JP2013231313A - 幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム、方法及びプログラム - Google Patents

幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法且つ簡易なシステムで、たとえ災害等が発生した緊急時であっても、何れの幹線マンホールに溢流の恐れがあるかを容易に推定することができる幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム、方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力する入力手段10と、入力手段10から入力した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する演算手段20と、演算手段20で推定した汚水溢流の危険性のある幹線マンホールを表示する出力手段30とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム、方法及びプログラムに関するものである。
従来、下水道(流域下水道)の幹線(管渠、下水管)経路には、複数の幹線マンホールが順次設置されている。また一般に下水道の幹線は自然流下式なので、地中深くなってしまった下水を地上付近までポンプで汲み上げ再び自然流下させるためのポンプ場(中継ポンプ場)が設置される。各地域に分岐埋設された下水管渠は流下の過程で各幹線が合流し、自然流下と中継ポンプ場におけるポンプアップを繰り返し、下水処理場に到達する。下水処理場へ流入した汚水は浄化処理をされ、河川等の公共流域へ放流される。
特開2002−279569号公報
ところでこの種の下水道の幹線において、例えば台風や集中豪雨、雷雨等によって下水の量が急増した場合や、ポンプ場のポンプが故障して下流に汚水を流せなくなったような場合、途中の幹線マンホール内の水位が上昇し、マンホールから下水が溢流し、周囲の環境を汚染してしまう等の問題があった。
このような問題を解決するためには、各下水処理場、各ポンプ場や各幹線マンホール内に水位センサを設置し、それらの情報を監視センターに集め、監視センターでそれらの情報を解析処理し、何れのポンプ場、幹線マンホールが溢流しているか、または今後溢流する恐れがあるかを監視すればよい。
しかしながらこのような監視システムの場合は、各幹線マンホール内に水位センサを設置したり、また各水位センサからの情報を有線又は無線によって監視センターまで送信する必要があるので設備コストが高くなってしまう。また水位センサが故障したり、通信システムがダウンしたような場合は、監視が全く行えなくなってしまうという問題がある。特に地震や津波などの広域にわたる災害時には、停電や水没などによって通信システムが広域にわたってダウンし、システム全体が全く機能しなくなってしまう恐れがある。また市町村の担当者や地域住民等が現地において、溢流する恐れのある幹線マンホールを知るためには監視センターに問い合わせなければならないが、そうすると情報入手に手間取り、また通信システムがダウンした場合は全く情報が得られなくなってしまい、現地での効果的な対応ができないという問題もあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、簡易な方法且つ簡易なシステムで、たとえ災害等が発生した緊急時であっても、何れの幹線マンホールに溢流の恐れがあるかを容易に推定することができる幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム、方法及びプログラムを提供することにある。
本発明は、下水処理場またはポンプ場に向かって流下する下水道の幹線の途中に設置した幹線マンホールでの汚水溢流の危険性を推測して表示する幹線マンホール緊急時シミュレーションシステムであって、前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力する入力手段と、前記入力手段から入力した前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する演算手段と、前記演算手段で推定した汚水溢流の危険性のある幹線マンホールを表示する出力手段と、を有して構成されている。
この発明によれば、下水処理場の流入渠又はポンプ場の流入渠又は何れかの幹線マンホールにおいて測定した1か所の水位データを入力するだけで、このデータを元に他地点にある各幹線マンホールの汚水溢流の危険性を推定することができる。つまり従来の監視システムのように、下水処理場、ポンプ場、幹線マンホール等から多数の水位データを集めて全体を集中管理・集中処理する方式ではなく、簡易な方法且つ簡易なシステムで管理・処理ができるので、コストの低廉化が図れ、またたとえ地震や津波などの広域にわたる災害時に停電や水没などによって通信システムが広域にわたってダウンしても、何れの幹線マンホールに溢流の恐れがあるかを推定することができる。
また前記演算手段は、予め各幹線マンホールの天端の基準点からの高さデータを入力し、前記測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位の基準点からの高さと同一又はこれに近似する高さを、各幹線マンホールの水位の高さとして推定し、前記推定した各幹線マンホールの水位の高さと前記天端の高さから、汚水が溢流していると推定される幹線マンホールを求めるように構成することが好ましい。なお上記基準点からの高さデータとして、海抜0.0mからの高さである標高を用いることが好ましい。
このように構成すれば、下水処理場の流入渠又はポンプ場の流入渠又は何れかの幹線マンホールにおいて測定した1か所の水位データを元に、他地点にある各幹線マンホール内の汚水が溢流しているか否かを容易に推定することができる。
また前記演算手段は、さらに前記入力手段から余裕高の範囲を入力し、前記各幹線マンホール内の汚水の推定した水位の高さと天端の高さとの差を求め、求めた差が前記余裕高の範囲より小さい幹線マンホールを、今後溢流する恐れが高い幹線マンホールと推定するように構成しても良い。
このように構成すれば、実際に溢流している幹線マンホールを推定できるだけでなく、今後溢流する恐れが高い幹線マンホールも推定できるので、緊急時における幹線マンホールのより迅速かつ効果的な対応を図ることができる。
また本発明は、下水処理場またはポンプ場に向かって流下する下水道の幹線の途中に設置した幹線マンホールでの汚水溢流の危険性を推測して表示する幹線マンホール緊急時シミュレーション方法であって、前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力手段から入力する入力ステップと、前記入力手段から入力した前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する推定ステップと、前記汚水溢流の危険性があると推定した幹線マンホールを出力手段に出力して表示させる出力ステップと、を有して構成されている。
前記推定ステップは、予め各幹線マンホールの天端の基準点からの高さデータを入力し、前記測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位の基準点からの高さと同一又はこれに近似する高さを、各幹線マンホールの水位の高さとして推定し、前記推定した各幹線マンホールの水位の高さと前記天端の高さから、汚水が溢流している幹線マンホールを推定することが好ましい。
また前記推定ステップは、さらに前記入力手段から余裕高の範囲を入力し、前記各幹線マンホール内の汚水の推定した水位の高さと天端の高さとの差を求め、求めた差が前記余裕高の範囲より小さい幹線マンホールを、今後溢流する恐れが高い幹線マンホールと推定するように構成しても良い。
また本発明は、下水処理場またはポンプ場に向かって流下する下水道の幹線の途中に設置した幹線マンホールでの汚水溢流の危険性を推測して表示する幹線マンホール緊急時シミュレーション方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力手段から入力する入力処理と、前記入力手段から入力した前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する推定処理と、前記汚水溢流の危険性があると推定した幹線マンホールを出力手段に出力して表示させる出力処理と、を有して構成されている。
前記推定処理は、予め各幹線マンホールの天端の基準点からの高さデータを入力し、前記測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位の基準点からの高さと同一又はこれに近似する高さを、各幹線マンホールの水位の高さとして推定し、前記推定した各幹線マンホールの水位の高さと前記天端の高さから、汚水が溢流している幹線マンホールを推定する処理を行うことが好ましい。
本発明によれば、簡易な方法且つ簡易なシステムで、たとえ災害等が発生した緊急時であっても、何れの幹線マンホールに溢流の恐れがあるかを容易に推定することができる。
幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム(以下「シミュレーションシステム」という)1の概略ハード構成図である。 下水幹線網の一例を示す図である。 幹線縦断図データD3の一部を示す図である。 幹線縦断図データD3の一部を示す図である。 シミュレーションシステム1の処理フロー図である。 メイン画面を示す図である。 幹線図画面を示す図である。 幹線縦断図画面を示す図である。 図7の画面の一部(K下水処理場付近)を拡大表示した画面を示す図である。 図7の画面の一部(溢流の危険性のある幹線マンホールの一覧表の付近)を拡大表示した画面を示す図である。 Wポンプ場断面図画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム1の概略ハード構成図である。同図に示すようにシミュレーションシステム1は、キーボードやマウスやタッチパネル等からなる入力手段10と、前記入力手段10から入力された入力データ等を用いて演算処理を行う演算手段20と、演算手段20の演算結果を出力するディスプレー等の出力手段30と、各種データやプログラムを記憶する記憶手段40とを具備して構成されている。
記憶手段40には、下記するメイン画面(主入力画面)データD1、幹線図データD2、幹線縦断図データD3、本シミュレーションシステム1の演算手段20を機能させるためのプログラム(ソフトウエア)D4等が記憶されている。プログラムD4は後述の処理フロー図を実現する。
図2は下水幹線網の一例を示す図であり、下水処理場とポンプ場(中継ポンプ場)と各幹線マンホールの連結状態(流入経路)を示している。同図に示すようにこの下水幹線網は、複数の市町村から排出される汚水を複数の枝状に分布する幹線によって1か所のK下水処理場に集めて浄化処理するもの(いわゆる流域下水道)である。例えばZ幹線はM幹線に合流し、M幹線はS幹線に合流し、S幹線はA幹線に合流し、K下水処理場に集められる。またO幹線はA幹線に合流する。またW幹線とI幹線は何れもA幹線に合流し、K下水処理場に集められる。集められた汚水はK下水処理場で浄化された後、R川に放流される。なお各幹線中の四角形状の連続する各升目はそれぞれ1つずつの幹線マンホールを示している。
また下水は各幹線を自然流下式で流れるので地中深くなってしまった下水を地上付近までポンプで汲み上げて幹線の埋設深さを浅くして再び自然流下させるためにM幹線の途中にはOポンプ場が設置され、A幹線の途中にはTポンプ場が設置され、W幹線の途中にはWポンプ場が設置され、I幹線の途中にはNポンプ場が設置されている。またNポンプ場には、I幹線を流下してきた下水を、別の下水幹線網であるP幹線に分流する設備が設置されている。
図3,図4はそれぞれ幹線縦断図データD3の一部を示す図であり、K下水処理場からA幹線の一部を通ってW幹線に向かうルートでの縦断面を模式的に示したものである。両図は連結されることで1つの断面図になる。両図では、K下水処理場の流入渠K1と、各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W19と、Wポンプ場の流入渠W1と、各幹線マンホールW20〜W52までの高さデータ等を示している。以下そのデータ内容をさらに詳細に説明する。
流入渠K1と流入渠W1にはそれぞれ底からの高さが表示されている。また各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W52についてはその管底から天端までの高さが棒状に表示されている。各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W52の天端の位置は、各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W52を設置した場所での地表の高さとほぼ一致している。各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W52の最も下の線L1は下水管の管底であり、図3,4に示すLは下水管の内径を示している。また図3の左端に示すように、この幹線縦断図データD3には海抜0.0mからの標高(即ち基準点からの高さデータ)も含まれている。
なおこれら図3,図4からもわかるように、幹線マンホールW52から幹線マンホールW20に向けて自然流下のために徐々にその深さを地中深くしており、この下水を集めたWポンプ場にてポンプPで汲み上げて下水管の埋設深さを浅くし、再び幹線マンホールW19から幹線マンホールA1に向けて自然流下させ、最終的にK下水処理場の流入渠K1に集めている。各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W52の天端は地表の形状に合わせて上下している。下水管の内径は、W幹線がA幹線に合流する幹線マンホールA7〜A6付近と、I幹線が合流する幹線マンホールA3〜A2付近で拡大している。
K下水処理場内へ流入した汚水は、図示しない汚水ポンプ井から汚水ポンプで10m程度汚水を汲み上げ、汲み上げた下水に沈殿処理、微生物処理、塩素消毒処理等を行い、これによって浄化処理された水をR川に放流する。流入渠K1の深さは10m以上あり、その水位が目視又は検出センサで測定できるようになっている(流入渠W1についても同様にその水位が目視又は検出センサで測定できるようになっている)。
図5はプログラムD4を用いて演算手段20が行うシミュレーションシステム1での処理フロー図である。同図に示すようにシミュレーションシステム1を起動すると、まず記憶手段40のメイン画面データD1が読み込まれて図6に示すメイン画面が出力手段30に表示される(ステップ1)。図6に示すようにメイン画面には、施設名であるK下水処理場、N,W,T,Oポンプ場、A,S,W,I,O,M,Z幹線の選択欄と、計測場所及び計測値である各施設の流入渠水深とマンホール番号及びマンホール天端からの下がり寸法の入力欄と、注視する余裕高の範囲の入力欄と、管内貯留量と基準汚水標高と計測地点の管渠底高の表示欄と、他の画面に移動するための作業実行ボタン(幹線図を見る,K下水処理場断面図へ,N,W,T,Oポンプ場断面図へ、A,S,W,I,O,M,Z幹線断面図へ)とが表示される。
ここで大雨等の非常時に、このシミュレーションシステム1を使用する者がK下水処理場に居たとした場合は、K下水処理場の流入渠K1の水位を目視又は検出センサによって測定し、前記メイン画面中のK下水処理場を選択するマークM1を選択し、次に流入渠水深M2に前記測定した数値(この例では11.8mとする)を入力する(ステップ2、入力ステップ)。さらに注視する余裕高の範囲M3に余裕高の範囲(この例では1.0mとする)を入力する(ステップ2、入力ステップ)。ここで余裕高とは、幹線マンホールにおいて危険と考えられる(溢れる恐れが高いと考えられる)幹線マンホールの天端(マンホール蓋の位置)からの水面の下がり寸法をいう。
次にシミュレーションシステム1は、前記入力データから前記K下水処理場に自然流下で接続された各幹線にある各幹線マンホール内の汚水の推定水位を算出する(ステップ3、推定ステップ)。算出方法は、予め前記幹線縦断図データD3のように各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W52の天端の基準点(この例では海抜)からの高さ(この例では標高)のデータを入力し、前記測定したK下水処理場の流入渠K1の水位の基準点からの高さ(標高)を、各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W19の水位の高さ(標高)と同一又はこれに近似する水位と推定する方法である。具体的に説明すると、前記流入渠K1の水深が例えば11.8mであった場合、その標高は0.8mとなり、この高さを図3に点線a1で示すと、この高さが各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W19内の汚水の水位の高さ(標高)と同一又はこれに近似すると推定できる。なお図3に示す点線a2は余裕高(+1.0m)の高さを示している。このように流入渠K1の水深を実測するだけで、この流入渠K1に自然流下で接続されている各幹線マンホール全ての汚水の水位が推測できる。
以上のように算出した各幹線マンホールA1〜A7,W1〜W19の算出推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを算出する(ステップ4、推定ステップ)。即ちこの例の場合、溢流していると推定される幹線マンホールはA7であり、余裕高が1.0m以下で溢流の恐れが高いと推定される幹線マンホールはA1,A2,A4〜A6,W1〜W5,W8〜W10,W12,W15,W16,W18,W19となる。
なおこのシミュレーションシステム1を使用する者が図4に示すWポンプ場に居たとした場合は、Wポンプ場の流入渠W1の水位を目視又は検出センサによって測定し、前記メイン画面中のWポンプ場を選択するマークM4を選択し、次に流入渠水深M5に前記測定した数値を入力すれば(ステップ2)、以下前記と同様の算出方法(ステップ3,4)によって、この流入渠W1に自然流下で接続されている各幹線マンホール全て(W20〜)の汚水の水位の高さ(標高)が推測でき、汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを算出できる。
さらにこのシミュレーションシステム1を使用する者が図4に示す幹線マンホールW34に居たとした場合は、幹線マンホールW34の水位を目視によって測定し、前記メイン画面中のW幹線を選択するマークM6を選択し、次にマンホール番号M7に「34」を入力すると共にマンホール天端からの下がりM8に前記測定した数値(この例では0.7mとする)を入力する(ステップ2)。さらに注視する余裕高の範囲M3に余裕高の範囲(この例では1.0mとする)を入力する(ステップ2)。これらの高さを図4に点線a3,a4で示すと、この高さa3が各幹線マンホールW20〜W52内の汚水の水位の高さ(標高)と同一又はこれに近似すると推定できる(ステップ3)。これによって、汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを算出することができる(ステップ4)。即ち溢流していると推定される幹線マンホールはW33であり、余裕高が1.0m以下で溢流の恐れの高いと推定される幹線マンホールはW20〜W46となる。このように1つの幹線マンホールW34の水位を実測するだけでも、この幹線マンホールW34を含めて自然流下で接続されている他の各幹線マンホール全ての汚水の水位が推測できる。
図5に戻って、前記算出した汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを幹線図データD2中に反映し、記憶する(ステップ5)。具体的には図7に示す画面を構成するためのデータである。図7の画面には、図2に示すと同様の下水幹線網の他、左側に溢流の危険性のある幹線マンホールの一覧表、右側に各幹線の縦断図への移行ボタンが表示されている。
さらに前記算出した各幹線マンホールの推定水位を幹線縦断図データD3中に反映し、記憶する(ステップ6)。具体的には図8に示すような画面を構成するためのデータである。
そして図6に示すメイン画面中の「幹線図を見る」ボタンM9をクリックすれば、前記算出した汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを反映した幹線図データD2が読み込まれて図7に示す幹線図画面が出力手段30に表示され、一方メイン画面中の「W幹線縦断図へ」ボタンM10(又は図7中の「W幹線」ボタンM11)をクリックすれば、前記算出した汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを反映した幹線縦断図データD3が読み込まれて図8に示す幹線縦断図画面が出力手段30に表示される(ステップ7、出力ステップ)。
図9は図7の画面の一部(K下水処理場付近)を拡大して表示した画面である。同図においては幹線マンホールA7の番号が赤表示(斜線で示す)とされており、溢流発生推定個所を示している。また幹線マンホールA1等の四角で囲った番号は四角の中が黄色表示とされており、設定余裕高の範囲内にあって今後溢流の危険性が高いものを表示している。従ってこの表示から緊急に対策すべき幹線マンホールが即座に確認できる。
図10は図7の画面の一部(溢流の危険性のある幹線マンホールの一覧表の付近)を拡大して表示した画面である。この一覧表には溢流していると推定される幹線マンホールと、今後溢流する恐れが高いと推定される幹線マンホールが、溢流までの水深高の数値と共に一覧で表示されている。従ってこの一覧表によって汚水溢流危険個所の数値情報も確認することができる。
また図6に示すメイン画面中の「Wポンプ場断面図へ」ボタンM12をクリックすれば、図11に示すようにWポンプ場の概略断面図と共にポンプの性能やポンプ起動条件や警戒水位等の各種水位等が表示手段30に表示され、ポンプ場の運転条件等が容易に把握できるようになっている。メイン画面中の他の「K下水処理場断面図へ」や「N(T,O)ポンプ場断面図へ」についても同様である。
以上説明したように、このシミュレーションシステム1(又はシミュレーション方法又はこのシミュレーションシステム1を動作させるためのプログラム)によれば、下水処理場の流入渠又はポンプ場の流入渠又は何れかの幹線マンホールにおいて測定した1か所の水位データを入力するだけで、このデータを元に自然流下式につながっている他地点にある各幹線マンホールの汚水溢流の危険性を推定することができる。つまり従来の監視システムのように、下水処理場、ポンプ場、幹線マンホール等から多数の水位データを集めて全体を集中管理・集中処理する方式ではなく、簡易な方法且つ簡易なシステムで管理・処理ができるので、コストの低廉化が図れ、またたとえ地震や津波などの広域にわたる災害時に停電や水没などによって通信システムが広域にわたってダウンしても、何れの幹線マンホールに溢流の恐れがあるかを推定することができる。さらにこのシミュレーションシステム1では、実際に溢流していると推定される幹線マンホールだけでなく、今後溢流する恐れが高い幹線マンホールも推定して表示するので、緊急時における幹線マンホールへのより迅速かつ効果的な対応を図ることができる。
対応策としては、例えば溢流の危険性のある幹線マンホール周囲の地域住民への早急な通報や、図2に示すNポンプ場においてI幹線を流下してきた下水を別の下水幹線網であるP幹線に分流することで溢流防止又は溢流被害の減少を図る等である。
またこのシミュレーションシステム1は、この下水道幹線網を管理している管理者が利用できるばかりでなく、この下水道幹線網を利用している市町村の担当者や一般住民等もこれを利用することができる。例えば自己の市町村にある幹線マンホールの内の1つの幹線マンホールの水位を市町村の担当者や一般住民自らが測定することで、その市町村内の他の幹線マンホールの溢流の危険性を判断でき、これによって地域に密着した早急で的確な情報をその地域住民に提供することができる。また初期対応も迅速に行える。
さらにこのシミュレーションシステム1では、図9に示す幹線図の何れかの幹線マンホールや下水処理場やポンプ場をマウスポインタでポイントしてクリックすることで、その幹線マンホール等の場所がわかる地図を表示し、同時にその幹線マンホールの写真を画面上に表示するように構成している。このように構成しておけば、溢流の危険が生じた幹線マンホール等に道に迷うことなくスムーズに到達することができ、また予め幹線マンホールの設置状態等を写真で確認でき、緊急時対策に好適となる。
もちろんこのシミュレーションシステム1は通信機能を具備しており、インターネット等のネットワークへアクセスすることで、地図情報やその他の各種データやプログラムを受信したり、逆に情報を送信したりすることもできるように構成されている。なおこのシミュレーションシステム1は、パーソナルコンピュータで構成しているが、他の各種コンピュータ、サーバー、仮想化サーバーで構成し、ウェブを経由してアプリケーションサービスとして提供しても良いことは言うまでもない。
また、本シュミレーションシステムは多くのパーソナルコンピュータに標準インストールされている汎用ソフト(例えばマイクロソフトエクセル等)を用いて構成することも可能で、パーソナルコンピュータの操作環境と操作スキルがあれば、場所と操作員を選ばず、どこでも誰でも利用できるという特徴を有している。例えば、スレート型コンピュータ等のモバイル端末内に本システムを保持して現場へ行き、現地で測定した汚水水深を本システムに入力、解析すれば、震災で外部との連絡が寸断されているような状況でも、危険箇所を特定し速やかな現地対応が図れる点からも本システムに対する価値は高い。また入力手段への入力は人による入力に限定されないことは言うまでもなく、例えば流入渠や幹線マンホールの水位を検出センサによって測定し、その測定データをそのまま通信手段等によって入力手段に入力するように構成しても良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記例では海抜0.0mからの標高を基準にしたが、海抜0.0m以外の高さを基準点として、その基準点からの高さデータによって幹線マンホールの水位の高さを推定するように構成しても良い。また上記例では余裕高の範囲を入力することで緊急時における幹線マンホールのより効果的な対応を図るようにしているが、場合によっては余裕高の範囲の入力を省略しても良い。
また上記説明では、測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は測定した何れかの幹線マンホールの水位の高さ(標高)を、測定した幹線にある各幹線マンホール内の水位の高さ(標高)と同一と推定したが、管路損失や圧力損失等を考慮に入れ、例えば測定した何れかの幹線マンホールの水位の高さに補正を行うことで、各幹線マンホール内の水位の高さを前記測定した水位の高さに近似する水位の高さと推定しても良い。一般に上流ほど幹線マンホール内の水位は高くなる。
また上記実施形態の機能を実現するプログラムは、これをネットワークまたは各種記憶媒体を介して上記シミュレーションシステム1に供給し、そのシミュレーションシステム1のコンピュータがプログラムコードを読み出して実行処理するものであっても良い。その場合、そのプログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
1 シミュレーションシステム(幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム)
10 入力手段
20 演算手段
30 出力手段
40 記憶手段
D1 メイン画面(主入力画面)データ
D2 幹線図データ
D3 幹線縦断図データ
D4 プログラム
K1 K下水処理場の流入渠
K3 流入ゲート
W1 Wポンプ場の流入渠
A1〜,W1〜,S1〜 幹線マンホール

Claims (8)

  1. 下水処理場またはポンプ場に向かって流下する下水道の幹線の途中に設置した幹線マンホールでの汚水溢流の危険性を推測して表示する幹線マンホール緊急時シミュレーションシステムであって、
    前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力した前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する演算手段と、
    前記演算手段で推定した汚水溢流の危険性のある幹線マンホールを表示する出力手段と、
    を有することを特徴とする幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム。
  2. 請求項1に記載の幹線マンホール緊急時シミュレーションシステムであって、
    前記演算手段は、予め各幹線マンホールの天端の基準点からの高さデータを入力し、前記測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位の基準点からの高さと同一又はこれに近似する高さを、各幹線マンホールの水位の高さとして推定し、前記推定した各幹線マンホールの水位の高さと前記天端の高さから、汚水が溢流していると推定される幹線マンホールを求めることを特徴とする幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム。
  3. 請求項2に記載の幹線マンホール緊急時シミュレーションシステムであって、
    前記演算手段は、さらに前記入力手段から余裕高の範囲を入力し、前記各幹線マンホール内の汚水の推定した水位の高さと天端の高さとの差を求め、求めた差が前記余裕高の範囲より小さい幹線マンホールを、今後溢流する恐れが高い幹線マンホールと推定することを特徴とする幹線マンホール緊急時シミュレーションシステム。
  4. 下水処理場またはポンプ場に向かって流下する下水道の幹線の途中に設置した幹線マンホールでの汚水溢流の危険性を推測して表示する幹線マンホール緊急時シミュレーション方法であって、
    前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力手段から入力する入力ステップと、
    前記入力手段から入力した前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する推定ステップと、
    前記汚水溢流の危険性があると推定した幹線マンホールを出力手段に出力して表示させる出力ステップと、を有することを特徴とする幹線マンホール緊急時シミュレーション方法。
  5. 請求項4に記載の幹線マンホール緊急時シミュレーション方法であって、
    前記推定ステップは、予め各幹線マンホールの天端の基準点からの高さデータを入力し、前記測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位の基準点からの高さと同一又はこれに近似する高さを、各幹線マンホールの水位の高さとして推定し、前記推定した各幹線マンホールの水位の高さと前記天端の高さから、汚水が溢流している幹線マンホールを推定することを特徴とする幹線マンホール緊急時シミュレーション方法。
  6. 請求項5に記載の幹線マンホール緊急時シミュレーション方法であって、
    前記推定ステップは、さらに前記入力手段から余裕高の範囲を入力し、前記各幹線マンホール内の汚水の推定した水位の高さと天端の高さとの差を求め、求めた差が前記余裕高の範囲より小さい幹線マンホールを、今後溢流する恐れが高い幹線マンホールと推定することを特徴とする幹線マンホール緊急時シミュレーション方法。
  7. 下水処理場またはポンプ場に向かって流下する下水道の幹線の途中に設置した幹線マンホールでの汚水溢流の危険性を推測して表示する幹線マンホール緊急時シミュレーション方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位を入力手段から入力する入力処理と、
    前記入力手段から入力した前記下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位から各幹線マンホール内の汚水の水位を推定し、この推定水位から汚水溢流の危険性がある幹線マンホールを推定する推定処理と、
    前記汚水溢流の危険性があると推定した幹線マンホールを出力手段に出力して表示させる出力処理と、を有することを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記推定処理は、予め各幹線マンホールの天端の基準点からの高さデータを入力し、前記測定した下水処理場の流入渠の水位又はポンプ場の流入渠の水位又は何れかの幹線マンホールの水位の基準点からの高さと同一又はこれに近似する高さを、各幹線マンホールの水位の高さとして推定し、前記推定した各幹線マンホールの水位の高さと前記天端の高さから、汚水が溢流している幹線マンホールを推定する処理を行うことを特徴とするプログラム。
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