JP2013226929A - フロントピラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面衝突時の荷重によってフロントピラーの前方側部材を変形させた後にフロントピラーの前部を変形させる設定を容易にすることができるフロントピラー構造を得る。
【解決手段】バルクヘッド50はフロントピラー本体の前側縦壁部とフロントピラーリインフォースとの間に介在され、車両幅方向外側へ開口を向けた開断面形状に形成されている。バルクヘッド50の一対の対向壁部52には、段差部56が形成されることによって車両前後方向を長手方向とする二本の稜線部56Aが設定されている。また、バルクヘッド50の一対の対向壁部52には、稜線部56Aと重ならない位置で他の部位よりも剛性を低く設定した急変部58が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、フロントピラー構造に関する。
フロントピラーにおいては、インナパネルとアウタパネルとで閉断面部を形成し、閉断面内の後部にリインフォースメントパネルを設けると共に、インナパネルの前部及びアウタパネルの前部に変形容易な易変形部を設けた構造がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3324493号公報
しかしながら、このような構造では、前面衝突時の荷重によってフロントピラーの前方側部材を変形させた後にフロントピラーの前部を変形させる設定を容易にする点で改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、前面衝突時の荷重によってフロントピラーの前方側部材を変形させた後にフロントピラーの前部を変形させる設定を容易にすることができるフロントピラー構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のフロントピラー構造は、車室前端部の両サイドに略車両上下方向を長手方向として配置され、インナパネルとアウタパネルとで閉断面部を形成するフロントピラー本体と、前記フロントピラー本体の閉断面内における車両前後方向の後部に配置され、略車両上下方向を長手方向とするフロントピラーリインフォースと、前記フロントピラー本体の閉断面内における車両前後方向の前部に配置されて前記閉断面部の前側縦壁部と前記フロントピラーリインフォースとの間に介在され、車両前後方向に直交する方向へ開口を向けた開断面形状に形成されて、互いに対向する一対の対向壁部と、前記一対の対向壁部の端部同士を一体に連結する連結壁部と、を備えると共に、前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれかには、車両前後方向を長手方向とする稜線部と、前記稜線部と重ならない位置で他の部位よりも剛性を低く設定した脆弱部と、が形成されたバルクヘッドと、を有する。
請求項1に記載する本発明のフロントピラー構造によれば、フロントピラー本体の閉断面内には、車両前後方向の後部にフロントピラーリインフォースが配置され、車両前後方向の前部にバルクヘッドが配置されており、バルクヘッドは閉断面部の前側縦壁部とフロントピラーリインフォースとの間に介在されている。このため、フロントピラー本体とは別体のバルクヘッドの剛性設定によって、フロントピラーの前部の剛性が変えられる。
ここで、バルクヘッドにおける一対の対向壁部及び連結壁部の少なくともいずれかには、車両前後方向を長手方向とする稜線部が形成されているので、これによって車両前方側からの荷重に対する剛性が高められる。一方、バルクヘッドにおける一対の対向壁部及び連結壁部の少なくともいずれかには、稜線部と重ならない位置で他の部位よりも剛性を低く設定した脆弱部が形成されている。このため、バルクヘッドは、稜線部により高められた剛性は維持しつつ、所定値以上の荷重に対しては脆弱部を起点として変形する。また、バルクヘッドは、車両前後方向に直交する方向へ開口を向けた開断面形状に形成されて、互いに対向する一対の対向壁部と、一対の対向壁部の端部同士を一体に連結する連結壁部と、を備えているので、フロントピラーリインフォースの変形開始前における変形量が確保されやすい。
請求項2に記載する本発明のフロントピラー構造は、請求項1記載の構成において、前記脆弱部は、前記一対の対向壁部における前記連結壁部の側とは反対側の端縁に形成され、車両前後方向の中間部において前記連結壁部からの延出長さを急変させた急変部とされている。
請求項2に記載する本発明のフロントピラー構造によれば、脆弱部は、一対の対向壁部における連結壁部の側とは反対側の端縁に形成され、車両前後方向の中間部において連結壁部からの延出長さを急変させた急変部となっているので、前面衝突時にはこれらの急変部に応力が集中する。このため、前面衝突時には一対の対向壁部の端縁側が車両前後方向の中間部で急変部を起点としてそれぞれ変形するので、バルクヘッド全体としての変形量が大きくなると共に、変形モードの安定化も図りやすい。
請求項3に記載する本発明のフロントピラー構造は、請求項2記載の構成において、前記一対の対向壁部における前記連結壁部の側とは反対側の端縁からは互いに離反する方向に延出するフランジ部が形成され、前記フランジ部には、前記急変部に隣接して前記端縁からの延出長さを急変させた形状変化部が形成されている。
請求項3に記載する本発明のフロントピラー構造によれば、一対の対向壁部における連結壁部の側とは反対側の端縁から互いに離反する方向に延出するフランジ部には、急変部に隣接して前記端縁からの延出長さを急変させた形状変化部が形成されているので、前面衝突時には急変部の側に向けて一層応力が集中する。このため、前面衝突時には一層安定した変形モードでバルクヘッドが変形する。
請求項4に記載する本発明のフロントピラー構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記バルクヘッドは、前記脆弱部の隣接部位が車体側部材への結合部とされている。
請求項4に記載する本発明のフロントピラー構造によれば、バルクヘッドは、脆弱部の隣接部位が車体側部材への結合部となっているので、脆弱部の隣接部位(車体側部材への結合部)と脆弱部との剛性差が大きくなる。このため、前面衝突時には脆弱部に応力が集中しやすくなり、バルクヘッドは、脆弱部を起点としてより安定した変形モードで変形する。
請求項5に記載する本発明のフロントピラー構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれかには当該壁部の厚さ方向に高低差を設定しかつ二本の前記稜線部を備えた段差部が形成されている。
なお、請求項5における「当該壁部」とは、「前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれか」の壁部を意味する。
請求項5に記載する本発明のフロントピラー構造によれば、一対の対向壁部及び連結壁部の少なくともいずれかには当該壁部の厚さ方向に高低差を設定しかつ二本の稜線部を備えた段差部が形成されているので、簡易な構成で車両前方側からの入力荷重に対する所定の剛性が確保されつつ、変形後における潰れ残り量も抑えやすい。
請求項6に記載する本発明のフロントピラー構造は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の構成において、前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれかには前記脆弱部に対して車両前後方向にずれた位置に弱体化用の貫通孔が形成され、前記貫通孔の形成部位は、車両前方側からの入力荷重に対して前記脆弱部が変形を開始する荷重値よりも高い値で変形を開始するように設定されている。
請求項6に記載する本発明のフロントピラー構造によれば、一対の対向壁部及び連結壁部の少なくともいずれかには、脆弱部に対して車両前後方向にずれた位置に設定された弱体化用の貫通孔が形成されており、貫通孔の形成部位は、車両前方側からの入力荷重に対して脆弱部が変形を開始する荷重値よりも高い値で変形を開始するように設定されている。このため、前面衝突時には、バルクヘッドは、脆弱部で変形した後、脆弱部に対して車両前後方向にずれた部位でさらに変形することになり、潰れ残りが抑えられる。
以上説明したように、本発明に係るフロントピラー構造によれば、前面衝突時の荷重によってフロントピラーの前方側部材を変形させた後にフロントピラーの前部を変形させる設定を容易にすることができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係るフロントピラー構造が適用された車両の側部を一部切り欠いた状態で示す斜視図である。 図1の2−2線の拡大断面に相当する水平断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントピラー構造の一部を構成するバルクヘッドを示す斜視図である。 前面衝突時の変形状態を示す側面図である。図4(A)はカウルトップサイドが変形し始めた状態を示す。図4(B)はバルクヘッドが変形し始めた状態を示す。図4(C)はバルクヘッドがさらに変形した状態を示す。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係るフロントピラー構造について図1〜図4を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、本発明の一実施形態に係るフロントピラー構造が適用された車両(自動車)10が外板側を一部外した状態の斜視図にて示されている。この車両10は、前席のサイドドアがスライドドア12とされている。スライドドア12は、車両前後方向に移動することでサイドドア開口部14を開閉可能となっている。一方、サイドドア開口部14の下部は、ロッカ16(「サイドシル」ともいう)によって構成されており、サイドドア開口部14の上部は、ルーフサイドレール18によって構成されている。ロッカ16及びルーフサイドレール18は、車両幅方向外側へ向けて開口する開断面形状に形成され(図示省略)、スライドドア12を車両前後方向へ移動可能に支持するレール(図示省略)が設置されている。
また、サイドドア開口部14の前部は、フロントピラー20によって構成されている。フロントピラー20は、車室前端部の両サイドに略車両上下方向を長手方向として配置され、図1では外板側が切り欠かれた状態で示されている。フロントピラー20の詳細構成については後述する。
次に、フロントピラー20の車両前方側を含む車体前部10Aの構造について説明する。車体前部10Aの両サイドには、左右一対のフロントサイドメンバ22が略車両前後方向を長手方向として配置されている(図中では車両左側のみ図示)。フロントサイドメンバ22の前端部は、クラッシュボックス(図示省略)を介してフロントバンパリインフォース(図示省略)に固定されている。フロントサイドメンバ22の後部上側には、エプロンフロント26が固定されている。
エプロンフロント26は、前端部から前後方向中間部にかけての上面が湾曲した湾曲部26Aとされて車両後方側へ向けて車両上方側に傾斜すると共に、後端部26Bの上面が略水平に配置されて略車両前後方向を長手方向としている。エプロンフロント26は、後端部26Bの上壁部の車両幅方向内側端から垂下された側壁部(図示省略)を備えている。
エプロンフロント26の後端部26Bにおける上壁前部には、エプロンアッパメンバ28の後端部が固定されている。エプロンアッパメンバ28は、略車両前後方向を長手方向として配置され、前端部がラジエータサポートアッパ24に固定されている。
なお、図1では、図示を省略するが、フロントサイドメンバ22、エプロンフロント26、及びエプロンアッパメンバ28の車両幅方向外側には、エプロンアッパメンバ28に支持されるフェンダパネル48(図2参照)が配設される。
エプロンフロント26の後端部26B側には、カウルトップサイド30(「カウルトップサイドパネル」、「カウルトップサイドメンバ」ともいう)が配置されている。カウルトップサイド30は、フロントカウルパネル34の両サイドに設けられて車両前後方向を長手方向として配置されている。フロントカウルパネル34は、フロントウインドウ36の下縁に沿って車両幅方向を長手方向として配置され、詳細図示を省略したボルト締結によって複数箇所が車体側に固定されている。
カウルトップサイド30は、金属製の屈曲板材であり、車両幅方向に一般面が向けられた側壁部30Aを備え、車両側面視で上端部及び下端部が車両後方側へ向けて互いに徐々に離反するように延びた形状とされている。カウルトップサイド30の側壁部30Aは、エプロンフロント26の図示しない側壁部の車両幅方向外側に対向配置されている。側壁部30Aの上端から車両幅方向内側へ延設された上フランジ部(図示省略)の前部は、エプロンフロント26の後端部26Bの上壁部に接合されている。また、側壁部30Aの前端は、車両下方側へ向けて車両前方側に傾斜して円弧状とされており、側壁部30Aの前端から車両幅方向内側に延設された前フランジ部(図示省略)は、エプロンフロント26の湾曲部26Aにおける後部側に接合されている。さらに、側壁部30Aの後部下端は車両幅方向内側にクランク状に曲げられており、エプロンフロント26の側壁部(図示省略)の下端部側に接合されている。
カウルトップサイド30の後端部には、ガセット32(「サイドパネルトゥーカウル」ともいう)が接合されて補強されている。ガセット32は、車両幅方向へ向けられた側壁部32Aを備え、この側壁部32Aの前部がカウルトップサイド30の側壁部30Aにおける後端部の車両幅方向内側に配置されている(図2参照)。ガセット32は、側壁部32Aの上端から車両幅方向内側に延設された上フランジ部(図示省略)がカウルトップサイド30の上フランジ部(図示省略)に接合されている。
カウルトップサイド30の上方側には、フードヒンジマウントブラケット38が配置されている。フードヒンジマウントブラケット38は、カウルトップサイド30の上フランジ部(図示省略)に接合されており、天板状の上壁部38Aに図示しないフードヒンジのヒンジベースが固定される。フードヒンジマウントブラケット38の前壁部は、連結部材を介してフロントカウルパネル34に固定されている。
カウルトップサイド30及びガセット32の車両後方側には、フロントピラー20が立設されており、フロントピラー20は、フロントピラー本体20Aを備えている。図1の2−2線の拡大断面に相当する図2に示されるように、フロントピラー本体20Aは、車室内側に配置されるフロントピラーインナパネル42(「カウルサイドパネル」ともいう)を備えると共に、フロントピラーインナパネル42の車室外側に配置されるフロントピラーアウタ部44(アウタパネル)を備えている。
フロントピラーアウタ部44は、車体外板部を構成するサイドアウタパネル(サイメンアウタ)の一部であり、車両幅方向内側へ開口を向けた断面略ハット形状に形成されてフロントピラーインナパネル42の前後端部に接合されている。すなわち、フロントピラー本体20Aは、フロントピラーインナパネル42とフロントピラーアウタ部44とで閉断面部46を形成しており、この閉断面部46が略車両上下方向を長手方向として配置されている。
フロントピラーアウタ部44の車両幅方向外側の部位は、一般面が車両前後方向及び車両上下方向を含む面を面方向として配置された外壁部44Aとされている。外壁部44Aは、車両前後方向の前部が段差状になっており、車両前後方向の前部44A1が車両前後方向の中間部44A2及び後部44A3に対して車両幅方向内側にオフセットしている。外壁部44Aの前部44A1は、ガセット32の後部における車両幅方向内側に配置され、ガセット32の後部に溶接によって接合されている。
また、フロントピラーアウタ部44は、外壁部44Aの車両前後方向における前端から略車両幅方向内側へ屈曲された前側縦壁部44Bが形成され、前側縦壁部44Bの車両幅方向内側の端部からは前端フランジ部44Dが略車両前方側に延出されている。前端フランジ部44Dは、フロントピラーインナパネル42に接合されている。また、外壁部44Aの車両前後方向における後端からは略車両幅方向内側へ屈曲された後側縦壁部44Cが形成され、後側縦壁部44Cの車両幅方向内側の端部からは後端フランジ部44Eが略車両後方側に延出されている。後端フランジ部44Eは、フロントピラーインナパネル42に接合されている。
フロントピラー本体20Aの閉断面内における車両前後方向の後部には、フロントピラーリインフォース40が略車両上下方向を長手方向として配置されている。フロントピラーリインフォース40は、車両幅方向内側へ開口を向けた断面略ハット形状に形成され、前後端がフロントピラーインナパネル42に接合されることによって、フロントピラーインナパネル42と共に閉断面構造を形成している。
図1に示されるように、カウルトップサイド30とフロントピラーリインフォース40との間には、バルクヘッド50が配置されている。すなわち、このバルクヘッド50は、フロントピラー本体20Aの閉断面内における車両前後方向の前部に配置され、図2に示されるフロントピラー本体20Aの前側縦壁部44B(閉断面部46の前側縦壁部)とフロントピラーリインフォース40との間に介在されている。図1に示されるように、バルクヘッド50は、金属製の屈曲板材であり、車両幅方向外側(車両前後方向に直交する方向)へ開口を向けた開断面形状(断面コ字形状)に形成されている。より具体的には、バルクヘッド50は、互いに対向する上下一対の対向壁部52と、一対の対向壁部52の車両幅方向内側(開口側とは反対側)の端部同士を一体に連結する連結壁部54と、を備えている。このバルクヘッド50の剛性は、車両前方側からの入力荷重に対してフロントピラーリインフォース40よりも低い剛性に設定されている。
図3には、バルクヘッド50が斜視図にて示されている。図3に示されるように、バルクヘッド50における一対の対向壁部52の前端(車両前後方向の前側端部)からは互いに離反する方向に延出する前側フランジ部66が形成されている。図2に示されるように、前側フランジ部66は、フロントピラーアウタ部44の前側縦壁部44Bの後面に突き当てられてスポット溶接により接合されている。なお、図2では、バルクヘッド50における上部位置及びガセット32の後端上部位置を二点鎖線で示しており、二点鎖線で示すバルクヘッド50のスポット打点位置を「X」で示す。また、図3では、バルクヘッド50のスポット打点位置を「X」で示している。
図3に示されるように、一対の対向壁部52の後端(車両前後方向の後側端部)からは互いに離反する方向に延出する後側フランジ部68が形成されている。図2に示されるように、後側フランジ部68は、フロントピラーリインフォース40の前側縦壁部40Aの前面に突き当てられてスポット溶接により接合されている。
また、バルクヘッド50における連結壁部54の後端部は、フロントピラーリインフォース40の前端フランジ部40Bにスポット溶接(スポット打点を「X」で示す)により接合されている。さらに、連結壁部54の車両前後方向中間部は、フロントピラーインナパネル42及びブラケット70にボルト締結されている。なお、ブラケット70は、図示しないインパネリインフォースに接合された部材である。
一方、図3に示されるように、バルクヘッド50の一対の対向壁部52には、それぞれ対向壁部52の厚さ方向に高低差を設定しかつ車両前後方向を長手方向とする二本の稜線部56Aを備えた段差部56が形成されている。バルクヘッド50は、段差部56(二本の稜線部56A)が形成されることによって、車両前方側からの入力荷重に対してカウルトップサイド30(図1参照)よりも高い剛性に設定されている。
バルクヘッド50における一対の対向壁部52は、車両前後方向の後部52Bにおける連結壁部54からの延出長さが車両前後方向の前部52Aにおける連結壁部54からの延出長さよりも長く設定されている。そして、一対の対向壁部52においては、連結壁部54の側とは反対側の端縁52Cに脆弱部としての急変部58が形成されている。この急変部58は、車両前後方向の中間部(本実施形態では前寄りの中間部)において連結壁部54からの延出長さを急変させた部位とされて稜線部56Aと重ならない位置に設けられており、車両前方側からの入力荷重に対してバルクヘッド50の他の部位よりも剛性が低く設定されている。
バルクヘッド50は、急変部58が形成されることによって、車両前方側からの入力荷重に対してはカウルトップサイド30(図1参照)を車両前後方向に所定量変形させる荷重値で変形を開始するように設定されている。
また、本実施形態では、一対の対向壁部52における連結壁部54の側とは反対側の端縁52Cからは互いに離反する方向に延出するフランジ部60が形成されている。このフランジ部60には、急変部58に隣接して端縁52Cからの延出長さを急変させた形状変化部62が形成されている。本実施形態では、フランジ部60において、形状変化部62の車両前方側の近接部位60Aは形状変化部62の車両後方側の近接部位60Bよりも端縁52Cからの延出長さが長く設定されている。
図2に示されるように、バルクヘッド50における形状変化部62の車両前方側の近接部位60A(換言すれば急変部58の隣接部位)は、車体側部材としてのフロントピラーアウタ部44への結合部Aとなっている。より具体的には、バルクヘッド50における形状変化部62の車両前方側の近接部位60Aは、フロントピラーアウタ部44の外壁部44A(前部44A1)の車両幅方向内側面に重ね合わせられ、フロントピラーアウタ部44の外壁部44A及びガセット32の側壁部32Aと三枚重ねでスポット溶接により接合されている。
また、図3に示されるように、一対の対向壁部52の後部52Bには、弱体化用の貫通孔64が形成されている。すなわち、貫通孔64は、急変部58に対して車両後方側(車両前後方向)にずれた位置に形成されている。貫通孔64の形成部位となる対向壁部52の後部52Bは、車両前方側からの入力荷重に対して急変部58が変形を開始する荷重値よりも高い値で変形を開始するように設定されている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るフロントピラー構造では、図2に示されるように、フロントピラー本体20Aの閉断面内には、車両前後方向の後部にフロントピラーリインフォース40が配置され、車両前後方向の前部にバルクヘッド50が配置されており、バルクヘッド50はフロントピラー本体20Aの前側縦壁部44Bとフロントピラーリインフォース40との間に介在されている。このため、フロントピラー本体20Aとは別体のバルクヘッド50の剛性設定によって、フロントピラー20の前部の剛性が変えられる。
ここで、図3に示されるように、バルクヘッド50における一対の対向壁部52には、車両前後方向を長手方向とする稜線部56Aが形成されているので、これによって車両前方側からの荷重に対する剛性が高められる。
そして、本実施形態では、稜線部56Aは、対向壁部52の厚さ方向に高低差を設定した段差部56によって各対向壁部52に二本設けられている。このため、簡易な構成で車両前方側からの入力荷重に対する所定の剛性が確保されつつ、変形後における潰れ残り量も抑えやすい。
一方、バルクヘッド50における一対の対向壁部52には、稜線部56Aと重ならない位置で他の部位よりも剛性を低く設定した急変部58が形成されている。このため、バルクヘッド50は、稜線部56Aにより高められた剛性は維持しつつ、所定値以上の荷重に対しては急変部58を起点として変形する(図4(B)参照)。
より具体的に説明すると、急変部58は、一対の対向壁部52における連結壁部54の側とは反対側の端縁52Cに形成され、車両前後方向の中間部において連結壁部54からの延出長さを急変させた部位となっているので、オフセット衝突時等の前面衝突時にはこれらの急変部58に応力が集中する。このため、前面衝突時には一対の対向壁部52の端縁52C側が車両前後方向の中間部で急変部58を起点としてそれぞれ変形する。よって、バルクヘッド50の全体としての変形量が大きくなると共に、変形モードの安定化も図りやすい。
また、本実施形態では、一対の対向壁部52における連結壁部54の側とは反対側の端縁52Cから互いに離反する方向に延出するフランジ部60には、急変部58に隣接して端縁52Cからの延出長さを急変させた形状変化部62が形成されているので、前面衝突時には急変部58の側に向けて一層応力が集中する。このため、前面衝突時には一層安定した変形モードでバルクヘッド50が変形する。
さらに、本実施形態では、図2に示されるように、バルクヘッド50は、急変部58の隣接部位がフロントピラーアウタ部44への結合部Aとなっているので、急変部58の隣接部位(フロントピラーアウタ部44への結合部A)と急変部58との剛性差が大きくなる。このため、前面衝突時には急変部58に応力が集中しやすくなり、バルクヘッド50は、急変部58を起点としてより安定した変形モードで変形する。
また、図3に示されるように、バルクヘッド50は、車両幅方向外側(車両前後方向に直交する方向)へ開口を向けた開断面形状に形成されて、互いに対向する一対の対向壁部52と、一対の対向壁部52の端部同士を一体に連結する連結壁部54と、を備えているので、フロントピラーリインフォース40(図2参照)の変形開始前における変形量が確保されやすい。
また、一対の対向壁部52には急変部58に対して車両後方側にずれた位置に設定された弱体化用の貫通孔64が形成されており、貫通孔64の形成部位は、車両前方側からの入力荷重に対して急変部58が変形を開始する荷重値よりも高い値で変形を開始するように設定されている。このため、前面衝突時には、バルクヘッド50は、急変部58で変形した後、急変部58に対して車両後方側にずれた部位でさらに変形することになり、潰れ残りが抑えられる。
ここで、図4を参照しながら、オフセット衝突等の前面衝突時における車体前部10A及びフロントピラー20の変形について説明する。図4(A)に示されるように、前面衝突時に、エプロンアッパメンバ28、フロントサイドメンバ22、及びエプロンフロント26等が衝突荷重によって変形すると、カウルトップサイド30の車両前後方向の中間部上端側がV字状に変形し始める。このとき、バルクヘッド50は、段差部56(稜線部56A(図3参照)でフロントピラーリインフォース40へ荷重を伝達しつつ変形が抑えられている。
その後、図4(B)に示されるように、カウルトップサイド30がさらに変形すると、バルクヘッド50は、急変部58を起点として変形し始める。なお、バルクヘッド50の剛性設定としては、カウルトップサイド30の変形が終了してからバルクヘッド50が変形し始めるように設定するのが好ましい。
さらに、図4(C)に示されるように、バルクヘッド50は、急変部58を起点としてある程度変形すると、貫通孔64の形成部位が潰れていく。これによって、バルクヘッド50の潰れ残り量が抑えられる。
このように、カウルトップサイド30及びバルクヘッド50が車両前方側から順に変形すると、衝突エネルギーが効率的に吸収される。
以上説明したように、本実施形態に係るフロントピラー構造によれば、前面衝突時の荷重によってカウルトップサイド30(フロントピラー20の前方側部材)を変形させた後にフロントピラー20の前部を変形させる設定を容易にすることができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図3に示されるバルクヘッド50は、車両幅方向外側へ開口を向けた開断面形状とされているが、バルクヘッドは、車両幅方向内側、車両上方側、及び車両下方側等のような車両幅方向外側以外の方向(車両前後方向に直交する方向)へ開口を向けた開断面形状とされてもよい。
また、上記実施形態では、図2に示されるように、バルクヘッド50は、車両幅方向内側の部位である連結壁部54がフロントピラーインナパネル42に結合されているが、バルクヘッドは、車両幅方向内側の部位がフロントピラーインナパネル(42)に結合されていない構成であってもよい。
また、上記実施形態では、バルクヘッド50は、車両幅方向外側の部位であるフランジ部60がフロントピラーアウタ部44に結合されているが、バルクヘッドは、車両幅方向外側の部位がフロントピラーアウタ部(44)に結合されていない構成であってもよい。
また、上記実施形態では、バルクヘッド50は、脆弱部としての急変部58の隣接部位が車体側部材としてのフロントピラーアウタ部44への結合部Aとされており、このような構成が好ましいが、バルクヘッドは、脆弱部の隣接部位が車体側部材への結合部とされていなくてもよい。
また、上記実施形態の変形例として、図3に示される段差部56に代えて、車両前後方向を長手方向とする稜線部を備えたビードを設定してもよい。
また、上記実施形態では、バルクヘッド50の脆弱部が急変部58とされているが、バルクヘッドの脆弱部は、例えば、車両前後方向に直交する方向に延びる弱体化ビードや貫通孔部等のような他の脆弱部であってもよい。
また、上記実施形態の変形例として、バルクヘッドの稜線部(56A)、段差部(56)、(急変部58等の)脆弱部、弱体化用の貫通孔(64)は、それぞれ、一対の対向壁部(52)のいずれか一方のみ又は連結壁部(54)のみに形成されてもよいし、一対の対向壁部(52)のいずれか一方及び連結壁部(54)に形成されてもよいし、一対の対向壁部(52)の両方及び連結壁部(54)に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、バルクヘッド50のフランジ部60に形状変化部62が形成されており、このような構成が好ましいが、バルクヘッド50のフランジ部60に形状変化部62が形成されていない構成としてもよい。
また、上記実施形態では、一対の対向壁部52の両方に弱体化用の貫通孔64が形成されているが、バルクヘッドに弱体化用の貫通孔を形成しない構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、弱体化用の貫通孔64は、急変部58(脆弱部)に対して車両後方側にずれた位置に形成されているが、一対の対向壁部及び連結壁部の少なくともいずれかに形成された弱体化用の貫通孔は、脆弱部に対して車両前方側にずれた位置に形成されてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
20 フロントピラー
20A フロントピラー本体
40 フロントピラーリインフォース
42 フロントピラーインナパネル
44 フロントピラーアウタ部(アウタパネル)
44B 閉断面部の前側縦壁部
46 閉断面部
50 バルクヘッド
52 対向壁部
52C 端縁
54 連結壁部
56 段差部
56A 稜線部
58 急変部(脆弱部)
60 フランジ部
62 形状変化部
64 貫通孔
A フロントピラーアウタ部への結合部(車体側部材への結合部)

Claims (6)

  1. 車室前端部の両サイドに略車両上下方向を長手方向として配置され、インナパネルとアウタパネルとで閉断面部を形成するフロントピラー本体と、
    前記フロントピラー本体の閉断面内における車両前後方向の後部に配置され、略車両上下方向を長手方向とするフロントピラーリインフォースと、
    前記フロントピラー本体の閉断面内における車両前後方向の前部に配置されて前記閉断面部の前側縦壁部と前記フロントピラーリインフォースとの間に介在され、車両前後方向に直交する方向へ開口を向けた開断面形状に形成されて、互いに対向する一対の対向壁部と、前記一対の対向壁部の端部同士を一体に連結する連結壁部と、を備えると共に、前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれかには、車両前後方向を長手方向とする稜線部と、前記稜線部と重ならない位置で他の部位よりも剛性を低く設定した脆弱部と、が形成されたバルクヘッドと、
    を有するフロントピラー構造。
  2. 前記脆弱部は、前記一対の対向壁部における前記連結壁部の側とは反対側の端縁に形成され、車両前後方向の中間部において前記連結壁部からの延出長さを急変させた急変部とされている、請求項1記載のフロントピラー構造。
  3. 前記一対の対向壁部における前記連結壁部の側とは反対側の端縁からは互いに離反する方向に延出するフランジ部が形成され、前記フランジ部には、前記急変部に隣接して前記端縁からの延出長さを急変させた形状変化部が形成されている、請求項2記載のフロントピラー構造。
  4. 前記バルクヘッドは、前記脆弱部の隣接部位が車体側部材への結合部とされている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフロントピラー構造。
  5. 前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれかには当該壁部の厚さ方向に高低差を設定しかつ二本の前記稜線部を備えた段差部が形成されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のフロントピラー構造。
  6. 前記一対の対向壁部及び前記連結壁部の少なくともいずれかには前記脆弱部に対して車両前後方向にずれた位置に弱体化用の貫通孔が形成され、
    前記貫通孔の形成部位は、車両前方側からの入力荷重に対して前記脆弱部が変形を開始する荷重値よりも高い値で変形を開始するように設定されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のフロントピラー構造。
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