JP2013233628A - 研削テープ方式研削装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークの円錐面を良好に研削する研削テープ方式研削装置を提供する。
【解決手段】バックアップ部材6は、凹面形状部61と、一対のローラ62a,62bと、を有し、凹面形状部61は、ワークWのフランジWFの円錐面WFaに倣うように凹面61aを有しており、一対のローラ62a,62bは、凹面形状部61の研削テープ41の送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置され、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bによって研削テープ41をワークWのフランジWFの円錐面WFaに向けて押し付ける。
【選択図】図1
【解決手段】バックアップ部材6は、凹面形状部61と、一対のローラ62a,62bと、を有し、凹面形状部61は、ワークWのフランジWFの円錐面WFaに倣うように凹面61aを有しており、一対のローラ62a,62bは、凹面形状部61の研削テープ41の送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置され、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bによって研削テープ41をワークWのフランジWFの円錐面WFaに向けて押し付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、研削テープ方式研削装置に関する。
従来、エンドレス研磨ベルトを使用した研磨ユニットに関する技術として、駆動プーリとテンションプーリとの間に掛けられた研磨ベルトが移動方向に対して所定角度をなすように駆動プーリとテンションプーリを配置して、研磨ベルトが移動方向に対して斜めに走行しながらワークを研磨する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、ワークの表面に凹凸や反りがあっても、その表面を適正に研削研磨するベルトサンダー機に関する技術として、加工面検知子が検知したワークの高さデータが入力され、ワークの加工面検知子による検知部位がコンタクトロールおよび踏圧パッド装置に到達するのとそれぞれ同期して、踏圧パッド装置とコンタクトロールとが加工面検知子が検知した高さデータとほぼ等しいストロークで順次かつ個別的に昇降する技術が開示されている(特許文献2参照)。
しかしながら特許文献1,2に開示された技術では、円錐面を有するCVT用シャフトプーリなどのワークを良好に研削することができなかった。これは、ワークの円錐面に対して、研削部材を当該円錐面に倣うようにしっかり接触させることが困難であったためである。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的は、ワークの円錐面を良好に研削する研削テープ方式研削装置を提供することにある。
(1) バックアップ部材(例えば、後述のバックアップ部材6)によって研削テープ(例えば、後述の研削テープ41)をワーク(例えば、後述のワークW)の円錐面(例えば、後述の円錐面WFa)に押し付けて研削する研削テープ方式研削装置(例えば、後述の研削装置1)であって、前記バックアップ部材は、凹面形状部(例えば、後述の凹面形状部61)と、一対のローラ(例えば、後述のローラ62a,62b)と、を有し、前記凹面形状部は、前記ワークの前記円錐面に倣うように凹面(例えば、後述の凹面61a)を有しており、前記一対のローラは、前記凹面形状部の前記研削テープの送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置され、前記凹面形状部および前記一対のローラによって前記研削テープを前記ワークの前記円錐面に向けて押し付けることを特徴とする研削テープ方式研削装置。
(1)の発明によると、凹面形状部および一対のローラによって研削テープをワークの円錐面に向けて押し付けることにより、研削テープはワークの円錐面に沿った研削を行う。このため、凹面形状部がワークの円錐面に倣うように凹面に形成され、かつ、一対のローラが凹面形状部の研削テープの送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置され、研削テープがワークの円錐面に倣い、かつ、研削テープの進行がスムーズなので、ワークの円錐面を良好に研削することができる。
(2) 前記一対のローラは、前記ワークの回転中心に向かって先が細くなるテーパ形状であることを特徴とする(1)記載の研削テープ方式研削装置。
(2)の発明によると、ワークの円錐面に対応して一対のローラがテーパ形状であるので、ワークの円錐面上における研削テープの接触領域を扇形にすることができ、円錐面上を研削する場合であってもワークの回転中心側と外側とで研削の度合いを等しくすることができる。
(3) 前記凹面形状部の前記凹面の輪郭は、前記ワークの前記円錐面の径方向が両脚となる等脚台形に形成されているとともに、前記一対のローラは、前記テーパ形状をしつつ前記凹面形状部の前記凹面の輪郭における前記等脚台形の両脚の隣にそれぞれ配置されることを特徴とする(2)記載の研削テープ方式研削装置。
(3)の発明によると、凹面形状部の凹面の輪郭が等脚台形であるので、研削テープがワークの円錐面に一度に接触する面積を広げ、研削の単位時間の仕事量が増加し、加工時間を短縮することができる。
また、一対のローラは、テーパ形状をしつつ凹面形状部の凹面の輪郭における等脚台形の両脚の隣にそれぞれ配置されるので、凹面形状部の凹面の輪郭が等脚台形であり広い面積を有していても、ワークの円錐面上における研削テープの接触領域を扇形にすることができ、円錐面上を研削する場合であってもワークの回転中心側と外側とで研削の度合いを等しくすることができる。
また、一対のローラは、テーパ形状をしつつ凹面形状部の凹面の輪郭における等脚台形の両脚の隣にそれぞれ配置されるので、凹面形状部の凹面の輪郭が等脚台形であり広い面積を有していても、ワークの円錐面上における研削テープの接触領域を扇形にすることができ、円錐面上を研削する場合であってもワークの回転中心側と外側とで研削の度合いを等しくすることができる。
(4) 前記バックアップ部材は、前記一対のローラの外側であって前記ワークの回転中心側に突出して前記バックアップ部材の前記ワークの前記円錐面に対向する輪郭を四角形に構成し、前記研削テープをガイドする一対のガイド部(例えば、後述のガイド部64a,64b)を有することを特徴とする(3)記載の研削テープ方式研削装置。
(4)の発明によると、一対のガイド部を有することで、長尺状の研削テープの平面部に垂直な中心線の延長線が一平面上に維持され、長尺状の研削テープは、輪郭が四角形のバックアップ部材に沿って進行でき、ねじれやずれが生じ難く、研削テープの進行に故障が生じ難い。
(5) 前記一対のローラは、前記研削テープと接触する外周面に凹凸(例えば、後述の溝部63)が形成されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の研削テープ方式研削装置。
(5)の発明によると、凹凸を有することで、一対のローラに対して研削テープが滑り難くなり、研削テープの進行をスムーズにすることができる。
本発明によれば、ワークの円錐面を良好に研削する研削テープ方式研削装置を提供することができる。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る研削テープ方式研削装置を適用する研削装置1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、研削装置1は、基部2と、回転台3と、研削テープ巻取機構4と、研削テープ押付機構5とを備える。
図1は、本発明の第1実施形態に係る研削テープ方式研削装置を適用する研削装置1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、研削装置1は、基部2と、回転台3と、研削テープ巻取機構4と、研削テープ押付機構5とを備える。
基部2は、床面に設置されている。
回転台3は、基部2に回転可能に配置され、基部2に設けられた図示しないモータに駆動されて回転する。回転台3には、ワークWが固定される。
ワークWは、自動車のCVT用シャフトプーリなどであり、シャフト状部材の端部に円錐面WFaを有するフランジWFを備える。
ワークWは、フランジWFを上端に配置した状態で回転台3に固定され、円錐面WFaを上方に露出する。
回転台3は、基部2に回転可能に配置され、基部2に設けられた図示しないモータに駆動されて回転する。回転台3には、ワークWが固定される。
ワークWは、自動車のCVT用シャフトプーリなどであり、シャフト状部材の端部に円錐面WFaを有するフランジWFを備える。
ワークWは、フランジWFを上端に配置した状態で回転台3に固定され、円錐面WFaを上方に露出する。
研削テープ巻取機構4は、研削テープ41と、送出芯42と、巻取芯43とを有する。
研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFaを研削するもので、長尺のテープ状になっており、送出芯42に取り付けられた研削テープロール41aから送出される構成である。
送出芯42には、研削テープロール41aから研削テープ41を巻取りタイミングに合わせて研削テープ41が弛まず送出されるよう、研削テープロール41aを取り付ける。送出芯42は、研削テープロール41aから研削テープ41が送出される際に適度にブレーキを働かせるように構成されている。
巻取芯43には、図示しないモータに駆動されて研削テープ41を巻取ロール41bに巻取っていくよう、巻取ロール41bを取り付ける。
研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFaを研削するもので、長尺のテープ状になっており、送出芯42に取り付けられた研削テープロール41aから送出される構成である。
送出芯42には、研削テープロール41aから研削テープ41を巻取りタイミングに合わせて研削テープ41が弛まず送出されるよう、研削テープロール41aを取り付ける。送出芯42は、研削テープロール41aから研削テープ41が送出される際に適度にブレーキを働かせるように構成されている。
巻取芯43には、図示しないモータに駆動されて研削テープ41を巻取ロール41bに巻取っていくよう、巻取ロール41bを取り付ける。
研削テープ押付機構5は、バックアップ部材6と、押圧ロッド7とを有する。
バックアップ部材6は、凹面形状部61と、一対のローラ62a,62bと、一対のガイド部64a,64bとから構成される。
押圧ロッド7は、バックアップ部材6を研削テープ41介したワークW側へ押圧する。
バックアップ部材6は、凹面形状部61と、一対のローラ62a,62bと、一対のガイド部64a,64bとから構成される。
押圧ロッド7は、バックアップ部材6を研削テープ41介したワークW側へ押圧する。
図2は、第1実施形態に係るバックアップ部材6を示す図であり、図2(a)はバックアップ部材6の円錐面WFaに対向する領域を示す平面図であり、図2(b)はバックアップ部材6の全体を示す斜視図である。
図2に示すように、バックアップ部材6の凹面形状部61は、ワークWのフランジWFの円錐面WFaに倣うように上に凹む凹面61aを有している。
凹面形状部61の凹面61aの輪郭は、図2(a)の斜線部に示すように、ワークWの回転中心側の辺が小さく、円錐面WFaの径方向が両脚となる等脚台形に形成されている。
図2に示すように、バックアップ部材6の凹面形状部61は、ワークWのフランジWFの円錐面WFaに倣うように上に凹む凹面61aを有している。
凹面形状部61の凹面61aの輪郭は、図2(a)の斜線部に示すように、ワークWの回転中心側の辺が小さく、円錐面WFaの径方向が両脚となる等脚台形に形成されている。
一対のローラ62a,62bは、ワークWの回転中心に向かって先が細くなるテーパ形状であり、図2(a)に示すように、凹面形状部61の凹面61aの輪郭における等脚台形の両脚の隣であって研削テープ41の送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置される。これにより、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bは、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上に接触する接触領域が円錐面WFa上の所定角度分の扇形となるよう構成される。
一対のローラ62a,62bは、凹面形状部61の送出側の送出側ローラ62aと、凹面形状部61の巻取側の巻取側ローラ62bとからなる。
一対のローラ62a,62bは、図2(b)に示すように、研削テープ41と接触する外周面におけるワークWの外径側半分にテーパの稜線方向に伸びる溝部63が形成されている。
一対のローラ62a,62bは、図示しないモータによりそれぞれ駆動され、送出側ローラ62aによって研削テープ41を凹面形状部61に送出し、巻取側ローラ62bによって研削テープ41を凹面形状部61から送出させる動作を行うよう構成されている。
一対のローラ62a,62bは、凹面形状部61の送出側の送出側ローラ62aと、凹面形状部61の巻取側の巻取側ローラ62bとからなる。
一対のローラ62a,62bは、図2(b)に示すように、研削テープ41と接触する外周面におけるワークWの外径側半分にテーパの稜線方向に伸びる溝部63が形成されている。
一対のローラ62a,62bは、図示しないモータによりそれぞれ駆動され、送出側ローラ62aによって研削テープ41を凹面形状部61に送出し、巻取側ローラ62bによって研削テープ41を凹面形状部61から送出させる動作を行うよう構成されている。
一対のガイド部64a,64bは、一対のローラ62a,62bの縮径側かつ外側にそれぞれ配置されている。
一対のガイド部64a,64bは、研削テープ41の平面部に垂直な中心線の延長線を一平面上に維持させ、研削テープ41をねじらずにガイドするよう、図2(a)に示すように、一対のローラ62a,62bの外側であってワークWの回転中心側に突出して、バックアップ部材6のワークWのフランジWFの円錐面WFaに対向する輪郭を長方形(送出側辺と巻取側辺とが研削テープ41の進行方向に直交する四角形)に構成するよう設けられる。
なお、一対のガイド部64a,64bは、自身がガイドする研削テープ41でワークWを研削しないようにワークWのフランジWFの円錐面WFaの表面に非接触となるよう、円錐面WFaとの間に隙間を有する。
一対のガイド部64a,64bは、研削テープロール41aから巻取ロール41bまでの研削テープ41の様子を、概略直角に2度折れ曲がる形状(コの字形状)に構成する。これにより、研削テープ41は、進行がスムーズでありながらバックアップ部材6に確実にガイドされ、バックアップ部材6から外れ難くなるよう構成される。
一対のガイド部64a,64bは、研削テープ41の平面部に垂直な中心線の延長線を一平面上に維持させ、研削テープ41をねじらずにガイドするよう、図2(a)に示すように、一対のローラ62a,62bの外側であってワークWの回転中心側に突出して、バックアップ部材6のワークWのフランジWFの円錐面WFaに対向する輪郭を長方形(送出側辺と巻取側辺とが研削テープ41の進行方向に直交する四角形)に構成するよう設けられる。
なお、一対のガイド部64a,64bは、自身がガイドする研削テープ41でワークWを研削しないようにワークWのフランジWFの円錐面WFaの表面に非接触となるよう、円錐面WFaとの間に隙間を有する。
一対のガイド部64a,64bは、研削テープロール41aから巻取ロール41bまでの研削テープ41の様子を、概略直角に2度折れ曲がる形状(コの字形状)に構成する。これにより、研削テープ41は、進行がスムーズでありながらバックアップ部材6に確実にガイドされ、バックアップ部材6から外れ難くなるよう構成される。
次に、研削装置1の動作を説明する。
まず、研削装置1の回転台3にワークWがセットされる。
このとき、研削テープロール41aが送出芯42に取り付けられ、研削テープ41が凹面形状部61および一対のローラ62a,62bのワークW側表面を通過して、巻取芯43に巻取ロール41bが巻取り可能に準備されている。
まず、研削装置1の回転台3にワークWがセットされる。
このとき、研削テープロール41aが送出芯42に取り付けられ、研削テープ41が凹面形状部61および一対のローラ62a,62bのワークW側表面を通過して、巻取芯43に巻取ロール41bが巻取り可能に準備されている。
次に、回転台3によってワークWを回転させるとともに、押圧ロッド7でバックアップ部材6をワークWのフランジWFの円錐面WFaの表面へ押圧する。
これにより、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bによって研削テープ41をワークWのフランジWFの円錐面WFaに向けて押し付けることにより、研削テープ41はワークWのフランジWFの円錐面WFaに沿った研削を行う。
これにより、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bによって研削テープ41をワークWのフランジWFの円錐面WFaに向けて押し付けることにより、研削テープ41はワークWのフランジWFの円錐面WFaに沿った研削を行う。
そして、研削量に応じて、一対のローラ62a,62bを駆動して巻取ロール41bに研削テープ41を巻取っていく。このとき、一対のローラ62a,62bは、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上におけるワークWの回転中心側と外側との間(径方向)で速度差を持たせて研削テープ41を進行させる。
すなわち、研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上におけるワークWの外側では、一対のローラ62a,62bの溝部63によって滑らず確実に送出される。一方、研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上にけるワークWの回転中心側では、溝部63のない一対のローラ62a,62bによって滑りながら送出される。これにより、研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上におけるワークWの回転中心側と外側との間の、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bの接触領域の差を吸収するようワークWの回転中心側で滑りながらも確実に送出される。
すなわち、研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上におけるワークWの外側では、一対のローラ62a,62bの溝部63によって滑らず確実に送出される。一方、研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上にけるワークWの回転中心側では、溝部63のない一対のローラ62a,62bによって滑りながら送出される。これにより、研削テープ41は、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上におけるワークWの回転中心側と外側との間の、凹面形状部61および一対のローラ62a,62bの接触領域の差を吸収するようワークWの回転中心側で滑りながらも確実に送出される。
以上の本実施形態に係る研削装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)凹面形状部61および一対のローラ62a,62bによって研削テープ41をワークWのフランジWFの円錐面WFaに向けて押し付けることにより、研削テープ41はワークWのフランジWFの円錐面WFaに沿った研削を行う。このため、凹面形状部61がワークWのフランジWFの円錐面WFaに倣うように凹面61aに形成され、かつ、一対のローラ62a,62bが凹面形状部61の研削テープ41の送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置され、研削テープ41がワークWのフランジWFの円錐面WFaに倣い、かつ、研削テープ41の進行がスムーズなので、ワークWのフランジWFの円錐面WFaを良好に研削することができる。
(2)凹面形状部61の凹面61aの輪郭が等脚台形であるので、研削テープ41がワークWのフランジWFの円錐面WFaに一度に接触する面積を広げ、研削の単位時間の仕事量が増加し、加工時間を短縮することができる。
また、一対のローラ62a,62bは、テーパ形状をしつつ凹面形状部61の凹面61aの輪郭における等脚台形の両脚の隣にそれぞれ配置されるので、凹面形状部61の凹面61aの輪郭が等脚台形であり広い面積を有していても、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上における研削テープ41の接触領域を扇形にすることができ、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上を研削する場合であってもワークWの回転中心側と外側とで研削の度合いを等しくすることができる。
また、一対のローラ62a,62bは、テーパ形状をしつつ凹面形状部61の凹面61aの輪郭における等脚台形の両脚の隣にそれぞれ配置されるので、凹面形状部61の凹面61aの輪郭が等脚台形であり広い面積を有していても、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上における研削テープ41の接触領域を扇形にすることができ、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上を研削する場合であってもワークWの回転中心側と外側とで研削の度合いを等しくすることができる。
(3)一対のガイド部64a,64bを有することで、長尺状の研削テープ41の平面部に垂直な中心線の延長線が一平面上に維持され、長尺状の研削テープ41は、輪郭が長方形のバックアップ部材6に沿って進行でき、ねじれやずれが生じ難く、研削テープ41の進行に故障が生じ難い。
(4)溝部63を有することで、一対のローラ62a,62bに対して研削テープ41が滑り難くなり、研削テープ41の進行をスムーズにすることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、バックアップ部材16の形状が第1実施形態と異なるが他の部分は同様であるので、その特徴部分を説明し、同様の構成については説明を省略する。
第2実施形態では、バックアップ部材16の形状が第1実施形態と異なるが他の部分は同様であるので、その特徴部分を説明し、同様の構成については説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係るバックアップ部材16を示す図であり、図3(a)はバックアップ部材16の円錐面WFaに対向する領域を示す平面図であり、図3(b)はバックアップ部材16の全体を示す斜視図である。
図3に示すように、バックアップ部材16は、巻取側ローラ62bから巻き取られた研削テープ41にテンションをかけるテンションローラ65を有する。
図3に示すように、バックアップ部材16は、巻取側ローラ62bから巻き取られた研削テープ41にテンションをかけるテンションローラ65を有する。
テンションローラ65は、ワークWの回転中心に向かって先が太くなる、一対のローラ62a,62bと逆向きのテーパ形状であり、一対のローラ62a,62b間の上部に配置される。
テンションローラ65には、図3(b)に示すように、一対のローラ62a,62bと同様に研削テープ41と接触する外周面におけるワークWの回転中心側半分にテーパの稜線方向に伸びる溝部63が形成されている。
テンションローラ65は、巻取側ローラ62bから研削テープ41にテンションをかけ、研削テープ41を折り返すことにより、バックアップ部材16に掛け回された研削テープ41におけるワークWの回転中心側と外径側との長さを等しくするよう構成されている。
テンションローラ65には、図3(b)に示すように、一対のローラ62a,62bと同様に研削テープ41と接触する外周面におけるワークWの回転中心側半分にテーパの稜線方向に伸びる溝部63が形成されている。
テンションローラ65は、巻取側ローラ62bから研削テープ41にテンションをかけ、研削テープ41を折り返すことにより、バックアップ部材16に掛け回された研削テープ41におけるワークWの回転中心側と外径側との長さを等しくするよう構成されている。
この研削装置1では、研削量に応じて、一対のローラ62a,62bを駆動して巻取ロール41bに研削テープ41を巻取っていくときに、一対のローラ62a,62bは、ワークWのフランジWFの円錐面WFa上におけるワークWの回転中心側と外側との間(径方向)で速度差を持たせて研削テープ41を進行させる。
ここで、テンションローラ65は、バックアップ部材16に掛け回された研削テープ41におけるワークWの回転中心側と外径側との長さを等しくするので、研削テープロール41aからの研削テープ41の送出と巻取ロール41bへの研削テープ41の巻取りをスムーズに行うことができる。
ここで、テンションローラ65は、バックアップ部材16に掛け回された研削テープ41におけるワークWの回転中心側と外径側との長さを等しくするので、研削テープロール41aからの研削テープ41の送出と巻取ロール41bへの研削テープ41の巻取りをスムーズに行うことができる。
以上の本実施形態に係る研削装置1によれば、上記実施形態と同様に(1),(2),(4)の効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に包含される。
上記実施形態では、凹面形状部61の凹面61aの輪郭は等脚台形であったが、これ以外の輪郭であってもよい。
また上記実施形態では、一対のローラ62a,62bの表面に溝部63を有するものであったが、溝部63以外に凸部や凹凸などを有するものであってもよい。
上記実施形態では、凹面形状部61の凹面61aの輪郭は等脚台形であったが、これ以外の輪郭であってもよい。
また上記実施形態では、一対のローラ62a,62bの表面に溝部63を有するものであったが、溝部63以外に凸部や凹凸などを有するものであってもよい。
1…研削装置
41…研削テープ
6…バックアップ部材
61…凹面形状部
61a…凹面
62a…送出側ローラ
62b…巻取側ローラ
63…溝部(凹凸)
64a,64b…ガイド部
W…ワーク
WFa…円錐面
41…研削テープ
6…バックアップ部材
61…凹面形状部
61a…凹面
62a…送出側ローラ
62b…巻取側ローラ
63…溝部(凹凸)
64a,64b…ガイド部
W…ワーク
WFa…円錐面
Claims (5)
- バックアップ部材によって研削テープをワークの円錐面に押し付けて研削する研削テープ方式研削装置であって、
前記バックアップ部材は、凹面形状部と、一対のローラと、を有し、
前記凹面形状部は、前記ワークの前記円錐面に倣うように凹面を有しており、
前記一対のローラは、前記凹面形状部の前記研削テープの送出側および巻取側の両側にそれぞれ配置され、
前記凹面形状部および前記一対のローラによって前記研削テープを前記ワークの前記円錐面に向けて押し付けることを特徴とする研削テープ方式研削装置。 - 前記一対のローラは、前記ワークの回転中心に向かって先が細くなるテーパ形状であることを特徴とする請求項1記載の研削テープ方式研削装置。
- 前記凹面形状部の前記凹面の輪郭は、前記ワークの前記円錐面の径方向が両脚となる等脚台形に形成されているとともに、前記一対のローラは、前記テーパ形状をしつつ前記凹面形状部の前記凹面の輪郭における前記等脚台形の両脚の隣にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項2記載の研削テープ方式研削装置。
- 前記バックアップ部材は、前記一対のローラの外側であって前記ワークの回転中心側に突出して前記バックアップ部材の前記ワークの前記円錐面に対向する輪郭を四角形に構成し、前記研削テープをガイドする一対のガイド部を有することを特徴とする請求項3記載の研削テープ方式研削装置。
- 前記一対のローラは、前記研削テープと接触する外周面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の研削テープ方式研削装置。
Priority Applications (1)
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JP2012108267A JP2013233628A (ja) | 2012-05-10 | 2012-05-10 | 研削テープ方式研削装置 |
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-
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- 2012-05-10 JP JP2012108267A patent/JP2013233628A/ja active Pending
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