JP2013227034A - 蓋付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の厳格な寸法管理を行なわず、蓋の隙間が開くことなく、美観に優れた蓋付き容器を提供する。
【解決手段】上部開口部2を有する保温容器1と、上部開口部2に接触する止水用パッキン13を備える内蓋8と、空気孔閉塞パッキン33を備えた外蓋9とを備え、外蓋9は保温容器1に螺合され、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33のみにより、内蓋8に設けた空気孔19を閉鎖し、内蓋8を押圧することにより、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8を押圧し、空気孔閉塞パッキン33が変形することで各所の寸法バラツキの影響を受けづらく、外蓋9が容器本体1に接するまで締結でき、外蓋9と容器本体1に隙間はなくなるため外観がよくなり、なおかつ、止水することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓋付き容器に関するものである。
従来、この種のものとして、開口部を有する保温容器と、前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器であって、非弾性部材の外蓋下面と内蓋上面が当接し、内蓋を押圧している蓋付き容器が知られている(例えば特許文献1、2)。
特開2011−230807号公報 特許第4756480号公報
前記従来技術では、外蓋下面の非弾性部が、内蓋上面の非弾性部に当接し、内蓋を押圧することで、非弾性部の当接により内蓋の固定をしていたが、寸法のバラツキより、外蓋を閉めると容器本体と外蓋の間に隙間ができてしまうため、この隙間を最小限に抑えるために、非常に厳しい寸法管理が必要であった。
また、不均一な隙間ができてしまうと、商品としての美観を損なうという問題があった。
そこで、本願発明は上記した問題点に鑑み、従来の厳格な寸法管理を行なわず、蓋の隙間が開くことなく、美観に優れた蓋付き容器を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、開口部を有する保温容器と、前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器において、前記外蓋は保温容器に螺合され、前記外蓋に備えた前記弾性部材のみにより、前記内蓋に設けた空気穴を閉鎖し、前記内蓋を押圧することを特徴とする。
請求項2の発明では、前記外蓋と前記内蓋の隙間よりも、前記弾性部材の潰れ量が大きいことを特徴とする。
請求項3の発明では、前記弾性止水パッキンの外径が前記保温容器の止水部の内径よりも大きく、前記外蓋と前記内蓋の隙間より、前記保温容器の前記止水部の前記弾性止水パッキンとの当接面が長いことを特徴とする。
請求項4の発明では、開口部を有する保温容器と、前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器において、前記外蓋は保温容器に螺合され、前記外蓋に備えた前記弾性部材のみにより、前記内蓋を押圧し、前記内蓋に備えた弾性止水パッキンを前記保温容器の前記開口部に上方から押圧し、さらに前記内蓋に設けた空気穴を閉塞する構造を有し、前記弾性止水パッキンの潰れ量が前記外蓋と前記内蓋の隙間より大きく、前記弾性部材の潰れ量より小さいことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明によれば、外蓋に備えた弾性部材が内蓋を押圧し、弾性部材が変形することで各所の寸法バラツキの影響を受けづらく、外蓋が容器本体に接するまで締結でき、外蓋と容器本体に隙間はなくなるため外観がよくなり、なおかつ、止水することができる。また、減圧状態においては内蓋フランジが保温容器の開口部上部を当接し、内蓋の位置が決まり、開栓時には、弾性部材のみで押圧しているため、外蓋と内蓋の摩擦が変化することなく、開栓時に外蓋が緩く感じることはない。また外蓋に備えた弾性部材が内蓋から上方に離れ、閉塞していた空気穴から容器内部に空気が入り、減圧状態が容易に解除され、容易に内蓋・外蓋を外すことができる。
本発明の請求項2記載の発明によれば、加圧・減圧時による内蓋の上下動を制限でき、外蓋に備えた弾性部材により止水性を上げることができる。
本発明の請求項3記載の発明によれば、弾性部材により、内蓋に設けた弾性止水パッキンを上から押圧しつぶす必要がなく、外蓋の締付力をさらに軽減することができる。
本発明の請求項4記載の発明によれば、外蓋に備えた弾性部材が内蓋を押圧し、弾性部材と弾性止水パッキンが変形することで、各所の径寸法・上下寸法のバラツキの影響を受けづらい。また、開栓により外蓋の押圧がなくなると、内蓋が本体開口部上部に載置されただけの状態になるため、容易に取り外すことができる。
本発明の実施例1に係る蓋付き容器の側面図である。 同上、蓋付き容器の分解状態の断面図である。 同上、蓋付き容器の要部断面図である。 同上、容器本体内が大気圧状態を示す要部断面図である。 同上、容器本体内が大気圧以上の状態を示す要部断面図である。 同上、容器本体内が大気圧以下の状態を示す要部断面図である。 本発明の実施例2に係る蓋付き容器の分解状態の断面図である。 同上、蓋付き容器の要部断面図である。 本発明の実施例3に係る蓋付き容器の分解状態の断面図である。 同上、蓋付き容器の要部断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図6は実施例1を示すもので、容器である金属又は樹脂製の保温容器本体1の上部開口部2に蓋3を着脱自在に設けたものである。保温容器本体1はステンレス鋼の有底な外筒4の内側に同じくステンレス鋼の有底な内筒5を設けると共に、これら外筒4と内筒5の上縁を接合して広口の上部開口部2を形成している。そして、外筒4と内筒5の間を断熱層たる真空層6とすることで断熱二重容器を形成している。また、内筒5における上部開口部2のやや下方には突起7が内側に向けて段状に設けられている。
ここで突起7は、上方から下方に向けて縮径した第1傾斜部7Aと、第1傾斜部7Aの下端から略垂直に延設された縦面部7Bと、縦面部7Bの下端から下向きに拡径して形成された第2傾斜部7Cを備えている。
前記蓋3は、樹脂製の平面が円形の樹脂製の内蓋8と、この内蓋8の上方を覆う樹脂製の平面が円形の樹脂製の外蓋9とを備える。内蓋8は内筒5の上縁内側を覆うものであり、上方を開放した有底円筒状の内蓋側円筒部10を備えている。この内蓋8の上部開口縁部分には、水平外向きに連続して突設された内蓋側フランジ部11が形成されており、この内蓋側フランジ部11を、上部開口部2に係止可能に備えている。そして、内蓋8の下部に形成された段差部12には、シリコーンゴム等ゴム、エラストマー等弾性材料からなるパッキン状の止水用パッキン13が装着しており、内蓋8を上方から上部開口部2に落とし込んで止水用パッキン13を突起7に係止して閉栓できるようになっている。
ここで前記段差部12は、内蓋側円筒部10の下部に対して全周にわたり連続して切り欠いて形成されており、この段差部12全周にわたり連続して凸設された凸条部14に対して、リング状に形成された止水用パッキン13の内周面全周にわたり連続して凹設された凹溝部15が嵌合して、止水用パッキン13は段差部12に外嵌されている。
また、止水用パッキン13の外周部分に形成されたパッキン部16は、上部16Aから中段部16Bにかけて断面略湾曲状に拡径していき、中段部16Bをパッキン部16の最大径部となるように形成し、この中段部16Bから下部16Cに向けて断面略湾曲状に縮径し、下部16Cを開放したリップ片状に形成されている。
さらに、内蓋8の底板部17の中央には、平面円形状に上方へ突設した底側突部18が設けられており、この底側突部18には軸心Xに沿って上下方向に貫通する空気路である空気孔19が設けられる。また、底板部17は、外側から中央の底側突部18に向けて面を上向きに傾斜させて形成されている。なお、空気孔19の位置は底側突部18の中央にある必要はなく、後述する弾性シール部29により閉鎖できればよいものとする。
前記外蓋9は、内蓋8の上方を覆うものであり、上部開口部2を覆う外天板部20の外周に、外周面(外筒4の外周面)に螺合して取り付ける外周板部21が設けられる。そのために外周板部21に雌螺子部22が形成され、一方上部開口部2の外周面に雄螺子部23が形成される。
外天板部20の下面に軸心Xと同心で有底な外蓋側円筒部24が下向きに設けられており、この外蓋側円筒部24の内部は、真空、空気或いは断熱材による断熱層25が形成されている。
この外蓋側円筒部24の上部開口縁部分に、水平外向きに連続して突設された外蓋側フランジ部26が形成されており、この外蓋側フランジ部26を、内蓋側フランジ部11に係止可能に備えている。外蓋側円筒部24の底面部材27は軸心Xを中心として円形であり、底面部材27には、軸心Xと同軸上のリング状の凸段部28が下向きに凸設されており、凸段部28の内周壁部に底側突部18の接続部としての弾性シール部29が設けられている。
弾性シール部29は、軸心Xと同心で凸段部28の底面部に対向可能な平面リング状に形成された外周部30と、外周部30の内周部分から上方に立設して凸段部28の内周壁部に対向可能な立壁部31と、立壁部31の上端から水平内向きに延設され、軸心Xと同心で凸段部28に囲まれた底面部材27に対向可能な平面リング状に形成された上面部32と、上面部32の内周部分より下向きに立設され、下部を閉塞した断面略U型形状の有底円筒状に形成された空気孔閉塞パッキン33を有して、これらはシリコーンゴム等ゴム、エラストマー等弾性材料からなり一体形成されている。弾性シール部29の立壁部31の全周に凹設された係止用凹溝部34に、凸段部28の内周壁部の全周に凸設された係止用凸部35が係止可能に形成されており、弾性シール部29の立壁部31に凸段部28の内周壁部を外嵌可能に備えている。尚、空気孔閉塞パッキン33は止水用パッキン13の止水を十分に達成できる程度の柔軟性を有し、外蓋9締め付け時に止水用パッキン13の押圧不足を招くことはないように形成されている。
図2に示すように、外蓋側円筒部24の外径L1は、内蓋側円筒部10の内径L2より小さく形成されており(L2>L1)、外蓋9と内蓋8が軸心Xと同軸上に配置された場合に、外蓋側円筒部24と内蓋側円筒部10の間に隙間S1が形成される。
同様に、凸段部28の外径L3は、段差部12の内径L4より小さく形成されており(L4>L3)、外蓋9と内蓋8が軸心Xと同軸上に配置された場合に、凸段部28と段差部12の間に隙間S2が形成される。
また、突起7の縦面部7Bの内径Fは、パッキン部16の中段部16Bの外径Eより小さく、且つパッキン部16の下部16Cの内径L5より大きく形成されている(E>F>L5)。そのため、保温容器本体1と内蓋8が軸心Xと同軸上に配置された場合に、保温容器本体1の第1傾斜部7Aと縦面部7Bとの間の箇所に対して、パッキン部16の中段部16Bと下部16Cの間の箇所が当接する構造となっている。
次に前記構成についてその作用を説明する。保温容器本体1、内蓋8、外蓋9を取り出し、内筒5にスープ、味噌汁のような汁など被収容物(図示せず)を収容した後に、図1に示すように内蓋8を上部開口部2に嵌入すると、止水用パッキン12が突起7に当接して液密状態となる。
次に外蓋9を内蓋8の上方から覆うように雌螺子部22を雄螺子部23に螺合して締め付ける。この締め付けによって外蓋9は下方に順次移動して、空気孔15の外側である上端は空気孔閉塞パッキン33に対向して接触することで封止される。
さらに、外蓋9の外周板部21の下端が、外筒4の雄螺子部23の下端から下方に向けて拡径して形成された外筒側傾斜部4Aに当接するまで外蓋9を締め付けると、空気孔閉塞パッキン33により底側突部18がさらに上方から押込まれることで、空気孔19の上端が封止されたままの状態で空気孔閉塞パッキン33を上方に押圧して、空気孔閉塞パッキン33を軸心X方向に押し潰して弾性変形させるとともに、内蓋8は外蓋9によって軸心X方向下向きの内側に押圧され、さらに外蓋9は容器本体1に緊着し、容器本体1の内部は密封状態となって被収容物は保温される。尚、比較的長時間の保温にあっては被収容物が多少冷めることで、容器本体1の内部はやや減圧状態となってしまう。
一方、開栓時は、外蓋9を回動して雌螺子部22と雄螺子部23との螺合を緩めて、外蓋9を持ち上げると、空気孔閉塞パッキン33が底側突部18より離れ、空気孔閉塞パッキン33による空気孔19の閉塞が解除され、外気が空気孔19を介して容器本体1の内部に吸気され、容器本体1の内部を大気圧状態とする。
さらに、外蓋9を回動して雌螺子部22と雄螺子部23との螺合を緩めると、外蓋9はさらに持ち上がって、外蓋9、内蓋8の順で容器本体1より抜け出し可能となる。この際、空気孔閉塞パッキン33から開放された空気孔19を介して、容器本体1内部が大気圧状態となっているので、外蓋9及び内蓋8は減圧による内側への引っ張り抵抗を直接受けないため、容器本体1からスムーズに抜け出すことができる。
ここで、図4に示すように、蓋3によって密閉された容器本体1の内部が大気圧状態の場合、容器本体1の内部から内蓋8へ影響を及ぼす力が存在しないため、軸心X方向に押し潰された空気孔閉塞パッキン33が底側突部18を軸心X方向下向きに押圧しようとする弾性復元力と、突起7に押し込まれた止水用パッキン13のパッキン部16が軸心X方向上向きに内蓋8を押し上げようとする弾性復元力とがつり合った状態となり、内蓋8は、内蓋側フランジ部11が外蓋側フランジ部26および上部開口部2からそれぞれ軸心X方向に隙間A1,G1を有した状態で、空気孔閉塞パッキン33と止水用パッキン13によって軸心X方向の上下から保持されているとともに、内蓋8の段差部12と外蓋9の底面部材27との間に軸心X方向に隙間B1を有している。
また、図5に示すように、容器本体1に高温の被収容物が収容され、その被収容物から発生する水蒸気により、蓋3によって密閉された容器本体1の内部が大気圧以上の加圧状態となる場合、容器本体1の内部から内蓋8へ軸心X方向上向きに押圧する上向きの力が発生するため、図4の軸心X方向に押し潰された空気孔閉塞パッキン33が底側突部18を軸心X方向下向きに押圧しようとする弾性復元力と、突起7に押し込まれた止水用パッキン13のパッキン部16が軸心X方向上向きに内蓋8を押し上げようとする弾性復元力とがつり合った状態から上向きの力が加わるために、内蓋8が容器本体1及び外蓋9に対して相対的に軸心X方向上向きに移動して、内蓋8は、内蓋側フランジ部11が外蓋側フランジ部26に当接するとともに、内蓋8の段差部12が外蓋9の底面部材27に当接し、内側フランジ部11と上部開口部2の間に軸心X方向に隙間G2(G2>G1)を有した状態で、空気孔閉塞パッキン33、止水用パッキン13、外蓋側円筒部24によって軸心X方向の上下から保持されている。
さらに、図6に示すように、容器本体1に収容された高温の被収容物が冷めて、蓋3によって密閉された容器本体1の内部が大気圧以下の減圧状態となる場合、減圧による容器本体1の内部から内蓋8を軸心X方向下向きに引っ張る下向きの力が発生するため、図4の軸心X方向に押し潰された空気孔閉塞パッキン33が底側突部18を軸心X方向下向きに押圧しようとする弾性復元力と、突起7に押し込まれた止水用パッキン13のパッキン部16が軸心X方向上向きに内蓋8を押し上げようとする弾性復元力とがつり合った状態から下向きの力が加わるために、内蓋8が容器本体1及び外蓋9に対して相対的に軸心X方向下向きに移動して、内蓋8は、内蓋側フランジ部11が上部開口部2に当接するとともに、内蓋側フランジ部11が外蓋側フランジ部26から軸心X方向に隙間A2(A2>A1)を有し、内蓋8の段差部12と外蓋9の底面部材27との間に軸心X方向に隙間B2(B2>B1)を有した状態で、空気孔閉塞パッキン33と止水用パッキン13によって軸心X方向の上下から保持されている。
以上のように前記実施例では、開口部として上部開口部2を有する保温容器1と、上部開口部2に接触する弾性止水パッキンとして止水用パッキン13を備える内蓋8と、弾性部材として空気孔閉塞パッキン33を備えた外蓋9とを備えた蓋付き容器において、外蓋9は保温容器1に螺合され、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33のみにより、内蓋8に設けた空気穴としての空気孔19を閉鎖し、内蓋8を押圧する。
この場合、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8を押圧し、空気孔閉塞パッキン33が変形することで各所の寸法バラツキの影響を受けづらく、外蓋9が容器本体1に接するまで締結でき、外蓋9と容器本体1に隙間はなくなるため外観がよくなり、なおかつ、止水することができる。
また、減圧状態においては内蓋側フランジ11が保温容器1の上部開口部2に当接し、内蓋8の位置が決まり、開栓時には、空気孔閉塞パッキン33のみで内蓋8を押圧しているため、外蓋9と内蓋8の摩擦が変化することなく、開栓時に外蓋9が緩く感じることはない。また外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8から上方に離れ、閉塞していた空気孔19から容器本体1内部に空気が入り、減圧状態が容易に解除され、容器本体1から容易に内蓋8・外蓋9を外すことができる。
また、外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2よりも、空気孔閉塞パッキン33の潰れによる変形量Cが大きいことにより(C>A,A1,A2,B,B1,B2)、加圧・減圧時による内蓋8の容器本体1及び外蓋9に対する相対的な上下動を制限でき、外蓋9に備えた弾性シール部29により止水性を上げることができる。
また、開口部として上部開口部2を有する保温容器1と、上部開口部2に接触する弾性止水パッキンとして止水用パッキン13を備える内蓋8と、弾性部材として空気孔閉塞パッキン33を備えた外蓋9とを備えた蓋付き容器において、外蓋9は保温容器1に螺合され、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33のみにより、内蓋8を押圧し、内蓋8に備えた止水用パッキン13を保温容器1の上部開口部2に上方から押圧し、さらに内蓋8に設けた空気穴としての空気孔19を閉塞する構造を有し、止水用パッキン13の潰れによる変形量Dが外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2より大きく、且つ空気孔閉塞パッキン33の潰れによる変形量Cより小さい(C>D>A,A1,A2,B,B1,B2)。
この場合、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8を押圧し、空気孔閉塞パッキン33と止水用パッキン13が変形することで、各所の径寸法・上下寸法のバラツキの影響を受けづらい。また、開栓により外蓋9の押圧がなくなると、内蓋8が容器本体1の上部開口部2に載置されただけの状態になるため、容易に取り外すことができる。
図7〜図8は実施例2を示すもので、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実施例の止水用パッキン13の外周部分に形成されたパッキン部40は、上部40Aから中段部40Bにかけて断面略直線状に拡径していき、中段部40Bをパッキン部40の最大径部となるように形成し、この中段部16Bから下部40Cに向けて断面略直線状に縮径し、下部40Cを開放したリップ片状に形成されている。
パッキン部40を上述の構成としたことにより、内蓋8の止水用パッキン13は、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33によって軸心X方向を上から押圧されると、パッキン部40が突起7の第1傾斜部7Aに沿って縮径方向に弾性変形して、上部40Aから中段部40Bまでの略直線部分が縦面部7Bに略面接触した状態で押圧され、止水用パッキン12が突起7に当接して液密状態となる。
本実施例では、止水用パッキン13の外径Eが保温容器1の止水部である突起7の内径Fよりも大きく、外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2より、保温容器1の突起7の止水用パッキン13との当接面である縦面部7Bの軸心X方向の寸法Gの方が長いことにより(G>A,A1,A2,B,B1,B2)、空気孔閉塞パッキン33により、内蓋8に設けた止水用パッキン13を上から押圧しつぶす必要がなく、外蓋9の締付力をさらに軽減することができる。
図9〜図10は実施例3を示すもので、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実施例の止水用パッキン13の外周部分に形成されたパッキン部50は、周方向外向きに突設された舌片状に形成されている。ここで、パッキン部の外径Eは、パッキン部50の先端部分の外径とする。
パッキン部50を上述の構成としたことにより、内蓋8の止水用パッキン13は、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33によって軸心X方向を上から押圧されると、パッキン部50が突起7の第1傾斜部7Aに沿って下から上にめくれ上がるように縮径方向に弾性変形して、めくれ上がった状態のままのパッキン部50が縦面部7Bに押圧され、止水用パッキン12が突起7に当接して液密状態となる。
本実施例では、止水用パッキン13の外径Eが保温容器1の止水部である突起7の内径Fよりも大きく、外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2より、保温容器1の突起7の止水用パッキン13との当接面である縦面部7Bの軸心X方向の寸法Gの方が長いことにより(G>A,A1,A2,B,B1,B2)、空気孔閉塞パッキン33により、内蓋8に設けた止水用パッキン13を上から押圧しつぶす必要がなく、外蓋9の締付力をさらに軽減することができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
以上のように本発明に係る蓋付き容器は、各種の用途に適用できる。
1 保温容器本体
2 上部開口部(開口部)
8 内蓋
9 外蓋
13 止水用パッキン(弾性止水パッキン)
19 空気孔(空気穴)
33 空気孔閉塞パッキン(弾性部材)
本発明は、蓋付き容器に関するものである。
従来、この種のものとして、開口部を有する保温容器と、前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器であって、非弾性部材の外蓋下面と内蓋上面が当接し、内蓋を押圧している蓋付き容器が知られている(例えば特許文献1、2)。
特開2011−230807号公報 特許第4756480号公報
前記従来技術では、外蓋下面の非弾性部が、内蓋上面の非弾性部に当接し、内蓋を押圧することで、非弾性部の当接により内蓋の固定をしていたが、寸法のバラツキより、外蓋を閉めると容器本体と外蓋の間に隙間ができてしまうため、この隙間を最小限に抑えるために、非常に厳しい寸法管理が必要であった。
また、不均一な隙間ができてしまうと、商品としての美観を損なうという問題があった。
そこで、本願発明は上記した問題点に鑑み、従来の厳格な寸法管理を行なわず、蓋の隙間が開くことなく、美観に優れた蓋付き容器を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、開口部を有する保温容器と、前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器において、前記外蓋は保温容器に螺合され、前記弾性部材のみにより、前記内蓋と前記外蓋に隙間を有した状態で、前記内蓋に設けた空気穴を閉鎖し、前記内蓋を押圧し、前記外蓋と前記内蓋の隙間よりも、前記内蓋により押し潰されて弾性変形した前記弾性部材の潰れによる変形量が大きいことを特徴とする。
請求項の発明では、前記弾性止水パッキンの外径が前記保温容器の止水部の内径よりも大きく、前記外蓋と前記内蓋の隙間より、前記保温容器の前記止水部の前記弾性止水パッキンとの当接面が長いことを特徴とする。
請求項の発明では、前記開口部に押圧されて弾性変形した前記弾性止水パッキンの潰れによる変形量が前記外蓋と前記内蓋の隙間より大きく、前記内蓋により押し潰されて弾性変形した前記弾性部材の潰れによる変形量より小さいことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明によれば、外蓋に備えた弾性部材が内蓋を押圧し、弾性部材が変形することで各所の寸法バラツキの影響を受けづらく、外蓋が容器本体に接するまで締結でき、外蓋と容器本体に隙間はなくなるため外観がよくなり、なおかつ、止水することができる。また、減圧状態においては内蓋フランジが保温容器の開口部上部を当接し、内蓋の位置が決まり、開栓時には、弾性部材のみで押圧しているため、外蓋と内蓋の摩擦が変化することなく、開栓時に外蓋が緩く感じることはない。また外蓋に備えた弾性部材が内蓋から上方に離れ、閉塞していた空気穴から容器内部に空気が入り、減圧状態が容易に解除され、容易に内蓋・外蓋を外すことができる。また、加圧・減圧時による内蓋の上下動を制限でき、外蓋に備えた弾性部材により止水性を上げることができる。
本発明の請求項記載の発明によれば、弾性部材により、内蓋に設けた弾性止水パッキンを上から押圧しつぶす必要がなく、外蓋の締付力をさらに軽減することができる。
本発明の請求項記載の発明によれば、外蓋に備えた弾性部材が内蓋を押圧し、弾性部材と弾性止水パッキンが変形することで、各所の径寸法・上下寸法のバラツキの影響を受けづらい。また、開栓により外蓋の押圧がなくなると、内蓋が本体開口部上部に載置されただけの状態になるため、容易に取り外すことができる。
本発明の実施例1に係る蓋付き容器の側面図である。 同上、蓋付き容器の分解状態の断面図である。 同上、蓋付き容器の要部断面図である。 同上、容器本体内が大気圧状態を示す要部断面図である。 同上、容器本体内が大気圧以上の状態を示す要部断面図である。 同上、容器本体内が大気圧以下の状態を示す要部断面図である。 本発明の実施例2に係る蓋付き容器の分解状態の断面図である。 同上、蓋付き容器の要部断面図である。 本発明の実施例3に係る蓋付き容器の分解状態の断面図である。 同上、蓋付き容器の要部断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図6は実施例1を示すもので、容器である金属又は樹脂製の保温容器本体1の上部開口部2に蓋3を着脱自在に設けたものである。保温容器本体1はステンレス鋼の有底な外筒4の内側に同じくステンレス鋼の有底な内筒5を設けると共に、これら外筒4と内筒5の上縁を接合して広口の上部開口部2を形成している。そして、外筒4と内筒5の間を断熱層たる真空層6とすることで断熱二重容器を形成している。また、内筒5における上部開口部2のやや下方には突起7が内側に向けて段状に設けられている。
ここで突起7は、上方から下方に向けて縮径した第1傾斜部7Aと、第1傾斜部7Aの下端から略垂直に延設された縦面部7Bと、縦面部7Bの下端から下向きに拡径して形成された第2傾斜部7Cを備えている。
前記蓋3は、樹脂製の平面が円形の樹脂製の内蓋8と、この内蓋8の上方を覆う樹脂製の平面が円形の樹脂製の外蓋9とを備える。内蓋8は内筒5の上縁内側を覆うものであり、上方を開放した有底円筒状の内蓋側円筒部10を備えている。この内蓋8の上部開口縁部分には、水平外向きに連続して突設された内蓋側フランジ部11が形成されており、この内蓋側フランジ部11を、上部開口部2に係止可能に備えている。そして、内蓋8の下部に形成された段差部12には、シリコーンゴム等ゴム、エラストマー等弾性材料からなるパッキン状の止水用パッキン13が装着しており、内蓋8を上方から上部開口部2に落とし込んで止水用パッキン13を突起7に係止して閉栓できるようになっている。
ここで前記段差部12は、内蓋側円筒部10の下部に対して全周にわたり連続して切り欠いて形成されており、この段差部12全周にわたり連続して凸設された凸条部14に対して、リング状に形成された止水用パッキン13の内周面全周にわたり連続して凹設された凹溝部15が嵌合して、止水用パッキン13は段差部12に外嵌されている。
また、止水用パッキン13の外周部分に形成されたパッキン部16は、上部16Aから中段部16Bにかけて断面略湾曲状に拡径していき、中段部16Bをパッキン部16の最大径部となるように形成し、この中段部16Bから下部16Cに向けて断面略湾曲状に縮径し、下部16Cを開放したリップ片状に形成されている。
さらに、内蓋8の底板部17の中央には、平面円形状に上方へ突設した底側突部18が設けられており、この底側突部18には軸心Xに沿って上下方向に貫通する空気路である空気孔19が設けられる。また、底板部17は、外側から中央の底側突部18に向けて面を上向きに傾斜させて形成されている。なお、空気孔19の位置は底側突部18の中央にある必要はなく、後述する弾性シール部29により閉鎖できればよいものとする。
前記外蓋9は、内蓋8の上方を覆うものであり、上部開口部2を覆う外天板部20の外周に、外周面(外筒4の外周面)に螺合して取り付ける外周板部21が設けられる。そのために外周板部21に雌螺子部22が形成され、一方上部開口部2の外周面に雄螺子部23が形成される。
外天板部20の下面に軸心Xと同心で有底な外蓋側円筒部24が下向きに設けられており、この外蓋側円筒部24の内部は、真空、空気或いは断熱材による断熱層25が形成されている。
この外蓋側円筒部24の上部開口縁部分に、水平外向きに連続して突設された外蓋側フランジ部26が形成されており、この外蓋側フランジ部26を、内蓋側フランジ部11に係止可能に備えている。外蓋側円筒部24の底面部材27は軸心Xを中心として円形であり、底面部材27には、軸心Xと同軸上のリング状の凸段部28が下向きに凸設されており、凸段部28の内周壁部に底側突部18の接続部としての弾性シール部29が設けられている。
弾性シール部29は、軸心Xと同心で凸段部28の底面部に対向可能な平面リング状に形成された外周部30と、外周部30の内周部分から上方に立設して凸段部28の内周壁部に対向可能な立壁部31と、立壁部31の上端から水平内向きに延設され、軸心Xと同心で凸段部28に囲まれた底面部材27に対向可能な平面リング状に形成された上面部32と、上面部32の内周部分より下向きに立設され、下部を閉塞した断面略U型形状の有底円筒状に形成された空気孔閉塞パッキン33を有して、これらはシリコーンゴム等ゴム、エラストマー等弾性材料からなり一体形成されている。弾性シール部29の立壁部31の全周に凹設された係止用凹溝部34に、凸段部28の内周壁部の全周に凸設された係止用凸部35が係止可能に形成されており、弾性シール部29の立壁部31に凸段部28の内周壁部を外嵌可能に備えている。尚、空気孔閉塞パッキン33は止水用パッキン13の止水を十分に達成できる程度の柔軟性を有し、外蓋9締め付け時に止水用パッキン13の押圧不足を招くことはないように形成されている。
図2に示すように、外蓋側円筒部24の外径L1は、内蓋側円筒部10の内径L2より小さく形成されており(L2>L1)、外蓋9と内蓋8が軸心Xと同軸上に配置された場合に、外蓋側円筒部24と内蓋側円筒部10の間に隙間S1が形成される。
同様に、凸段部28の外径L3は、段差部12の内径L4より小さく形成されており(L4>L3)、外蓋9と内蓋8が軸心Xと同軸上に配置された場合に、凸段部28と段差部12の間に隙間S2が形成される。
また、突起7の縦面部7Bの内径Fは、パッキン部16の中段部16Bの外径Eより小さく、且つパッキン部16の下部16Cの内径L5より大きく形成されている(E>F>L5)。そのため、保温容器本体1と内蓋8が軸心Xと同軸上に配置された場合に、保温容器本体1の第1傾斜部7Aと縦面部7Bとの間の箇所に対して、パッキン部16の中段部16Bと下部16Cの間の箇所が当接する構造となっている。
次に前記構成についてその作用を説明する。保温容器本体1、内蓋8、外蓋9を取り出し、内筒5にスープ、味噌汁のような汁など被収容物(図示せず)を収容した後に、図1に示すように内蓋8を上部開口部2に嵌入すると、止水用パッキン12が突起7に当接して液密状態となる。
次に外蓋9を内蓋8の上方から覆うように雌螺子部22を雄螺子部23に螺合して締め付ける。この締め付けによって外蓋9は下方に順次移動して、空気孔15の外側である上端は空気孔閉塞パッキン33に対向して接触することで封止される。
さらに、外蓋9の外周板部21の下端が、外筒4の雄螺子部23の下端から下方に向けて拡径して形成された外筒側傾斜部4Aに当接するまで外蓋9を締め付けると、空気孔閉塞パッキン33により底側突部18がさらに上方から押込まれることで、空気孔19の上端が封止されたままの状態で空気孔閉塞パッキン33を上方に押圧して、空気孔閉塞パッキン33を軸心X方向に押し潰して弾性変形させるとともに、内蓋8は外蓋9によって軸心X方向下向きの内側に押圧され、さらに外蓋9は容器本体1に緊着し、容器本体1の内部は密封状態となって被収容物は保温される。尚、比較的長時間の保温にあっては被収容物が多少冷めることで、容器本体1の内部はやや減圧状態となってしまう。
一方、開栓時は、外蓋9を回動して雌螺子部22と雄螺子部23との螺合を緩めて、外蓋9を持ち上げると、空気孔閉塞パッキン33が底側突部18より離れ、空気孔閉塞パッキン33による空気孔19の閉塞が解除され、外気が空気孔19を介して容器本体1の内部に吸気され、容器本体1の内部を大気圧状態とする。
さらに、外蓋9を回動して雌螺子部22と雄螺子部23との螺合を緩めると、外蓋9はさらに持ち上がって、外蓋9、内蓋8の順で容器本体1より抜け出し可能となる。この際、空気孔閉塞パッキン33から開放された空気孔19を介して、容器本体1内部が大気圧状態となっているので、外蓋9及び内蓋8は減圧による内側への引っ張り抵抗を直接受けないため、容器本体1からスムーズに抜け出すことができる。
ここで、図4に示すように、蓋3によって密閉された容器本体1の内部が大気圧状態の場合、容器本体1の内部から内蓋8へ影響を及ぼす力が存在しないため、軸心X方向に押し潰された空気孔閉塞パッキン33が底側突部18を軸心X方向下向きに押圧しようとする弾性復元力と、突起7に押し込まれた止水用パッキン13のパッキン部16が軸心X方向上向きに内蓋8を押し上げようとする弾性復元力とがつり合った状態となり、内蓋8は、内蓋側フランジ部11が外蓋側フランジ部26および上部開口部2からそれぞれ軸心X方向に隙間A1,G1を有した状態で、空気孔閉塞パッキン33と止水用パッキン13によって軸心X方向の上下から保持されているとともに、内蓋8の段差部12と外蓋9の底面部材27との間に軸心X方向に隙間B1を有している。
また、図5に示すように、容器本体1に高温の被収容物が収容され、その被収容物から発生する水蒸気により、蓋3によって密閉された容器本体1の内部が大気圧以上の加圧状態となる場合、容器本体1の内部から内蓋8へ軸心X方向上向きに押圧する上向きの力が発生するため、図4の軸心X方向に押し潰された空気孔閉塞パッキン33が底側突部18を軸心X方向下向きに押圧しようとする弾性復元力と、突起7に押し込まれた止水用パッキン13のパッキン部16が軸心X方向上向きに内蓋8を押し上げようとする弾性復元力とがつり合った状態から上向きの力が加わるために、内蓋8が容器本体1及び外蓋9に対して相対的に軸心X方向上向きに移動して、内蓋8は、内蓋側フランジ部11が外蓋側フランジ部26に当接するとともに、内蓋8の段差部12が外蓋9の底面部材27に当接し、内側フランジ部11と上部開口部2の間に軸心X方向に隙間G2(G2>G1)を有した状態で、空気孔閉塞パッキン33、止水用パッキン13、外蓋側円筒部24によって軸心X方向の上下から保持されている。
さらに、図6に示すように、容器本体1に収容された高温の被収容物が冷めて、蓋3によって密閉された容器本体1の内部が大気圧以下の減圧状態となる場合、減圧による容器本体1の内部から内蓋8を軸心X方向下向きに引っ張る下向きの力が発生するため、図4の軸心X方向に押し潰された空気孔閉塞パッキン33が底側突部18を軸心X方向下向きに押圧しようとする弾性復元力と、突起7に押し込まれた止水用パッキン13のパッキン部16が軸心X方向上向きに内蓋8を押し上げようとする弾性復元力とがつり合った状態から下向きの力が加わるために、内蓋8が容器本体1及び外蓋9に対して相対的に軸心X方向下向きに移動して、内蓋8は、内蓋側フランジ部11が上部開口部2に当接するとともに、内蓋側フランジ部11が外蓋側フランジ部26から軸心X方向に隙間A2(A2>A1)を有し、内蓋8の段差部12と外蓋9の底面部材27との間に軸心X方向に隙間B2(B2>B1)を有した状態で、空気孔閉塞パッキン33と止水用パッキン13によって軸心X方向の上下から保持されている。
以上のように前記実施例では、開口部として上部開口部2を有する保温容器1と、上部開口部2に接触する弾性止水パッキンとして止水用パッキン13を備える内蓋8と、弾性部材として空気孔閉塞パッキン33を備えた外蓋9とを備えた蓋付き容器において、外蓋9は保温容器1に螺合され、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33のみにより、内蓋8に設けた空気穴としての空気孔19を閉鎖し、内蓋8を押圧する。
この場合、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8を押圧し、空気孔閉塞パッキン33が変形することで各所の寸法バラツキの影響を受けづらく、外蓋9が容器本体1に接するまで締結でき、外蓋9と容器本体1に隙間はなくなるため外観がよくなり、なおかつ、止水することができる。
また、減圧状態においては内蓋側フランジ11が保温容器1の上部開口部2に当接し、内蓋8の位置が決まり、開栓時には、空気孔閉塞パッキン33のみで内蓋8を押圧しているため、外蓋9と内蓋8の摩擦が変化することなく、開栓時に外蓋9が緩く感じることはない。また外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8から上方に離れ、閉塞していた空気孔19から容器本体1内部に空気が入り、減圧状態が容易に解除され、容器本体1から容易に内蓋8・外蓋9を外すことができる。
また、外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2よりも、空気孔閉塞パッキン33の潰れによる変形量Cが大きいことにより(C>A,A1,A2,B,B1,B2)、加圧・減圧時による内蓋8の容器本体1及び外蓋9に対する相対的な上下動を制限でき、外蓋9に備えた弾性シール部29により止水性を上げることができる。
また、開口部として上部開口部2を有する保温容器1と、上部開口部2に接触する弾性止水パッキンとして止水用パッキン13を備える内蓋8と、弾性部材として空気孔閉塞パッキン33を備えた外蓋9とを備えた蓋付き容器において、外蓋9は保温容器1に螺合され、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33のみにより、内蓋8を押圧し、内蓋8に備えた止水用パッキン13を保温容器1の上部開口部2に上方から押圧し、さらに内蓋8に設けた空気穴としての空気孔19を閉塞する構造を有し、止水用パッキン13の潰れによる変形量Dが外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2より大きく、且つ空気孔閉塞パッキン33の潰れによる変形量Cより小さい(C>D>A,A1,A2,B,B1,B2)。
この場合、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33が内蓋8を押圧し、空気孔閉塞パッキン33と止水用パッキン13が変形することで、各所の径寸法・上下寸法のバラツキの影響を受けづらい。また、開栓により外蓋9の押圧がなくなると、内蓋8が容器本体1の上部開口部2に載置されただけの状態になるため、容易に取り外すことができる。
図7〜図8は実施例2を示すもので、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実施例の止水用パッキン13の外周部分に形成されたパッキン部40は、上部40Aから中段部40Bにかけて断面略直線状に拡径していき、中段部40Bをパッキン部40の最大径部となるように形成し、この中段部16Bから下部40Cに向けて断面略直線状に縮径し、下部40Cを開放したリップ片状に形成されている。
パッキン部40を上述の構成としたことにより、内蓋8の止水用パッキン13は、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33によって軸心X方向を上から押圧されると、パッキン部40が突起7の第1傾斜部7Aに沿って縮径方向に弾性変形して、上部40Aから中段部40Bまでの略直線部分が縦面部7Bに略面接触した状態で押圧され、止水用パッキン12が突起7に当接して液密状態となる。
本実施例では、止水用パッキン13の外径Eが保温容器1の止水部である突起7の内径Fよりも大きく、外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2より、保温容器1の突起7の止水用パッキン13との当接面である縦面部7Bの軸心X方向の寸法Gの方が長いことにより(G>A,A1,A2,B,B1,B2)、空気孔閉塞パッキン33により、内蓋8に設けた止水用パッキン13を上から押圧しつぶす必要がなく、外蓋9の締付力をさらに軽減することができる。
図9〜図10は実施例3を示すもので、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実施例の止水用パッキン13の外周部分に形成されたパッキン部50は、周方向外向きに突設された舌片状に形成されている。ここで、パッキン部の外径Eは、パッキン部50の先端部分の外径とする。
パッキン部50を上述の構成としたことにより、内蓋8の止水用パッキン13は、外蓋9に備えた空気孔閉塞パッキン33によって軸心X方向を上から押圧されると、パッキン部50が突起7の第1傾斜部7Aに沿って下から上にめくれ上がるように縮径方向に弾性変形して、めくれ上がった状態のままのパッキン部50が縦面部7Bに押圧され、止水用パッキン12が突起7に当接して液密状態となる。
本実施例では、止水用パッキン13の外径Eが保温容器1の止水部である突起7の内径Fよりも大きく、外蓋9と内蓋8の隙間A,A1,A2,B,B1,B2より、保温容器1の突起7の止水用パッキン13との当接面である縦面部7Bの軸心X方向の寸法Gの方が長いことにより(G>A,A1,A2,B,B1,B2)、空気孔閉塞パッキン33により、内蓋8に設けた止水用パッキン13を上から押圧しつぶす必要がなく、外蓋9の締付力をさらに軽減することができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
以上のように本発明に係る蓋付き容器は、各種の用途に適用できる。
1 保温容器本体
2 上部開口部(開口部)
8 内蓋
9 外蓋
13 止水用パッキン(弾性止水パッキン)
19 空気孔(空気穴)
33 空気孔閉塞パッキン(弾性部材)

Claims (4)

  1. 開口部を有する保温容器と、
    前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、
    弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器において、
    前記外蓋は保温容器に螺合され、前記外蓋に備えた前記弾性部材のみにより、
    前記内蓋に設けた空気穴を閉鎖し、前記内蓋を押圧することを特徴とする蓋付き容器。
  2. 前記外蓋と前記内蓋の隙間よりも、前記弾性部材の潰れ量が大きいことを特徴とする請求項1記載の蓋付き容器。
  3. 前記弾性止水パッキンの外径が前記保温容器の止水部の内径よりも大きく、前記外蓋と前記内蓋の隙間より、前記保温容器の前記止水部の前記弾性止水パッキンとの当接面が長いことを特徴とする請求項1記載の蓋付き容器。
  4. 開口部を有する保温容器と、前記開口部に接触する弾性止水パッキンを備える内蓋と、弾性部材を備えた外蓋とを備えた蓋付き容器において、前記外蓋は保温容器に螺合され、前記外蓋に備えた前記弾性部材のみにより、前記内蓋を押圧し、前記内蓋に備えた弾性止水パッキンを前記保温容器の前記開口部に上方から押圧し、さらに前記内蓋に設けた空気穴を閉塞する構造を有し、前記弾性止水パッキンの潰れ量が前記外蓋と前記内蓋の隙間より大きく、前記弾性部材の潰れ量より小さいことを特徴とする蓋付き容器。
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