JP2013231274A - プレハブ式貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧面板を天井パネルや床パネルの周面に装着する作業を迅速に行えるようにする。
【解決手段】間隔を開けて対向配置された一対の金属板製の表面板22と、周縁部に配された合成樹脂製の枠材23Aとからなる外殻体21内に、断熱材24が発泡充填されることで形成された複数枚の断熱パネル20が、箱形に組み付けられて貯蔵庫本体11が形成される。貯蔵室本体11の天井パネル15と床パネル16の少なくともいずれか一方の周面には金属板製の化粧面板50が装着可能とされる。化粧面板50が装着される天井パネル15と床パネル16の周面を構成する断熱パネル20の枠材23Aの上下両側縁には、化粧面板50がその上下両側縁52が表面側へ抜け止めされた形態で長さ方向に沿って挿通可能とされる装着溝42が全長に亘って形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数枚の断熱パネルを箱形に組み付けて形成したプレハブ式貯蔵庫に関する。
プレハブ式冷蔵庫は一般に、複数枚の断熱パネルを組み付けることで箱形をなす貯蔵庫本体が形成され、この貯蔵庫本体の前面等に出入口用の開口部が形成されて、この開口部を開閉する断熱扉が設けられた構造である(例えば、下記特許文献1参照)。
より具体的には、各断熱パネルは、間隔を開けて対向配置された一対の金属板製の表面板と、周縁部に配された合成樹脂製の枠材とからなる外殻体内に、断熱材が発泡充填されることで形成されており、これらの複数枚の断熱パネルが上記のように箱形に組み付けられることで貯蔵庫本体が形成されている。
ここで、貯蔵庫本体の天井パネルと床パネルの4周面は、断熱パネルにおける枠材で構成されることになるが、枠材の色は例えば、断熱パネル(表面板)の標準色であるアイボリー色とされている。
一方、断熱パネルの表面材は、アイボリー色のカラー鋼板を標準とし、同色の塩ビ鋼板、あるいは生地色のアルミニウム板やステンレス鋼板をバリエーションとして対応している。
そのため、表面板にアルミニウム板やステンレス鋼板を適用した断熱パネルにより貯蔵庫本体を形成した場合、貯蔵庫本体の特に側面の色が、天井パネルや底パネルの周面のアイボリー色とミスマッチとなる。そこで見栄えを考慮して、天井パネルや底パネルの周面に、採用した表面板と同じ金属板からなる化粧面板を装着することで対応している。
実開平1−154205号公報
従来では、化粧面板を装着する手段として、例えば天井パネルの周面に装着する化粧面板を例に採ると、化粧面板を、正面板の上縁に取付板を直角曲げして設けたアングル状に形成し、正面板の裏面を天井パネルの周面(枠材の表面)に両面テープで貼り付けるとともに、取付板を枠材の上面にねじ止めして固定するようにしていた。しかしながら係る手段では、化粧面板を設置現場で装着する作業に手間が掛かるため、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、化粧面板を天井パネルと床パネルの少なくともいずれか一方の周面に装着する場合にその作業を迅速に行えるようにするところにある。
本発明は、間隔を開けて対向配置された一対の金属板製の表面板と、周縁部に配された合成樹脂製の枠材とからなる外殻体内に、断熱材が発泡充填されることで断熱パネルが形成され、複数枚の前記断熱パネルが箱形に組み付けられることで貯蔵庫本体が形成されたプレハブ式貯蔵庫において、前記貯蔵室本体の天井パネルと床パネルの少なくともいずれか一方の周面には金属板製の化粧面板が装着可能とされ、前記化粧面板が装着される前記天井パネルと前記床パネルの周面を構成する前記断熱パネルの前記枠材の上下両側縁には、前記化粧面板がその上下両側縁が表面側へ抜け止めされた形態で長さ方向に沿って挿通可能とされる装着溝が全長に亘って形成されているところに特徴を有する。
化粧面板を天井パネルや床パネルの周面に装着する場合は、化粧面板の上下両側縁を、天井パネルや床パネルの周面を構成する断熱パネルの枠材の上下両側縁に設けられた装着溝の一方の開口に合わせ、装着溝に対して長さ方向に沿って挿通することで、化粧面板が枠材の表面に抜け止めされて装着される。
化粧面板は、上下両側縁を対応する装着溝に対して一方の開口から長さ方向に沿って挿通するだけで、枠材の表面すなわち天井パネルや床パネルの周面に迅速に装着することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記化粧面板の上下両縁が裏側に曲げられることにより、前記装着溝に対して表面側へ抜け止めされた形態で挿通される挿通板が形成されている。
化粧面板は裏側に曲げ形成された上下の挿通板を、対応する装着溝の一方の開口から長さ方向に沿って挿通することで、天井パネルや床パネルの周面に迅速に装着される。曲げ形成された挿通板を設けたことで化粧面板の強度が高められ、表面の波打ち等のないフラットな形状に維持できる。
(2)前記化粧面板が装着される前記天井パネルと前記床パネルの周面の角部は、互いに直交して配された直線状枠材の突き合わせ端の間にコーナ枠材を結合することで形成されており、前記直線状枠材から前記コーナ枠材に亘って連続して前記装着溝が形成されている。
コーナ枠材を備えた構造のものにおいて、化粧面板は、コーナ枠材から直線状枠材に亘る装着溝に対して挿通板を長さ方向に挿通することにより、天井パネルや床パネルの周面の全長に亘って化粧面板が装着される。
本発明によれば、化粧面板を天井パネルと床パネルの少なくともいずれか一方の周面に装着する作業を迅速に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るプレハブ式冷凍冷蔵庫の外観斜視図 天井パネルの部分拡大分解断面図 化粧面板の装着動作を示す斜視図 周面用枠材の角部の分解斜視図 貯蔵庫本体の部分縦断面図 関連技術に係る従来の断熱パネルの正面図 その縦断面図 従来の一方のコーナ樹脂枠材の斜視図 従来の他方のコーナ樹脂枠材の斜視図 従来の表面板の展開図 その斜視図 関連技術に係る表面板の展開図 その斜視図 関連技術に係るコーナ樹脂枠材の斜視図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図5によって説明する。
図1において、符号10はプレハブ式冷凍冷蔵庫を示し、複数枚の断熱パネル20を組み付けた方形の断熱箱体からなる貯蔵庫本体11を備えている。貯蔵庫本体11の前壁11Aには出入口となる開口部(図示せず)が形成され、開口部を開閉するスライド扉12が設けられている。
断熱パネル20の基本的な構造は、図2及び図3に示すように、金属板製の一対の表面板22が所定間隔を開けて対向配置されるとともに、硬質塩化ビニル等の合成樹脂成形品からなる枠材23が周縁部に装着されることで外殻体21が形成され、この外殻体21内に、発泡樹脂からなる断熱材24が発泡充填されている。
表面板22は、アイボリー色のカラー鋼板を標準としており、同色の塩ビ鋼板、あるいは生地色のアルミニウム板やステンレス鋼板をバリエーションとして備えている。
一方、枠材23の色は、断熱パネル20(表面板22)の標準色であるアイボリー色とされている。
貯蔵庫本体11は大まかには、上下両面に開口した角筒形に組み付けられた周面パネル14の上下の開口面に、天井パネル15と床パネル16とが配された構造である。
天井パネル15は、例えば2枚の断熱パネル20を左右に並べて結合することで形成されており、各断熱パネル20における天井パネル15の周面を構成する3縁辺には、周面用枠材23Aが設けられている一方、隣りの断熱パネル20と結合される縁辺には、結合枠材23B(図5参照)が設けられている。
周面用枠材23Aはさらに、図3に示すように、3本の直線状枠材30と、2個のコーナ枠材35とから構成されている。
直線状枠材30は、合成樹脂材の押し出し成形によって形成され、各断熱パネル20の長辺の長さにほぼ匹敵する長さを持ったものが1本と、同短辺の長さにほぼ匹敵する長さを持ったものが2本備えられている。
直線状枠材30は、図2に示すように、チャンネルを横向きにしたような断面形状に形成され、上下の面の開口縁に沿って、それぞれ差込溝31が対向して凹み形成されている。各差込溝31には、表面板22の周縁に直角曲げされた差込片22Aが差し込まれることによって、上下の表面板22の対向した周縁同士が直線状枠材30で結合される。
この直線状枠材30の下面には結合用凹部32Aが形成されている。
コーナ枠材35は、合成樹脂材の射出成形によって形成され、図4に示すように、互いに直交した2側面が開口した箱形に形成されている。
コーナ枠材35における両開口縁には、それぞれコ字形をなす結合片36が突出形成され、各結合片36が互いに直交して配された直線状枠材30の開口縁に差し込まれることで、両直線状枠材30の突き合わせ端縁の間にコーナ枠材35が一体的に組み付けられている。
より詳細には、コーナ枠材35は、その上面と下面とが、隣接する両直線状枠材30の上面と下面と面一をなし、また互いに直交する側面が、隣接する各直線状枠材30の表面と面一をなして組み付けられ、これによりコーナ枠材35は、天井パネル15の周面の角部を構成することになる。
コーナ枠材35の上面と下面における開放側の隅部には、平面アングル状をなす差込溝31が、隣接する直線状枠材30の差込溝31と連続した形態で形成されている。また、同コーナ枠材35の下面には、結合用凹部32Aが、隣接する直線状枠材30の下面の結合用凹部32Aと連続した形態で形成されている。
床パネル16は、上記した天井パネル15を表裏反転させた形態で配されるようになっている。
貯蔵庫本体11における周面パネル14を構成する断熱パネル20は、図5に示すように、4縁辺に結合枠材23Bが配された構造であって、縦縁に配された結合枠材23Bには、隣り合う断熱パネル20の縦縁に配された結合枠材23Bとの間で凹凸嵌合する嵌合部が形成されている。また、上下両縁辺に配された結合枠材23Bには、同図に示すように、上記した天井パネル15または床パネル16を構成する断熱パネル20の周面用枠材23Aに形成された結合用凹部32Aと嵌合する結合用突部32Bが形成されている。
また、貯蔵庫本体11の周面パネル14の角部には、アングル状に形成された断熱パネルからなるコーナパネル20Aが組み付けられるようになっている。
貯蔵庫本体11は例えば、床パネル16の周縁に対して、上下両面に開口した角筒形に組み付けられた周面パネル14の下縁が載せられて結合され、同周面パネル14の上面開口に天井パネル15が被せられて、同天井パネル15の周縁が、周面パネル14の上縁に結合されることで、方形の箱形をなすように組み付け形成されるようになっている。
さて、天井パネル15と床パネル16の4周面には、化粧面板50が装着されるようになっている。この化粧面板50の素材としては、断熱パネル20の表面板22のバリエーションとして準備されるアルミニウム板とステンレス鋼板とが挙げられる。
化粧面板50は、図2に示すように、垂直な正面板51の上下両縁に、裏側に向けて45°の角度で曲げられた一対の斜め姿勢をなす挿通板52が形成された形状である。そして図3に示すように、天井パネル15を構成する断熱パネル20の長辺に等しい長さのものと、短辺に等しい長さのものが備えられている。
一方、断熱パネル20の周面用枠材23Aの表面(直線状枠材30の表面とその端部に連なったコーナ枠材35の側面)では、その中央高さ位置の大半の領域が、化粧面板50における正面板51が当接する垂直な当接面40とされている。また、周面用枠材23Aの表面の上下両縁にはC面41が形成されている。
この周面用枠材23Aの表面における当接面40の上下両側、言い換えるとC面41の内部には、化粧面板50の挿通板52が挿通可能な装着溝42が、それぞれ45°の角度をなして斜め上方または斜め下方を向いた姿勢で形成されている。上下の装着溝42は、周面用枠材23A(直線状枠材30とコーナ枠材35)の全長に亘り、かつ長さ方向の両端が開口した形態で形成されている。
続いて、本実施形態のプレハブ式冷凍冷蔵庫の組み立て手順の一例を説明する。
貯蔵庫本体11を構成する断熱パネル20(コーナパネル20Aも含む)は、ばらした状態で梱包されて組み立て現場に搬送される。このとき、断熱パネル20が、表面板22としてアルミニウム板またはステンレス鋼板を適用したものであるときは、同じ板を素材として形成された化粧面板50を準備して、併せて搬送する。
組み立て現場では、まず、天井パネル15と床パネル16とを構成する各断熱パネル20に設けられた周面用枠材23Aの表面に、化粧面板50が装着される。それには、図3に示すように、例えば、長尺側の化粧面板50Lの上下両側縁に設けられた挿通板52が、長辺側の周面用枠材23Aの上下両側縁に設けられた装着溝42における長さ方向の一方の開口に合わせられ、同挿通板52を装着溝42に対して長さ方向に沿って挿通することで、化粧面板50Lが長辺側の周面用枠材23Aの表面に全長に亘って抜け止めされて装着される。
短寸側の化粧面板50Sについても、その上下両側縁に設けられた挿通板52が、短辺側の周面用枠材23Aの上下両側縁に設けられた装着溝42における他の断熱パネル20と結合される側の端部の開口に合わせられ、同挿通板52を装着溝42に対して長さ方向に沿って手前側に挿通することで、同じく同化粧面板50Sが短寸側の周面用枠材23Aの表面に全長に亘って抜け止めされて装着される。
なお、化粧面板50の装着に伴い、周面用枠材23Aに開口された断熱材24の充填用口45(図3参照)も塞がれる。
同様の要領により、天井パネル15または床パネル16を構成する4枚の断熱パネル20について、3辺に配された周面用枠材23Aの表面にそれぞれ化粧面板50が装着される。
以上のように化粧面板50が装着された4枚の断熱パネル20が準備できたら、一部既述したように、所定の2枚の断熱パネル20を結合して床パネル16を形成したのち、同床パネル16の周縁に沿うようにして断熱パネル20(コーナパネル20Aを含む)を順次に載せて結合することで周面パネル14を形成し、さらに同周面パネル14の上面開口に所定の2枚の断熱パネル20が結合されつつ被せられることで、方形の箱形をなす貯蔵庫本体11が組み付けられる。
そののち、図5に示すように、天井パネル15の周面の下側周縁と、周面パネル14の表面の上側周縁との間に形成された目地55、並びに床パネル16の周面の上側周縁と、周面パネル14の表面の下側周縁との間に形成された目地55に、それぞれアルミニウム板用またはステンレス鋼板用の同色のコーキング材56が詰められることでシールが施される。
以上のように貯蔵庫本体11が形成されると、特に貯蔵庫本体11の前後左右の4側面、言い換えると周面パネル14の表面、天井パネル15及び床パネル16の周面及び目地55に亘る側面全面が、ほぼ同じ色に揃えられ、見栄えの良いものとなる。
なお、断熱パネル20が、表面板22として、アイボリー色のカラー鋼板や塩ビ鋼板を適用したものであるときは、化粧面板50は装着されることなく、貯蔵庫本体11が組み付けられる。
このとき、天井パネル15と床パネル16の周面を構成する部分で、周面用枠材23Aが露出した形態となり、装着溝42や断熱材24の充填用口45も剥き出しとなるが、特に下側の装着溝42や充填用口45にコーキング材56を埋めておけば、水が溜まったり浸水することが防がれる。アイボリー色のコーキング材56であれば、より見栄えが良いものとなる。
以上説明したように本実施形態によれば、化粧面板50を天井パネル15と床パネル16の周面を構成する周面用枠材23Aに装着するに当たり、化粧面板50の上下両側縁に設けられた挿通板52を、周面用枠材23Aの上下両側縁に設けられた装着溝42の一方の開口に合わせて、挿通板52を装着溝42に対して長さ方向に沿って挿通するだけで、化粧面板50を周面用枠材23Aの表面に抜け止めして装着することができるのであって、従来の両面テープ止めとねじ止めを行っていた場合と比べて、化粧面板50の装着作業が迅速にでき、ひいては貯蔵庫本体11の組み付け作業を能率良く行うことができる。
化粧面板50の上下両縁に設ける挿通板52を45°に開いた斜め姿勢に曲げ形成する一方、装着溝42も対応する斜め姿勢で形成するといった簡単な構造でありながらも、化粧面板50を確実に表面側への外れ止めした形態で周面用枠材23Aに装着することができる。曲げ形成された挿通板52を設けたことで化粧面板50の強度が高められ、表面の波打ち等のないフラットな形状に維持できる。
周面パネル14との間で目地55が構成される天井パネル15の周面の下側周縁と、床パネル16の周面の上側周縁とには、C面41が形成されているから、いわゆるコーキング代が大きく取れ、壁面との結合力が強固となって、コーキング切れ等を起こすことが防止される。
<関連技術>
図6ないし図14は関連技術を示す。
プレハブ式冷凍冷蔵庫の貯蔵庫本体を構成する断熱パネル100の一形態として、図6ないし図9に示すように、長短2本ずつの外周樹脂枠材103と4個のコーナ樹脂枠材104A,104Bとを組み付けることで平面長方形の周縁枠材102を形成し、同周縁枠材102の上下の開口に鋼板製の表面板105を被着することで外殻体101を形成し、内部に断熱材106を発泡充填した構造のものが知られている。
従来では、表面板105を被着する部分の構造が、図10及び図11に示すように、表面板105の4辺に差込板105Aを直角曲げして形成する一方、周縁枠材102の上面と下面に、図8及び図9に示すように、差込溝107を全周に亘って形成し、差込板105Aを対応する差込溝107に圧入することで両表面板105を被着する構造となっている。
上記構造の断熱パネル100では、表面板105の4辺に差込板105Aを曲げ形成した際、角の部分にエッジ105Bができるのであるが、この表面板105が周縁枠材102に被着された際、上記のエッジ105Bがコーナ樹脂枠材104A,104Bの角から微妙に突出する可能性がある。
係る断熱パネル100は、ビニールシート等で梱包されて搬送されるが、上記のエッジ105Bでビニールシートが破れるおそれがある。
また、断熱パネル100は、出荷前の梱包作業時や、設置現場において複数枚が重ね置きされるが、重ねる際あるいは重ねられたものから一枚ずつ取り上げる際に、上記エッジ105Bが他の断熱パネル100の表面板105上で引きずられ、表面板105を傷付けたり、塗装を剥がすおそれがあった。
そこで、この関連技術では、図12に示すように、表面板120について、四隅を面取りするように傾斜縁121として切断したのち、図13に示すように、4辺の直線部分122から直角曲げして差込板123を形成している。これにより、表面板120の角の部分にはエッジができない。
一方、図14に示すように、周縁枠材を構成するコーナ樹脂枠材125の上面と下面の角部に丸み126が付けられ、同上面と下面の残った直線状の周縁部のみに差込溝107が形成されている。余分な差込溝107を作らず、水や異物が溜まることを防ぐためである。
関連技術の断熱パネルも、表面板120の周縁の差込板123が、コーナ樹脂枠材125を含む周縁枠材の差込溝107に差し込まれて組み付けられているが、周縁枠材(コーナ樹脂枠材125)の角からエッジに突出することはない。そのため、梱包用のビニールシートを破ったり、あるいは重ね置きする際に他の断熱パネルの表面板120に傷を付ける等が未然に防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、化粧面板の上下両縁に設けた挿通板を斜め姿勢に曲げ形成することで、装着溝に挿通したのちの表面側への抜け止めを図ったのであるが、曲げ方向は外開きでも逆に内側に閉じた姿勢でもよく、また曲げ角度も任意である。また、挿通板自体は直角曲げしてその先端に屈曲された抜け止め部を形成するようにしてもよい。
(2)化粧面板は単なる平板であって、上下の装着溝が互いに向き合った垂直姿勢の溝であってもよい。
(3)上記実施形態では、化粧面板は各断熱パネルごとに装着されるようになっているが、並んで結合された複数の断熱パネルに亘って一括して装着される構造としてもよい。
(4)上記実施形態に例示したプレハブ式冷凍冷蔵庫の組み立て手順は一例であって、例えば貯蔵庫本体を組み立てたのちに化粧面板を装着する等、適宜に変更し得るものである。
(5)周面用枠材としては、コーナ枠材を用いることなく、直線状枠材のみを組み付けて形成するものであってもよい。
(6)貯蔵庫本体の各周面を構成するに当たり、適用する断熱パネルの枚数は任意である。
(7)上記実施形態では、標準色がアイボリー色である場合を例示したが、他の色であってもよく、また、表面板のバリエーションとしても他の材質になる適宜のものを選定してもよい。
(8)上記実施形態では、天井パネルと床パネルとの両方の周面に化粧面板を装着した場合を例示したが、例えばプレハブ式貯蔵庫の形態として、床パネルを設置面内に埋めて、出入口の下縁を設置面と面一とするようにしたものでは、床パネルの周面に化粧面板を装着しても無意味であるから、天井パネルの周面のみに化粧面板を装着することがあり得る。また、何らかの事情により床パネルの周面のみに化粧面板を装着してもよく、そのようなものも本発明に含まれる。
10…貯蔵庫本体 15…天井パネル 16…床パネル 20…断熱パネル 21…外殻体 22…表面板 23A…周面用枠材(枠材) 24…断熱材 30…直線状枠材 35…コーナ枠材 42…装着溝 50,50L,50S…化粧面板 52…挿通板(化粧面板50の上下の側縁)

Claims (3)

  1. 間隔を開けて対向配置された一対の金属板製の表面板と、周縁部に配された合成樹脂製の枠材とからなる外殻体内に、断熱材が発泡充填されることで断熱パネルが形成され、複数枚の前記断熱パネルが箱形に組み付けられることで貯蔵庫本体が形成されたプレハブ式貯蔵庫において、
    前記貯蔵室本体の天井パネルと床パネルの少なくともいずれか一方の周面には金属板製の化粧面板が装着可能とされ、
    前記化粧面板が装着される前記天井パネルと前記床パネルの周面を構成する前記断熱パネルの前記枠材の上下両側縁には、前記化粧面板がその上下両側縁が表面側へ抜け止めされた形態で長さ方向に沿って挿通可能とされる装着溝が全長に亘って形成されていることを特徴とするプレハブ式貯蔵庫。
  2. 前記化粧面板の上下両縁が裏側に曲げられることにより、前記装着溝に対して表面側へ抜け止めされた形態で挿通される挿通板が形成されていることを特徴とする請求項1記載のプレハブ式貯蔵庫。
  3. 前記化粧面板が装着される前記天井パネルと前記床パネルの周面の角部は、互いに直交して配された直線状枠材の突き合わせ端の間にコーナ枠材を結合することで形成されており、前記直線状枠材から前記コーナ枠材に亘って連続して前記装着溝が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプレハブ式冷却貯蔵庫。
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