在することにより、前記非常事態の種類に応じた前記解錠優先順位を一意に決定できない場合に、前記固定解錠順位に応じて前記解錠優先順位を決定することを特徴とする請求項14に記載の電気錠制御装置。
  18. 監視領域の警備を行なう警備装置から非常事態が発生した旨の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記非常事態が発生した旨の入力を受け付けた場合に、前記監視領域のうち少なくとも一つの電気錠ごとに区分けされた領域における前記非常事態の発生の状況を前記警備装置から取得する取得ステップと、
    取得された前記非常事態の発生の状況をもとに、前記電気錠を解錠する順位を表す解錠優先順位を決定する決定ステップと、
    決定された前記解錠優先順位にしたがって前記電気錠の解錠制御を行なう解錠制御ステップと
    を含むことを特徴とする電気錠制御方法。
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