JP2013225365A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013225365A
JP2013225365A JP2012097925A JP2012097925A JP2013225365A JP 2013225365 A JP2013225365 A JP 2013225365A JP 2012097925 A JP2012097925 A JP 2012097925A JP 2012097925 A JP2012097925 A JP 2012097925A JP 2013225365 A JP2013225365 A JP 2013225365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
node
signal
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012097925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5755596B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Kamata
義彦 鎌田
Hiroko Yokota
裕子 横田
Koji Tabata
浩司 田畑
Tomoyuki Hamano
倫行 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012097925A priority Critical patent/JP5755596B2/ja
Priority to US13/843,321 priority patent/US9171631B2/en
Publication of JP2013225365A publication Critical patent/JP2013225365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5755596B2 publication Critical patent/JP5755596B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】より負側の閾値レベルのデータを読み出し可能な半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】データを保持可能なメモリセルが直列接続され、ソース及びドレインを有するストリングを含み、前記ソースで前記ストリングの各々が共通接続されたメモリセルアレイと、前記NANDストリングの各々と、対応する前記ドレインで接続されるビット線と、互いに直列接続された第1トランジスタ(BLX)及び第2トランジスタ(BLC)を含み、前記メモリセルから前記データを読み出す際、これら第1、第2トランジスタが前記ビット線を第1電圧(Vblc)にチャージするセンスアンプ(6)と、前記データの読み出し時において、前記ソースに第2電圧(CELSRC=VDD−Vblc)を供給しつつ、前記第1、2トランジスタのゲートに前記第1電圧及び前記第2電圧の和を供給する電圧発生回路とを具備する。
【選択図】図7

Description

実施形態は、より負側の閾値レベルのデータを読み出し可能な半導体記憶装置に関する。
メモリセルが例えば、2値のデータを保持可能とし、電荷蓄積層に電荷を蓄積すると“0”データを保持し、この電荷が電荷蓄積層から抜けると閾値分布は負側に位置し、“1”データ、すなわち消去状態とされる。
特表2006−500729号公報
より負側の閾値レベルのデータを読み出し可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置によれば、データを保持可能なメモリセルが複数直列接続され、ソース及びドレインを有するNANDストリングを複数含み、前記ソースで前記NANDストリングの各々が共通接続されたメモリセルアレイと、前記NANDストリングの各々と、対応する前記ドレインで接続されるビット線と、互いに直列接続された第1トランジスタ及び第2トランジスタを含み、前記メモリセルから前記データを読み出す際、これら第1、第2トランジスタによって前記ビット線を第1電圧にチャージするセンスアンプと、前記データの読み出し時において、前記ソースに第2電圧を供給しつつ、前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタのゲートに前記第1電圧及び前記第2電圧の和を供給する電圧発生回路とを具備する。
第1実施形態に係るNANDフラッシュメモリの全体構成例。 第1実施形態に係るメモリセルの閾値分布。 第1実施形態に係る電圧切替回路の回路図。 第1実施形態に係るセンスアンプの回路図。 第1実施形態に係るCELSRCの上限を示した概念図。 第1実施形態に係る読み出し動作の概念図。 第1実施形態に係る読み出し動作の際のタイムチャート。 第2実施形態に係る読み出し動作の概念図。 第2実施形態に係る読み出し動作の際のタイムチャート。 第3実施形態に係る読み出し動作の概念図。 第3実施形態に係る読み出し動作の際のタイムチャート。
以下、本実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る半導体記憶装置は、データの読み出し時においてCELSRCに正の電圧を印加し、疑似的にメモリセルMCのゲートに負の電圧を掛けることで、このメモリセルMCの負側の閾値を読み出すものである。なお、CELSRCとは、後述する複数のNANDストリングが共通接続されるソース線SLのノードに相当し、このノードの電位を電圧CELSRCとも表現することがある。
1.全体構成例
図1を用いて本実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例について説明する。
1.<全体構成例>
図1に示すように本実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、ロウデータ2、データ入出力回路3、制御部4、センスアンプ6、及び電圧発生回路5を備える。
1−1.<メモリセルアレイ1>
メモリセルアレイ1は、複数の不揮発性のメモリセルMCを含んだブロックBLK0乃至BLKsを備える(sは自然数)。ブロックBLK0乃至BLKsの各々は、不揮発性のメモリセルMCが直列接続された複数のNANDストリング10を備えている。NANDストリング10の各々は、例えば64個のメモリセルMCと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。
メモリセルMCは、2値以上のデータを保持可能とする。このメモリセルMCの構造は、p型半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された浮遊ゲート(電荷導電層)と、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを含んだFG構造である。なお、メモリセルMCの構造は、MONOS型であっても良い。MONOS型とは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲートとを有した構造である。
メモリセルMCの制御ゲートはワード線に電気的に接続され、ドレインはビット線に電気的に接続され、ソースはソース線に電気的に接続されている。またメモリセルMCは、nチャネルMOSトランジスタである。なお、メモリセルMCの個数は64個に限られず、128個や256個、512個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
またメモリセルMCは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルMCの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルMCの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD1、SGS1に共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL63を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL0〜BLnに共通接続される。以下、ビット線BL0〜BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ(n:自然数)。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。
また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルMCには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、複数のメモリセルMCはブロックBLK単位で一括してデータが消去される。
1−2.<メモリセルMCの閾値分布>
図2を用いて上記メモリセルMCの閾値分布について説明する。図2は、横軸に閾値分布(電圧)をとり、縦軸にメモリセルMCの数を示したグラフである。
図示するように、各々のメモリセルMCは、例えば2値(2-levels)のデータ(1ビットデータ:閾値電圧Vthの低い順に“1”、及び“0”の2種のデータ)を保持できる。また、メモリセルMCは、消去状態において、“1”データ(例えば負電圧)に設定され、データを書き込み、電荷蓄積層に電荷を注入することによって正の閾値電圧に設定される。
1−3.<周辺回路>
図1に戻って、周辺回路について説明する。
1−3−1.<ロウデコーダ2>
ロウデコーダ2は、データの書き込み動作時、読み出し動作時、及び消去時において、制御部4から与えられるブロック選択信号をデコードし、その結果に基づいてブロックBLKを選択する。次いで、選択したブロックBLK内の各ワード線WLに対し書き込み電圧、読み出し電圧、及び消去電圧のいずれか電圧を転送する。一例を挙げると、ロウデコーダ2は、例えば読み出し電圧として、読み出し対象のワード線WLに選択読み出し電圧(以下、Vcgr)を転送し、それ以外のワード線WLに非選択読み出し電圧(以下、電圧Vread)を転送する。
1−3−2.<データ入出力回路3>
データ入出力回路3は、図示せぬI/O端子を介してホスト(host)から供給されたアドレス及びコマンドを制御部4へ出力する。またデータ入出力回路3は、書き込みデータを、データ線Dlineを介してセンスアンプ6へと出力する。データをホストへ出力する際は、制御部4の制御に基づき、センスアンプ6が増幅したデータを、データ線Dlineを介して受け取った後、I/O端子を介してホストへ出力する。
1−3−3.<制御部4>
制御部4は、NAND型フラッシュメモリ全体の動作を制御する。すなわち、データ入出力回路3を介して、図示せぬホストから与えられた上記アドレス、及びコマンドに基づいて、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作における動作シーケンスを実行する。制御部4はアドレス、及び動作シーケンスに基づき、例えばブロック選択信号/カラム選択信号を生成し、このブロック選択信号をロウデコーダ2に出力する。また、制御部4はカラム選択信号をセンスアンプ6に出力する。カラム選択信号とは、センスアンプ6のカラム方向を選択する信号である。
また、制御部4には、図示せぬメモリコントローラから供給された制御信号が与えられる。制御部4は供給された制御信号により、図示せぬI/O端子を介してホスト(host)からデータ入出力回路3へと供給された信号がアドレスであるのか、データであるのかを区別する。
更に、本実施形態に係る制御部4は、読み出し動作時において、センスアンプ6を構成する各トランジスタへの信号(後述する信号S1、信号S2、及び信号S3)の供給タイミングや、トランジスタに印加する電圧の大きさを制御する。
1−3−4.<電圧発生回路5>
本実施形態に係る電圧発生回路5は、例えば読み出し電圧Vcgr及び電圧Vreadを生成し、これを上記ロウデコーダ2に供給し、また電圧発生回路5は電圧V1を生成し、これをCELSRCへと供給する。またこの電圧発生回路5は、電圧切替回路5−1を備える。この電圧切替回路5−1は、例えば読み出し時において、所定の大きさの信号BLX、信号BLCを生成し、これをセンスアンプ6に出力する。以下、図3を用いてこの電圧切替回路5−1の構成について説明する。
1−3−4−1.電圧切替回路5−1の構成
図3に電圧切替回路5−1の構成を示す。電圧切替回路5−1は、信号BLXと信号BLCの電圧差を調整する機能を有する。図示するように、電圧切替回路5−1は、電流源50、nチャネル型MOSトランジスタ51〜53、抵抗素子54〜57、並びにミラー回路58を備える。
電流源50の入力端には、内部電圧VDDが供給され、例えば電流I58をノードN1に出力する。このノードN1にはMOSトランジスタ51の電流経路の一端が接続され、他端はノードN2に接続され、ゲートには信号S1が供給される。また、MOSトランジスタ52の電流経路の一端は、ノードN2でMOSトランジスタ51の他端と共通接続され、他端はノードN3に接続され、ゲートには信号S2が供給される。更にMOSトランジスタ53の電流経路の一端は、ノードN3でMOSトランジスタ52の電流経路の他端と共通接続され、他端はノードN4に接続され、ゲートには信号S3が供給される。なお、上述したようにこれら信号S1〜S3の“L”又は“H”いずれか信号は、制御部4から供給される。
また、抵抗素子54の一端はノードN1に接続され、他端はノードN2に接続される。抵抗素子55の他端はノードN2に接続され、他端はノードN3に接続される。更に抵抗素子56の一端はノードN3に接続され、他端はノードN4に接続される。
更にこのノードN4には、ミラー回路58が接続される。以下、ミラー回路58の構成について説明する。ミラー回路58は、例えばn=25、すなわち25個のnチャネル型MOSトランジスタ58−1〜58−25が並列接続された構成とされる。つまり、各々のゲート及びドレインは共通接続され、これらMOSトランジスタ58−1〜58−25によって、例えばI58がCELSRCに向かって流れる。
そして、上記信号S1〜S3がオフ状態とされれば、この電流I58は、抵抗素子54〜56を経由することとなり、これら抵抗素子54〜56によって電圧降下が生じる。これら抵抗素子54〜56によって降下する電圧を、電圧BLC2BLXとする。すなわち、信号S1〜S3がオフ状態とされた場合、信号BLXと信号BLCとの間に、電圧BLC2BLXだけの電位差が生じる。
これに対し、信号S1〜S3がすべてオン状態とされると、電流I58は、これらMOSトランジスタ51〜53を通過する。このため、ノードN1とノードN4との間には電位差が生じず、信号BLC=信号BLXとされる。
なお、ミラー回路58において、これらMOSトランジスタ58−1〜58−25で、電流I58を流す場合、1つ当たりのMOSトランジスタは、電流I58/50を流すことになる。
抵抗素子57の一端は、ノードN5(MOSトランジスタ58−1〜58−25のソース)に接続され、他端はCELSRCに接続される。
1−3−5.<センスアンプ6>
データの読み出し時において、センスアンプ6はビット線BLに定電流を流し、これによってメモリセルMCが流す電流を直接センスする。このため、センスアンプ6は、全ビット線BLに対して一括読み出しが出来る。またメモリセルMCの有するデータによりビット線BLに流れる電流値が決まる。つまり、ビット線BLに接続されたセンスアンプ6による“1”、または“0”の判定はこのメモリセルMCが流す電流の値の相違により決定される。なお、データの書き込み時には、対応するビット線BLに書き込みデータを転送する。以下、センスアンプ6の構成について述べる。
図4に示すようにセンスアンプ6は、nチャネル型MOSトランジスタ20〜23、25〜36、pチャネル型MOSトランジスタ37〜40、並びにキャパシタ素子24を備える。なお、以下ではMOSトランジスタの閾値電位VthにそのMOSトランジスタの参照符号を付すことでMOSトランジスタの閾値電位を表す。例えば、MOSトランジスタ21の閾値電位はVth21とする。
MOSトランジスタ20の電流経路の一端はビット線BLに接続され、ゲートには信号BLSが供給される。信号BLSは、読み出し動作、書き込み動作の際、“H”レベルとされ、ビット線BLとセンスアンプ6とを接続可能とする信号である。
MOSトランジスタ21の電流経路の一端はMOSトランジスタ20の電流経路の他端に接続され、他端はSCOMに接続され、ゲートには信号BLCが供給される。信号BLCとはビット線BLを所定の電位にクランプするための信号である。仮にMOSトランジスタ21に信号BLC=(Vblc+Vth21)が与えられると、ビット線BLの電位は、電圧Vblcとなる。
MOSトランジスタ22の電流経路の一端はSCOMに接続され、他端には電圧VHSA(=電圧VDD)が供給され、ゲートには信号BLX(電圧(Vblc+CELSRC+Vth22+BLC2BLX)又は電圧(Vblc+CELSRC+Vth22))が供給される。なお、本実施形態では、信号BLX=電圧(Vblc+CELSRC+Vth22)とする。従って、本実施形態における“1”データ読み出しの際、SCOMの電位は、電圧(Vblc+CELSRC)とされる。
またなお、電圧BLC2BLXとは、SCOMに電圧VHSAを確実に転送するための電圧である。例えば信号BLX<信号BLCとされると、ビット線BLに供給する電圧が信号BLXに律速してしまう。これを防ぐため信号BLXの電圧は電圧BLCよりも高い電圧とされる。なお、信号BLX=電圧(Vblc+CELSRC+Vth22+BLC2BLX)とされるケースについては、第2実施形態にて説明する。
なお、信号BLC、信号BLX、及び信号XXLに電圧CELSRCを加算するのは、ソースSLの電位を電圧CELSRCに上昇させた場合であっても、対応するMOSトランジスタ21、22、及び23におけるゲート−ソース間の電位、すなわちVgsの値を維持させるためである。以下、具体的に述べる。
読み出し時、ソースSLに電圧CELSRCを供給した場合であって、且つNANDストリング10が導通(読み出し対象とされるメモリセルMCがオン)した場合、ビット線BLの電位は電圧CELSRCとされる。つまり、ソースSLに電圧VSS(0V)を供給した場合に比べ、ビット線BLの電位が電圧CELSRC分上昇する。
この結果、例えば信号BLC=(Vblc+Vth21)であって、ソース電位が電圧CELSRCであると、ソースSLに電圧VSS(0V)を供給した場合に比べ、MOSトランジスタ21のVgsの値がCELSRC分減少してしまう。このように、ソースSLに印加する電圧に応じてVgsの値が変化することを防止するため、信号BLCの値には電圧CELSRCを加算する。なお、信号BLX、及び信号XXLについても同様の理由である。
MOSトランジスタ23の電流経路の一端は、ノードSCOMに接続され、他端はSEN(検知部)に接続され、ゲートには信号XXL(Vblc+Vth23+BLC2BLX+BLX2XXL)が供給される。ここで、信号BLC、信号BLX、及び信号XXLの間には、信号BLC=信号BLX<信号XXL、又は信号BLC<信号BLX<信号XXLなる電圧関係が成り立つ。つまり、MOSトランジスタ22よりもMOSトランジスタ23の電流駆動力の方が大きい。これは、“1”データをセンスする際、MOSトランジスタ22が流す電流よりもMOSトランジスタ23が流す電流を大きくすることで、ノードSENの電位を優先的にビット線BLに流すためである。また、MOSトランジスタ21とMOSトランジスタ22の閾値を同一とし、Vth21=Vth22が成り立つものとする。
引き続き、構成について説明する。キャパシタ素子24の一方の電極には、ノードN10でクロックCLK(=電圧(Vblc+BLC2BLX))が供給され、他方の電極はノードSENに接続される。このクロックCLKは、ノードSENの電位をブーストするための機能を有する。MOSトランジスタ25の電流経路の一端はノードN10に接続され、ゲートには信号SENが供給される。つまり、このノードSENの電位に応じてMOSトランジスタ25がオン・オフする。MOSトランジスタ26の電流経路の一端は、MOSトランジスタ25の他端と接続され、電流経路の他端はノードN11に接続され、ゲートには信号STBが供給される。MOSトランジスタ27の電流経路の一端はノードSENに接続され、電流経路の他端はノードN11に接続され、ゲートには信号BLQ(=電圧(VDD+Vth27+Vα)が供給される。ここで、Vαとは、後述するMOSトランジスタ31から転送される電圧VDDを確実にノードSENに転送するために追加された電圧(ガードバンド電圧)である。
MOSトランジスタ28の電流経路の一端はノードSENに接続され、ゲートには信号LSLが供給される。またMOSトランジスタ29の電流経路の一端は、MOSトランジスタ28の電流経路の他端に接続され、電流経路の他端は、接地(電圧VLSA)され、ゲートはノードN11に接続される。これらMOSトランジスタ28及び29は、データを演算するためのトランジスタである。
MOSトランジスタ30の電流経路の一端はノードN11に接続され、他端はノードLAT_Sに接続され、ゲートには信号STLが供給される。MOSトランジスタ31の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、電流経路の他端は、MOSトランジスタ32の電流経路の一端と接続され、ゲートには電圧(VDD+Vth31+Vα)の大きさの信号が供給される。また、MOSトランジスタ32の電流経路の他端はノードN11に接続され、ゲートには信号LPC(=電圧(VDD+Vth32+Vα))が供給される。MOSトランジスタ33の電流経路の一端はノードN11に接続され、電流経路の他端はDBUS(必要に応じて接地電位)に接続され、ゲートには信号DSWが供給される。なお、ノードN11が接続される配線をLBUSと呼ぶこともある。なお、電圧Vαとは、電圧VDDを確実にノードSENに転送するために追加された電圧(ガードバンド電圧)である。
MOSトランジスタ34の電流経路の一端はノードLAT_Sに接続され、電流経路の他端は接地され、ゲートはノードINV_Sが接続される。MOSトランジスタ35の電流経路の一端はノードINV_Sに接続され、電流経路の他端は接地され、ゲートはノードLAT_Sに接続される。MOSトランジスタ36の電流経路の一端はノードINV_Sに接続され、電流経路の他端はノードN11に接続され、ゲートには信号STIが供給される。MOSトランジスタ37の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、ゲートには信号SLLが供給される。MOSトランジスタ38の電流経路の一端はMOSトランジスタ38の電流経路の他端と接続され、電流経路の他端はノードLAT_Sに接続され、ゲートはノードINV_Sに接続される。MOSトランジスタ39の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、ゲートには信号SLIが供給される。MOSトランジスタ40の電流経路の一端は、MOSトランジスタ39の電流経路の他端と接続され、電流経路の他端はノードINV_Sに接続され、ゲートはノードLAT_Sに接続される。つまり、MOSトランジスタ34、35、38、及び40でラッチ回路SDLを構成し、このラッチ回路SDLはノードLAT_Sのデータを保持する。
2.CELSRCの電位の上限値について
次に、図5を用いて、読み出し時にCELSRCに供給する電圧V1の上限について説明する。図5は、図4のセンスアンプ6であって、このセンスアンプ6を構成するMOSトランジスタの一部を示す。
上述したように、本実施形態では、電圧発生回路5によってCELSRCの電位を上昇させ、負側に判定閾値をシフトさせることで、負に分布するデータを読み出す。するとこの読み出し動作において、信号BLX及び信号BLCの値も上昇する。以下、MOSトランジスタ22のゲート−ソース間電位、すなわちVgsを挙げ、CELSRCの上限について説明する。
MOSトランジスタ22の電流経路の一端には電圧VDDが供給されるため、このMOSトランジスタ22のVgsは、BLX−VHSA=(Vlbc+Vth22+CELSRC)−VDDとされる。このVgsがMOSトランジスタ22の閾値Vth22を超えると、このMOSトランジスタ22が常にオンしてしまい誤読み出しの原因となる(つまり、チャージシェア時に、矢印方向に電荷が流れてしまう)。この現象を防ぐため、つまりMOSトランジスタ22がオフ状態を維持するためには、VgsとVth22が下記(1)式を満たせば、図中に示した矢印方向の電荷移動を防ぐことが出来る。
Vgs≦Vth22 (1)
よって、上記(1)式より、MOSトランジスタ22がオフ状態を維持するための、CELSRCに供給する電圧V1の上限値は、以下(2)式で表される。
CELSRC≦VDD−Vlbc (2)
以上から、CELSRCに供給される電圧V1の上限値は、電圧(VDD−Vblc)となる。
3.読み出し時の電圧切替回路5−1及びセンスアンプ6の動作を示した概念図
次に、図6を用いて読み出し動作(具体的には、プリチャージ動作)における電圧切替回路5−1及びセンスアンプ6の動作について説明する。なお、ここでは、センスアンプ6の一部構成(MOSトランジスタ21、22、23)を示し、他の構成は省略する。
図6に示すように、本実施形態では、プリチャージ動作の際、制御部4によって信号S1〜S3をそれぞれ“H”レベルとし、MOSトランジスタ51〜53をオン状態とする。
つまり、電流源50は、電流I58をこれらMOSトランジスタ51〜53を介して、ミラー回路58に供給する。従って、ノードN1とノードN4との電位は同値、すなわち信号BLX=信号BLCとされる。そして、ミラー回路58は25個のMOSトランジスタ58−1〜58−25で構成されるため、MOSトランジスタ22及び23は、上述したように電流I58/25をビット線BLに流すことで、ビット線BLをプリチャージする。この様子を、次の図7に示す。
4.読み出し動作を示したタイムチャート
次に、図7を用いて読み出し動作について説明する。図7は、信号BLX、信号BLC、CELSRC、ビット線BL、ノードSEN、クロックCLK、及び信号XXLの変化を示したタイムチャートである。
図示するように、時刻t0において、電圧切替回路5−1によって信号BLXの電位を電圧(Vblc+CELSRC+Vth22)に、そして信号BLCの電位を電圧(Vblc+CELSRC+Vth21)に上昇させる。
また時刻t0において電圧発生回路5によってCELSRCの電位を、電圧(VDD−Vblc)に上昇させる。
これにより、同時刻t0において、ビット線BLのプリチャージが開始され、電位が電圧Vblcまで上昇する。また時刻t0においてCELSRCの電位が上昇し、その後電圧V1(=VDD−Vblc)まで上昇する。
その後、時刻t1において、MOSトランジスタ31、32、27をオン状態としてノードSENの電位を上昇させる。すると、時刻t3でノードSENの電位が電圧VDDに達する。
次いで、ここでは図示しないが、ビット線BLの電位が上昇した後、ロウデコーダ2によるワード線WLへの読み出し電圧(Vcgr(例えば、0V)及びVread)の転送が行われる。
この結果、例えば、読み出し対象のメモリセルMCが“0”データを保持する場合、NANDストリング10は非導通とされ(図中、(a)線)、ビット線BLは電圧VDDを維持する。これに対しメモリセルMCが“1”データを保持する場合、NANDストリングは導通し(図中、(b)線)、CELSRCの電位にまで下降する。
また、時刻t3において、制御部4によってクロックCLKを“H”レベルとし、ノードSENの電位を電圧(VDD+Vblc+BLC2BLX)とする。
次いで、時刻t4において制御部4によって信号XXLがオン状態とし、センス動作を実行する。これにより、必要に応じてノードSENとSCOMとのチャージシェアが行われ、データ読み出しが行われる。つまり、(b)線で示す様に、ビット線BLの電位は下降しているため、チャージシェアが生じる。すなわち時刻t4においてノードSENの電位が“L”レベルとされる。この結果、センスアンプ6によって“1”データが読み出される。
これに対し、(a)線ではビット線BLの電位が下降しないため、ノードSENの電位は“H”レベルを維持する。このためチャージシェアは生じず、ノードSENの電位は電圧(VDD+Vblc+BLC2BLX)とされる。
<第1の実施形態に係る効果>
第1の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、(1)及び(2)の効果を得ることが出来る。
(1)負側に位置するメモリセルの閾値を読み出すことが出来る。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、信号BLXの値を信号BLCと同値とすることで、CELSRCの上限値を上げることが出来る。具体的には、上述したように、CELSRCの上限値を、電圧(VDD−Vblc)とすることが出来る。この効果について、比較例を挙げて説明する。なお、同一の構成については、同一の符号を用いて説明する。
比較例に係る半導体記憶装置では、読み出し動作時において、ビット線BLを十分にプリチャージすべく、信号BLX(電圧(Vlbc+Vth22+CELSRC+BLC2BLX)>信号BLC(電圧(Vlbc+Vth21+CELSRC))の関係を持たせている。これは、例えば信号BLX<信号BLCであると、プリチャージされる電圧は、信号BLXの値に律速されてしまうからである。つまり、信号BLCがどれだけ大きな値であっても、信号BLXに起因した値までしかプリチャージされない。
しかし、信号BLX>信号BLCと設定すると、CELSRCの上限値が低く設定されてしまう。
これに対し本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、信号BLXにおいて下げた電圧分だけ、すなわち電圧BLC2BLXだけCELSRCの上限値を上げることが出来る。これは、上述したように、信号BLC=信号BLCとしたからである。
(2)プリチャージ電位を維持しつつ、上記(1)の効果を満たすことが出来る。
本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、信号BLX=信号BLCとした場合、MOSトランジスタ22とMOSトランジスタ21とのトランジスタサイズが同じであるため、電流I58が流れる際のチャネル長が、上記比較例で挙げた場合に比べ2倍となってしまう。
そこで、本実施形態では、ミラー回路58を構成するMOSトランジスタの数を1/2とすることで、1つ当たりのMOSトランジスタに流す電流値を大きくする。つまり、本実施形態では、n=25個とすることで、MOSトランジスタ22、MOSトランジスタ21にI58/25の電流値が流れるようにする。
比較例に係る構成では、信号BLX>信号BLCとされるため、MOSトランジスタ22の電流駆動力If22は、MOSトランジスタ21の電流駆動力If21よりも大きい。このため、プリチャージをする電流値は、MOSトランジスタ21におけるチャネル長に応じた大きさにすれば良い。従って、比較例に係る構成では、チャネル長は本実施形態よりも半分であったため、ミラー回路58は、50個のMOSトランジスタで、電流I58を流せば良かった。
この構成を、そのまま本実施形態に適用してしまうと、上述したようにチャネル長は比較例の2倍の長さのため、プリチャージの際にビット線BLに流れる電流値は1/2となってしまう。このため、ミラー回路58を構成するMOSトランジスタの数を1/2とし、上述したようにMOSトランジスタ1つ当たりの電流値を上げることで、プリチャージ電位を維持する。すなわち、例えば“0”データ読み出しの際に、SCOMの電位を高めに維持することが出来るため、誤読み出しの防止を低減することが出来る。
(3)MOSトランジスタ21の閾値ばらつきを抑制することが出来る。
(2)の効果で説明したように、本実施形態に係る構成では、ミラー回路58は25個のMOSトランジスタ58−1〜58−25で構成される。このため、これらMOSトランジスタ58−1〜58−25の各々が流す電流値は、上記比較例に上げたミラー回路58を構成するMOSトランジスタの倍の電流値を流す。つまり、信号BLX、及び信号BLCの大きさが比較例に比べ2倍の大きさとされるため、MOSトランジスタ21の閾値が多少ばらついたとしても、これら閾値のばらつきの影響を小さくすることが出来る。
[第2の実施形態]
次に、図8及び図9を用いて第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第2の実施形態に係る半導体記憶装置は、ビット線BLをプリチャージする際には、信号BLX>信号BLCとし、またこのビット線BLが充電された後は、信号BLX=信号BLCに切り替えるものである。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については、説明を省略する。
1.構成例
1−1.制御部4
本実施形態に係る制御部4は、プリチャージ期間と、センス期間とに分けて、電圧設定回路5−1を構成するMOSトランジスタ51〜53の供給される信号S1〜S3のオン・オフを制御する。
具体的には、プリチャージ期間では、信号S1〜S3をオフ状態とすることで、信号BLX>信号BLCとする。すなわち、信号BLXの方を、信号BLCに比べ電圧BLC2BLXだけ大きな値とする。
1−2.電圧切替回路5−1
図8を用いて本実施形態に係る電圧切替回路5−1について説明する。本実施形態に係る電圧切替回路5−1は、ミラー回路58を構成するMOSトランジスタの数がn=50とされる。以下、ミラー回路58を構成するMOSトランジスタをMOSトランジスタ58−1〜58−50とすると、これら1つずつのMOSトランジスタに流れる電流は、電流I58/50となる。
また、制御部4により、信号S1〜S3がオフ状態とされると、ノードN1とノードN4とで電位差が生じる。つまり、上述したように、ノードN1の方が、電圧BLC2BLXだけ大きな値とされる。すなわち、信号BLX(電圧(Vlbc+Vth22+CELSRC+BLC2BLX))がMOSトランジスタ22に供給される。
2.読み出し動作を示すタイムチャート
次に、図9を用いて第2の実施形態に係る読み出し動作について説明する。なお、上記第1の実施形態と異なる動作について説明し、上記第1の実施形態と同一の動作については説明を省略する。図9は、信号BLX、信号BLC、CELSRC、ビット線BL、ノードSEN、クロックCLK、及び信号XXLの変化を示したタイムチャートである。
図9に示すように、時刻t3の前後で、信号BLXの値を電圧(Vblc+CELSRC+Vth22+BLC2BLX)から電圧(Vblc+CELSRC+Vth22)に切り替える。具体的には、制御部4によって時刻t3において、信号S1〜S3をオン状態からオフ状態へと切り替える。すなわち、時刻t3以降、信号BLX=信号BLCとする。これにより、CELSRCの上限値は、上記第1の実施形態と同じ値であっても、誤読み出しが生じない。
<第2の実施形態に係る効果>
第2の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、上記(1)の効果に加え、更に下記(3)の効果を得ることが出来る。
(3)CELSRCの上限値を下げることなく、MOSトランジスタ22の閾値ばらつきの影響を低減することが出来る。
上記効果について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置であると、時刻t3まで、すなわちビット線BLの充電期間では、信号BLXの値を信号BLCよりも大きくする。これにより、センスアンプ6毎異なるMOSトランジスタ22の閾値ばらつきを低減することが出来、ビット線BLに供給するプリチャージ電位のばらつきを低減することが出来る。
また、本実施形態に係る半導体記憶装置であれば、センス、すなわち、信号XXLをオン状態とする直前で信号BLXの値を抵抗素子54〜57での電圧降下分下げることで、CELSRCに供給される電位も電圧(VDD−Vblc)とすることが出来る。つまり、MOSトランジスタ22の閾値ばらつきを抑制しつつ、第1の実施形態と同様に、メモリセルMCの負側の閾値分布を読み出すことが出来る。
[第3の実施形態]
次に、図10、及び図11を用いて第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第3の実施形態に係る半導体記憶装置は、上記第2の実施形態におけるセンス動作の前後で、電圧設定回路5−1におけるミラー回路58を構成するMOSトランジスタの数nを50=>25と切り替えるものである。以下、上記第1、第2の実施形態と同一の構成については説明を省略し、異なる構成について説明する。
1.構成
1−1.電圧切替回路5−1
図10を用いて第3の実施形態に係る電圧切替回路5−1について説明する。図10に示すように、電圧切替回路5−1は、MOSトランジスタ59−1、及び59−2、並びに抵抗素子57−1、及び57−2を更に備える。なお、本実施形態においてミラー回路58は、ミラー部58−1、及びミラー部58−2を備えるものとする。以下、構成について説明する。
ミラー部58−1は、MOSトランジスタ58−1〜58−25を備え、各々のドレイン及びゲートがノードN4で共通接続され、ソースはMOSトランジスタ59−1の電流経路の一端に接続される。MOSトランジスタ59−1のゲートにはスイッチSW<0>が供給され、ソースは抵抗素子57−1の一端に接続される。
また、ミラー部58−2は、MOSトランジスタ58−26〜58−50を備え、各々のドレイン及びゲートがノードN4で共通接続され、ソースはMOSトランジスタ59−2の電流経路の一端に接続される。また、MOSトランジスタ59−2のゲートにはスイッチSW<1>が供給され、ソースは抵抗素子57−1の一端に接続される。
すなわち、スイッチSW<0>、SW<1>のオン・オフでミラー回路58を構成するMOSトランジスタの数nを可変に設定する。上述したが、n=25とされると、MOSトランジスタ21には、電流I58/25が流れ、これに対し、n=50とされると、MOSトランジスタ21には、電流I58/50が流れる。
2.読み出し動作を示すタイムチャート
次に、図11を用いて第3の実施形態に係る読み出し動作について説明する。図11は、スイッチSW<0>、スイッチSW<1>、信号BLX、信号BLC、CELSRC、ビット線BL、ノードSEN、クロックCLK、及び信号XXLの変化を示したタイムチャートである。なお、上記第1、第2の実施形態と異なる動作について説明し、上記第1、及び第2の実施形態と同一の動作については説明を省略する。
図11に示すように、時刻t0において、スイッチSW<0>、及びSW<1>のそれぞれを“H”レベルとする。すなわち、n=50のMOSトランジスタ58−1〜58−50によって、定電流I58を流す。つまり、MOSトランジスタ21に、電流I58/50を流す。
その後、時刻t3において、スイッチSW<1>を“L”レベルとし、n=25でミラー回路58を構成させる。すなわち、n=25のMOSトランジスタ58−1〜58−50によって、定電流I58を流す。つまり、時刻t3以降MOSトランジスタ21に、電流I58/25を流す。
<第3の実施形態に係る効果>
第3の実施形態に係る半導体記憶装置であると、上記(1)〜(3)の効果に加え、更に下記(4)の効果を得ることが出来る。
(4)データの誤読み出しを抑制することが出来る。
第3の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、時刻t3において、信号BLX=信号BLCにすると共に、定電流I58を流すMOSトランジスタの数nを50から25に変更する。このため、MOSトランジスタ21を流れる電流I58の値を時刻t3の前後で保存することが出来る。
つまり、t3の前後でn=50のままであると、上記第1の実施形態の効果で挙げた比較例で説明したように、MOSトランジスタ21に流れる電流値は1/2となってしまい、例えば“1”データを読み出すビット線BLの電位が時刻t3を境に急激に下降する恐れがある。これは、CELSRCへと抜ける電流の方が、MOSトランジスタ21を流れる電流I58/50よりも大きいからである。これ伴い、隣接する、例えば“0”データを読み出すビット線BLの電位がカップリングで下降する恐れがある。この結果SCOMの電位が下降してしまい、センスの際に誤読み出しを起こしてしまう可能性がある。
しかし、第3の実施形態に係る半導体記憶装置であれば、上述したように、MOSトランジスタ21を流れる電流I58の値を時刻t3の前後で保存することが出来るため、誤読み出しを抑制することが出来る。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…データ入出力回路、4…制御部、5…電圧発生回路、5−1…電圧切替回路、6…センスアンプ、20〜23、25〜36、51〜53…nチャネル型MOSトランジスタ、MOSトランジスタ38〜40…pチャネル型MOSトランジスタ、50…電流源、54〜56…抵抗素子

Claims (5)

  1. データを保持可能なメモリセルが複数直列接続され、ソース及びドレインを有するNANDストリングを複数含み、前記ソースで前記NANDストリングの各々が共通接続されたメモリセルアレイと、
    前記NANDストリングの各々と、対応する前記ドレインで接続されるビット線と、
    互いに直列接続された第1トランジスタ及び第2トランジスタを含み、前記メモリセルから前記データを読み出す際、これら第1、第2トランジスタによって前記ビット線を第1電圧にチャージするセンスアンプと、
    前記データの読み出し時において、前記ソースに第2電圧を供給しつつ、前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタのゲートに前記第1電圧及び前記第2電圧の和を供給する電圧発生回路と
    を具備する半導体記憶装置。
  2. 前記電圧発生回路は、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのゲートに前記第1電圧と前記第2電圧との和を供給する電圧切替回路を含み、
    前記電圧切替回路は、第1ノードに第1電流を供給する電流源と、
    前記第2トランジスタとミラー回路を構成し、前記第1電流を第2ノードに流すトランジスタ群を備え、
    前記ミラー回路を構成する前記トランジスタ群の数は、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのチャネル長に応じた値である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 関電圧切替回路は、前記データを読み出す前におけるビット線のプリチャージ時に、前記第1トランジスタのゲートに前記和に第3電圧を足した電圧を供給する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ミラー回路を構成し、前記第2ノードに前記第1電流を流す前記トランジスタ群の数を可変とする制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記プリチャージの後であって、前記データを読み出す際に、前記トランジスタ群の前記値を第1の数から、この第1の数よりも少ない第2の数に切り替える
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2ノードは、第3ノードと第4ノードとを含み、
    前記ミラー回路を構成する前記トランジスタ群は、前記第1ノードの電流を前記第3ノードに流す第1トランジスタ群と、前記第1ノードの電流を前記第4ノードに流す第2トランジスタ群とを含み、
    前記トランジスタ群の数の切替は、前記第3ノード及び前記第4ノードにそれぞれ接続されるスイッチのオン又はオフに応じて行われる
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
JP2012097925A 2012-04-23 2012-04-23 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP5755596B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012097925A JP5755596B2 (ja) 2012-04-23 2012-04-23 半導体記憶装置
US13/843,321 US9171631B2 (en) 2012-04-23 2013-03-15 Semiconductor memory device and method for controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012097925A JP5755596B2 (ja) 2012-04-23 2012-04-23 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013225365A true JP2013225365A (ja) 2013-10-31
JP5755596B2 JP5755596B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=49595313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012097925A Expired - Fee Related JP5755596B2 (ja) 2012-04-23 2012-04-23 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5755596B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015176625A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社東芝 半導体記憶装置
WO2020263320A3 (en) * 2019-06-26 2021-06-24 Sandisk Technologies Llc A partial page sensing mode, method, and apparatus for 3d nand
CN113496740A (zh) * 2020-03-18 2021-10-12 铠侠股份有限公司 半导体存储装置
CN111243646B (zh) * 2015-09-08 2023-06-13 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064516A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2009230827A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064516A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2009230827A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015176625A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社東芝 半導体記憶装置
CN111243646B (zh) * 2015-09-08 2023-06-13 铠侠股份有限公司 半导体存储装置
WO2020263320A3 (en) * 2019-06-26 2021-06-24 Sandisk Technologies Llc A partial page sensing mode, method, and apparatus for 3d nand
CN113496740A (zh) * 2020-03-18 2021-10-12 铠侠股份有限公司 半导体存储装置
CN113496740B (zh) * 2020-03-18 2023-10-20 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5755596B2 (ja) 2015-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10796779B2 (en) Semiconductor memory device
US10672487B2 (en) Semiconductor memory device
JP5363454B2 (ja) フラッシュメモリプログラム禁止方式
US9147481B2 (en) Semiconductor memory apparatus
US8254168B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and write method for the same
JP5193701B2 (ja) 半導体記憶装置
US10332593B2 (en) Semiconductor memory device configured to sense memory cell threshold voltages in ascending order
JP2013012267A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2009146556A (ja) 半導体記憶装置
JP2014179142A (ja) 半導体記憶装置
JP2010211899A (ja) 半導体記憶装置
US10796732B2 (en) Semiconductor storage device
US20170076790A1 (en) Semiconductor memory device
JP5755596B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2013125569A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US20170062062A1 (en) Semiconductor memory device
JP2012169002A (ja) 半導体記憶装置
KR20120013539A (ko) 반도체 메모리 장치 및 그 동작 방법
JP2013232264A (ja) 半導体記憶装置及びその読み出し方法
JP2014182845A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
US9543029B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device and reading method for non-volatile semiconductor memory device that includes charging of data latch input node prior to latching of sensed data
US8830758B2 (en) Semiconductor storage device
JP2012203945A (ja) 半導体記憶装置
JP2011227960A (ja) 半導体メモリ
JP2013225363A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150527

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5755596

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees