JP2013236255A - 通信システム、携帯通信装置、対向装置および制御方法 - Google Patents

通信システム、携帯通信装置、対向装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯通信装置を容易に見つけ出す。
【解決手段】対向装置200が、無線通信を用いて、携帯通信装置100へ所定の無線信号を送信し、携帯通信装置100が、対向装置200が送信した無線信号を受信した場合、超音波信号を送信し、対向装置200が、携帯通信装置100が送信した超音波信号を受信したタイミングに基づいて、対向装置200と携帯通信装置100との間の距離を算出し、算出した距離を示す情報を報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯通信装置を探索する通信システム、携帯通信装置、対向装置および制御方法に関する。
近年、携帯通信端末を紛失してしまった場合、当該携帯通信端末を探索するシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。このようなシステムにおいては、探索する側(以下、対向装置と称する)と探索される側(携帯通信装置)との間で、無線LAN(Local Area Network)通信やBluetooth(登録商標)通信等の近距離無線通信を行って、対向装置から携帯通信装置を呼び出し、呼び出された携帯通信装置が、音声や発光、または対向装置への所定の無線信号の送信を行うことで、利用者へ携帯通信装置の存在を通知している。
例えば、Bluetooth v4.0のBluetoothLE(Low Energy)技術を用いる場合、プロファイル「Find Me」という機能を用いて、対向装置から携帯通信装置の探索を行い、携帯通信装置から音を発生させたり、LED(Light Emitting Diode)等を発光させたりして、利用者へその存在を通知する。
特開2003−323682号公報
しかしながら、上述したような技術においては、携帯通信装置は、例えば、何かに埋もれているなどの状況で、利用者から見えない場所に存在する場合は、利用者はその場所を容易に突き止めることできず、携帯通信装置を見つけ出すことが困難になってしまうという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信システム、携帯通信装置、対向装置および制御方法を提供することである。
本発明の通信システムは、
携帯通信装置と、対向装置とを有する通信システムにおいて、
対向装置は、
前記携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する第1の無線通信部と、
前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する超音波受信部と、
前記超音波受信部が前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、当該対向装置と前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する制御部と、
前記制御部が算出した距離情報を報知する報知部と、を有し、
携帯通信装置は、
前記対向装置が送信した前記所定の無線信号を受信する第2の無線通信部と、
前記第2の無線通信部が前記所定の無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する超音波送信部と、を有する。
また、本発明の携帯通信装置は、
対向装置が送信した所定の無線信号を受信する無線通信部と、
前記無線通信部が前記所定の無線信号を受信した場合、前記超音波信号を送信する超音波送信部と、を有する。
また、本発明の対向装置は、
携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する無線通信部と、
前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する超音波受信部と、
前記超音波受信部が前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する制御部と、
前記制御部が算出した距離情報を報知する報知部と、を有する。
また、本発明の携帯通信装置の制御方法は、
携帯通信装置と対向装置とを有する通信システムにおいて、前記携帯通信装置を探索するために該携帯通信装置を制御する制御方法であって、
対向装置が送信した所定の無線信号を受信する処理と、
前記所定の無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する処理とを行う。
また、本発明の対向装置の制御方法は、
携帯通信装置と対向装置とを有する通信システムにおいて、前記携帯通信装置を探索するために前記対向装置を制御する制御方法であって、
携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する処理と、
前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する処理と、
前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、当該対向装置と前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する処理と、
前記算出した距離情報を報知する処理とを行う。
以上説明したように、本発明においては、携帯通信装置を容易に見つけ出すことができる。
本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した対向装置の内部構成の一例を示す図である。 図1に示した対向装置の外観の一例を示す図である。 図1に示した携帯通信装置の内部構成の一例を示す図である。 図1に示した携帯通信装置の詳細な内部構成の一例を示す図である。 図1に示した携帯通信装置の外観の一例を示す図である。 図1に示した通信システムにおける探索方法の第1の例を説明するためのシーケンス図である。 携帯通信装置と対向装置とにおいて使用するBluetoothクロック信号の一例を示す図である。 図1に示した通信システムにおける探索方法の第2の例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した通信システムにおける対向装置の他の実施の形態を示す図である。 図10に示した対向装置の外観の一例を示す図である。 図12は、図11に示したAの方向から見た対向装置の外観図である。 図10に示した対向装置を有する通信システムにおける探索方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 方向の算出方法を説明するための図である。 図10に示した報知部が表示する情報のうち、方向を示す情報の表示例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、携帯通信装置100と、対向装置200とから構成されている。
携帯通信装置100は、同期式無線通信の1つであるBluetooth機能を具備した情報処理装置である。
対向装置200は、携帯通信装置100を探索するために用いられる装置である。
図2は、図1に示した対向装置200の内部構成の一例を示す図である。
図1に示した対向装置200には図2に示すように、無線通信部201と、超音波受信部202と、制御部203と、報知部204とが設けられている。なお、図2には、図1に示した対向装置200に設けられた構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
無線通信部201は、携帯通信装置100との間で、Bluetooth通信を行う第1の無線通信部である。また、無線通信部201は、Find Me機能が起動されると、所定の無線信号であるアラートメッセージを、Bluetooth通信を用いて、携帯通信装置100へ送信する。
超音波受信部202は、アラートメッセージを受信した携帯通信装置100から送信された超音波信号を受信する。
制御部203は、対向装置200全体を制御する。特に制御部203は、超音波受信部202が超音波信号を受信したタイミングに基づいて、対向装置200と携帯通信装置100との間の距離を算出する。この距離の算出方法については、後述する。
報知部204は、制御部203が算出した距離を示す情報を報知(表示、音、振動などで利用者へ知らせる)する。以下の説明においては、報知部204は、当該情報を表示するディスプレイである場合を例に挙げて説明する。
図3は、図1に示した対向装置200の外観の一例を示す図である。
図1に示した対向装置200の外観は図3に示すように、表面(図3の上側の図)には、報知部204が配置されており、表面とは反対側の面である裏面(図3の下側の図)には、超音波受信部202が配置されている。
図4は、図1に示した携帯通信装置100の内部構成の一例を示す図である。
図1に示した携帯通信装置100には図4に示すように、無線通信部101と、超音波送信部102とが設けられている。
無線通信部101は、対向装置200との間で、Bluetooth通信を行う第2の無線通信部である。また、無線通信部101は、Bluetooth通信を用いて、対向装置200から送信されてきた所定の無線信号であるアラートメッセージを受信する。
超音波送信部102は、無線通信部101が無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する。このとき、超音波送信部102は、Bluetoothクロックにて設定されたタイミングで超音波信号を送信する。この送信タイミングの詳細については、後述する。
図5は、図1に示した携帯通信装置100の詳細な内部構成の一例を示す図である。
図1に示した携帯通信装置100には、図4に示した無線通信部101および超音波送信部102に加えて、制御部103が設けられている。なお、図5には、図1に示した携帯通信装置100に設けられた構成要素のうち、本実施の形態に関わるものの一例を示した。
制御部103は、携帯通信装置100全体を制御する。また、制御部103は、無線通信部101が無線信号を受信した場合、超音波送信部102に対して、所定のタイミングで超音波信号を送信するように指示する。
図6は、図1に示した携帯通信装置100の外観の一例を示す図である。
図1に示した携帯通信装置100の外観は図6に示すように、表面に、超音波送信部102が配置されている。
以下に、図1に示した通信システムにおける探索方法について説明する。
図7は、図1に示した通信システムにおける探索方法の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
まず、利用者の操作に基づいて、制御部203が、Find Me機能を起動すると(ステップS1)、無線通信部201がFind Me機能のアラートメッセージを携帯通信装置100へ送信する(ステップS2)。無線通信部201から送信されたアラートメッセージを携帯通信装置100の無線通信部101が受信すると(ステップS3)、制御部103は、鳴音を開始したり、LED等を用いて発光を行ったりする(ステップS4)。また、制御部103が超音波信号のパルスを発生させる(ステップS5)。ここで、制御部103ではなく、超音波送信部102が超音波信号のパルスを発生させても良い。この超音波信号は、携帯通信装置100と対向装置200との間の距離を算出するために用いられるものである。なお、ステップS4の処理は、本実施の形態において、必須の処理ではない。
続いて、超音波送信部102は、あらかじめ設定された時刻(以下、Bluetooth時刻と称する)に、超音波信号を送信する(ステップS6)。一方、対向装置200の制御部203は、Bluetooth時刻になると、タイマの起動等を行うことで、時間計測を開始する(ステップS7)。
ここで、Bluetooth時刻について説明する。
図8は、携帯通信装置100と対向装置200とにおいて使用するBluetoothクロック信号の一例を示す図である。
Bluetooth通信を具備する親機(ここでは、携帯通信装置100)および子機(ここでは、対向装置200)は、Bluetooth通信のために互いに同期したクロック信号と、これに続く28bitのカウンタを持つ。図8に示すように、Bluetoothの場合、入力である32.5kHzのクロック信号は、親機と子機との間で互いに同期したクロック信号である。また、これに後続する、28bitのカウンタの遷移状態も同期している。このため、親機と子機とは同期した共通の時計(Bluetooth時計)を持つと表現できる。
一例として、図8に示すように、28bitカウンタの各段の入力信号から、(312.5usec×2N、N=0,1,2,・・・,27,28)の時刻タイミングが得られる。
図8において、共有される32.5kHzの1周期(312.5usec)は、28bitカウンタのbit0の入力信号に相当し、この信号から312.5usec刻みの時刻信号が得られる。
同様に、bit1の入力信号からは、625usec刻みの時刻信号が得られる。同様に、各bit入力(出力)信号から、図8に示す時刻タイミング信号が得られる。
ここで、本実施の形態においては、制御部203が、携帯通信装置100と対向装置200との間の距離を、携帯通信装置100が超音波信号を送信してから、当該超音波信号が対向装置200に届くまでの時間(伝搬時間)と、音速とを用いて算出する。そのため、超音波の伝搬時間を考慮して、携帯通信装置100と対向装置200との間の最大距離を、一例として10mとすると、伝搬時間(Td)は、常温における音速(346.5m/sec)に対し、
Td=10m÷346.5m/sec=28.86msec
となる。従って、超音波送信部102が、この値以上の周期間隔のパルスで超音波信号の送信を行えば、周期的に距離を算出することができることなる。例えば、図8のbit6の出力信号である40msec刻みタイミング信号や、bi7の出力信号である80msec刻みタイミング信号が、超音波信号の送信スタート信号の候補として挙げられる。
本実施の形態では、距離測定用の超音波信号の送信スタートタイミングを、携帯通信装置100と対向装置200とが共有してもつ、Bluetooth時刻タイミング信号を使って行うため、超音波信号の送信のたびに、対向装置200が携帯通信装置100へ送信タイミング信号を送信する必要がないという利点がある。また、対向装置200は、自身の内部に、携帯通信装置100と同期するBluetooth時計を持つため、どの時刻タイミング信号を使うかをあらかじめ取り決めておけば、超音波信号が送信されたスタートタイミングを自身のBluetooth時計情報から知ることができ、送信した超音波信号のスタートタイミングを携帯通信装置100から情報入手する必要がないという利点がある。
その後、超音波送信部102から送信され、空間を伝搬した超音波信号を超音波受信部202が受信すると(ステップS8)、制御部203は、時間計測を終了する(ステップS9)。このとき、計測された時間が、超音波信号の伝搬時間となる。
続いて、制御部203は、計測された伝搬時間と音速とを掛け合わせることで、携帯通信装置100と対向装置200との間の距離を算出し(ステップS10)、距離を示す情報を報知部204が表示する(ステップS11)。
その後、Find Me機能が終了していなければ(ステップS12)、処理は繰り返される。
以上説明したように本実施の形態においては、Bluetoothの「Find Me」機能を用いて、鳴音やLED等の発光によるアラーム機能に加え、携帯通信装置100と対向装置200との間の距離を算出して通知するため、利用者は、携帯通信装置100を、より容易に見つけ出すことができる。
また、携帯通信装置100の探索において、鳴音や発光を停止させ、距離情報を取得することもできる。
さらに、本実施の形態の距離算出機能は、Bluetoothの「Find Me」機能と連動することなく使用することもできる。その場合、対向装置200は携帯通信装置100へBluetooth通信を用いて、アラートメッセージの代わりとなる単独で距離算出機能をONにするメッセージ(距離を算出する機能を有効に設定するためのメッセージ)を送信することになる。
また、携帯通信装置100から送信された超音波信号が空間で減衰し、対向装置200における受信レベルが低いために、対向装置200が安定した距離算出を行うことができないケースが考えられる。その処置として、以下の処理が考えられる。
探索方法の第1の例では、BluetoothのFind Me機能を利用した例を記載したが、これに限られるものではない。Find Me機能を用いなくても携帯通信装置100へアラートメッセージを送信する契機を与えられるものであればよい。
(実施の形態2)
図9は、図1に示した通信システムにおける探索方法の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
まず、利用者の操作に基づいて、制御部203が、Find Me機能を起動すると(ステップS21)、無線通信部201がFind Me機能のアラートメッセージを携帯通信装置100へ送信する(ステップS22)。無線通信部201から送信されたアラートメッセージを携帯通信装置100の無線通信部101が受信すると(ステップS23)、制御部103は、鳴音を開始したり、LED等を用いて発光を行ったりする(ステップS24)。また、制御部103が超音波信号のパルスを発生させる(ステップS25)。ここで、制御部103ではなく、超音波送信部102が超音波信号のパルスを発生させても良い。続いて、超音波送信部102は、超音波信号を送信する(ステップS26)。
超音波送信部102から送信され、空間を伝搬した超音波信号を超音波受信部202が受信すると(ステップS27)、制御部203は、受信した超音波信号の受信レベルがあらかじめ設定された閾値よりも低いかどうかを判定する。続いて、無線通信部201は、制御部203の判定結果を携帯通信装置100へ通知する(ステップS28)。この通知は、例えば、受信した超音波信号の受信レベルが閾値よりも低い場合、超音波信号の送信レベルをアップする(上げる)ように要求するメッセージとなる。また、閾値値よりも高い場合は、送信レベルについての要求はない旨を示すメッセージとなる。このメッセージは、携帯通信装置100が対向装置200の受信レベルの判定結果を示すものであれば良い。
判定結果を無線通信部101が受信すると、受信した判定結果が超音波信号の送信レベルをアップする要求であるかどうかを制御部103が判定する(ステップS29)。
受信した判定結果が超音波信号の送信レベルをアップする要求である場合、制御部103は、超音波送信部102が送信する超音波信号の送信レベルをアップさせ(ステップS30)、超音波送信部102が当該超音波信号をBluetooth時刻に送信する(ステップS31)。一方、受信した判定結果が超音波信号の送信レベルをアップする要求ではない場合は、制御部103は、超音波信号の送信レベルをアップすることなく、超音波送信部102が当該超音波信号をBluetooth時刻に送信する。
一方、対向装置200の制御部203は、Bluetooth時刻になると、タイマの起動等を行うことで、時間計測を開始する(ステップS32)。
その後、超音波送信部102から送信され、空間を伝搬した超音波信号を超音波受信部202が受信すると(ステップS33)、制御部203は、時間計測を終了する(ステップS34)。このとき、計測された時間が、超音波信号の伝搬時間となる。
続いて、制御部203は、計測された伝搬時間と音速とを掛け合わせることで、携帯通信装置100と対向装置200との間の距離を算出し(ステップS35)、距離を示す情報を報知部204が表示する(ステップS36)。
その後、Find Me機能が終了していなければ(ステップS37)、処理は繰り返される。
(実施の形態3)
図10は、図1に示した通信システムにおける対向装置の他の実施の形態を示す図である。本実施の形態は、対向装置から携帯通信装置が存在する方向を算出する例を示すものである。
図10に示すように、対向装置210には、無線通信部201と、超音波受信部212−1,212−2と、制御部213と、報知部214とが設けられている。
無線通信部201は、図2に示したものと同じである。
超音波受信部212−1,212−2のそれぞれの機能は、図2に示した超音波受信部202と同じである。
制御部213は、図2に示した制御部203の機能に加え、超音波受信部212−1,212−2がそれぞれ受信した超音波信号の受信レベルに基づいて、超音波信号が送信された方向を算出する。この方向の算出方法については、後述する。
報知部214は、図2に示した報知部204の機能に加えて、制御部213が算出した方向を示す情報を表示する。
図11は、図10に示した対向装置210の外観の一例を示す図である。また、図12は、図11に示したAの方向から見た対向装置210の外観図である。
図10に示した対向装置210の外観は図11に示すように、図3に示した対向装置200とは異なり、裏面(図11の下側の図)に、2つの超音波受信部212−1,212−2が配置されている。なお、この超音波受信部212−1,212−2は、指向性を有するものである。
また、図12に示すように、超音波受信部212−1,212−2は、対向装置210に対する角度が互いに異なる向きに配置されている。具体的には、対向装置210の中心線に対して45度展開したX軸上およびY軸上がその向きとなるように配置する。
このように2つの超音波受信部212−1,212−2を配置し、超音波受信部212−1,212−2でそれぞれ受信した超音波信号の受信レベルに基づいて、超音波信号が送信された方向、つまり、対向装置210に対する携帯通信装置100の存在する方向を算出する。
図13は、図10に示した対向装置210を有する通信システムにおける探索方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、利用者の操作に基づいて、制御部213が、Find Me機能を起動すると(ステップS41)、無線通信部201がFind Me機能のアラートメッセージを携帯通信装置100へ送信する(ステップS42)。無線通信部201から送信されたアラートメッセージを携帯通信装置100の無線通信部101が受信すると(ステップS43)、制御部103は、鳴音を開始したり、LED等を用いて発光を行ったりする(ステップS44)。また、制御部103が超音波信号のパルスを発生させる(ステップS45)。ここで、制御部103ではなく、超音波送信部102が超音波信号のパルスを発生させても良い。この超音波信号は、携帯通信装置100と対向装置210との間の距離および対向装置210に対する携帯通信装置100の方向を算出するために用いられるものである。
続いて、超音波送信部102は、Bluetooth時刻に、超音波信号を送信する(ステップS46)。一方、対向装置210の制御部213は、Bluetooth時刻になると、タイマの起動等を行うことで、時間計測を開始する(ステップS47)。
その後、超音波送信部102から送信され、空間を伝搬した超音波信号を超音波受信部212−1,212−2受信すると(ステップS48)、制御部213は、時間計測を終了する(ステップS49)。このとき、計測開始から超音波受信部212−1が超音波信号を受信した時刻までの時間と、計測開始から超音波受信部212−2が超音波信号を受信した時刻までの時間との平均値が、超音波信号の伝搬時間となる。
続いて、制御部213は、伝搬時間と音速とを掛け合わせて、携帯通信装置100と対向装置210との間の距離を算出し、また、超音波受信部212−1が受信した超音波信号の受信レベルと、超音波受信部212−2が受信した超音波信号の受信レベルとに基づいて、対向装置210に対する携帯通信装置100の方向を算出する(ステップS50)。
ここで、方向の算出方法について説明する。
図14は、方向の算出方法を説明するための図である。
図14に示すように、X軸上に設置された超音波受信部212−1が受信した超音波信号の受信信号レベルをLxとし、Y軸上に設置された超音波受信部212−2が受信した超音波信号の受信信号レベルをLyとする。この場合、図14に示すように、制御部213は、LxとLyとのベクトル合成を行い、方位角=θ(θ=arc tan(Ly/Lx))を対向装置210に対する携帯通信装置100の方向として算出する。
なお、距離の算出方法は、上述したものと同じである。
距離および方向が算出されると、距離および方向を示す情報を報知部214が表示する(ステップS51)。
図15は、図10に示した報知部214が表示する情報のうち、方向を示す情報の表示例を示す図である。
図15に示すように、報知部214は、算出された、対向装置210に対する携帯通信装置100の方向を示す情報を、矢印等を用いて表示する。
その後、Find Me機能が終了していなければ(ステップS52)、処理は繰り返される。
このように、携帯通信装置100と対向装置210との間の距離に加えて、対向装置210に対する携帯通信装置100の方向を算出して提示することで、利用者は、携帯通信装置100を、より容易に見つけ出すことができる。
本実施の形態においては、超音波信号を用いた距離や方向の測定に、親機と子機とが互いに同期した信号クロックを利用するため、同期式無線通信方式(上述したBluetoothやWLAN(Wireless Local Area Network)等)を用いた通信装置間で使用することができる。
なお、携帯通信装置と対向装置との間の無線通信については、携帯通信装置と対向装置との間で互いに同期した信号クロックを用いた同期式無線通信方式に限られるものではない。例えば、携帯通信装置と対向装置とが同じ時刻を参照できる構成を採用し、携帯通信装置が超音波信号を送信したタイミング情報を対向装置が無線通信等で携帯通信装置から入手できるようにすれば良い。
また、上述した携帯通信装置100、対向装置200,210が具備する機能は、携帯電話機、携帯端末、タブレット型やノート型のPC(Personal Computer)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機等の装置に適用することが可能である。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)携帯通信装置と、対向装置とを有する通信システムにおいて、
対向装置は、
前記携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する第1の無線通信部と、
前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する超音波受信部と、
前記超音波受信部が前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、当該対向装置と前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する制御部と、
前記制御部が算出した距離情報を報知する報知部と、を有し、
携帯通信装置は、
前記対向装置が送信した前記所定の無線信号を受信する第2の無線通信部と、
前記第2の無線通信部が前記所定の無線信号を受信した場合、前記超音波信号を送信する超音波送信部と、を有する通信システム。
(付記2)対向装置が送信した所定の無線信号を受信する無線通信部と、
前記無線通信部が前記所定の無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する超音波送信部と、を有する携帯通信装置。
(付記2)前記無線通信部は、同期式無線通信を用いて、前記無線信号を受信する、付記2に記載の携帯通信装置。
(付記4)前記無線通信部は、Bluetooth通信を用いて、前記無線信号を受信する、付記3に記載の携帯通信装置。
(付記5)前記超音波送信部は、Bluetoothクロックにて設定されたタイミングで前記超音波信号を送信する、付記4に記載の携帯通信装置。
(付記6)携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する無線通信部と、
前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する超音波受信部と、
前記超音波受信部が前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する制御部と、
前記制御部が算出した距離情報を報知する報知部と、を有する対向装置。
(付記7)前記無線通信部は、同期式無線通信を用いて、前記無線信号を受信する、付記6に記載の対向装置。
(付記8)前記無線通信部は、Bluetooth通信を用いて、前記無線信号を送信する、付記7に記載の対向装置。
(付記9)前記無線通信部は、前記無線信号として、Find Me機能のアラートメッセージを送信する、付記8に記載の対向装置。
(付記10)前記無線通信部は、前記無線信号として、前記距離を算出する機能を有効に設定するためのメッセージを送信する、付記8に記載の対向装置。
(付記11)当該対向装置に対する角度が互いに異なる向きに配置された2つの前記超音波受信部を有し、
前記制御部は、前記2つの超音波受信部がそれぞれ受信した超音波信号の受信レベルに基づいて、前記超音波信号が送信された方向を算出し、
前記報知部は、前記制御部が算出した方向を示す情報を報知する、付記6から10のいずれか1項に記載の対向装置。
(付記12)携帯通信装置と対向装置とを有する通信システムにおいて、前記携帯通信装置を探索するために該携帯通信装置を制御する制御方法であって、
対向装置が送信した所定の無線信号を受信する処理と、
前記所定の無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する処理とを行う携帯通信装置の制御方法。
(付記13)携帯通信装置と対向装置とを有する通信システムにおいて、前記携帯通信装置を探索するために前記対向装置を制御する制御方法であって、
携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する処理と、
前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する処理と、
前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、当該対向装置と前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する処理と、
前記算出した距離情報を報知する処理とを行う対向装置の制御方法。
100 携帯通信装置
101,201 無線通信部
102 超音波送信部
103,203,213 制御部
200,210 対向装置
202,212−1,212−2 超音波受信部
204,214 報知部

Claims (10)

  1. 携帯通信装置と、対向装置とを有する通信システムにおいて、
    対向装置は、
    前記携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する第1の無線通信部と、
    前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する超音波受信部と、
    前記超音波受信部が前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、当該対向装置と前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する制御部と、
    前記制御部が算出した距離情報を報知する報知部と、を有し、
    携帯通信装置は、
    前記対向装置が送信した前記所定の無線信号を受信する第2の無線通信部と、
    前記第2の無線通信部が前記所定の無線信号を受信した場合、前記超音波信号を送信する超音波送信部と、を有する通信システム。
  2. 対向装置が送信した所定の無線信号を受信する無線通信部と、
    前記無線通信部が前記所定の無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する超音波送信部と、を有する携帯通信装置。
  3. 請求項2に記載の携帯通信装置において、
    前記無線通信部は、同期式無線通信を用いて、前記無線信号を受信する携帯通信装置。
  4. 請求項3に記載の携帯通信装置において、
    前記無線通信部は、Bluetooth(登録商標)通信を用いて、前記無線信号を受信する携帯通信装置。
  5. 請求項4に記載の携帯通信装置において、
    前記超音波送信部は、Bluetoothクロックにて設定されたタイミングで前記超音波信号を送信する携帯通信装置。
  6. 携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する無線通信部と、
    前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する超音波受信部と、
    前記超音波受信部が前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する制御部と、
    前記制御部が算出した距離情報を報知する報知部と、を有する対向装置。
  7. 請求項6に記載の対向装置において、
    前記無線通信部は、同期式無線通信を用いて、前記無線信号を受信する対向装置。
  8. 請求項7に記載の対向装置において、
    前記無線通信部は、Bluetooth通信を用いて、前記無線信号を送信する対向装置。
  9. 携帯通信装置と対向装置とを有する通信システムにおいて、前記携帯通信装置を探索するために該携帯通信装置を制御する制御方法であって、
    対向装置が送信した所定の無線信号を受信する処理と、
    前記所定の無線信号を受信した場合、超音波信号を送信する処理とを行う携帯通信装置の制御方法。
  10. 携帯通信装置と対向装置とを有する通信システムにおいて、前記携帯通信装置を探索するために前記対向装置を制御する制御方法であって、
    携帯通信装置へ所定の無線信号を送信する処理と、
    前記携帯通信装置が送信した超音波信号を受信する処理と、
    前記超音波信号を受信したタイミングに基づいて、当該対向装置と前記携帯通信装置との間の距離または方向を算出する処理と、
    前記算出した距離情報を報知する処理とを行う対向装置の制御方法。
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