JP2013235411A - ペン先端部、その製造方法およびペン先端部を備える静電容量式入力ペン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子端末にてタッチ操作を行うための静電容量式入力ペン用のペン先端部2であって、弾性体10と、その弾性体10の外側表層部分の一部若しくは全部と接着若しくは溶着する樹脂フィルム20とを一体にして成り、弾性体10および樹脂フィルム20の内の少なくともいずれか一方に、電子端末と静電容量式入力ペンとの間において電荷の移動を可能にする導電性を備えるペン先端部2、その製造方法およびそのペン先端部2を備える静電容量式入力ペンに関する。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の実施の形態に係る静電容量式入力ペンの縦断面図を示す。
図2は、本発明の実施の形態に係るペン先端部の側面図を示す。図3は、図2に示すペン先端部の縦断面図を示す。
図4は、本発明の実施の形態に係るペン先端部の製造方法の概略を示す。
以上、本発明の好適な各実施の形態について説明してきたが、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々変形実施可能である。
(実施例1)
JIS K6253に基づき測定される硬度がA56/Sのシリコーンゴム製弾性体と、その外表面を被覆するポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ株式会社製、品名:ルミラー、厚さ:100μm)とを一体化したペン先端部を作製した。シリコーンゴム製弾性体は、外径:6mm、高さ:7mmおよび先端部曲率半径:3mmの先端球面状の円柱体であって、肉厚0.4mmの中空状の成形体とした。ペン先端部は、図4に基づき説明した成形方法にて作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、ポリカーボネート(PC)フィルム(帝人化成株式会社製、品名:パンライト、厚さ:100μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)フィルム(三菱レイヨン株式会社製、品名:HBX N47、厚さ:75μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)フィルム(三菱樹脂株式会社製、品名:フルオロージュ、厚さ:50μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)フィルム(厚さ:50μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、ポリウレタン(PU)フィルム(日本マタイ株式会社製、厚さ:100μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、フッ素樹脂練り込みPUフィルム(厚さ:50μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、分子量を100万以上に高めた超高分子量ポリエチレン(PE)フィルム(作新工業株式会社製、品名:ML501、厚さ:50μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、分子量を100万以上に高めた超高分子量PEフィルム(大協技研工業株式会社製、品名:IVY、厚さ:100μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
実施例9の超高分子量PEフィルムに、厚さ200μmのものを用いた以外、実施例9と同様にペン先端部を作製した。
実施例1と同じシリコーンゴム製弾性体の外表面に、実施例1と同様の成形方法にて、実施例8〜10で使用した超高分子量PEフィルムよりも分子量の低い汎用PEフィルム(積水成型工業株式会社製、厚さ:50μm)を被覆し、ペン先端部を作製した。
各ペン先端部の評価は、主として、成形性と、タッチ画面上での滑り性の2項目とし、補足的に、ペン先が潰れやすい性質(追従性)も加えた。成形性については、成形しやすい場合を「A」とし、「A」よりもペン先形状に成形しにくくて破れる危険性がある場合を「B」とし、「B」よりも成形しにくい場合を「C」とした。滑り性については、抵抗を感じずにスムーズにスライド動作ができる場合を「A」とし、「A」よりもスムーズではないがスライド動作に支障が無い場合を「B」とし、「B」よりもスライド動作が劣るが大きな支障が無い場合を「C」とした。なお、成形性および滑り性の三段階の各評価は、いずれも従来品(弾性体の外表面にウレタンコートしたペン先端部)との相対評価にて合格レベルである。
表1に、実施例1〜11の条件にて作製した各ペン先端部の評価結果を示す。
2 ペン先端部
10 弾性体
20 樹脂フィルム
Claims (7)
- 電子端末にてタッチ操作を行うための静電容量式入力ペン用のペン先端部であって、
弾性体と、
当該弾性体の外側表層部分の一部若しくは全部と接着若しくは溶着する樹脂フィルムと、
を一体にして成り、上記弾性体および上記樹脂フィルムの内の少なくともいずれか一方は、上記電子端末と上記静電容量式入力ペンとの間において電荷の移動を可能にする導電性を備えるペン先端部。 - 前記弾性体は中空状であることを特徴とする請求項1に記載のペン先端部。
- 前記弾性体をシリコーンゴムにて構成し、
前記樹脂フィルムをポリエチレンにて構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペン先端部。 - 電子端末にてタッチ操作を行うための静電容量式入力ペン用のペン先端部の製造方法であって、
上記ペン先端部は、弾性体と、当該弾性体の外側表層部分の一部若しくは全部と接着若しくは溶着する樹脂フィルムとを一体にして成り、上記弾性体および上記樹脂フィルムの内の少なくともいずれか一方は、上記電子端末と上記静電容量式入力ペンとの間において電荷の移動を可能にする導電性を備えており、
上記樹脂フィルムにて上記弾性体の外側表層部分を覆って一体化する一体化工程を含むことを特徴とするペン先端部の製造方法。 - 前記一体化工程は、
前記樹脂フィルムをその一方に開口する形状に成形するフィルム成形工程と、
成形後の上記樹脂フィルムの内側に上記弾性体を一体成形する弾性体一体成形工程と、
を有することを特徴とする請求項4に記載のペン先端部の製造方法。 - 前記弾性体をシリコーンゴムにて構成し、
前記樹脂フィルムをポリエチレンにて構成することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のペン先端部の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のペン先端部を備える静電容量式入力ペン。
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