JP2013229635A - はんだプリコート法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持体に塗布した粘着剤の上に粉末はんだを多めに散布し、その後、粘着剤に粘着されていない余剰の粉末はんだを除去する。そして粉末はんだ散布面をフラックスが塗布されたワークに圧力をかけて重ね合わせてから、加熱してはんだ付け部だけにはんだを付着させる。
【選択図】図5
Description
(1)以下の各工程を備えたはんだプリコート法。
A.支持体上へ粘着剤を塗布して粘着層を形成する工程;
B.前記粘着層上に粉末はんだを散布する工程;
C.上記粘着層上の余剰粉末はんだを除去する工程;
D.ワークにフラックスを塗布する工程;
E.前記粘着層と粉末はんだ層を備えた前記支持体とフラックスを塗布したワークとを重ねる工程;
F.前記支持体とワークとを重ね合せたものを加熱して、該支持体の粘着層に粘着されていた粉末はんだを溶融させる工程;および
G.はんだ固化後、前記支持体を除去する工程。
(3)前記工程Gに続いて、下記工程Hを行う、上記(1)または上記(2)記載のはんだプリコート法。
H.粉末はんだが溶融して残った、不要箇所のはんだをフラックス残渣とともに除去する工程。
0μm未満が好都合であるがこの厚さには特に拘らない。
支持体1の片面に粘着剤2を塗布する。
支持体1に塗布した粘着剤2の上に粘着剤2が隠れる程度に粉末はんだ3・・・を散布する。
支持体1上の粉末はんだをブラシ4で掻き均して粘着剤2に粘着されていない余剰の粉末はんだ3・・・を除去する。
ワーク5のはんだ付け部6・・・が形成された面にスプレーフラクサー7で液状フラックス8を塗布する。その後、必要に応じてはんだ付け部以外のレジスト9のような非はんだ付け部に塗布されたフラックスを除去するようにしてもよい。
ワーク5のフラックス塗布面と支持体1の粉末はんだ粘着面を重ね合わせる。このとき支持体1の上から図示しないプレス機でワーク5と支持体1間に圧力をかけておく。すると粘着剤は追従性があるため、支持体1に圧力をかけると、粘着剤2に粘着された粉末はんだ3・・・は、ワーク5のレジスト9よりも少し凹んだ位置にあるはんだ付け部6に接するようになる。
ワーク5と支持体1が重ね合わせられたものを図示しない加熱装置で加熱し、支持体1の粘着剤2に粘着されていた粉末はんだ3・・・を溶融させる。このときワーク5のはんだ付け部6に接していた粉末はんだは溶融してはんだ付け部6に濡れ広がるが、レジスト9上にあった粉末はんだは溶融してもその場に残る。
ワーク2のはんだ付け部6に溶融はんだが付着したならば、ワーク2と支持体1を冷却して溶融はんだを固化させ、はんだ付け部6にプリコート10を形成する。その後、支持体1を除去(矢印)する。
レジスト9のような不要箇所にはんだが付着したままであると、前述のようにブリッジや絶縁抵抗低下の原因となるため、不要箇所のはんだを除去する。不要箇所のはんだはフラックス残渣で固着しているため、フラックス残渣を溶解できるような洗浄液11に浸漬して洗浄する。水溶性フラックスを使用したときは、温水が適しており、樹脂系フラックスを使用したときはアルコールのような有機溶剤が適している。またはんだ付け部に付着した形状を整えるため、はんだ付け面にフラックスを塗布してから再加熱・冷却を行ってもよい。
支持体として200μm厚さのアルミニウムを使用して片側に10μm厚さのアクリル系粘着層を形成した。アトマイズ法によって得たSn−3Ag−0.5Cuの粉末はんだを下限5μm上
限15μmで分級し、支持体の粘着面に付着させた。このとき粉末はんだは、粘着剤が隠
れる程、充分に散布した。次いで、支持体上に散布された粉末はんだをブラシで掻き均した後、さらに弱い圧縮空気を吹き付けて余剰の粉末はんだを除去した。この余剰の粉末はんだ除去後の散布面を顕微鏡で観察したところ、粘着剤には粉末はんだが一層だけ付着していた。はんだプリコートを形成するワークは、外形30×30mmガラスエポキシ基板である。ガラスエポキシ基板には、はんだ付け部となる電極が200μmピッチで3600個形成されており、該電極部近傍にあるレジストは厚さが25μmである。この電極を有するワークの面上に液状の水溶性フラックスを塗布し、レジスト上に塗布されたフラックスはゴムブレードで掻き取って電極部にフラックスを充分に充填した。ゴムブレードで掻き取ったレジストの部分には非常に薄いフラックスだけが残っていた。支持体の粉末はんだ部分とワークのフラックス塗布面を重ね合わせた後、プレス機で支持体上に100Nの圧力をかけてから、220℃で10秒間加熱し、その後、冷却した。冷却したワークから支持体を除去し、ワークを40℃の温水で洗浄してレジスト上に付着していたはんだを除去した。さらに、はんだ付け部に付着したはんだの形状を整えるため、はんだ付け部にフラックスを塗布し、再度はんだの溶融温度以上に加熱し、冷却を行ってから、温水で洗浄を行った。その結果、ワークの電極部のみに30μm±3μmのはんだプリコートが形成されていた。
2 粘着剤
3 粉末はんだ
5 ワーク
6 はんだ付け部
8 フラックス
9 レジスト
Claims (8)
- 以下の各工程を備えたはんだプリコート法。
A.支持体上へ粘着剤を塗布して粘着層を形成する工程;
B.前記粘着層上に粉末はんだを散布する工程;
C.上記粘着層上の余剰粉末はんだを除去する工程;
D.ワークにフラックスを塗布する工程;
E.前記粘着層と粉末はんだ層を備えた前記支持体とフラックスを塗布したワークとを重ねる工程;
F.前記支持体とワークとを重ね合せたものを加熱して、該支持体の粘着層に粘着されていた粉末はんだを溶融させる工程;および
G.はんだ固化後、前記支持体を除去する工程。 - 前記工程Eにおいて、前記ワークのフラックス塗布面と支持体の粉末はんだとが接するように、前記支持体とワークとを圧力をかけて重ね合わせる、請求項1記載のはんだプリコート法。
- 前記工程Gに続いて、下記工程Hを行う、請求項1または2記載のはんだプリコート法。
H.粉末はんだが溶融して残った、不要箇所のはんだをフラックス残渣とともに除去する工程。 - 前記工程Hに続いて、はんだ付け部に付着した形状を整えるため、はんだ付け面にフラックスを塗布してから再加熱・冷却を行う、請求項3記載のはんだプリコート法。
- 前記支持体が、アルミニウム、ステンレス、ポリイミド樹脂、プラスチックス、およびガラスエポキシ樹脂複合材から選択される材料から構成される請求項1〜4のいずれかに記載のはんだプリコート法。
- 前記粉末はんだが、下限5μm上限15μmの粉末はんだである、請求項1〜5のいずれかに記載のはんだプリコート法。
- 前記粘着剤は、常温もしくは常温以上の温度で粘着性を発現するアクリル系粘着剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のはんだプリコート法。
- 前記粘着剤からなる粘着層は、膜厚1μm以上50μm未満である、請求項1〜7のいずれかに記載のはんだプリコート法。
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JP2013160678A JP2013229635A (ja) | 2013-08-01 | 2013-08-01 | はんだプリコート法 |
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JP2013160678A Pending JP2013229635A (ja) | 2013-08-01 | 2013-08-01 | はんだプリコート法 |
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JP (1) | JP2013229635A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115254516A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-11-01 | 泾县信达工贸有限公司 | 一种即热式电热盘钎焊用自动布料装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05198933A (ja) * | 1992-01-20 | 1993-08-06 | Showa Denko Kk | はんだパターン転写フィルムおよびその製造方法 |
JPH07336033A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-22 | At & T Corp | 除去可能なハンダ運搬媒体を用いる電子デバイスの相互接続方法 |
-
2013
- 2013-08-01 JP JP2013160678A patent/JP2013229635A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05198933A (ja) * | 1992-01-20 | 1993-08-06 | Showa Denko Kk | はんだパターン転写フィルムおよびその製造方法 |
JPH07336033A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-22 | At & T Corp | 除去可能なハンダ運搬媒体を用いる電子デバイスの相互接続方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115254516A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-11-01 | 泾县信达工贸有限公司 | 一种即热式电热盘钎焊用自动布料装置 |
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