JP2013232761A - 信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部からの基準信号に同期して動作するまでの時間を短くする。
【解決手段】 発振手段と、前記発振手段からの出力信号に基づいて、動画信号と、前記発振手段からの出力信号に同期したクロックと、前記動画信号の画面切り替えタイミングを示す切り替え信号とを生成する画像処理手段と、前記クロックをカウントするカウンタのカウント値が所定値に達した場合に水平タイミング信号を出力する手段と、基準信号から、基準の切り替え信号と、基準の水平同期信号とを出力する基準信号入力手段と、前記水平タイミング信号の位相を変更する位相シフト手段と、前記水平タイミング信号と前記基準の水平同期信号との位相差に基づいて前記発振手段からの出力信号の周波数を制御する手段と、前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差に基づいて前記位相シフト手段による位相の変更量を制御する制御手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は信号処理装置に関し、特に、外部からの基準信号に同期した信号を生成する装置に関する。
従来、業務用のビデオカメラにおいては、外部から供給される基準信号に基づき、この基準信号に同期してビデオカメラを動作させることが行われている。また、近年では、標準解像度(SD)の動画に加え、高精細(HD)の動画を撮影することができるビデオカメラも登場している。(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−244611号公報
HDの動画を撮影する装置において、SDの基準信号に同期して動作させることがある。HDの動画とSDの動画では、水平周波数が異なるため、基準信号が入力されてから、装置を基準信号に同期させるまでに時間がかかってしまうという問題があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、外部からの基準信号に同期して動作するまでの時間を短くすることを目的とする。
本発明においては、発振手段と、前記発振手段からの出力信号に基づいて、動画信号と、前記発振手段からの出力信号に同期したクロックと、前記動画信号における画面の切り替えタイミングを示す切り替え信号とを生成する画像処理手段と、前記クロックをカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値が所定値に達した場合に水平タイミング信号を出力するタイミング信号生成手段と、基準信号を入力し、基準の切り替え信号と、基準の水平同期信号とを出力する基準信号入力手段と、前記水平タイミング信号の位相を変更する位相シフト手段と、前記水平タイミング信号と前記基準の水平同期信号と間の位相差に基づいて前記発振手段からの出力信号の周波数を制御する手段と、前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差に基づいて前記位相シフト手段による位相の変更量を制御する制御手段とを備える。
本発明によれば、外部からの基準信号に同期して動作するまでの時間を短くすることができる。
本発明を適用した撮像装置の構成例を示すブロック図である。 外部同期モードの処理を示すフローチャートである。 水平タイミング信号とフィールド信号を示すタイミングチャートである。 水平タイミング信号とフィールド信号を示すタイミングチャートである。 水平タイミング信号とフィールド信号を示すタイミングチャートである。 水平タイミング信号とフィールド信号を示すタイミングチャートである。 水平タイミング信号とフィールド信号を示すタイミングチャートである。 タイミング信号生成部と位相シフト部の構成を示す図である。 タイミング信号生成部と位相シフト部の動作を示す図である。 外部同期モードの処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の信号処理装置を適用した、携帯可能な撮像装置100の構成例を示すブロック図である。図1において、撮像部101は、被写体を撮影し、動画信号を出力する。本実施形態では、撮像部101は、CPU111からの指示により、HDの動画とSDの動画を撮影可能である。撮像部101は、SDの撮影モードにおいてはSDの動画信号を出力し、HDの撮影モードにおいてはHDの動画信号を出力する。撮像部101はHDモードでは、水平1920画素×垂直1080画素で、インタレースの動画信号を出力する。また、撮像部101により撮影されるHDの動画信号のフィールド周波数は、59.94Hzとする。また、撮像部101は、SDモードでは、水平720画素×垂直480画素で、インタレースの動画信号を出力する。撮像部101により撮影されるSDの動画信号のフィールド周波数は29.97Hzとする。
画像処理部102は、VCXO(電圧制御水晶発振器)110からの出力信号(CLK1)に従って動作する。画像処理部102は、撮像部101により得られた動画信号に対し公知のカメラ信号処理(ガンマ補正、色バランス調整、輝度/色差分離など)を施して出力する。また、画像処理部102は、VCXO110からの出力信号CLK1に基づいて、画素クロック(CLK2)を生成し、タイミング信号生成部105とカウンタ112とに出力する。画像処理部102は、VCXO110からの出力信号CLK1の周波数を逓倍してCLK2を生成する逓倍回路を備えている。CLK1の周波数を27メガヘルツ(MHz)とし、画像処理部102は、SD撮影モードにおいては、CLK2の周波数を27MHzとする。
また、画像処理部102は、HD撮影モードにおいては、CLK1の周波数を逓倍し、CLK2の周波数は以下の通りである。
CLK2=74.25×100000÷1.001
また、画像処理部102は、VCXO110からのCLK1に基づいて、動画信号の各フィールドの切り替えタイミングを示すフィールド信号と水平同期信号を生成し、動画信号に多重して同期分離部103に出力する。このフィールド信号は、フィールド毎にハイレベルとローレベルを繰り返す2値の信号であり、周波数は29.97Hzである。また、フィールド信号は、各フィールドの先端でハイレベルとローレベルとが切り替わる。
画像処理部102から出力される動画信号は、VCXO110からのクロックCLK1に同期して出力される。また、画像処理部102は、動画信号を出力端子104より外部に出力する。
同期分離部103は画像処理部102からの動画信号から水平同期信号とフィールド信号とを取得する。同期分離部103は、水平同期信号から生成したタイミング信号をスイッチ107に出力し、フィールド信号S105をカウンタ112に出力する。
タイミング信号生成部105は画像処理部102からのCLK2をカウントし、カウント値が所定値に達した場合に水平タイミング信号S101を出力する。タイミング信号生成部105が水平タイミング信号S101を出力するための所定値は、CPU111により設定される。CPU111は、タイミング信号生成部105からの水平タイミング信号S101の周波数が、後述の基準水平同期信号S103の周波数と等しくなるように、カウンタ105に出力する所定値を決定する。
CLK2の周波数(a)は、
74.25×100000÷1.001
例えば、外部からの基準信号としてNTSCに従う基準信号を入力する場合、NTSC信号の水平周波数(b)は、
525×30÷1.001
となる。
従って、タイミング信号生成部105による分周比は、
(a)/(b)=4714と2/7
となる。
そこで、CPU111は、カウンタ105に対し、(1)4714→(2)4714→(3)4714→(4)4715→(5)4714→(6)4714→(7)4715の順に分周比(所定値)を設定し、以下、これを繰り返す。CPU111は、これにより、平均的にタイミング信号生成部105によるCLK2の分周比が4714と2/7となるように制御する。
位相シフト部106は、タイミング信号生成部105からの水平タイミング信号S101の位相を、CPU111から与えられた変更量に従って変更し、結果をスイッチ107に出力する。スイッチ107は、撮像部101が出力する動画と外部からの基準信号が同じ形式である場合は同期分離部103の出力を選択し、そうでない場合は位相シフト部106の出力を選択する。
位相検出部108は、基準信号入力部115からの基準水平同期信号S103と、スイッチ107からの水平タイミング信号S102との間の位相差を検出する。そして、位相検出部108は、検出した位相差を示す信号をDA変換器(DAC)109に出力する。また、位相検出部108は、検出した位相差が所定の範囲である状態が一定期間続いた場合に、水平タイミング信号S102が外部からの基準信号に同期している、安定した状態であることを示す信号をCPU111に出力する。
DAC109は、位相検出部108からの位相差の信号をアナログ電圧に変換しVCXO110に出力する。VCXO110は、DAC109の出力信号の直流レベルに応じた周波数で発振する。即ち、VCXO110から出力されるクロックの周波数は、外部からの基準信号とスイッチ107からの水平タイミング信号S102との位相差がゼロになるように制御される。これにより、画像処理部102は、基準水平同期信号に同期した動画信号と画素クロックCLK2を出力する。このように、VCXO110〜画像処理部102〜同期分離部103〜位相検出部108〜DAC109〜VCXO110という位相ロックループを構成しており、以後これをH−PLLと呼ぶ。
入力端子114には、不図示のケーブル等が接続され、外部の基準信号生成機器から基準信号が入力される。基準信号入力部115は、入力端子114からの外部の基準信号から、基準水平同期信号S103と、基準フィールド信号S104とを取得する。そして、基準信号入力部115は、基準水平同期信号S103を位相検出部108に出力し、基準フィールド信号S104をカウンタ112に出力する。また、基準信号入力部115は、入力された基準信号の1水平期間と1垂直期間に基づいて、基準信号のフォーマットを検出し、CPU111に知らせる。
カウンタ112は、基準フィールド信号S104の立下りでクリア(リセット)され、同期分離部103からのフィールド信号の立下りまでCLK2をカウントし、そのカウント値を検出部113に出力する。検出部113は、カウンタ112からのカウント値に基づいて、基準フィールド信号S104とフィールド信号S105とのずれを検出する。そして、検出部113は、ライン数を単位としたずれ量と、ライン単位未満の位相差の情報としてCPU111に出力する。
CPU1111は、検出部113からのライン数の情報に基づき、ライン数のずれが0になるように、撮像部101の動作タイミングをライン単位で制御する。なお、検出部113の処理をCPU111で実行することも可能である。その際は、カウンタ112の検出結果を、現在のビデオベースバンド処理手段のモードにおける水平クロック数で割算し、その商をライン差分の数、剰余をライン内の差分クロック数として算出する。
次に、撮像装置100による、外部からの基準信号に対する同期処理について説明する。CPU111は、入力された基準信号のフォーマットと、現在設定されている撮影モードで撮影される動画のフォーマットが同じ場合、図10の処理を実行する。また、基準信号のフォーマットと、現在設定されている撮影モードで撮影される動画のフォーマットが異なっている場合は、図2の処理を実行する。
本実施形態では、外部からの基準信号として、NTSCフォーマットの基準信号が入力される場合について説明するが、これ以外のフォーマットの基準信号を入力することも可能である。ユーザは操作部116を操作することにより、SD撮影モードとHD撮影モードの何れかを設定することができる。また、ユーザは、端子114に外部からの基準信号を入力し、この基準信号に撮像装置100を同期させる場合、操作部116により外部同期処理を指示する。
SD撮影モードが設定されている場合、入力される基準信号と撮影される動画とが同じフォーマットである。図10は、SD撮影モードが設定されている場合における、外部同期処理を示すフローチャートである。図10の処理はCPU111が各部を制御することにより実行される。
まず、CPU111は、スイッチ107を同期分離部103側に切り替え(S1001)。次に、CPU111は、位相検出部108の出力に基づいて、位相差が安定するまで待つ(S1002)。S102とS103の位相差が安定すると、CPU111は、検出部113の出力に基づき、フィールド信号S105の立下りから基準フィールド信号S104の立下りまでのずれ量を取得する(S1003)。
次に、CPU111は、撮像部101の出力タイミングをライン単位で変更することで、フィールド信号S105と基準フィールド信号S104のずれ量が±0.5H(Hは1水平期間)以内になるように制御する(S1004)。この状態で、位相検出部108の出力に基づいて、位相差が安定するまで待ち、処理を終了する。
次に、HD撮影モード時の処理を説明する。図2は、HD撮影モードが設定されている場合における、外部同期処理を示すフローチャートである。また、図3〜図7は、外部同期処理における各信号の波形を示す図である。図2の処理はCPU111が各部を制御することにより実行される。
CPU111は、外部からの同期信号と同一周期の水平タイミング信号を生成するようにタイミング信号生成部105の分周比を設定する(S201)。また、CPU111は、スイッチ107を位相シフト部106側に切り替え(S202)、更に、位相シフト部106の変更量を0度に初期化する(S203)。
次に、CPU111は、位相検出部108の出力に基づいて、位相差が安定するまで待つ(S204)。安定した時の波形を図3(a)に示す。図3〜図7は、図1における信号S101−S105の様子を示している。位相シフト部106により変更量は0度に設定されているので、水平タイミング信号S101とS102の位相差は無い。そのため、図3(b)に示すように、301の位置にあった水平タイミング信号が、H−PLLの引き込み動作により、基準信号S103と同じ302のタイミングに引き込まれる。
次に、S102とS103の位相差が安定すると、CPU111は、検出部113の出力に基づき、フィールド信号S105の立下りから基準フィールド信号S104の立下りまでのずれ量を取得する(S205)。このとき検出されるずれ量303を図3(c)に示す。
次に、CPU111は、撮像部101の出力タイミングをライン単位で変更することで、フィールド信号S105と基準フィールド信号S104のずれ量が±0.5H(Hは1水平期間)以内になるように制御する(S206)。この状態を図4に示す。また、撮像部101の出力タイミングをライン単位で変更することで、図4(b)のように、フィールド信号S105と基準フィールド信号S105のずれ量401を、図4(c)の402のように±0.5Hまで近づけることができる。この際、H−PLLは動作し続けているので、水平タイミング信号S101、S103と、基準水平同期信号S103は図4(a)に示す様に同期している。
次に、CPU111は、検出部113の出力に基づき、フィールド信号S105の立下りから基準フィールド信号S104の立下りまでのずれ量を取得し、内部のレジスタに記憶する(S207)。次に、CPU111は、レジスタに記憶したずれが所定の範囲内であるか否かを判別する(S208)。ここでは、すれ量が±0.125H以内かであるか否かを判別する。0.125Hは、位相で言うと、360°×0.125=45°を、±0.5Hは±180°を意味している。
ずれ量が所定範囲内でない場合、CPU111は、ずれ量が減る方向に、所定量を変更量として位相シフト部106に出力する。本実施形態では、所定量として、0.125Hに相当する位相を変更量として位相シフト部106に出力する。位相シフト部106は、CPU111より設定された変動量に応じて、タイミング信号生成部105からの水平タイミング信号の位相を変更して出力する(S210)。その後、CPU111は、4V期間(V=59.4Hzとして、4V=約66.7m秒)待つ。また、CPU111は、レジスタに収納しているずれ量も同じだけ減算し、S207に戻る。
ずれ量が±0.5H以内に収まるようにライン数を調整していれば、S208で±0.125H以上であると判定される回数は多くても4回(0.5÷0.125=4)である。
S208で、ずれ量が所定範囲内であると判定されると、CPU111は、±0.125H未満になった位相誤差量であるCPU111のレジスタ値をそのまま位相シフト部106に設定する(S209)。これにより、フィールド信号S105の立下りから基準フィールド信号の立下りまでの位相誤差を0にすることができる。その後、CPU111は、位相検出部113の出力が安定するまで待って処理を終了する。
図5は、図2のS208において、ずれ量が502のように、0.3125H、時間的に早い方向にずれていた場合の例を示している。ここで位相シフト部106により、水平タイミング信号S102の位相を−0.125H変更した状態が図5(a)の波形501である。この状態では、水平タイミング信号S102と基準水平同期信号S103との位相差が無くなるようにH−PLLが動作する。そのため、少し待つと、図5(b)に示すように水平タイミング信号S102と基準信号S103の位相が合って、503のように水平タイミング信号S101は0.125H分ずらされる。また、水平タイミング信号S101に連動しているフィールドS105も504に示すように0.125Hずれる。
この状態では、まだ、フィールド信号S105と基準フィールド信号S104とのずれ量505が±0.125Hの範囲内となっていない。
そのため、4V待ったのち、さらに位相シフト部106により−0.125H分の位相シフトを行う。この状態が図6である。図6(a)の601に示すように、水平タイミング信号S102に−0.125Hのシフトを与えている。少し待つと、H−PLLの引き込み作用で、図6(b)の602、603に示すように、水平タイミング信号S101とフィールド信号S105が更に0.125Hシフトする。
この状態で、フィールド信号S105と基準フィールド信号S104とのずれ量505が±0.125Hの範囲内となった。
そのため、最後に残りの位相誤差(0.3125H−0.125H−0.125H=0.0625H)を位相シフト部106により変更した状態が図7(a)の701であり、少しすると図7(b)702、703に示すように、水平タイミング信号S102と基準水平同期信号S103の位相が合うとともに、フィールド信号S105と基準フィールド信号S104の位相差もゼロになる。これで、外部の基準信号に撮像装置100の動作を同期させることができ、画像処理部102から出力される動画信号は外部の基準信号に同期して出力される。
タイミング信号生成部105が生成する水平タイミング信号S101は、フィールド信号S105とは位相が合っていない。しかし、これらの信号は同じCLK2に基づいて生成される。そのため、フィールド信号S105と基準フィールド信号S104のずれ量を検出して、水平タイミング信号S101の位相を複数回シフトさせて位相を合わせれば、最終的にS104とS105の位相誤差を無くすことができる。
タイミング信号生成部105と位相シフト部106の具体的な構成例を、図8に示す。図1においては、タイミング信号生成部105と位相シフト部106とを別の機能ブロックとして記載したが、これらの機能ブロックは図8の構成により実現される。
図8において、カウンタ801は、画像処理部102からのクロックCLK2をカウントする。また、テーブル805には、外部からの基準信号のフォーマットの情報がCPU111より入力される。テーブル805は、基準信号のフォーマットの1水平期間のクロック数に対応した所定値TPをカウンタ801とリミッタ803に出力する。この所定値が、タイミング信号生成部105による分周比となる。本実施形態では、前記のように、所定値TPとして、4714と4715とが選択されて出力される。
カウンタ801は、カウント値がテーブル805より設定された所定値に達した場合、0に自己リセットする。カウンタ801のカウント値は加算器802に出力される。加算器802には、CPU111より、水平タイミング信号の位相の変更量に対応した値が出力される。例えば、水平タイミング信号S102の位相をD°位相シフトさせたい場合は、D÷360×TPで算出される値が設定される。ここで設定する値は位相なので、マイナスにシフトさせることもできる。例えば、−45°シフトさせたい場合は、360−45=315°に相当する値を設定する。
加算器802はカウンタ801のカウント値と位相シフト量に対応した値とを加算し、リミッタ803に出力する。リミッタ803は、入力された値がTP以上か否かを判断し、TP以上の場合は、入力された値からTPを減算して出力する。また、リミッタ803は、入力された値がTP未満の場合はそのままの値を出力する。水平パルス生成部804は、リミッタ803から入力される値を閾値と比較し、比較結果に応じて水平タイミング信号を出力する。水平パルス生成部804は、入力された値が閾値より小さい場合にはローレベルを、閾値以上の場合にはハイレベルの信号を出力する。
図8に示す回路の動作を、図9を用いて説明する。図9(a)は位相シフト量が0の場合のカウンタ801のカウント値及び水平タイミング信号を示している。位相シフト量が0なので、0〜TP−1で動作しているカウンタ801の値902がそのまま出力され、リミッタ803でリミットされることも無い。そして、水平パルス生成部804により、水平タイミング信号901が生成される。
図9(b)は、TP/4の位相シフト量905を加えた場合のカウント値及び水平タイミング信号を示している。リミッタ803で軌跡904を取るようにリミットされ、水平パルス生成部804の出力903は、出力901に対し位相が−90°ずれている。
図9(c)は、TP/2の位相シフト量を加えた場合のカウント値及び水平タイミング信号を示している。リミッタ803で軌跡907を取るようにリミットされ、水平パルス生成部804の出力906は、出力901に対し位相が180°ずれている。
図9(d)は、TP×3÷4の位相シフト量を加えた場合のカウント値及び水平タイミング信号を示している。リミッタ803で軌跡910を取るようにリミットされ、水平パルス生成部804の出力909は、出力901に対し位相が90°ずれている。このように、加算器802に与える値によって、出力する水平タイミング信号の位相を任意にシフトさせることができる。
なお、本実施形態では、フィールド信号の位相差が±0.125Hの範囲内でない場合、45°ずつ水平タイミング信号の位相をずらしたあとに4V待つように構成した。これは、位相シフト部106がH−PLLのループ内に置かれており、急に、あるいは大きく位相をシフトさせると、PLLが意図しない動作をするのを防ぐためである。例えば、0→135°シフトさせようとしたのに、0→−225°に行ってしまうように、意図とは反対の方向にPLLがずれてしまうことがあるためである。しかし、一旦PLLがある方向に向かって進めば、あとは外れにくい特性もあるので、最初に45°ずらして4V待ったあとは、残りの位相シフトは毎V行う、などのスピードアップも可能である。
このように、本実施形態では、水平タイミング信号を基準信号に同期させた後、フィールド信号の位相差を合わせる際にも水平タイミング信号のPLLを動作させ続けることができる。そのため、外部からの基準信号と撮像装置100で生成している動画のフォーマットが異なる場合にも、同期合わせ処理のスピードを速めることができる。
なお、本実施形態では、フィールド信号S105と、外部からの基準フィールド信号S104の位相差を検出する構成としたが、これ以外の構成も可能である。例えば、画像処理部102から出力される動画信号がプログレッシブ信号の場合、フレーム(画面)の切り替えタイミングを示す画面切り替え信号をCLK1に基づいて生成し、この画面切り替え信号の位相差を用いる。

Claims (5)

  1. 発振手段と、
    前記発振手段からの出力信号に基づいて、動画信号と、前記発振手段からの出力信号に同期したクロックと、前記動画信号における画面の切り替えタイミングを示す切り替え信号とを生成する画像処理手段と、
    前記クロックをカウントするカウンタと、
    前記カウンタのカウント値が所定値に達した場合に水平タイミング信号を出力するタイミング信号生成手段と、
    基準信号を入力し、基準の切り替え信号と、基準の水平同期信号とを出力する基準信号入力手段と、
    前記水平タイミング信号の位相を変更する位相シフト手段と、
    前記水平タイミング信号と前記基準の水平同期信号と間の位相差に基づいて前記発振手段からの出力信号の周波数を制御する手段と、
    前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差に基づいて前記位相シフト手段による位相の変更量を制御する制御手段とを備える信号処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差が所定範囲内でない場合は、前記位相の変更量を所定量に設定することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差が所定範囲内である場合は、前記変更量を前記位相差に設定することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差が所定範囲内でない場合は、前記位相差が前記所定範囲内となるまで前記位相を所定量ずつ変更し、その後、前記位相差が前記所定範囲内となった場合に、前記変更量を前記位相差に設定することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記位相差に基づいて、前記信号処理手段から出力される動画信号の出力タイミングをライン単位で変更した後、前記切り替え信号と前記基準の切り替え信号との位相差に基づいて前記位相シフト手段による位相の変更量を制御することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
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