JP2013236490A - 電気自動車の直流充電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気自動車間でのバッテリ充電が可能で、かつ再生可能エネルギーにより発電された直流電力を、交流電力に変換することなく、直接、普通充電用の充電口からバッテリに充電可能な電気自動車の直流充電方法を提供する。
【解決手段】電気自動車のボディに有する普通充電用の充電口から外部電源の直流電力を入力し、これを整流器による整流後、DC/DCコンバータを利用して充電に必要な電圧に変換し、電気自動車のバッテリに充電する。これにより、電気自動車間でのバッテリ充電が可能で、かつ再生可能エネルギーにより発電された直流電力を、交流電力に変換することなく、直接、普通充電用の充電口からバッテリに充電することができる。
【選択図】図1
【解決手段】電気自動車のボディに有する普通充電用の充電口から外部電源の直流電力を入力し、これを整流器による整流後、DC/DCコンバータを利用して充電に必要な電圧に変換し、電気自動車のバッテリに充電する。これにより、電気自動車間でのバッテリ充電が可能で、かつ再生可能エネルギーにより発電された直流電力を、交流電力に変換することなく、直接、普通充電用の充電口からバッテリに充電することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は電気自動車の直流充電方法、詳しくは電気自動車に搭載されたバッテリを、普通充電用の充電口から入力された直流電力により充電する電気自動車の直流充電方法に関する。
近年、地球温暖化対策の一環として、化石燃料で走行するエンジン搭載車から排出される炭酸ガスの排出量の規制が厳しくなっている。この影響を受け、走行中にCO2を排出しない電気自動車が注目され、実用化が促進されている。このような電気自動車は、車載されたバッテリ(蓄電器)への充電が必須となる。
そのバッテリを充電するため、電気自動車には、普通充電と呼ばれるAC100VまたはAC200Vの家庭用の商用電源を入力し、車載された充電回路により充電に適した直流電力に変換し充電する方法と、急速充電と呼ばれる外部急速充電器によって充電に適した直流電力に変換し直接充電する方法との2つの方法が利用できるように、AC100V用とAC200V用の2つの普通充電用充電口と1つの急速充電用充電口が設けられている。
そのバッテリを充電するため、電気自動車には、普通充電と呼ばれるAC100VまたはAC200Vの家庭用の商用電源を入力し、車載された充電回路により充電に適した直流電力に変換し充電する方法と、急速充電と呼ばれる外部急速充電器によって充電に適した直流電力に変換し直接充電する方法との2つの方法が利用できるように、AC100V用とAC200V用の2つの普通充電用充電口と1つの急速充電用充電口が設けられている。
このうち、普通充電方法では、例えば特許文献1に記載されているように、前記普通充電用の充電口に家庭用の充電ケーブルが接続され、AC100VまたはAC200Vの交流電力がこの充電口から整流器に入力され、ここで交流電力から直流電力に整流された後、力率改善(PFC)回路によって力率が改善される。こうして力率改善された直流電力は、その後、DC/DCコンバータにより充電に必要な電圧に変換されてバッテリに充電される。車両走行時には、バッテリに充電された直流電力で電動モータを駆動して駆動タイヤを回転させ、電気自動車を走行させていた。
ところで、電気自動車の場合、走行中にバッテリの充電切れ(以下、電欠)を起こし、路上での停車を余儀なくされることが起こり得る。この事態に対処するため、近年、ガソリンスタンドなどに配備された急速充電装置と同一のものを搭載した移動式急速充電車が開発されている。移動式急速充電車は、現場到着後、電欠車の急速充電用の充電口に充電ケーブルの先端の充電コネクタを接続し、急速充電装置が発生させた高電圧、大電流の直流電力を、電欠車のバッテリに急速充電していた。このように、充電施設がない環境で電気自動車が電欠した場合には、電気自動車が通過して行く道路の路肩で、急速充電車の到着を待つしかなった。
また、近年では、環境対策として、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどを利用した再生可能エネルギーの社会導入が世界レベルで促進されている。また、一般住宅などでも数kWの小型の太陽光発電装置や、小型の風力発電機の導入が進められている。これらの発電装置により得られた電力は直流であるため、利用時にはインバータにより交流電力に変換後、電力会社の配電線に接続して消費されている。このとき、発電量が消費量を上回れば、交流電力として電力会社に売電されるか、夜間時や非常時のために、直流電力で家庭用バッテリに蓄電されている。
仮に、家庭用バッテリに蓄電された直流電力を電気自動車に充電するとしたなら、いったんインバータにより交流電力に変換し、その後、交流電力を電気自動車の普通充電用の充電口から普通充電の回路に入力する方法のみしか、現在の技術常識では想定することができない。
仮に、家庭用バッテリに蓄電された直流電力を電気自動車に充電するとしたなら、いったんインバータにより交流電力に変換し、その後、交流電力を電気自動車の普通充電用の充電口から普通充電の回路に入力する方法のみしか、現在の技術常識では想定することができない。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、家庭用の商用電源が入力される電気自動車の普通充電の回路構成を詳細に検討したところ、仮に交流電流に代えて直流電流をここに入力しても、バッテリへの充電が可能であることを発見した。すなわち、電気自動車の普通充電用の電気回路は、主に整流器とDC/DCコンバータとにより構成されている。そのため、この回路構成であれば、仮に直流電流を普通充電用の充電口から入力した場合でも、バッテリを充電できることを知見した。その結果、電力を援助してくれる電気自動車の急速充電用の充電口(端子)と、電欠車の普通充電口(端子)とを、例えばブースターケーブルなどで接続すれば、普通充電用の電気回路を利用して電気自動車間でのバッテリ充電が可能となり、かつ再生可能エネルギーを使用して発電された直流電力をインバータによって交流電力に変換しなくても、直接、普通充電用の充電口から普通充電用の電気回路に入力すればよいことを知見し、この発明を完成させた。
この発明は、電気自動車間でのバッテリ充電が可能で、かつ再生可能エネルギーなどにより発電された直流電力を交流電力に変換せず、直接、普通充電用の充電口からバッテリに充電することができる電気自動車の直流充電方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、電気自動車のボディに有する普通充電用の充電口から供給された外部電源の直流電力を整流器により整流し、その後、この整流された直流電力を、DC/DCコンバータを用いて充電に必要な電圧に変換して前記電気自動車のバッテリに充電する電気自動車の直流充電方法である。
請求項1に記載の発明によれば、外部電源の直流電力を、電気自動車のボディの普通充電用の充電口から整流器に入力し、ここで整流された直流電力をDC/DCコンバータにより充電に必要な電圧に変換(昇圧または降圧)した後、電気自動車のバッテリに充電する。これにより、電気自動車間でのバッテリ充電が可能となり、かつ再生可能エネルギーなどによって発電された直流電力を交流電力に変換することなく、直接、普通充電用の充電口からバッテリに充電することができる。
電気自動車の車両の種類としては、例えば、大型自動車、中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車などが挙げられる。
また、電気自動車は、例えば、電動モータのみを搭載した車(EV)だけでなく、電動モータとエンジンとの両方を搭載したハイブリッド車(PHV)でもよい。
外部電源としては、例えば、電気自動車のバッテリや太陽光電池、風力発電機、地熱発電機、バイオマス発電機などで発電されて蓄えられたバッテリの電源を採用することができる。外部電源の電圧は、DC200V〜DC400Vが望ましい。これは、太陽電池の出力電圧がDC200V程度であり、電気自動車のバッテリ電圧は、300V程度を採用している車種が多いためである。
外部電源の電流は、電気自動車の普通充電仕様により決まるが、15A〜30Aである。
また、電気自動車は、例えば、電動モータのみを搭載した車(EV)だけでなく、電動モータとエンジンとの両方を搭載したハイブリッド車(PHV)でもよい。
外部電源としては、例えば、電気自動車のバッテリや太陽光電池、風力発電機、地熱発電機、バイオマス発電機などで発電されて蓄えられたバッテリの電源を採用することができる。外部電源の電圧は、DC200V〜DC400Vが望ましい。これは、太陽電池の出力電圧がDC200V程度であり、電気自動車のバッテリ電圧は、300V程度を採用している車種が多いためである。
外部電源の電流は、電気自動車の普通充電仕様により決まるが、15A〜30Aである。
普通充電用の充電口の形成位置は任意である。例えば、ボディの前部または側部などでもよい。
充電回路の構成体としては、整流器、DC/DCコンバータの他に、力率を改善する力率改善回路、整流回路に負荷を接続したとき、負荷端子間の脈動成分を抑制する平滑コンデンサなどを採用することができる。
整流器(AC/DCコンバータ)の種類は任意であるが、最近ではシリコンダイオード4個で構成される単相ブリッジ整流器が一般的である。なお、単相ブリッジ整流の場合、4個の整流素子のうち、実際に直流電力が流れるのは2個の整流素子のみであるため、使用する整流素子には、それに対応した品質のものを採用する必要がある。
DC/DCコンバータの種類は任意である。例えば、非絶縁型昇圧チョークコンバータ、非絶縁型降圧チョークコンバータ、絶縁型フォワードコンバータ(降圧)、絶縁型フライバックコンバータ(超高圧昇圧)、ハーフブリッジ型コンバータ、フルブリッジ型コンバータなどを採用することができる。
DC/DCコンバータによる電圧変換後の電圧、すなわちバッテリに充電される直流電圧は、車載されているバッテリによって異なるが、バッテリ電圧の1.5倍程度である。
充電回路の構成体としては、整流器、DC/DCコンバータの他に、力率を改善する力率改善回路、整流回路に負荷を接続したとき、負荷端子間の脈動成分を抑制する平滑コンデンサなどを採用することができる。
整流器(AC/DCコンバータ)の種類は任意であるが、最近ではシリコンダイオード4個で構成される単相ブリッジ整流器が一般的である。なお、単相ブリッジ整流の場合、4個の整流素子のうち、実際に直流電力が流れるのは2個の整流素子のみであるため、使用する整流素子には、それに対応した品質のものを採用する必要がある。
DC/DCコンバータの種類は任意である。例えば、非絶縁型昇圧チョークコンバータ、非絶縁型降圧チョークコンバータ、絶縁型フォワードコンバータ(降圧)、絶縁型フライバックコンバータ(超高圧昇圧)、ハーフブリッジ型コンバータ、フルブリッジ型コンバータなどを採用することができる。
DC/DCコンバータによる電圧変換後の電圧、すなわちバッテリに充電される直流電圧は、車載されているバッテリによって異なるが、バッテリ電圧の1.5倍程度である。
請求項2に記載の発明は、直流用ヒューズが途中に接続された充電ケーブルを前記普通充電用の充電口に接続し、前記充電ケーブルを通して、前記外部電源の直流電力を前記普通充電用の充電口に入力する請求項1に記載の電気自動車の直流充電方法である。
請求項2に記載の発明によれば、外部電源の直流電力を普通充電用の充電口を通して充電回路に入力する。その際、一定値以上の過剰電流が充電回路を流れた場合には、発生する熱で溶けて回路を遮断する。このように、充電ケーブルの途中に直流用ヒューズを接続したため、電気自動車の普通充電系統の充電回路に接続された交流用ヒューズを、直流用ヒューズに交換する必要がない。
直流用ヒューズとしては、例えば、端子周辺を高耐熱・難燃性の物質で電気的に完全に絶縁してアーク放電を発生させない構造、ヒューズエレメントを高耐熱・難燃性の物質で封止して空間をなくしアーク放電の成長を許さない構造、高融点金属をアーク路の近傍に置いてアーク放電のエネルギーを奪い、アーク放電の低抵抗状態を高抵抗にしてしまう構造のものなど、アーク放電の抑制構造を有したものを採用することができる。
充電ケーブルでの直流用ヒューズの接続位置は任意である。一般的に、直流用ヒューズはヒューズボックスとして充電ケーブルに接続される。
充電ケーブルでの直流用ヒューズの接続位置は任意である。一般的に、直流用ヒューズはヒューズボックスとして充電ケーブルに接続される。
請求項1に記載の発明によれば、電気自動車のボディに有する普通充電用の充電口から外部電源の直流電力を入力し、これを整流器による整流後、DC/DCコンバータを利用して充電に必要な電圧に変換し、電気自動車のバッテリに充電する。これにより、電気自動車間でのバッテリ充電が可能で、かつ再生可能エネルギーなどにより発電された直流電力を、交流電力に変換することなく、直接、普通充電用の充電口からバッテリに充電することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、外部電源の直流電力を普通充電用の充電口から充電回路に入力する際、一定値以上の過剰電流が充電回路を流れた場合には、発生する熱により充電ケーブルの直流用ヒューズが溶けて回路を遮断できる。このように、充電ケーブルの途中に直流用ヒューズを接続したため、電気自動車の普通充電の電気回路に接続された交流用ヒューズを、直流用ヒューズに交換する必要がない。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。ここでは、住宅に設置された太陽光電池パネルから出力された直流電力を電源とし、かつ電気自動車として普通自動車タイプのものを例にとる。ただし、これに限定されない。
図1および図2において、10はこの発明の実施例1に係る電気自動車の直流充電方法が適用される電気自動車11の充電回路(電気回路)で、この充電回路10は、住宅の屋根および駐車場の屋根に設置された太陽電池パネル12により発生して、住宅用蓄電池(外部電源)13に溜まった直流電力を、電気自動車11のバッテリ14に充電する充電器用電源装置に備えられている。
この充電器用電源装置の充電回路10は、普通充電回路15と急速充電回路16とからなる。このうち、普通充電回路15は、電気自動車11のボディに有する普通充電用の充電口17を通して入力された住宅用蓄電池13からのDC200Vの直流電力、または、商用電源のAC100VまたはAC200Vの交流電力を整流器18により整流し、その後、整流された直流電力を、充電コントローラ21によって充電中のバッテリ電圧を監視しながら、DC/DCコンバータ19を用いて充電に必要な電圧に変換した後、普通充電回路15側に接続が切り換えられた回路切り換えスイッチ20を経て、電気自動車11のバッテリ14に充電するものである。ここでは、AC200Vが入力される側(図1では下側)の普通充電用の充電口17が使用される。一方、急速充電回路16は、外部急速充電器により発生したDC250V〜DC400Vの直流電力を、充電コントローラ21によって充電中のバッテリ電圧を監視しながら、電気自動車11のボディに有する急速充電用の充電口17Aから急速充電回路16に入力し、その後、急速充電回路16側に接続が切り換えられた回路切り換えスイッチ20を経て、電気自動車11のバッテリ14に充電するものである。
次に、図1および図3を参照して、普通充電回路15を詳細に説明する。
図1および図3に示すように、整流器18は、入力電力(交流電力または直流電力)を整流する4個のダイオード22をブリッジ型に組み合わせた整流回路を有している。また、整流器18の入力側には、1個の直流用ヒューズ23が接続されている。整流器18の下流には、交流入力の場合に、入力電流波形が入力電圧波形と位相が一致した正弦波となるように力率改善する力率改善回路24が接続されている。力率改善回路24は、チョークコイル25と、パルス信号に基づいて電気回路のオンオフ制御を行うスイッチング素子(電界効果トランジスタ)26と、整流作用を有するダイオード50と、連続的に充放電を繰り返す平滑コンデンサ27とにより構成されている。また、チョークコイル25は整流器18の出力の一端に接続され、チョークコイル25の下流にスイッチング素子26のドレインと、ダイオード50を経て平滑コンデンサ27の一端が接続されている。
力率改善回路24の下流には、電力変換を行う前記DC/DCコンバータ19が接続されている。DC/DCコンバータ19は、力率改善回路24から入力される電圧(DC200V)を、バッテリ電圧監視を行う充電コントローラ21からの指令で、充電に必要な電圧・電流に変換する電力変換器である。
図1および図3に示すように、整流器18は、入力電力(交流電力または直流電力)を整流する4個のダイオード22をブリッジ型に組み合わせた整流回路を有している。また、整流器18の入力側には、1個の直流用ヒューズ23が接続されている。整流器18の下流には、交流入力の場合に、入力電流波形が入力電圧波形と位相が一致した正弦波となるように力率改善する力率改善回路24が接続されている。力率改善回路24は、チョークコイル25と、パルス信号に基づいて電気回路のオンオフ制御を行うスイッチング素子(電界効果トランジスタ)26と、整流作用を有するダイオード50と、連続的に充放電を繰り返す平滑コンデンサ27とにより構成されている。また、チョークコイル25は整流器18の出力の一端に接続され、チョークコイル25の下流にスイッチング素子26のドレインと、ダイオード50を経て平滑コンデンサ27の一端が接続されている。
力率改善回路24の下流には、電力変換を行う前記DC/DCコンバータ19が接続されている。DC/DCコンバータ19は、力率改善回路24から入力される電圧(DC200V)を、バッテリ電圧監視を行う充電コントローラ21からの指令で、充電に必要な電圧・電流に変換する電力変換器である。
次に、図1〜図3を参照して、この電気自動車11の普通充電回路15を利用して、住宅用蓄電池13に貯まった直流電力を、電気自動車11のバッテリ14に充電する実施例1の電気自動車の直流充電方法を説明する。
図1および図2に示すように、住宅用蓄電池13の出力部から延びた充電ケーブル28の先端部に固定された充電コネクタ29を、駐車場に停めた電気自動車11のAC200V入力側の普通充電用の充電口17に接続する。また、回路切り換えスイッチ20を手動操作して、回路接続を普通充電回路15側に切り換える。その後、住宅用蓄電池13からDC280V、max30Aの直流電力を、この普通充電用の充電口17から普通充電回路15に入力する(図1および図3)。これにより、普通充電回路15に入力された直流電力は、整流器18のブリッジ型に組み合わされた4個のダイオード22のうち、2個のみを通過して整流される。
図1および図2に示すように、住宅用蓄電池13の出力部から延びた充電ケーブル28の先端部に固定された充電コネクタ29を、駐車場に停めた電気自動車11のAC200V入力側の普通充電用の充電口17に接続する。また、回路切り換えスイッチ20を手動操作して、回路接続を普通充電回路15側に切り換える。その後、住宅用蓄電池13からDC280V、max30Aの直流電力を、この普通充電用の充電口17から普通充電回路15に入力する(図1および図3)。これにより、普通充電回路15に入力された直流電力は、整流器18のブリッジ型に組み合わされた4個のダイオード22のうち、2個のみを通過して整流される。
次に、整流後の直流電力は力率改善回路24に入力され、ここでCPUから出力された所定周波数のパルス信号に基づき、スイッチング素子26に対して制御を行う。すなわち、スイッチング素子26のスイッチング動作により、力率改善回路24に入力されたDC280VをDC200Vの直流電圧に変換する。さらに詳しくは、スイッチング素子26をオンにすると、チョークコイル25は流れ込む電流値に応じたエネルギーを蓄え、スイッチング素子26をオフにすると、チョークコイル25は電流を維持するために蓄積したエネルギーを放出し、平滑コンデンサ27は電荷を充電する。また、スイッチング素子26を再度オンにすると、チョークコイル25は流れ込む電流に応じたエネルギーを蓄え、平滑コンデンサ27は電荷を放電する。これにより、スイッチング素子26がCPUから入力されたパルス信号幅に応じてオンオフを繰り返すことで、力率改善回路24はDC200Vの直流電圧を出力する。なお、ダイオード50は、平滑コンデンサ27に入力される直流電流に対して、逆流防止の役目を果たす。
その後、DC/DCコンバータ19では、力率改善回路24から出力されたDC200Vの直流電圧を昇圧し、充電に必要な直流電圧に変換する。その後、DC/DCコンバータ19から出力された直流電力は、電気自動車11のバッテリ14に充電される。
また、当然ながら普通充電回路15は、AC100V側またはAC200V側の普通充電用の充電口17に、商用電源(AC100VまたはAC200V)を入力して直流電力に変換し、これを電気自動車11のバッテリ14に充電することも可能である。
また、当然ながら普通充電回路15は、AC100V側またはAC200V側の普通充電用の充電口17に、商用電源(AC100VまたはAC200V)を入力して直流電力に変換し、これを電気自動車11のバッテリ14に充電することも可能である。
このように、実施例1では、普通充電用の充電口17から住宅用蓄電池13の直流電力を入力し、電気自動車11のバッテリ14に充電するようにしたため、太陽電池パネル12からの再生可能エネルギーにより発電された直流電力を、交流電力に変換することなく、直接、普通充電用の充電口17からバッテリ14に充電することができる(風力発電機、地熱発電機、バイオマス発電機などで発電した直流電力も同じ)。これにより、装置コストを低減することができる。
また、図4および図5に示すように、実施例1の電気自動車の直流充電方法は、電力を援助する電気自動車11Aの急速充電用の充電口(端子)17Aと、電欠車(電気自動車)11のAC200V入力側の普通充電口(端子)17とを、充電ケーブル(ブースターケーブル)51を用いて接続すれば、前記電力援助車11Aのバッテリ(外部電源)14Aから、電欠車11の普通充電回路15を利用し、電欠車11のバッテリ14への充電も可能となる。
また、この場合には、図6に示すように、充電ケーブル51の途中に、直流用ヒューズ23Aを内蔵したヒューズボックス52を接続するようにしてもよい。このようにすれば、住宅用蓄電池13の直流電力を普通充電回路15に入力する際において、一定値(DC15A)以上の過剰電流が普通充電回路15に流れた場合には、発生する熱により充電ケーブル51の直流用ヒューズ23Aが溶けて回路を遮断することができる。このように、充電ケーブル51の途中に直流用ヒューズ23Aを接続するように構成した場合には、電気自動車11の普通充電回路15に接続された一般的な交流用ヒューズを、図1および図3に示す直流用ヒューズ23に交換する必要がない。
また、この場合には、図6に示すように、充電ケーブル51の途中に、直流用ヒューズ23Aを内蔵したヒューズボックス52を接続するようにしてもよい。このようにすれば、住宅用蓄電池13の直流電力を普通充電回路15に入力する際において、一定値(DC15A)以上の過剰電流が普通充電回路15に流れた場合には、発生する熱により充電ケーブル51の直流用ヒューズ23Aが溶けて回路を遮断することができる。このように、充電ケーブル51の途中に直流用ヒューズ23Aを接続するように構成した場合には、電気自動車11の普通充電回路15に接続された一般的な交流用ヒューズを、図1および図3に示す直流用ヒューズ23に交換する必要がない。
なお、図5および図6において、符号29Aは、充電ケーブル51の一端に連結され、かつ電力援助側の電気自動車11Aの急速充電用の充電口17Aに接続される充電コネクタである。符号29Bは、充電ケーブル51の他端に接続され、かつ電欠車11の普通充電用の充電口17に接続される充電コネクタである。符号54,55は、ヒューズボックス52に内蔵され、かつ充電中であることを点灯により第三者に報知するLEDである。符号53は、そのLED54,55の電流を制限する抵抗である。
この発明は、ハイブリッド車を含む電気自動車のバッテリを、普通充電回路に入力された直流電力により充電する技術として有用である。
10 電気自動車の充電回路(電気回路)、
11 電気自動車、
13 住宅用蓄電池(外部電源)、
14 バッテリ、
14A バッテリ(外部電源)、
17 普通充電用の充電口、
18 整流器、
19 DC/DCコンバータ、
23,23A 直流用ヒューズ、
51 充電ケーブル。
11 電気自動車、
13 住宅用蓄電池(外部電源)、
14 バッテリ、
14A バッテリ(外部電源)、
17 普通充電用の充電口、
18 整流器、
19 DC/DCコンバータ、
23,23A 直流用ヒューズ、
51 充電ケーブル。
Claims (2)
- 電気自動車のボディに有する普通充電用の充電口から供給された外部電源の直流電力を整流器により整流し、その後、この整流された直流電力を、DC/DCコンバータを用いて充電に必要な電圧に変換して前記電気自動車のバッテリに充電する電気自動車の直流充電方法。
- 直流用ヒューズが途中に接続された充電ケーブルを前記普通充電用の充電口に接続し、前記充電ケーブルを通して、前記外部電源の直流電力を前記普通充電用の充電口に入力する請求項1に記載の電気自動車の直流充電方法。
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