JP2013226484A - 除湿機 - Google Patents

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Yasuaki Kuwabara
保昭 桑原
kensuke Uchimura
謙介 内村
Akemi Goto
朱美 後藤
Hirosuke Kubo
博亮 久保
Ryuji Asakura
竜二 朝倉
Katsutsugu Morimoto
克嗣 森本
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Abstract

【課題】受水容器が満水になった状態での不用意な移動等による振動が加わった場合に、露受け皿又は受水容器からの水漏れを防止することができる除湿機を提供する。
【解決手段】ケース内に吸込まれる空気中の水分が結露して生じた水を排出する排水口12と、排水口12から排水されたドレン水を受ける受水容器7と、排水口12を開閉させる排出弁20とを備える除湿機において、排出弁20は、振動が加わった場合に、排水口12を閉止する。受水容器7は、突起部17と反対側の側壁が、ケース1aの内壁と隙間を隔てて対設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース内に吸込まれる空気を除湿して吹き出す除湿機に関する。
従来の除湿機は、ケース内に蒸発器、凝縮器及び送風機を備える。送風機の運転により、外部の空気はケース内に吸込まれ、蒸発器との接触により冷却され、結露されて除湿され、凝縮器に接触して吹き出される。ケース内には、露受け皿及び受水容器を設けてある。蒸発器で結露したドレン水は、一旦、露受け皿に受けられ、露受け皿に備わる排水口を通じて受水容器に排出され、該受水容器内に貯水される(特許文献1〜5参照)。
また、特許文献3、4の除湿機は、更に、受水容器の除湿機本体内への出し入れに連動して排水口を開閉する排水口開閉手段を備えている。排水口開閉手段は、受水容器の出し入れと連動するレバーと、排水口に対向する弾力性を有したパッキンとを備える。特許文献3、4の除湿機は、受水容器を取り外した際に、排水口開閉手段の動作により排水口を閉止する可能なことである。
特許文献5の除湿機は、受水容器の側面にドレン水の入水口が設けてある。露受け皿の排水口は、受水容器の入水口に対向する位置に設けてあり、排水口と入水口との間に導水路が設けてある。このような除湿機は、ケースの上方から取り出すことができ、また、露受け皿からのドレン水が、導水路を介して受水容器に導かれるため、排出口から直接に滴下することはない。
特開2001−99441号公報 特開2002−349899号公報 特開平9−89295号公報 特開2000−240975号公報 特開2006−212510号公報
しかし、以上のような構成された従来の除湿機では、受水容器が満水になった状態で放置されている場合に、不用意な移動等により除湿機に振動が加わったとき、露受け皿又は受水容器内の水が漏れ、除湿機の内部が汚れるという課題がある。
本発明の目的は、ドレン水が排水口から受水容器へ排水される構造を有する除湿機において、受水容器が満水になった状態で振動が加わっても、露受け皿又は受水容器内の水が漏れないようにする除湿機を提供することである。
本発明に係る除湿機は、ケース内に吸込まれる空気中の水分が結露して生じた水を排出する排水口と、該排水口から排水された水を受ける受水容器と、前記排水口を開閉させる排出弁とを備える除湿機において、前記排出弁は、振動が加わった場合に、前記排水口を閉止するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、振動が除湿機に加わった場合に、排出弁により排水口を閉止させることで、ドレン水が排水口から漏れることを防止することが可能である。
本発明に係る除湿機は、前記排水口が開状態にある場合に、水を前記排水口から前記受水容器に導く導水路を備え、該導水路は、一部によって前記排出弁の弁体部を構成してあることを特徴とする。
本発明では、排水口が開状態にある場合に水を排水口から受水容器に導く導水路を備えるため、排水口から排出されたドレン水が滴下することはなく、受水容器に導かれることが可能である。また、排出弁の弁体部は、導水路の一部によって構成されたため、導水路に連動して開閉することができると共に、専用の部材で弁体部を構成する必要がなく、部品点数の削減と構造の簡素化を図ることができる。
本発明に係る除湿機は、前記受水容器は、前記導水路の移動に連動して開閉し且つ開状態で前記導水路を通じて排水される水の受け入れを許容する流入弁を備えることを特徴とする。
本発明では、受水容器は、導水路の移動に連動して開閉し且つ開状態で前記導水路を通じて排水される水の受け入れを許容する流入弁を備えるため、簡単な構造で導水路からのドレン水の流入を制御することが可能である。
本発明に係る除湿機は、前記流入弁は、前記導水路が前記排水口と前記受水容器とを繋ぐ位置に進入するか、又は該位置から退出する移動に応答して、前記受水容器に形成された流入孔を開閉するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、流入弁により、導水路が排水口と受水容器とを繋ぐ位置に進入するか、又は該位置から退出する移動に応答して、受水容器に形成された流入孔を開閉させることで、振動が加わった場合に、流入弁は排出弁の閉止に連動して閉止されるため、水が受水容器から漏れることを防止することが可能である。
本発明に係る除湿機は、加わった振動を検知する振動検知手段と、前記排出弁を駆動して前記排水口を開閉する弁駆動手段と、前記振動検知手段の検知結果に基づいて前記弁駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、振動検知手段により加わった振動を検知した場合、弁駆動手段により排出弁を駆動して排水口を開閉し、制御手段の動作により弁駆動手段を制御することで排出弁を駆動し、排水口を閉止することができ、簡単な構造で本発明の除湿機を実現することが可能である。
本発明に係る除湿機は、前記受水容器の側壁と、前記ケースの内壁との間に、隙間が設けられていることを特徴とする。
本発明では、受水容器の側壁とケースの内壁との間に隙間が存在するため、軽度の振動であれば、ケースに加わった振動が、直接に受水容器に伝わることなく、受水容器の姿勢が維持される。
本発明に係る除湿機は、前記受水容器は外方に突出する突起部を備え、前記排出弁は該突起部と係合可能なアームを備え、前記排出弁は、前記突起部と前記アームとの係合離脱により、前記排水口を開閉するようにしてあり、振動が加わった場合に、前記突起部と前記アームとが離脱する構成としてあることを特徴とする。
本発明では、受水容器が外方に突出する突起部を備え、排出弁が該突起部と係合可能なアームを備え、突起部とアームとの係合・離脱させることで、排水口を開閉させる構造により、除湿機に振動が加わった際に、自動的にアームを介して排出弁を回動させて、排水口を閉止させることが可能である。
本発明に係る除湿機は、前記受水容器は、前記突起部と反対側の側壁が、前記ケースの内壁と隙間を隔てて対設されていることを特徴とする。
本発明では、受水容器の突起部と反対側の側壁とケースの内壁との間に隙間が存在するため、軽度の振動であれば、ケースに加わった振動が、直接に受水容器に伝わることなく、受水容器の姿勢が維持される。また、少し強い振動が加わった場合には、受水容器が突起部と逆方向、即ち隙間の方向に揺れることにより、突起部とアームとの係合を解消して、排出弁に排水口を閉止させることが可能である。
本発明によれば、露受け皿に集められた水を受水容器に排水する構造を有する除湿器において、不用意な移動等による振動が加わった場合に、露受け皿及び受水容器内の水が漏れることを防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る除湿機の正面断面図。 本発明の実施の形態1に係る除湿機の正面断面図。 図1に示す除湿機のIII−III線による側断面図。 本発明の実施の形態1における導水路及び周辺構造を示す側面図。 本発明の実施の形態1における導水路及び周辺構造を示す正面図。 受水容器が備える流入弁の一例を示す側面断面図。 本発明の実施の形態2に係る除湿機の正面断面図。 本発明の実施の形態2における導水路及び周辺構造を示す側面図。
(実施の形態1)
図1及び図2は本発明の実施の形態1に係る除湿機1の正面断面図であり、図3は図1に示す除湿機1のIII−III線による側断面図である。また、図1は図3中のI−I線による断面図であり、排出弁20が開弁状態にある除湿機1を示している。図2は排出弁20が閉弁状態にある除湿機1を示している。
図1〜図3に示すように、除湿機1は、ケース1a内に、蒸発器2、凝縮器3、圧縮機4、送風機5、露受け皿6及び受水容器7を備えている。ケース1aは、一面に設けた脚36により床面上に支持し、図示のような姿勢で使用される。以下の説明では、使用状態での上、下を使用する。
ケース1a内には、正面(前面)の上下に蒸発器2及び凝縮器3を夫々に収容する蒸発器室37及び凝縮器室38、背面(後面)の上部に送風機5を収容する送風機室39が設けられている。送風機室39は、蒸発器室37及び凝縮器室38内に半部を開口させた吸気口5cと、ケース1aの上面に開設された空気吹き出し口10とを連通するように設けられている。送風機5は、吸気口5cに吸込側を臨ませて送風機室39内に取り付けたシロッコファンである。
圧縮機4は、ケース1aの背面側内部に送風機室39の下に位置する圧縮機室45内に収容されており、蒸発器2及び凝縮器3に冷媒管(図示せず)を介して接続されている。圧縮機4が駆動された場合には、蒸発器2及び凝縮器3内を冷媒が流れる。
蒸発器2の下部には、蒸発器2で結露して生じたドレン水を受ける露受け皿6が蒸発器室37の底面を覆うように設置されている。露受け皿6は一体に形成された排水管11を有する。排水管11の先端部には、排水口12が形成されている。排水口12の近傍には、排水口12を開閉する排出弁20と、排水口12が開状態にある場合に、排水口12から排出されたドレン水を受水容器7に導く導水路13とが設けられている。本実施の形態では、導水路13は、一部によって排出弁20の弁体部21を構成する。
図1及び図2に示すように、蒸発器室37及び凝縮器室38の一側のケース1a内部には、受水容器室46が設けられている。受水容器室46は上部に開口を備えている。受水容器室46内には、排水口12から排出されたドレン水を受ける受水容器7が設けられている。受水容器7は、上部に把手15を備えており、受水容器室46の上部開口から把手15を把持してケース1aの上方へ引くことで、取り出し可能である。受水容器7は窓部16を有する。窓部16は、排水口12、導水路13と上下位置が対応するように設けてある。窓部16には、後述する流入弁40(図6参照)が設けられている。
送風機5が駆動された場合、外部の空気は、送風機5の羽根の回転による吸い込み作用に基づいて空気吸い込み口9からケース1a内に吸い込まれ、蒸発器2に触れて冷却されて水分を結露させることにより除湿された後、凝縮器3を通過してきた空気と合流し、乾燥した空気となって空気吹き出し口10から吹き出される。蒸発器2で結露して生じたドレン水は、露受け皿6に落下し、露受け皿6の排水口12から導水路13に滴下し、導水路13を経て受水容器7に溜められる。
図4は本発明の実施形態1における導水路13及び周辺構造を示す側面図である。図5は本発明の実施形態1における導水路13及び周辺構造を示す正面図である。実施の形態1では、排出弁20と導水路13とは、図4及び図5に示すように、一体的に構成されているが、別体に構成されても良い。導水路13は、支持部22によって回動可能に支持されている。支持部22は、排水口12の付近に、露受け皿6の底面から延設したブラケット30を有し、ブラケット30に支持され且つ前後方向の軸線を有する回転軸31にて、導水路13を可動可能に支持している。ブラケット30の係止部分34及び導水路13の係止部分35には、付勢バネ33が架設されている。導水路13及び排出弁20は、付勢バネ33により時計方向へ付勢される。
導水路13は、一方向が開口状態の容器形状をなし、一部が弁体部21として構成された水路底部23と、ドレン水を受水容器7へ注ぐ注ぎ口である開口先端27とを備えている。水路底部23の三面は、上方に立壁とした三角形状の両側壁24,25と、矩形の後壁26とで囲まれている。排出弁20の弁体部21は、水路底部23に底面より一段低い凹部28を形成しておき、凹部28にゴム製のパッキン29を装填して構成されている。
排出弁20はアーム32を備える。アーム32は、水路底部23の後壁26側から開口先端27側且つ下方へやや傾けて延び出すように形成されており、先端部の形状がR状のコーナ部となっている。
受水容器7は上下方向に長い形状を有する直方体の中空容器であり、内部に貯水部14が形成されており、図1に示す状態では略満タンの貯水状態にある。受水容器7は、把手15を含めて受水容器室46の高さ範囲内に収納される。受水容器7には、窓部16の下縁部分から外方に突出する突起部17が設けられている。突起部17は、後述するように、受水容器7の上下方向の出し入れに伴ってアーム32と係合離脱可能である。
図6は、受水容器7が備える流入弁40の一例の側面断面図である。図6に示すように、受水容器7には、窓部16から連続する有底筒体7bが設けられている。有底筒体7bは、受水容器7の側壁7aの一部を内側に窪ませて斜め下方に延びるように構成されている。有底筒体7b内には流入弁40が構成されている。流入弁40は、導水路13の移動に連動して開閉し、開状態で導水路13を通じて排水されるドレン水の受け入れを許容するものである。
有底筒体7bの中途には、対向する2つの流入孔42,42が設けられている。流入孔42,42は有底筒体7bの周壁を貫通し、軸方向に延びる長孔であり、後述する流入弁体41の移動を案内するガイド機能と、ドレン水の受け入れを許容する弁通路機能とを兼ねている。流入弁40の内部は、有底筒体7bの軸方向に沿って移動する流入弁体41を有する。流入弁体41は有底筒体7bの底との間に介装したバネ43により有底筒体7bの開口側に向けて付勢されている。流入弁体41は開口側に向けて凸となる湾曲形状を有し、両端部が流入孔42,42内に挿入してある。流入弁体41はバネ43の付勢力で開口側に移動すると、流入孔42,42は閉止され、ドレン水の流入を禁止する状態となる。流入弁体41は中央部に開口側に向けて突出する係合駒44を備えている。
図1に示すように、受水容器7を上方から受水容器室46内に下降させて装着させる場合には、突起部17はアーム32に係合して、アーム32を押し下げて下方へ回動させる。アーム32の下方への回動に連れて、弁体部21は排水口12より離れ、排出弁20は開弁状態になる。導水路13は開口先端27を下向きとした斜め姿勢となり、排水口12と受水容器7とを繋ぐ導水位置になる。開口先端27は、有底筒体7b内へ入り、係合駒44に当たり、バネ43の付勢力に抗して流入弁体41を有底筒体7bの内部へ押し込む。流入弁体41は流入孔42,42に案内されて流入孔42,42内を移動する。このように、流入弁40は導水路13の上記移動に応答して流入孔42,42を開く。除湿機1がこのような状態で運転された場合、露受け皿6が受けたドレン水は、開状態の排水口12から、導水路13上に落ち、導水路13の水路底部23を流れて、開となった流入孔42(通常、下側の流入孔)を通じて受水容器7内に注がれる。
受水容器7が満水になると、受水容器7に設けられている水位検知装置(図示せず)が作動し、除湿運転が停止されるとともに表示部(図示せず)において満水ランプが点灯表示される。ユーザは、満水ランプの点灯報知により、受水容器7が満水であることを認識する。ユーザは把手15を持って、受水容器7をケース1aの上方へ引き上げることでケース1aから取り外す。
図2に示すように、受水容器7をケース1aから引き上げる場合には、突起部17によるアーム32の押さえは解消され、導水路13及び排出弁20は、付勢バネ33の付勢力によって閉弁方向へ撥ね上げられる。これにより、導水路13は導水位置から退出する。パッキン29は排水口12に密着する。受水容器7は、撥ね上げられた導水路13と接触することなくケース1aの上方から取り出すことができる。一方、水路底部23に設けられているゴム製のパッキン29を付勢バネ33の付勢力によって排水口12に押し当てられることにより、排水口12は閉鎖されて止水される。これにより、露受け皿6内に残っているドレン水は排水口12から排水されず、ドレン水の滴下で除湿機1の内部を汚すような事態になることを防ぐことができる。
また、導水路13の導水位置からの退出に連れて、導水路13の開口先端27は流入弁40の係合駒44から離れる。流入弁40はバネ43の付勢力によって流入孔42,42を閉止する。これにより、満水になった受水容器7を除湿機1から取り出して運搬するときに、受水容器7は側壁に開いた開口部が無い状態であるので、回収したドレン水が運搬中に溢れることを避けることができる。
なお、図1及び2に示されるように、受水容器7を装着する受水容器室46は、四方及び底部がケース1a及び仕切板1bにより囲まれた空間である。受水容器7の突起部17と反対側の側壁に対向するケース1aの下端部には、壁厚が上部より厚い部分が設けられている。受水容器7が受水容器室46内に装着された場合、突起部17が設けられている側壁の下半部は仕切板1bと接しており、突起部17と反対側の側壁はケース1aの内壁と隙間を隔てて対設される。
受水容器7の突起部17と反対側の側壁とケース1aの内壁との間に隙間が存在することにより、軽度の振動であれば、ケース1aに加わった振動が、直接に受水容器7に伝わることなく、受水容器7の姿勢が維持される。また、少し強い振動が加わった場合には、受水容器7が図1中の左方向、つまり導水路13から離れる方向に揺れることができる。これにより、突起部17とアーム32との係合が解消され、付勢バネ33の働きによって導水路13及び排出弁20が閉弁方向へ撥ね上げられ、排水口12が閉状態になる。これにより、ドレン水が露受け皿6から漏れるという不具合を避けることができる。同時に、導水路13の開口先端27は流入弁40の係合駒44から離れ、流入弁40はバネ43の付勢力によって流入孔42,42を閉止する。これにより、受水容器7は側壁に開いた開口部が無い状態となるので、満水になっても回収したドレン水が溢れるという不具合を避けることができる。
また、受水容器7が満水になったことを認識して、ユーザが受水容器7を取り出そうとした場合には、把手15を握る必要があるが、受水容器7は導水路13から離れる方向のみ変位可能に構造がなされているため、その時の振動によって受水容器7が導水路13の逆方向に揺れ、突起部17とアーム32との係合が解消され、排水口12が閉状態になる。同時に、導水路13の開口先端27は流入弁40の係合駒44との係合から外れ、流入弁40はバネ43の付勢力によって流入孔42,42を閉止する。これにより、露受け皿6内に残っているドレン水は排水口12から排出されることはなく、また、受水容器7に溜められたドレン水が除湿機1の内部で溢水するような事態になることを防ぐことができる。
(実施形態2)
図7は本発明の実施の形態2に係る除湿機100を示す正面断面図である。図8は本発明の実施の形態2における導水路13及び周辺構造を示す側面図である。以降の説明において、実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、その説明を省略する。
図7に示すように、受水容器7の突起部17と反対側の側壁とケース1aの内壁との間には、隙間が設けられているが、これに限らず、受水容器7の他の側壁と、対向するケース1aの内壁との間に隙間を設けても良い。受水容器7の側壁とケース1aの内壁との間に隙間が存在するため、実施の形態1と同様に、軽度の振動であれば、ケース1aに加わった振動が、直接に受水容器7に伝わることなく、受水容器7の姿勢が維持される。
また、図7に示すように、仕切板1bには、除湿機100に加わった振動の大きさを検知する振動検知手段8と、受水容器7がケース1a内に装着されたか否かを検知する受水容器検知手段19とが設置されている。受水容器検知手段19は、例えば公知の光電センサであり、仕切板1bに開設された孔(図示しない)を介して受水容器室46に光を出射して、受水容器7の装着を検知する。振動検知手段8及び受水容器検知手段19の検知結果は図示しない制御装置に出力される。ここで、振動検知手段8と、受水容器検知手段19とを仕切板1bに設けた場合について説明したが、振動検知手段8と、受水容器検知手段19とをケース1aに設けても良い。
図8に示すように、導水路13及び排出弁20を回動する弁駆動手段18は回転軸31と同軸に配置されている。弁駆動手段18は、回転軸31と同軸に連結された小型モータ、特にステッピングモータである。回転軸31に回転力を加えて導水路13とを回動させ、排出弁20を開閉動作させる。制御装置は、振動検知手段8及び受水容器検知手段19の検知結果に基づいて弁駆動手段18を制御する。例えば、受水容器検知手段19により受水容器7が受水容器室46内に装着されたと検知された場合に、制御装置は排出弁20を開弁状態にさせるように弁駆動手段18を駆動する。受水容器検知手段19により受水容器7が受水容器室46内から取り出されたと検知された場合に、制御装置は排出弁20を閉弁状態にさせるように弁駆動手段18を駆動する。
また、受水容器7が受水容器室46内に装着されている場合に、振動検知手段8により除湿機100に振動が加わったと検知された時に、制御装置は振動の大きさを所定値と比較し、振動の大きさが所定値を超えた場合に、排出弁20を閉弁状態にさせるように弁駆動手段18を駆動する。これにより、実施の形態2では、受水容器7の突起部17と係合するアーム32とを省略して、構造を一層簡単化させることができる。
実施の形態2においては、除湿機100が運転開始されると、蒸発器2で発生したドレン水が露受け皿6によって集められ、排水口12から導水路13を経て受水容器7に導かれる。受水容器7が満水になった状態が図示しない水位検知装置により検知された場合には、運転が停止され、受水容器7が満水であることがユーザに報知される。ユーザが受水容器室46から受水容器7を取り出した場合には、受水容器検知手段19受水容器7が受水容器室46内から取り出されたと検知され、制御装置により弁駆動手段18が駆動され、導水路13が導水位置から退出し、露受け皿6の排水口12と受水容器7の流入孔42とが閉止される。これにより、回収したドレン水が運搬中に溢れることを避けることができる。
また、ユーザが溜まったドレン水を捨てるために受水容器7の把手15を把持して受水容器7を取り出す場合には、振動が受水容器7に加わると、振動が振動検知手段8により検知され、即座に弁駆動手段18が駆動され、導水路13が導水位置から退出し、露受け皿6の排水口12と受水容器7の流入孔42とが閉止される。これにより、ユーザがドレン水を捨てに行く場合でも、露受け皿6及び受水容器7からの水漏れを防止することができる。当然、除湿機100に外部から衝激が加わったような場合でも、上記動作によって露受け皿6及び受水容器7からの水漏れを防止することができる。
1 除湿機
1a ケース
6 露受け皿
7 受水容器
8 振動検知手段
12 排水口
13 導水路
17 突起部
18 弁駆動手段
20 排出弁
21 弁体部
32 アーム
40 流入弁
42 流入孔

Claims (8)

  1. ケース内に吸込まれる空気中の水分が結露して生じた水を排出する排水口と、該排水口から排水された水を受ける受水容器と、前記排水口を開閉させる排出弁とを備える除湿機において、
    前記排出弁は、振動が加わった場合に、前記排水口を閉止するようにしてあることを特徴とする除湿機。
  2. 前記排水口が開状態にある場合に、水を前記排水口から前記受水容器に導く導水路を備え、
    該導水路は、一部によって前記排出弁の弁体部を構成してあることを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
  3. 前記受水容器は、前記導水路の移動に連動して開閉し且つ開状態で前記導水路を通じて排水される水の受け入れを許容する流入弁を備えることを特徴とする請求項2に記載の除湿機。
  4. 前記流入弁は、前記導水路が前記排水口と前記受水容器とを繋ぐ位置に進入するか、又は該位置から退出する移動に応答して、前記受水容器に形成された流入孔を開閉するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の除湿機。
  5. 加わった振動を検知する振動検知手段と、
    前記排出弁を駆動して前記排水口を開閉する弁駆動手段と、
    前記振動検知手段の検知結果に基づいて前記弁駆動手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の除湿機。
  6. 前記受水容器の側壁と、前記ケースの内壁との間に、隙間が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の除湿機。
  7. 前記受水容器は外方に突出する突起部を備え、
    前記排出弁は該突起部と係合可能なアームを備え、
    前記排出弁は、前記突起部と前記アームとの係合離脱により、前記排水口を開閉するようにしてあり、
    振動が加わった場合に、前記突起部と前記アームとが離脱する構成としてあることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の除湿機。
  8. 前記受水容器は、前記突起部と反対側の側壁が、前記ケースの内壁と隙間を隔てて対設されていることを特徴とする請求項7に記載の除湿機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023024255A1 (zh) * 2021-08-27 2023-03-02 广东美的制冷设备有限公司 除湿机
KR102538127B1 (ko) * 2022-11-14 2023-05-31 주식회사 신안그린테크 제습장치
KR102538124B1 (ko) * 2022-11-14 2023-05-31 주식회사 신안그린테크 바람 손실을 줄여 향상된 제습량을 확보한 제습장치

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