JP2013232736A - 水晶デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、水晶素子の水晶振動部の振動を阻害せずに、水晶素子の発振周波数を安定して出力することが可能な水晶デバイスを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の水晶デバイスは、矩形状の基板110と、基板110上に基板110の一辺に沿って設けられた電極パッド111と、矩形状の外形であって、一辺が電極パッド111に接続され、一辺の対辺が基板110と間を空けて設けられた水晶素子120とを備え、水晶素子120は上下方向の厚みが外周に比べて中央部が厚くなるように形成されており、基板110の上面には、平面視して水晶素子120の中央部と重なる位置から水晶素子120の対辺と重なる位置にかけて凹部112が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電子機器等に用いられる水晶デバイスに関するものである。
従来の水晶デバイスは、水晶素子の圧電効果を利用して、水晶素板の両面が互いにずれるように厚みすべり振動を起こし、特定の周波数を発生させるものである。現在では、基板上に設けられた電極パッドに実装された水晶素子を備えた水晶デバイスが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。水晶素子は、水晶素板の両主面に励振用電極を有しており、水晶素子の一端を基板の上面と接続した固定端とし、他端を基板の上面と間を空けた自由端とした片保持構造となる。
特開2002−111435号公報
上述した水晶デバイスは、電気機器等のマザーボード上に実装後に、温度変化によって、実装している基板が変形し、水晶素子が基板に接触してしまうといった虞があった。そして、水晶素子が基板に接触することで、厚みすべり振動が阻害されて、水晶素子の発振周波数が変動してしまう虞があった。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、水晶素子の振動を阻害せずに、水晶素子の発振周波数を安定して出力することが可能な水晶デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一つの態様による水晶デバイスは、基板と、基板上に設けられた電極パッドと、矩形状の外形であって、一辺が電極パッドに接続され、一辺の対辺に位置する他辺が基板と間を空けて設けられた水晶素子とを備え、水晶素子は、上下方向の厚みが外周部に比べて中央部が厚くなるように形成されており、基板の上面には、平面視して中央部と重なる位置から対辺に対応した外周部と重なる位置にかけて凹部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の一つの態様による水晶デバイスは、基板の上面には、平面視して水晶素子の中央部と重なる位置から水晶素子の対辺に対応した外周部と重なる位置にかけて凹部が設けられていることによって、水晶素子が基板に接触することを低減することができる。よって、水晶デバイスは、水晶素子の厚みすべり振動を長期に渡って発生させ続けることができ、水晶素子の発振周波数を安定して出力することができる。
第一実施形態における水晶デバイスを示す分解斜視図である。 図1に示された水晶デバイスのA−Aにおける断面図である。 第一実施形態における水晶デバイスの蓋体及び水晶素子を外した状態を示す平面図である。 第一実施形態の変形例における水晶デバイスの断面図である。 第二実施形態における水晶デバイスの断面図である。
(第一実施形態)
第一実施形態における水晶デバイスは、図1及び図2に示されているように、基板110と、基板110に接合された水晶素子120とを含んでいる。
基板110は、長方形状であり、上面で実装された水晶素子120を支持するための支持部材として機能するものである。基板110の上面には、水晶素子120を接合するための一対の電極パッド111と凹部112が設けられている。また、基板110の下面の四隅には、外部接続用電極端子Gが設けられている。
基板110は、例えばアルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料である絶縁層からなる。基板110は、絶縁層を1層用いたものであっても、絶縁層を複数層積層したものであってもよい。基板110の表面及び内部には、基板110の上面の一対の電極パッド111と下面の外部接続用電極端子Gとを電気的に接続するための配線パターン(図示せず)及びビア導体(図示せず)が設けられている。
ここで、基板110の作製方法について説明する。基板110がアルミナセラミックスから成る場合、まず所定のセラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得た複数のセラミックグリーンシートを準備する。次に、セラミックグリーンシートの表面に凸部のついた金型を押し当てることによって、凹部が設けられる。また、セラミックグリーンシートの表面或いはセラミックグリーンシートに打ち抜き等を施して予め穿設しておいた貫通孔内に、従来周知のスクリーン印刷等によって所定の導体ペーストを塗布する。さらに、これらのグリーンシートを積層してプレス成形したものを、高温で焼成する。最後に、導体パターンの所定部位、具体的には、一対の電極パッド111又は外部接続用電極端子Gとなる部位にニッケルメッキ又は金メッキ等を施すことにより作製される。また、導体ペーストは、例えばタングステン、モリブデン、銅、銀又は銀パラジウム等の金属粉末の焼結体等から構成されている。
水晶素子120は、図2に示されているように、導電性接着剤DSを介して基板110上の電極パッド111上に接合されている。水晶素子120は、安定した機械振動と圧電効果により、電子装置等の基準信号を発振する役割を果たしている。
水晶素子120は、図2に示されているように、水晶素板121の上面及び下面のそれぞれに励振用電極122、接続用電極123及び引き出し電極124を被着させた構造を有している。励振用電極122は、水晶素板121の上面及び下面のそれぞれに金属を所定のパターンで被着・形成したものである。引き出し電極124は、励振用電極122から水晶素板121の短辺に向かって延出されている。接続用電極123は、引き出し電極124と接続されており、水晶素板121の長辺又は短辺に沿った形状で設けられている。
水晶素板121は、外周の厚みを薄くし、水晶素板121の外周部125と比べて水晶素板121の中央部126が厚くなるように設けられている。水晶素子120は、基板110の上面に設けられた一対の電極パッド111に導電性接着剤DSを介して接合されている。本実施形態においては、電極パッド111と接続されている水晶素子120の一端を基板110の上面と接続した固定端とし、他端を基板110の上面と間を空けた自由端とした片保持構造にて水晶素子120が基板110上に固定されている。
ここで、水晶素子120の動作について説明する。水晶素子120は、外部からの交番電圧が接続用電極123から引き出し電極124及び励振用電極122を介して水晶素板121に印加されると、水晶素板121が所定の振動モード及び周波数で励振を起こすようになっている。
ここで、水晶素子120の作製方法について説明する。まず、水晶素子120は、人工水晶体から所定のカットアングルで切断し、水晶素板121の外周の厚みを薄くし、水晶素板121の外周部125と比べて水晶素板121の中央部126が厚くなるように設けるベベル加工を行う。そして、水晶素子120は、水晶素板121の両主面にフォトリソグラフィー技術、蒸着技術又はスパッタリング技術によって、金属膜を被着させることにより、励振用電極122、接続用電極123及び引き出し電極124を形成することにより作製される。
また、水晶素子120のベベル加工方法について説明する。所定の粒度のメディアと砥粒とを備えた研磨材と、所定の大きさに形成された水晶素板121とを用意する。円筒体に用意した研磨材と水晶素板121とを入れ、円筒体の開口した端部をカバーで塞ぐ。研磨材と水晶素板121とを入れた円筒体を、円筒体の中心軸線を回転軸として回転させる水晶素板121が研磨材で研磨されてベベル加工が行われる。
水晶素子120の基板110への接合方法について説明する。まず、導電性接着剤DSは、例えばディスペンサによって、一対の電極パッド111に塗布される。そして、水晶素子120が、基板110上の一対の電極パッド111に設けられた導電性接着剤DS上に搬送される。さらに、水晶素子120は、導電性接着剤DS上に載置される。そして水晶素子120は、導電性接着剤DSを加熱硬化させることによって一対の電極パッド111に接合される。
凹部112は、図1及び図2に示されているように、基板110上に、開口面の面積が底面の面積に比べて大きい四角錐台状で設けられている。凹部112は、平面視して水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて設けられている。仮に、凹部112が水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて設けられていないとすると、水晶素子120の励振用電極122が基板110上面と接触し、水晶素子120の発振周波数が変動してしまう可能性がある。このようにすることで、水晶素子120を電極パッド111に実装する際に、例え水晶素子120の先端部が下がるように基板110の方向に傾いても、水晶素子120の励振用電極112が基板110に接触することを低減することができる。
ここで基板110の平面視したときの縦寸法が、2.5mmであり、平面視したときの横寸法が2.0mmである場合を例にして、凹部112の大きさを説明する。図3に示した、基板110の長辺方向と平行となる凹部112の開口面の長さは、約1000〜1200μmであり、基板110の短辺方向と平行となる凹部112の開口面の長さは、約500〜800μmである。図1及び図2に示した、基板110の長辺方向と平行となる凹部112の底面の長さは、約800〜1000μmであり、基板110の短辺方向と平行となる凹部112の開口面の長さは、約400〜600μmである。また、凹部112の上下方向の長さは、約200〜300μmである。
凹部112の開口面及び底面の角部には、R形状が設けられている。このように角部にR形状を設けることにより、角部にかかる応力を分散し、基板110の欠けを低減することができる。基板110の欠けを低減することで、収容空間K内は、気密封止を維持することが可能となる。
導電性接着剤DSは、シリコーン樹脂等のバインダーの中に導電フィラーとして導電性粉末が含有されているものであり、導電性粉末としては、アルミニウム、モリブデン、タングステン、白金、パラジウム、銀、チタン、ニッケル又はニッケル鉄のうちのいずれか、或いはこれらの組み合わせを含むものが用いられている。また、バインダーとしては、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はビスマレイミド樹脂が用いられる。
蓋体130は、例えばアルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料である絶縁層からなる。蓋体130は、図2に示されているように、蓋本体部130aと蓋枠部130bとによって一体的に形成されている。蓋本体部130aと蓋枠部130bとによって、水晶素子を覆うための収容空間Kが設けられている。このような蓋体130は、真空状態にある収容空間K又は窒素ガスなどが充填された収容空間Kを気密的に封止するためのものである。具体的には、蓋体130は、所定雰囲気で、基板110上に載置され、基板110と蓋枠部130bとが接合されるように熱を印加して、基板110と蓋枠部130bとの間に介在する封止部材131を溶融することにより、基板110に接合される。
また、蓋本体部130aの下面には、平面視して水晶素子120の中央部と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて凹み部132が設けられている。
凹み部132は、図2に示されているように、蓋体130の蓋本体部130aの下面に設けられ、開口面の面積が底面の面積に比べて大きい四角錐台状である。凹み部132は、平面視して水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて設けられている。仮に凹み部132が水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて設けられていないとすると、水晶素子120の励振用電極122が蓋本体部130aの下面と接触し、水晶素子120の発振周波数が変動してしまう可能性がある。このようにすることで、水晶素子120を電極パッド111に実装する際に、仮に水晶素子120の先端部が持ち上がるように蓋体130の方向に傾いても、水晶素子120の励振用電極122が蓋本体部130aに接触することを低減することができる。
凹み部132の開口面及び底面の角部には、R形状が設けられている。このように角部にR形状を設けることにより、角部にかかる応力を分散し、蓋体130の欠けを低減することができる。蓋体130の欠けを低減することで、収容空間Kは、気密封止を維持することが可能となる。
ここで蓋体130の平面視したときの縦寸法が、2.5mmであり、平面視したときの横寸法が2.0mmである場合を例にして、凹み部132の大きさを説明する。図1及び図2に示した、蓋体130の長辺方向と平行となる凹み部132の開口面の長さは、約800〜1000μmであり、蓋体130の短辺方向と平行となる凹み部132開口面の長さは、約500〜800μmである。図1及び図2に示した、蓋体130の長辺方向と平行となる凹部112底面の長さは、約600〜800μmであり、基板110の短辺方向と平行となる凹部112開口面の長さは、約400〜600μmである。また、凹部112の上下方向の長さは、約100〜200μmである。
凹み部132の開口面は、平面視して、凹部112の開口面と重なる位置に設けられている。また、凹み部132の底面は、平面透視して、凹部112の底面と重なる位置に設けられている。また、凹み部132の上下方向の長さは、凹部112の上下方向の長さと比較して短くなっている。これにより、蓋本体部130の上下方向の長さを薄くすることができるため、水晶デバイスを薄型化することが可能となる。
封止部材131は、基板110の上面の外周縁部に相対する蓋体130の蓋枠部130bの下面に設けられている。封止部材131は、例えば、ガラス又は絶縁性樹脂によって設けられている。ガラスは、350〜400℃で溶融する鉛フリーガラスである例えばパナジウム系ガラスから構成されている。パナジウム系ガラスは、バインダーと溶剤とが加えられペースト状であり、溶融された後固化されることで他の部材と接着する。また、絶縁性樹脂は、例えばエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂から構成されている。封止部材131の厚みは、例えば10μm〜25μmとなっている。
第一実施形態における水晶デバイスは、基板110の上面には、平面視して水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて凹部113が設けられている。仮に、水晶デバイスを電気機器等のマザーボード上に実装後に、温度変化によって、実装している基板110が変形し、水晶素子120に下向きの力が加わったとしても、凹部113が設けられているので、水晶素子120が基板110に接触してしまう可能性を低減することができる。よって、水晶デバイスは、水晶素子120の厚みすべり振動を長期に渡って発生させ続けることができ、水晶素子120の発振周波数を安定して出力することができる。
また、第一実施形態における水晶デバイスは、蓋体130の下面には、平面視して水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて凹み部132が設けられている。例え、水晶デバイスを電気機器等のマザーボード上に実装後に、温度変化によって、実装している基板110が変形し、水晶素子120に上向きの力が加わったとしても、凹み部132が設けられているので、水晶素子120が蓋体130に接触してしまう可能性を低減することができる。よって、水晶デバイスは、水晶素子120の厚みすべり振動を長期に渡って発生させ続けることができ、水晶素子120の発振周波数を安定して出力することができる。
(変形例)
以下、第一実施形態の変形例における水晶デバイスについて説明する。なお、第一実施形態の変形例における水晶デバイスのうち、上述した水晶デバイスと同様な部分については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
第一実施形態の変形例における水晶デバイスは、図4に示されているように、パッケージ210と、パッケージ210の基板210aに接合された水晶素子120とを含んでいる。
パッケージ210は、図4に示されているように、基板210aと、基板210a上に設けられた枠体210bとを含んでいる。パッケージ210は、基板210aの上面と枠体210bの内側面によって囲まれた収容空間Kが形成されている。
基板210aは、長方形状であり、上面で実装された水晶素子120を支持するための支持部材として機能するものである。基板210aの上面には、水晶素子120を接合するための一対の電極パッド211と凹部212が設けられている。また、基板210aの下面の四隅には、外部接続用電極端子Gが設けられている。
基板210aは、例えばアルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料である絶縁層からなる。基板210aは、絶縁層を1層用いたものであっても、絶縁層を複数層積層したものであってもよい。基板210aの表面及び内部には、基板210aの上面の一対の電極パッド211と下面の外部接続用電極端子Gとを電気的に接続するための配線パターン(図示せず)及びビア導体(図示せず)が設けられている。
枠体210bは、基板210a上に収容空間Kを形成するためのものである。枠体210bは、例えばアルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料からなり、基板210aと一体的に形成されている。
凹部212は、図4に示されているように、基板210a上に、開口面の面積が底面の面積に比べて大きい四角錐台状で設けられている。凹部212は、平面視して水晶素子120の中央部と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて設けられている。
蓋体230は、このような蓋体230は、真空状態にある収容空間K又は窒素ガスなどが充填された収容空間Kを気密的に封止するためのものである。具体的には、蓋体230は、所定雰囲気で、枠体210b上に載置され、枠体210bと蓋体130とが接合されるように熱を印加して、枠体210bと蓋体230との間に介在する封止部材231を溶融することにより、枠体210bに接合される。
また、蓋体230の下面には、平面視して水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて凹み部232が設けられている。
凹み部232は、開口面の面積が底面の面積に比べて大きい四角錐台状で、蓋体230の下面に設けられている。凹み部232は、平面視して水晶素子120の中央部126と重なる位置から水晶素子120の対辺に対応した外周部125と重なる位置にかけて設けられている。
また、第一実施形態の変形例における水晶デバイスは、蓋体230を枠体210bの上面に接合するので、例え蓋体230に基板210a上面と平行な力が加わったとしても、蓋体230が枠体210bの上面でのみ位置ずれを起こすことになる。よって、蓋体230が、水晶素子120に接触することがなく、水晶素子120が導電性接着剤DSから剥がれてしまうようなことを防ぐことが可能となる。これにより、水晶デバイスは、水晶素子120の発振周波数を安定して出力することが可能となる。
(第二実施形態)
以下、第二実施形態における水晶デバイスについて説明する。なお、第二実施形態における水晶デバイスのうち、上述した水晶デバイスと同様な部分については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
第二実施形態における水晶デバイスは、図5に示されているように、一辺の対辺に位置する他辺が基板310と間を空けて設けられた水晶素子120とを備え、基板310の上面は、水晶素子120の一辺側から水晶素子120の他辺側にかけて、水晶素子120の他辺側が低くなるように傾斜している点で第一実施形態と異なる。
基板310は、長方形状であり、上面で実装された水晶素子120を支持するための支持部材として機能するものである。基板310の上面には、水晶素子120を接合するための一対の電極パッド311が設けられている。また、基板310の下面の四隅には、外部接続用電極端子Gが設けられている。
基板310は、電極パッド311が設けられている位置が高くなるように傾斜がなされている。この際の傾斜角度θは、5〜30度となっている。このように、電極パッド311が設けられている位置が高くなるように傾斜が設けられていることよって、例え水晶素子120が傾いても、水晶素子120が基板310に接触することを低減することができる。
水晶素子120の一辺の対辺に位置する他辺と基板310とが間を空けて設けられている。水晶素子120の一辺の対辺に位置する他辺と基板310との間隔は、例えば50〜150μmである。このように水晶素子120の一辺の対辺に位置する他辺と基板310との間隔を設けておくことにより、水晶素子120の先端部は、基板310と接触することを低減することができる。
第二実施形態の変形例における水晶デバイスは、電極パッド311が設けられた箇所の基板310の厚みが一番厚くなるように設けられていることによって、電子機器等のマザーボードに実装する際に、水晶素子120と電極パッド111が接続している箇所に熱が加わったとしても、基板310の厚みを十分に確保しているため、基板310のひび割れを防ぐことが可能となる。
尚、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。上記の第一実施形態の変形例では、枠体210bが基板210aと同様にセラミック材で一体的に形成した場合を説明したが、枠体210bが金属製であっても構わない。この場合、枠体は、銀−銅等のロウ材を介して基板の導体膜に接合されている。
上記実施形態では、水晶素子は、AT用水晶素子を用いた場合を説明したが、基部と、基部の側面より同一の方向に延びる二本の平板形状の振動腕部とを有する音叉型屈曲水晶素子を用いても構わない。
上記実施形態では、凹部及び凹み部の開口面の形状が四角形状を用いた場合を説明したが、凹部及び凹み部の開口面の形状が、略楕円状、略円形状であっても構わない。このようにすることにより、凹部及び凹み部の角部にかかる応力を分散し、基板及び蓋体の欠けを低減することができる。基板及び蓋体の欠けを低減することで、収容空間Kは、気密封止を維持することが可能となる。
210・・・パッケージ
110、210a、310・・・基板
210b・・・枠体
111、211、311・・・電極パッド
112、212、312・・・凹部
120・・・水晶素子
121・・・水晶素板
122・・・励振用電極
123・・・接続用電極
124・・・引き出し電極
130、230・・・蓋体
130a・・・蓋本体部
130b・・・蓋枠部
131、231・・・封止部材
132、232・・・凹み部
K・・・収容空間
DS・・・導電性接着剤
G・・・外部接続用端子

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた電極パッドと、
    矩形状の外形であって、一辺が前記電極パッドに接続され、前記一辺の対辺に位置する他辺が前記基板と間を空けて設けられた水晶素子とを備え、
    前記水晶素子は、上下方向の厚みが外周部に比べて中央部が厚くなるように形成されており、前記基板の上面には、平面視して前記中央部と重なる位置から前記対辺に対応した外周部と重なる位置にかけて凹部が設けられていることを特徴とする水晶デバイス。
  2. 請求項1記載の水晶デバイスであって、
    前記基板上に、前記水晶素子及び前記電極パッドを覆う蓋体をさらに備え、
    前記蓋体の下面には、平面視して前記中央部と重なる位置から前記対辺に対応した外周部と重なる位置にかけて凹み部が設けられていることを特徴とする水晶デバイス。
  3. 基板と、
    前記基板上に設けられた電極パッドと、
    矩形状の外形であって、一辺が前記電極パッドに接続され、前記一辺の対辺に位置する他辺が前記基板と間を空けて設けられた水晶素子とを備え、
    前記基板の上面は、前記水晶素子の一辺側から前記水晶素子の他辺側にかけて、前記水晶素子の他辺側が低くなるように傾斜していることを特徴とする水晶デバイス。
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