JP6775826B2 - 高気密保存容器用キャップ - Google Patents

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本発明は、一般のねじ口瓶を施蓋して高度な気密性を長時間保つことができる高気密保存容器用キャップに関するものである。
薬剤の反応容器や保管容器としてバイアル瓶が用いられている。このバイアル瓶のフランジ状の口部にゴム栓を差し込んで閉止するバイアルキャップが特許文献1に記載されている。このキャップは、バイアル瓶の開口部をゴム栓が封止し、バイアル瓶のフランジ状の口部に装着したキャップでこのゴム栓が抜け出るのを防止するものである。
一方、細長い筒状の瓶口部を有する容器本体を密封する高気密性保存容器が特許文献2に記載されている。この容器は、筒状の瓶口部にリング状凹状溝を形成し、この瓶口部に外嵌するキャップの内側にOリングを備え、このOリングをリング状凹状溝に嵌合することで、キャップの密封性能を高める構成を備えたものである。
特許第5997451号公報 特許第5963106号公報
ところが、特許文献1に記載のバイアルキャップは、バイアル瓶の口部にゴム栓を差し込んで閉止する構成なので、バイアル瓶に保存している液体にゴム栓が直接触れる状態になっている。そのため、ゴム材を溶かす性質のある溶剤などの保存に適さず、保存可能な液体は液体の性質によって限定される不都合がある。
しかも、バイアル瓶は、ゴム栓を差し込み、アルミシールを被せ、ハンドクリッパーを用いて密封力を高める特殊な瓶であるから、一般的に使用されているねじ式のキャップで施蓋するねじ口瓶に使用することはできない構成であった。すなわち、高気密性保存容器において、ハンドクリッパーを用いて密封するバイアル瓶よりも、ねじ式のキャップで施蓋可能なねじ口瓶が広く使用されていることから、高気密性保存容器においてもこのねじ口瓶の使用が望ましいものであった。
一方、特許文献2に記載の高気密性保存容器は、ガラス製のねじ口瓶の瓶口部に、リング状凹状溝を形成する構成を採用している特殊な形状になっている。そのため、ガラス容器の製造が難しく、製造コストも高くなる不都合がある。
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、一般的なねじ口瓶を使用して高度な気密性を長時間保つことができる高気密保存容器用キャップの提供を目的とする。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、高気密保存容器として使用されるねじ口瓶Pのねじ部P1にねじ止めする固定ねじ部11を備えたキャップ本体10と、ねじ口瓶Pの胴体P2外周に装着されるリング体20と、キャップ本体10とリング体20との間に配され、ねじ口瓶Pの胴体P2外周に密着するOリング30とを備えた高気密保存容器用キャップであって、キャップ本体10は、ねじ口瓶Pの胴体P2外周を覆う被覆部12と、該被覆部12の外周に設けられた雄ねじ部13とを備え、リング体20は、キャップ本体10の雄ねじ部13にねじ止めする雌ねじ部21と、該雌ねじ部21のねじ止め時にOリング30の下面に係止して該Oリング30をキャップ本体10側に押圧する係止部22とを備え、Oリング30を介してキャップ本体10とリング体20とをねじ止めすると、Oリング30がキャップ本体10と胴体P2外周との間隙を密封するように構成したことにある。
第2の手段は、前記リング体20の前記係止部22と前記Oリング30との間に円板形状の滑材性スリーブ40を配し、該滑材性スリーブ40を介して前記係止部22が前記Oリング30を前記キャップ本体10側に押圧するように構成したものである。
第3の手段は、前記キャップ本体10の前記被覆部12下端部に前記Oリング30が圧着する圧着端部14を形成すると共に、該圧着端部14に傾斜面を形成し、該圧着端部14に圧着した前記Oリング30が傾斜面に沿って前記ねじ口瓶Pの胴体P2側に密着するように構成している。
第4の手段は、前記キャップ本体10の頂部に開口部15を形成し、該開口部15を施蓋する密封蓋体50を設けたものである。
第5の手段は、前記リング体20に、前記ねじ口瓶Pの胴体P2外周を覆う胴体被覆部23を延長形成している。
本発明の請求項1のごとく、Oリング30を介してキャップ本体10とリング体20とをねじ止めすると、Oリング30がキャップ本体10と胴体P2外周との間隙を密封するように構成したことにより、一般的なねじ口瓶を使用して高度な気密性を長時間保つことができるものである。
請求項2のように、滑材性スリーブ40を介して係止部22がOリング30をキャップ本体10側に押圧するように構成することで、キャップ本体10と胴体P2外周との間隙内にOリング30を均一に圧着することができる。この結果、より高度な密封性能を得ることができる。
請求項3のごとく、圧着端部14に圧着した前記Oリング30が傾斜面に沿って前記ねじ口瓶Pの胴体P2側に密着するように構成しているので、弾性変形したOリング30は、特に胴体P2側に密着してより高い密封性能を得ることができる。
請求項4のように、キャップ本体10の頂部に開口部15を延長形成し、該開口部15を施蓋する密封蓋体50を設けることで、より広範囲な使用に適するキャップ本体10を提供することができる。
請求項5のごとく、リング体20に、前記ねじ口瓶Pの胴体P2外周を覆う胴体被覆部23を形成すると、ねじ口瓶Pの胴体P2を保護することができると共に、底部が平らではない特殊なねじ口瓶Pの使用も可能になる。
本発明の一実施例を示す使用状態の断面図である。 本発明の一実施例を示す要部拡大断面図である。 本発明の一実施例を示す使用状態の分解斜視図である。 本発明の他の実施例を示す使用状態の分解斜視図である。 本発明の他の実施例を示す使用状態の断面図である。 本発明の更に他の実施例を示す使用状態の側面図である。 図6に示す矢視VII―VII線断面図である。 本発明の更に他の実施例を示す使用状態の要部切欠断面図である。
本発明キャップは、高気密保存容器として一般使用されているねじ口瓶Pを施蓋するキャップである。このねじ口瓶Pとして、例えば、液体用サンプル管などとして使用されるスクリュー管と称する高気密保存容器を高気密状態に密封することが化膿である。
本発明キャップの主要構成として、キャップ本体10、リング体20、Oリング30を備えている。更に、必要により滑材性スリーブ40を加えることもある。
キャップ本体10は、ねじ口瓶Pのねじ部P1にねじ止めする固定ねじ部11を備えた部材である(図1参照)。このキャップ本体10には、更に、ねじ口瓶Pの胴体P2外周を覆う被覆部12と、該被覆部12の外周に設けられた雄ねじ部13とを形成している(図2参照)。
リング体20は、ねじ口瓶Pの胴体P2外周に装着されるリング状の部材である(図1参照)。このリング体20には、キャップ本体10の雄ねじ部13にねじ止めする雌ねじ部21と、該雌ねじ部21のねじ止め時にOリング30の下面に係止して該Oリング30をキャップ本体10側に押圧する係止部22とを形成している(図3参照)。
Oリング30は、キャップ本体10とリング体20との間に配され、ねじ口瓶Pの胴体P2外周に嵌合して密着するものである。そして、このOリング30を介してキャップ本体10とリング体20とをねじ止めすると、Oリング30がキャップ本体10と胴体P2外周との間隙を密封するように構成している(図1参照)。
このとき、リング体20の係止部22と前記Oリング30との間に円板形状の滑材性スリーブ40を配することで、リング体20を均一に締め付けることができる(図2参照)。すなわち、ポリテトラフルオロエチレンなどで形成した滑材性スリーブ40を介してOリング30をキャップ本体10側に押圧すると、リング体20の係止部22が滑材性スリーブ40に沿って滑りながらOリング30を徐々に押圧することになる。この結果、Oリング30の偏った弾性変形を防止することができる。
図示例では、キャップ本体10の被覆部12下端部に圧着端部14を形成している(図2参照)。この圧着端部14は、Oリング30を圧着する部位で、この圧着端部14には傾斜面が形成されている。そして、この圧着端部14にOリング30を圧着すると、このOリング30は圧着端部14の傾斜面に沿ってねじ口瓶Pの胴体P2側に向けて弾性変形し、胴体P2と被覆部12との隙間に密着するように構成している。
この結果、ねじ口瓶Pのねじ部P1がキャップ本体10の固定ねじ部11によりねじ止めされた状態で、更に、胴体P2と被覆部12との隙間をOリング30が密封することになるので、極めて高度な気密性を長時間保つことが可能になる。しかも、キャップ本体10の雄ねじ部13にねじ止めするリング体20の緊締力は、ねじ口瓶Pのねじ部P1にねじ止めしているキャップ本体10の固定ねじ部11まで伝わるので、この固定ねじ部11の固定力を高める作用も奏する。
図4乃至図8は他のキャップ本体10を示している。このキャップ本体10は、キャップ本体10の頂部に開口部15を形成し、該開口部15を施蓋する密封蓋体50を設けたものである(図4参照)。図示例では、開口部15の内周面に雌ねじ部16を形成し、この雌ねじ部16にねじ止めする補助栓51を密封蓋体50に設けたものである(図5参照)。更に、この補助栓51の上部に設けたOリング52と、補助栓51の下端部に設けたOリング53とで、密封蓋体50の密封力を高めている(図5参照)。
更に図6乃至8は、他のリング体20を示したものである。このリング体20は、ねじ口瓶Pの胴体P2外周を覆う胴体被覆部23を形成したものである。図示例では、胴体被覆部23に窓部23Aを形成し、内部の胴体P2を確認できるように設けている(図6参照)。
更に、胴体被覆部23の下端部を、ねじ口瓶Pの胴体P2より下方まで伸びるよう形成している(図7参照)。このような胴体被覆部23を形成することで、例えば、底部が平らでないねじ口瓶Pでも立設して収納することが可能になる(図8参照)。
尚、本発明キャップでは、キャップ本体10、リング体20、Oリング30等の構成や形状、材質等は任意に選択できるものであり、図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での設計変更は自由である。また、ねじ口瓶Pも図示例に限られるものではなく、高気密保存容器として一般使用されているねじ口瓶の中から任意に選択することが可能である。
P ねじ口瓶
P1 ねじ部
P2 胴体
10 キャップ本体
11 固定ねじ部
12 被覆部
13 雄ねじ部
14 圧着端部
15 開口部
16 雌ねじ部
20 リング体
21 雌ねじ部
22 係止部
23 胴体被覆部
23A 窓部
30 Oリング
40 滑材性スリーブ
50 密封蓋体
51 補助栓
52 Oリング
53 Oリング

Claims (5)

  1. 高気密保存容器として使用されるねじ口瓶のねじ部にねじ止めする固定ねじ部を備えたキャップ本体と、ねじ口瓶の胴体外周に装着されるリング体と、キャップ本体とリング体との間に配され、ねじ口瓶の胴体外周に密着するOリングとを備えた高気密保存容器用キャップであって、
    キャップ本体は、ねじ口瓶の胴体外周を覆う被覆部と、該被覆部の外周に設けられた雄ねじ部とを備え、
    リング体は、キャップ本体の雄ねじ部にねじ止めする雌ねじ部と、該雌ねじ部のねじ止め時にOリングの下面に係止して該Oリングをキャップ本体側に押圧する係止部とを備え、
    Oリングを介してキャップ本体とリング体とをねじ止めすると、Oリングがキャップ本体と胴体外周との間隙を密封するように構成したことを特徴とする高気密保存容器用キャップ。
  2. 前記リング体の前記係止部と前記Oリングとの間に円板形状の滑材性スリーブを配し、該滑材性スリーブを介して前記係止部が前記Oリングを前記キャップ本体側に押圧するように構成した請求項1記載の高気密保存容器用キャップ。
  3. 前記キャップ本体の前記被覆部下端部に前記Oリングが圧着する圧着端部を形成すると共に、該圧着端部に傾斜面を形成し、該圧着端部に圧着した前記Oリングが傾斜面に沿って前記ねじ口瓶の胴体側に密着するように構成した請求項1記載の高気密保存容器用キャップ。
  4. 前記キャップ本体の頂部に開口部を形成し、該開口部を施蓋する密封蓋体を設けた請求項1記載の高気密保存容器用キャップ。
  5. 前記リング体に、前記ねじ口瓶の胴体外周を覆う胴体被覆部を延長形成した請求項1記載の高気密保存容器用キャップ。
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