JP2013224406A5

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Publication number: JP2013224406A5
Application number: JP2013009525A
Authority: JP
Filing date: 2013-01-22
Publication date: 2016-03-10
Anticipated expiration: 2033-01-22

Claims

ポリカーボネートと、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいはアクリロニトリル−スチレンと、を含有する高分子組成物であって、
エステル結合を有するポリエステル系熱可塑性エラストマーと、前記ポリカーボネートと前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンとに相溶性を有する相溶化剤と、を含有し、
前記熱可塑性エラストマーと前記相溶化剤との重量比は、０．２以上５．０以下であり、
前記相溶化剤は下記式Ｉで表わされる構造を有することを特徴とする高分子組成物。
［式Ｉ］
−［Ｘ］ _ａ −［Ｙ _ｂ −ＣＨ _２ＣＨ（Ｏ）ＣＨ−Ｚ _ｃ］ _ｄ −［Ｗ］ _ｅ −（式中、ＸはＣＨ _２ＣＲ ^１Ｒ ^２、ＹはＣＨ _２ＣＲ ^３ＣＯＯ、ＺはＣＨ _２、ＷはＣＨ _２ＣＨ＝ＣＨＣＨ _２を表す。Ｒ ^１乃至Ｒ ^３は水素原子、アルキル基、フェニル基からそれぞれ独立に選ばれる。ｂ，ｃ，ｅは０以上の整数、ａ，ｄは１以上の整数を表し、かつｂ＝０の場合はｃ，ｅ≠０であり、ｂ≠０の場合はｃ，ｅ＝０である。）
前記熱可塑性エラストマーの含有量は、前記ポリカーボネートおよび前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンの合計を１００重量部とした場合に、０．５重量部以上１０．０重量部以下であることを特徴とする請求項１に記載の高分子組成物。
前記熱可塑性エラストマーの含有量は、前記ポリカーボネートおよび前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンの合計を１００重量部とした場合に、１重量部以上５重量部以下であることを特徴とする請求項１または２に記載の高分子組成物。
前記相溶化剤の含有量は、前記ポリカーボネートおよび前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンの合計を１００重量部とした場合に、０．５重量部以上５．０重量部以下であることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の高分子組成物。
前記相溶化剤の含有量は、前記ポリカーボネートおよび前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンの合計を１００重量部とした場合に、１．０重量部以上４．０重量部以下であることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載の高分子組成物。
前記熱可塑性エラストマーがエーテル結合をさらに有するポリエーテルエステルエラストマーであることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載の高分子組成物。
前記相溶化剤がエチレン−グリシジルメタクリレートであることを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載の高分子組成物。
請求項１乃至７のいずれか一項に記載の高分子組成物と、難燃剤とを有することを特徴とするプラスチック。
前記難燃剤は、前記熱可塑性樹脂を１００重量％として、０．２重量％以上１．５重量％以下であることを特徴とする請求項８に記載のプラスチック。
請求項８または９に記載のプラスチックを筐体に有することを特徴とする画像形成装置。
請求項８または９に記載のプラスチックを内装材に有することを特徴とする画像形成装置。
請求項８または９に記載のプラスチックを筐体に有することをと特徴とする撮像装置。
請求項８または９に記載のプラスチックを筐体に有することを特徴とする表示装置。
ポリカーボネートと、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいはアクリロニトリル−スチレンとを含有する成形品を粉砕して粉砕物を得る工程と、前記粉砕物に、エステル結合を有するポリエステル系熱可塑性エラストマーと、前記ポリカーボネートと前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンとに相溶性を有し、かつエポキシ基を化合物中の主鎖に有する相溶化剤とを混合して混合物を得る工程と、前記混合物を溶融混練する工程と、を有する高分子組成物の製造方法であって、
前記熱可塑性エラストマーと前記相溶化剤との重量比は、０．２以上５．０以下であり、
前記相溶化剤は下記式Ｉで表わされる構造を有することを特徴とする高分子組成物の製造方法。
［式Ｉ］
−［Ｘ］ _ａ −［Ｙ _ｂ −ＣＨ _２ＣＨ（Ｏ）ＣＨ−Ｚ _ｃ］ _ｄ −［Ｗ］ _ｅ −（式中、ＸはＣＨ _２ＣＲ ^１Ｒ ^２、ＹはＣＨ _２ＣＲ ^３ＣＯＯ、ＺはＣＨ _２、ＷはＣＨ _２ＣＨ＝ＣＨＣＨ _２を表す。Ｒ ^１乃至Ｒ ^３は水素原子、アルキル基、フェニル基からそれぞれ独立に選ばれる。ｂ，ｃ，ｅは０以上の整数、ａ，ｄは１以上の整数を表し、かつｂ＝０の場合はｃ，ｅ≠０であり、ｂ≠０の場合はｃ，ｅ＝０である。）。
前記ポリカーボネートおよび前記アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンあるいは前記アクリロニトリル−スチレンの少なくとも一つが劣化した高分子であることを特徴とする請求項１４に記載の高分子組成物の製造方法。
請求項１４または１５に記載の高分子組成物の製造方法と、成形工程をと有することを特徴とする成形品の製造方法。
前記成形工程は、射出成形であることを特徴とする請求項１６に記載の成形品の製造方法。