JP2013230181A - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】低周波成分の情報を含むデータを収集している間は特に動かないように被検者に意識させる。
【解決手段】低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る直前に、「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」という音声メッセージA2を出力する。そして、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータの収集が終了した直後に、「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」という音声メッセージA3を出力する。
【選択図】図3
【解決手段】低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る直前に、「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」という音声メッセージA2を出力する。そして、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータの収集が終了した直後に、「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」という音声メッセージA3を出力する。
【選択図】図3
Description
本発明は、被検者をスキャンする磁気共鳴装置、および磁気共鳴装置に適用されるプログラムに関する。
磁気共鳴装置で被検者をスキャンする場合、スキャン中に被検者が動いてしまうと、体動アーチファクトが発生する原因になる。そこで、撮影スタッフは、スキャン前に、被検者にできるだけ動かないように説明をする。また、被検者にできるだけ動かないように音声で指示をするオートボイス(auto voice)機能を備えた磁気共鳴装置も知られている(特許文献1参照)。
被検者は、できるだけ動かないように意識していても、スキャンが終了するまでには、ある程度の時間がかかるので、スキャンの途中で頭部が動いてしまうことがある。この場合、高周波成分の情報を収集しているときに頭部が動いたのであれば、画質に与える影響は比較的小さいが、低周波成分の情報を収集しているときに頭部が動いてしまうと、画質が大きく劣化してしまうことがある。したがって、低周波成分の情報を含むデータを収集している間は、動かないように被検者に特に意識してもらうことが重要となる。しかし、被検者は、「スキャン中はなるべく動かないように」と指示されただけでは、どの時点で低周波成分の情報を含むデータが収集されるのか知ることはできない。したがって、被検者は、低周波成分の情報を含むデータを収集しているときに特に動かないように意識することはできない。そこで、低周波成分の情報を含むデータを収集している間は特に動かないように被検者に指示できることが望まれている。
本発明の第1の態様は、被検者をスキャンし、k空間の低周波成分の情報を含むデータと、k空間の高周波成分の情報を含むデータとを収集する磁気共鳴装置であって、
前記被検者がスキャン中に動かないようにするためのメッセージを前記被検者に知らせる報知手段と、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、前記メッセージを前記被検者に知らせるタイミングを設定する設定手段とを有する磁気共鳴装置である。
前記被検者がスキャン中に動かないようにするためのメッセージを前記被検者に知らせる報知手段と、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、前記メッセージを前記被検者に知らせるタイミングを設定する設定手段とを有する磁気共鳴装置である。
本発明の第2の態様は、被検者をスキャンし、k空間の低周波成分の情報を含むデータと、k空間の高周波成分の情報を含むデータとを収集するときに、前記被検者がスキャン中に動かないようにするためのメッセージを前記被検者に知らせる磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、前記メッセージを前記被検者に知らせるタイミングを設定する設定処理、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、前記メッセージを前記被検者に知らせるタイミングを設定する設定処理、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、メッセージを被検者に知らせるタイミングを設定する。したがって、低周波成分の情報を含むデータを収集するときに、被検者に動かないように意識させることができる。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の形態
図1は、第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
図1は、第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検者12が収容されるボア21、超伝導コイル22、勾配コイル23、RFコイル24などを有している。超伝導コイル22は静磁場を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加し、RFコイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
また、マグネット2の後側には、被検者12に音声メッセージを知らせるためのスピーカ5が取り付けられている。
テーブル3は、被検者12を支持するためのクレードル3aを有している。クレードル3aがボア21に移動することによって、被検者12がボアに搬入される。
受信コイル4は被検者12に取り付けられている。
受信コイル4は被検者12に取り付けられている。
MR装置100は、更に、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、制御部9、操作部10、および表示部11を有している。
送信器6は、RFコイル24に電流を供給する。
勾配磁場電源7は、勾配コイル23に電流を供給する。
受信器8は、受信コイル4で受信された磁気共鳴信号を信号処理し、制御部9に出力する。
勾配磁場電源7は、勾配コイル23に電流を供給する。
受信器8は、受信コイル4で受信された磁気共鳴信号を信号処理し、制御部9に出力する。
制御部9は、表示部11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部9は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。制御部9は、タイミング設定手段91および再構成手段92などを有している。
タイミング設定手段91は、スピーカ5から音声メッセージを出力するときのタイミングを設定する。再構成手段92は画像を再構成する。
制御部9は、タイミング設定手段91および再構成手段92を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部10は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部9に入力する。表示部11は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
MR装置100は、上記のように構成されている。
次に、第1の形態で実行されるスキャンについて説明する。尚、以下の説明では、被検者の頭部を撮影する場合について説明するが、本発明の撮影部位は頭部に限定されることはなく、本発明は、頭部以外の部位(例えば、脚部、腹部)を撮影する場合にも適用することができる。
図2は、第1の形態で実行されるスキャンSC1の説明図である。
図2の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有するk空間の例が示されている。ビューV128〜V−127に配置されるデータは、シーケンシャルオーダーで収集される。また、図2の上側には、スキャンSC1の開始時点t10から終了時点t40までに収集されるビューのデータを、3つの期間P1(時点t10〜時点t20)、期間P2(時点t20〜時点t30)、期間P3(時点t30〜時点t40)に分けて示している。
図2の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有するk空間の例が示されている。ビューV128〜V−127に配置されるデータは、シーケンシャルオーダーで収集される。また、図2の上側には、スキャンSC1の開始時点t10から終了時点t40までに収集されるビューのデータを、3つの期間P1(時点t10〜時点t20)、期間P2(時点t20〜時点t30)、期間P3(時点t30〜時点t40)に分けて示している。
期間P1(時点t10〜時点t20)では、ビューV128〜Vi+1のデータが収集される。ビューV128〜Vi+1には、高周波成分の情報を含むデータが配置される。
期間P2(時点t20〜時点t30)では、ビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される。ビューVi〜V−(j−1)には、低周波成分の情報と高周波成分の情報とを含むデータが配置される。
期間P3(時点t30〜時点t40)では、ビューV−j〜V−127のデータが収集される。ビューV−j〜V−127には、高周波成分の情報を含むデータが配置される。
スキャンSC1の間は、体動アーチファクトを低減するために、被検者は頭部を動かさないことが望ましい。しかし、スキャンSC1が終了するまでには、ある程度の時間がかかるので、オペレータから「スキャン中はできるだけ動かないように」という説明を受けていても、スキャンSC1の途中で頭部が動いてしまうことがある。この場合、高周波成分の情報を収集しているときに頭部が動いたのであれば、画質に与える影響は比較的小さいが、低周波成分の情報を収集しているときに頭部が動いてしまうと、画質が大きく劣化してしまうことがある。したがって、低周波成分の情報を含むデータを収集している間は、頭部が動かないように被検者に特に意識してもらうことが重要となる。そこで、本形態では、低周波成分の情報を含むデータを収集しているときに、被検者に頭部を動かさないように特に意識してもらうために、以下のような音声メッセージを出力しながら、スキャンSC1を実行する。
図3は、スキャンSC1を実行するときに出力される音声メッセージの説明図である。
スキャンSC1を実行するときには、スピーカ5(図1参照)から4つの音声メッセージA1、A2、A3、A4が出力される。これらの音声メッセージA1、A2、A3、A4を出力するときのタイミングは、スキャンSC1を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージA1、A2、A3、A4を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
スキャンSC1を実行するときには、スピーカ5(図1参照)から4つの音声メッセージA1、A2、A3、A4が出力される。これらの音声メッセージA1、A2、A3、A4を出力するときのタイミングは、スキャンSC1を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージA1、A2、A3、A4を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
(i)音声メッセージA1について
音声メッセージA1は、以下のようなメッセージである。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。」
音声メッセージA1は、以下のようなメッセージである。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。」
x1は、例えばx1=1分である。タイミング設定手段91(図1参照)は、スキャンSC1の開始時点t10の直前に音声メッセージA1が出力されるように、音声メッセージA1を出力するときのタイミングを設定する。スキャンSC1の開始時点t10の直前に音声メッセージA1が流れるので、被検者は、スキャンSC1の直前に、なるべく動かないように意識することができる。被検者になるべく動かないように意識させておき、スキャンSC1を開始する。
(ii)音声メッセージA2について
音声メッセージA2は、以下のようなメッセージである。
「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
音声メッセージA2は、以下のようなメッセージである。
「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る直前に音声メッセージA2が出力されるように、音声メッセージA2を出力するときのタイミングを設定する。この設定は、以下のようにして行う。
先ず、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出する。k空間のビューのデータの収集順序は決まっているので、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出することができる。次に、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る前に音声メッセージA2が出力されるように、音声メッセージA2の開始時点t11を設定する。ここでは、音声メッセージA2の開始時点t11は、スキャンSC1の開始時点t10から待ち時間ΔTaが経過した時点に設定されている。タイミング設定手段91は、音声メッセージA2の時間長a2を考慮して、ビューVi〜V−(j−1)のデータ収集開始時点t20の前に音声メッセージA2が終了するように、待ち時間ΔTaを設定する。
スキャンSC1を開始してから待ち時間ΔTaが経過した時点t11で音声メッセージA2の出力を開始することにより、被検者は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る直前に音声メッセージA2を聞き終えることができる。したがって、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する直前の段階で、被検者に、x2秒特に動かないように意識させることができる。尚、x2は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。例えば、x2=25秒である。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含む全てのビューVi〜V−(j−1)のデータを収集することができる。
(iii)音声メッセージA3について
音声メッセージA3は、以下のようなメッセージである。
「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」
音声メッセージA3は、以下のようなメッセージである。
「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」
タイミング設定手段91は、ビューVi〜V−(j−1)のデータ収集の終了時点t30の直後に、被検者が音声メッセージA3を聞くことができるように、音声メッセージA3を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージA3を聞くことによって、重要な撮影が終了したことを知ることができるので、被検者の精神的負担を軽減することができる。
(iv)音声メッセージA4について
音声メッセージA4は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
音声メッセージA4は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
タイミング設定手段91は、k空間の全てのビューのデータ収集の終了時点t40の直後に、被検者が音声メッセージA4を聞くことができるように、音声メッセージA4を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージA4を聞くことによって、スキャンが終了したことを知ることができる。
以上説明したように、スキャンSC1を実行する場合、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番に基づいて、音声メッセージA2を出力するタイミングを設定している。したがって、画質に与える影響が大きい低周波成分の情報を収集している間は、被検者に、特に動かないように意識させることができるので、高品質な画像を取得することができる。
(2)第2の形態
第2の形態でも、第1の形態と同様に、スキャンSC1中に音声メッセージA1、A2、A3、およびA4を出力する例について説明する。
第2の形態でも、第1の形態と同様に、スキャンSC1中に音声メッセージA1、A2、A3、およびA4を出力する例について説明する。
第2の形態では、音声メッセージA2を出力するタイミングの決定方法が、第1の形態と異なるが、その他の音声メッセージA1、A3、A4を出力するタイミングの決定方法は、第1の形態と同じである。したがって、第2の形態の説明に当たっては、音声メッセージA2を出力するタイミングの決定方法について主に説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
図4は、第2の形態において、音声メッセージA2を出力するタイミングを決定する方法の説明図である。
タイミング設定手段91は、第1の形態と同様に、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出する。次に、タイミング設定手段91は、ビューVi〜V−(j−1)よりも先にデータが収集されるビューV128〜Vi+1の中から、音声メッセージA2を開始するトリガとなるビューVhを決める。第2の形態では、このビューVhのデータが収集される順番がきたら、音声メッセージA2を開始するためのトリガを発生し、このトリガに同期して、音声メッセージA2の出力を開始する。
タイミング設定手段91は、第1の形態と同様に、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出する。次に、タイミング設定手段91は、ビューVi〜V−(j−1)よりも先にデータが収集されるビューV128〜Vi+1の中から、音声メッセージA2を開始するトリガとなるビューVhを決める。第2の形態では、このビューVhのデータが収集される順番がきたら、音声メッセージA2を開始するためのトリガを発生し、このトリガに同期して、音声メッセージA2の出力を開始する。
ビューVhのデータは、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータよりも先に収集されるので、ビューVhのデータ収集開始時点t11から、ビューVi〜V−(j−1)のデータ収集開始時点t20までには、ΔTの時間が掛かる。したがって、音声メッセージA2の時間長a2よりも時間ΔTが長くなるようにビューVhを決めておけば、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する前に、被検者に音声メッセージA2を聞かせることができる。音声メッセージBの時間長a2は既知であるので、タイミング設定手段91は、ビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る前に被検者が音声メッセージA2を聞き終えることができるように、ビューVhを決定することができる。
このように、音声メッセージA2を開始するためのトリガとなるビューVhを決めておき、音声メッセージA2を出力するようにしてもよい。
このように、音声メッセージA2を開始するためのトリガとなるビューVhを決めておき、音声メッセージA2を出力するようにしてもよい。
(3)第3の形態
第3の形態では、第1および第2の形態とは別のオーダリングでk空間のビューのデータを収集する場合について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
第3の形態では、第1および第2の形態とは別のオーダリングでk空間のビューのデータを収集する場合について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
図5は、第3の形態で実行されるスキャンSC2の説明図である。
図5の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。ビューV128〜V−127のデータは、セントリックオーダーで収集される。また、図5の上側には、スキャンSC2の開始時点t10から終了時点t30までに収集されるビューのデータを、2つの期間P1(時点t10〜時点t20)、および期間P2(時点t20〜時点t30)に分けて示している。
図5の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。ビューV128〜V−127のデータは、セントリックオーダーで収集される。また、図5の上側には、スキャンSC2の開始時点t10から終了時点t30までに収集されるビューのデータを、2つの期間P1(時点t10〜時点t20)、および期間P2(時点t20〜時点t30)に分けて示している。
期間P1(時点t10〜時点t20)では、ビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される。ビューVi〜V−(j−1)には、低周波成分の情報と高周波成分の情報とを含むデータが配置される。
期間P2(時点t20〜時点t30)では、ビューV128〜Vi+1のデータと、ビューV−j〜V−127のデータが収集される。ビューV128〜Vi+1およびビューV−j〜V−127には、高周波成分の情報を含むデータが配置される。
第3の形態では、低周波成分の情報を含むデータを収集しているときに、被検者に頭部を動かさないように特に意識してもらうために、以下のような音声メッセージを出力しながら、スキャンSC2を実行する。
図6は、スキャンSC2を実行するときに流される音声メッセージの説明図である。
スキャンSC2を実行するときには、スピーカ5から3つの音声メッセージB1、B2、B3が出力される。これらの音声メッセージB1、B2、B3を出力するときのタイミングは、スキャンSC2を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージB1、B2、B3を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
スキャンSC2を実行するときには、スピーカ5から3つの音声メッセージB1、B2、B3が出力される。これらの音声メッセージB1、B2、B3を出力するときのタイミングは、スキャンSC2を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージB1、B2、B3を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
(i)音声メッセージB1について
スキャンSC2では、スキャンSC2の開始と同時に、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る。この場合、スキャンSC2を開始する前に、以下のような音声メッセージB1が出力される。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。特に、スキャン開始からx2秒は重要な撮影ですので、これよりx2秒は特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
スキャンSC2では、スキャンSC2の開始と同時に、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る。この場合、スキャンSC2を開始する前に、以下のような音声メッセージB1が出力される。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。特に、スキャン開始からx2秒は重要な撮影ですので、これよりx2秒は特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
x1は、例えばx1=1分であり、x2は、例えばx2=25秒である。タイミング設定手段91(図1参照)は、スキャンSC2の開始時点t10の前(低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る前)に音声メッセージB1が出力されるように、音声メッセージB1を出力するときのタイミングを設定する。スキャンSC2の開始前に音声メッセージB1が流れるので、被検者に、スキャン開始直後からx2秒は特に動かないように意識させることができる。音声メッセージB1が終わった後に、スキャンSC2が開始される。尚、x2秒は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含む全てのビューVi〜V−(j−1)のデータを収集することができる。
(ii)音声メッセージB2について
音声メッセージB2は、以下のようなメッセージである。
「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」
音声メッセージB2は、以下のようなメッセージである。
「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」
タイミング設定手段91は、ビューVi〜V−(j−1)のデータ収集の終了時点t20の直後に、被検者が音声メッセージB2を聞くことができるように、音声メッセージB2を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージB2を聞くことによって、重要な撮影が終了したことを知ることができるので、被検者の精神的負担を軽減することができる。
(iii)音声メッセージB3について
音声メッセージB3は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
音声メッセージB3は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
タイミング設定手段91は、k空間の全てのビューのデータ収集の終了時点t30の直後に、被検者が音声メッセージB3を聞くことができるように、音声メッセージB3を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージB3を聞くことによって、スキャンが終了したことを知ることができる。
以上説明したように、第3の形態でも、低周波成分の情報を含むデータを収集している間は、被検者に特に動かないように意識させることができるので、高品質な画像を取得することができる。
(4)第4の形態
第4の形態では、第1〜第3の形態とは別のオーダリングでk空間のビューのデータを収集する場合について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
第4の形態では、第1〜第3の形態とは別のオーダリングでk空間のビューのデータを収集する場合について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
図7は、第4の形態で実行されるスキャンSC3の説明図である。
図7の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。ビューV128〜V−127のデータは、逆セントリックオーダーで収集される。また、図7の上側には、スキャンSC3の開始時点t10から終了時点t30までに収集されるビューのデータを、2つの期間P1(時点t10〜時点t20)、および期間P2(時点t20〜時点t30)に分けて示している。
図7の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。ビューV128〜V−127のデータは、逆セントリックオーダーで収集される。また、図7の上側には、スキャンSC3の開始時点t10から終了時点t30までに収集されるビューのデータを、2つの期間P1(時点t10〜時点t20)、および期間P2(時点t20〜時点t30)に分けて示している。
期間P1(時点t10〜時点t20)では、ビューV128〜Vi+1のデータと、ビューVーj〜V−127のデータが収集される。ビューV128〜Vi+1およびビューVーj〜V−127には、高周波成分の情報を含むデータが配置される。
期間P2(時点t20〜時点t30)では、ビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される。ビューVi〜V−(j−1)には、低周波成分の情報と高周波成分の情報とを含むデータが配置される。
第4の形態ではでは、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集しているときに、被検者に頭部を動かさないように特に意識してもらうために、以下のような音声メッセージを出力しながら、スキャンSC3を実行する。
図8は、スキャンSC3を実行するときに流される音声メッセージの説明図である。
スキャンSC3を実行するときには、スピーカ5から3つの音声メッセージC1、C2、C3が出力される。これらの音声メッセージC1、C2、C3を出力するときのタイミングは、スキャンSC3を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージC1、C2、C3を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
スキャンSC3を実行するときには、スピーカ5から3つの音声メッセージC1、C2、C3が出力される。これらの音声メッセージC1、C2、C3を出力するときのタイミングは、スキャンSC3を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージC1、C2、C3を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
(i)音声メッセージC1について
音声メッセージC1は、以下のようなメッセージである。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。」
音声メッセージC1は、以下のようなメッセージである。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。」
x1は、例えばx1=1分である。タイミング設定手段91(図1参照)は、スキャンSC3の開始時点t10の直前に音声メッセージC1が出力されるように、音声メッセージC1を出力するときのタイミングを設定する。スキャンSC3の開始時点t10の直前に音声メッセージC1が流れるので、被検者は、スキャンSC3の直前に、なるべく動かないように意識することができる。被検者になるべく動かないように意識させておき、スキャンSC3を開始する。
(ii)音声メッセージC2について
音声メッセージC2は、以下のようなメッセージである。
「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
音声メッセージC2は、以下のようなメッセージである。
「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る直前に音声メッセージC2が出力されるように、音声メッセージC2を出力するときのタイミングを設定する。この設定は、以下のようにして行う。
先ず、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出する。k空間のビューのデータの収集順序は決まっているので、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出することができる。次に、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る前に音声メッセージC2が出力されるように、音声メッセージC2の開始時点t11を設定する。ここでは、音声メッセージC2の開始時点t11は、スキャンSC3の開始時点t10から待ち時間ΔTaが経過した時点に設定されている。タイミング設定手段91は、音声メッセージC2の時間長c2を考慮して、ビューVi〜V−(j−1)のデータ収集開始時点t20の前に音声メッセージC2が終了するように、待ち時間ΔTaを設定する。
スキャンSC3を開始してから待ち時間ΔTaが経過した時点t11で音声メッセージC2の出力を開始することにより、被検者は、ビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る直前に音声メッセージC2を聞き終えることができる。したがって、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集する直前の段階で、被検者に、x2秒特に動かないように意識させることができる。x2は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。例えば、x2=25秒である。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含む全てのビューVi〜V−(j−1)のデータを収集することができる。
尚、待ち時間ΔTaを決定する代わりに、音声メッセージC2を開始するためのトリガとなるビューを決定することにより、音声メッセージC2を出力するタイミングを設定してもよい。
(iii)音声メッセージC3について
音声メッセージC3は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
音声メッセージC3は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
タイミング設定手段91は、k空間の全てのビューのデータ収集の終了時点t30の直後に、被検者が音声メッセージC3を聞くことができるように、音声メッセージC3を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージC3を聞くことによって、スキャンが終了したことを知ることができる。
以上説明したように、第4の形態でも、低周波成分の情報を含むデータを収集している間は、被検者に特に動かないように意識させることができるので、高品質な画像を取得することができる。
(5)第5の形態
第1〜第4の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータは、一つの期間の中で収集されている。しかし、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを、複数の期間に分けて収集してもよい。第5の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを、複数の期間に分けて収集する場合について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
第1〜第4の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータは、一つの期間の中で収集されている。しかし、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを、複数の期間に分けて収集してもよい。第5の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを、複数の期間に分けて収集する場合について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
図9は、第5の形態で実行されるスキャンSC4の説明図である。
図9の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。また、図9の上側には、スキャンSC4の開始時点t10から終了時点t40までに収集されるビューのデータを、3つの期間P1(時点t10〜時点t20)、期間P2(時点t20〜時点t30)、期間P3(時点t30〜時点t40)に分けて示している。
図9の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。また、図9の上側には、スキャンSC4の開始時点t10から終了時点t40までに収集されるビューのデータを、3つの期間P1(時点t10〜時点t20)、期間P2(時点t20〜時点t30)、期間P3(時点t30〜時点t40)に分けて示している。
期間P1(時点t10〜時点t20)では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータのうち、ビューV0〜V−(j−1)のデータのみが収集される。
期間P2(時点t20〜時点t30)では、ビューV128〜Vi+1のデータと、ビューV−j〜V−127のデータが収集される。ビューV128〜Vi+1およびビューV−j〜V−127には、高周波成分の情報を含むデータが配置される。
期間P3(時点t30〜時点t40)では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータのうち、残りのビューVi〜V1のデータが収集される。
第5の形態ではでは、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを収集しているときに、被検者に頭部を動かさないように特に意識してもらうために、以下のような音声メッセージを出力しながら、スキャンSC4を実行する。
図10は、スキャンSC4を実行するときに流される音声メッセージの説明図である。
スキャンSC4を実行するときには、スピーカ5から4つの音声メッセージD1、D2、D3、D4が出力される。これらの音声メッセージD1、D2、D3、D4を出力するときのタイミングは、スキャンSC4を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージD1、D2、D3、D4を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
スキャンSC4を実行するときには、スピーカ5から4つの音声メッセージD1、D2、D3、D4が出力される。これらの音声メッセージD1、D2、D3、D4を出力するときのタイミングは、スキャンSC4を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージD1、D2、D3、D4を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
(i)音声メッセージD1について
スキャンSC4では、スキャンSC4の開始と同時に、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る。この場合、スキャンSC4を開始する前に、以下のような音声メッセージD1が出力される。
スキャンSC4では、スキャンSC4の開始と同時に、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る。この場合、スキャンSC4を開始する前に、以下のような音声メッセージD1が出力される。
音声メッセージD1:「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。また、スキャン開始直後から1回目の重要な撮影に入りますので、これよりx2秒は特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、1回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
ここで、x2秒は、1回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
x1は、例えばx1=1分であり、x2は、例えばx2=12秒である。タイミング設定手段91(図1参照)は、スキャンSC4の開始時点t10の前(低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る前)に音声メッセージD1が出力されるように、音声メッセージD1を出力するときのタイミングを設定する。スキャンSC4の開始前に音声メッセージD1が流れるので、被検者に、スキャン開始直後からx2秒は特に動かないように意識させることができる。音声メッセージD1が終了した後に、スキャンSC4が開始される。尚、x2秒は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集することができる。
(ii)音声メッセージD2について
音声メッセージD2は、以下のようなメッセージである。
「1回目の重要な撮影は終了しましたが、後で2回目の重要な撮影を行いますので、それまで、できる限り動かないようお願いします。」
音声メッセージD2は、以下のようなメッセージである。
「1回目の重要な撮影は終了しましたが、後で2回目の重要な撮影を行いますので、それまで、できる限り動かないようお願いします。」
タイミング設定手段91は、ビューV0〜V−(j−1)のデータ収集の終了時点t20の直後に、被検者が音声メッセージD2を聞くことができるように、音声メッセージD2を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージD2を聞くことによって、1回目の重要な撮影が終了したことを知ることができるので、被検者の精神的負担を軽減することができる。
(iii)音声メッセージD3について
音声メッセージD3は、以下のようなメッセージである。
「これより2回目の重要な撮影に入りますので、x3秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x3秒は、2回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
音声メッセージD3は、以下のようなメッセージである。
「これより2回目の重要な撮影に入りますので、x3秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x3秒は、2回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータが収集される順番が来る直前に音声メッセージD3が出力されるように、音声メッセージD3を出力するときのタイミングを設定する。この設定は、以下のようにして行う。
先ず、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータが収集される順番を検出する。k空間のビューのデータの収集順序は決まっているので、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータが収集される順番を検出することができる。次に、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集する順番が来る前に音声メッセージD3が出力されるように、音声メッセージD3の開始時点t21を設定する。ここでは、音声メッセージD3の開始時点t21は、音声メッセージD2が終了してから待ち時間ΔTaが経過した時点に設定されている。タイミング設定手段91は、音声メッセージD3の時間長d3を考慮して、ビューVi〜V1のデータ収集開始時点t30の前に音声メッセージD3が終了するように、待ち時間ΔTaを設定する。
被検者は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集する順番が来る直前に音声メッセージD3を聞き終えることができる。したがって、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集する直前の段階で、被検者に、x3秒特に動かないように意識させることができる。x3は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。例えば、x3=12秒である。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集することができる。
尚、待ち時間ΔTaを決定する代わりに、音声メッセージD3を開始するためのトリガとなるビューを決定することにより、音声メッセージD3を出力するタイミングを設定してもよい。
(iv)音声メッセージD4について
音声メッセージD4は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
音声メッセージD4は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
タイミング設定手段91は、k空間の全てのビューのデータ収集の終了時点t40の直後に、被検者が音声メッセージD4を聞くことができるように、音声メッセージD4を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージD4を聞くことによって、スキャンが終了したことを知ることができる。
第5の形態では、図10に示すように、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータは、2つの期間P1(時点t10〜t20)およびP3(時点t30〜t40)に分けて収集されている。このような場合は、各期間P1およびP3の直前に、被検者に動かないように意識させるための音声メッセージD1およびD3を出力すればよい。
尚、第5の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータは、2つの期間P1およびP3に分けて収集されているが、3つ以上の期間に分けて収集してもよい。この場合、各期間の直前に、被検者に動かないように意識させるための音声メッセージを出力すればよい。
(6)第6の形態
第6の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを2つの期間に分けて収集する別の例について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
第6の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータを2つの期間に分けて収集する別の例について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
図11は、第6の形態で実行されるスキャンSC5の説明図である。
図11の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。また、図11の上側には、スキャンSC5の開始時点t10から終了時点t60までに収集されるビューのデータを、5つの期間P1〜期間P5に分けて示している。
図11の下側にはk空間が示されている。ここでは、256本のビューV128〜V−127を有しているk空間の例が示されている。また、図11の上側には、スキャンSC5の開始時点t10から終了時点t60までに収集されるビューのデータを、5つの期間P1〜期間P5に分けて示している。
低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータのうち、ビューV0〜V−(j−1)のデータは、期間P2(時点t20〜時点t30)で収集され、ビューVi〜V1のデータは、期間P4(時点t40〜時点t50)で収集される。他のビューV128〜Vi+1およびV−j〜V−127のデータは、期間P1、P3、P5で収集される。
第6の形態ではでは、低周波成分の情報を含むデータを収集しているときに、被検者に頭部を動かさないように特に意識してもらうために、以下のような音声メッセージを出力しながら、スキャンSC5を実行する。
図12は、スキャンSC5を実行するときに流される音声メッセージの説明図である。
スキャンSC5を実行するときには、スピーカ5から6つの音声メッセージE1、E2、E3、E4、E5、E6が出力される。これらの音声メッセージE1、E2、E3、E4、E5、E6を出力するときのタイミングは、スキャンSC5を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージE1、E2、E3、E4、E5、E6を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
スキャンSC5を実行するときには、スピーカ5から6つの音声メッセージE1、E2、E3、E4、E5、E6が出力される。これらの音声メッセージE1、E2、E3、E4、E5、E6を出力するときのタイミングは、スキャンSC5を実行する前に設定される。以下に、音声メッセージE1、E2、E3、E4、E5、E6を出力するときのタイミングを設定する方法について説明する。
(i)音声メッセージE1について
音声メッセージE1は、以下のようなメッセージである。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。」
音声メッセージE1は、以下のようなメッセージである。
「これからスキャンを開始します。スキャン時間はx1分です。なるべく動かないようにしてください。」
x1は、例えばx1=1分である。タイミング設定手段91(図1参照)は、スキャンSC5の開始時点t10の直前に音声メッセージE1が出力されるように、音声メッセージE1を出力するときのタイミングを設定する。スキャンSC5の開始時点t10の直前に音声メッセージE1が流れるので、被検者は、スキャンSC5の直前に、なるべく動かないように意識することができる。被検者になるべく動かないように意識させておき、スキャンSC5を開始する。
(ii)音声メッセージE2について
音声メッセージE2は、以下のようなメッセージである。
「これより1回目の重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、1回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
音声メッセージE2は、以下のようなメッセージである。
「これより1回目の重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x2秒は、1回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータが収集される順番が来る直前に音声メッセージE2が出力されるように、音声メッセージE2を出力するときのタイミングを設定する。この設定は、以下のようにして行う。
先ず、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出する。k空間のビューのデータの収集順序は決まっているので、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータが収集される順番を検出することができる。次に、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る前に音声メッセージE2が出力されるように、音声メッセージE2の開始時点t11を設定する。ここでは、音声メッセージE2の開始時点t11は、スキャンSC5の開始時点t10から待ち時間ΔTaが経過した時点に設定されている。タイミング設定手段91は、音声メッセージE2の時間長e2を考慮して、ビューV0〜V−(j−1)のデータ収集開始時点t20の前に音声メッセージE2が終了するように、待ち時間ΔTaを設定する。
被検者は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集する順番が来る直前に音声メッセージE2を聞き終えることができる。したがって、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集する直前の段階で、被検者に、x2秒特に動かないように意識させることができる。x2は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。例えば、x2=12秒である。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)のデータを収集することができる。
尚、待ち時間ΔTaを決定する代わりに、音声メッセージE2を開始するためのトリガとなるビューを決定することにより、音声メッセージE2を出力するタイミングを設定してもよい。
(iii)音声メッセージE3について
音声メッセージE3は、以下のようなメッセージである。
「1回目の重要な撮影は終了しましたが、後で2回目の重要な撮影を行いますので、それまで、できる限り動かないようお願いします。」
音声メッセージE3は、以下のようなメッセージである。
「1回目の重要な撮影は終了しましたが、後で2回目の重要な撮影を行いますので、それまで、できる限り動かないようお願いします。」
タイミング設定手段91は、ビューV0〜V−(j−1)のデータ収集の終了時点t30の直後に、被検者が音声メッセージE3を聞くことができるように、音声メッセージE3を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージE3を聞くことによって、1回目の重要な撮影が終了したことを知ることができるので、被検者の精神的負担を軽減することができる。
(iv)音声メッセージE4について
音声メッセージE4は、以下のようなメッセージである。
「これより2回目の重要な撮影に入りますので、x3秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x3秒は、2回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
音声メッセージE4は、以下のようなメッセージである。
「これより2回目の重要な撮影に入りますので、x3秒特に動かないようお願いします。」
ここで、x3秒は、2回目の重要な撮影を行うときに、被検者に動きを止めてもらう時間を表している。
タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータが収集される順番が来る直前に音声メッセージE4が出力されるように、音声メッセージE4を出力するときのタイミングを設定する。この設定は、以下のようにして行う。
先ず、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータが収集される順番を検出する。k空間のビューのデータの収集順序は決まっているので、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータが収集される順番を検出することができる。次に、タイミング設定手段91は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集する順番が来る前に音声メッセージE4が出力されるように、音声メッセージE4の開始時点t31を設定する。ここでは、音声メッセージE4の開始時点t31は、音声メッセージE3が終了してから待ち時間ΔTbが経過した時点に設定されている。タイミング設定手段91は、音声メッセージE4の時間長e4を考慮して、ビューVi〜V1のデータ収集開始時点t40の前に音声メッセージE4が終了するように、待ち時間ΔTbを設定する。
被検者は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集する順番が来る直前に音声メッセージE4を聞き終えることができる。したがって、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集する直前の段階で、被検者に、x3秒特に動かないように意識させることができる。x3は、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。例えば、x3=12秒である。したがって、被検者が特に動かないように意識している間に、低周波成分の情報を含むビューVi〜V1のデータを収集することができる。
尚、待ち時間ΔTbを決定する代わりに、音声メッセージE4を開始するためのトリガとなるビューを決定することにより、音声メッセージE4を出力するタイミングを設定してもよい。
(v)音声メッセージE5について
音声メッセージE5は、以下のようなメッセージである。
「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」
音声メッセージE5は、以下のようなメッセージである。
「重要な撮影は終了しましたが、撮影は続いていますので、できる限り動かないようお願いします。」
タイミング設定手段91は、ビューVi〜V1のデータ収集の終了時点t50の直後に、被検者が音声メッセージE5を聞くことができるように、音声メッセージE5を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージE5を聞くことによって、重要な撮影が終了したことを知ることができるので、被検者の精神的負担を軽減することができる。
(vi)音声メッセージE6について
音声メッセージE6は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
音声メッセージE6は、以下のようなメッセージである。
「スキャンは終了しました。楽にしてください。」
タイミング設定手段91は、k空間の全てのビューのデータ収集の終了時点t60の直後に、被検者が音声メッセージE6を聞くことができるように、音声メッセージE6を出力するタイミングを設定する。被検者は、音声メッセージE6を聞くことによって、スキャンが終了したことを知ることができる。
第6の形態では、低周波成分の情報を含むビューVi〜V−(j−1)のデータは、2つの期間P2(時点t20〜t30)およびP4(時点t40〜t50)に分けて収集されている。このような場合は、各期間P2およびP4の直前に、被検者に動かないように意識させるための音声メッセージE2およびE4を出力すればよい。
尚、図12では、音声メッセージE2と音声メッセージE5との間に、2つの音声メッセージE3およびE4を出力している。しかし、音声メッセージE3およびE4を省略することも可能である(図13参照)。
図13は、音声メッセージE3およびE4を省略した場合の説明図である。
図13では、音声メッセージE2は、以下のようなメッセージである。
「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
図13では、音声メッセージE2は、以下のようなメッセージである。
「これより重要な撮影に入りますので、x2秒特に動かないようお願いします。」
x2秒は、低周波成分の情報を含むビューV0〜V−(j−1)およびビューVi〜V1のデータを収集し終わるまでに必要な時間を考慮して設定されている。このようにx2を設定しておけば、低周波成分の情報を含む全てのビューVi〜V−(j−1)のデータを収集している間は、被検者に特に動かないように意識させることができるので、スキャンSC5の間に出力する音声メッセージの回数を少なくすることができる。
尚、第1〜第6の形態では、被検体の生体信号(例えば、心電信号、脈波信号、呼吸信号)を収集することについては説明されていないが、本発明は、被検体の生体信号を収集し、生体信号に基づいてスキャンを行う場合にも適用することができる。生体信号に基づいてスキャンを行う例としては、心電信号や脈波信号に基づいて血流を撮影するためのスキャンを行う例や、呼吸信号に基づいて肝臓や腎臓を撮影するためのスキャンを行う例など、様々な例がある。しかし、生体信号は被検者ごとに異なるので、生体信号に依存してスキャン時間が変わってくることがある。スキャン時間が変わると、低周波成分の情報を含むビューのデータの収集開始時点がずれるので、音声メッセージの待ち時間ΔTaおよびΔTbの最適値も違ってくる。したがって、生体信号に基づいてスキャンを行う場合は、スキャンを開始する前に、事前に被検者の生体信号を取得し、取得した生体信号から得られた情報(例えば、生体信号の周期)に基づいて、待ち時間ΔTaおよびΔTbを決定することが望ましい。例えば、心電信号や脈波信号を収集する場合は、心拍周期に基づいて待ち時間ΔTaおよびΔTbを決定することができ、また、呼吸信号を収集する場合は、呼吸周期に基づいて待ち時間ΔTaおよびΔTbを決定することができる。更に、生体信号の周期はスキャンの実行中にも変動することがあるので、スキャン中に収集した生体信号に基づいて、待ち時間ΔTaおよびΔTbを修正してもよい。
また、待ち時間の代わりに、音声メッセージを被検者に知らせるためのトリガとなるビューVを決定する場合は(図4参照)、生体信号に基づいてトリガとなるビューVを決定することができる。更に、スキャンの実行中にも生体信号を収集し、収集した生体信号に基づいて、音声メッセージを被検者に知らせるためのトリガとなるビューを別のビューに変更してもよい。
第1〜第6の形態では、k空間のビューに配置されるデータを収集する例について説明したが、本発明は、k空間のビューに配置されるデータを収集する場合に限定されることはなく、例えば、スパイラルスキャンのように、スパイラル軌跡に配置されるデータを収集する場合にも適用することができる。スパイラル軌跡に配置されるデータを収集する場合であっても、低周波成分の情報を含むデータを収集する順番に基づいて音声メッセージを出力することにより、低周波成分の情報を含むデータを収集する前に、被検者に動かないように意識させることができる。
また、第1〜第6の形態では、2Dスキャンによりk空間のデータを収集する場合について説明されているが、本発明は、ボリュームスキャンによってデータを収集する場合にも適用することができる。
更に、第1〜第6の形態では、スピーカ5から音声メッセージを出力している。しかし、スピーカ5から音声メッセージを出力する代わりに、被検者12が動かないようにするためのメッセージを別の方法で被検者12に知らせてもよい。例えば、ボア21の内壁に表示パネルを備え、表示パネルに、被検者が動かないようにするためのメッセージを表示し、表示パネルに表示されたメッセージを被検者に見せることによって、被検者が動かないようにしてもよい。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 スピーカ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検者
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
91 タイミング設定手段
92 再構成手段
100、200、300、400、500、600 MR装置
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 スピーカ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検者
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
91 タイミング設定手段
92 再構成手段
100、200、300、400、500、600 MR装置
Claims (15)
- 被検者をスキャンし、k空間の低周波成分の情報を含むデータと、k空間の高周波成分の情報を含むデータとを収集する磁気共鳴装置であって、
前記被検者がスキャン中に動かないようにするためのメッセージを前記被検者に知らせる報知手段と、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、前記メッセージを前記被検者に知らせるタイミングを設定する設定手段と、
を有する磁気共鳴装置。 - 前記メッセージには、前記被検者に動きを止めてもらう時間が含まれており、
前記時間の間に、前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される、請求項1に記載の磁気共鳴装置。 - 前記被検者のスキャンを開始してから終了するまでの期間は、複数の期間に分けられ、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータは、前記複数の期間のうちの第1の期間に収集され、
前記設定手段は、
前記第1の期間が開始される前に前記メッセージが前記被検者に知らされるように、前記メッセージのタイミングを設定する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴装置。 - 前記被検者のスキャンを開始してから終了するまでの期間は、複数の期間に分けられ、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータは、前記複数の期間のうちの2つ以上の期間に分けて収集され、
前記設定手段は、
前記2つ以上の期間の各々の期間が開始される前に前記メッセージが前記被検者に知らされるように、前記メッセージのタイミングを設定する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴装置。 - 前記被検者のスキャンを開始してから終了するまでの期間は、複数の期間に分けられ、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータは、前記複数の期間のうちの2つ以上の期間に分けて収集され、
前記設定手段は、
前記2つ以上の期間のうちの最初の期間の開始前に前記メッセージが前記被検者に知らされるように、前記メッセージのタイミングを設定する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴装置。 - 前記k空間は複数のビューを有しており、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータは、前記複数のビューのうちの一部のビューに配置される、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記設定手段は、
前記スキャンを開始してから待ち時間が経過した時点で前記メッセージが前記被検者に知らされるように、前記メッセージのタイミングを設定する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記設定手段は、
前記被検者の生体信号に基づいて前記待ち時間を決定する、請求項7に記載の磁気共鳴装置。 - 前記生体信号は、心電信号、脈波信号、又は呼吸信号である、請求項8に記載の磁気共鳴装置。
- 前記設定手段は、
前記スキャンを開始する前に前記メッセージが前記被検者に知らされるように、前記メッセージのタイミングを設定する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記設定手段は、
前記k空間のビューの中から、前記メッセージを前記被検者に知らせるためのトリガとなる第1のビューを決定し、前記第1のビューのデータが収集されるときに、前記メッセージが前記被検者に知らされるように、前記メッセージのタイミングを設定する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記設定手段は、
前記被検者の生体信号に基づいて前記第1のビューを決定する、請求項11に記載の磁気共鳴装置。 - 前記生体信号は、心電信号、脈波信号、又は呼吸信号である、請求項12に記載の磁気共鳴装置。
- 前記報知手段は、スピーカ又は表示パネルである、請求項1〜13のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 被検者をスキャンし、k空間の低周波成分の情報を含むデータと、k空間の高周波成分の情報を含むデータとを収集するときに、前記被検者がスキャン中に動かないようにするためのメッセージを前記被検者に知らせる磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記k空間の低周波成分の情報を含むデータが収集される順番に基づいて、前記メッセージを前記被検者に知らせるタイミングを設定する設定処理、
を計算機に実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012102329A JP2013230181A (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 磁気共鳴装置およびプログラム |
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JP2012102329A JP2013230181A (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 磁気共鳴装置およびプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160235335A1 (en) * | 2015-02-17 | 2016-08-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Magnetic resonance imaging (mri) apparatus and method of controlling mri apparatus |
CN107530025A (zh) * | 2015-02-17 | 2018-01-02 | 三星电子株式会社 | 磁共振成像(mri)设备和控制mri设备的方法 |
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2012
- 2012-04-27 JP JP2012102329A patent/JP2013230181A/ja active Pending
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US20160235335A1 (en) * | 2015-02-17 | 2016-08-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Magnetic resonance imaging (mri) apparatus and method of controlling mri apparatus |
EP3062121A1 (en) * | 2015-02-17 | 2016-08-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Magnetic resonance imaging (mri) apparatus and method of controlling mri apparatus |
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