JP2013233476A - 攪拌方法および攪拌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的な攪拌を安価に行うことが可能な攪拌方法および攪拌装置を提供する。
【解決手段】攪拌方法は、回転体10を被攪拌物中で回転軸Cを中心に回転させる攪拌方法であって、回転体10は、回転体10の表面に設けられる吸入口12と、回転体10の表面において吸入口12よりも回転軸Cから遠心方向外側の位置に設けられる吐出口14と、吸入口12と吐出口14を繋ぐ流通路16と、を備え、攪拌中に回転体10を回転駆動する駆動期間と、攪拌中に回転体10を回転駆動しない無駆動期間と、を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体その他の各種流体を攪拌し、混合、分散等を行うための攪拌方法および攪拌装置に関する。
従来、例えば2種類以上の流体を混合したり、流体中に添加した各種粉末等を均一に分散させたりする場合には、流体中で羽根車(攪拌翼)を回転させる攪拌装置が使用されている。この羽根車には一般的にプロペラ翼やタービン翼が設けられており、回転することで流体を流動させて攪拌を行う。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−179068号公報
しかしながら、羽根車を回転させる従来の攪拌装置では、主に羽根車を流体に衝突させることによって流体を流動させることから、羽根車を停止させた場合には、羽根車が逆に流体の流動を阻害する要因となってしまうため、攪拌中常に羽根車を回転駆動し続ける必要があった。このため、大量の流体を攪拌する場合や長期間の攪拌が必要となる場合においては、羽根車を回転駆動するのに必要な電力等のエネルギーコストが膨大になるという問題があった。
特に、上記特許文献1に記載の攪拌装置のように攪拌槽に邪魔板を設けた場合には、羽根車を定常回転させるのに必要なトルクも増大することとなるため、エネルギーコストが膨大になりやすいという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、効率的な攪拌を安価に行うことが可能な攪拌方法および攪拌装置を提供しようとするものである。
(1)本発明は、回転体を被攪拌物中で回転軸を中心に回転させる攪拌方法であって、前記回転体は、前記回転体の表面に設けられる吸入口と、前記回転体の表面において前記吸入口よりも前記回転軸から遠心方向外側の位置に設けられる吐出口と、前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路と、を備え、攪拌中に前記回転体を回転駆動する駆動期間と、攪拌中に前記回転体を回転駆動しない無駆動期間と、を設けることを特徴とする、攪拌方法である。
(2)本発明はまた、前記無駆動期間は、前記駆動期間以上の長さであることを特徴とする、上記(1)に記載の攪拌方法である。
(3)本発明はまた、前記無駆動期間中に、前記回転体を慣性力により回転させることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載の攪拌方法である。
(4)本発明はまた、前記無駆動期間中に、前記回転体を停止させることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の攪拌方法である。
(5)本発明はまた、回転軸を中心に回転する回転体と、前記回転体の表面に設けられる吸入口と、前記回転体の表面において前記吸入口よりも前記回転軸から遠心方向外側の位置に設けられる吐出口と、前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路と、前記回転体を回転駆動する駆動装置と、攪拌中に前記回転体を回転駆動する駆動期間と、攪拌中に前記回転体を回転駆動しない無駆動期間と、を設けるように前記駆動装置を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする、攪拌装置である。
本発明の攪拌方法および攪拌装置によれば、効率的な攪拌を安価に行うことが可能という優れた効果を奏し得る。
(a)本発明の実施の形態に係る攪拌装置の一例を示した正面図である。(b)攪拌装置の底面図である。 (a)回転体の作動を示した平面図である。(b)回転体の作動を示した正面図である。 (a)および(b)攪拌装置の使用例を示した図である。 (a)〜(d)攪拌中における回転体の回転数の変化を示した概念図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る攪拌装置1の構造について説明する。図1(a)は、攪拌装置1の一例を示した正面図であり、同図(b)は、攪拌装置1の底面図である。これらの図に示されるように、攪拌装置1は、回転する回転体10と、回転体10を回転駆動する駆動装置20と、回転体10と駆動装置30を接続する駆動軸30と、駆動装置30を制御する制御装置40と、を備えている。
回転体10は、略砲弾形状、詳細には円柱の上面10aを平面状に、底面10bを球面状に構成した形状、換言すれば円柱と半球を組み合わせた形状に構成されている。回転体10を構成する材質は、特に限定されるものではなく、例えば金属やセラミックス、樹脂、ゴム、木材等、使用条件に応じた適宜の材質を採用することができる。
回転体10の表面には、複数の吸入口12および複数の吐出口14が設けられ、回転体10の内部には、吸入口12と吐出口14を繋ぐように形成された流通路16が設けられている。また、回転体10の上面10aの中心には、駆動軸30が接続される接続部18が設けられている。従って、回転体10は、駆動装置20に駆動されて中心軸Cを回転軸として回転するように構成されている。なお、駆動軸30と接続部18の接続方法は、例えばネジや係合等、既知のいずれの方法であってもよい。
吸入口12は、球面状の底面10b(すなわち、回転体10の先端側)に設けられている。本実施形態では、4つの吸入口12を中心軸Cを中心とする円周上に等間隔で並べて配置すると共に、中心軸Cと同一方向に形成している。吐出口14は、側面10cに設けられている。本実施形態では、4つの吐出口14を、各吸入口12に対して回転体10の遠心方向外側となる位置(中心軸Cから中心軸Cに垂直な方向に離れた位置)にそれぞれ配置している。また、中心軸Cに対して直交する方向に吐出口14を形成している。
流通路16は、1つの吸入口12と1つの吐出口14を繋ぐトンネル状の通路として形成されている。従って、回転体10の内部には、4つの流通路16が形成されている。各流通路16は、吸入口12から中心軸C方向に沿って直進した後に直角に曲がり、回転体10の遠心方向に向けて直進して吐出口14に到達するように形成されている。すなわち、本実施形態の流通路16は、中心軸C方向の軸方向部分16aおよび遠心方向の遠心方向部分16bから構成されている。
なお、本実施形態では、吸入口12および吐出口14を円形状に構成しているが、吸入口12および吐出口14の形状(断面形状)は特に限定されるものではなく、例えば楕円形状や多角形状等、その他の形状であってもよい。また、流通路16の断面形状は、特に限定されるものではなく、吸入口12および吐出口14の形状や位置、または加工方法等に応じて適宜の形状に構成することができる。
また、本実施形態では、加工のしやすさから流通路16を略直角に曲折するL字状に構成しているが、滑らかに湾曲した曲線状の通路として流通路16を構成してもよいし、吸入口12と吐出口14を直線的に繋ぐようにしてもよい。また、本実施形態では、回転体10を流通路16以外の部分を中実に構成することで、強度を高めるようにしているが、回転体10の流通路16以外の部分を中空状に構成するようにしてもよい。
駆動装置20は、本実施形態ではモータから構成されている。駆動装置20は、駆動軸30を介して回転体10を回転駆動し、中心軸Cを中心に回転させる。なお、本実施形態では、駆動装置20が駆動軸30を直接駆動するように構成しているが、駆動装置20が歯車やチェーンおよびスプロケット等の伝達機構を介して駆動軸30を回転駆動するように構成してもよい。また、駆動装置20は、例えば電動モータやエアモータ等、既存のいずれの形式のものであってもよい。
制御装置40は、CPU、ROMおよびRAM等を備えて構成されている。制御装置40は、駆動装置20の動作を制御する。すなわち、制御装置40は、駆動装置20の駆動および駆動停止を制御するように構成されている。制御装置40はまた、駆動装置20を制御することにより、回転体10の回転数および回転方向を必要に応じて制御する。
次に、回転体10の作動について説明する。図2(a)は回転体10の作動を示した平面図であり、同図(b)は回転体10の作動を示した正面図である。回転体10は、流体である被攪拌物内において、駆動装置20に駆動されて中心軸Cを中心に回転することにより、被攪拌物を攪拌する。
流体中に回転体10を浸漬して回転させると、流通路16内に進入した流体も回転体10と共に回転することとなる。すると、流通路16内の流体に遠心力が作用し、同図(a)および(b)に示されるように、流通路16内の流体は回転体10の遠心方向外側に向けて流動する。吐出口14は、吸入口12よりも回転体10の遠心方向外側に設けられているため、吐出口14では吸入口12よりも強い遠心力が働くこととなる。従って、流体は、回転体10が回転している限り吸入口12から吐出口14に向けて流動する。
すなわち、回転体10の回転に伴い、流通路16内の流体が吐出口14から噴出すると共に、外部の流体が吸入口12から流通路16内に吸引される。これにより、回転体10の周囲の流体には、吐出口14のある側面10cから旋回しながら放射状に広がる流動と、吸入口12のある回転体10の先端部に旋回しながら向かう流動が発生することとなる。
また、流体中に回転体10を浸漬して回転させると、回転体10の表面近傍の流体が粘性の影響により回転体10と共に回転することとなる。従って、回転体10の表面近傍の流体にも遠心力が働き、これらの図に示されるように、表面近傍の流体は回転体10の表面に沿って側面10cまで流動し、吐出口14からの噴流の随伴流となる。
本実施形態では、底面10bを球面状に構成することにより、回転体10の形状を中心軸C方向の厚みが半径方向外側に向けて漸次減少する形状としているため、回転体10の底面10b近傍の流動を、側面10cから放射状に広がる流動にスムーズに合流させることを可能としている。また、底面10bをこのような形状にすることで、回転体10の先端に向かう流動の一部を、底面10bに沿って側面10cまでスムーズに流動させて、側面10cから放射状に広がる流動に合流させることを可能としている。この結果、回転体10は、周囲の流体に強力な流動を発生させ、効率的な攪拌を行うことが可能となっている。
次に、本実施形態の攪拌方法について説明する。図3(a)および(b)は、攪拌装置1の使用例を示した図である。これらの図に示されるように、攪拌装置1は、容器100内に収容された流体である被攪拌物110内に回転体10を浸漬した状態で使用される。このとき、攪拌装置1を容器100や適宜の架台等に固定するようにしてもよいし、使用者が保持するようにしてもよい。
同図(a)および(b)に示されるように、被攪拌物110中で回転体10を回転させることにより、上述のように回転体10から旋回しながら放射状に広がる流動、および回転体10の先端部に旋回しながら向かう流動が発生する。そして、放射状に広がる流動は、例えば容器100の側壁に衝突することで、上昇または下降する流動となる。
このうち、上昇した流動は、上方から回転体10に向かう流動となった後に、吐出口14からの噴流の随伴流となって再び放射状に広がる流動となる。また、下降した流動は、下方から回転体10に向かう流動となった後に、一部は吸入口12に吸引されて吐出口14からの噴流となり、一部は吐出口14からの噴流の随伴流となって再び放射状に広がる流動となる。
このように、本実施形態の攪拌装置1では、旋回流が組み合わされた複雑な循環流を被攪拌物100内に発生させることが可能となっており、この循環流により被攪拌物100を十分に攪拌することが可能となっている。また、回転体10は、吸入口12による吸引と吐出口14からの噴流によってこの循環流を生成するように構成されているため、回転体10の回転を停止(または、回転体10の駆動を停止)した場合においても、循環流を阻害しないようになっている。
すなわち、一旦被攪拌物110に循環流を生成した後に、回転体10を停止させても、吸入口12への流入および吐出口14からの噴出が無くなる(または、弱くなる)のみであり、回転体10から旋回しながら放射状に広がった後に再び回転体10へ向かう循環流は、暫くの間流動を続けることとなる。従って、本実施形態の攪拌方法では、制御装置40は、攪拌中に回転体10の駆動を定期的に停止させるように駆動装置20を制御する。
図4(a)〜(d)は、攪拌中における回転体10の回転数Nの変化を示した概念図である。なお、これらの図では、縦軸を回転数Nとし、横軸を時間Tとしている。上述のように本実施形態の攪拌方法では、攪拌中に回転体10の駆動を定期的に停止させることにより、回転体10を回転駆動する駆動期間Dおよび回転体10を回転駆動しない無駆動期間NDを交互に設けるようにしている。
同図(a)は、無駆動期間NDにおいて回転体10を慣性力によって回転させるようにした場合の一例を示した図である。攪拌装置1の制御装置40は、駆動期間Dにおいては所定の加速レートで回転体10を所定の回転数N1まで加速した後、駆動期間Dとして設定された所定の時間が経過するまで回転数N1を保持する。そして、この例では、駆動期間Dとして設定された所定の時間が経過した後に、回転体10の駆動を停止して回転体10をフリーな状態とし、回転体10を慣性力により回転させる。
慣性力により回転する回転体10は、徐々に回転数Nが低下していくが、回転している限り流通路16内の流体に遠心力が作用することとなるため、吸入口12による吸引および吐出口14からの噴出は継続される。従って、無駆動期間NDにおいて回転体10を慣性力によって回転させることにより、被攪拌物110中の循環流を比較的強い流動状態に維持することが可能となる。
攪拌装置1の制御装置40は、回転体10の駆動を停止した後、無駆動期間NDとして設定された所定の時間が経過した後に、再度回転体10を回転駆動する。以後、駆動期間Dおよび無駆動期間NDを繰り返すことによって攪拌が行われる。本実施形態の攪拌装置1によれば、上述のように無駆動期間NDにおいても被攪拌物110中の循環流を維持することができるため、駆動装置20によって回転体10回転させるのに要する電力等のエネルギーコストを抑えながらも、効率的且つ十分な攪拌を行うことが可能となっている。
特に、本実施形態の回転体10は、主に流通路16内における遠心力によって流体に運動エネルギーを付与するようになっているため、強力な流動を生成しながらも停止時の抵抗が少なくなるような形状に構成することが可能となっている。従って、本実施形態の攪拌装置1では、短時間で十分な循環流を生成すると共に、生成した循環流を無駆動状態で長時間維持することが可能となっている。すなわち、駆動期間Dよりもはるかに長い時間(少なくとも駆動期間D以上の時間)を無駆動期間NDとして設定することができるため、攪拌に要するエネルギーコストを大幅に削減することが可能となっている。
同図(b)は、無駆動期間NDにおいて回転体10の回転を停止させるようにした場合の一例を示した図である。この場合、攪拌装置1の制御装置40は、駆動期間Dにおいて回転体10を所定の減速レートで減速し、無駆動期間NDにおいては適宜のブレーキ機構等によって回転体10を停止状態に維持する。このように、無駆動期間NDにおいて回転体10を停止状態に維持するようにしてもよい。
無駆動期間NDにおいて回転体10を停止状態とすることにより、例えば流通路16内に滞留した気泡や、吸入口12の下方に発生した渦流の中心で凝集した気泡等が浮かび上がりやすい状態とすることができる。すなわち、被攪拌物110中に微細な気泡が含まれる場合等において、脱泡効果を高めることができる。なお、無駆動期間NDにおいて常に回転体10を停止状態とするのではなく、例えば回転体10を慣性力によって暫く回転させた後に停止状態に維持するようにしてもよい。
同図(c)および(d)は、駆動期間Dごとに回転体10の回転方向を変更するようにした場合の一例を示している。このように、攪拌中に回転体10の回転方向を交互に変更するようにしてもよい。また、図示は省略するが、駆動期間Dごとに所定の回転数N1を変更するようにしてもよく、1つの駆動期間D内において回転数Nを変化させるようにしてもよい。
また、駆動期間Dは、全て同一の時間に設定されてもよいし、異なる時間に設定されてもよい。無駆動期間NDについても同一である。また、被攪拌物110中の所定の部位における流速が所定の流速に到達するまでを駆動期間Dとしてもよく、回転体10の回転数Nが所定の回転数N1に到達するまでを駆動期間Dとしてもよい。また、被攪拌物110中の所定の部位における流速が所定の流速に低下するまでを無駆動期間NDとしてもよく、回転体10を慣性力によって回転させる場合において回転体10の回転数Nが所定の回転数に低下するまでを無駆動期間NDとしてもよい。また、攪拌装置1に制御装置40を設けず、使用者が目視等で被攪拌物110の流動状態を確認した上で、手動にて回転体10の駆動および駆動の停止を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る攪拌方法は、回転体10を被攪拌物110中で回転軸(中心軸C)を中心に回転させる攪拌方法であって、回転体10は、回転体10の表面に設けられる吸入口12と、回転体10の表面において吸入口12よりも回転軸(中心軸C)から遠心方向外側の位置に設けられる吐出口14と、吸入口12と吐出口14を繋ぐ流通路16と、を備え、攪拌中に回転体10を回転駆動する駆動期間Dと、攪拌中に回転体10を回転駆動しない無駆動期間NDと、を設けている。
また、本実施形態に係る攪拌装置1は、回転軸(中心軸C)を中心に回転する回転体10と、回転体10の表面に設けられる吸入口12と、回転体10の表面において吸入口12よりも回転軸(中心軸C)から遠心方向外側の位置に設けられる吐出口14と、吸入口12と吐出口14を繋ぐ流通路16と、回転体10を回転駆動する駆動装置20と、攪拌中に回転体10を回転駆動する駆動期間Dと、攪拌中に回転体10を回転駆動しない無駆動期間NDと、を設けるように駆動装置20を制御する制御装置40と、を備えている。
このような構成とすることで、効率的な攪拌を安価に行うことができる。すなわち、無駆動期間NDにおいても、被攪拌物110を十分な流動状態に保つことができるため、攪拌作用を低下させることなく、回転体10の駆動を停止させてエネルギーコストを削減することが可能となる。また、被攪拌物110の流動状態を定期的に変動させることが可能となるため、攪拌効率をより向上させることができる。
また、無駆動期間NDは、駆動期間Dよりも長くなっている。これにより、攪拌中に回転体10を駆動する時間を従来の攪拌装置と比較して大幅に短縮することが可能となるため、攪拌に要するエネルギーコストを従来から大幅に削減することができる。
また、無駆動期間ND中に、回転体10を慣性力により回転させるようにすることで、無駆動期間ND中においても、吸入口12による吸引および吐出口14からの噴出を継続し、被攪拌物110を比較的強い流動状態に維持することが可能となる。
また、無駆動期間ND中に、回転体10を停止させるようにすることで、凝集した気泡が浮き上がりやすくすることが可能となるため、脱泡効果を高めることができる。
なお、本実施形態では、回転体10を略砲弾形状に構成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の種々の形状を回転体10の形状として採用することができる。例えば、回転体10は、円柱状や多角柱状等であってもよいし、回転体10を球状や楕円体状等とすることで、停止時の抵抗をより少なくするようにしてもよい。
また、本実施形態では、吸入口12を中心軸C方向に向けて設け、吐出口14を中心軸Cに直交する方向に向けて設けた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸入口12および吐出口14はその他の方向に向けて設けられるものであってもよい。例えば、吐出口14を回転体10の上面10aに設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、1つの吸入口12と1つの吐出口14を流通路16によって繋ぐようにした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの吸入口12と複数の吐出口14を繋ぐ、または複数の吸入口12と1つの吐出口14を繋ぐようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の攪拌方法および攪拌装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の攪拌方法および攪拌装置は、各種流体の攪拌の分野で利用することができる。
1 攪拌装置
10 回転体
12 吸入口
14 吐出口
16 流通路
20 駆動装置
40 制御装置
110 被攪拌物
D 駆動期間
ND 無駆動期間

Claims (5)

  1. 回転体を被攪拌物中で回転軸を中心に回転させる攪拌方法であって、
    前記回転体は、前記回転体の表面に設けられる吸入口と、前記回転体の表面において前記吸入口よりも前記回転軸から遠心方向外側の位置に設けられる吐出口と、前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路と、を備え、
    攪拌中に前記回転体を回転駆動する駆動期間と、攪拌中に前記回転体を回転駆動しない無駆動期間と、を設けることを特徴とする、
    攪拌方法。
  2. 前記無駆動期間は、前記駆動期間以上の長さであることを特徴とする、
    請求項1に記載の攪拌方法。
  3. 前記無駆動期間中に、前記回転体を慣性力により回転させることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の攪拌方法。
  4. 前記無駆動期間中に、前記回転体を停止させることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の攪拌方法。
  5. 回転軸を中心に回転する回転体と、
    前記回転体の表面に設けられる吸入口と、
    前記回転体の表面において前記吸入口よりも前記回転軸から遠心方向外側の位置に設けられる吐出口と、
    前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路と、
    前記回転体を回転駆動する駆動装置と、
    攪拌中に前記回転体を回転駆動する駆動期間と、攪拌中に前記回転体を回転駆動しない無駆動期間と、を設けるように前記駆動装置を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする、
    攪拌装置。
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