JP2013235438A - 画面変換システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画面変換システムSは、変換元端末装置100の制御部110は、前記変換元端末装置100向けの画面を構成する要素であるUI要素に基づいて、当該画面の画面IDを生成し、前記生成した画面IDと、レイアウト定義が有する画面IDとが一致するかに基づいてレイアウト定義を検索する第一の検索処理および前記生成した画面IDと、レイアウト定義が有する画面IDとが類似する度合いである類似度に基づいてレイアウト定義を検索する第二の検索処理の少なくとも一方の検索処理を実行して、レイアウト定義を選択し、レイアウト情報を生成し、変換先端末装置200に送信し、前記変換先端末装置200の制御部210は、前記受信したレイアウト情報に基づき、画面を生成し、表示する、ことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
開発期間が長期化すると、技術の進歩が目覚ましく、短期間でモデルチェンジが行われるスマートフォンに対応した画面変換システムや遠隔操作システムの開発が困難となり、開発に伴うコスト回収も困難となる問題が生じていた。
図1は、本実施形態に係る画面変換システムの構成を説明する図である。
画面変換システムSは、変換元端末装置であるパーソナルコンピュータ100、変換先端末装置であるスマートフォン200が、ネットワーク300を介して相互に通信可能なように接続される。
画面変換システムSは、パーソナルコンピュータ100において起動しているアプリケーションを、ネットワーク300を介して、スマートフォン200により遠隔操作可能とするように画面を変換するシステムである。画面変換システムSは、パーソナルコンピュータ100向けのアプリケーションの画面をスマートフォン200向けに変換し、変換された画面(変換画面)に従ってユーザがスマートフォンを操作することで、遠隔操作が行われる。パーソナルコンピュータ100において起動されるアプリケーションは数多く存在し、1つのアプリケーションにおける画面も数多く存在する。このような多種多様な画面の中には、それぞれ似通った画面も存在する。そこで、本実施形態の画面変換システムSは、多種多様な画面に対して個々の変換画面を定義せず、似通った複数の画面に対し1つの変換画面を定義して適用する。
パーソナルコンピュータ100は、一般的なコンピュータであり、相互にバスで接続された、中央制御装置(制御部)110、主記憶装置(記憶部)120、補助記憶装置(記憶部)130、入力装置(入力部)140、出力装置(出力部)150および通信装置(通信部)160を有する。
出力装置150は、ディスプレイ等であり、パーソナルコンピュータ100の画面を表示する装置である。
通信装置160は、ネットワーク300を介して、スマートフォン200等の外部機器との情報のやりとりを仲介する。
スマートフォン200は、一般的な移動体端末装置であり、相互にバスで接続された、中央制御装置(制御部)210、主記憶装置(記憶部)220、補助記憶装置(記憶部)230、入出力装置(入出力部)240および通信装置(通信部)250を有する。
入出力装置240は、入力装置および出力装置が一体化したタッチパネル等であり、スマートフォン200のユーザからの指示を受け付けたり、スマートフォン200の画面を表示したりする装置である。
通信装置250は、ネットワーク300を介して、パーソナルコンピュータ100等の外部機器との情報のやりとりを仲介する。
なお、入出力装置240は、入力装置および出力装置のように、別個の装置であってもよい。
次に、図2に沿って、UIルール情報131を説明する。UIルール情報131は、パーソナルコンピュータ100向けのアプリケーションの画面のうち、相互に似通った複数の画面に対して1つの変換画面を適用する際に、いずれの変換画面を適用するかを判断するための指標である画面IDを生成するためのルールに関する情報(ルール情報)を格納する。ルール情報とは、画面IDが生成される際に、除外されるUI要素の種別および除外範囲(属性)を定義した情報である。
UIルール情報131には、画面変換システムSにおいて予め用意されているルール情報や、ユーザが作成したルール情報が格納されている。
ここで、UI要素とは、画面を構成する要素であり、画面IDを生成する際に用いられる。このUI要素には、例えば、Window、Menu、TextBox、CheckBox、RadioButton等の様々な種別がある。
符号131aに示す例では、UI要素の種別「Menu」に対して、当該UI要素自体と、ツリー構造上の全ての子UI要素を除外することが定義されている。また、符号131bに示す例では、UI要素の種別「RadioButton」に対して、当該UI要素自体を除外し、ツリー構造上の子UI要素を除外しないことが定義されている。
図2(a)〜(d)に示したように、UIルール情報131に基づいて生成した画面IDが、図2(e)である。本実施形態において、画面IDは、全てのUI要素の親UI要素(最上位階層)となる「Window」を基準とし、深さ(階層)が浅い順にUI要素の種別を並べた文字列とする。
このように、UIルール情報131に基づいて、画面IDが生成される際に所定のUI要素が除外されるので、僅かに異なるUI要素により構成される複数の画面でも、1つの画面IDが生成されることとなる。
次に、図3に沿って、レイアウト定義情報132を説明する。レイアウト定義情報132は、パーソナルコンピュータ100向けのアプリケーションの画面を変換した、スマートフォン200向けの画面のレイアウトを定義する情報(レイアウト定義)を格納する。
レイアウト定義情報132には、画面変換システムSにおいて予め用意されている汎用的なレイアウト(標準レイアウト)や、ユーザが作成したレイアウトのレイアウト定義が格納されている。標準レイアウトの例としては、UI要素をスマートフォン200の画面に合わせて縦一列に配置する、線形レイアウトがある。
符号132aの情報は、対象となるアプリケーションを一意に特定する識別子であるアプリケーションIDを示す。この例では、アプリケーションIDは、「TargetApplication」である。
符号132bの情報は、アプリケーションの画面の画面IDを示す。この例では、画面IDは「Window{TextBox;TextBox;Button;Button; ... }」である。
符号132cの情報は、スマートフォン200の一画面を示し、入出力装置240に対して当該画面をどのように配置するかを示す。この例では、画面を左寄せで配置することを示している。
符号132dの情報は、レイアウトの基本形式を示す。基本形式には、線形レイアウトやテーブルレイアウト等がある。この例では、線形レイアウトであり、行数が11であり、行を上から下へ並べることを示している。
符号132eの情報は、線形レイアウトの1アイテム(1行)を示す。この例では、行番号が「0」であり、重要度が「1」であることを示している。
符号132fの情報は、UI要素のレイアウト(幅、高さ、表示名等)を示す。この例では、UI要素のIDが「Window.Text[Input:]」であり、UI要素の種別が「Text」(文字列)であり、表示名が「入力」であり、幅が「50」であり、高さが「50」であり、他のUI要素と表示位置が重複した場合に前面に表示する優先順位であるZオーダが「0」(最優先)であり、文字列の色が「red」(赤)であることを示している。
次に、図4に沿って、画面IDの差分を説明する。(a)は、アプリケーションの画面の画面IDに含まれるUI要素をツリー構造で表したものである。(b)は、レイアウト定義情報132の画面IDに含まれるUI要素をツリー構造で表したものである。(c)は、(a)を表形式で表したものである。(d)は、(b)を表形式で表したものである。
なお、(a)においては、画面IDが生成される際に除外されるものとしてUIルール情報131(図2参照)に記憶されているUI要素は含まれない。また、画面IDの差分を求める際は、UI要素であるWindowは比較対象としない。これは、WindowをUI要素として含むことを前提に、アプリケーションの画面およびスマートフォン200向けの画面が構成されているからである。
また、符号442の「Button」および符号443の「CheckBox」は、(b)にはあるが(a)にはない。このように、アプリケーションの画面には含まれないがレイアウト定義情報132には含まれるUI要素を「追加UI要素」と呼ぶ。
Ediff=削除UI要素の個数+追加UI要素の個数 ・・・(1)
図4の例では、削除UI要素の個数が「1」であり、追加UI要素の個数が「2」であるので、画面IDの差分(Ediff)は、「3」となる。このように、画面IDの差分とは、比較対象の画面IDに含まれるUI要素とは異なるUI要素の個数の和である。
次に、画面IDの類似度を説明する。画面IDの類似度とは、画面IDを比較した際、類似する度合いを表す指標である。なお、画面IDの類似度を求める際は、UI要素であるWindowは比較対象としない。これは、WindowをUI要素として含むことを前提に、アプリケーションの画面およびスマートフォン200向けの画面が構成されているからである。
画面IDの類似度=max{0,(Eapp−Ediff)}/Eapp ・・・(2)
ここで、Eappは、アプリケーションの画面IDに含まれるUI要素(Windowを除く)の個数である。図4に示す例では、Eappは「6」である。そして、前記のようにEdiffは「3」であるので、画面IDの類似度は「0.5」となる。ここで、max{ , }は、「,」の前後の値のうち、大きい方を選択する関数である。
次に、図5に沿って、マッチング結果ログ情報133を説明する。マッチング結果ログ情報133は、後記するレイアウト定義情報検索処理(図8参照)において、パーソナルコンピュータ100(図1参照)向けのアプリケーションの画面に適したレイアウト定義をレイアウト定義情報132(図3参照)から検索する処理の結果の履歴情報(ログ情報)を格納する。
日時欄1331の日時は、レイアウト定義情報検索処理が実行された日時である。
アプリケーションID欄1332のアプリケーションIDは、アプリケーションを一意に特定する識別子である。
画面ID欄1333の画面IDは、UIルール情報131(図2参照)に基づいて生成された、アプリケーションの画面の画面IDである。
判定結果欄1334の判定結果は、パーソナルコンピュータ100向けのアプリケーションの画面に適したレイアウト定義をレイアウト定義情報132から検索する処理の結果であり、検索できた(レイアウト定義を選択した)場合は「一致」が記憶され、検索できなかった(レイアウト定義を選択しなかった)場合は「不一致」が記憶される。
次に、図6に沿って、画面変換システムSの処理内容を説明する。
次に、図7に沿って、パーソナルコンピュータ100の制御部(図1参照)が行うレイアウト定義情報作成処理を説明する。なお、この処理は、図6のステップS602である。
そして、メインルーチンへ戻る。
次に、図8に沿って、パーソナルコンピュータ100の制御部(図1参照)が行うレイアウト定義情報検索処理を説明する。なお、この処理は、図6のステップS605である。
画面IDが一致した場合(ステップS804“Yes”)、ステップS803のループ処理を抜け、ステップS805に進む。
画面IDが一致しなかった場合(ステップS804“No”)、ステップS806に進む。
そして、ステップS807に進む。
閾値未満である場合(ステップS810“Yes”)、ステップS811に進む。
閾値未満でない場合(ステップS810“No”)、メインルーチンに戻る。
次に、図9に沿って、パーソナルコンピュータ100の制御部(図1参照)が行うレイアウト定義適用処理を説明する。なお、この処理は、図6のステップS606である。
選択済みでない場合(ステップS901“No”)、ステップS902に進む。
選択済みである場合(ステップS901“Yes”)、ステップS903に進む。
本実施形態の画面変換システムSは、パーソナルコンピュータ上のアプリケーションの設計仕様等の情報を用いず、画面に含まれるUI要素に基づいて画面IDを生成する。そして、当該画面IDに基づいて、スマートフォン向けの画面を選択し適用するので、アプリケーションの設計仕様やプログラムの理解や解析が必要でなく、開発期間が短期化し、開発のためのコストを低減することができる。また、アプリケーションの設計仕様やプログラムの理解や解析が必要でないので、様々なアプリケーションに、画面変換システムSを容易に適用することができる。また、除外されるUI要素を定義しているUIルール情報131に従って画面IDが生成され、画面IDの類似度に基づいてレイアウト定義を選択するので、多種多様な画面の自動変換を柔軟に行うことができる。また、画面変換システムSのレイアウト定義作成支援機能により、ユーザがレイアウト定義を作成する負担が軽減される。
なお、前記した実施形態は、本発明を実施するための好適なものであるが、その実施形式はこれらに限定されるものではなく。本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更することが可能である。
100 パーソナルコンピュータ
110 中央制御装置(制御部)
120 主記憶装置(記憶部)
121 UI構成情報取得部
122 レイアウト定義マッチング部
123 スマートフォン向けレイアウト情報生成部
124 レイアウト定義作成支援部
125 UIハンドリング部
126 UI更新部
130 補助記憶装置(記憶部)
131 UIルール情報
132 レイアウト定義情報
133 マッチング結果ログ情報
140 入力装置(入力部)
150 出力装置(出力部)
160 通信装置(通信部)
200 スマートフォン
210 中央制御装置(制御部)
220 主記憶装置(記憶部)
221 UI生成部
222 UIハンドリング部
223 UI更新部
230 補助記憶装置(記憶部)
240 入出力装置(入出力部)
250 通信装置(通信部)
300 ネットワーク
Claims (6)
- 変換元端末装置に表示される画面を変換し変換先端末装置で操作可能とするような、前記変換先端末装置に表示される画面を生成するための情報を提供する画面変換システムであって、
前記変換元端末装置の記憶部は、
前記変換元端末装置向けの画面を構成する要素であるUI要素に基づいて、前記変換先端末装置向けの画面のうちいずれの画面を適用するかを判断するための指標である画面IDを生成するためのルールに関する情報を格納しているUIルール情報と、
前記変換先端末装置向けの画面のレイアウトを定義する情報であるレイアウト定義を格納しているレイアウト定義情報と、
を記憶しており、
前記変換元端末装置の制御部は、
前記変換元端末装置の画面に含まれる前記UI要素の種別とその主従関係に従い、前記UIルール情報に基づいて当該画面の画面IDを生成し、
前記生成した画面IDと、前記レイアウト定義が有する画面IDとが一致するか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記レイアウト定義を検索する第一の検索処理および前記生成した画面IDと、前記レイアウト定義が有する画面IDとが類似する度合いである類似度を算出し、前記算出した類似度に基づいて前記レイアウト定義を検索する第二の検索処理の少なくとも一方の検索処理を実行して、前記レイアウト定義を選択し、
前記選択されたレイアウト定義に基づいて、前記変換先端末装置向けの画面を生成するための情報であるレイアウト情報を生成し、前記変換先端末装置に送信し、
前記変換先端末装置の制御部は、
前記受信したレイアウト情報に基づき、画面を生成し、表示する、
ことを特徴とする、画面変換システム。 - 前記変換元端末装置の制御部は、
前記生成した画面IDに含まれる前記UI要素と、前記レイアウト定義が有する画面IDに含まれる前記UI要素との差分が、所定の閾値を超える場合には、当該レイアウト定義を選択しない、
ことを特徴とする、請求項1に記載の画面変換システム。 - 前記変換元端末装置の制御部は、
前記レイアウト定義を作成する対象となる画面の選択を受け付け、
前記選択された画面に含まれる前記UI要素の種別とその主従関係に従い、前記UIルール情報に基づいて当該画面の画面IDを生成し、当該生成した画面IDを有する前記レイアウト定義のひな型を生成する、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画面変換システム。 - 前記変換元端末装置の制御部は、
前記第一の検索処理および前記第二の検索処理の少なくとも一方を行う旨の指定を受け付け、当該指定に基づいて前記検索処理を実行し、当該検索処理において前記レイアウト定義を選択しない場合は、予め用意されているレイアウト定義である標準レイアウト定義に基づいて、前記レイアウト情報を生成する、
ことを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画面変換システム。 - 前記変換元端末装置の制御部は、
前記検索処理を実行した回数のうち前記レイアウト定義を選択した回数の割合である成功率を求め、前記変換元端末装置のユーザに通知する、
ことを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画面変換システム。 - 前記変換元端末装置の制御部は
式:画面IDの類似度=max{0,(Eapp−Ediff)}/Eapp
を用いて前記類似度を算出し、
前記Eappは、前記変換元端末装置向けの画面に含まれるUI要素の数であり、
前記Ediffは、前記変換元端末装置向けの画面に含まれ、前記レイアウト定義が有する画面IDに含まれない前記UI要素の数と、前記変換元端末装置向けの画面に含まれず、前記レイアウト定義が有する画面IDに含まれる前記UI要素の数と、の和である、
ことを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画面変換システム。
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