JP2013235953A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷に対するノイズ対策を施しつつ負荷の小型化も図ることが可能な電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1の内部回路は、電源装置2に接続される電源ライン上に電源用としてのノイズ対策部6を有する。電源用としてのノイズ対策部6は、安定した電力を下流側に供給するために、ノイズ除去に有効な部品にて構成される。また、電気接続箱1の内部回路は、負荷や負荷関連部分用としての複数のノイズ対策部6も有する。この負荷や負荷関連部分用としてのノイズ対策部6は、ノイズ対策に係る部分を負荷3や負荷関連部分に対し個別に設けずに電気接続箱1側に集約するための部分であって、負荷3の外部やワイヤハーネス5を伝って入り込むノイズの除去に有効な部品にて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気接続箱に関する。
自動車等の車両に搭載される電気機器としては、例えば電気接続箱が挙げられる。電気接続箱は、リレーボックスやヒューズボックス、或いはジャンクションブロックや電子制御ユニットボックス等を総称するものとして知られる。
下記特許文献1に開示された電気接続箱は、ワイヤハーネスを介して下流側に複数の負荷が接続される。電気接続箱は、複数の負荷に対し電源や制御信号や情報信号の分岐接続を集中的に行う構成及び構造を有する。
特開2002−112432号公報
上記従来の電気接続箱にあっては、分岐接続に係る構成及び構造の他にノイズ対策に係る構成及び構造も有する。ノイズ対策に関し、特許文献1には特に開示されてないが、電気接続箱は電気接続箱自身で、また、負荷は負荷自身や負荷関連部分で個別にノイズ対策を施すことになる。個別でのノイズ対策は例えば負荷の場合、ノイズ対策に係る部分の配設スペースを確保する必要があることから、小型化を図ろうとする際には影響を来してしまうという虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、負荷に対するノイズ対策を施しつつ負荷や負荷関連部分の小型化も図ることが可能な電気接続箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、導電路を介して一又は複数の負荷の上流側に配置接続される電気接続箱本体を有し、該電気接続箱本体の内部回路にはノイズ対策部を設けてなる電気接続箱において、前記ノイズ対策部を複数設けるものとし、該複数のノイズ対策部としては配設先を前記負荷から変えた負荷用ノイズ対策部、配設先を前記電気接続箱本体と前記負荷との間から変えた負荷用ノイズ対策部、配設先を電子制御ユニットから変えた電子制御ユニット用ノイズ対策部、の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1に記載の電気接続箱に係り、前記内部回路はアース部を有し、該アース部には前記電気接続箱本体の内外を電気的に接続する本体側アース接続部を配設し、前記電気接続箱本体の外側には前記本体側アース接続部及びアース先に接続されるアース用導電路を設けることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1又は2に記載の電気接続箱に係り、前記複数のノイズ対策部としては電源装置に接続される電源ライン上の電源用ノイズ対策部を含むことを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、電気接続箱本体の内部回路に複数のノイズ対策部を設け、この複数のノイズ対策部として配設先を負荷から電気接続箱本体に変えた負荷用ノイズ対策部、配設先を電気接続箱本体と負荷との間から変えた負荷用ノイズ対策部、配設先を電子制御ユニットから変えた電子制御ユニット用ノイズ対策部、の少なくとも一つを含むことから、ノイズ対策に係る部分を負荷や、電気接続箱本体と負荷との間に設ける必要がない。また、ノイズ対策に係る部分を電子制御ユニットに設ける必要もない。すなわち、ノイズ対策に係る部分の配設スペースを負荷や上記間や電子制御ユニットに確保する必要がなく、これにより負荷の小型化や負荷関連部分の小型化や電子制御ユニットの小型化を電気接続箱側で図ることができるという効果を奏する。本発明においては、ノイズ対策に係る部分を集約することができ、以て効率のよいノイズ対策を施すことができるという効果も奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え次の効果も奏する。すなわち、アース用導電路を用いて電気接続箱本体の外側のアース先に対しアースする構造を有することから、負荷用ノイズ対策部を接続すれば一括してアースすることができるという効果を奏する。本発明によれば、効率のよいノイズ対策を施すことができるという効果を奏する。この他、本発明によれば、電気接続箱本体の内側にアース用導電路のための収容スペースを確保する必要がないことから、アースする構造に係り電気接続箱本体の大型化を防止することができるという効果も奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、請求項1又は2の効果に加え次の効果も奏する。すなわち、複数のノイズ対策部として電源用ノイズ対策部も含むことから、電源装置に接続される電源ライン上のノイズ対策をすることができるという効果を奏する。本発明によれば、効率のよいノイズ対策を施すことができるという効果を奏する。
本発明の電気接続箱を示す模式図である(実施例1)。 電気接続箱の外観斜視図である。 電気接続箱の分解斜視図である。 負荷用ノイズ対策部を含む第一基板アッセンブリの平面図である。 負荷用ノイズ対策部を含む第二基板アッセンブリの平面図である。 負荷用ノイズ対策部を含む第三基板アッセンブリの平面図である。 本発明の電気接続箱を示す外観斜視図である(実施例2)。 アース用導電路の配設部分の拡大斜視図である。
電気接続箱の内部回路は、ノイズ対策に係る部分として負荷用ノイズ対策部、及び/又は電子制御ユニット用ノイズ対策部を含む。
負荷用ノイズ対策部は、負荷や負荷関連部分側に個別に設ける部分でなく電気接続箱側に集約する部分として設けられる。負荷の外部や導電路を伝って入り込むノイズは、負荷用ノイズ対策部を有する電気接続箱側で除去される。負荷や負荷関連部分は、これ自身にノイズ対策に係る部分を設ける必要がないことから、その分の配設スペースを削減して小型化を図ることができる。
電子制御ユニット用ノイズ対策部は、電子制御ユニットなどの補器に設ける部分でなく電気接続箱側に集約する部分として設けられる。電子制御ユニット用ノイズ対策部(補器用ノイズ対策部)も上記同様に配設スペースを削減して電子制御ユニットなどの補器の小型化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の電気接続箱を示す模式図である。また、図2は電気接続箱の外観斜視図、図3は電気接続箱の分解斜視図、図4は負荷用ノイズ対策部を含む第一基板アッセンブリの平面図、図5は負荷用ノイズ対策部を含む第二基板アッセンブリの平面図、図6は負荷用ノイズ対策部を含む第三基板アッセンブリの平面図である。
図1において、自動車等の車両(図示省略)に搭載される電気接続箱1は、バッテリーやオルタネータである電源装置2に電気的に接続される。また、電気接続箱1には、複数の負荷3が電気的に接続される。電気接続箱1と電源装置2は、電力線としてのワイヤハーネス4により接続される。また、電気接続箱1と複数の負荷3は、負荷3の形態に応じたワイヤハーネス5(導電路)によりそれぞれ接続される。複数の負荷3は、電気接続箱1の下流側に配置接続される。
電気接続箱1の内部回路は、電源装置2に接続される電源ライン上に電源用としてのノイズ対策部6(電源用ノイズ対策部6a)を有する。電源用としてのノイズ対策部6は、安定した電力を下流側に供給するために、ノイズ除去に有効な部品にて構成される。また、電気接続箱1の内部回路は、負荷用としての複数のノイズ対策部6(負荷用ノイズ対策部6b)も有する。この負荷用としてのノイズ対策部6は、負荷3や負荷関連部分(ここではワイヤハーネス5)に対しノイズ対策に係る部分を個別に設けず電気接続箱1側に集約するための部分であって、負荷3の外部やワイヤハーネス5を伝って入り込むノイズの除去に有効な部品にて構成される。
負荷3や上記負荷関連部分は、これ自身にノイズ対策に係る部分を設ける必要がないことから、その分の配設スペースを削減することができ、以て小型化を図ることができる。
以上以外として、電気接続箱1には、ECU11(電子制御ユニット)も電気的に接続される。電気接続箱1とECU11は、コネクタ接続、又はワイヤハーネスにより接続される。ECU11は、電気接続箱1の上流側や下流側の様々な位置(ボディ、ドア、リア等)に配置される。
電気接続箱1の内部回路は、ECU11用としてのノイズ対策部6(電子制御ユニット用ノイズ対策部6z)を有する。このECU11用としてのノイズ対策部6は、ノイズ除去に有効な部品にて構成される。尚、ECU11に限らず、所謂補器と呼ばれるものであってもよいものとする(この場合、補器用ノイズ対策部を有することになる)。
電気接続箱1に関し、図2及び図3を参照しながら構成及び構造を具体的に説明する。また、ノイズ対策部6に関しても図4ないし図6を参照ながら構成等を具体的に説明する。図2及び図3中の矢印Pは上下方向、矢印Qは左右方向、矢印Rは前後方向を示すものとする。尚、以下の説明は一例であるものとし、特に限定されないものとする。
図2及び図3において、電気接続箱1は、本実施例においてECU11が一体化されたものとなる(一体化は一例であるものとする)。このような電気接続箱1は、電気接続箱本体12と、固定部13と、図示しないアース構造部(図7及び図8参照。実施例2で説明をする)とを備えて構成される。電気接続箱本体12は、アッパーカバー14と、ロアカバー15と、サイドカバー16と、これら樹脂製のカバー内に収容される配線基板ユニット17(内部回路)とを備えて構成される。
固定部13は、電気接続箱1の固定先となる金属製構造体18(図7参照)に対し複数のボルト19(図7参照)にて固定される。金属製構造体18は、例えば導電性を有する金属製のパネル部材やリーンホース等であり、また、アース先でもある。
ECU11は、本実施例において電源のオン・オフを制御する電子制御ユニットである(電源のオン・オフに限るものでないものとする)。尚、電子制御ユニットとしては、負荷を電気的に制御するものや、スイッチ入力に係る制御をするもの等が挙げられるものとする。より具体的には、自動車等の車両に搭載される多種多様な電子機器(エアコンやワイパー、パワーウィンドウなどの多種多様な電子機器(負荷))に対し制御信号等を送受信するもの等が挙げられるものとする。電子制御ユニットは、これに負荷が一体化されることもある。
図3において、電気接続箱本体12の内部回路となる配線基板ユニット17は、第一基板アッセンブリ20と、第二基板アッセンブリ21と、第三基板アッセンブリ22とを含んで構成される。
第一基板アッセンブリ20及び第二基板アッセンブリ21は、第一基板アッセンブリ20が下側となり、第二基板アッセンブリ21が上側となる上下二段に配置される。また、第一基板アッセンブリ20及び第二基板アッセンブリ21は、これらの各基板(後述する)が平行且つ横置きとなるように配置される。
一方、第三基板アッセンブリ22は、この基板(後述するメタルコア基板39)が縦置きとなるように配置される。第一基板アッセンブリ20、第二基板アッセンブリ21、及び第三基板アッセンブリ22は、上記の如く配置されつつ、電気的に接続される。
先ず、第一基板アッセンブリ20について説明をする。
図3及び図4において、第一基板アッセンブリ20は、プリント配線基板23(基板)を有する。プリント配線基板23は、表面(上面)に所定の回路パターンを有する平面視略矩形状に形成される。このようなプリント配線基板23には、複数のリレー24及びレジスタ25等が実装されるとともに、L字状ピンヘッダーユニット26、ピンヘッダーユニット27、複数の基板コネクタ28、及びヒューズブロック29が実装される。また、プリント配線基板23には、複数の負荷や負荷関連部分に対し個別に対応する複数のノイズ対策部6も実装される。尚、引用符号30はバスバーを示し、本実施例においては複数種のバスバー30が用いられるものとする。
L字状ピンヘッダーユニット26は、プリント配線基板23と、第三基板アッセンブリ22の後述するメタルコア基板39における所定の回路パターンとを電気的に接続する部分として設けられる。L字状ピンヘッダーユニット26は、横置きのプリント配線基板23に対し第三基板アッセンブリ22を縦置きにすることから、これら直交するもの同士を接続できるように構成される。
ピンヘッダーユニット27は、プリント配線基板23と、第二基板アッセンブリ21とを電気的に接続する部分として設けられる。ピンヘッダーユニット27は、横置きのプリント配線基板23に対し第二基板アッセンブリ21も横置きにすることから、これら平行なもの同士を接続できるように構成される。
複数の基板コネクタ28は、ワイヤハーネス5(図1参照)の端末に設けられるコネクタとの嵌合接続部分として設けられる。基板コネクタ28は、本実施例において所謂LIFコネクタとなるように構成される。
ヒューズブロック29は、図示しないヒューズを数多く収容接続できるように構成される。
図4において、第一基板アッセンブリ20における複数のノイズ対策部6(6c〜6k)は、サージ又は結合ノイズに係る対策に有効な電気部品を含んで構成される。図中右下側から順に一例を説明すると、ノイズ対策部6cはバッテリーファン用の対策部分であって、ダイオード31とツェナーダイオード32とを含んで構成される。また、ノイズ対策部6dはパワーシート用の対策部分であって、上記同様にダイオード31とツェナーダイオード32とを含んで構成される。また、ノイズ対策部6eはヒーター用の対策部分であって、二つのツェナーダイオード32を含んで構成される。また、ノイズ対策部6fは所定の負荷用の対策部分であって、ダイオード31とツェナーダイオード32とを含んで構成される。また、ノイズ対策部6gはワイパー用の対策部分であって、上記同様にダイオード31とツェナーダイオード32とを含んで構成される。
また、ノイズ対策部6hはデフォッガ用の対策部分であって、フィルムコンデンサ33を含んで構成される。また、ノイズ対策部6iはシートヒーター用の対策部分であって、上記同様にフィルムコンデンサ33を含んで構成される。また、ノイズ対策部6jは所定の負荷用の対策部分であって、ダイオード31とツェナーダイオード32とを含んで構成される。また、ノイズ対策部6kはストップランプ用の対策部分であって、上記同様にフィルムコンデンサ33を含んで構成される。
尚、負荷用ノイズ対策部に相当するのはノイズ対策部6c〜6kである。
複数のノイズ対策部6(6c〜6k)は、プリント配線基板23に設けられる図示しない回路パターンを介して上記アース構造部(実施例2で後述する)に接続される。負荷の外部やワイヤハーネス5(図1参照)を伝って入り込むノイズは、ノイズ対策部6→上記アース構造部→金属製構造体18(図7参照)の経路にて除去される。
次に、第二基板アッセンブリ21について説明をする。
図3及び図5において、第二基板アッセンブリ21は、プリント配線基板34(基板)を有する。このプリント配線基板34は、表面(上面)に所定の回路パターンを有する平面視略矩形状に形成される。このようなプリント配線基板34には、複数のリレー24及びレジスタ25が実装されるとともに、ECUコネクタ35、基板コネクタ36、及びヒューズブロック37が実装される。また、プリント配線基板34には、複数の負荷や負荷関連部分に対し個々に対応する複数のノイズ対策部6も実装される。尚、引用符号38はバスバーを示し、本実施例においては複数種のバスバー38が用いられるものとする。
ECUコネクタ35は、ECU11との嵌合接続部分として設けられる。ECUコネクタ35は、アッパーカバー14を貫通するような上方へのびる形状に形成される。
基板コネクタ36は、ワイヤハーネス5(図1参照)の端末に設けられるコネクタとの嵌合接続部分として設けられる。基板コネクタ36は、第一基板アッセンブリ20における基板コネクタ28と基本的に同じ機能であり、この基板コネクタ28の上側に位置するように実装される。
ヒューズブロック37は、図示しないヒューズを数多く収容接続できるように構成される。ヒューズブロック37は、第一基板アッセンブリ20におけるヒューズブロック29と基本的に同じ機能であり、このヒューズブロック29の上側に位置するように実装される。
図5において、第二基板アッセンブリ21における複数のノイズ対策部6(6l〜6r)は、サージ又は結合ノイズに係る対策に有効な電気部品を含んで構成される。図中右側から順に一例を説明すると、ノイズ対策部6lはイグニッション用の対策部分であって、フィルムコンデンサ33を含んで構成される。また、ノイズ対策部6mはECU−ACC用の対策部分であって、二つのツェナーダイオード32を含んで構成される。また、ノイズ対策部6nは所定の負荷用の対策部分であって、上記同様に二つのツェナーダイオード32を含んで構成される。また、ノイズ対策部6oはイグニッション用の対策部分であって、上記同様に二つのツェナーダイオード32を含んで構成される。
また、ノイズ対策部6pはランプ用の対策部分であって、八つのツェナーダイオード32を含んで構成される。また、ノイズ対策部6qは所定の負荷用の対策部分であって、ダイオード31とツェナーダイオード32とを含んで構成される。また、ノイズ対策部6rは所定の負荷用の対策部分であって、ダイオード31とツェナーダイオード32との組み合わせを二つを含んで構成される。
尚、負荷用ノイズ対策部に相当するのはノイズ対策部6l〜6rである。
複数のノイズ対策部6(6l〜6r)は、プリント配線基板34に設けられる図示しない回路パターン等を介して上記アース構造部に接続される。負荷の外部やワイヤハーネス5(図1参照)を伝って入り込むノイズは、ノイズ対策部6→上記アース構造部→金属製構造体18(図7参照)の経路にて除去される。
続いて、第三基板アッセンブリ22について説明をする。
図3及び図6において、第三基板アッセンブリ22は、メタルコア基板39を有する。メタルコア基板39は、導電性のコアを複数有する構成であり、平面視略矩形状に形成される。このようなメタルコア基板39には、外部入出力コネクタ40と、複数のノイズ対策部6とが実装される。
外部入出力コネクタ40は、複数のコネクタ(外部接続部)を集合させてなるような大型のコネクタに形成される。また、外部入出力コネクタ40は、図示しない相手側コネクタとの嵌合接続を一括して行えるような多極のコネクタにも形成される。
図6において、第三基板アッセンブリ22における複数のノイズ対策部6(6s〜6v)は、電源リップル、サージ、又は結合ノイズに係る対策に有効な電気部品を含んで構成される。図中右側から順に説明すると、ノイズ対策部6sはECU11用の対策部分であって、フィルムコンデンサ33、41を含んで構成される。また、ノイズ対策部6tもECU11用の対策部分であって、上記同様にフィルムコンデンサ33、41を含んで構成される。また、ノイズ対策部6uはワイパー用の対策部分であって、フィルムコンデンサ33を含んで構成される。また、ノイズ対策部6vはツェナーダイオード32と二つのダイオード31とを含んで構成される。
尚、負荷用ノイズ対策部に相当するのはノイズ対策部6u、6vである。また、電子制御ユニット用ノイズ対策部に相当するのはノイズ対策部6s、6tである。本実施例において特に図示しないが、電源用ノイズ対策部に相当する部分を設けてもよいものとする。
複数のノイズ対策部6(6s〜6v)は、メタルコア基板39に設けられる図示しない回路パターン等を介して上記アース構造部に接続される。負荷の外部やワイヤハーネス5(図1参照)を伝って入り込むノイズは、ノイズ対策部6→上記アース構造部→金属製構造体18(図7参照)の経路にて除去される。
以上、図1ないし図6を参照しながら説明してきたように、電気接続箱本体12の配線基板ユニット17に複数のノイズ対策部6を設け、この複数のノイズ対策部6としては配設先を負荷や負荷関連部分から電気接続箱本体12に変えた負荷用ノイズ対策部6c、6d…、配設先をECU11から電気接続箱本体12に変えた電子制御ユニット用ノイズ対策部6s、6tを含むようにすることから、ノイズ対策に係る部分を負荷や負荷関連部分、さらにはECU11に設ける必要がない。すなわち、負荷や負荷関連部分やECU11に配設スペースを確保する必要がなく、これにより負荷や負荷関連部分やECU11の小型化を電気接続箱1側の構成及び構造によって図ることができる。電気接続箱1においては、ノイズ対策に係る部分を集約することができ、以て効率のよいノイズ対策を施すことができる。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図7は本発明の電気接続箱を示す外観斜視図である。また、図8はアース用導電路の配設部分の拡大斜視図である。
尚、実施例2の電気接続箱1は、実施例1の電気接続箱1と外観形状が若干異なるが、基本構成、構造、特徴、及び効果は実施例1と同じであるものとする。
図7において、電気接続箱1は、固定先となる金属製構造体18に対し複数のボルト19により固定される。また、電気接続箱1は、アース構造部42を介してアース先となる金属製構造体18に対し複数のボルト19により接続される。
図7及び図8において、アース構造部42は、本体側アース接続部43と、バスバー44(アース用導電路)とを備えて構成される。本体側アース接続部43は、第一基板アッセンブリ20におけるプリント配線基板23のアース部45に接続されて電気接続箱本体12の内外を電気的に接続することができるように構成される。また、バスバー44は、電気接続箱本体12を組み立てた後に、この電気接続箱本体12に内蔵されたノイズ対策部6(図4ないし図6参照)等を金属製構造体18に対しアース接続をすることができるように形成される。バスバー44は、本実施例において着脱自在なものに形成される。
バスバー44は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより形成される(図示の形状は一例であるものとする)。バスバー44は、この一端に第一接続部46が配設される。また、他端には第二接続部47が配設される。本実施例のバスバー44は、第一接続部46と第二接続部47との間の中間部分48が電気接続箱本体12の外面に沿った形状に形成される。
バスバー44の中間部分48には、複数の曲げ部が形成される。複数の曲げ部のうち、引用符号49は振動吸収用の曲げ部として形成される。本実施例の曲げ部49は、略クランク形状に形成される(図示の形状は一例であるものとする)。曲げ部49は、仮にバスバー44に車両走行時の振動等が伝わったとしても、この伝わった振動を吸収することができる部分として形成される。また、曲げ部49は、バスバー44の接続状態や本体側アース接続部43の配設状態を安定させることができる部分としても形成される。
尚、アース用導電路としてバスバー44を用いているが、これに替えて電線等を用いてもよいものとする。
以上、図7及び図8を参照しながら説明してきたように、バスバー44を用いて電気接続箱本体12の外側のアース先に対しアースする構造を有することから、負荷用ノイズ対策部等を含むノイズ対策部6(図4ないし図6参照)を接続すれば一括してアースすることができる。電気接続箱1は、効率のよいノイズ対策を施すことができる。
実施例2における電気接続箱1は、電気接続箱本体12の内側にバスバー44のための収容スペースを確保する必要がなく、従ってアースする構造に係り電気接続箱本体12の大型化を防止することができる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…電気接続箱、 2…電源装置、 3…負荷、 4…ワイヤハーネス、 5…ワイヤハーネス(導電路)、 6…ノイズ対策部、 6a…電源用ノイズ対策部、 6b…負荷用ノイズ対策部、 6z…電子制御ユニット用ノイズ対策部、 11…ECU、 12…電気接続箱本体、 13…固定部、 14…アッパーカバー、 15…ロアカバー、 16…サイドカバー、 17…配線基板ユニット(内部回路)、 18…金属製構造体(アース先)、 19…ボルト、 20…第一基板アッセンブリ、 21…第二基板アッセンブリ、 22…第三基板アッセンブリ、 23…プリント配線基板、 24…リレー、 25…レジスタ、 26…L字状ピンヘッダーユニット、 27…ピンヘッダーユニット、 28…基板コネクタ、 29…ヒューズブロック、 30…バスバー、 31…ダイオード、 32…ツェナーダイオード、 33…フィルムコンデンサ、 34…プリント配線基板、 35…プECUコネクタ、 36…基板コネクタ、 37…ヒューズブロック、 38…バスバー、 39…メタルコア基板、 40…外部入出力コネクタ、 41…フィルムコンデンサ、 42…アース構造部、 43…本体側アース接続部、 44…バスバー(アース用導電路)、 45…アース部、 46…第一接続部、 47…第二接続部、 48…中間部分、 49…曲げ部

Claims (3)

  1. 導電路を介して一又は複数の負荷の上流側に配置接続される電気接続箱本体を有し、該電気接続箱本体の内部回路にはノイズ対策部を設けてなる電気接続箱において、
    前記ノイズ対策部を複数設けるものとし、該複数のノイズ対策部としては配設先を前記負荷から変えた負荷用ノイズ対策部、配設先を前記電気接続箱本体と前記負荷との間から変えた負荷用ノイズ対策部、配設先を電子制御ユニットから変えた電子制御ユニット用ノイズ対策部、の少なくとも一つを含む
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱において、
    前記内部回路はアース部を有し、該アース部には前記電気接続箱本体の内外を電気的に接続する本体側アース接続部を配設し、前記電気接続箱本体の外側には前記本体側アース接続部及びアース先に接続されるアース用導電路を設ける
    ことを特徴とする電気接続箱。
  3. 請求項1又は2に記載の電気接続箱において、
    前記複数のノイズ対策部としては電源装置に接続される電源ライン上の電源用ノイズ対策部を含む
    ことを特徴とする電気接続箱。
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