JP2011113138A - 画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法 - Google Patents

画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011113138A
JP2011113138A JP2009266639A JP2009266639A JP2011113138A JP 2011113138 A JP2011113138 A JP 2011113138A JP 2009266639 A JP2009266639 A JP 2009266639A JP 2009266639 A JP2009266639 A JP 2009266639A JP 2011113138 A JP2011113138 A JP 2011113138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
client
client device
movement range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009266639A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kanai
邦夫 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2009266639A priority Critical patent/JP2011113138A/ja
Publication of JP2011113138A publication Critical patent/JP2011113138A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】移動可能なクライアント装置から画像形成装置を選択する場合、最適な画像形成装置を選択すること。
【解決手段】複数の画像形成装置300と、このうちの一の画像形成装置300を選択して画像形成データを送信する移動可能なクライアント装置200と、画像形成装置300の設置位置を含む装置情報40が予め登録され、かつクライアント装置200の現在位置を測定する位置測定サーバ100とからなる。位置測定サーバ100は、測定したクライアント装置200の現在位置と、画像形成装置300の装置情報とから、クライアント装置200が選択可能な画像形成装置300を決定し、クライアント装置200はこの中から最適な画像形成装置300を選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク上の画像形成装置を介して画像形成を行う画像形成システムに関するものである。
従来、ネットワーク上の画像形成装置を介して画像形成を行う場合、ネットワーク上のアクセス可能な画像形成装置の位置情報をクライアント装置に表示する技術が開示されている(特開2005−84783号公報、特許文献1)。特許文献1によれば、画像形成装置又はプリンタサーバにネットワーク上の画像形成装置の位置情報を記憶している。そして、クライアント装置の要求により、画像形成装置又はプリンタサーバに記憶した画像形成装置の位置情報を表示し、所望の画像形成装置を選択できるようにした。
特開2005−84783号公報
しかしながら、クライアント装置は、持ち運ぶ機会が頻繁にある移動可能なノートパソコン等のモバイルコンピュータである場合がある。このような場合、特許文献1による技術では、クライアント装置を利用するユーザは、クライアント装置の現在位置と画像形成装置の設置位置の関係から、利用可能な画像形成装置を選択しなければならない。即ち、移動可能なクライアント装置は、画像形成の機会毎に現在位置が異なるため、複数の画像形成装置の中から、その都度利用可能な画像形成装置を判断しなければならないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、移動可能なクライアント装置から利用可能な画像形成装置を選択する場合、複数の画像形成装置の中から最適な画像形成装置を選択することができる画像形成システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に関する画像形成システムは、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置を選択して画像形成データを送信する移動可能なクライアント装置と、前記画像形成装置の設置位置を含む装置情報が予め登録され、かつ前記クライアント装置の現在位置を測定する位置測定サーバとからなり、前記位置測定サーバは、測定した前記クライアント装置の前記現在位置と、登録した前記画像形成装置の前記装置情報とから、前記クライアント装置が選択可能な前記画像形成装置を決定し、前記クライアント装置は選択可能な前記画像形成装置の中から一の画像形成装置に対し前記画像形成データを送信することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、前記位置測定サーバは、測定した前記クライアント装置の前記現在位置と、登録した前記画像形成装置の前記装置情報とから、前記クライアント装置が選択可能な前記画像形成装置を決定し、前記クライアント装置は選択可能な前記画像形成装置のうち一の画像形成装置を表示するようにしたので、移動可能なクライアント装置から利用可能な画像形成装置を選択する場合、複数の画像形成装置の中から最適な画像形成装置を選択することができる画像形成システムを提供することが可能になる。
第1の実施の形態に関する画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に関する位置測定サーバの構成を示すブロック図である。 画像形成装置の設置位置を予め登録するための入力画面を示す説明図である。 位置測定サーバに登録される画像形成装置の装置情報の内容を示す説明図である。 第1の実施の形態に関するクライアント装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の構成を示すブロック図である。 位置測定サーバにおいてクライアント装置の現在位置の測定を行う動作を示すフローチャートである。 三辺測量による位置測定方法を示す説明図である。 同じく三辺測量による位置測定方法を示す説明図である。 同じく三辺測量による位置測定方法を示す説明図である。 位置測定サーバにおいてクライアント装置の移動範囲の登録を行う動作を示すフローチャートである。 クライアント装置の移動した範囲を示す説明図である。 画像形成装置の設置位置を示す説明図である。 画像形成装置の設置位置とクライアント装置の移動範囲の関係を示す説明図である。 クライアント装置の印刷時の動作を示すフローチャートである。 装置情報を送出する位置測定サーバの動作を示すフローチャートである。 画像形成装置選択画面を示す説明図である。 選択された画像形成装置の報知画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関するクライアント装置の構成を示すブロック図である。 距離に応じてアラーム鳴動時間と間隔時間が変化する関係を示す説明図である。 第2の実施の形態に関するクライアント装置の動作を示すフローチャートである。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態に関する画像形成システム構成について図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に関する画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。ネットワーク1を介して、位置測定サーバ100、クライアント装置200及び複数の画像形成装置300a〜300eが接続されている。
クライアント装置200は、ユーザの操作により、画像形成データを生成し、複数の画像形成装置300a〜300eの内のいずれか一の画像形成装置300を選択して画像形成データを送り、記録媒体に画像形成を行わせる。そして、クライアント装置200は、後述するように、各画像形成装置300a〜300eとの距離を測定する機能を有する。更に、クライアント装置200は、ノートパソコンのようにユーザにより移動可能であるものとする。
画像形成装置300a〜300eは、異なる設置場所においてネットワーク1に接続され、かつ機能的には電子写真プリンタ及びドットインパクトプリンタ等の複数種類が接続可能となる。画像形成装置300は、記録媒体に画像形成する機能と、各画像形成装置300a〜300e間の距離及び各画像形成装置300a〜300eとクライアント装置200との距離を測定する機能を有する。画像形成装置300a〜300eは、画像処理装置であっても同様であるが、以下の説明においては画像形成装置300a〜300eとして説明する。
位置測定サーバ100は、移動可能なクライアント装置200の現在位置を測定対象とする。画像形成装置300の設置位置は、予め当該位置測定サーバ100に登録されているものとし、後述するようにクライアント装置200と画像形成装置300a〜300eの両者に対して、クライアント装置200の現在位置の測定に関する制御を行う。そのため、クライアント装置200及び画像形成装置300a〜300eは、後述するようにそれぞれ電波強度測定機能を有する同一規格の無線通信部201、301を搭載している。更に、位置測定サーバ100は、移動可能なクライアント装置200の現在位置を逐次測定した後、後述するように、クライアント装置200の移動範囲を事前に登録する機能を有する。
図2は、第1の実施の形態に関する位置測定サーバ100の構成を示すブロック図である。位置測定サーバ100は、形成装置情報登録部101と、位置測定部102と、移動範囲登録部103と、装置情報通知部104と、電波伝搬特性推定部105と、前記各部を制御するサーバ制御部108から構成される。
形成装置情報登録部101は、複数の画像形成装置300a〜300eの設置位置を座標として予め登録する機能を有する。図3は、画像形成装置300の設置位置を予め登録するための入力画面30を示す説明図である。プリンタ名31は、当該画像形成装置300を特定するための製品名称である。IPアドレス32は、ネットワーク1上で画像形成装置300を特定するためのアドレスである。座標33は、X軸及びY軸の座標軸からなり、原点から当該画像形成装置300a〜300eまでの距離(cm)を入力される。座標33は、絶対的な方角を示すように北をy軸とするように入力される。なお、原点は、任意の場所でもよく又は複数の画像形成装置300a〜300eのいずれか一の位置でもよい。登録イメージ34は、画像形成装置300の設置位置を視覚的に認識できるように画像形成装置300の外観像を登録する。参照ボタン35を押下することにより、登録イメージ34から外観像を確認することができる。設置位置の登録操作は、登録ボタン36、削除ボタン37及び閉じるボタン38を押下することにより行うことができる。
これらの機能により、形成装置情報登録部101には、図4に示すような装置情報が予め登録される。図4は位置測定サーバ100に登録される画像形成装置300の装置情報40の内容を示す説明図である。プリンタ名31、IPアドレス32、座標33、登録イメージ34は前述の通りである。移動範囲内フラグ41は、画像形成装置300の設置位置が、後述するクライアント装置200の移動範囲内にあるかどうかの判別結果を示す。装置情報40の移動範囲内フラグ41の属性がTrueであれば、当該画像形成装置300はクライアント装置200の移動範囲内に設置されており、Falseであれば移動範囲外に設置されている。
図2に戻り、位置測定サーバ100の位置測定部102は、クライアント装置200の指示により、移動しているクライアント装置200の現在位置を測定する機能を有する。位置測定部102が行うクライアント装置200の現在位置の測定は、後に図5と図6で説明するように、クライアント装置200と画像形成装置300a〜300eに設けた同一規格の無線通信部201、301を利用して行う。更に、位置測定部102が行うクライアント装置200の現在位置の測定は、クライアント装置200の移動範囲の登録の際と、クライアント装置200が画像形成装置300を探索する際に行う。クライアント装置200の移動範囲の登録の際において、位置測定部102で測定されたクライアント装置200の現在位置は、次に説明する移動範囲登録部103に順次登録される。更に、測定されたクライアント装置200の現在位置は、一定の座標となる画像形成装置300a〜300eの設置位置と同じ座標系に表されるものとする。
移動範囲登録部103は、クライアント装置200の移動範囲を事前に登録する機能を有する。移動範囲登録部103は、前記位置測定部102で測定されたクライアント装置200の現在位置をクライアント装置200が移動した順にキュー(Queue)として登録する。クライアント装置200の移動範囲が移動範囲登録部103に事前に登録されると、図4で示した画像形成装置300の装置情報40の移動範囲内フラグ41が更新可能となる。即ち、画像形成装置300の設置位置がクライアント装置200の移動範囲内にあるかどうかの判別結果が更新される。
装置情報通知部104は、形成装置情報登録部101に予め登録された装置情報40を、クライアント装置200からの要求に応じて選択し、1件又は複数件の装置情報40をクライアント装置200へ通知する機能を有する。これにより、クライアント装置200は最適な画像形成装置300を選択することができる。また、その際、画像形成装置300の設置位置と、クライアント装置200の現在位置より、クライアント装置200から画像形成装置300への方角、距離を算出する機能も有する。これにより、クライアント装置200のユーザは、記録媒体に画像形成した画像形成装置300に容易に接近することができる。
電波伝搬特性推定部105は、形成装置情報登録部101に登録された装置情報40から算出された距離と、各画像形成装置300a〜300e間の受信した電波強度より電波伝搬特性を推定する機能を有する。ここで推定された電波伝搬特性を用いることにより、クライアント装置200と画像形成装置300は、電波強度より距離の測定をすることが可能になる。
図5は、第1の実施の形態に関するクライアント装置200の構成を示すブロック図である。ユーザにより移動可能なクライアント装置200は、画像形成装置300に対し画像形成を指示する機能を有するとともに、複数の画像形成装置300a〜300eとの間の距離を測定する機能を有する。そのためクライアント装置200は、無線通信部201と、画像形成データ生成部202と、形成装置情報取得部203と、形成装置選択部204と、形成装置位置報知部205と、移動範囲登録指示部206と、距離測定部207と、前記各部の動作を制御するクライアント制御部208から構成される。
無線通信部201は、位置測定サーバ100の位置測定部102からの指示により、画像形成部300の後述する無線通信部301と無線通信を行う機能を有する。また無線通信部201には、電波強度を測定する電波強度測定部210と、電波を送信する送信機211と、電波を受信する受信機212を有する。電波強度測定部210は、送信機211から送信する既知の電波強度と、受信機212で受信する減衰した電波強度を測定し、距離測定部207へ送る。
画像形成データ生成部202は、画像形成装置300に画像を形成させるための画像形成データを生成する機能を有する。生成された画像形成データは、クライアント制御部208の制御により、ネットワーク1を介して、複数の画像形成装置300a〜300eのうち選択されたいずれか一の画像形成装置300に送られる。これにより、画像形成装置300によって、記録媒体に画像形成される。
形成装置情報取得部203は、クライアント装置200が画像形成装置300を探索する際、位置測定サーバ100の形成装置情報登録部101に予め登録された画像形成装置300に関する前記装置情報40を取得する機能を有する。形成装置選択部204は、形成装置情報取得部203で取得した画像形成装置300に関する装置情報40(後述する方角、距離を含む)をもとに、画像形成装置選択画面70を表示することにより、複数の画像形成装置300a〜300eの中から印刷時に使用するいずれか一の画像形成装置300を選択する機能を有する。形成装置位置報知部205は、形成装置選択部204で選択された画像形成装置300の設置位置について、方角、距離を含む装置情報40をユーザに報知する機能を有する。
移動範囲登録指示部206は、当該クライアント装置200自信が移動した移動範囲について、その登録を位置測定サーバ100に対して指示する機能を有する。クライアント装置200から指示を受けた位置測定サーバ100は、クライアント装置200の現在位置を測定した後、移動範囲登録部103に、移動範囲を事前に登録する。距離測定部207は、電波強度測定部210から受けた電波強度から画像形成装置300a〜300eとの距離を測定する機能を有する。距離の測定には、電波強度測定部210で測定された電波強度と、位置測定サーバ100の電波伝搬特性推定部105より得た電波伝搬特性を用いる。
ここで簡単に距離、無線伝搬特性、電波強度の関係について説明する。電波は、距離に反比例して減衰性質がある。位置測定サーバ100に予め登録された装置情報40の座標33により、各画像形成装置300a〜300e間の距離は算出可能である。更に、各画像形成装置300a〜300eには後述する電波強度測定部310が備えられているため、画像形成装置300が受信する他の画像形成装置300a〜300eから発せられる電波の強度を測定することが可能である。この算出した距離と、測定された電波強度より、位置測定サーバ100の電波伝搬特性推定部105は、画像形成装置300を設置した環境における無線伝搬特性を求めることが可能である。クライアント装置200の距離測定部207は、位置測定サーバ100の電波伝搬特性推定部105より得た無線伝搬特性と、電波強度測定部210で測定された電波強度により、距離を測定する。
図6は、第1の実施の形態に関する画像形成装置300の構成を示すブロック図である。画像形成装置300は、記録媒体に画像形成する機能を有するとともに、各画像形成装置300a〜300e間の距離及びクライアント装置200との距離を測定する機能を有する。そのため画像形成装置300は、無線通信部301と、プリンタエンジン302と、距離測定部307と、前記各部の動作を制御する形成装置制御部308から構成される。
無線通信部301は、前記クライアント装置200の無線通信部201及び他の画像形成装置300の無線通信部301と無線通信を行う機能を有する。また無線通信部301には、電波強度を測定する電波強度測定部310と、電波を送信する送信機311と、電波を受信する受信機312を含む。電波強度測定部310は、送信機311から送信する既知の電波強度と、受信機312で受信する減衰した電波強度を測定し、距離測定部307へ送る。
プリンタエンジン302は、ネットワーク1を介して、クライアント装置200から送られた画像形成データに基づき、記録媒体に対して画像形成を実行する機能を有する。そして、距離測定部307は、電波強度測定部310から受けた電波強度からクライアント装置200や、他の画像形成装置300a〜300eとの距離を測定する機能を有する。距離の測定には、電波強度測定部310で測定された電波強度と、位置測定サーバ100の電波伝搬特性推定部105より得た電波伝搬特性を用いる。
次に、第1の実施の形態に関する画像形成システムの動作について説明する。動作の説明の前に、無線通信部201及び301が行うクライアント装置200と各画像形成装置300a〜300e間の距離の測定方法について説明する。電波は距離に反比例して減衰する性質がある。そのため、発信された電波と受信した電波の伝搬損失を計測することにより、距離を計測することが可能である。しかし、電波は障害物や反射物の影響を受ける。本実施の形態では、クライアント装置200及び各画像形成装置300a〜300eが同一規格の無線通信部201及び301を使用しており、クライアント装置200、各画像形成装置300a〜300eから発信される電波強度は既知のものとする。
最初に、クライアント装置200の現在位置を測定する動作について説明する。図7は、位置測定サーバ100においてクライアント装置200の現在位置の測定を行う動作を示すフローチャートである。ここで、前述の通り画像形成装置300の装置情報40は、位置測定サーバ100の形成装置情報登録部101に予め登録されている。また、本実施の形態では、当該装置の無線通信部201又は301と、他の装置の無線通信部201又は301との間の高低差は、各装置間の距離に比べて小さいものとする。即ち、前記高低差は、各画像形成装置300間の距離、及びクライアント装置200と各画像形成装置300間との距離に比べて小さいものとする。これにより、クライアント装置200の現在位置の測定は、2次元平面上の位置の測定を行えば十分なものとする。更に、本実施の形態では、3つ以上の画像形成装置300a〜300eにより位置の測定を行うものとする。
ステップ1001:クライアント装置200の現在位置の測定は、クライアント装置200の移動範囲の登録の際、及びクライアント装置200が画像形成装置300を探索する際に行われる。例えばクライアント装置200の移動範囲の登録の際、クライアント装置200の移動範囲登録指示部206から、後述する移動範囲の登録の指示がなされると、まず位置測定サーバ100のサーバ制御部108は、各画像形成装置300a〜300e間の距離を算出する。各画像形成装置300a〜300e間の距離の算出は、形成装置情報登録部101に予め登録された画像形成装置300a〜300e間の装置情報40の座標33より、各画像形成装置300a〜300e間の距離を算出し、これを算出距離D1、D2、D3・・・として、図示しない記憶部に記憶する。
ステップ1002:サーバ制御部108は位置測定部102を制御し、ネットワーク1を介して、クライアント装置200と各画像形成装置300a〜300e間に対し、クライアント装置200と各画像形成装置300a〜300e間との距離を相互に測定することを指示する。
ステップ1003:この指示を受けたクライアント装置200のクライアント制御部208は、距離測定部207を制御し、各画像形成装置300a〜300e間との距離(A1、A2、A3...)を測定し、測定結果を位置測定サーバ100へ返信する。そうすると、位置測定サーバ100のサーバ制御部108は位置測定部102を制御し、クライアント装置200が測定した画像形成装置300a〜300e間の各距離(A1、A2、A3...)を取得し、図示しない記憶部に記憶する。
ステップ1004:また同様に、位置測定サーバ100から指示を受けた各画像形成装置300a〜300e間の形成装置制御部308は、距離測定部307を制御し、クライアント装置200との距離Bを測定し、測定結果を位置測定サーバ100へ返信する。そうすると、位置測定サーバ100のサーバ制御部108は位置測定部102を制御し、各画像形成装置300a〜300eが測定したクライアント装置200との距離(B1、B2、B3...)を取得し、図示しない記憶部に記憶する。
ステップ1005〜1007:サーバ制御部108は位置測定部102を制御し、図示しない記憶部に記憶したA1とB1を比較し、誤差が閾値以内の距離であれば、クライアント装置200から取得した距離A1と画像形成装置300から取得した距離B1との平均距離C1=(A1+B1)/2を求め、図示しない記憶部に記憶する。
ステップ1008:同様にして、サーバ制御部108は位置測定部102を制御し、クライアント装置200から取得した全ての距離Aと、全ての画像形成装置300a〜300eから取得した距離Bの平均距離Cを求め、これらを図示しない記憶部に記憶する。
ステップ1009、1010:サーバ制御部108は、クライアント装置200から取得した距離Aと、画像形成装置300から取得した距離Bとの平均距離(C1、C2、C3...)が3つ以上測定できたら、この複数の平均距離(C1、C2、C3...)と、各画像形成装置300a〜300e間の算出距離(D1、D2、D3...)を用いて、三辺測量によりクライアント装置200の現在位置の測定を行う。
ここで三辺測量による位置測定方法を図8、図9、図10を用いて説明する。図8、図9、図10は三辺測量による位置測定方法を示す説明図である。図8のように、位置が既知の点A、Bと、位置が未知の点Xがあり、既知点間ABの距離をp、未知点Xから既知点までの距離がそれぞれa、b、直線AXと直線ABのなす角がθの場合、以下の式よりθが求められる。
cosθ=(aの2乗+pの2乗−bの2乗)/(2×a×p)
ここで算出されるθは、+と−の角度となるため、図9のように未知点Xの位置は2箇所(P1,P2)と算出される。図10のように、点A、Bの他に位置が既知の点Cがあり、未知点Xからの距離がcの場合、P1、P2と既知の点Cの距離を算出し、それぞれc1、c2とすると、(c1−c)と(c2−c)の絶対値を比較し、その誤差が少ないほうがXの位置であると特定することができる。
上記では、位置が既知点のAとBより、位置が未知の点Xの位置を算出したが、同様にBとC、CとAより位置を算出することも可能である。本実施の形態では、クライアント装置200と画像形成装置300間の距離を測定できた数をNとした場合、(N!/2!(N−2)!)の数だけ位置を算出し、それらの平均値を取ることにより、クライアント装置200の現在位置を精度よく求めることができる。
次に、移動可能なクライアント装置200の移動範囲を位置測定サーバ100へ事前に登録する動作について説明する。クライアント装置200の移動範囲の登録は、前述のクライアント装置200の現在位置の測定結果を順次登録することにより行う。図11は、位置測定サーバ100においてクライアント装置200の移動範囲の登録を行う動作を示すフローチャートである。
ステップ2001:クライアント装置200の移動範囲登録指示部206から、移動範囲の登録が指示されると、まず、位置測定サーバ100のサーバ制御部108は、位置測定部102を制御して、クライアント装置200の現在位置を測定する。詳細は前記図7に示すフローチャートの通りである。
ステップ2002:サーバ制御部108は、移動範囲登録部103を制御し、測定したクライアント装置200の現在位置を移動範囲登録部103に記録する。
ステップ2003、2004:サーバ制御部108は、クライアント装置200の移動範囲登録指示部206から移動範囲の登録の指示が中止されるか監視する。サーバ制御部108は、指示が中止されるまで、位置測定部102を制御して、クライアント装置200の現在位置の測定し、移動範囲登録部103を制御して、移動範囲登録部103への現在位置の登録を一秒毎に繰り返す。なお、位置測定サーバ100の移動範囲登録部103に記録されるクライアント装置200の現在位置は、クライアント装置200が移動した順にキューとして記録される。
ステップ2005:位置測定サーバ100のサーバ制御部108の監視の結果、クライアント装置200から移動範囲の登録の指示が中止されると、サーバ制御部108は、移動範囲登録部103を制御し、クライアント装置200の現在位置の測定を中止して、移動範囲登録部103へ登録されたクライアント装置200の現在位置から、クライアント装置200の移動範囲を作成する。
ここで、クライアント装置200の移動範囲の作成について図12を用いて説明する。図12は、クライアント装置200の移動した範囲を示す説明図である。同図において、丸印は、移動範囲登録部103で記録されたクライアント装置200の座標軸上における過去の位置と現在位置を示す。そして数字はX、Y座標を示し、直線はこれらを時間順に結んだものである。このように移動範囲登録部103は、この直線で結ばれた1つ、もしくは複数の多角形の内側を、クライアント装置200の移動範囲として作成する。
ステップ2006、2007:サーバ制御部108は、前記形成装置情報登録部101を制御し、形成装置情報登録部101に予め登録された前記装置情報40を取得する。そして、サーバ制御部108は、クライアント装置200の移動範囲と比較することにより、各画像形成装置300a〜300eの設置位置がクライアント装置200の移動範囲内にあるかどうかの判別を行う。即ち、当該画像形成装置300の装置情報40の座標33が、図12で示すクライアント装置200の移動範囲の内側であるかどうかを判別する。この判別結果をもって、装置情報40の移動範囲フラグ41の属性(True/False)を更新する。
ステップ2008:サーバ制御部108は、この装置情報40の移動範囲フラグ41の変更を、全ての画像形成装置300a〜300eに対して行い、これにより移動範囲の事前の登録を終了する。
なお、図13は、画像形成装置300の設置位置を示す説明図であり、図14は画像形成装置300の設置位置とクライアント装置200の移動範囲の関係を示す説明図である。図13に示すような座標軸上に、複数の画像形成装置300a〜300eがある。例えば、画像形成装置300bは座標軸(0,0)の位置である。これに対し、図12のようなクライアント装置200の移動範囲が作成された場合は、画像形成装置300a〜300eの設置位置とクライアント装置200の移動範囲の関係は、図14で示すよう通りとなる。画像形成装置300a、画像形成装置300b、画像形成装置300cがクライアント装置200の移動範囲内である。従って、これらの装置情報40の移動範囲フラグ41の属性がTrueとなる。そして、画像形成装置300d、画像形成装置300eがクライアント装置200の移動範囲外である。従って、これらの装置情報40の移動範囲フラグ41の属性がFalseとなる。
最後に、図15〜図18を用いて、印刷時の動作、即ちクライアント装置200が画像形成装置300を探索する際のクライアント装置200及び位置測定サーバ100の動作について説明する。印刷時の動作は、ユーザがクライアント装置200を操作して画像形成データを作成した後、位置測定サーバ100を利用して所望の画像形成装置300を選択し、その後、当該画像形成装置300に画像形成を行わせる動作である。まず、図15はクライアント装置200の印刷時の動作を示すフローチャートである。
ステップ3001:ユーザがクライアント装置200を操作することにより、画像形成データを作成すると、クライアント装置200のクライアント制御部208は、画像形成データ生成部202を制御して、画像形成データを生成する。そして、クライアント装置200は、以下のステップによって、選択可能な画像形成装置300を探索する。
ステップ3002:画像形成データ生成部202により画像形成データが生成されると、クライアント制御部208は、最適な画像形成装置300を選択するために、ネットワーク1を介して位置測定サーバ100に対し、画像形成装置300の装置情報40の送出を要求する。そして、クライアント制御部208は、形成装置情報取得部203を制御することにより、位置測定サーバ100より形成装置情報登録部101に予め登録されている装置情報40を取得する。
ここで図16を用いて、装置情報40を送出する位置測定サーバ100の動作を説明する。図16は、装置情報40を送出する位置測定サーバ100の動作を示すフローチャートである。
ステップ4001:位置測定サーバ100のサーバ制御部108は、クライアント装置200より装置情報40の送出の要求を受けると、まず、位置測定部102を制御して、要求元のクライアント装置200の現在位置を測定する。詳細は前記図7に示すフローチャートの通りである。
ステップ4002:位置測定サーバ100のサーバ制御部108は、ステップ4001で測定したクライアント装置200の現在位置と、形成装置情報登録部101に登録されている画像形成装置300の装置情報40の座標33とから、クライアント装置200と各画像形成装置300a〜300e間の距離を算出する。即ち、位置測定サーバ100の形成装置情報登録部101に予め登録された各画像形成装置300a〜300eの装置情報40全てについて行う。
ステップ4003:サーバ制御部108は、ステップ4002で算出された距離の近い順で選択可能な画像形成装置300の装置情報40をソートする。ソートした結果を、距離順リストとして図示しない記憶部に記憶する。
ステップ4004:サーバ制御部108は、距離順リストの順に、即ち距離が一番近い順に選択可能な画像形成装置300の装置情報40を取得し、その画像形成装置300がクライアント装置200の移動範囲内か移動範囲外かを調べる。即ち、画像形成装置300の装置情報40の移動範囲内フラグ41の属性(True/False)をチェックする。
ステップ4005:ステップ4004においてサーバ制御部108は、選択可能な画像形成装置300の装置情報40が移動範囲外であれば、即ち、移動範囲内フラグ41の属性がFalseであれば、クライアント装置200から見たその画像形成装置300の方角(例えばクライアント装置200から見て北北東の方角)を算出する。そして、当該画像形成装置300の装置情報40及び方角と距離を図示しない記憶部に一旦記憶する。そして、サーバ制御部108は、前記距離順リストのうち、移動範囲内フラグ41の属性がFalseの他の装置情報40を削除する。即ち、前記距離順リストは移動範囲内フラグ41の属性がTrueのみとなる。そして、ステップ4004に戻る。
ステップ4006:ステップ4004においてサーバ制御部108は、選択可能な画像形成装置300の装置情報40が移動範囲内であれば、即ち、移動範囲内フラグ41の属性がTrueであれば、S4005と同様に、クライアント装置200から見たその画像形成装置300が設置してある方角を算出する。そして、当該画像形成装置300の装置情報40及び方角と距離を図示しない記憶部に一旦記憶する。
ステップ4007:サーバ制御部108は装置情報通知部104を制御して、ステップ4005、4006で方角を算出したら、図示しない記憶部に記憶した方角、距離及び装置情報40を、クライアント装置200へ送出する。なお、この時点で、クライアント装置200に一番近い選択可能な画像形成装置300がクライアント装置200の移動範囲外にある場合は、送出されるのは、当該移動範囲外の画像形成装置300が1台と、移動範囲内の画像形成装置300が1台となる。また、クライアント装置200に一番近い選択可能な画像形成装置300がクライアント装置200の移動範囲内にある場合は、送出されるのは、移動範囲内の画像形成装置300が1台のみとなる。
図15に戻り、クライアント装置200の印刷時の動作についての説明を続ける。
ステップ3003:クライアント装置200のクライアント制御部208は、取得した方角、距離を含む装置情報40の件数を判断する。
ステップ3004:取得した方角、距離を含む装置情報40が2つであれば、クライアント制御部208は、形成装置選択部204を制御し、図17に示す画像形成装置選択画面70を表示し、印刷を実行する画像形成装置300をユーザに選択させる。
図17は画像形成装置選択画面70を示す説明図である。画像形成装置選択画面70は、形成装置選択部204の制御により図示しない表示装置に表示する。形成装置選択部204は。選択ガイド表示71として、「移動範囲内にある一番近くにあるプリンタを使用しますか?」の表示を行う。そして、移動範囲内の画像形成装置表示72は、「距離7.2m 方角 北北東」の表示を行い、移動範囲外の画像形成装置表示73は、「距離3.4m 方角 南西」の表示を行う。更に、注意書き74として「なお、最も近くにあるプリンタは、移動範囲内のプリンタではありません。」の表示を行うこともある。ユーザが移動範囲内の画像形成装置300a〜300cを選択する場合は「はい」ボタン75を押下し、又は移動範囲外の画像形成装置300d又は300eを選択する場合は「いいえ」ボタン76を押下する。
ステップ3005:クライアント制御部208は、移動範囲内の画像形成装置300a〜300cが選択されるかどうか判断する。
ステップ3006:ステップ3005で移動範囲外の画像形成装置300d又は300eが選択された場合、クライアント制御部208は、その画像形成装置300d又は300eを決定する。クライアント制御部208は、決定した画像形成装置300d又は300eの方角、距離及び装置情報40を図示しない記憶部に記憶する。
ステップ3007:前記ステップ3003で取得した装置情報40が1つの場合(即ち、移動範囲内の画像形成装置300が1台の場合)又はステップ3005で移動範囲内の画像形成装置300が選択された場合、クライアント制御部208は、移動範囲内の当該画像形成装置300を決定する。クライアント制御部208は、決定した画像形成装置300の方角、距離及び装置情報40を図示しない記憶部に記憶する。
ステップ3008:クライアント制御部208は、ステップ3006又はステップ3007によって決定した画像形成装置300について、図示しない記憶部に記憶した装置情報40よりIPアドレス32を取得する。そして、クライアント制御部208は、当該IPアドレス32を持つ画像形成装置300に対し、画像形成データ生成部202で生成した画像形成データを送信する。
ステップ3009:最後にクライアント制御部208は、画像形成データ送信後、形成装置位置報知部205を制御することにより、選択された画像形成装置300までの距離及び方角、更に装置情報40に含まれる画像形成装置300の登録イメージ34をユーザのために表示する。
図18は選択された画像形成装置300の報知画面80を示す説明図である。報知画面80には、選択された画像形成装置300cのIPアドレス32、クライアント装置200の現在位置からの距離81「7.2m」及び方角82「北北東」が表示され、更に画像形成装置300cの外観像としての登録イメージ34が表示される。このように選択された画像形成装置300までの距離81、方角82及び登録イメージ34を表示することにより、画像形成を指示したユーザは、容易に画像形成した記録媒体を取りに行くことができる。
前記ステップ4005及び4006において、サーバ制御部108は、選択可能な画像形成装置300を移動範囲内外それぞれ1台決定することを説明したが、これに限らない。即ち、移動範囲内外それぞれ複数台決定することとし、次のステップ4007でクライアント装置200へ複数台分送出してもよい。このようにすれば、ユーザが選択する画像形成装置300の選択肢が増え、ユーザにとって利便性が増すことになる。このためには、サーバ制御部108は図示しないカウンタを設け、選択可能な画像形成装置300の台数を制御することになる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、位置測定サーバ100は、測定したクライアント装置200の現在位置と、登録した画像形成装置300の装置情報40とから、クライアント装置200が選択可能な画像形成装置300を決定し、クライアント装置200は選択可能な画像形成装置300a〜300eのうち一の画像形成装置300を表示するようにしたので、移動可能なクライアント装置200から利用可能な画像形成装置300を選択する場合、複数の画像形成装置300a〜300eの中から最適な画像形成装置300を選択することができる。
また、事前にクライアント装置200の移動範囲を位置測定サーバ100に登録しておくことによって、クライアント装置200の移動範囲内のある一番近くの画像形成装置300を位置測定サーバ100が決定するので、ユーザの希望に応じた画像形成装置300で印刷することが可能になる。更に、単に近くにある画像形成装置300を決定するのではなく、移動可能なクライアント装置200の移動範囲内にある一番近い画像形成装置300を決定するので、ユーザにとって便利な画像形成装置300で印刷することが可能となる。
また、移動可能なクライアント装置200の現在位置の測定において、クライアント装置200と画像形成装置300が有する無線通信部201、301により測定することとしたので、正確な測定を行うことができる。
更に、画像形成データ送信後に印刷指示した画像形成装置300までの方角、距離及び外観像が表示されるため、印刷指示した画像形成装置300の設置位置をユーザへ分かり易く誘導することが可能になる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に関する画像形成システムの構成について説明する。第2の実施の形態に関する画像形成システムの構成では、第1の実施の形態に関する画像形成システムの構成を示す図1と同様に、ネットワーク1を介して、位置測定サーバ100、クライアント装置400、複数の画像形成装置300が接続されている。ここで、位置測定サーバ100、画像形成装置300の構成は第1の実施の形態と同じであるため説明を省略する。
図19は、クライアント装置400の構成を示すブロック図である。クライアント装置400において、無線通信部201と、画像形成データ生成部202と、形成装置情報取得部203と、形成装置選択部204と、形成装置位置報知部205と、移動範囲登録指示部206と、距離測定部207、クライアント制御部208は第1の実施の形態の機能と同じであるため説明を省略する。
形成装置距離探索部408は、画像形成データを送信した画像形成装置300との距離を探索する機能を有する。距離の探索には、画像形成データ送信した画像形成装置300の無線通信部301から発生される無線の強度をもとにした距離が使用される。形成装置距離探索部408は、画像形成装置300までの距離に応じてアラーム鳴動時間と間隔時間の異なるアラームを鳴動する。
図20は、距離に応じてアラーム鳴動時間と間隔時間が変化する関係を示す説明図である。同図において、「画像形成装置までの距離」とは、移動可能なクライアント装置400と、画像形成データ送信した画像形成装置300との距離である。距離が10mを超えるときは、アラーム鳴動時間を2秒とし、間隔時間は1秒する。一方、その距離が5m〜10mになると、アラーム鳴動時間を1秒とし、間隔時間は0.5秒する。このように、画像形成装置300に近づくとアラーム時間と間隔時間が変化し、ユーザに画像形成装置300までの距離が短くなったことを報知する。
次に、第2の実施の形態に関する画像形成システムの動作について説明する。クライアント装置400から画像形成装置300へ画像形成データを送信するまでの動作、即ち第1の実施の形態のステップ3008までの動作は第1の実施の形態と同じであるため説明を省略する。
図21は、第2の実施の形態に関するクライアント装置400の動作を示すフローチャートである。
ステップ5001:クライアント制御部208は形成装置距離探索部408を制御し、ステップ3008によって画像形成データを送信した画像形成装置300について、図示しない記憶部に記憶した装置情報40よりIPアドレス32を取得する。
ステップ5002:クライアント制御部208は、画像形成装置300までの距離が0.5m未満の場合に動作する近距離タイマーを停止状態にしておく。
ステップ5003:クライアント制御部208は、形成装置距離検索部408を制御し、距離測定部207を通じて画像形成装置300までの距離を測定する。
ステップ5005〜5016:クライアント制御部208は、検索の中止が指示されていない限り、以下の動作を行う。即ち、クライアント制御部208は、画像形成装置300までの距離が0.5m以上であれば、その距離に応じたアラームを鳴らした後、間隔時間だけ鳴動を停止する。これにより、ユーザに画像形成装置300までの距離を報知する。ユーザは、アラーム鳴動を聞きながら画像形成データを送った画像形成装置300に向かって近づく。その後、再度画像形成装置300までの距離を測定し、この動作を繰返す。
ステップ5017、5018:画像形成装置300までの距離が0.5m未満の場合、クライアント制御部208は、近距離タイマーの動作を開始する。
ステップ5019〜5021:近距離タイマーが5秒経過していない場合、クライアント制御部208は、距離に応じたアラーム鳴動時間だけアラームを鳴動した後、間隔時間だけ鳴動を停止する。その後、再度装置までの距離を測定するが、その際に近距離タイマーの停止は行わない。
ステップ5004においてユーザが検索を中止した場合、又はステップ5019において近距離タイマーが5秒以上経過している場合、クライアント制御部208は、形成装置距離探索部408は動作を終了し、報知を完了する。
以上第2の実施の形態によれば、クライアント装置400の現在位置及び各画像形成装置300a〜300eの設置位置から、位置測定サーバ100が、適切な画像形成装置300を選択するので、ユーザ自身が画像形成装置300を検索しなくても最適な画像形成装置から印刷することが可能になる。また、画像形成装置300までの距離を音により報知するため、移動時の視覚を妨げることなく、画像形成装置300まで誘導することが可能になる。
本実施の形態は、画像形成データを送信した画像形成装置300までの距離に応じてアラーム音の鳴動を変化させるものであるが、この動作と前記第1の実施の形態における画像形成装置300の方角と距離及び外観の表示する動作を併用してもよい。このようにすれば、移動可能なクライアント装置400を使用するユーザにとって、画像形成データを送出した画像形成装置300を即座に認識することができ、極めて容易に画像形成装置300へ誘導することができる。
100 位置測定サーバ
101 形成装置情報登録部
102 位置測定部
200 クライアント装置
201 無線通信部
207 距離測定部
300 画像形成装置
301 無線通信部
307 距離測定部

Claims (14)

  1. 複数の画像形成装置と、
    前記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置を選択して画像形成データを送信する移動可能なクライアント装置と、
    前記画像形成装置の設置位置を含む装置情報が予め登録され、かつ前記クライアント装置の現在位置を測定する位置測定サーバとからなり、
    前記位置測定サーバは、測定した前記クライアント装置の前記現在位置と、登録した前記画像形成装置の前記装置情報とから、前記クライアント装置が選択可能な前記画像形成装置を決定し、
    前記クライアント装置は選択可能な前記画像形成装置の中から一の画像形成装置に対し前記画像形成データを送信することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記位置測定サーバは、前記クライアント装置の移動範囲を事前に登録し、
    前記画像形成装置の前記装置情報は、前記画像形成装置の前記設置位置が、前記クライアント装置の前記移動範囲内にあるかどうかを示す移動範囲内フラグを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記クライアント装置と前記画像形成装置には、同一規格の無線通信部を有し、
    前記クライアント装置の現在位置の測定は、前記位置測定サーバの指示により、前記クライアント装置と前記画像形成装置が有する前記無線通信部の受信信号の減衰特性から測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  4. 前記位置測定サーバは、前記画像形成装置の設置位置と、前記クライアント装置の現在位置より、前記クライアント装置から前記画像形成装置への方角及び距離を算出し、前記クライアント装置へ通知することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  5. 前記クライアント装置は、前記画像形成装置への前記方角及び前記距離、更に、前記画像形成装置の外観像を報知することを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  6. 前記クライアント装置に、前記クライアント装置と前記画像形成装置との距離に応じて、アラーム音の鳴動を変化させる手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  7. 複数の画像形成装置とネットワークを介して接続され、
    かつ、複数の前記画像形成装置のうちの一の画像形成装置に対して画像形成データを送信する移動可能なクライアント装置ともネットワークを介して接続され、
    更に、前記画像形成装置の設置位置を含む装置情報を予め登録する形成装置情報登録部と、
    前記クライアント装置の現在位置を測定する位置測定部と、
    測定した前記クライアント装置の前記現在位置と、登録した前記画像形成装置の前記装置情報とから、前記クライアント装置が選択可能な前記画像形成装置を決定する制御部と、
    決定した前記画像形成装置を前記クライアント装置に送信する装置情報通知部を有することを特徴とする位置測定サーバ。
  8. 前記クライアント装置の移動範囲を事前に登録する移動範囲登録部を設け、
    前記形成装置情報登録部で登録する前記装置情報は、前記画像形成装置の前記設置位置が、前記クライアント装置の前記移動範囲内にあるかどうかを示す移動範囲内フラグを含むことを特徴とする請求項7記載の位置測定サーバ。
  9. 前記位置測定部は、同一規格の無線通信部を有する前記クライアント装置と前記画像形成装置に対して、前記クライアント装置の現在位置の測定を指示することを特徴とする請求項7記載の位置測定サーバ。
  10. 更に、前記制御部は、前記画像形成装置の設置位置と、前記クライアント装置の現在位置より、前記クライアント装置から前記画像形成装置への方角及び距離を算出することを特徴とする請求項7記載の位置測定サーバ。
  11. 画像形成装置の設置位置を含む装置情報を登録する形成装置情報登録工程と、
    前記画像形成装置に対して画像形成データを送信する移動可能なクライアント装置の現在位置を測定するクライアント装置位置測定工程と、
    クライアント装置位置測定工程で測定した前記クライアント装置の前記現在位置と、形成装置情報登録工程で登録した前記画像形成装置の前記装置情報とから、前記クライアント装置が選択可能な前記画像形成装置を決定する画像形成装置決定工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の選択方法。
  12. 更に、前記クライアント装置の移動範囲を事前に登録する移動範囲登録工程を含み、
    形成装置情報登録工程で登録する前記装置情報は、前記画像形成装置の前記設置位置が、前記クライアント装置の前記移動範囲内にあるかどうかを示す移動範囲内フラグを含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置の選択方法。
  13. 前記クライアント装置位置測定工程は、同一規格の無線通信部を有する前記クライアント装置と前記画像形成装置に対して、前記クライアント装置の現在位置の測定を指示することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置の選択方法。
  14. 更に、画像形成装置決定工程は、前記画像形成装置の設置位置と、前記クライアント装置の現在位置より、前記クライアント装置から前記画像形成装置への方角及び距離を算出する方角距離算定工程を含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置の選択方法。

JP2009266639A 2009-11-24 2009-11-24 画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法 Withdrawn JP2011113138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266639A JP2011113138A (ja) 2009-11-24 2009-11-24 画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266639A JP2011113138A (ja) 2009-11-24 2009-11-24 画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011113138A true JP2011113138A (ja) 2011-06-09

Family

ID=44235450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009266639A Withdrawn JP2011113138A (ja) 2009-11-24 2009-11-24 画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011113138A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014146203A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置およびコンピュータプログラム
JP2014146204A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置およびコンピュータプログラム
JP2014146202A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置、システム、および、コンピュータプログラム
KR20160003457A (ko) * 2014-07-01 2016-01-11 삼성전자주식회사 화상 형성 장치, 그 위치 안내 방법 및 화상 형성 시스템
JP2017120654A (ja) * 2017-03-03 2017-07-06 ブラザー工業株式会社 端末装置、および、コンピュータプログラム
JP2018005424A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社リコー 情報処理装置、要求処理システム、要求処理方法、プログラム
JP2018160011A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 富士ゼロックス株式会社 端末装置、情報処理装置、プログラムおよび情報処理システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014146203A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置およびコンピュータプログラム
JP2014146204A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置およびコンピュータプログラム
JP2014146202A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置、システム、および、コンピュータプログラム
KR20160003457A (ko) * 2014-07-01 2016-01-11 삼성전자주식회사 화상 형성 장치, 그 위치 안내 방법 및 화상 형성 시스템
KR101868444B1 (ko) * 2014-07-01 2018-07-23 에이치피프린팅코리아 주식회사 화상 형성 장치, 그 위치 안내 방법 및 화상 형성 시스템
JP2018005424A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社リコー 情報処理装置、要求処理システム、要求処理方法、プログラム
JP2017120654A (ja) * 2017-03-03 2017-07-06 ブラザー工業株式会社 端末装置、および、コンピュータプログラム
JP2018160011A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 富士ゼロックス株式会社 端末装置、情報処理装置、プログラムおよび情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10826631B2 (en) System and method for 3D tracking for ad-hoc cross-device interaction
US10024952B2 (en) Self-organizing hybrid indoor location system
JP2011113138A (ja) 画像形成システム、位置測定サーバ及び画像形成装置の選択方法
JP5484066B2 (ja) 通信装置の位置を求めるための方法および装置
US8432275B2 (en) Mobile device safety
JP6084243B2 (ja) 判定装置及び判定方法
JP4957770B2 (ja) 位置推定システム、位置推定装置、位置推定方法及びプログラム
US20160203643A1 (en) Exhibition guide apparatus, exhibition media display apparatus, mobile terminal and method for guiding exhibition
US8754866B2 (en) Multi-touch detection
US20150312875A1 (en) Method and system for client device localization
TW201144761A (en) Methods and apparatuses for determining if access to a region is feasible or infeasible for a user of a mobile device
JP6537206B2 (ja) 位置情報提供装置およびノードネットワーク
US20150113426A1 (en) Crisis information delivery device, crisis information delivery system, method, and program
US20180075302A1 (en) Wayfinding and Obstacle Avoidance System
CN106170995A (zh) 定位系统中的反馈
CN109525931B (zh) 一种定位无线设备的方法、装置、设备及存储介质
JP2007013827A (ja) 探索装置、転送装置、および応答装置
JP4859518B2 (ja) 通信端末および通信システム
KR101882845B1 (ko) 위치측정 시스템
TW201140123A (en) Locating electromagnetic signal sources
JP2004325215A (ja) 携帯通信端末
KR101066561B1 (ko) 위치 추적 시스템 및 그 방법
JP5813390B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
JP2019007863A (ja) 位置測定方法、位置測定プログラム及び位置測定装置
CN109828675A (zh) 一种vr/ar装置及其防撞方法、vr/ar装置系统

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130205