JP2013223157A - データ伝送システム、およびデータ伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝送容量や伝送路のレーン数の動的な変更が可能で、また、故障や障害の救済が可能なデータ伝送システムを提供する。
【解決手段】 n本の伝送レーンを利用したデータ伝送システムの送信機1は、誤り検出訂正符号生成部20に入力された、x本の伝送レーン上の送信データから、誤り検出符号または誤り訂正符号などの誤り符号を生成し、レーン数切替制御部30に送る。レーン数切替制御部30は、受信機から受信した、正常、或いはその予兆を含む故障を示すレーン情報に基づき、送信データと誤り符号を、n本の伝送レーンの少なくとも一部にデータ列として分配する。また、正常、或いは故障を示すレーン情報と、n本の伝送レーンの故障を検出するための情報を含むマーカーを生成し、当該マーカーをn本の伝送レーン上を伝送するデータ列に挿入して、受信機との間の通信を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の伝送経路を持ち、伝送容量や伝送路のレーン数の動的な変更が可能なデータ伝送システムに関し、特に故障や障害の救済を可能とする高信頼なデータ伝送技術に関する。
データセンター内では設置されているラック内、ラック間を含めて、サーバ/ストレージ/ネットワークの融合が進んでおり、今後は数十Tbps(terabit per second)級の高スループットが要求される。高スループットを実現する方法として、電気伝送から光伝送に変更する方法があるが、電気を光に変換する光素子などの故障率が悪く、システム全体の信頼性を著しく低下させている。
こうした中、障害耐性の向上を実現可能な技術として、特許文献1には、レーン数を変更可能なマルチレーン伝送において、障害耐性の向上を実現可能なデータ伝送技術が記載されている。
また、特許文献2には、送信装置から送信する元データについて、元データのパリティを算出し、さらに、元データとパリティデータとの誤り検査ビットを計算して、これをまとめて元データと共に送信することにより、伝送路で生じるビット誤りを受信側で訂正でき、伝送路の信頼性を向上することが可能な、データ伝送技術が記載されている。
特開2011−211532号公報 国際公開2005−10747号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、障害耐性が向上したシステムを構築できるが、デバイスの故障が発生してから復旧するまでに時間がかかるので、その間のデータが損失してしまうという問題がある。またデバイスの故障を事前に検出することは、デバイスの故障頻度、故障状態が異なるため困難である。
また、特許文献2に記載の技術では、偶数本の伝送路に誤りが生じた場合は、誤りを検出及び訂正をすることができず、また伝送路の誤りが著しく多い場合には誤りを訂正することは出来ない。また、伝送路が切断しているような場合には適応することはできない。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、複数の伝送経路を持ち、伝送容量や伝送路のレーン数の動的な変更が可能なデータ伝送システムおよび装置、更には、故障や障害の速やかな救済を可能とする、高信頼なデータ伝送システムおよび装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明においては、n本の伝送レーンを利用し、送信機と受信機の間の通信を行うデータ伝送システムであって、送信機は、x本(x<n)の伝送レーンに接続される誤り符号生成部と、x本(x<n)の伝送レーンを介して、誤り符号生成部に入力された送信データから誤り符号を生成し、送信データと誤り符号とを、n本の伝送レーンの一部または全ての伝送レーンに分配するレーン切替制御部とを備え、レーン切替制御部は、受信機から受信した、故障、正常のレーン情報に基づき、送信データと誤り符号を分配する一部または全ての伝送レーンを決定し、n本の伝送レーンの故障を検出する情報を生成し、故障を検出する情報とレーン情報とを含むマーカーを生成し、n本の伝送レーン上を伝送するデータ列に、マーカーを挿入して受信機に送信し、受信機は、n本の伝送レーンを伝送したデータ列から、マーカーを検出する検出部と、n本の伝送レーンを伝送したデータ列の誤り符号を用いて、誤りを訂正する誤り訂正部と、マーカー中のレーン情報に基づき、n本の伝送レーンの中から使用する伝送レーンを決定し、マーカー中の故障を検出する情報に基づき、n本の伝送レーンの故障、正常を検出する故障情報解析部を備える構成のデータ伝送システムを提供する。
また、上記の目的を達成するため、本発明においては、n本の伝送レーンを持つデータ伝送装置であって、x本(x<n)の伝送レーンに接続される誤り符号生成部と、x本(x<n)の伝送レーンを介して、誤り符号生成部に入力された送信データから誤り符号を生成し、送信データと誤り符号とを、n本の伝送レーンの一部または全ての伝送レーンに分配するレーン切替制御部とを備え、レーン切替制御部は、受信機から受信した、故障、正常のレーン情報に基づき、送信データと誤り符号を分配する、一部または全ての伝送レーンを決定し、n本の伝送レーンの故障を検出する情報を生成し、故障を検出する情報とレーン情報とを含むマーカーを生成し、n本の伝送レーン上を伝送するデータ列に、マーカーを挿入して送信して、受信機と通信を行う構成のデータ伝送装置を提供する。
更に、上記の目的を達成するため、本発明においては、n本の伝送レーンを持つデータ伝送装置であって、n本の伝送レーンを伝送した、送信データと誤り符号を含むデータ列から、n本の伝送レーンの故障を検出する情報と、故障、正常のレーン情報を含むマーカーを検出する検出部と、n本の伝送レーンを伝送してきたデータ列の誤り符号を用いて、誤りを訂正する誤り訂正部と、マーカー中のレーン情報に基づき、n本の伝送レーンの中から使用する伝送レーンを決定し、マーカー中の故障を検出する情報に基づき、n本の伝送レーンの故障、正常を検出して、レーン情報とする故障情報解析部を備える構成のデータ伝送装置を提供する。
本発明により、システムの故障率を低減することが出来、高信頼なシステムを構築することが出来る。また、通信速度が高速で、素子やボードなどの交換が容易でないシステムにおいて、素子の故障や伝送路に障害が発生する前に、レーンを切り替えることができる。
実施例1によるデータ伝送システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施例1によるデータ伝送システムの構成の他の例を示すブロック図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれる送信機の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれる受信機の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれるレーン数切替制御部の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれる故障情報解析部の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1のデータ伝送システムに含まれるマーカー生成挿入部にて生成されるマーカーの構成の一例を示す図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれる誤り検出部の動作の一例を示す説明図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれる誤り検出部の動作手順の一例を示すフローチャート図である。 実施例1によるデータ伝送システムに含まれる誤り検出部の内部構成の一例を示すブロック図である。 実施例2によるデータ伝送システムに含まれる誤り検出部の動作例を示す説明図である。 実施例2によるデータ伝送システムに含まれる誤り検出部の動作手順の一例を示すフローチャート図である。 実施例3によるデータ伝送システムに含まれるマーカー生成挿入部の動作の一例を示す説明図である。 実施例3によるデータ伝送システムに含まれる誤り検出部とマーカー生成挿入部の動作手順を示すフローチャート図である。
以下、本発明の種々の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。上述した本発明の目的と新規な特徴は、以下に説明する各種の実施例の説明で明らかにされる。なお、実施例を説明するための全図において、同一の部材、機能要素には、原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略することとする。本明細書において、誤り検出符号または誤り訂正符号もしくはその両方を総称して、「誤り符号」と、また、誤り検出訂正符号生成部を「誤り符号生成部」と呼ぶ場合がある。更に、本明細書において、「レーン情報」は、正常レーン情報、故障レーン情報を意味し、正常レーン情報とは、正常なレーンの情報を、故障レーン情報とは、故障したレーンの情報、及び故障する予兆を検出、言い換えるなら故障を事前に検出したレーンの情報を意味する。
図1は、実施例1によるデータ伝送システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すデータ伝送システムは、それぞれデータ伝送装置として機能する送信機1と受信機2を備える。送信機1には、受信機2へ送信される送信データフレーム(以下、送信データとする)8が入力される。送信機1は、入力された送信データをn本の物理レーンからなる伝送路11の一部または全部に分割して出力する。また、送信機1には、受信機2が出力する故障レーン情報または使用レーン情報(以下、レーン情報と総称する)と、誤り検出符号または誤り訂正符号もしくはその両方の符号(以下、誤り符号と総称する)とが専用回線21を介して入力される。なお、nは2以上の整数である。
受信機2には、n本の物理レーンによって構成される伝送路11を介して送信機1が接続され、伝送路11を介して送信機1から出力されたデータが入力される。受信機2は、入力されたデータを受信データフレーム(以下、受信データとする)9として出力する。また、受信機2は、送信機1に向けてレーン情報と誤り符号とを専用回線21を介して通知する。すなわち、本実施例のデータ伝送システムでは、レーン情報と誤り符号は、送信機1と受信機2の間で伝送路11、および専用回線21を介してネゴシエーションされる。
すなわち、レーン情報と誤り符号とは、送信機1から受信機2に向けて伝送路11を介して一方的に通知されるか、あるいは、これに加えて、受信機2から送信機1に向けて専用回線21を介した通知も行われる。なお、nは伝送路11全体のレーン数で、2以上の整数である。また、本実施例の伝送路11はさらに、データを伝送するx本の伝送レーン12と、y本の冗長レーン13で構成され、n=x+yの関係がある。
図2は、実施例1によるデータ伝送システムにおいて、図1とは異なる構成のデータ伝送システムの例を示すブロック図である。図2に示すデータ伝送システムは、それぞれ送信機1と受信機2を備えるデータ伝送装置としての送受信機3(3−1,3−2)と、送受信機3−1と中央処理部(Central Processing Unit:CPU)4を備えるCPUボード5と、送受信機3−2とスイッチ(Switch:SW)6を備えるSWボード7とをそれぞれ一つ備える。ただし、本実施例においては、これらの構成要素が複数存在する構成であっても構わない。
送受信機3−1には、CPU4より送信データ8−1が入力され、CPU4には、送受信機3−1より受信データ9−1が入力される。送受信機3−2には、SW6より送信データ8−2が入力され、SW6には、送受信機3−2より受信データ9−2が入力される。また、CPUボード5とSWボード7との構成は、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、CPUボード5とCPUボード5が相互に接続、もしくは、SWボード7とSWボード7が相互に接続される構成でも構わない。
図2に示すデータ伝送システムの構成にあっては、送受信機3−1と送受信機3−2との間には、方向が異なる2つの伝送路11−1、11−2形成される。図2の構成は、対向する逆方向の伝送路11−1、11−2を利用して、受信機2が出力するレーン情報と誤り符号を、送信機1に出力することが、図1の構成例とは異なる。
すなわち、図2の構成例では、例えば、送受信機3−2内の受信機2がレーン情報等を送受信機3−1内の送信機1とネゴシエーションする場合、その情報が、送受信機3−2内の受信機2→送受信機3−2内の送信機1→送受信機3−1内の受信機2→送受信機3−1内の送信機1という経路で伝送される。また、送受信機3−1内の受信機2がレーン情報等を、送受信機3−2内の送信機1とネゴシエーションする場合も同様である。なお、それ以外の構成は図1と同様であるため説明を省略する。
以上、図1、図2を用いて説明した本実施例のデータ伝送システムは、詳細を後述するマーカーを用いることで、故障したレーン、もしくは故障する予兆を事前に検出したレーンの情報を、送受信間で通知することが可能な構成となっている。これに伴い送信機1と受信機2で、故障したレーン、もしくは故障する予兆を事前検出したレーンを共通認識するための情報通知が必要となるが、この情報通知を一方向とするか双方向とするかは、本実施例のデータ伝送システムにおいては特に問わない。
また、さらに、本実施例のデータ伝送システムは、詳細は後述するが、使用する伝送路11の伝送レーンの本数を可変制御することが可能なものとなっている。これに伴い送信機1と受信機2で、使用する伝送レーンの位置を共通認識する必要があるが、この共通認識を行うための情報通知を一方向とするか双方向とするかについても、本実施例のデータ伝送システムにおいては特に問わない。
一方向の情報通知の例として、例えば次のような方式が挙げられる。まず、図1で例示すると、送信機1がn本の伝送レーンのいずれかを使用をするかを決定し、この決定した情報を、伝送路11を介して受信機2に通知する。次いで、受信機2は、この決定した情報を認識し、当該情報に応じて自身の内部回路の設定を適時変更する。そして送信機1および受信機2において、この決定した情報に基づく通信が有効と共通認識される。
一方、双方向の情報通知の第1の例として、例えば次のような方式が挙げられる。第1の例として、まず、送信機1がn本の伝送レーンのいずれを使用するかを決定し、その決定した情報を、伝送路11を介して受信機2に通知する。受信機2は、この決定した情報を了承する場合、当該情報に応じて自身の内部回路の設定を適宜変更した後、送信機1に向けて変更が完了した旨を通知する。送信機1は、この通知を受けて、自身の内部回路の設定を適宜変更した後、この決定した情報に基づく通信が有効と共通認識される。
また、双方向の場合の第2の例として、受信機2が伝送路11のn本の伝送レーンのそれぞれに生じた故障を検出する機能を備えることを前提とし、まず、受信機2が送信機1に向けて、故障が発生した伝送レーンを通知する。送信機1は、この故障が発生した伝送レーンを回避しつつ、伝送路11中のn本の伝送レーンのいずれを使用するかを決定し、その決定した情報を、伝送路11を介して受信機2に通知する。受信機2は、この決定した情報を認識し、当該情報に応じて自身の内部回路の設定を適宜変更する。そして、送信機1および受信機2において、この決定した情報に基づく通信が有効と共通認識される。
以上説明した各種の方式の違いに応じて、後述する送信機1や受信機2における各種機能ブロックが、実際に動作を行う際の順序関係等は適宜異なることになるが、以降の説明では、前述した双方向の場合の第2の例を用いて詳細な説明を行うこととする。ただし、順序関係等を適宜調整することで、一方向の場合や双方向の他の場合に適用することも可能である。
図3は、実施例1によるデータ伝送システムに含まれる送信機の内部構成の一例を示すブロック図である。当該送信機は、前述した図1または図2の送信機1に該当する。図3に示すように、送信機1は、シリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)、誤り検出訂正符号生成部20、レーン数切替制御部30、パラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)、電気−光変換部50(50−1〜50−n)を備える。なお、図1で説明したように、xは、nよりも小さい整数であり、例えばx=10、n=12などである。同図に示すように、レーン切替制御部30には、専用回線21を介して、受信機2より故障レーン情報のデータ列が通知される。
まず、送信機1のデータフローを説明する。x本の伝送レーン上を伝送してきた送信データは、それぞれシリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)に入力され、パラレルデータに変換される。シリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)は、誤り検出訂正符号生成部20へデータ列を出力する。誤り検出訂正符号生成部20は、n本のデータ列を出力し、レーン数切替制御部30を経由して、パラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)へ、n本のデータ列を出力する。パラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)は、電気−光変換部50(50−1〜50−n)へ変換後のシリアルデータ列を出力する。
次に、本実施例の送信機1における各部の詳細な動作例を説明する。送信データは、シリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)に入力される。ここで、シリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)は、入力されたデータのビット列をシリアルからパラレルへ変換し、誤り検出訂正符号生成部20へ送信する。
誤り検出訂正符号生成部20は、シリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)より受信したデータのビット列に対して、誤り符号を生成し、x本の伝送レーンには、シリアル/パラレル変換部10(10−1〜10−x)より受信したデータのビット列を分配し、誤り符号を、y(=n−x)本の冗長レーンに分配し、レーン数切替制御部30へ送信する。なお、誤り検出符号および誤り訂正符号の種類は、特に限定されない。
レーン数切替制御部30は、データのビット列と、誤り検出訂正符号生成部20により生成された誤り符号のデータのビット列を、誤り検出訂正符号生成部20より受信し、後述する受信機2から専用回線等を介して受信した故障レーン情報に基づき、故障レーン以外のレーンにデータのビット列を分配する。また、故障レーン情報に基づき、レーン情報、および誤り符号を、後で説明するマーカーとして生成し、伝送路に挿入する。
パラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)は、レーン数切替制御部30から入力されたデータのビット列をパラレルからシリアルへ変換し、電気−光変換部50(50−1〜50−n)に出力する。
電気−光変換部50(50−1〜50−n)は、パラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)から入力されたデータのビット列を、電気信号から光信号に変換し、伝送路に出力する。
このように、本実施例による送信機1は、入力された送信データに対して、誤り検出訂正符号生成部20にて誤り符号を生成し、レーン数切替制御部30において、受信機2より通知された故障レーン情報に基づき、故障レーン以外のレーンに、送信機1に入力された送信データを分配する。また、故障レーンには、後述するPRBS生成部304にて生成した擬似ランダムビット信号(PRBS:Pseudorandom Bit Sequence)を出力する。
図4は、実施例1によるデータ伝送システムに含まれる受信機2の内部構成の一例を示すブロック図である。当該受信機2は、前述した図1または図2の受信機2に該当する。図4に示す受信機2は、n本の伝送レーンによって構成される伝送路11からデータ列が入力され、受信フレームデータ(以下、受信データ)と所定のデータ列とを出力する。受信機2は、光−電気変換部60(60−1〜60−n)、シリアル/パラレル変換部70(70−1〜70−n)、検出部80(80−1〜80−n)、故障情報解析部90、誤り訂正部100、レーン数切替対応部110、パラレル/シリアル変換部120(120−1〜120−n)を備える。なお、伝送レーンの数xは、nよりも小さい整数であり、例えばx=10、n=12などである。
まず受信機2のデータフローを説明する。送信機1からのデータのビット列は、n本の伝送レーンの伝送路を介して、光−電気変換部60(60−1〜60−n)へ入力される。光−電気変換部60(60−1〜60−n)は、シリアル/パラレル変換部70(70−1〜70−n)へビット列を出力する。シリアル/パラレル変換部70(70−1〜70−n)は、検出部80(80−1〜80−n)へ、変換したパラレルデータのビット列を出力する。
検出部80(80−1〜80−n)は、故障情報解析部90と誤り訂正部100にビット列を出力する。故障情報解析部90は、送信機1へビット列を出力する。誤り訂正部100は、レーン数切替対応部110へビット列を出力する。レーン数切替対応部110は、パラレル/シリアル変換部120(120−1〜120−n)へビット列を出力する。パラレル/シリアル変換部120(120−1〜120−n)は、最終的にシリアルデータとした受信データを出力する。
次に、本実施例の受信機2の詳細な動作について説明する。光−電気変換部60(60−1〜60−n)は、n本の伝送レーンによって構成される、例えば図1の伝送路11を介して入力されるデータのビット列を、光信号から電気信号に変換し、シリアル/パラレル変換部70(70−1〜70−n)へビット列を出力する。シリアル/パラレル変換部70(70−1〜70−n)は、光−電気変換部60(60−1〜60−n)から受信したデータのビット列を、シリアルからパラレルへと変換し、検出部80(80−1〜80−n)へビット列を出力する。
検出部80(80−1〜80−n)は、シリアル/パラレル変換部70(70−1〜70−n)から受信したビット列に含まれる後で説明するマーカーを検出し、マーカーに含まれるレーン情報、および誤り符号をマーカー情報として、故障情報解析部90へと出力し、また、マーカーを削除したデータのビット列を、誤り訂正部100へ出力する。
故障情報解析部90は、検出部80より受信したマーカー情報から、送信機1より通知された故障レーン情報により、使用するレーン位置を決定し、レーン数切替対応部110へ、データのビット列を出力する。また、検出部80より受信したマーカー情報から、各伝送路の誤りを後述する検出方法でレーンの故障を判断し、送信機1およびレーン数切替対応部110へデータのビット列を出力する。
誤り訂正部100は、検出部80(80−1〜80−n)から受信したビット列に含まれる誤り訂正符号を用いて誤りを検出および訂正し、レーン数切替対応部110へデータのビット列を出力する。
レーン数切替対応部110は、誤り訂正部100より受信したデータのビット列を、故障情報解析部90より受信したレーン情報に基づいてn本のレーンのデータのビット列を、x本の伝送レーンのデータのビット列へとデータの再構築を行い、パラレル/シリアル変換部120(120−1〜120−n)へデータのビット列を出力する。なお、数xは、nよりも小さい整数であり、例えばx=10、n=12などである。
パラレル/シリアル変換部120(120−1〜120−n)は、レーン数切替対応部110より受信したデータのビット列を、パラレルからシリアルへと変換し、最終的に受信データを出力する。
図5は、実施例1によるデータ伝送システムの送信機1に含まれるレーン数切替制御部30の内部構成を示すブロック図である。当該レーン数切替制御部30は、前述した図3のレーン数切替制御部30に該当する。図5に示すレーン数切替制御部30は、n本の伝送レーンによって構成される伝送路と受信機2とから送信されるデータ列が入力され、n本の伝送レーンによって構成される伝送路にデータのビット列を出力する。レーン数切替制御部30は、データ分配部301、マーカー生成挿入部302、レーン情報解析部303、PRBS生成部304、セレクタ305(305−1〜305−n)を備える。
まず、レーン数切替制御部30内部のデータフローを説明する。誤り検出訂正符号生成部20からのデータのビット列は、伝送路を介して、データ分配部301に入力される。受信機2からの故障レーン情報が入力されるレーン情報解析部303が出力するデータのビット列は、データ分配部301と、マーカー生成挿入部302と、セレクタ305(305−1〜305−n)とに入力される。データ分配部301は、マーカー生成挿入部302にデータのビット列を出力する。マーカー生成挿入部302は、セレクタ305(305−1〜305−n)にデータのビット列を出力する。セレクタ305(305−1〜305−n)は、最終的にパラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)へデータのビット列を出力する。
次に、レーン数切替制御部30の詳細な動作について説明する。レーン情報解析部303は、受信機2から通知される、検出されたレーンの故障情報である故障レーン情報に基づき、使用するレーン情報をデータ分配部301へ出力する。また、レーン情報解析部303は、故障レーン情報に基づき、故障したレーンと正常レーンの情報をマーカー生成挿入部302へ出力する。更に、レーン情報解析部303は、故障レーン情報に基づき、故障したレーンの情報をセレクタ305(305−1〜305−n)へ出力する。
データ分配部301は、レーン情報解析部303から通知された故障レーン情報に基づき、n本の伝送レーンによって構成される伝送路を介して入力されるデータのビット列を、正常なレーンのみに分配し、マーカー生成挿入部302へ出力する。例えば、全てのレーンが正常な場合は、x本のレーンには前述した誤り検出訂正符号生成部で生成された誤り検出訂正符号を挿入し、残りのy(=n−x)本のレーンには、通常のデータを挿入する。また、例えば、z本のレーンが故障している場合は、x−z本のレーンには前述した誤り検出訂正符号生成部で生成された誤り検出訂正符号を挿入し、残りのy本のレーンには、通常のデータを挿入し、故障しているz本のレーンにはアイドルパターンを挿入する。
マーカー生成挿入部302は、レーン情報解析部303より通知された故障、正常のレーン情報に基づき、後述するマーカーを生成し、全てのレーンにデータのビット列にマーカーを挿入し、セレクタ305(305−1〜305−n)にデータのビット列を出力する。
図5のPRBS生成部304は、擬似ランダムビット信号(PRBS)のパターンを生成し、セレクタ305(305−1〜305−n)に出力してアイドルパターンとして用いる。なお、ここで生成されるPRBSの種類は特に限定されない。
セレクタ305(305−1〜305−n)は、レーン情報解析部303より通知された故障レーンの情報に基づいて、故障レーンにPRBS生成部304から受信したPRBSパターンを挿入し、正常なレーンには、データ分配部301から受信した通常のデータ及び誤り検出訂正符号のデータのビット列を挿入し、最終的にパラレル/シリアル変換部40(40−1〜40−n)へデータのビット列を出力する。
このように、本実施例による送信機1は、受信機2の故障情報解析部90より通知された故障、正常のレーン情報に基づいて、データを出力するレーンを適宜変更することができ、かつマーカーに故障レーン情報と正常レーン情報を挿入し、伝送路11へと出力する。
図6は、実施例1によるデータ伝送システムの受信機2に含まれる、故障情報解析部の内部構成の一具体例を示すブロック図である。この故障情報解析部は、前述した図4の受信機2中の故障情報解析部90に該当する。図6に示す故障情報解析部90は、n本の伝送レーンによって構成される伝送路からデータのビット列が入力され、受信機2に含まれるレーン数切替対応部110と、送信機1に含まれるレーン数切替制御部30とにデータのビット列を出力する。同図にみるように、故障情報解析部90は、セレクタ901(901−1〜901−n)、マーカー解析部902、PRBS受信部903、故障検出部904、誤り検出部905、検出信号生成部906を備える。
まず、故障情報解析部90内部のデータフローを説明する。図4の受信機2中の検出部80(80−1〜80−n)からのデータのビット列は、n本の伝送路を介して、セレクタ901(901−1〜901−n)に入力される。セレクタ901(901−1〜901−n)は、マーカー解析部902とPRBS受信部903にデータのビット列を出力する。マーカー解析部902は、ビット列中のマーカーを解析し、故障検出部904と誤り検出部905とにデータのビット列を出力する。
PRBS受信部903は、検出信号生成部906にデータのビット列を出力する。故障検出部904は、受信機2に含まれるレーン数切替対応部110にデータのビット列を出力する。誤り検出部905は、検出信号生成部906にデータのビット列を出力する。誤り検出部905の内部構成の一具体例は、後に図10を用いて説明する。検出信号生成部906は、送信機1のレーン数切替制御部30にデータのビット列を出力する。
次に、図6の故障情報解析部90の詳細な動作について説明する。セレクタ901(901−1〜901−n)は、n本の伝送レーンによって構成される伝送路を介して入力されるデータのビット列を、PRBSパターンと通常のデータとに分離し、PRBSパターンのビット列は、PRBS受信部903に出力し、通常のデータはマーカー解析部902に出力する。
マーカー解析部902は、後述するマーカー構成を解析し、送信機1より出力されたレーン情報を故障検出部904に出力し、送信機1より出力された誤り符号を、誤り検出部905に出力する。すなわち、マーカー解析部902は、前述した送信機1のマーカー生成挿入部302で埋め込まれたマーカーからレーン情報と、誤り符号の情報とを抽出し、セレクタ901(901−1〜901−n)より受信したマーカーを削除し、故障検出部904と誤り検出部905とにデータのビット列を出力する。
故障検出部904は、マーカー解析部902より受信したレーン情報より、使用するレーンを決定し、受信機2のレーン数切替対応部110へ出力する。
誤り検出部905は、マーカー解析部902より受信した誤り符号を用いて、各レーンのデータのビット列の誤りを求め、後述する検出方法により、故障を検出、或いは故障の予兆を検出し、検出信号生成部906へデータのビット列を出力する。
PRBS受信部903は、送信機1より生成された各レーンのPRBSパターンの誤りを検出し、各レーンの誤りの回数及び頻度の計算結果を検出信号生成部906に出力する。
検出信号生成部906は、誤り検出部905とPRBS受信部903とより受信したデータのビット列より、各レーンの状態を判断し、故障と判断した場合は故障レーン情報を、正常と判断した場合は正常レーン情報を、レーン数切替制御部30に通知する。
このように、本実施例の受信機2は、各レーンの状態を監視し、故障の予兆、前兆を検出した場合、もしくは故障と判断した場合は故障レーン情報を送信機1に通知し、または正常レーンと判断した場合は、正常レーン情報を送信機1に通知する。但し、場合によっては、故障レーン情報のみ、正常レーン情報のみのいずれか一方で通知を行っても構わない。
図7は、本実施例のデータ伝送システムの、図5中のレーン数切替制御部30中のマーカー生成挿入部302にて生成され、送信データと誤り符号からなるデータ列に、所定の周期で挿入されるマーカーの構成の一具体例を示した図である。
マーカー生成挿入部302には、n本の伝送レーンにて構成される伝送路を介して、データ分配部301より、誤り検出訂正符号生成部20より受信したx(=n−y)本のデータのビット列D(D1〜Dx)と、データ分配部301により生成されたy本の誤り訂正検出訂正符号のビット列P(P1〜Py)とが入力される。
マーカー生成挿入部302に入力されるx(=n−y)本のデータのビット列D(D1〜Dx)と、y本の誤り訂正検出訂正符号のビット列P(P1〜Py)とに対して、図7に示すように、全ての伝送レーンに対してマーカー700を所定の周期で挿入する。
同図により明らかなように、マーカー生成挿入部302にて生成されるマーカーは、240bitを1ブロックとし、誤り検出訂正符号生成部20より受信した200bitのデータのビット列D、或いはビット列Pと、正常レーンと故障レーンの情報を示す24bitのレーン情報と、レーン毎の誤りを検出する8bitの誤り検出符号(CRC−8)と、故障したレーンの本数を示す2bitの識別子と、マーカーのスキューを調整する2bitのスキュー調整と、マーカーであることを認識し、故障レーン情報と正常レーン情報を区別する4bitのヘッダとを備える。
なお、本実施例のシステムにおいては、上述したマーカーの構成に限定されるものではなく、1ブロックのビット数、マーカーのビット数など、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、誤り符号である誤り検出符号(CRC−8)を、誤り訂正符号に変更しても構わない。また、後述するように、マーカーを伝送されるデータ列に挿入する周期は変更可能とできる。
以上のように構成された実施例1の受信機2の、図6に示した故障情報解析部90中の誤り検出部905の動作例を図8に示し、図9のフローチャートを参照して動作を説明する。
図8は、図6の誤り検出部905の動作例を示す説明するための波形図である。また、図9は、実施例1によるデータ伝送システムの故障情報解析部90中の誤り検出部905他の動作手順を示すフローチャートである。
図9のフローチャートのS0から処理を開始する。そして、誤り検出部905は、マーカー解析部902より受信したマーカーを検出し、マーカーに含まれる誤り符号により、各レーンのデータのビット列の誤りを検出し(S5)、伝送レーン毎に誤り発生率(BER:Bit Error Rate)の一定期間毎の平均値を算出する(S10)。また、例えば巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundacy Check)によるエラーがない状態を初期トレーニングとし、初期トレーニング時に得られたレーン毎の一定期間、すなわち所定間隔毎のBERの平均値を、第一の基準値である(i)故障検出用BERとして設定する(S15)。
また、立ち上げ毎の初期トレーニング時のBERの値と設定した(i)故障検出用BERとを比較して、立ち上げ時のBERが大きいときは、既にそのレーンは故障していると判断する。図8に、1つのレーンの場合の(i)故障検出用BERの設定値、また、1つのレーンの場合の故障を判断するための、第二の基準値である(ii)高BERの設定値を示した。
そして、常に通常レーンと冗長レーンとを含めた全レーンのBERを検出し(S20)、予め設定した第二の基準値である(ii)高BERよりも低いレーンは、前述した第一の基準値である(i)故障検出用BERとの差分を計算する(S25)。
また、通常レーンと冗長レーンとを含めた全レーンのBERを検出し(S20)、 (ii)高BERよりも高いレーンに対して、該当レーンを故障レーンと判断し(S55)、マーカーに挿入するレーン情報を故障とする信号を検出信号生成部906に通知し、故障レーン情報をマーカーに挿入する(S60)。この(ii)高BERに基づく故障レーンの判断は、図8に示す切替条件2に相当する。
そして、第一の基準値である(i)故障検出用BERとの差分がなかったレーンは、該当レーンを正常レーンと判断し(S35)、マーカーに挿入するレーン情報を正常とする信号を検出信号生成部906に通知する。検出信号生成部906は、この正常レーン情報を専用回線31を介して送信機1に送り、送信機1のマーカー生成挿入部302でマーカーに正常レーン情報を挿入する(S40)。
一方、第一の基準値である(i)故障検出用BERとの差分があったレーンは、さらに、該当レーンの差分bdと、前回のマーカーで計算した時の(i)故障検出用BERの差分とを比較し、差分の増加率を計算する(S45)。そして、差分の増加率が、あらかじめ設定した閾値以下だったレーンに対して、差分が発生している時間tdを観測し(S50)、設定時間以内であるレーンを正常レーンと判断し(S35)、マーカーに挿入するレーン情報を正常とする信号を検出信号生成部906に通知し、同様に、正常レーン情報をマーカーに挿入する(S40)。一方、差分の増加率が、あらかじめ設定した閾値以上だったレーンに対して、該当レーンを故障レーン、或いは故障の予兆のあるレーンと判断し(S55)、マーカーに挿入するレーン情報を故障とする信号を検出信号生成部906に通知し、故障レーン情報をマーカーに挿入する(S60)。
また、該当レーンの差分と、前回のマーカーで計算した時の(i)故障検出用BERの差分とを比較した差分の増加率が、あらかじめ設定した閾値以下だったレーンに対して、差分が発生している時間tdを観測し(S50)、設定時間以上であるレーンを故障レーン、或いはその予兆のあるレーンと判断し、マーカーに挿入するレーン情報を故障とする信号を検出信号生成部906に通知し、同様にマーカー生成挿入部302で故障レーン情報をマーカーに挿入する(S60)。これらの(i)故障検出用BERに基づく、故障あるいはその予兆のあるレーンとの判断は、図8に示す切替条件1に基づく判断に相当する。
図10に、以上詳述した本実施例の誤り検出部905の内部構成の一具体例を示した。同図において、各ブロックは、その名称に示す機能を有する。例えば、CRCエラー検出部951においてデータブロック単位でCRCBチェックが行われてエラーが検出され、CRCエラー数カウント部において、検出されたエラー数がカウントされる。BERレジスタ部953は、所定間隔を発生する単位時間タイマー部954で設定される単位時間毎、所定間隔毎にBERを更新する。
BER比較部955において、BERレジスタ部953の値と、BER設定部956で設定した高BERと比較し、その結果を出力する。この高BERは、上述した第二の基準値である(ii)高BERに対応する。
また、BER差分比較部958は、BERレジスタ部953の値と、故障検出用BER設定部959で設定した故障検出用BERとを比較して、差分を求める。この故障検出用BERは、上述した第一の基準値である(i)故障検出用BERに対応する。BER差分増加率比較部961は、前回BERレジスタ部962に保持された前回分のBERの差分と、現在の差分とを比較して、増加率を求める回路である。そして、BER差分増加率比較部964において、当該増加率をBER差分増加率設定部965で設定した差分増加率閾値と比較し、その結果を出力する。
一方、差分時間計測部963は、BER差分比較部958で算出した差分の有無に基づき、差分が有る時間を計測する。差分時間比較部966は、計測された時間と差分時間設定部967で設定した設定時間と比較し、その結果を出力する。
ブロック957が故障情報保持部であり、BER比較部955、BER差分増加率比較部964、差分時間比較部966それぞれの比較結果が入力され、保持することによって、各伝送レーンの故障情報が、図6の検出信号生成部906に通知される。なお、フリップフロップ部の出力は、単位時間タイマー954からの単位時間に基づき、前回BERレジスタ部962及び差分時間計測部963を所定間隔毎にリセットするパルスを発生するために利用される。
以上詳述したように、実施例1のデータ伝送方法および装置を用いることで、代表的には、全ての伝送レーンのBERを伝送レーン毎に、常に監視し、伝送レーンに生じる故障、更には故障を事前に検出し、該当レーンを切換えることができ、また、通信速度が高速で、素子やボードなどの交換が容易でないシステムにおいて、素子の故障や伝送路に障害が発生する前に、レーンを切り替えることが可能となる。
また電気−光、あるいは光−電気変換用の光素子が突然死した場合でも、レーンの切替及びデータの復元ができ、リンク(接続)を持続することが可能となるので、システム全体の故障率を低減することが出来、高信頼なシステムを構築することが出来る。
さらに、例えば対向デバイスの有無を確認する、電気伝送によるレシーバ検出トレーニングにおいて、レシーバ間に電気/光変換素子がある場合でも、本実施例のマーカーを用いて情報を送受信間でやりとりすることで、電気伝送によるレシーバ検出トレーニングに対応可能な伝送システムを構築することができる。
実施例2のデータ伝送システムは、実施例1のデータ伝送システムと比較して、受信機に含まれる誤り検出部における誤り検出方法が異なる。以下、実施例1との差異を中心に実施例2のデータ伝送システムについて説明する。
受信機2に含まれる誤り検出部905の動作例を図11に示し、図12のフローチャートを用いて動作を説明する。
図11は、実施例2によるデータ伝送システムの受信機2の故障情報解析部90中の誤り検出部905の動作例を示す説明図である。また、図12は、実施例2によるデータ伝送システムの誤り検出部905の動作手順を示すフローチャートである。なお、下記の動作手順を実現する誤り検出部905の構成は、図10に示した構成と同様に構成できるので、図示説明を省略する。
図12において、S100から処理を開始する。そして、マーカー解析部902より受信したマーカーを検出し、マーカーに含まれる誤り符号により、各レーンのデータのビット列の誤りを検出し(S105)、伝送レーン毎に誤り発生率(BER:Bit Error Rate)の一定期間の平均値を算出する(S110)。また、例えば巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundacy Check)によるエラーがない状態を初期トレーニングとし、初期トレーニング時に得られたレーン毎の一定期間のBERの平均値を(i)故障検出用BERと設定する(S115)。図11に、1つのレーンの場合の(i)故障検出用BERの設定値を示す。
そして、常に通常レーンと冗長レーンとを含めた全レーンのBERを検出し(S120)、設定した(ii)高BERよりも高いレーンに対して、該当レーンを故障レーンと判断し(S125)、マーカーに挿入するレーン情報を故障とする信号を検出信号生成部906に通知し、故障レーン情報をマーカーに挿入する(S130)。図11に、1つのレーンの場合の(ii)高BERの設定値と、それに基づく切替条件2とを示す。
また、前述した(i)故障検出用BERよりも高く、予め設定した(ii)高BERよりも低いレーンに対して、通常レーンと冗長レーンとを含めた全レーンのBERが、前述した(i)故障検出用BERを越えた回数を一定期間カウントし(S135)、設定した閾値回数を越えたレーンに対して、該当レーンを故障レーン、あるいは故障の予兆のあるレーンと判断し(S140)、マーカーに挿入するレーン情報を故障とする信号を検出信号生成部906に通知し、故障レーン情報をマーカーに挿入する(S130)。これは、図11の切替条件1に相当する。
一方、前述した設定した(ii)高BERよりも低く、かつ(i)故障検出用BERよりも同等未満のレーンに対して、該当レーンを正常レーンと判断し、前述したカウント数をリセットし(S145)、マーカーに挿入するレーン情報を正常とする信号を検出信号生成部906に通知し、正常レーン情報をマーカーに挿入する(S150)。
また、前述した(i)故障検出用BERよりも高く、設定した(ii)高BERよりも低いレーンに対して、通常レーンと冗長レーンとを含めた全レーンのBERが、前述した(i)故障検出用BERを越えた回数を一定期間カウントし(S135)、設定した閾値未満であるレーンに対して、該当レーンを正常レーンと判断し、前述したカウント数をリセットし(S145)、マーカーに挿入するレーン情報を正常とする信号を検出信号生成部906に通知し、正常レーン情報をマーカーに挿入する(S150)。
以上のように、本実施例2のデータ伝送方法および装置を用いることで、代表的には、全ての伝送レーンのBERを伝送レーン毎に、常に監視し、伝送レーンに生じる故障、あるいは故障の予兆を事前に検出し、該当レーンを切換えることができるので、データ伝送システム全体の信頼性を向上させることができる。
実施例3のデータ伝送システムは、実施例1及び2のデータ伝送システムと比較して、送信機1に含まれるマーカー生成挿入部302において、図7にその一例を示したマーカーを、伝送レーンを伝送する、送信データと誤り符号からなるデータ列に挿入する周期を変更する機能が追加されている点が異なる。以下、実施例1及び2との差異を中心に本実施例3のデータ伝送システムについて説明する。
実施例3に含まれる誤り検出部905とマーカー生成挿入部302の動作例を図13に示し、図14のフローチャートを参照して動作を説明する。なお、下記の動作手順を実現する誤り検出部905の構成は、図10に示した構成と同様に構成できるので、図示説明を省略する。
図13は、実施例3によるデータ伝送システムにおいて、それに含まれるマーカー生成挿入部302の動作例を示す説明図である。また、図14は、実施例3によるデータ伝送システムにおいて、図6の故障情報解析部90中の誤り検出部905、検出信号生成部906と、図5のレーン数切替制御部30中のマーカー生成挿入部302の動作手順を示すフローチャートである。
S200から処理を開始する。そして、誤り検出部905は、マーカー解析部902より受信したマーカーに含まれる誤り符号により、各レーンのデータのビット列の誤りを検出し(S205)、伝送レーンの状態を監視する(S210)。
そして、誤り検出部905は、伝送レーン毎に誤り発生率(BER:Bit Error Rate)の一定期間の平均値を算出し(S215)、例えば巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundacy Check)によるエラーがない状態を初期トレーニングとし、初期トレーニング時に得られたレーン毎の一定期間のBERの平均値を(i)故障検出用BERと設定する(S220)。図13に示す(i)故障検出用BERに相当する。
一方、通常状態の場合は、常に通常レーンと冗長レーンとを含めた全レーンのBERを検出し(S225)、前述した(i)故障検出用BERとの差分を計算し(S230)、(i)故障検出用BERとの差分があったレーンは、さらに、該当レーンの差分と、前回のマーカーで計算した時の故障検出用BERの差分とを比較し、差分の増減を計算する(S235)。そして、故障検出用BERとの差分があったレーンは、図13に示すように、差分が増加した場合は、データのビット列に挿入するマーカーの周期を半分のT/2とし、差分が減少した場合は、データのビット列に挿入するマーカーの周期を倍の2Tとするための指示信号を検出信号生成部906に通知する。
レーン数切替制御部30は、検出信号生成部906から受信した信号を、レーン情報解析部303を介して、マーカー生成挿入部302に入力し、マーカー生成挿入部302は指示された周期でマーカーを挿入する(S245)。なお、周期の変更の倍率は特に限定されない。
一方、誤り検出部905は、故障検出用BERとの差分がなかったレーンは、データのビット列に挿入するマーカーの周期を前回と同じ周期とする信号を検出信号生成部906に通知する。レーン数切替制御部30は、検出信号生成部906から受信した信号を、レーン情報解析部303を介して、マーカー生成挿入部302に入力し、マーカー生成挿入部302は前回と同じ周期でマーカーを挿入する(S245)。
本実施例によれば、データ列に挿入するマーカーの挿入間隔を変える機能を備えることにより、素子の故障状態に応じて検出時間を調整することができる。
以上説明した本発明のデータ伝送方法および装置を用いることで、全ての伝送レーンのBERを伝送レーン毎に、常に監視し、伝送レーンに発生する故障に起因する急激なBERの増加に対して、動的に故障を検出し、伝送レーンに生じる故障の予兆を事前に検出して該当レーンを切換えることができるので、データ伝送システム全体の信頼性を向上させることができる。
本発明により、システム全体の故障率を低減することが出来、高信頼なシステムを構築することが出来る。また、通信速度が高速で、素子やボードなどの交換が容易でないシステムにおいて、素子の故障や伝送路に障害が発生する前に、レーンを切り替えることがでる。
以上、本発明を各種の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の故障情報解析部90等の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、回路設計する等によりハードウェアで実現する例を中心に説明したが、上記の各構成、機能・手順は、それぞれの機能・手順を実現するプログラムを実行することによりソフトウェアで実現することもできる。その場合、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報はメモリのみならず、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体におくことができるし、必要に応じてネットワーク等を介してダウンロード、インストールすることも可能である。
1 送信機
2 受信機
3−1〜3−2 送受信機
4 CPU
5 CPUボード
6 SW
7 SWボード
8 送信データフレーム(送信データ)
9 受信データフレーム(受信データ)
10−1〜10−x シリアル/パラレル変換部
11 伝送路
20 誤り検出訂正符号生成部(誤り符号生成部)
21 専用回線
30 レーン数切替制御部
40−1〜40−n パラレル/シリアル変換部
50−1〜50−n 電気−光変換部
60−1〜60−n 光−電気変換部
70−1〜70−n シリアル/パラレル変換部
80−1〜80−n 検出部
90 故障情報解析部
100 誤り訂正部
110 レーン数切替対応部
120−1〜120−n パラレル/シリアル変換部
301 データ分配部
302 マーカー生成挿入部
303 レーン情報解析部
304 PRBS生成部
305−1〜305−n セレクタ
700 マーカー
901−1〜901−n セレクタ
902 マーカー解析部
903 PRBS受信部
904 故障検出部
905 誤り検出部
906 検出信号生成部
951 CRCエラー検出部
952 CRCエラー数カウント部
953 BERレジスタ部
954 単位時間タイマー部
955 BER比較部
956 BER設定部
957 故障情報保持部
958 BER差分比較部
959 故障検出用BER設定部
960 フリップフロップ部
961 BER差分増加率比較部
962 前回BERレジスタ部
963 差分時間計測部
964 BER差分増加率比較部
965 BER差分増加率設定部
966 差分時間比較部
967 差分時間設定部

Claims (15)

  1. n本の伝送レーンを利用し、送信機と受信機の間の通信を行うデータ伝送システムであって、
    前記送信機は、
    x本(x<n)の前記伝送レーンに接続される誤り符号生成部と、
    x本(x<n)の前記伝送レーンを介して、前記誤り符号生成部に入力された送信データから誤り符号を生成し、前記送信データと前記誤り符号とを、n本の前記伝送レーンの一部または全ての伝送レーンに分配するレーン切替制御部とを備え、
    前記レーン切替制御部は、
    前記受信機から受信した、故障、正常のレーン情報に基づき、前記送信データと前記誤り符号を分配する、前記一部または全ての伝送レーンを決定し、
    n本の前記伝送レーンの故障を検出する情報を生成し、
    前記故障を検出する情報と前記レーン情報とを含むマーカーを生成し、n本の前記伝送レーン上を伝送するデータ列に、前記マーカーを挿入して前記受信機に送信し、
    前記受信機は、
    n本の前記伝送レーンを伝送した前記データ列から、前記マーカーを検出する検出部と、
    n本の前記伝送レーンを伝送した前記データ列の前記誤り符号を用いて、誤りを訂正する誤り訂正部と、
    前記マーカー中の前記レーン情報に基づき、n本の前記伝送レーンの中から使用する伝送レーンを決定し、前記マーカー中の前記故障を検出する情報に基づき、n本の前記伝送レーンの故障、正常を検出する故障情報解析部を備える、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 請求項1記載のデータ伝送システムであって、
    前記受信機の前記故障情報解析部は、
    前記検出部で検出した前記マーカー中の前記故障を検出する情報に基づき、前記一部または全ての伝送レーン上を伝送する前記データ列に対して、伝送レーン毎に誤り発生率を導出し、当該誤り発生率を用いて前記伝送レーンの故障、正常を検出する誤り検出部を含む、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 請求項2記載のデータ伝送システムであって、
    前記誤り検出部は、
    前記一部または全ての伝送レーン上を伝送する前記データ列に対して、伝送レーン毎に当該伝送レーンの故障を事前に検出するための第一の基準値を一定期間毎に導出し、前記第一の基準値と前記誤り発生率により、前記伝送レーンの故障を事前に検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  4. 請求項3記載のデータ伝送システムであって、
    前記誤り検出部は、
    前記第一の基準値と、前記誤り発生率との差分を所定間隔毎に算出し、当該所定間隔で算出した前記差分を比較して、前記差分の増減を算出し、当該増減の度合いに基づき、前記伝送レーンの故障、正常を検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  5. 請求項3記載のデータ伝送システムであって、
    前記誤り検出部は、
    前記第一の基準値と、前記誤り発生率との差分を所定間隔毎に算出し、前記差分が検出されている時間に基づき、前記伝送レーンの故障、正常を検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  6. 請求項3記載のデータ伝送システムであって、
    前記誤り検出部は、
    前記第一の基準値と、前記誤り発生率との差分を所定間隔毎に算出し、前記差分を検出した回数に基づき、前記伝送レーンの故障、正常を検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  7. 請求項1記載のデータ伝送システムであって、
    前記送信機の前記レーン切替制御部は、
    n本の前記伝送レーン上を伝送するデータ列に対する、前記マーカーの挿入周期を変更可能である、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  8. n本の伝送レーンを持つデータ伝送装置であって、
    x本(x<n)の前記伝送レーンに接続される誤り符号生成部と、
    x本(x<n)の前記伝送レーンを介して、前記誤り符号生成部に入力された送信データから誤り符号を生成し、前記送信データと前記誤り符号とを、n本の前記伝送レーンの一部または全ての伝送レーンに分配するレーン切替制御部とを備え、
    前記レーン切替制御部は、
    受信機から受信した、故障、正常のレーン情報に基づき、前記送信データと前記誤り符号を分配する、前記一部または全ての伝送レーンを決定し、
    n本の前記伝送レーンの故障を検出する情報を生成し、
    前記故障を検出する情報と前記レーン情報とを含むマーカーを生成し、n本の前記伝送レーン上を伝送するデータ列に、前記マーカーを挿入して送信して、前記受信機と通信を行う、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  9. 請求項8記載のデータ伝送装置であって、
    前記レーン切替制御部は、
    n本の前記伝送レーン上を伝送するデータ列に対する、前記マーカーの挿入周期を変更可能である、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  10. n本の伝送レーンを持つデータ伝送装置であって、
    n本の前記伝送レーンを伝送した、送信データと誤り符号を含むデータ列から、n本の前記伝送レーンの故障を検出する情報と、故障、正常のレーン情報を含むマーカーを検出する検出部と、
    n本の前記伝送レーンを伝送してきた前記データ列の前記誤り符号を用いて、誤りを訂正する誤り訂正部と、
    前記マーカー中の前記レーン情報に基づき、n本の前記伝送レーンの中から使用する伝送レーンを決定し、前記マーカー中の前記故障を検出する情報に基づき、n本の前記伝送レーンの故障、正常を検出して、レーン情報とする故障情報解析部を備える、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  11. 請求項10記載のデータ伝送装置であって、
    前記故障情報解析部は、
    前記一部または全ての伝送レーン上を伝送する前記データ列に対して、前記マーカー中の前記故障を検出する情報に基づき、伝送レーン毎に誤り発生率を一定期間毎に導出し、当該誤り発生率を用いて前記伝送レーンの故障、正常を検出する誤り検出部を含む、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  12. 請求項11記載のデータ伝送装置であって、
    前記誤り検出部は、
    前記一部または全ての伝送レーン上を伝送する前記データ列に対して、伝送レーン毎に当該伝送レーンの故障を事前に検出するための第一の基準値を一定期間毎に導出し、前記第一の基準値と、前記誤り発生率により、前記伝送レーンの故障を事前に検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  13. 請求項12記載のデータ伝送装置であって、
    前記誤り検出部は、
    前記第一の基準値と、前記誤り発生率との差分を所定間隔毎に算出し、当該所定間隔で算出した前記差分を比較して前記差分の増減を算出し、当該増減の度合いに基づき、前記伝送レーンの故障、正常を検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  14. 請求項12記載のデータ伝送装置であって、
    前記誤り検出部は、
    前記第一の基準値と、前記誤り発生率との差分を所定間隔毎に算出し、前記差分を検出している時間に基づき、前記伝送レーンの故障、正常を検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  15. 請求項12記載のデータ伝送装置であって、
    前記誤り検出部は、
    前記第一の基準値と、前記誤り発生率との差分を所定間隔毎に算出し、前記差分を検出した回数に基づき、前記伝送レーンの故障、正常を検出する、
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
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