JP2013068983A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の受付手段は、第1の文字列を受け付け、取得手段は、第2の文字列を記憶している記憶手段から、第1の文字列を補完するために用いる文字列の候補として、該第2の文字列から該第1の文字列へ又は該第1の文字列から該第2の文字列へ編集するための距離に基づいて算出した点数を用いて、該第2の文字列を取得し、表示手段は、取得された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を表示し、補完手段は、表示された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を、操作者の選択操作によって選択し、該選択された第2の文字列又は該第2の文字列の一部に基づいて、前記第1の文字列を補完する。
【選択図】図2
Description
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、予測変換による入力効率を向上させることを課題とし、表示順序設定部は、記憶部に格納されている入力履歴に基づいて、予測変換の変換候補の表示順序を設定し、予測変換処理部は、操作部の操作で入力された未確定文字列に対応する変換候補を、表示順序設定部が設定した表示順序で変換候補を表示部に表示し、確定入力処理部は、操作部からの入力に基づいて、選択された変換候補を確定文字列として確定入力すると、入力履歴更新部は、当該確定文字列についての入力履歴を生成して記憶部に格納し、削除検出部が、確定入力された確定文字列についての削除を検出すると、表示順序変更部が、該確定文字列を示す変換候補に設定された表示順序を、最上位以外の表示順序に変更し、これにより、誤って変換候補を確定した場合、修正時にその変換候補の表示順序が最上位とならないことが開示されている。
請求項1の発明は、第1の文字列を受け付ける受付手段と、第2の文字列を記憶している記憶手段から、前記受付手段によって受け付けられた第1の文字列を補完するために用いる文字列の候補として、該第2の文字列から該第1の文字列へ又は該第1の文字列から該第2の文字列へ編集するための距離に基づいて算出した点数を用いて、該第2の文字列を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を、操作者の選択操作によって選択し、該選択された第2の文字列又は該第2の文字列の一部に基づいて、前記第1の文字列を補完する補完手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
この補完技術は、次の2つの技術がある。(1)過去に作成された電子文書(以下、文書ともいう)から定型的なフレーズ(文字列)を抽出しておく技術、(2)文章打ち込みにおいて、打ち込まれた文章(文字列)に続くフレーズの候補をカーソル付近に表示し、操作者に選択させることで、文章作成の負担を軽減する技術である。
本実施の形態は、まず(1)の技術を用いる情報処理を図1の例を用いて説明し、次に(2)の技術を用いる情報処理を図2以降の例を用いて説明する。
これは、操作者が文章を書き始める前に、予め補完するフレーズを、過去に作成された文書から抽出して、フレーズデータを作成しておくためのものである。
例えば、句読点を区切りとしてフレーズを抽出し、そのフレーズが全ての文書中で出現している頻度を計数し、この頻度をそのフレーズの重要度とするようにしてもよい。また、形態素解析技術を用いて、フレーズを抽出してもよく。また、重要度は、文書格納モジュール110に格納された文書における出現頻度に基づいてその初期値を決定してもよい。そして、図2の例に示す情報処理装置において、そのフレーズの補完としての利用回数に基づいて更新することとしてもよい。例えば、語句の重要度Iは、語句の出現頻度をA、補完としての利用回数をBとして、I=p・A+q・B(p,qは重み)という式により算出することとしてもよい。
補完処理を行う情報処理装置は、図2の例に示すように、テキスト受付モジュール210、補完候補フレーズ取得モジュール220、フレーズデータ格納モジュール130、補完候補フレーズ表示モジュール230、補完モジュール240を有している。
取得する検索キーは、カーソル位置から前方の文字列を予め定められたルールに基づき取得する。例えば、カーソル位置から予め定められた文字数の文字列を取得してもよいし、カーソル位置の直前の区切り文字までの文字列を取得してもよい。例えば、区切り文字として句読点、改行、かっこ又は空白等を用いるものとする。図4に示す例では、検索キーとして“有意なリンパ節の腫大は”を取得することになる。
また、フレーズデータ格納モジュール130は、第2の文字列とその第2の文字列に関する数値(補完候補フレーズ取得モジュール220が補完候補として第2の文字列を抽出する際に用いる数値であり、具体的には、図1の例で説明した重要度)を対応させて記憶していてもよい。例えば、フレーズデータ格納テーブル700を記憶している。図7は、フレーズデータ格納テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。フレーズデータ格納テーブル700は、フレーズ欄710、重要度欄720を有している。フレーズ欄710は、第2の文字列を記憶している。重要度欄720は、その第2の文字列に対応する重要度を記憶している。
また、補完候補フレーズ取得モジュール220は、フレーズデータ格納モジュール130から、第1の文字列を補完するために用いる文字列の候補として、第2の文字列から第1の文字列へ又は第1の文字列から第2の文字列へ編集するための距離と第2の文字列に関する数値に基づいて算出した点数を用いて、第2の文字列を取得するようにしてもよい。
なお、補完には、第1の文字列の後に、第2の文字列の一部を付加することがある。これは、第2の文字列の先頭にある文字列と第1の文字列が同じ場合が典型的な例であり、第1の文字列を打ち込んだ時点で、第2の文字列を打ち込もうとしていると判断して、続きの第2の文字列の一部(第2の文字列の前述の先頭の文字列以外の文字列である後半の文字列)を付加することである。なお、第2の文字列の一部とは、第2の文字列に含まれている文字列であって、1字以上の連続する文字列である。
この他に、補完には、第1の文字列の一部又は全部を第2の文字列又は第2の文字列の一部で置換することが含まれる。例えば、第1の文字列の一部と第2の文字列の一部が同じ場合であって、第1の文字列の全部を第2の文字列で置き換える場合が該当する。
補完候補フレーズ取得モジュール220は、第1の文字列(検索キー)を手がかりとして、フレーズデータ格納モジュール130からスコアが高い順に予め定められた件数の第2の文字列を取得する。
例えば、第2の文字列のスコアの計算は、重要度を用いない場合は、
スコア = − 重み × 距離 ・・・ (1)
重要度を用いる場合は、
スコア = 重要度 − 重み × 距離 ・・・ (2)
の式によって計算する。そして、本例では取得する件数は3件とする。
(2)式での重要度とは、第2の文字列の重要度(具体的にはフレーズデータ格納テーブル700の重要度欄720)である。各式における距離とは、第2の文字列から第1の文字列又は第1の文字列から第2の文字列へ変換するために必要となる編集の種類(挿入編集、削除編集、置換編集等)とその編集する文字数又は単語数に基づいて算出される値である。そして、距離が大であるほど補完の候補として選択されにくくなるようにしており(つまり、距離が大であるとスコアが低くなる)、距離として、第2の文字列を第1の文字列にするための編集であって、挿入編集の距離は、削除編集の距離より大である、又は、第1の文字列を第2の文字列にするための編集であって、削除編集の距離は、挿入編集の距離より大である。また、この距離算出のための編集として置換編集を含めてもよい。置換編集は、削除編集と挿入編集の組み合わせである。
以下では、主に第2の文字列から第1の文字列へ変換するために必要となる編集であって、編集は文字単位で行うことを例として用いて説明する。
例えば、削除編集のコストを0、挿入編集のコストを1とする。具体例をもって示すと、第2の文字列から5文字削除することによって第1の文字列となる場合はコストが0であり、第2の文字列に3文字挿入することによって第1の文字列となる場合はコストが3である。また、重みは10とする。
なお、重要度の値に比べて距離の値が小さいことから、各式において重みを用いているが、重みは必ずしも必要ない。例えば、コスト自体を前述の1、0ではなく、10、0のようにすることや、重要度を1/10の値としてもよい。
フレーズ欄510の第1行にある“有意なリンパ節の腫大は認められません。”というフレーズに対して、“認められません。”の8文字を削除するという編集(操作欄520の第2行)を施すと、フレーズ欄510の第2行のように第1の文字列(検索キー)である“有意なリンパ節の腫大は”に変換できる。ここでの編集は削除編集であるので、コストは0となり、結局、距離も0である(図5の例のコスト欄530、編集距離欄540の第2行参照)。
フレーズ欄610の第1行にある“顕著なリンパ節腫大はありません。”というフレーズに対して、“ありません。”の6文字を削除するという編集(操作欄620の2行目)を施すと、フレーズ欄610の第2行のように“顕著なリンパ節腫大は”に変換でき、ここでの編集は削除編集であるので、コストは0となり、距離も0である(図6の例のコスト欄630、編集距離欄640の第2行参照)。
次に、フレーズ欄610の第2行にある“顕著なリンパ節腫大は”というフレーズに対して、“顕著”の2文字を削除するという編集(操作欄620の3行目)を施すと、フレーズ欄610の第3行のように“なリンパ節腫大は”に変換でき、ここでの編集は削除編集であるので、コストは0となり、距離も0である(図6の例のコスト欄630、編集距離欄640の第3行参照)。
次に、フレーズ欄610の第3行にある“なリンパ節腫大は”というフレーズに対して、“有意”の2文字を挿入するという編集(操作欄620の4行目)を施すと、フレーズ欄610の第4行のように“有意なリンパ節腫大は”に変換でき、ここでの編集は挿入編集であるので、コストは2となり、距離も2である(図6の例のコスト欄630、編集距離欄640の第4行参照)。
次に、フレーズ欄610の第4行にある“有意なリンパ節腫大は”というフレーズに対して、“の”の1文字を挿入するという編集(操作欄620の5行目)を施すと、フレーズ欄610の第5行のように第1の文字列(検索キー)である“有意なリンパ節の腫大は”に変換できる。ここでの編集は挿入編集であるので、コストは1となり、距離は3となる(図6の例のコスト欄630、編集距離欄640の第5行参照)。距離は、その編集でのコストと前回までの距離との和である。したがって、編集距離算出例600の5行目では、コスト欄630の第5行の1と編集距離欄640の第4行の2を加算して、編集距離欄640の第5行の3となる。
なお、編集の順番は、編集距離算出例600以外の順番であってもよい。編集距離算出例600の第2行から第4行までは、編集の途中経過を示している。
その結果、フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800を作成する。図8は、フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800は、フレーズ欄810、重要度欄820、編集距離欄830を有している。フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800は、フレーズデータ格納テーブル700に編集距離欄830を加えたものである。つまり、フレーズ欄810は、フレーズデータ格納テーブル700のフレーズ欄710に対応し、重要度欄820は、フレーズデータ格納テーブル700の重要度欄720に対応する。編集距離欄830は、フレーズ欄810内の第2の文字列に対して前述のように算出した距離を記憶している。
図9は、スコア算出テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。スコア算出テーブル900は、フレーズ欄910、重要度欄920、編集距離欄930、スコア欄940を有している。スコア算出テーブル900は、フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800にスコア欄940を加えたものである。つまり、フレーズ欄910は、フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800のフレーズ欄810に対応し、重要度欄920は、フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800の重要度欄820に対応し、編集距離欄930は、フレーズ・重要度・編集距離対応テーブル800の編集距離欄830に対応する。スコア欄940は、フレーズ欄910内の第2の文字列に対して前述の(2)式によって算出したスコアを記憶している。例えば、第2行のスコア(25)は、55−10×3の計算結果である。
次に、スコアが高い順に並べ替え(降順でのソート)を行う。並べ替えを行った結果を図10の例に示す。図10は、スコア算出テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。スコア算出テーブル1000は、フレーズ欄1010、重要度欄1020、編集距離欄1030、スコア欄1040を有している。スコアの高い順に並べ替えられている。
そして、このスコア算出テーブル1000から上位にある第2の文字列を予め定められた数だけ抽出する。この第2の文字列が、操作者によって選択対象となるものであって、第1の文字列を補完するために用いる文字列となる。
また、補完候補フレーズ表示モジュール230は、第2の文字列の一部から第1の文字列へ又は第1の文字列から第2の文字列の一部へ編集するための距離とその第2の文字列の一部以外の部分の文字列の長さに基づいて、補完に用いる文字列として表示する文字列である第2の文字列の一部を生成するようにしてもよい。
補完候補フレーズ取得モジュール220によって選択された第2の文字列を先頭からの文字列とそれ以外の文字列の2つの部分に分ける。つまり、第2の文字列を前半部分と後半部分の2つに分割する。ここでは、前半の部分を「カーソルより前のフレーズ」といい、それ以外の後半の部分を「補完フレーズ」という。
この処理について、図11を用いて説明する。図11は、補完フレーズの抽出例を示す説明図である。補完フレーズ抽出例1100は、No.欄1110、カーソルより前のフレーズ欄1120、補完フレーズ欄1130、カーソルより前のフレーズから検索キーへの編集距離欄1140を有している。カーソルより前のフレーズから検索キーへの編集距離欄1140は、第2の文字列を前半部分から第1の文字列への距離を記憶している。第1行から第8行までは、編集が削除編集のみであるので、距離は0である。第9行は“は”(1文字)の挿入編集が必要であるので、距離は1となり、第10行は“大は”(2文字)の挿入編集が必要であるので、距離は2となる。したがって、スコア欄1040の値が最小で、編集距離欄1030の文字列長が最長のものは、第8行の“有意なリンパ節の腫大は”を選択することとなる。
補完候補フレーズ表示モジュール230は、既打込文字列表示領域400に対して、カーソル410の近辺に補完フレーズ候補群表示領域1310を表示する。例えば、前述のように、最後に文字が入力されてから100ms経過したときに、カーソル410の下方に補完フレーズ候補群表示領域1310を表示する。補完フレーズ候補群表示領域1310は、補完フレーズ1312、1314、1316を有している。補完フレーズ1312、1314、1316は、補完候補フレーズ取得モジュール220によって選択された第2の文字列であって、前述の補完候補フレーズ表示モジュール230の処理によって選択されたフレーズ(例えば、第2の文字列の後半部分の文字列)である。
図17は、補完した後の表示例を示す説明図である。つまり、図16の例の状態から、補完フレーズ1316が操作者によって選択された場合を示している。既打込文字列表示領域400内の“有意なリンパ節の腫大は”が“特に有意なリンパ節腫大などの異常は指摘できません。”に置換されている。
補完候補フレーズ表示モジュール230は、既打込文字列表示領域400に対して、カーソル410の近辺に補完フレーズ候補群表示領域1810を表示する。例えば、前述のように、最後に文字が入力されてから100ms経過したときに、カーソル410の下方に補完フレーズ候補群表示領域1810を表示する。補完フレーズ候補群表示領域1810は、補完フレーズ1812、1814、1816を有している。補完フレーズ1812、1814、1816は、補完候補フレーズ取得モジュール220によって選択された第2の文字列であって、前述の補完候補フレーズ表示モジュール230の処理によって選択されたフレーズ(例えば、第2の文字列の後半部分の文字列)である。
図18に示す例は、前述の第2の文字列から第1の文字列へ編集する場合の距離を算出するために、その編集が行われる第1の文字列内の位置を抽出しているが、その編集の最後の位置(カーソル410に近い位置)からカーソル410までの間を置換対象領域の文字列であるとして、他の文字列とは区別できるように(例えば、図18の例のように黒白反転する)表示する。
図19は、補完した後の表示例を示す説明図である。つまり、図18の例の状態から、補完フレーズ1816が操作者によって選択された場合を示している。既打込文字列表示領域400内の“の腫大は”が“腫大などの異常は指摘できません。”に置換されている。
ステップS302では、補完候補フレーズ取得モジュール220は、フレーズデータ格納モジュール130からフレーズ(第2の文字列)を取得する。
ステップS304では、補完候補フレーズ取得モジュール220は、フレーズ(第2の文字列)は検索キー(第1の文字列)と同じであるか否かを判断し、同じである場合はステップS308へ進み、それ以外の場合はステップS306へ進む。
ステップS306では、補完候補フレーズ取得モジュール220は、フレーズ(第2の文字列)から検索キー(第1の文字列)への編集を行う。
ステップS308では、補完候補フレーズ取得モジュール220は、編集におけるスコアを算出する。
ステップS310では、補完候補フレーズ取得モジュール220は、スコアに対してソートを行う。上位から予め定められた数のフレーズ(第2の文字列)を選択する。
ステップS312では、補完候補フレーズ表示モジュール230は、表示するフレーズ(第2の文字列又は第2の文字列の一部)を生成する。
ステップS314では、補完候補フレーズ表示モジュール230は、生成したフレーズ(第2の文字列又は第2の文字列の一部)を表示する。
ステップS316では、補完候補フレーズ表示モジュール230は、操作者の選択操作によってフレーズ(第2の文字列又は第2の文字列の一部)を選択する。
ステップS318では、補完モジュール240は、検索キー(第1の文字列)をステップS316で選択したフレーズ(第2の文字列又は第2の文字列の一部)で補完する。
なお、図20に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図20に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図20に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
スコア = −距離
としてもよい。なお、
スコア = 距離
としてもよいが、その場合は、フレーズの並べ替えにおいて降順ではなく、昇順に並べ替えを行うようにして、スコアが少ないものから予め定められた数の第2の文字列を選択するようにすればよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…フレーズ抽出モジュール
130…フレーズデータ格納モジュール
210…テキスト受付モジュール
220…補完候補フレーズ取得モジュール
230…補完候補フレーズ表示モジュール
240…補完モジュール
Claims (5)
- 第1の文字列を受け付ける受付手段と、
第2の文字列を記憶している記憶手段から、前記受付手段によって受け付けられた第1の文字列を補完するために用いる文字列の候補として、該第2の文字列から該第1の文字列へ又は該第1の文字列から該第2の文字列へ編集するための距離に基づいて算出した点数を用いて、該第2の文字列を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を、操作者の選択操作によって選択し、該選択された第2の文字列又は該第2の文字列の一部に基づいて、前記第1の文字列を補完する補完手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記記憶手段は、第2の文字列と該第2の文字列に関する数値を対応させて記憶しており、
前記取得手段は、前記記憶手段から、前記受付手段によって受け付けられた第1の文字列を補完するために用いる文字列の候補として、前記第2の文字列から該第1の文字列へ又は該第1の文字列から該第2の文字列へ編集するための距離と該第2の文字列に関する数値に基づいて算出した点数を用いて、該第2の文字列を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取得手段は、距離が大であるほど選択されにくくなるようにしており、距離として、第2の文字列を第1の文字列にするための編集であって、挿入編集の距離は、削除編集の距離より大である、又は、第1の文字列を第2の文字列にするための編集であって、削除編集の距離は、挿入編集の距離より大である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記表示手段は、前記第2の文字列の一部から前記第1の文字列へ又は該第1の文字列から該第2の文字列の一部へ編集するための距離と第2の文字列の一部以外の部分の文字列の長さに基づいて、補完に用いる文字列として表示する文字列である該第2の文字列の一部を生成する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
第1の文字列を受け付ける受付手段と、
第2の文字列を記憶している記憶手段から、前記受付手段によって受け付けられた第1の文字列を補完するために用いる文字列の候補として、該第2の文字列から該第1の文字列へ又は該第1の文字列から該第2の文字列へ編集するための距離に基づいて算出した点数を用いて、該第2の文字列を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示された第2の文字列又は該第2の文字列の一部を、操作者の選択操作によって選択し、該選択された第2の文字列又は該第2の文字列の一部に基づいて、前記第1の文字列を補完する補完手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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- 2011-09-20 JP JP2011205097A patent/JP5803481B2/ja not_active Expired - Fee Related
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