JP2013233715A - 画像処理装置、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

画像処理装置、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェット記録装置において、モノクロ画像記録について高いレベルでブロンズ現象を抑制するなど、種々の画像あるいは記録モードそれぞれに適切に対応してブロンズ現象を抑制することを可能とする。
【解決手段】カラーモードでは、クリアインクのデータCL1およびCL2のうち、データCL2のみを一律20%の使用量で、データCL2の使用量をゼロとする。一方、モノクロ写真モードでは、白点付近ではデータCL1は10%〜40%の使用を示しているが、中間階調からはデータCL1の使用量を減らして、データCL2の使用量を増して行き、黒点付近では、データCL2の使用量を20%としている。これにより、色材インクのデータが存在するカラーモードでは、特定の色を除いてそれほど大きく違和感を与えることがないブロンズ現象に対して十分な抑制をすることができる。一方、色材インクのデータが存在しないモノクロ写真モードでは、若干記録物の光沢特性の低下はあるもののブロンズ現象をより高いレベルで抑制することができる。
【選択図】図15

Description

本発明は、画像処理装置、インクジェット記録装置およびその記録方法に関し、詳しくは、色材を実質的に含まないいわゆるクリアインクを用いて記録画像におけるブロンズ現象を抑制する技術に関するものである。
ブロンズ現象を抑制する技術として、特許文献1に記載されるような、各色インクの使用比率を制御してブロンズを低減するものが知られている。詳しくは、記録すべき画像の明度、インクの使用比率からブロンズ現象発生の有無を判定し、判定結果に応じてインクの使用比率を変更することにより、ブロンズ現象を抑制するものである。
一般に、記録物を観察する際に観察者は、光源から記録物に照射した光が反射した光を観察する。その観察される色は観察角度によって異なる。図1は、記録物を異なる2つの角度から観察した場合の2種類の反射光の違いを説明するための図である。図1において、A方向で観察される反射光は、光源に対して正反射方向から観察した場合の正反射光であり、記録物に移りこんだ光源像が観察される。一方、B方向で観察される反射光は、記録物の内部を通過して反射した反射光、つまり拡散光であり、色材によって再現された色が観察される。そして、A方向から記録物を観察した場合には、光源の色と異なる色に光源が映りこんでいるように認識されることがある。これがブロンズ現象として知覚される。
このような記録物の観察において、上述した特許文献1に記載されている方法は次のような問題がある。記録物の観察において、図1に示す2種類の観察光の色味が異なる場合には観察者に違和感を与えるが、一般に、シアンインクで記録を行う場合には、2種類の観察光の色味が比較的大きく異なり正反射光による知覚は赤色となる。この場合に、例えば、3原色であるシアンの高い彩度の色を再現しようとする場合には、別の色のインクで置き換えることが困難である。このため、特許文献1に記載の各色インクの使用比率を変えるという技術を適用できない。
上記のような観察光の色味が異なることに関して、ブロンズ現象を抑制しつつ正反射光の色味に違いを低減することができる技術として、色材を含まないクリアインクを用いるものが知られている。図2(a)〜(d)は、クリアインクを画像形成後の記録物に付与することによってブロンズ現象を抑制する原理を説明する図である。図2(a)は、色材インク層表面で光が正反射する様子を示している。なお、説明を簡易にするために、色材インク層を透過し記録媒体表面で反射する光は省略している。これに対し、図2(b)は色材インク層の上に均一にクリアインク層を形成した場合を示している。クリアインク層1001の表面で反射する光1003と、クリアインク層1001を透過した後にシアン色材インク層1002の表面で反射しクリアインク層2001から出射する光1004が存在する。光1004の光路長は、クリアインク層1001を透過する分、光1003より長くなる。この光路長差に基づく光の位相のずれによって、特定の波長がその強度を強めあったり弱めあったりするいわゆる光の干渉が発生し、ブロンズの色味が異なるものとなる。これを利用し、クリアインクの使用量を変えることにより、色材インク層に対するクリアインクの被覆率や、クリアインク層の厚みを変化させることができる(図2(c)(d)参照)。これにより、光の干渉状態を変化させ、ブロンズの色相を制御することができる。
特開2001−138555号公報
しかしながら、単にクリアインクを記録後の記録物に付与することだけでは、ブロンズの色相を制御することができてもブロンズ自体を知覚することの低減にはならない。
例えば、モノクロ画像記録では、記録物を観察する際にブロンズ現象が知覚されると、画像に有彩色がほとんど使用されていないにもかかわらず、反射光に色味が付いているように認識され、これが比較的大きな違和感を与えることがある。すなわち、記録後のモノクロ写真画像にクリアインクを付与することにより、このブロンズ現象をある程度は抑制することが可能であるものの、有彩色をほとんど使用しないモノクロ画像記録では、色味自体の知覚を低減することが重要である。
また、クリアインクを記録後の画像に付与するだけでは、例えば、種々の画像あるいは記録モードそれぞれに適切に対応してブロンズ現象を抑制することができないという問題もある。
本発明の目的は、モノクロ画像記録について高いレベルでブロンズ現象を抑制するなど、種々の画像あるいは記録モードそれぞれに適切に対応してブロンズ現象を抑制することが可能な画像処理装置、インクジェット記録装置およびその方法を提供することである。
そのために本発明では、色材インクとクリアインクをそれぞれ吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、画像データを色材インクとクリアインクのインク使用量データに変換する変換手段と、前記インク使用量データに基づいて、前記記録ヘッドを用いた記録の、第1記録モードと第2記録モードのための記録データを生成する記録データ生成手段と、を具え、前記変換手段は、前記第1記録モードと第2記録モードとで異なる変換を行うとともに、前記クリアインクの第1使用量データおよび第2使用量データを生成し、前記記録データ生成手段は、前記クリアインクの前記第2使用量データを、前記クリアインクの前記第1使用量データおよび前記色材インクの使用量データに基づく記録の後の記録で用いる記録データとして生成し、前記第1の記録モードと第2の記録モードとでは、前記第1使用量データと前記第2使用量データの比率が異なることを特徴とする。
以上の構成によれば、モノクロ画像記録について高いレベルでブロンズ現象を抑制するなど、種々の画像あるいは記録モードそれぞれに適切に対応してブロンズ現象を抑制することが可能となる。
記録物を異なる2つの角度から観察した場合の2種類の反射光の違いを説明するための図である。 (a)〜(d)は、クリアインクを画像形成後の記録物に付与することによってブロンズ現象を抑制する原理を説明する図である。 ブロンズの測定システムを模式的に示す図である。 ブロンズについて、記録面上の2つの色を上記測定方法によって測定した結果を、a**平面上にプロットした図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置とそのホスト装置であるパーソナルコンピュータ(PC)によって構成される記録システムにおける画像処理構成を示すブロック図である。 N値に応じたドットパターンに展開を行うためのドット配置パターンを示す図である。 本実施形態のマスクパターンとの比較のための一般的なマスクパターンを説明する図である。 図8に示すマスクパターンを用いたマルチパス記録を説明する図である。 マスク処理部909で用いる本実施形態に係るマスクパターンを説明する図である。 マスク処理部910で用いる本実施形態に係るマスクパターンを説明する図である。 マスク処理部909で用いられる図10に示すマスクパターンがマルチパス記録でどのように用いられるかを説明する図である。 マスク処理部910で用いられる図11に示すマスクパターンがマルチパス記録でどのように用いられるかを説明する図である。マルチパス記録の様子を示す概要図である。 本実施形態の記録ヘッドにおける9色のインクとクリアインクをそれぞれ吐出するノズル列を主に示す図である。 (a)および(b)は、色処理部902で用いる、それぞれカラーモードおよびモノクロ写真モードに対応したクリアインクの色変換テーブルを示す図である。 (a)および(b)は、カラーモードにおいてブロンズ現象が最も顕著になるシアンのプライマリー色に対して、クリアインクデータCL2およびCL1の量をそれぞれ変えて記録した場合のブロンズ色の変化の様子を説明する図である。 (a)〜(e)は、カラーモードにおいて、白から黒のグレーラインに対して、クリアインクデータCL2の使用量をそれぞれ変化させることによって、ブロンズがどのように変化するかを示す図である。 (a)〜(e)は、カラーモードにおいて、白から黒のグレーラインに対して、クリアインクデータCL1の使用量をそれぞれ変化させることによって、ブロンズがどのように変化するかを示す図である。 図15(b)の横軸に示す、白から黒に至る17の色のブロンズ色について、データCL1およびCL2の量を、図15(b)の縦軸に示す値としたときのそれらブロンズ色を表す図である。 (a)〜(d)は、光沢測定装置を示す模式図である。 (a)および(b)は、データCL1およびCL2の量を変化に応じたそれぞれの写像性の変化を示す図である。 (a)および(b)は、光沢の測定結果を示す模式図である。 (a)〜(c)は、ブロンズ現象と光の乱反射の様子を示す模式図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(ブロンズの評価方法)
本発明の実施形態を説明する前に、ブロンズ現象の評価方法について説明する。ブロンズ現象は、例えば、村上色彩技術研究所の三次元変角分光測色システム(GCMS−4)を用いて測定することができる。記録画像に対して45°方向からの光を照射し、逆方向の45°の位置で受光することによって正反射光の分光強度を測定する。そして、測定された分光強度から正反射光の彩度を算出する。正反射光の色付きが少ないほど正反射光の彩度の測定値は小さくになる。
図3は、測定システムを模式的に示す図である。図3において、B0001は評価対象となる記録媒体B0003を照明する照明器を示す。B0002は評価対象となる記録媒体B0003からの反射光を検出する光検出器を示す。光検出器B0002は、記録媒体B0003の法線方向に対して、照明器と反対側に同一角度θ傾いた箇所、すなわち、正反射方向に位置する。B0004は評価対象となるパッチが記録された記録媒体B0003を固定する固定台を示す。B0005は光検出器B0002が測定する被測定部を示す。B0006は外部からの光を遮蔽するための遮光部材を示している。
光検出器B0002によって測定される記録媒体B0003からの正反射光の分光強度は、
Figure 2013233715
で表すことができ、この分光強度から正反射光の三刺激値XxYxZx、を算出する。さらに、光検出器B0002で検出された評価対象となる記録媒体B0003の正反射の三刺激値と、照明B0001の三刺激値とから、JIS Z 8729に基づいて、記録媒体B0003の正反射のL***値を算出する。
図4は、記録面上の2つの色を上記測定方法によって測定した結果を、a**平面上にプロットした図である。図4に示す(1)は、ブロンズが見た目に目立つ色のブロンズ値(正反射の値)をプロットしたもので、(2)はブロンズが比較的目立たない色のブロンズ値をプロットしたものをそれぞれ表している。C*(1)、C*(2)は、これらのブロンズ値のL***から彩度C*=√(a*^2+b*^2)を計算した結果を示すもので、この値が大きいと、ブロンズ色の彩度が大きくブロンズとして目立ちやすいということを示している。また、図4において、θ1、θ2は、ブロンズ値のL***から色相角θ=tan−1(a*/b*)を計算したものである。このように、通常の色を測定する際の拡散光のL***と同様に、ブロンズ値をa**平面上で、そのブロンズ色の色相や彩度を求めることで、ブロンズの定量化を行うことができる。
(装置構成)
図5は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。本実施形態の記録装置は、給紙トレイ12より記録媒体を挿入後、矢印Bで示す方向に間欠的に搬送して画像などを記録し、排紙トレイより排紙する。
キャリッジ5に搭載された記録ヘッド1は、矢印A1およびA2の方向にガイドレール4に沿って移動しながら記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出し、記録媒体S2上に画像を記録することができる。記録ヘッド1は、例えば、それぞれ異なった色のインクに対応した複数のノズル群を有している。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、レッド(R)、フォトブラック(PBk)、グレー(Gy)、マットブラック(MBk)の色材インクとクリアインク(CL;色材を実質的に含まないインク)の計10色を吐出するためのノズル群である。クリアインクを含むこれら各色のインクは、インクタンク(不図示)に貯留され、それらのインクタンクから記録ヘッド1に供給される。また、記録ヘッド1の吐出量は各色とも全て略同一の4plである。また、本実施形態では、インクタンクと記録ヘッド1とは一体となりヘッドカートリッジ6を構成し、ヘッドカートリッジ6がキャリッジ5に搭載される。
キャリッジモータ11の駆動力をタイミングベルト17によってキャリッジ5に伝えることにより、キャリッジ5を矢印A1およびA2方向(主走査方向)にガイド軸3とガイドレール4に沿って往復移動させる。このキャリッジ移動の際に、キャリッジ5の位置はキャリッジ5に設けられたエンコーダセンサ21によりキャリッジの移動方向に沿って備えられたリニアスケール19を読み取ることによって検出される。そして、この検出される信号に応じたタイミングで記録ヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体に記録が行われる。この記録ヘッドの走査ごとに、給紙トレイ12より供給された記録媒体S2は所定量搬送される。すなわち、記録媒体S2は、搬送ローラ16とピンチローラ15とによって挟持されるとともに、搬送ローラ16が搬送モータ13の駆動力によってリニアホイール20を介して駆動されることにより、副走査方向である矢印B方向に所定量搬送される。記録ヘッドの移動範囲の端に設けられるホームポジションには、ヘッドキャップ10と回復ユニット14が設けられ、必要に応じて間欠的に記録ヘッド1の回復処理を行う。
上記説明した動作を繰り返すことにより、記録媒体の1枚分の記録が終了すると、記録媒体は排紙され、1枚分の記録が完了する。この際、クリアインクCLを用いる記録モードでは、図14等にて後述されるように、記録ヘッドの10色のインクのノズル列の配列に応じて、例えば、矢印A1およびA2で示す双方向の走査で記録を行う。また、図8などにて後述されるマルチパス記録によって、色材インクによる記録された領域に対して後からクリアインクCLを吐出する。そして、これら色材インクによる記録に対して、その前、後に吐出するそれぞれのクリアインクCLの量を制御し、これにより、ブロンズ現象を低減することが可能となる。
(インク構成)
本実施形態のインクジェット記録装置で使用される、顔料インクを構成する各成分について説明する。
(水性媒体)
本発明で使用するインクには、水及び水溶性有機溶剤を含有する水性媒体を用いることが好ましい。インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として3.0質量%以上50.0質量%以下とすることが好ましい。又、インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として50.0質量%以上95.0質量%以下とすることが好ましい。
水溶性有機溶剤は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。メタノール、エタノール、プロパノール、プロパンジオール、ブタノール、ブタンジオール、ペンタノール、ペンタンジオール、ヘキサノール、ヘキサンジオール、等の炭素数1〜6のアルキルアルコール類。ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類。アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類。テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類。ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の平均分子量200、300、400、600、及び1,000等のポリアルキレングリコール類。エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等の炭素数2〜6のアルキレン基を持つアルキレングリコール類。ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の低級アルキルエーテルアセテート。グリセリン。エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類。N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等。又、水は、脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。
(顔料)
顔料は、カーボンブラックや有機顔料を用いることが好ましい。インク中の顔料の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として0.1質量%以上15.0質量%以下とすることが好ましい。
ブラックインクは、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックを顔料として用いることが好ましい。具体的には、例えば、以下の市販品等を用いることができる。レイヴァン:7000、5750、5250、5000ULTRA、3500、2000、1500、1250、1200、1190ULTRA−II、1170、1255(以上、コロンビア製)。ブラックパールズL、リーガル:330R、400R、660R、モウグルL、モナク:700、800、880、900、1000、1100、1300、1400、2000、ヴァルカンXC−72R(以上、キャボット製)。カラーブラック:FW1、FW2、FW2V、FW18、FW200、S150、S160、S170、プリンテックス:35、U、V、140U、140V、スペシャルブラック:6、5、4A、4(以上、デグッサ製)。No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上、三菱化学製)。又、本発明のために新たに調製したカーボンブラックを用いることもできる。勿論、本発明はこれらに限定されるものではなく、従来のカーボンブラックを何れも用いることができる。又、カーボンブラックに限定されず、マグネタイト、フェライト等の磁性体微粒子や、チタンブラック等を顔料として用いてもよい。
有機顔料は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、ピラゾロンレッド等の水不溶性アゾ顔料。リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の水溶性アゾ顔料。アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体。フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料。キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料。ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料。イソインドリノンイエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料。ベンズイミダゾロンイエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料。ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料。インジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、チオインジゴ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料。フラバンスロンイエロー、アシルアミドイエロー、キノフタロンイエロー、ニッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
又、有機顔料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーで示すと、例えば、以下のものを用いることができる。C.I.ピグメントイエロー:12、13、14、17、20、24、74、83、86、93、97、109、110、117、120、125、128、137、138、147、148、150、151、153、154、166、168、180、185等。C.I.ピグメントオレンジ:16、36、43、51、55、59、61、71等。C.I.ピグメントレッド:9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192等。同、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240、254、255、272等。C.I.ピグメントバイオレット:19、23、29、30、37、40、50等。C.I.ピグメントブルー:15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64等。C.I.ピグメントグリーン:7、36等。C.I.ピグメントブラウン:23、25、26等。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
(分散剤)
上記したような顔料を水性媒体に分散するための分散剤は、水溶性を有する樹脂であれば何れのものも用いることができる。中でも特に、分散剤の重量平均分子量が1,000以上30,000以下、更には3,000以上15,000以下のものが好ましい。インク中の分散剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として0.1質量%以上5.0質量%以下とすることが好ましい。
分散剤は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。スチレン、ビニルナフタレン、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル、アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマール酸、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、アクリルアミド、又はこれらの誘導体等を単量体とするポリマー。尚、ポリマーを構成する単量体のうち1つ以上は親水性単量体であることが好ましく、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体、又はこれらの塩等を用いても良い。又は、ロジン、シェラック、デンプン等の天然樹脂を用いることもできる。これらの樹脂は、塩基を溶解した水溶液に可溶である、即ち、アルカリ可溶型であることが好ましい。
(界面活性剤)
インクセットを構成するインクの表面張力を調整するためには、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤等の界面活性剤を用いることが好ましい。具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノール類、アセチレングリコール化合物、アセチレングリコールエチレンオキサイド付加物等を用いることができる。
(その他の成分)
インクセットを構成するインクは、前記した成分の他に、保湿性維持のために、尿素、尿素誘導体、トリメチロールプロパン、及びトリメチロールエタン等の保湿性固形分を含有してもよい。インク中の保湿性固形分の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として0.1質量%以上20.0質量%以下、更には3.0質量%以上10.0質量%以下とすることが好ましい。又、インクセットを構成するインクは、前記した成分以外にも必要に応じて、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、及び蒸発促進剤等の種々の添加剤を含有してもよい。
次に、本実施形態で用いるインクをより具体的に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、下記実施形態によって限定されるものではない。尚、文中「部」、及び「%」とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
(樹脂水溶液Aの調製)
酸価:288mgKOH/g、重量平均分子量10,000、モノマー組成 スチレン/n−ブチルアクリレート/アクリル酸=23/37/37のランダム共重合体を水酸化カリウムで1当量に中和した。その後、樹脂濃度が10.0%となるように水で調整して、樹脂水溶液Aを得た。
(樹脂水溶液Bの調製)
樹脂水溶液Aで用いた、酸価200mgKOH/g、重量平均分子量10,000のスチレン/アクリル酸のランダム共重合体に替えて、酸価:288mgKOH/g、重量平均分子量10,000、モノマー組成 スチレン/n−ブチルアクリレート/アクリル酸=23/37/37のランダム共重合体を用いた以外は樹脂水溶液Aの調製同様にして樹脂水溶液Bを調製した。
(顔料分散液1〜4の調製)
以下に示す手順により、顔料分散液1〜4を調製した。<C.I.ピグメントレッド122を含む顔料分散液1の調製>
顔料(C.I.ピグメントレッド122)10部、樹脂水溶液A20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液1を得る。
<C.I.ピグメントブルー15:3を含む顔料分散液2の調製>
顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)10部、樹脂水溶液A20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて5時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液2を得る。
<C.I.ピグメントイエロー74を含む顔料分散液3の調製>
顔料(C.I.ピグメントイエロー74)10部、樹脂水溶液A20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて1時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液3を得る。
<C.I.ピグメントブラック7を含む顔料分散液4の調製>
カーボンブラック顔料(C.I.ピグメントブラック7)10部、樹脂水溶液A20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散する。尚、分散する際の周速は、顔料分散液1を調製する際の2倍とした。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去する。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液4を得る。
(インクの調製)
表1に示した各成分を混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ0.8μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過を行い、色材インク1〜7とクリアインクを調製する。
尚、クリアインクCLの組成は上記に限らない。クリアインクCLは紙面に残存する顔料色材を被覆しブロンズを抑制するためのインクであり、同様の効果が得られるならば、樹脂の種類や樹脂添加量が異なってもよい。
Figure 2013233715
(第1の実施形態)
図6は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置とそのホスト装置であるパーソナルコンピュータ(PC)によって構成される記録システムにおける画像処理構成を示すブロック図である。なお、図6に示す記録システムが実行する画像処理は、PCおよびプリンタそれぞれの制御、処理のための各要素によって構成するものである。なお、本発明の適用はこの形態に限られないことはもちろんである。例えば、図6に示す合成部までの画像処理部がPCにおいて構成されてもよく、あるいは色処理部以降の画像処理構成がプリンタにおいて構成されてもよい。本明細書では、これらの画像処理部を画像処理装置と称する。
PC上のアプリケーション901で処理される画像データは、RGB各8ビット、計24ビットの画像データとして、同じくPCの色処理部902に入力される。色処理部902は、図15にて後述される色変換テーブルを用いて、RGBの画像データを、インクジェット記録装置で使用する色材インク色のC、M、Y、LC、LM、R、PBk、GY、MBk、の信号および、クリアインク用の第1の信号CL1と第2の信号CL2からなる画像データ(インク使用量データ)に変換する。この出力信号は、各色12ビット、計132ビットの信号であり、これにより階調性を確保することができる。クリアインクの信号CL1は、図10、図11にて後述されるように、同じ領域に対して、色材インクと同じ走査でクリアインクを吐出して記録するための画像データ(第1使用量データ)を構成する。また、信号CL2は、上記同じ領域の記録において、色材インクによる記録がなされた後に、別の走査でクリアインクを吐出するための画像データ(第2使用量データ)を構成する。
ハーフトーン処理部903は、入力された各色12ビット、4096値の多値信号に対して、誤差拡散等の擬似中間調処理(ハーフトーニング処理)を行って、4096値よりも少ないN値のデータに変換する。このN値は、具体的には3〜16値程度の各色2〜4ビットの多値である。なお、本実施形態では多値データを得るハーフトーニングの例を示しているが、これに限るものではなく、2値データを得るハーフトーニングでもよい。
PCからのハーフトーニング処理されたN値の画像データは、インクジェット記録装置(プリンタ)に転送されてプリントバッファ905に格納される。ドットパターン展開部907は、プリントバッファ905に格納されたN値のデータを読み出し、このN値に応じたドットパターンに展開を行う。図7は、ドットパターンを示す図である。図7に示す例は、N=4の場合のドットパターンを示しており、4値の画像データが示すレベル0、1、2および3それぞれに対応して、3画素×1画素のドットパターンが定められている。各パターンにおいて、黒で塗りつぶされた画素がドットをON、白の画素がドットをOFFとする2値データを示している。すなわち、このドットパターン展開によって、走査方向において3倍の解像度の2値データが得られる。クリアインクの画像データCL1およびCL2についても同様、それぞれの信号値(画素値)に応じてそれぞれのドットパターン展開が行われ、それぞれの2値データが得られる。
次に、マスク処理部909、910は、ドットパターン展開部907で得られた各インクの2値データを、同一の記録領域を複数回の記録ヘッドによる走査に対応するデータに分割する。この処理は、間引きパターン(以下、マスクパターンとも言う)を用いて処理を行う。マスク処理部909は、色材インクC、M、Y、LC、LM、R、PBk、MBk、GYのデータとクリアインクのデータCL1に対するマスク処理を行い、マスク処理部910は、クリアインクのデータCL2に対するマスク処理を行い、それぞれ記録データ生成を行う。
図8は、本実施形態のマスクパターンとの比較のための一般的なマスクパターンを説明する図である。図8に示すマスクパターンは、12回の走査で同一の単位領域の記録を完成させる、12パスのマルチパス記録用マスクパターンである。このマスクパターンは、各パスのONをする画素を黒ドットで、OFFをする画素を白ドットで表しており、ドット配置がランダムに定められたものである。縦横の画素サイズは768画素×768画素で、縦方向は記録ヘッドのノズル列方向、横方向は記録ヘッドが走査する主走査方向にそれぞれ対応している。また、縦方向の画素サイズ768は記録ヘッドのノズル数768ノズルと対応している。図8の破線で示すように、縦方向768画素を12で分割した縦方向幅64画素の分割マスク領域(1パス〜12パス)が、上記12回の走査で記録を完成する単位領域に対応している。この単位領域に対して、1パス〜12パスのマスクパターンによって間引きされた記録データに基づいて、使用するノズルを異ならせて順次記録が行われる。そして、これら1パス〜12パスのマスクパターンは相互に補完関係にある。本例の1パス〜12パスのマスクパターンはほぼ同じデューティー、すなわち約8.3%のデューティーである。図9は、図8に示すマスクパターンを用いたマルチパス記録を説明する図である。図において、1201〜1212は、記録ヘッド(図では簡略化のため1色の記録ヘッドのみ示している)または記録用紙に対する相対位置を示し、また、1213〜1225は、記録ヘッドのノズル列に対応付けられた1つのマスクパターンを示している。なお、参照符号が異なるが、同じ1つのマスクパターンを示しており、記録ヘッドの上記相対移動に伴って対応するマスクパターンの位置も異なることを示している。すなわち、図9は、12パスのマルチパス記録を行う際に、記録用紙が順次搬送されるのに伴い、記録用紙上の、記録を完成する単位領域1225に対して、マスクパターンの分割マスク領域および分割ノズル群がどのように対応付けられるかを示している。なお、実際は記録用紙が搬送されてその位置を移動するのを、図では、記録ヘッドおよびマスクパターンが記録用紙に対して相対的に移動するように表している。
図9に示すように、N+1パス目の走査で、記録ヘッド(の位置)1201の走査が行なわれる。このとき、ノズル列のノズルを12分割して得られるノズル群の最も下のノズル群で、マスクパターン1213の最も下のマスク領域によって生成された記録データに基づき、単位領域1225の記録を行う。次に、記録用紙を図の矢印B方向に上記単位領域の幅分搬送する。そして、次のN+2パス目の走査で、記録ヘッド(の位置)1202の走査が行なわれ、ノズル群の最も下から2番目のノズル群で、マスクパターン1214の最も下から2番目のマスク領域によって生成された記録データに基づき、単位領域1225の記録を行う。このとき、隣接する最も下のノズル群で、隣接する最も下のマスク領域によって生成された記録データに基づき、単位領域1225に隣接する別の単位領域の記録も行われる。同様にして、記録用紙の搬送および記録ヘッドの走査を行ない、N+12パス目の走査で、記録ヘッド(の位置)1212の走査が行なわれ、ノズル群の最も下から12番目(つまり最も上)のノズル群で、マスクパターン1224の最も下から12番目のマスク領域によって生成された記録データに基づき、単位領域1225の記録を行い、単位領域1225の記録を完成させる。
図10は、マスク処理部909で用いる本実施形態に係るマスクパターンを説明する図である。図8に示した一般的なマスクパターンと異なる点は、1パス目〜8パス目にあたる分割マスク領域のみONドットが存在し、9パス目〜12パス目に当たる分割マスク領域にはONドットがないことである。すなわち、このマスクを用いるときは、1パス目〜8パス目の8パスで単位領域の記録を完成する。
一方、図11は、マスク処理部910で用いる本実施形態に係るマスクパターンを説明する図である。図11に示すように、図10に示した、色材インクとクリアインクデータCL1に用いるマスクパターンとは異なり、9パス目〜12パス目にあたる分割マスク領域のみONドットが存在し、1パス目〜8パス目に対応する分割マスク領域にはONドットが存在しないマスクパターンである。
図12および図13は、マスク処理部909で用いられる図10に示すマスクパターンと、マスク処理部910で用いられる図11に示すマスクパターンが、マルチパス記録でどのように用いられるかを説明する図である。これらの図は、図9と同様の図である。
図12における1301〜1312および図13における1401〜1412は、記録ヘッド(図9と同様、1色の記録ヘッドのみを示す)を示している。また、図12における1313〜1324および図13における1421〜1424は、図9と同様、記録ヘッドのノズル列に対応付けられた1つのマスクパターンを示している。
図12に示すように、N+1パス目〜N+8パス目の走査で、図10に示した分割マスク領域(1パス〜8パス)が用いられ、それによって生成した記録データに基づき、単位領域1325の記録が行われる。この8パスの記録が終了すると、次に、図13に示すように、N+9パス目〜N+12パス目の走査で、図11に示した分割マスク領域(9パス〜12パス)が用いられ、それによって生成した記録データに基づき、単位領域1425(領域1325と同じ領域)の記録が行われる。
この結果、単位領域(1325、1425)に対して、先ず、クリアインクデータCL1と色材インクデータに基づく8パスの記録が行われる。このクリアインクデータCL1と色材インクデータに基づく8パスの記録の後、クリアインクデータCL2に基づいて、別の走査である4パスの記録が行われる。
再び図6を参照すると、以上説明した、マスク処理部909および910のそれぞれのマスクパターンを用いた、クリアインクおよび色材インクの各走査の2値データ生成が行われると、合成部911は、そのうちのクリアインクのデータCL1とCL2の合成を行う。この合成は、図10および図11に示すマスクパターンを合わせたマスクパターンは、12の分割マスク領域相互でONドットの配置が互いに排他的になっているため、各データの論理和をとる。合成部911で合成されたクリアインクデータは、クリアインク用の記録ヘッド(ノズル列)913に送られ、それに基づき記録ヘッドが駆動されクリアインクが吐出される。
図14は、本実施形態の記録ヘッドにおける9色のインクとクリアインクをそれぞれ吐出するノズル列を主に示す図である。同図に示すように、図10に示したマスクパターンに対応した、記録ヘッド1602のノズルの使用範囲1603が下側の512ノズル分であり、図11に示したマスクパターンに対応したノズルの使用範囲1604が上側のクリアインクの256ノズル分である。この構成において、記録媒体が図14に示す矢印Bの方向へ搬送されることから、ノズル使用範囲1603による記録が先の走査で行なわれ、ノズル使用範囲1604による記録が後の走査で行なわれる。
また、記録動作では双方向の走査で記録が行なわれることから、図14において左から右へ向う方向の走査および右から左へ向う方向の走査で記録が行なわれることにより、それぞれの走査では、同じ領域に対してクリアインクが色材インクよりそれぞれ先および後に吐出される。
なお、アプリケーション901(図6)上でユーザが複数の記録モードを選択することが可能であり、本実施形態では、カラーモード(第1記録モード)とモノクロ写真モード(第2記録モード)を選択可能となっている。
そして、選択設定された記録モードに応じて、色処理部902(図6)は、入力画像データのRGB値に対して、各インク色の使用量を設定する。この際、色材インクと同じ走査で記録媒体に付与されるクリアインクのデータCL1と、色材インクの記録の後に別の走査で記録媒体に付与されるクリアインクのデータCL2それぞれの使用量も設定される。
図15(a)および(b)は、色処理部902で用いる、それぞれカラーモードおよびモノクロ写真モードに対応した色変換テーブルを示す図である。詳しくは、上記テーブルのうち、入力画像データのRGB値が(255、255、255)である白点から、(0、0、0)である黒点までのグレーラインについて、RGB値ごとにクリアインクデータCL1とクリアインクデータCL2が示すインク使用量を表したものである。
図15(a)はカラーモードのグレーラインにおける、データCL1およびCL2がそれぞれ示すインク使用量を表している。この図から分かるように、データCL2のみが一律20%の使用量で、データCL1の使用量はゼロである。
一方、図15(b)は、モノクロ写真モードのグレーラインにおけるデータCL1およびCL2のインク使用量を表している。この図から分かるように、白点付近ではデータCL1は10%〜40%の使用を示しているが、中間階調からはデータCL1の使用量を減らして、データCL2の使用量を増して行き、黒点付近では、データCL2の使用量を20%としている。なお、本実施形態では、600dpiの解像度の画素に4plのインク滴8ドット分を付与するインク量を100%としている。
このようなクリアインクの使用量の設定をすることにより、色材インクのデータが存在するカラーモードでは、特定の色を除いてそれほど大きく違和感を与えることがないブロンズ現象に対して十分な抑制をすることができる。一方、色材インクのデータが存在しないモノクロ写真モードでは、若干記録物の光沢特性の低下はあるもののブロンズ現象をより高いレベルで抑制することができる。これについてより詳細に説明すると以下のとおりである。
図16(a)および(b)は、カラーモードにおいてブロンズ現象が最も顕著になるシアンのプライマリー(最大彩度)色に対して、クリアインクデータCL2およびCL1の量をそれぞれ変えて記録した場合のブロンズ色の変化の様子を説明する図である。これら図において、横軸はブロンズ色のa*値、縦軸はブロンズ色のb*値を示している。
図16(a)に示すように、クリアインクを使用しない場合、(a*、b*)の値は(44、2)であり、比較的ブロンズ色の赤味が強くシアンのプライマリー色との色味の差が大きいため、大きな違和感を与える。データCL2のインク量を10%刻みで増やしていくと、ブロンズ色は、図において右回りに、赤⇒青⇒緑⇒黄色と色相が変化して行く。これは、図2にて前述したとおり、クリアインクの層をシアンインクの層の上に形成することによって光の干渉が起こり、クリアインクの付与量を増減させることで光の干渉の強弱をコントロールすることができ、結果的に正反射光の色相を制御できることを意味している。
一方、図16(b)に示すように、シアンプライマリー色に対してクリアインクデータCL1の量を変えた場合、40%までCL1のインク量を増やしても色相の変動はほとんどなく、a*の値が減少するだけである。これは、データCL1によるインクは、色材インクと同じ走査で付与されることから、図2に示したようにインク層の上にクリアインクの層を形成することができず、そのため、データCL1のインク量を増してもそれに応じて色相が変化しない。一方、図23(a)〜(c)を参照して以下に説明するように、乱反射を生じさせてブロンズ現象の認識自体を比較的低減することができる。すなわち、クリアインクの量が0%、つまりシアンインクだけを用いて記録した場合には、図23(a)に示すように、インクの最表層が一様であるためインク表面で光の乱反射は少ない。これに対して、色材インクと同じ走査で付与されるデータCL1によるクリアインクの量を増やしていくことによって、図23(b)、(c)に示すように、徐々にインクの最表層の凹凸が増し、最表層での光の乱反射が大きくなる。そして、光の乱反射が大きくなると、その分正反射光成分が減少するため、正反射光に色づきが生じて発生するブロンズ現象が弱まって行く。
なお、ブロンズ現象による違和感を低減させる方法として最も好ましいのは、ブロンズ色の(a*,b*)の値を(0、0)に近い値にすることである。しかし、シアンのプライマリー色のような有彩色画像に対しては、その色と近い色相のブロンズ色であればブロンズ現象による違和感を小さくすることができる。このことから、カラーモードの、特にブロンズが比較的大きな違和感を与えるシアンのプライマリー色に対しては、図15(a)に示したように、データCL2の量を20%程度とすることにより、ブロンズ現象の違和感を大幅に低減することが可能となる。
また、図17(a)〜(e)および図18(a)〜(e)は、カラーモードにおいて、白から黒のグレーラインに対して、クリアインクデータCL2およびCL1の使用量をそれぞれ変化させることによって、ブロンズがどのように変化するかを示す図である。
図17(a)〜(e)は、図15(a)の横軸に示す、白から黒に至る17の色のブロンズ色について、データCL2の量を10%刻みで増やしていったときのそれらブロンズ色の変化を表している。図17(a)〜(e)において、横軸はブロンズ色のa*値、縦軸はブロンズ色のb*値を示している。データCL2のインク量を増やしていくと、ブロンズ色は徐々にその色相を全体的に赤黄から青緑に変化して行く。そして、この場合、図17(c)に示す、CL2のインク量が20%のとき、(a*、b*)値が全体として(0、0)に近付く。一方、図18(a)〜(e)は、同じく、図15(b)の横軸に示す、白から黒に至る17階調(色)のブロンズ色について、データCL1の量を10%刻みで増やしていったときのそれらブロンズ色の変化を表している。データCL1の量を10%刻みで増やして行くと、ブロンズの色相はほとんど変化がないが、(a*、b*)値が全体で(0、0)に近付いて行く。これは、上述したシアンのプライマリー色の場合と同様、色材インクと同じ走査で付与されるデータCL1によるクリアインクによって、インク層の最表面の凹凸が増すことにより乱反射が発生し正反射光成分が減ることによるからである。以上の図17(a)〜(e)および図18(a)〜(e)の結果からも、カラーモードにおけるデータCL2の使用量が20%と定められる(図15(a))。
図19は、モノクロ写真モードに関し、図15(b)の横軸に示す、白から黒に至る17階調のブロンズ色について、データCL1およびCL2の量を、図15(b)の縦軸に示す値としたときのそれらブロンズ色を表す図である。すなわち、モノクロ写真モードで色処理部902が用いる色変換テーブルの内容を図15(b)に示すものとすることにより、図19に示すように、ブロンズ色の変化が少なく、かつ、ブロンズ色の(a*、b*)値が全体として(0、0)に近いものとなる。これにより、モノクロ写真モードにおいて、ブロンズ現象色相の制御だけでなく、ブロンズ現象の認識自体を低減することができ、ブロンズ現象を良好に抑制することができる。
ここまで、データCL1およびCL2のインク量を増減させることによるブロンズ抑制の効果について説明してきたが、データCL1およびCL2のインク量を増減させることにより光沢感も変化する。光沢感は、一般的に光沢度とヘイズに分けることができる。以下、図20を用いて光沢度とヘイズについて説明する。図20(a)に示すように、20°鏡面光沢度(以下、光沢度と記載する)およびヘイズは、記録物表面で反射した反射光を検出器(例えば、BYK−Gardner社製のB−4632(日本名;マイクロ−ヘイズ プラス)によって検出することによりそれらの値を求めることができる。反射光はその正反射光の軸を中心にある角度で分布しており、図20(d)に示すように、光沢度は、例えば検出器中心の開口幅1.8°で検出され、ヘイズは、その外側の例えば±2.7°までの範囲で検出されるものである。すなわち、反射光が観察される場合、その分布の中心軸をなす正反射光の入射光に対する反射率が光沢度と定義される。また、反射光の分布において正反射光の近傍に生じている散乱光を測定したものがヘイズもしくはヘイズ値と定義される。なお、上記検出器により測定される光沢度およびヘイズの単位は無次元で、光沢度はJIS規格のK5600に、ヘイズはISO規格のDIS13803に準拠している。
写像性は、例えば、JIS H8686『アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の写像性測定方法』やJIS K7105『プラスチックの光学的特性試験方法』を用いて測定され、記録媒体に映り込んだ像の鮮明さを表すものである。例えば、記録媒体に映り込んだ照明像がぼやけている場合は、写像性の値が低くなる。写像性を測定する装置としては、写像性測定器ICM−1T(スガ試験機製)や、写像性測定装置GP−1S(オプテック製)がJIS規格に準拠したもので市販されている。
図20(b)および(c)は、記録画像表面の粗さに応じて反射光の量や向きが異なることを示す図である。これらの図に示されるように、一般に、表面が粗くなるほど反射光が拡散し正反射光の量が減るため、写像性と光沢度がより小さく測定される。
本実施形態のように、データCL1およびCL2の量を変化させた場合に、特に、写像性に対する振る舞いが異なる。図21(a)および(b)は、データCL1およびCL2の量を変化に応じたそれぞれの写像性の変化を示す図である。図21(a)は、白点から黒点にかけてのグレーラインについてデータCL2の量を10%刻みで変化させて写像性を測定した結果を示している。また、図21(b)は、データCL1の量を変化させて測定した結果を示している。データCL1の量を増加させた場合も、データCL2を増加させた場合もどちらも写像性は下がる傾向にあり、データCL1を増加させた場合の方が特にその傾向が強い。写真画像の記録においては写像性が高いことが好ましいが、ブロンズ現象と写像性を考えた場合、ブロンズ現象がモノクロ記録に与える違和感の大きさを考慮すると、モノクロモードではブロンズ抑制優先、カラーモードでは写像性優先でバランスをとるとよいことが我々の検討で明らかになった。
以上説明した通り、カラーモードとモノクロモードで、データCL1、CL2のインク量をそれぞれ図15(a)、(b)のように設定することにより、カラーモードのグレーラインのブロンズは、図17(c)に示すように、a*、b*値を、クリアインクを用いない場合よりも小さくすることができる。また、モノクロモードのグレーラインのブロンズは、図19に示すように、(a*、b*)の値が全体として(0、0)に近く更に違和感の少ない記録が可能となる。
また、図22(b)に示すカラーモードのグレーラインの写像性は、図22(a)に示すモノクロモードのグレーラインの写像性に対して黒点と白点に近い中間調で良好な状態となる。
なお、本実施形態の説明においてカラーモードではクリアインクデータCL1を全く使用しない例を示したが、ブロンズ現象と写像性を考慮して適宜使用してもよい。ただし、本実施形態で示した通り、モノクロモードにおいては、CL1の比率をそれ以上に設定することでブロンズ抑制の効果を高めることが好ましい。
また、本実施形態においてデータCL1およびCL2のインク使用量の比率を、カラーモードとモノクロモードで異ならせる例を示したが、それ以外のモードに対して適用してもよい。例えば、複数のカラーモードを有する構成で、「ブロンズ抑制優先モード」と「写像性優先モード」を設け、データCL1とCL2のインク使用量の比率をそれぞれに設定してもよい。また同様に複数のモノクロモードを有する構成で、「ブロンズ抑制優先モード」と「写像性優先モード」を設けCL1とCL2のインク使用量の比率をそれぞれに設定してもよい。
1 記録ヘッド
902 色処理部
909、910 マスク処理部
911 合成部
912 色材インクヘッド用
913 クリアインクヘッド用

Claims (8)

  1. 色材インクとクリアインクをそれぞれ吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、
    画像データを色材インクとクリアインクのインク使用量データに変換する変換手段と、
    前記インク使用量データに基づいて、前記記録ヘッドを用いた記録の、第1記録モードと第2記録モードのための記録データを生成する記録データ生成手段と、
    を具え、
    前記変換手段は、前記第1記録モードと第2記録モードとで異なる変換を行うとともに、前記クリアインクの第1使用量データおよび第2使用量データを生成し、
    前記記録データ生成手段は、前記クリアインクの前記第2使用量データを、前記クリアインクの前記第1使用量データおよび前記色材インクの使用量データに基づく記録の後の記録で用いる記録データとして生成し、
    前記第1記録モードと第2記録モードとでは、前記第1使用量データと前記第2使用量データの比率が異なることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1記録モードはカラーモードであり、第2記録モードはモノクロモードであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1記録モードは第2記録モードに比べて、第2使用量データの比率が高いことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 色材インクとクリアインクをそれぞれ吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うための記録データを生成するための画像処理方法であって、
    画像データを色材インクとクリアインクのインク使用量データに変換する変換工程と、
    前記インク使用量データに基づいて、前記記録ヘッドを用いた記録の、第1記録モードと第2記録モードのための記録データを生成する記録データ生成工程と、
    を有し、
    前記変換工程は、前記第1記録モードと第2記録モードとで異なる変換を行うとともに、前記クリアインクの第1使用量データおよび第2使用量データを生成し、
    前記記録データ生成工程は、前記クリアインクの前記第2使用量データを、前記クリアインクの前記第1使用量データおよび前記色材インクの使用量データに基づく記録の後の記録で用いる記録データとして生成し、
    前記第1記録モードと第2記録モードとでは、前記第1使用量データと前記第2使用量データの比率が異なることを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記第1記録モードはカラーモードであり、第2記録モードはモノクロモードであることを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記第1記録モードは第2記録モードに比べて、第2使用量データの比率が高いことを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理方法。
  7. 記録データに基づき色材インクとクリアインクをそれぞれ吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    画像データを変換して得られる色材インクとクリアインクのインク使用量データに基づいて、前記記録ヘッドを用いた記録の、第1記録モードと第2記録モードのための記録データを生成する記録データ生成手段、
    を具え、
    前記画像データの変換では、前記第1記録モードと第2記録モードとで異なる変換が行われるとともに、前記クリアインクについて第1使用量データおよび第2使用量データが生成され、
    前記記録データ生成手段は、前記クリアインクの前記第2使用量データを、前記クリアインクの前記第1使用量データおよび前記色材インクの使用量データに基づく記録の後の記録で用いる記録データとして生成し、
    前記第1記録モードと第2記録モードとでは、前記第1使用量データと前記第2使用量データの比率が異なることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 記録データに基づき色材インクとクリアインクをそれぞれ吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うためのインクジェット記録方法であって、
    画像データを変換して得られる色材インクとクリアインクのインク使用量データに基づいて、前記記録ヘッドを用いた記録の、第1記録モードと第2記録モードのための記録データを生成する記録データ生成工程、
    を有し、
    前記画像データの変換では、前記第1記録モードと第2記録モードとで異なる変換が行われるとともに、前記クリアインクについて第1使用量データおよび第2使用量データが生成され、
    前記記録データ生成工程は、前記クリアインクの前記第2使用量データを、前記クリアインクの前記第1使用量データおよび前記色材インクの使用量データに基づく記録の後の記録で用いる記録データとして生成し、
    前記第1記録モードと第2記録モードとでは、前記第1使用量データと前記第2使用量データの比率が異なることを特徴とするインクジェット記録方法。
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