JP2013229381A - 長波長帯面発光レーザの作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メタモーフィック層を量産性に優れたMOCVD法でも転位の増殖を抑制しながら作製でき、かつ活性層とメタモーフィック層の間の厚さが薄く、レーザ共振器長が短い、デバイスの高速変調が可能な長波長帯面発光レーザの作製方法を提供すること。
【解決手段】(100)面から7°傾けたInP基板上(1−0)上に、MOCVD法で、第1反射鏡(1−1)として、n型InAlGaAs/InP層を56ペア成長させる。第1反射鏡(1−1)上に、n型InP第1スペーサー層(1−2)、InAlGaAs/InAlGaAs圧縮歪活性層(1−3)、p型InP第2スペーサー層(1−4)、p型InAlGaAs/n型InGaAsトンネル接合層(1−5)を成長させる。最後にメタモーフィックなSiドープしたn型GaAs/Al0.98Ga0.02層を順次(1−6)成長させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信産業分野で利用される面出射型の長波長帯面発光レーザの作製方法に関し、特に長波長帯(発振波長1.1μmから1.65μm帯)の長波長帯面発光レーザの作製方法に関する。
面発光レーザ(VCSEL)は、低消費電力、高速伝送が可能といった優れた可能性を持ったデバイスで、発振波長850nmのGaAs系VCSELは、Ether系通信用として実用化されている。しかしながら、長距離伝送用としての期待されている長波長帯(発振波長1.1μmから1.65μm帯)VCSELは、GaAs系VCSELほどの特性に達していない。
その主な理由は、GaAs系VCSELで適用されている高屈折率差、且つ熱伝導性の良い組み合わせからなるAlGa1−xAs/AlGa1−yAsDBR(Distributed Bragg reflector)反射鏡が、長波長帯で用いられているレーザ活性層を有するInP基板と格子整合しないため、結晶に転位が発生したり3次元成長が生じ、表面に凹凸ができたりして、平坦な反射鏡を形成することが容易でないためである。
そこで、エピタキシャル結晶成長での形成を避けるため、従来、GaAs基板上にAlGaAs/AlGaAsの反射鏡を、また発光層である活性層はInP基板上に別々にエピタキシャル成長を行い、その後、2枚のエピタキシャル層を含む基板を貼り合わせてVCSEL構造を形成するという方法がとられていた(非特許文献1参照)。
また、別な形成方法として、MBE(Moleculer Beam Epitaxy)法を用いて、InP活性層上に格子整合した第一反射鏡、活性層を順次成長し、格子不整合であるGaAs/AlAs層をメタフォーミックに低温成長し、1枚の基板にVCSELを形成するという報告がなされている(非特許文献2参照)。
A.Caliman, et al., "8mW fundamental mode output of wafer-fused VCSELs emitting in the 1550-nm band", CLEO/IQEC 2009, page 1-2 J. Boucart, et al., "1-mW CW-RT monolithic VCSEL at 1.55 μm", IEEE Photonics Technology letters, 1999, Vo.11, No.6, pp.629 J. Boucart, et al., "Optimization of the metamorphic growth of GaAs for long wavelength VCSELs", Journal of Crystal Growth 201/202, 1999, pp.1015-1019
しかしながら、従来の貼り合わせの方法では、2種類のエピタキシャル成長した基板が必要なためコストが高かったり、貼り合わせの工程を含むため、表面を平坦かつ清純にするために作製工程が複雑なったりするという課題があった。
一方、連続成長の手法の場合には、メタモーフィック層の形成する際、InPとGaAsとの格子定数が約3.7%異なるため、AlGaAs/AlGaAsの形成時に、III族の表面拡散を小さくするために、結晶成長温度を上げたり、Asの圧力を下げたりする必要がある(非特許文献3参照)ことなど成長条件の許容範囲が非常に小さく、製造が容易でないという課題があった。
また、成長条件を最適化しても、3次元成長抑制のために、GaAs成長の前にInGaAs層を成長することが必要であった。
また、メタモーフィック層を形成する際に格子不整合に起因した転位の発生によって、それがエピタキシャル層内を伝搬し、活性層にまで達した場合には、デバイス特性が劣化する要因になるという課題があった。この転位の発生を考慮することにより、従来、メタモーフィック層と活性層までの厚さを大きくする必要が生じていた(非特許文献2参照)。その結果、レーザ共振器長が長くなり、高速動作に不向きな構造となっていた。
更には、これはMBE法という結晶成長に限られた方法で行われており、量産性に優れたMOCVD(metal organic chemical vapor deposition)成長法では、一般に成長温度が高いため形成が困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、メタモーフィック層を量産性に優れたMOCVD法でも転位の増殖を抑制しながら作製でき、かつ活性層とメタモーフィック層の間の厚さが薄く、レーザ共振器長が短い、デバイスの高速変調が可能な長波長帯面発光レーザの作製方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、エピタキシャル成長で半導体層を形成された垂直共振器型面発光レーザ構造を有する長波長帯面発光レーザの作製方法であって、(100)面から傾斜角度7°以上20°以下の角度を有するInPの基板上に1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるn型InAlGaAs/InP層で構成された第1反射鏡を形成し、前記第1反射鏡上にInAlGaAs/InAlGaAsで構成された圧縮歪活性層を含む層を形成し、前記圧縮歪活性層を含む層上にInPに格子不整合したメタモーフィックなn型半導体層であるAlx1Ga1−x1As層(0≦x1≦1)とAlx2Ga1−x2As層(0≦x2≦1)とが交互に積層された第2反射鏡を形成して前記垂直共振器型面発光レーザ構造を作製することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法において、前記第2反射鏡は、Alx1Ga1−x1As層(0≦x1≦1)とAlx2Ga1−x2As層(0≦x2≦1)とが1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法において、前記圧縮歪活性層を含む層を形成するステップは、前記第1反射鏡上にn型InPで構成された第1スペーサー層を形成するステップと、前記圧縮歪活性層上にp型InPで構成された第2スペーサー層を形成するステップと、前記第2スペーサー層上にトンネル接合層である高濃度ドープしたp型InAlGaAs/n型InGaAを形成するステップとを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法において、前記第1スペーサー層、前記圧縮歪活性層および第2スペーサー層の厚みは3/2λであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、エピタキシャル成長で半導体層を形成された垂直共振器型面発光レーザ構造を有する長波長帯面発光レーザの作製方法であって、(100)面から傾斜角度7°以上20°以下の角度を有するInPの基板上に1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるn型InAlGaAs/InP層で構成された第1反射鏡を形成し、前記第1反射鏡上にInAlGaAs/InAlGaAsで構成された圧縮歪活性層を含む層を形成し、前記圧縮歪活性層を含む層上にInPに格子不整合したメタモーフィックなn型半導体層であるInP層とAlGa1−xAs層(0≦x≦1)とが交互に積層された第2反射鏡を形成して前記垂直共振器型面発光レーザ構造を作製することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法において、前記第2反射鏡は、InP層とAlGa1−xAs層(0≦x≦1)とが1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法において、前記圧縮歪活性層を含む層を形成するステップは、前記第1反射鏡上にn型InPで構成された第1スペーサー層を形成するステップと、前記圧縮歪活性層上にp型InPで構成された第2スペーサー層を形成するステップと、前記第2スペーサー層上にトンネル接合層である高濃度ドープしたp型InAlGaAs/n型InGaAを形成するステップとを含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法において、前記第1スペーサー層、前記圧縮歪活性層および第2スペーサー層の厚みは1/2λであることを特徴とする。
本発明は、メタモーフィック層を量産性に優れたMOCVD法でも転位の増殖を抑制しながら作製でき、かつ活性層とメタモーフィック層の間の厚さが薄く、レーザ共振器長を短くすることを可能にする。これにより、デバイスの高速変調が可能な長波長帯面発光レーザを容易に作成することを可能にする。
本発明の第1の実施例に係る1.3μm帯の長波長面発光半導体レーザの断面構造を示す図である。 (100)面と(100)面から7°傾けた面のInP基板上に作製されたメタモーフィックGaAs/Al0.98Ga0.02As29.5ペアのDBR層の表面から光を入射した場合の反射特性を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る長波長面発光半導体レーザの印加電流に対する光出力特性を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る長波長面発光半導体レーザにおける周波数に対する小信号応答特性を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る長波長面発光半導体レーザの断面構造を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の構造は、傾斜基板であるInP基板を用いるため、InP基板上に形成される過程においてIII族であるGa、Al、In原子の表面拡散領域が小さくなり、格子不整合にともなう3次元成長が抑制される。
一方、傾斜がない基板では、結晶成長膜を厚くしていくと3次元成長が顕著となり、表面の平坦性が保たれなくなる。長波長帯VCSELを構成するDBRミラー層は、そのレーザ特性を確保するために、絶対反射率として99%以上が必要となる。例えばGaAsとAlAsで反射鏡を構成すると、材料固有の屈折率から計算される反射鏡の全層厚は6−7μmとなり、しかも界面の光の散乱を究極に小さくするために良好な平坦性を全層にわたって確保することが必要となる。このため、傾斜が7°より小さい基板では、結晶方法、結晶成長条件に大きな制約が生じていた。
一方、本発明の7°以上の傾斜基板を用いると基板表面に形成される過程において、3次元成長が容易に抑制され、MBE法以外の成長方法でも、全層にわたって平坦な膜を形成することが可能となり、またInGaAs層をDBR層成長前に挿入する必要がなくなる。このため、VCSELの短共振器化が容易となり、高速変調動作が可能となる。
尚、傾斜角度を20°以上にすると、基板面の異方性により、基板表面に吸着する原子の取り込まれ方が(100)面と大いに異なり、かえって3次元成長しやすくなり、表面に凹凸が生じてしまう。
次に、DBR構造を構成する材料であるGaAsとAlGaAsのうち、GaAsに代えてInP層を用いてInP/AlGaAsでDBR層を構成すると、InP基板と格子不整合の結晶の層厚が少なくなることから、メタモーフィックDBR層から活性層へ伝搬する転位による劣化を抑制することが可能となる。また、GaAsの熱抵抗が約0.44W/K、InPの熱抵抗が約0.42W/Kであるため、DBR層自体の熱伝導性はほとんど変わらないため、デバイス内で発熱した熱の放熱性が、従来のGaAs/AlGaAsDBR層と比較して、同等の長波長帯VCSELの作製が可能となる。
更には、活性層とメタモーフィック層との厚さを薄くすることが可能となり、高速変調動作に不可欠な短共振器構造が容易に作成可能になる。
本発明のInP基板上の長波長面発光レーザに関して、半導体結晶成長で全ての半導体層を構成する場合、(100)面から7°以上傾斜したInP基板を用いて、半導体反射鏡をAlx1Ga1−x1As層(0≦x1≦1)とAlx2Ga1−x2As(0≦x2≦1)材料で、又はInP層とAlx3Ga1−x3As(0≦x3≦1)材料で構成した層を有している。
(実施例1)
図1に、本発明の第1の実施例に係る1.3μm帯の長波長面発光半導体レーザの断面構造を示す。(100)面から
Figure 2013229381
方向に7°傾けたInP基板上(1−0)上に、MOCVD法で、第1反射鏡(1−1)として、1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるn型InAlGaAs(バンドギャップ波長λg=1.2μm)/InP層を56ペア成長させる。
次に、第1反射鏡(1−1)上に、第1スペーサー層としてn型InP(1−2)、InAlGaAs/InAlGaAs圧縮歪活性層(1−3)、p型InP第2スペーサー層(1−4)、トンネル接合層である高濃度ドープしたp型InAlGaAs/n型InGaAs(1−5)を成長させる。
第1スペーサー層(1−2)、活性層(1−3)および第2スペーサー層(1−4)で構成されるレーザキャビティ長は3/2λ(λ:発振波長)厚に設定した。
最後に1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるメタモーフィックなSiドープしたn型GaAs/Al0.98Ga0.02層を順次(1−6)エピタキシャル成長させる。本実施例のメタモーフィックなn型GaAs/Al0.98Ga0.02As層(1−6)の成長には、III族の表面拡散領域を小さくすることを考慮し、通常の結晶成長よりも小さいV/III比を6とし、成長温度は650℃で行った。
デバイス形成工程として、上面に絶縁膜で直径6.5ミクロンΦ円形マスクを作製し、その後、SiClガスを用いて、RIE(Reactive Ion Etching)でメタモーフィックDBR層をエッチングして、円形メサを形成する。その後、上下にAuGeNiの電極を蒸着し、下面は出射光を取り出すため、円形に電極を取り除き、レーザ発振した光が、活性層に戻るのを防ぐために、反射防止膜としてSiO膜を形成した。
まず、図2に、(100)面と(100)面から
Figure 2013229381
方向に7°傾けた面のInP基板上に作製されたメタモーフィックGaAs/Al0.98Ga0.02As29.5ペアのDBR層の表面から光を入射した場合の反射特性を示す。(100)面上に作製されたDBR層の特性は、DBR層内の界面の凹凸の散乱によりピーク反射率の減少がみられるが、傾斜基板上に作製されたDBR層の特性はピーク反射率99%以上が確認された。これにより、InP基板上のGaAs系メタモーフィック層の表面の平坦性に傾斜基板が有効であることが分かる。
図3に、本発明の第1の実施例に係る長波長面発光半導体レーザの印加電流に対する光出力特性を示す。デバイスはメタモーフィックの層を下にして基板面から測定している。20℃で閾値2.5mAで最大光出力5mW、最高温度115℃までレーザ発振が確認された。
図4に、本発明の第1の実施例に係る長波長面発光半導体レーザにおける周波数に対する小信号応答特性を示す。バイアス電流Ib=12mAで、カットオフ周波数として30GHz以上で、光ファイバー伝送において40Gbps信号のエラーフリー動作が確認された。
また基板の面方位を傾けた効果により、光利得の異方性が生じ、偏波が一方向になっていた。
(実施例2)
図5に、本発明の第2の実施例に係る長波長面発光半導体レーザの断面構造を示す。(100)面から
Figure 2013229381
方向に7°傾けたInP基板上(5−0)上に、第1反射鏡(5−1)として、1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるn型InAlGaAs(バンドギャップ波長λg=1.2μm)/InP層を56ペア成長させる。
次に、第1反射鏡(5−1)上に、第1スペーサー層としてn型InP(5−2)、InAlGaAs/InAlGaAs圧縮歪活性層(5−3)、p型InP第2スペーサー層(5−4)、トンネル接合層である高濃度ドープしたp型InAlGaAs/n型InGaAs(5−5)を成長させる。
第1スペーサー層(5−2)、活性層(5−3)と第2スペーサー層(5−4)で構成されるレーザキャビティ長は1/2λ(λ:発振波長)厚に設定した。
最後に1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるメタモーフィックなSiドープしたn型InP/Al0.98Ga0.02As層を順次(5−6)エピタキシャル成長させる。
デバイス形成工程も実施例1と同様で、上面に絶縁膜で6ミクロンΦ円形マスクを作製し、RIE(Reactive Ion Etching)でメサを形成し、上下にAuGeNiの電極を蒸着し、下面は出射光を取り出すため、円形に電極を取り除き、反射防止膜としてSiO膜を形成した。本実施例で作製されたデバイスは、20℃で閾値2.5mAで、最大光出力5mW、110℃までレーザ発振が確認された。小信号応答特性において、カットオフ周波数として35GHz以上で、光ファイバー伝送において40Gbps信号のエラーフリー動作が確認された。
1−0 InP基板
1−1 第1反射鏡
1−2 第1スペーサー層
1−3 InAlGaAs/ InAlGaAs 圧縮歪活性層
1−4 第2スペーサー層
1−5 トンネル接合層
1−6 メタモーフィックなGaAs/Al0.98Ga0.02As 第2反射鏡
5−0 InP基板
5−1 第1反射鏡
5−2 第1スペーサー層
5−3 InAlGaAs/ InAlGaAs 圧縮歪活性層
5−4 第2スペーサー層
5−5 トンネル接合層
5−6 メタモーフィックなInP/Al0.98/Ga0.02As 第2反射鏡

Claims (8)

  1. エピタキシャル成長で半導体層を形成された垂直共振器型面発光レーザ構造を有する長波長帯面発光レーザの作製方法であって、
    (100)面から傾斜角度7°以上20°以下の角度を有するInPの基板上に1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるn型InAlGaAs/InP層で構成された第1反射鏡を形成し、
    前記第1反射鏡上にInAlGaAs/InAlGaAsで構成された圧縮歪活性層を含む層を形成し、
    前記圧縮歪活性層を含む層上にInPに格子不整合したメタモーフィックなn型半導体層であるAlx1Ga1−x1As層(0≦x1≦1)とAlx2Ga1−x2As層(0≦x2≦1)とが交互に積層された第2反射鏡を形成して
    前記垂直共振器型面発光レーザ構造を作製することを特徴とする長波長帯面発光レーザの作製方法。
  2. 前記第2反射鏡は、Alx1Ga1−x1As層(0≦x1≦1)とAlx2Ga1−x2As層(0≦x2≦1)とが1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法。
  3. 前記圧縮歪活性層を含む層を形成するステップは、
    前記第1反射鏡上にn型InPで構成された第1スペーサー層を形成するステップと、
    前記圧縮歪活性層上にp型InPで構成された第2スペーサー層を形成するステップと、
    前記第2スペーサー層上にトンネル接合層である高濃度ドープしたp型InAlGaAs/n型InGaAを形成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法。
  4. 前記第1スペーサー層、前記圧縮歪活性層および第2スペーサー層の厚みは3/2λであることを特徴とする請求項3に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法。
  5. エピタキシャル成長で半導体層を形成された垂直共振器型面発光レーザ構造を有する長波長帯面発光レーザの作製方法であって、
    (100)面から傾斜角度7°以上20°以下の角度を有するInPの基板上に1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層された屈折率の異なるn型InAlGaAs/InP層で構成された第1反射鏡を形成し、
    前記第1反射鏡上にInAlGaAs/InAlGaAsで構成された圧縮歪活性層を含む層を形成し、
    前記圧縮歪活性層を含む層上にInPに格子不整合したメタモーフィックなn型半導体層であるInP層とAlGa1−xAs層(0≦x≦1)とが交互に積層された第2反射鏡を形成して
    前記垂直共振器型面発光レーザ構造を作製することを特徴とする長波長帯面発光レーザの作製方法。
  6. 前記第2反射鏡は、InP層とAlGa1−xAs層(0≦x≦1)とが1.3μmの光学波長の1/4に相当する膜厚で交互に積層されていることを特徴とする請求項5に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法。
  7. 前記圧縮歪活性層を含む層を形成するステップは、
    前記第1反射鏡上にn型InPで構成された第1スペーサー層を形成するステップと、
    前記圧縮歪活性層上にp型InPで構成された第2スペーサー層を形成するステップと、
    前記第2スペーサー層上にトンネル接合層である高濃度ドープしたp型InAlGaAs/n型InGaAを形成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法。
  8. 前記第1スペーサー層、前記圧縮歪活性層および第2スペーサー層の厚みは1/2λであることを特徴とする請求項7に記載の長波長帯面発光レーザの作製方法。
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