JP2013224750A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光発電による電力の売電を促進しつつ、貯湯タンク内の湯水の沸かし上げの制限を抑制した貯湯式給湯装置を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯装置1は、パワーコンディショナー151からの供給電力により作動して、貯湯タンク11内の湯水を加熱するヒートポンプユニット50と、出湯管13の途中に設けられて、出湯管13を流通する湯水を目標給湯温度まで加熱するガス熱源ユニット80とを備えている。加熱禁止対象時間帯設定部は、ヒートポンプユニット50の運転を禁止して、パワーコンディショナー151による売電量の増加を図るための日中の時間帯である加熱禁止対象時間帯を、所定条件に応じて設定する。タンク加熱制御部124は、加熱禁止対象時間帯におけるヒートポンプユニット50の運転を禁止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽光発電による電力と商用電力とが入力されるパワーコンディショナーから供給される電力を使用して、貯湯タンク内の湯水を加熱する貯湯式給湯装置に関する。
従来より、貯湯タンク内の湯水を加熱するヒートポンプを、太陽光発電による電力を使用して作動させる貯湯式給湯装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載された貯湯式給湯装置においては、太陽光発電による電力量が所定値以上であるときに、太陽光発電による電力を用いてヒートポンプを作動させ、貯湯タンク内の湯水を加熱するようにしている。
また、特許文献2に記載された貯湯式給湯装置においては、気象予測情報に応じて抽出された翌日の日照時間と設定時間を比較し、翌日の日照時間が設定時間よりも長いときは、太陽光発電による電力によりヒートポンプを作動させて貯湯タンク内の湯水を沸かし上げ、翌日の日照時間が設定時間よりも短いときには、深夜電力によりヒートポンプを作動させて貯湯タンク内の湯水を沸かし上げるようにしている。
特開2004−271164号公報 特開2008−2702号公報
太陽光発電装置が備えられた家屋においては、太陽光発電による電力量が家屋の総消費電力を上回っているときに、上回った余剰電力を電力業者に売電することができる。そして、この場合の売電単価は商用電力の買電単価よりも高いため、使用者としては、太陽光発電が行われているときには、家屋の消費電力を抑えて売電する電力量を増やしたいと考える。
しかし、上記特許文献1,2においては、太陽光発電が行われているときに、積極的にヒートポンプを作動させて太陽光発電による電力を使用するようにしている。そして、ヒートポンプの作動により、家屋の総消費電力が多くなると、使用者の意に反して太陽光発電による電力の売電量が減少してしまうという不都合がある。
その一方で、無条件にヒートポンプの作動を制限すると、エネルギー効率の良い貯湯式給湯装置を有効に使用することができなくなる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、太陽光発電による電力の売電を促進しつつ、貯湯タンク内の湯水の沸かし上げの制限を抑制した貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明の貯湯式給湯装置は、
太陽光発電装置及び商用電力供給ラインと電気負荷とに接続され、前記太陽光発電装置の発電量が前記電気負荷の消費電力を上回るときは、余剰な前記太陽光発電装置の発電電力を売電し、前記太陽光発電装置の発電量が前記電気負荷の消費電力を下回るときには、不足する電力を買電するパワーコンディショナーからの供給電力を使用する貯湯式給湯装置であって、
貯湯タンクと、
前記貯湯タンクに接続されて、前記貯湯タンクに水を供給する給水管と、
前記パワーコンディショナーからの供給電力により作動する前記電気負荷であって、前記貯湯タンク内の湯水を加熱するタンク加熱部と、
前記貯湯タンクに接続されて、前記貯湯タンクから湯水が供給される出湯管と、
前記出湯管の途中に設けられて、前記出湯管を流通する湯水の温度が所定の目標給湯温度よりも低いときに、該湯水を該目標給湯温度まで加熱する補助熱源機と、
前記タンク加熱部の作動を禁止して、前記パワーコンディショナーによる売電量の増加を図るための日中の時間帯である加熱禁止対象時間帯を、所定条件に応じて設定する加熱禁止対象時間帯設定部と、
前記加熱禁止対象時間帯における前記タンク加熱部の作動を禁止するタンク加熱制御部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記加熱禁止対象時間帯設定部により、前記所定条件に応じて前記加熱禁止時間帯が設定され、前記タンク加熱制御部により、前記加熱禁止対象時間帯における前記タンク加熱部の作動が禁止される。そのため、前記太陽光発電装置の発電条件や前記パワーコンディショナーからの供給電力により作動する電気負荷の使用状況等に応じて、前記所定条件を設定することによって、前記太陽光発電装置により発電電力の売電を促進しつつ、貯湯タンク内の湯水の沸かし上げの制限を抑制することができる。なお、前記加熱禁止対象時間帯において前記貯湯タンクの湯切れが生じても、前記補助熱源機の作動により、前記出湯管からの前記目標給湯温度での給湯を続行することができる。
また、第1発明において、
日付情報を取得する日付情報取得部を備え、
前記所定条件は、前記日付情報取得部により取得された現在の日付が属する月であることを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、現在の日付が属する月により、日中で日射量が多くなる時間帯を想定することができる。そのため、前記加熱禁止対象時間帯設定部により、現在の日付が属する月に応じて、日射量が多い時間帯を前記加熱禁止対象時間帯に設定することによって、前記太陽光発電装置による発電電力の売電を促進することができる。また、前記加熱禁止対象時間帯以外の、日射量が少なく前記太陽光発電装置による発電量が少ないと想定される時間帯においては、前記タンク加熱部を作動させて前記貯湯タンク内の湯水を効率良く沸かし上げることができる。
また、第1発明において、
天気情報を取得する天気情報取得部を備え、
前記所定条件は、前記天気情報取得部により取得された天気情報による天気予報であることを特徴とする(第3発明)。
第3発明によれば、天気情報による天気予報により、日中で日射量が多くなる時間帯(晴天の時間帯等)を予測することができる。そのため、前記加熱禁止対象時間帯設定部により、予測天気に応じて、日射量が多い時間帯を前記加熱禁止対象時間帯に設定することによって、前記太陽光発電装置による発電電力の売電を促進することができる。また、前記加熱禁止対象時間帯以外の、日射量が少なく前記太陽光発電装置による発電量が少ないと想定される時間帯においては、前記タンク加熱部を作動させて前記貯湯タンク内の湯水を効率良く沸かし上げることができる。
また、第1発明において、
使用者の操作による前記加熱禁止対象時間帯の設定指示を受け付ける手動操作部を備え、
前記所定条件は、前記手動操作部による指示内容であることを特徴とする(第4発明)。
第4発明によれば、使用者は、前記手動操作部により、自身の湯の使用状況に応じて、前記加熱禁止対象時間帯を任意に設定することができる。そのため、例えば、日中に外出するときには、日中の時間帯を全て前記加熱禁止対象時間帯に設定して、前記太陽光発電装置による発電電力の売電を促進することができる。また、商用電力の供給不足が予想される時間帯を前記加熱禁止対象時間帯に設定して、売電を行うことにより、商用電力の供給不足の解消を図ることができる。
また、第1発明から第4発明のうちのいずれかにおいて、
前記タンク加熱制御部は、前記加熱禁止対象時間帯において前記太陽光発電装置の発電量を監視し、前記太陽光発電装置の発電量が所定の発電量閾値以上である時に限定して、前記タンク加熱部の作動を禁止することを特徴とする(第5発明)。
第5発明によれば、前記太陽光発電装置の発電量が少なく、前記タンク加熱部の作動を禁止しても売電量の増加が期待できないときには、前記タンク加熱部の作動を禁止せずに、前記タンク加熱部により前記貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを行うことにより、前記補助熱源機の作動を抑制して効率の良い給湯を行うことができる。
また、第5発明において、
前記発電量閾値として、前記タンク加熱部以外の前記電気負荷の総消費電力が設定されていることを特徴とする(第6発明)。
第5発明によれば、前記太陽光発電装置の発電量が前記タンク加熱部以外の電気負荷の総消費電力よりも少なく、前記タンク加熱部の作動を禁止しても売電量が増加しないことが明らかなときに、前記タンク加熱部の作動を禁止せずに、前記タンク加熱部により前記貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを行うことにより、前記補助熱源機の作動を抑制して効率の良い給湯を行うことができる。
また、第1発明から第6発明のうちのいずれかにおいて、
日射量を検出する日射センサを備え、
前記タンク加熱制御部は、前記加熱禁止対象時間帯において前記日射センサにより検出される日射量を監視し、該日射量が所定の日射閾値以上であるときに限定して、前記タンク加熱部の作動を禁止することを特徴とする(第7発明)。
第7発明によれば、日射量が前記日射閾値よりも少なく、前記タンク加熱部の作動を禁止しても売電量の増加が期待できないときには、前記タンク加熱部の作動を禁止せずに、前記タンク加熱部により前記貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを行うことにより、前記補助熱源機の作動を抑制して効率の良い給湯を行うことができる。
貯湯式給湯装置の構成図。 リモコン操作の説明図。 加熱禁止対象時間帯の設定処理の第1実施形態のフローチャート。 加熱禁止対象時間帯の設定処理の第2実施形態のフローチャート。 ヒートポンプユニットの運転禁止の解除処理のフローチャート。
本発明の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の貯湯式給湯装置1は、貯湯ユニット10、ヒートポンプユニット50(本発明の電気負荷及びタンク加熱部に相当する)、ガス熱源ユニット80(本発明の補助熱源機を構成する)、及び、貯湯式給湯装置1の全体的な作動を制御するコントローラ120を備えて構成されている。
貯湯式給湯装置1は、配電盤153を介して、家電製品170等の他の電気負荷と共にパワーコンディショナー151と接続されており、パワーコンディショナー151からの供給電力を使用して作動する。
パワーコンディショナー151は、太陽光発電装置150に接続されると共に、電力メータ152を介して商用電力供給ライン160に接続されている。パワーコンディショナー151は、太陽光発電装置150から出力される直流電力を、商用電力と同じ交流電力(例えば、単相3線式交流100V/200V)に変換して、貯湯式給湯装置1及び家電製品170等の電気負荷に供給する。
パワーコンディショナー151は、電力メータ152と接続され、太陽光発電装置150による発電量が、電気負荷の総消費電力を上回る場合に、余剰電力を商用電力供給ライン160に供給する売電を行う。また、太陽光発電装置150による発電量が、電気負荷の総消費電力を下回る場合には、不足電力を商用電力供給ライン160から受給する買電を行う。
パワーコンディショナー151からコントローラ120には、太陽光発電装置150の発電量Wdの測定データが出力される。また、電力メータ152からコントローラ120には、商用電力供給ライン160からパワーコンディショナー151への電力供給量Cd(負のときは売電状態を示し、正のときは買電状態を示す)の測定データが出力される。
太陽光発電装置150の受光パネルの近傍には、日射センサ154が設けられており、日射センサ154からコントローラ120に、日射センサ154による日射量Sdの測定データが出力される。
なお、図1では、貯湯式給湯装置1のコントローラとして一つのコントローラ120を示したが、貯湯ユニット10のコントローラと、ヒートポンプユニット50のコントローラと、ガス熱源ユニット80のコントローラを個別に備え、各コントローラ間の通信によって、貯湯式給湯装置1の全体的な作動を制御する構成としてもよい。
また、コントローラ120は、通信ネットワーク180を介して情報サーバー181と通信を行う機能を有しており、後述するように、情報サーバー181から天候情報等を取得する。
貯湯ユニット10は、貯湯タンク11、給水管12、出湯管13等を備えている。貯湯タンク11は内部に湯水を保温して貯め、高さ方向に略等間隔で配置されたタンク温度センサ14〜17と、貯湯タンク11の上部に配置されて貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水の温度を検出するタンク出湯温度センサ26が設けられている。貯湯タンク11の底部には、作業者の手動操作により開弁される排水弁18が設けられている。
給水管12は、一端が給水口30を介して図示しない水道に接続され、他端が貯湯タンク11の下部に接続されて、貯湯タンク11内の下部に水を供給する。給水管12には、貯湯タンク11の内圧が過大になることを防止するための減圧弁19と、給水管12から貯湯タンク11への方向のみの通水を可能にして、貯湯タンク11から給水管12側への湯水の流出を阻止する第1湯側逆止弁20が設けられている。
給水管12から分岐した給水バイパス管34は、給湯混合弁21を介して接続箇所Xで出湯管13に連通しており、給湯混合弁21により、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水と給水バイパス管34から出湯管13に供給される水との混合比が変更される。
給水バイパス管34には、給水バイパス管34に供給される水の温度を検出する給水温度センサ22と、給水バイパス管34を流通する水の流量を検出する水側流量センサ23と、給水バイパス管34から出湯管13への方向のみの通水を可能にして、出湯管13から給水バイパス管34側への湯水の流出を阻止する水側逆止弁24とが設けられている。
出湯管13は、一端が給湯口31に接続され、他端が貯湯タンク11の上部に接続されている。
貯湯タンク11の上部に貯められた湯水は、出湯管13から給湯口31を介して図示しない給湯栓(台所、洗面所、浴室のカランやシャワー等)に供給される。出湯管13には、貯湯タンク11から出湯管13への方向のみの通水を可能にして、出湯管13から貯湯タンク11側への湯水の流入を阻止する第2湯側逆止弁25と、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水の流量を検出する湯側流量センサ27とが設けられている。
ガス熱源ユニット80は、出湯管13の給水バイパス管34との接続箇所Xよりも下流側の途中に設けられ、貯湯ユニット10には、ガス熱源ユニット80をバイパスして、ガス熱源ユニット80の下流側と上流側の出湯管13を連通する出湯バイパス管33と、出湯バイパス管33を開閉する出湯バイパス弁29とが設けられている。
出湯管13の出湯バイパス管33との分岐箇所Yと給湯混合弁21との間に、給湯混合弁21を介して出湯管13に供給される湯水の温度を検出する混合温度センサ28が設けられ、出湯管13の出湯バイパス管33との合流箇所Zと給湯口31との間に、給湯口31から出湯される湯水の温度を検出する給湯温度センサ32が設けられている。
貯湯ユニット10に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、給湯混合弁21と出湯バイパス弁29の作動が制御される。
次に、ヒートポンプユニット50は、貯湯タンク11内の湯水をタンク循環路41を介して循環させて加熱するものであり、屋外に設置されている。ヒートポンプユニット50は、ヒートポンプ循環路52により接続された蒸発器53、圧縮機54、ヒートポンプ熱交換器55(凝縮機)、及び膨張弁56により構成されたヒートポンプ51を有している。
蒸発器53は、ファン60の回転により供給される空気(外気)とヒートポンプ循環路52内を流通する熱媒体(ハイドロフルオロカーボン(HFC)等の代替フロン、二酸化炭素等)との間で熱交換を行う。圧縮機54は、蒸発器53から吐出された熱媒体を圧縮して高圧・高温とし、ヒートポンプ熱交換器55に送出する。膨張弁56は、圧縮機54で加圧された熱媒体の圧力を開放する。
除霜弁61は膨張弁56をバイパスして設けられており、圧縮機54から送出される熱媒体により蒸発器53を除霜する。ヒートポンプ循環路52の膨張弁56の上流側及び下流側、圧縮機54の上流側及び下流側には、ヒートポンプ循環路52内を流通する熱媒体の温度を検出する熱媒体温度センサ62,63,64,65が、それぞれ設けられている。また、蒸発器53には、蒸発器53に吸入される空気の温度Toutを検出する周囲温度センサ67が設けられている。
ヒートポンプ熱交換器55はタンク循環路41と接続され、圧縮機54により高圧・高温とされた熱媒体と、タンク循環路41内を流通する湯水との熱交換により、タンク循環路41内を流通する湯水を加熱する。タンク循環路41には、貯湯タンク11内の湯水をタンク循環路41を介して循環させるためのタンク循環ポンプ66が設けられている。
貯湯タンク11内の下部に貯まった湯水は、タンク循環ポンプ66によりタンク循環路41に導かれ、ヒートポンプ熱交換器55で後述する沸かし上げ温度まで加熱されて貯湯タンク11の上部に戻される。これにより、沸かし上げ温度の湯が、貯湯タンク11の上部から順次積層して貯められる。
なお、タンク循環路41のヒートポンプ熱交換器55の上流側及び下流側には、タンク循環路41内を流通する湯水の温度を検出する湯温度センサ68,69が設けられている。また、ヒートポンプ熱交換器55には、その内部の雰囲気温度を検出する雰囲気温度センサ57が設けられている。
ヒートポンプユニット50に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、圧縮機54、タンク循環ポンプ66、及びファン60の作動が制御される。
次に、ガス熱源ユニット80は、出湯管13を流通する湯水を加熱するものであり、缶体87内に収容された給湯バーナ81及び給湯バーナ81により加熱される給湯熱交換器82等を備えている。給湯バーナ81には、図示しないガス供給管から燃料ガスが供給されると共に、図示しない燃焼ファンにより燃焼用空気が供給される。コントローラ120は、給湯バーナ81に供給する燃料ガスと燃焼用空気の流量を調節して、給湯バーナ81の燃焼量を制御する。
給湯熱交換器82は、出湯管13の途中に接続されており、給湯バーナ81の燃焼熱によって、内部を流通する湯水を加熱する。出湯管13には、上流側から順に、止水弁93と水量センサ88が設けられている。給湯熱交換器82の上流側と下流側は、熱源バイパス管89により連通されており、熱源バイパス管89には、熱源バイパス管89の開度を調節するための熱源バイパス弁90が設けられている。出湯管13の給湯熱交換器82の出口付近には熱交出湯温度センサ91が設けられ、出湯管13の熱源バイパス管89との接続箇所の下流側には熱源出湯温度センサ92が設けられている。
この構成により、後述するように、貯湯タンク11内に湯が無いとき(湯切れ状態)に、給水管12から貯湯タンク11及び給水バイパス管34を介して出湯管13に供給される水が、給湯熱交換器82により加熱されて湯となり、熱源バイパス管89からの水と混合されて、目標給湯温度の湯が給湯口31から供給されるようになっている。
コントローラ120は、図示しないCPU,メモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された貯湯式給湯装置1の制御用プログラムを、CPUで実行することによって、日付情報取得部121、天気情報取得部122、加熱禁止対象時間帯設定部123、タンク加熱制御部124、及び温調制御部125として機能する。
コントローラ120は、通信ケーブル130によりリモコン140(本発明の手動操作部に相当する)と接続されている。リモコン140は、貯湯式給湯装置の運転状況や運転条件の設定等を表示するための表示器141と、各種スイッチが設けられたスイッチ部142とを備えている。貯湯式給湯装置1の使用者は、リモコン140のスイッチ部142を操作することによって、給湯口31からの給湯温度(目標給湯温度)の設定等を行う。
日付情報取得部121は、リモコン140との通信により現在の日付情報を取得して、現在の日付を認識する。
天気情報取得部122は、通信ネットワーク180を介して、情報サーバー181から天候情報を取得する。
タンク加熱制御部124は、タンク温度センサ14〜17の検出温度によって貯湯タンク11の湯切れを検知し、湯切れが生じたときに、ヒートポンプユニット50を作動させて、貯湯タンク11内の湯水を目標給湯温度よりも高い温度に設定した沸かし上げ温度まで加熱する。例えば、リモコン140により目標給湯温度が40℃に設定されているときには、タンク加熱制御部124は、沸かし上げ温度を45℃に設定する。
そして、タンク加熱制御部124は、貯湯タンク11の上部のタンク温度センサ17の検出温度が40℃(沸かし上げ温度−5℃)よりも低くなったときに、貯湯タンク11の湯切れが生じていると判断する。
タンク加熱制御部124は、貯湯タンク11の湯切れが生じているときに、ヒートポンプユニット50を作動させて、貯湯タンク11の下部の水をヒートポンプ熱交換器55で沸かし上げ温度まで加熱し、貯湯タンク11の上部に戻すことにより、貯湯タンク11の上部から沸かし上げ温度の湯水を積層させる沸かし上げ運転を実行する。
タンク加熱制御部124は、沸かし上げ運転の実行中に、タンク温度センサ14〜17の検出温度によって、貯湯タンク11内の沸かし上げ温度の湯の積層状況を検知し、貯湯タンク11内に沸かし上げ温度の湯水が満たされたときに、沸かし上げ運転を終了する。
温調制御部125は、給湯口31を介して接続された給湯栓(図示しない)が開栓されて、給水管12に最低作動流量(例えば、2.4リットル/min)以上の水が供給されていることを、湯側流量センサ27の検出流量と水側流量センサ23の検出流量との合計流量(総検出流量)により検出しているときに、給湯口31から目標給湯温度の湯を出湯する給湯運転を実行する。
温調制御部125は、貯湯タンク11の湯切れが生じていないときは、止水弁93を閉弁すると共に、出湯バイパス弁29を開弁する。そして、温調制御部125は、タンク出湯温度センサ26の検出温度Th(貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯の温度)と、湯側流量センサ27の検出流量Fh(貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯の流量)と、給水温度センサ22の検出温度Tw(給水バイパス管34から出湯管13に供給される水の温度)と、水側流量センサ23の検出流量Fw(給水バイパス管34から出湯管13に供給される水の流量)とに基づいて、出湯管13と給水バイパス管34との接続箇所Xから出湯管13に目標給湯温度の湯が供給されるように、給湯混合弁21により、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯と給水バイパス管34から出湯管13に供給される水との混合比を設定する「混合温調制御」を実行する。
また、貯湯タンク11の湯切れが生じているときには、温調制御部125は、出湯バイパス弁29を閉弁して止水弁93を開弁すると共に、給湯混合弁21を、貯湯タンク11と給水バイパス管34の双方からの水を出湯管13に供給する設定にする。
そして、温調制御部125は、ガス熱源ユニット80を作動させて、熱源出湯温度センサ92の検出温度が目標給湯温度となるように、給水温度センサ22の検出温度Tw(給水バイパス管34から出湯管13に供給される水の温度)と、水量センサ88の検出流量Fw(出湯管13に供給される水の流量)とに基づいて、給湯バーナ81の燃焼量と熱源バイパス弁90の開度を制御する「加熱温調制御」を実行する。
なお、このように、温調制御部125とガス熱源ユニット80により、「加熱温調制御」を実行する構成が、本発明の補助熱源機に相当する。
ここで、タンク加熱制御部124による沸かし上げ運転を行なうときには、パワーコンディショナー151から供給される電力が、ヒートポンプユニット50の作動によって消費される。そのため、太陽光発電装置150が発電を行っている日中の時間帯に、タンク加熱制御部124による貯湯タンク11内の湯水の沸かし上げ運転を行なうと、ヒートポンプユニット50の消費電力により売電量が減少してしまい、電力コスト的に不利になる。
そこで、加熱禁止対象時間帯設定部123は、タンク加熱制御部124による沸かし上げ運転の実行禁止の対象とする時間帯である、加熱禁止対象時間帯を設定して、太陽光発電装置150による発電が行われている時に、タンク加熱制御部124による沸かし上げ運転の実行を制限するようにしている。
以下、図2〜図5を参照して、加熱禁止対象時間帯設定部123による加熱禁止対象時間帯の設定処理について説明する。
図2を参照して、貯湯式給湯装置1の使用者は、リモコン140を操作して、タンク加熱制御部124による貯湯タンク11の沸かし上げ運転を抑制して、太陽光発電装置150による発電電力の売電の促進を図る「太陽光発電モード」の設定と解除、加熱禁止対象時間帯の設定の自動モード(後述する月、天候に応じて加熱禁止対象時間帯を設定するモード)と手動モード(使用者が設定した開始時刻と終了時刻により加熱禁止時間帯を設定するモード)の切替え、及び、手動モードによる加熱禁止対象時間帯の開始時刻と終了時刻の設定を行うことができる。
使用者は、先ず、リモコン140のスイッチ部142を操作して、表示器141に「太陽光発電モード」のモード選択画面200を表示させる。モード選択画面200は、スイッチ部142の操作により、「太陽光発電モード」の設定/解除用画面200aと、自動/手動モードの切替え用画面200bと、加熱禁止対象時間帯の時刻設定用画面200cとに切替わる。
「太陽光発電モード」の設定/解除用画面200aにおいて、使用者は、「太陽光発電モード」の設定と解除を指定することができる。「太陽光発電モード」が設定されたときは、加熱禁止対象時間帯設定部123は、加熱禁止対象時間帯を設定してヒートポンプユニット50の作動を制限する。また、「太陽光発電モード」が解除されたときには、加熱禁止対象時間帯設定部123は、加熱禁止対象時間帯を設定せず、この場合はヒートポンプユニット50の作動が制限されない。
自動/手動モードの切替え用画面200bにおいて、使用者は、加熱禁止対象時間帯の設定を、自身で任意に指定するか(手動モード)、貯湯式給湯装置1にまかせるか(自動モード)を選択することができる。
さらに、手動モードを選択したときには、禁止時間帯の設定画面201により、使用者は、禁止時間帯の開始時刻(設定画面201a)と終了時刻(設定画面201b)を設定指示することができる。なお、開始時刻と終了時刻を同一時刻に設定したときには、終日「太陽光発電モード」となって、ヒートポンプユニット50の運転が終日禁止される。
[加熱禁止対象時間帯の設定処理の第1実施形態]
次に、図3に示したフローチャートに従って、加熱禁止対象時間帯設定部123による加熱禁止対象時間帯の設定処理の第1実施形態について説明する。加熱禁止対象時間帯設定部123は、図3に示したフローチャートを繰り返し実行して、加熱禁止対象時間帯を設定する。
図3のSTEP1で、加熱禁止対象時間帯設定部123は、リモコン140の現在日時が設定済みであるか否かを判断する。リモコン140の現在日時は、使用者がスイッチ部142を操作して設定する。リモコン140は計時機能及びカレンダー機能を有しており、設定された現在日時から計時を開始し、日付情報取得部121は、リモコン140との通信によりその後の判断時における日付情報を取得する。なお、計時機能及びカレンダー機能をコントローラ120に備えてもよい。
リモコン140の現在日時が設定済みであるときはSTEP2に進み、加熱禁止対象時間帯設定部123は、「太陽光発電モード」が解除中であるか否かを判断する。「太陽光発電モード」が解除中であるときはSTEP1に戻り、「太陽光発電モード」が解除中でないときにはSTEP3に進む。
STEP3で、加熱禁止対象時間帯設定部123は、手動モードに設定されているか否かを判断する。手動モードに設定されているときはSTEP4に進み、加熱禁止対象時間帯設定部123は、リモコン140で設定された指示内容の開始時刻及び終了時刻による禁止時間帯を加熱禁止対象時間帯とする。
一方、自動モードに設定されているときにはSTEP10に進み、加熱禁止対象時間帯設定部123は、日付情報取得部121により取得された日付情報から認識した現在の日付が属する月(例えば、現在の日付が4月1日であれば4月)が、5月〜7月、2月〜4月又は8月〜10月、11月〜1月のいずれであるかを判断する。
そして、現在の日付が属する月が5月〜7月であるときは、STEP11で禁止時間帯A(9:00〜16:00)を加熱禁止対象時間帯に設定してSTEP1に戻る。また、現在の日付が属する月が2月〜4月又は8月〜10月であるときは、STEP12で禁止時間帯B(10:00〜16:00)を加熱禁止対象時間帯に設定してSTEP1に戻る。また、現在の日付が属する月が11月〜1月であるときは、STEP13で禁止時間帯C(11:00〜16:00)を加熱禁止対象時間帯に設定してSTEP1に戻る。
このように、現在の日付が属する月に応じて、加熱禁止対象時間帯を設定することにより、季節の推移により相違する日射量の多い時間帯を、加熱禁止対象時間帯に設定することができる。なお、禁止時間帯の設定は、上記A,B,Cのパターンに限定されるものではない。
[加熱禁止対象時間帯の設定処理の第2実施形態]
次に、図4に示したフローチャートに従って、加熱禁止対象時間帯設定部123による加熱禁止対象時間帯の設定処理の第2実施形態について説明する。図4に示したフローチャートのSTEP20〜STEP23は、上述した図3に示したフローチャートのSTEP1〜STEP4の処理と同様であり、また、図4のSTEP32は、図3のSTEP10〜STEP13と同様の処理を行うルーチンである。
そのため、図4のフローチャートは、STEP22から分岐したSTEP30及びSTEP31の処理のみが、図3のフローチャートと相違する構成になっている。STEP30は、天気情報取得部122による処理であり、天気情報取得部122は、情報サーバー181(図1参照)から天気情報のデータを取得する。続くSTEP31で、加熱禁止対象時間帯設定部123は、天気情報のデータから、本日の天気予報が晴れであるか否かを判断する。
本日の天気予報が晴れでないときは、STEP20に分岐し、この場合は、加熱禁止対象時間帯は設定されない。一方、本日の天気予報が晴れであるときには、STEP32に進み、上述した第1実施形態と同様に、加熱禁止対象時間帯設定部123は、現在の日付が属する月に応じて加熱禁止対象時間帯を設定する。
第2実施形態によれば、天気予報が晴れであって、太陽光発電装置150の発電量が多くなることが期待できる場合に、加熱禁止対象時間帯を設定してヒートポンプユニット50の運転を抑制することで、太陽光発電装置150による発電電力の売電を促進することができる。なお、ヒートポンプユニット50の運転禁止中に貯湯タンク11の湯切れが生じたときには、上述した「加熱温調制御」により、出湯管13を流通する湯水がガス熱源ユニット80により目標給湯温度まで加熱される。
一方、天気予報が晴れ以外(曇り、雨等)であって、太陽光発電装置150の発電量が少なくなると想定される場合には、ヒートポンプユニット50の運転を抑制しても、太陽光発電装置150による発電電力の売電量の増加は期待できない。そのため、この場合には、加熱禁止対象時間帯を設定せずに、ヒートポンプユニット50により貯湯タンク11内の湯水を効率良く沸かし上げて、給湯を行うようにしている。
次に、タンク加熱制御部124は、加熱禁止対象時間帯中に、図5(a)のフローチャートによる処理を繰り返し実行して、太陽光発電装置150の発電量を監視する。図5(a)のSTEP40で、タンク加熱制御部124は、自動モード中であるか否かを判断し、自動モードであるときにSTEP41に進む。
STEP41で、タンク加熱制御部124は、太陽光発電装置150の発電量Wdが、ヒートポンプユニット50以外の電気負荷の総消費電力Wd_th(本発明の発電量閾値に相当する)以上となっているか否かを判断する。そして、太陽光発電装置150の発電量WdがWd_th以上であって、ヒートポンプユニット50の運転を禁止すれば売電状態になるときはSTEP42に進み、タンク加熱制御部124はヒートポンプユニット50の運転を禁止する。
一方、太陽光発電装置150の発電量WdがWd_thよりも少なく、ヒートポンプユニット50の運転を禁止しても売電状態にならないときにはSTEP50に分岐し、タンク加熱制御部124はヒートポンプユニット50の運転を許可する。
また、図5(a)のフローチャートによる処理に代えて、或いは図5(a)のフローチャートによる処理と共に、図5(b)のフローチャートによる処理を実行するようにしてもよい。
図5(b)のフローチャートは、図5(a)のSTEP41の太陽光発電装置150の発電量Wdによる判断を、STEP61の日射センサ154により検出される日射量Sdによる判断に置き換えたものである。タンク加熱制御部124は、加熱禁止対象時間帯中に、図5(b)のフローチャートによる処理を繰り返し実行して、日射量を監視する。
図5(b)のSTEP61で、タンク加熱制御部124は、日射量Sdが日射量閾値Sd_th(ヒートポンプユニット50の運転を禁止することにより、売電状態となると想定される太陽光発電量が得られる日射量の下限を想定して設定される)以上であるか否かを判断する。
そして、日射量SdがSd_th以上であるときはSTEP62に進み、タンク加熱制御部124はヒートポンプユニット50の運転を禁止する。一方、日射量SdがSd_thよりも少ないときにはSTEP70に分岐し、タンク加熱制御部124はヒートポンプユニット50の運転を許可する。
図5(a)及び図5(b)のフローチャートによる処理によって、太陽光発電装置150の発電量が多く、ヒートポンプユニット50の運転禁止により、太陽光発電装置150の発電電力の売電が促進される状況であるときに限定して、ヒートポンプユニット50の運転を禁止することができる。そのため、加熱禁止対象時間帯においても、状況に応じてヒートポンプユニット50を作動させて、貯湯タンク11内の湯水を効率良く沸かし上げることができる。
なお、本実施形態では、本発明のタンク加熱部としてヒートポンプユニット50を備えた貯湯式給湯装置1を示したが、電気ヒータにより貯湯タンク内の湯水を加熱する電気温水器等、他の構成のタンク加熱部を備えた貯湯式給湯装置に対しても本発明の適用が可能である。
また、本実施形態では、本発明の加熱禁止対象時間帯を設定するための所定条件として、使用者の操作による時間帯の設定内容、現在の日付が属する月、及び天気予報(晴れか否か)を示したが、他の条件を用いて加熱禁止対象時間帯を設定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図5(a),図5(b)により、加熱禁止対象時間帯において、太陽光発電装置150の発電量Wdと日射量Sdに応じて、ヒートポンプユニット50の運転を許可するか否かを判断する処理を行ったが、これらの処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
1…貯湯式給湯装置、10…貯湯ユニット、11…貯湯タンク、12…給水管、13…出湯管、50…ヒートポンプユニット、80…ガス熱源機ユニット、120…コントローラ、121…日付情報取得部、122…天気情報取得部、123…加熱禁止対象時間帯設置部、124…タンク加熱制御部、125…温調制御部、150…太陽光発電装置、151…パワーコンディショナー、181…情報サーバー。

Claims (7)

  1. 太陽光発電装置及び商用電力供給ラインと電気負荷とに接続され、前記太陽光発電装置の発電量が前記電気負荷の消費電力を上回るときは、余剰な前記太陽光発電装置の発電電力を売電し、前記太陽光発電装置の発電量が前記電気負荷の消費電力を下回るときには、不足する電力を買電するパワーコンディショナーからの供給電力を使用する貯湯式給湯装置であって、
    貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに接続されて、前記貯湯タンクに水を供給する給水管と、
    前記パワーコンディショナーからの供給電力により作動する前記電気負荷であって、前記貯湯タンク内の湯水を加熱するタンク加熱部と、
    前記貯湯タンクに接続されて、前記貯湯タンクから湯水が供給される出湯管と、
    前記出湯管の途中に設けられて、前記出湯管を流通する湯水の温度が所定の目標給湯温度よりも低いときに、該湯水を該目標給湯温度まで加熱する補助熱源機と、
    前記タンク加熱部の作動を禁止して、前記パワーコンディショナーによる売電量の増加を図るための日中の時間帯である加熱禁止対象時間帯を、所定条件に応じて設定する加熱禁止対象時間帯設定部と、
    前記加熱禁止対象時間帯における前記タンク加熱部の作動を禁止するタンク加熱制御部と
    を備えたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 請求項1に記載の貯湯式給湯装置において、
    日付情報を取得する日付情報取得部を備え、
    前記所定条件は、前記日付情報取得部により取得された現在の日付が属する月であることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  3. 請求項1に記載の貯湯式給湯装置において、
    天気情報を取得する天気情報取得部を備え、
    前記所定条件は、前記天気情報取得部により取得された天気情報による天気予報であることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  4. 請求項1に記載の貯湯式給湯装置において、
    使用者の操作による前記加熱禁止対象時間帯の設定指示を受け付ける手動操作部を備え、
    前記所定条件は、前記手動操作部による指示内容であることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の貯湯式給湯装置において、
    前記タンク加熱制御部は、前記加熱禁止対象時間帯において前記太陽光発電装置の発電量を監視し、前記太陽光発電装置の発電量が所定の発電量閾値以上である時に限定して、前記タンク加熱部の作動を禁止することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  6. 請求項5に記載の貯湯式給湯装置において、
    前記発電量閾値として、前記タンク加熱部以外の前記電気負荷の総消費電力が設定されていることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の貯湯式給湯装置において、
    日射量を検出する日射センサを備え、
    前記タンク加熱制御部は、前記加熱禁止対象時間帯において前記日射センサにより検出される日射量を監視し、該日射量が所定の日射閾値以上であるときに限定して、前記タンク加熱部の作動を禁止することを特徴とする貯湯式給湯装置。
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