JP2013223094A - 通信システム、管理サーバ装置及びプログラム更新制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マスタ/スレーブの設定を変更することなく、システム全体のプログラム更新時間を短縮する。
【解決手段】実施形態によれば、通信システムは、第1のサーバ装置を備える。第1のサーバ装置は、記憶手段と、決定手段と、送信手段とを備える。記憶手段は、残りの複数のサーバ装置を複数のグループに分け、当該グループと、サーバ装置とを対応付けたグループ管理テーブルを記憶する。決定手段は、予め設定された条件に基づいて、各グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定する。送信手段は、グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、更新用プログラム、及びグループに属するサーバ装置を示すサーバ情報を含むプログラム更新指示を各グループの第2のサーバ装置へ送信する。第2のサーバ装置は、プログラム更新後、サーバ情報に基づいて、同一グループ内の複数のサーバ装置へ更新用プログラムを送信して更新用プログラムに更新させる。
【選択図】図10
【解決手段】実施形態によれば、通信システムは、第1のサーバ装置を備える。第1のサーバ装置は、記憶手段と、決定手段と、送信手段とを備える。記憶手段は、残りの複数のサーバ装置を複数のグループに分け、当該グループと、サーバ装置とを対応付けたグループ管理テーブルを記憶する。決定手段は、予め設定された条件に基づいて、各グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定する。送信手段は、グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、更新用プログラム、及びグループに属するサーバ装置を示すサーバ情報を含むプログラム更新指示を各グループの第2のサーバ装置へ送信する。第2のサーバ装置は、プログラム更新後、サーバ情報に基づいて、同一グループ内の複数のサーバ装置へ更新用プログラムを送信して更新用プログラムに更新させる。
【選択図】図10
Description
本発明の実施形態は、例えばIP(Internet Protocol)電話システムといった通信システム、管理サーバ装置及びプログラム更新制御方法に関する。
近年、LAN(Local Area Network)やインターネットといったIP(Internet Protocol)網を介して、双方向に画像や音声をパケットデータとして、リアルタイムに送受信するIP電話システムが普及している。このIP電話システムでは、IP網に複数のサーバ装置が接続され、各サーバ装置ごとにIP電話端末を登録できるようになっている。このようなIP電話システムでは、内線間通信や外線発着信を行えることは勿論のこと、IP網を経由したサーバ装置間での内線通信や外線発着信を行うことができる。
ところで、上記IP電話システムでは、各サーバ装置にプログラムを予め記憶しておき、プログラムに基づいて個々の交換動作及びシステム全体の動作を実行するように構成されている。このため、サーバ装置の増設やシステムのバージョンアップなどを行う場合には、プログラムの更新を行う必要がある。ここで、近年では、各サーバ装置のプログラムを更新する場合、ある1台をマスタ、その他のサーバ装置をスレーブとして構成し、マスタが更新された後、その配下にある各スレーブはマスタから更新プログラムをダウンロードし、自サーバ装置のプログラムを更新する方法が採られている。
ところで、上記IP電話システムでは、マスタサーバ装置に対し、複数のスレーブサーバ装置からのダウンロード要求が同一時間帯に集中すると、マスタサーバの処理負荷が大きくなり、全体としてプログラム更新に多くの時間を必要とする。特に、システムの規模が大きくなればなるほど顕著となる。
また、負荷を分散するために、マスタサーバ装置の数を増やすとしても、その分マスタサーバ装置、スレーブサーバ装置それぞれに対して保守者が設定変更を行う必要があるため、保守者には大きな負担となる。
本発明の目的は、マスタ/スレーブの設定を変更することなく、システム全体のプログラム更新時間を短縮し得る通信システム、管理サーバ装置及びプログラム更新制御方法を提供することにある。
実施形態によれば、通信システムは、複数の通信端末間の交換処理に係るプログラムが設定可能で、設定されたプログラムによる処理を実行するプログラム設定部を有する複数のサーバ装置を備え、前記複数のサーバ装置間を通信ネットワークを介して接続する通信システムを対象とし、複数のサーバ装置のうち少なくとも1つとなる第1のサーバ装置を備える。第1のサーバ装置は、記憶手段と、決定手段と、送信手段とを備える。記憶手段は、残りの複数のサーバ装置を複数のグループに分け、当該グループと、サーバ装置とを対応付けたグループ管理テーブルを記憶する。決定手段は、予め設定された条件に基づいて、グループ管理テーブル中の各グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定し、グループに対応付けてグループ管理テーブルに記憶する。送信手段は、プログラムを更新するとき、グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、更新用プログラム、及びグループに属するサーバ装置を示すサーバ情報を含むプログラム更新指示を各グループの第2のサーバ装置へ送信する。第2のサーバ装置は、更新制御手段を備える。更新制御手段は、第1のサーバ装置からプログラム更新指示を受信する時、プログラム設定部に設定されているプログラムをプログラム更新指示に含まれる更新用プログラムに更新した後、サーバ情報に基づいて、同一グループ内の複数のサーバ装置へ更新用プログラムを送信してプログラム設定部のプログラムを更新用プログラムに更新させる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、マスタサーバ装置において、各スレーブサーバ装置に保持されているハードウェア種別情報を利用して、グループ単位でサブマスタを決定するようにしている。
第1の実施形態は、マスタサーバ装置において、各スレーブサーバ装置に保持されているハードウェア種別情報を利用して、グループ単位でサブマスタを決定するようにしている。
図1は、本第1の実施形態に係るIP電話システムの概略構成図である。
このシステムは、通信ネットワークとしてIP網1を有する。IP網1には、複数のサーバSV1〜SVn(nは自然数)が接続されている。また、サーバSV1〜SVnには、IP電話端末T11〜T1i(iは自然数),T21〜T2m(mは自然数),T31〜T3p(pは自然数),Tn1〜Tnk(kは自然数)が登録されている。なお、IP電話端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnkは、通話処理機能と映像等のメディア情報処理機能とを備えている。
また、サーバSV1には、ゲートウェイGW1が登録される。ゲートウェイGW1は、公衆網NW1とIP網1との間を接続するもので、公衆網NW1とIP網1との間における通信プロトコル及び信号フォーマットの変換機能を備えている。
また、サーバSVnには、ゲートウェイGW2が接続される。ゲートウェイGW2は、公衆網NW2とIP網1との間を接続するもので、公衆網NW2とIP網1との間における通信プロトコル及び信号フォーマットの変換機能を備えている。
サーバSV1〜SVnは、複数のIP電話端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnk間または呼制御サーバSV1〜SVn間またはIP電話端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnkと公衆網NW1,NW2との間で、例えばSIPに従ってセッションを確立する交換制御機能を備える。そして、セッション確立後は、発信側と着信側の電話端末間でピアツーピア接続でRTPパケットを送受信することで、音声通信を行なう。
また、サーバSV1〜SVnは、交換制御機能の他に、交換接続処理に関係する複数のオプションサービス機能を有する。これら複数のオプションサービス機能としては、例えばコールピックアップ機能やコールフォワード機能、マルチアピアランス機能等がある。
ところで、上記サーバSV1〜SVnのうちサーバSV1はマスタサーバ(M1)に設定され、残りのサーバSV2〜SVnはスレーブサーバに設定される。
図2はマスタサーバ(M1)SV1の構成を示すブロック図である。
図2はマスタサーバ(M1)SV1の構成を示すブロック図である。
マスタサーバ(M1)SV1は、制御部21、ノースブリッジ22、主メモリ23、サウスブリッジ26、HDD(Hard Disk Drive)27、マルチドライブ28、LANコントローラ29、インタフェース部30、PCカードコントローラ31、BIOS−ROM(Basic Input/Output System ROM)33、EC/KBC(Embedded Controller/Keyboard Controller)34、電源コントローラ(PSC)35、電源部36、インタフェース(I/F)38、I/Oコントローラ40などを備える。
制御部21は、(CPU:Central Processing Unit)を主体としてマスタサーバSV1全体の制御を司るものであり、主メモリ23をワークエリアとして使用し、HDD27から主メモリ23にロードされる、オペレーティングシステム(OS)23a、ドライバ23b、交換プログラム23cなどを実行する。
ノースブリッジ22は、制御部21とサウスブリッジ26との間のブリッジ処理、主メモリ23の制御などを行う各種コントローラを備えている。
サウスブリッジ26は、ハブリンクを介してノースブリッジ22に接続されており、LPC(Low Pin Count)バス上の各種デバイス(EC/KBC34、I/Oコントローラなど)や、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各種PCIデバイス(LANコントローラ29、インタフェース部30、PCカードコントローラ31など)や、IDE(Integrated Drive Electronics)対応のディスクドライブや、USBデバイスなどの制御を行う各種コントローラを備える。
ノースブリッジ22は、制御部21とサウスブリッジ26との間のブリッジ処理、主メモリ23の制御などを行う各種コントローラを備えている。
サウスブリッジ26は、ハブリンクを介してノースブリッジ22に接続されており、LPC(Low Pin Count)バス上の各種デバイス(EC/KBC34、I/Oコントローラなど)や、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各種PCIデバイス(LANコントローラ29、インタフェース部30、PCカードコントローラ31など)や、IDE(Integrated Drive Electronics)対応のディスクドライブや、USBデバイスなどの制御を行う各種コントローラを備える。
HDD27は、プライマリIDEに対応するデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、OSや交換プログラム等の各種プログラム、各種データ23dなどを記憶する内蔵のハードディスクである。マルチドライブ28は、セカンダリIDEに対応するデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、リムーバブルな記録媒体であるCD−ROM、DVD−ROM、CD−R/RWを駆動する。
LANコントローラ29は、PCIデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、有線LANの仕様に準拠する通信機能を備え、同じ通信機能を備えた通信装置との間で通信を行うものである。
インタフェース部30は、PCIデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、IP網1の仕様に準拠する通信機能を備え、IPパケットの授受に係わる処理を行う。
PCカードコントローラ31は、PCIデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)の仕様に準拠し、各種のPCカードを制御するものである。BIOS−ROM33は、LPCバスに接続されており、電源が投入された際に主にマスタサーバSV1内のハードウェアに対する設定処理などを行うBIOS(Basic Input/Output System)を格納している。EC/KBC34は、LPCバスに接続されており、電源コントローラ35の制御などを行う。このEC/KBC34は、組み込みコントローラであるEC(Embedded Controller)とキーボードコントローラとを一体化したものである。
インタフェース部30は、PCIデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、IP網1の仕様に準拠する通信機能を備え、IPパケットの授受に係わる処理を行う。
PCカードコントローラ31は、PCIデバイスとしてサウスブリッジ26に接続されており、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)の仕様に準拠し、各種のPCカードを制御するものである。BIOS−ROM33は、LPCバスに接続されており、電源が投入された際に主にマスタサーバSV1内のハードウェアに対する設定処理などを行うBIOS(Basic Input/Output System)を格納している。EC/KBC34は、LPCバスに接続されており、電源コントローラ35の制御などを行う。このEC/KBC34は、組み込みコントローラであるEC(Embedded Controller)とキーボードコントローラとを一体化したものである。
電源コントローラ35は、I2Cバスを介してEC/KBC34に接続されており、呼制御サーバSV内の各部に供給する電圧を制御する。電源部36は駆動電力を生成し、呼制御サーバSV内の各部に供給する。インタフェース38は、入力装置等が接続可能で、EC/KBC34との間の信号のインタフェースを行うものである。I/Oコントローラ40は、LPCバスに接続されており、外部とシリアル信号やパラレル信号の入出力制御を行う。
このマスタサーバ(M1)SV1においては、制御部21の制御のもとで、主メモリ23上に展開した交換プログラム23cがLANコントローラ29などと協働して所定の交換処理機能を実現する。マスタサーバSV1は汎用のコンピュータサーバに交換プログラム23cをロードし、このプログラムを実行させることで電話端末間の交換機能を実現する。マスタサーバSV1は、汎用コンピュータと同様に、データが記憶された領域が物理的には不連続なメモリ領域であっても、ソフトウェア(プロセスなど)から見て連続になるように見せかける仮想記憶システムを採用する。
ところで、HDD27には、プログラム設定テーブル271と、ハードウェア種別情報記憶部272と、グループ管理テーブル273と、サーバ−ハードウェア管理テーブル274とが設けられている。
プログラム設定テーブル271は、図3に示すように、交換プログラム23cの内容で、IP電話端末間の交換処理に係るオプションサービス機能の設定状態を管理するためのテーブルである。プログラム設定テーブル271は、図3に示すように、各オプションサービス機能に対応付けて使用の可否を表すフラグが記憶されている。この使用可不可フラグが「使用可」に設定されている場合にはその機能は実行可能で、一方「使用不可」に設定されている場合にはその機能は実行不可能となる。
ハードウェア種別情報記憶部272は、図4に示すように、使用可能なハードウェア回路またはメモリ容量に関するハードウェア種別情報を記憶するものである。ハードウェア種別情報記憶部272は、図4に示すように、メモリ使用制限「50%」や各ハードウェア回路に対応付けて使用の可否を表すフラグが記憶されている。図4では、Medium型であるので、メモリ使用制限が「50%」であり、会議装置が「使用可」であり、ボイスメール装置が「使用可」である。他に、Medium型より性能が劣るSmall型は、回線数が「100」であり、メモリ使用制限が「25%」であり、ボイスメール装置のみが「使用可」である。さらに、Medium型より高性能なHighend型は、回線数が「302」であり、メモリ使用制限が「75%」であり、会議装置、ボイスメール装置、中継台を含む全てのハードウェア回路が「使用可」である。
グループ管理テーブル273は、マスタサーバSV1以外のサーバSV2〜SVnを複数のグループに分割し、各グループごとに決定された代表のサブマスタを管理するテーブルである。グループ管理テーブル273は、図5に示すように、グループを識別するためのグループIDと、各グループに属するサーバSV2〜SVnを識別するためのサーバIDと、サブマスタを識別するサーバIDとの対応関係を表すデータを記憶している。
サーバ−ハードウェア管理テーブル274は、マスタサーバSV1を除く各サーバSV2〜SVnから収集したハードウェア種別情報を保持するテーブルである。サーバ−ハードウェア管理テーブル274は、図6に示すように、サーバSV2〜SVnを識別するためのサーバIDと、ハードウェア種別との対応関係を表すデータを記憶している。
また、制御部21は、能力問い合わせ部21aと、登録制御部21bと、サブマスタ決定部21cと、配信対象判定部21dと、配信処理部21eと、プログラム設定制御部21fとを備えている。
能力問い合わせ部21aは、起動中のサーバSV2〜SVnに対しハードウェア種別情報の各サーバSV2〜SVnへの例えばSIPのOPTIONメッセージに挿入して送信する。
登録制御部21bは、問い合わせに対し返送されてくるACKの中のSDPに含まれるハードウェア種別情報を取得し、このハードウェア種別情報を返送元のサーバSV2〜SVnのサーバIDに対応付けてサーバ−ハードウェア管理テーブル274に登録する。
サブマスタ決定部21cは、サーバ−ハードウェア管理テーブル274に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
配信対象判定部21dは、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、グループ管理テーブル273を参照し、この参照結果に基づいて、各グループごとのサブマスタを判定する。
配信処理部21eは、上記配信対象判定部21dにより判定された各グループのサブマスタへ、更新プログラム、及びグループに属するサーバを示すスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
プログラム設定制御部21fは、主メモリ23の交換プログラム23cが設定され、この設定された交換プログラム23cに従って、例えばコールピックアップ機能やACDログイン機能等を実行する。また、プログラム設定制御部21fは、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新する。
図7は、スレーブサーバSV2〜SVnの構成を示すブロック図である。図7において、上記図2と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
制御部41は、情報返送部41aと、プログラム更新制御部41bと、配信対象判定部41cと、配信処理部41dとを備えている。HDD42は、プログラム設定テーブル421と、ハードウェア種別情報記憶部422とを備えている。
情報返送部41aは、マスタサーバ(M1)SV1から例えばOPTIONSが到来したとき、ハードウェア種別情報記憶部422に記憶されているハードウェア種別情報を読み出してマスタサーバ(M1)SV1へ返送する。
プログラム設定制御部41bは、主メモリ23の交換プログラム23cが設定され、この設定された交換プログラム23cに従って、例えばコールピックアップ機能やACDログイン機能等を実行する。また、プログラム設定制御部41bは、マスタサーバ(M1)SV1もしくはサブマスタから更新プログラムを受信した時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。
配信対象判定部41cは、マスタサーバ(M1)SV1からスレーブサーバ情報を受信する時、スレーブサーバ情報に基づいて、例えば自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4を判定する。
配信処理部41dは、上記プログラム設定制御部41bによるプログラム更新完了時に、上記配信対象判定部41cにより判定されたスレーブへ、更新プログラムを含むプログラム更新指示を配信する。
次に、上記構成による動作について説明する。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録を行う。その際、保守者は、保守端末MT1を通じて、物理的な設置情報をもとに、スレーブサーバ群をグループ分けし、グループ管理テーブル273を作成する。また、保守者は、保守端末MT1を通じて、各スレーブのサーバSV2〜SVnに対し、マスタサーバ(M1)SV1のサーバ情報登録を行う。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録を行う。その際、保守者は、保守端末MT1を通じて、物理的な設置情報をもとに、スレーブサーバ群をグループ分けし、グループ管理テーブル273を作成する。また、保守者は、保守端末MT1を通じて、各スレーブのサーバSV2〜SVnに対し、マスタサーバ(M1)SV1のサーバ情報登録を行う。
(サブマスタの決定)
図8は、マスタサーバ(M1)SV1におけるサーバSV2〜SVnのIPアドレス及びハードウェア種別情報の取得手順を示すフローチャートである。
図8は、マスタサーバ(M1)SV1におけるサーバSV2〜SVnのIPアドレス及びハードウェア種別情報の取得手順を示すフローチャートである。
ここで、例えばSIPの場合、起動時に各スレーブのサーバSV2〜SVnからマスタサーバ(M1)SV1に対し一定周期でREGISTERメッセージが送信され、REGISTERメッセージを受信したマスタサーバ(M1)SV1は、サーバIDをHDD27のサーバ−ハードウェア管理テーブル274に登録する。なお、例えばサーバSV4が一定周期でREGISTERメッセージを送信しない場合には、マスタサーバ(M1)SV1はサーバSV4が存在しないものと認識し、これによりサーバSV4は通信できないものとなる。
例えばサーバSV2からREGISTERメッセージを受信したとする(ステップST8a)。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、サーバ−ハードウェア管理テーブル274へのREGISTER処理を行い、REGISTERがOKであれば、サーバSV2にACK(登録OK)を返送する(ステップST8b)。
さらに、マスタサーバ(M1)SV1は、サーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをREGISTERしたサーバSV2に送信する(ステップST8c)。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し(ステップST8d)、そのなかのSDPのハードウェア種別情報を取り出し、サーバ−ハードウェア管理テーブル274に登録する(ステップST8e)。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについてサーバ−ハードウェア管理テーブル274へのハードウェア種別情報の登録が完了すると、サーバ−ハードウェア管理テーブル274に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する(ステップST8f)。
(プログラムの更新処理)
図9は、マスタサーバ(M1)SV1から各スレーブへ更新プログラムの配信を行うシーケンス図である。図10は、プログラム更新における保守端末MTと、マスタサーバ(M1)SV1と、サブマスタサーバと、スレーブサーバとの間の情報の送受信動作を示すシーケンスである。
図9は、マスタサーバ(M1)SV1から各スレーブへ更新プログラムの配信を行うシーケンス図である。図10は、プログラム更新における保守端末MTと、マスタサーバ(M1)SV1と、サブマスタサーバと、スレーブサーバとの間の情報の送受信動作を示すシーケンスである。
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする(ステップST101a)。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する(図9(1))。
マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新する(ステップST102a)。
そして、マスタサーバ(M1)SV1は、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル273を参照し(図9(2))、各グループにサブマスタが存在するか否かの判定を行う(ステップST102b)。ここで、サブマスタが存在しないグループについて(No)、マスタサーバ(M1)SV1は、スレーブが存在するか否かの判定を行う(ステップST102c)。ここで、スレーブが存在しなければ(No)、マスタサーバ(M1)SV1はサブマスタが存在しないグループについてプログラム更新を完了する(ステップST102d)。
一方、スレーブが存在すれば(Yes)、マスタサーバ(M1)SV1は例えばスレーブとなるサーバSV9に対し更新プログラムを含むプログラム更新指示を送信する(図10(1))。サーバSV9は、プログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する(ステップST104a)。そして、サーバSV9は、プログラムの更新が完了すると、更新完了メッセージをマスタサーバSV1に通知する(ステップST104b)。
一方、上記ステップST102bにおいて、サブマスタが存在する場合(Yes)、マスタサーバ(M1)SV1は例えば各グループG1〜G3のサブマスタ(A2,B2,C1)へ、更新プログラム、及びグループに属するサーバを示すスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する(図9(3)、ステップST102e)。
ここで、サブマスタとなるサーバSV3は、マスタサーバ(M1)SV1から更新プログラムを受信した時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する(ステップST103a)。
そして、サーバSV3は、プログラム更新完了後、スレーブサーバ情報に基づいて、例えば自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4へ、更新プログラムを含むプログラム更新指示を配信する(図9(4)、ステップST103b)。
サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4は、プログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する(ステップST104c)。そして、サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4は、プログラムの更新が完了すると、更新完了メッセージをサブマスタのサーバSV3に通知する(ステップST104d)。
すると、サブマスタのサーバSV3は、自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4のプログラム更新処理が全て完了すると、更新完了メッセージをマスタサーバSV1に通知する(ステップST103c)。
マスタサーバ(M1)SV1は、グループ管理テーブル273中の全スレーブのプログラム更新が正常に完了した場合に、保守端末MT1に対し更新完了通知を行う(ステップST102f)。
かくして、各サーバSV1〜SVnに新たな機能が使用可能な状態に設定され、以後各サーバSV1〜SVnでは新たなオプションサービス機能「コールフォワード機能」、「テレビ会議機能」を使用できるようになる。
以上のように上記第1の実施形態では、マスタサーバ(M1)SV1において、残りの複数のサーバSV2〜SVnをグループ化して複数のグループと複数のサーバSV2〜SVnとを対応付けたグループ管理テーブル273をHDD27に記憶しておくようにし、各グループの中からサブマスタを決定し、マスタサーバ(M1)SV1は、プログラム更新時に、グループ管理テーブル273を参照することで、各グループのサブマスタのサーバSV3,SV6,SV7にのみ、更新プログラム及びスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を送信するだけでよく、残りの複数のサーバSV2,SV4,SV5,SV8については、各グループごとにサブマスタのサーバSV3,SV6,SV7にて更新プログラムが配信され更新処理が行われることになる。
従って、マスタ/スレーブの設定を変更することなく、システム全体のプログラム更新時間を短縮することができ、また、プログラム更新のためにマスタサーバ(M1)SV1がIP網1を占有することなく、これによりIP網1上のトラフィックを低減できる。
また、上記第1の実施形態によれば、マスタサーバ(M1)SV1は、複数のサーバSV2〜SVnから各自のハードウェア種別情報を収集し、これらハードウェア種別情報に基づいて各グループごとに最高の処理能力を有するサブマスタを効率良く決定できる。また、各グループごとに、サーバの交換が行われたとしても、マスタサーバ(M1)SV1では、各サーバSV2〜SVnから収集したハードウェア種別情報を利用して、次回のサブマスタの決定を自動的に行うことができ、これにより、システム更新に関連した設定の手間を省くことができ、保守者の負荷が軽減される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、マスタサーバ装置において、各スレーブサーバ装置のプログラムの更新処理時間を利用して、グループ単位でサブマスタを決定するようにしている。
第2の実施形態は、マスタサーバ装置において、各スレーブサーバ装置のプログラムの更新処理時間を利用して、グループ単位でサブマスタを決定するようにしている。
図11は、第2の実施形態に係るマスタサーバ(M1)SV1の制御部21及びHDD27それぞれの要部構成を示すブロック図である。図11において、上記図9と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
HDD27には、更新時間管理テーブル275が設けられている。更新時間管理テーブル275は、各スレーブのサーバSV2〜SVnのプログラム更新時間を管理するためのテーブルである。更新時間管理テーブル275は、図11に示すように、サーバSV2〜SVnを識別するためのサーバIDと、ハードウェア種別と、プログラムの更新処理時間との対応関係を表すデータを記憶している。
サブマスタ決定部21cは、更新時間管理テーブル275に登録された各サーバSV2〜SVnの更新時間情報を参照し、この参照結果から例えば更新処理時間が900(sec)と最も短いサーバSV4をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV4のサーバID(A3)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
配信対象判定部21dは、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、グループ管理テーブル273を参照し、この参照結果に基づいて、各グループごとのサブマスタを判定する。
配信処理部21eは、上記配信対象判定部21dにより判定された各グループのサブマスタへ、更新プログラム、及びグループに属するサーバを示すスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
次に、上記構成における動作について説明する。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録を行う。その際、保守者は、保守端末MT1を通じて、物理的な設置情報をもとに、スレーブサーバ群をグループ分けし、グループ管理テーブル273を作成する。また、保守者は、保守端末MT1を通じて、各スレーブのサーバSV2〜SVnに対し、マスタサーバ(M1)SV1のサーバ情報登録を行う。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録を行う。その際、保守者は、保守端末MT1を通じて、物理的な設置情報をもとに、スレーブサーバ群をグループ分けし、グループ管理テーブル273を作成する。また、保守者は、保守端末MT1を通じて、各スレーブのサーバSV2〜SVnに対し、マスタサーバ(M1)SV1のサーバ情報登録を行う。
(サブマスタの決定)
ここで、例えばSIPの場合、起動時に各スレーブのサーバSV2〜SVnからマスタサーバ(M1)SV1に対し一定周期でREGISTERメッセージが送信され、REGISTERメッセージを受信したマスタサーバ(M1)SV1は、サーバIDをHDD27の更新時間情報管理テーブル275に登録する。
ここで、例えばSIPの場合、起動時に各スレーブのサーバSV2〜SVnからマスタサーバ(M1)SV1に対し一定周期でREGISTERメッセージが送信され、REGISTERメッセージを受信したマスタサーバ(M1)SV1は、サーバIDをHDD27の更新時間情報管理テーブル275に登録する。
例えばサーバSV2からREGISTERメッセージを受信したとする。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、更新時間情報管理テーブル275へのREGISTER処理を行い、REGISTERがOKであれば、サーバSV2にACK(登録OK)を返送する。
さらに、マスタサーバ(M1)SV1は、サーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをREGISTERしたサーバSV2に送信する。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し、そのなかのSDPのハードウェア種別情報を取り出し、更新時間情報管理テーブル275に登録する。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについて更新時間情報管理テーブル275へのハードウェア種別情報の登録が完了すると、更新時間情報管理テーブル275に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
(プログラムの更新処理)
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する。
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する。
マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新する。
そして、マスタサーバ(M1)SV1は、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル273を参照し、各グループにサブマスタが存在するか否かの判定を行う。ここで、サブマスタが存在する場合、マスタサーバ(M1)SV1は例えば各グループG1〜G3のサブマスタ(A2,B2,C1)へ、更新プログラム、及びグループに属するサーバを示すスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
ここで、サブマスタとなるサーバSV3は、マスタサーバ(M1)SV1から更新プログラムを受信した時、図示しないタイマを起動し、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。
そして、サーバSV3は、プログラム更新完了後、タイマで計時された更新処理時間をHDD42に保持し、スレーブサーバ情報に基づいて、例えば自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4へ、更新プログラムを含むプログラム更新指示を配信する。
サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4は、プログラム更新指示を受信する時、図示しないタイマを起動し、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。そして、サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4は、プログラムの更新が完了すると、更新処理時間情報を含めた更新完了メッセージをサブマスタのサーバSV3に通知する。
すると、サブマスタのサーバSV3は、自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4のプログラム更新処理が全て完了すると、HDD42に保持された更新処理時間情報を更新完了メッセージに含めて、当該更新完了メッセージを、スレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4の更新完了メッセージとともにマスタサーバSV1に通知する。
マスタサーバ(M1)SV1は、各サブマスタから更新完了メッセージを受信すると、更新完了メッセージに含まれる更新処理時間情報をサーバIDに対応付けて更新時間情報管理テーブル275に登録する。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについて更新時間情報管理テーブル275への更新処理時間情報の登録が完了すると、更新時間情報管理テーブル275に登録された各サーバSV2〜SVnの更新時間情報を参照し、この参照結果から例えば更新処理時間が最も短いサーバSV4をグループG1のサブマスタに決定し、グループ管理テーブル273中のサブマスタを「A2」から「A3」に更新する。
次回、マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新し、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル273を参照し、各グループG1〜G3のサブマスタ(A3,B2,C1)へ、更新プログラム、及びグループに属するサーバを示すスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
以上のように上記第2の実施形態によれば、マスタサーバ(M1)SV1は、スレーブのサーバSV2〜SVnから収集した各自のプログラム更新処理の時間情報を更新時間管理テーブル275に登録し、これら時間情報に基づいて各グループごとに最も更新処理時間が短いサーバ(A3)SV4を、次回のプログラム更新時のサブマスタとして効率良く決定できる。これにより、ハードウェア種別情報のみでなく、プログラムの更新処理時間も考慮してサブマスタを決定することで、例えば日時や通信トラフィック等に応じた最適なサブマスタを決定することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレス及びサブネットマスク情報に基づいて、同一サブネットの複数のサーバ装置が同じグループとなるように、グループ管理テーブルの生成または更新を実行する。
第3の実施形態は、複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレス及びサブネットマスク情報に基づいて、同一サブネットの複数のサーバ装置が同じグループとなるように、グループ管理テーブルの生成または更新を実行する。
図12は、第3の実施形態に係るマスタサーバ(M1)SV1の制御部21及びHDD27それぞれの要部構成を示すブロック図である。図12において、上記図9と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
HDD27には、場所管理テーブル276が設けられている。場所管理テーブル276は、各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報及び設置場所を管理するためのテーブルである。場所管理テーブル276は、図12に示すように、サーバSV2〜SVnを識別するためのサーバIDと、ハードウェア種別と、IPアドレスと、サブネットとの対応関係を表すデータを記憶している。なお、サブネットマスク情報について、例えば同じ地区の複数のサーバまたは同じ建造物内の複数のサーバに対しては、同一のサブネットマスク情報が割り当てられる。
また、制御部21は、能力問い合わせ部21a、登録制御部21b、サブマスタ決定部21c、配信対象判定部21d、配信処理部21e及びプログラム設定制御部21fの他に、グループ構築処理部21gをさらに備えている。
能力問い合わせ部21aは、起動中のサーバSV2〜SVnに対しハードウェア種別情報及びIPアドレス及びサブネット情報を、各サーバSV2〜SVnへの例えばSIPのOPTIONメッセージに挿入して送信する。
登録制御部21bは、問い合わせに対し返送されてくるACKの中のSDPに含まれるハードウェア種別情報及びIPアドレス及びサブネットマスク情報を取得し、これらハードウェア種別情報及びIPアドレス及びサブネットマスク情報を返送元のサーバSV2〜SVnのサーバIDに対応付けて場所管理テーブル276に登録する。
サブマスタ決定部21cは、場所管理テーブル276に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
配信対象判定部21dは、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、グループ管理テーブル273を参照し、この参照結果に基づいて、各グループごとのサブマスタを判定する。
配信処理部21eは、上記配信対象判定部21dにより判定された各グループのサブマスタへ、更新プログラム及びスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
プログラム設定制御部21fは、主メモリ23の交換プログラム23cが設定され、この設定された交換プログラム23cに従って、例えばコールピックアップ機能やACDログイン機能等を実行する。また、プログラム設定制御部21fは、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新する。
グループ構築処理部21gは、場所管理テーブル276に登録された各サーバSV2〜SVnのIPアドレス及びサブネットマスク情報に基づいて、同一サブネット「255.255.248.0」の複数のサーバ(A1,A2,A3)SV2、SV3,SV4が同じグループG1となるように、グループ管理テーブル273の登録処理を行う。
次に、上記構成における動作について説明する。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録のみを行う。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録のみを行う。
(グループの生成及びサブマスタの決定)
ここで、例えばSIPの場合、マスタサーバ(M1)SV1は、例えばサーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをサーバSV2に送信する。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し、そのなかのSDPのハードウェア種別情報及びIPアドレス及びサブネットマスク情報を取り出し、場所管理テーブル276に登録する。
ここで、例えばSIPの場合、マスタサーバ(M1)SV1は、例えばサーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをサーバSV2に送信する。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し、そのなかのSDPのハードウェア種別情報及びIPアドレス及びサブネットマスク情報を取り出し、場所管理テーブル276に登録する。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについて場所管理テーブル276への情報の登録が完了すると、場所管理テーブル276に登録された各サーバSV2〜SVnのIPアドレス及びサブネットマスク情報を参照し、この参照結果から同一サブネット「255.255.248.0」の複数のサーバ(A1,A2,A3)SV2、SV3,SV4をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録し、同一サブネット「255.255.0.0」の複数のサーバ(B1,B2)SV5,SV6をグループG2に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
また、マスタサーバ(M1)SV1は、場所管理テーブル276に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
(プログラムの更新処理)
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する。
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する。
マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新用プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新する。
そして、マスタサーバ(M1)SV1は、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル273を参照し、各グループにサブマスタが存在するか否かの判定を行う。ここで、サブマスタが存在する場合、マスタサーバ(M1)SV1は例えば各グループG1〜G3のサブマスタ(A2,B2,C1)へ、更新プログラム及びスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
ここで、サブマスタとなるサーバSV3は、マスタサーバ(M1)SV1から更新プログラムを受信した時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。
そして、サーバSV3は、プログラム更新完了後、スレーブサーバ情報に基づいて、例えば自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4へ、更新プログラムを含むプログラム更新指示を配信する。
サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4は、プログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。そして、サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4は、プログラムの更新が完了すると、更新完了メッセージをサブマスタのサーバSV3に通知する。
すると、サブマスタのサーバSV3は、自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4のプログラム更新処理が全て完了すると、更新完了メッセージをマスタサーバSV1に通知する。
マスタサーバ(M1)SV1は、グループ管理テーブル273中の全スレーブのプログラム更新が正常に完了した場合に、保守端末MT1に対し更新完了通知を行う。
以上のように上記第3の実施形態によれば、マスタサーバSV1は、スレーブのサーバSV2〜SVnにそれぞれ割り当てられるIPアドレス及びサブネットマスク情報を利用して、同一サブネットのサーバSV2,SV3,SV4が同じグループG1となるように、自動的にグループ化することができ、これにより設定上における保守者の負担をさらに軽減できる。
なお、第3の実施形態では、IPアドレス及びサブネットマスク情報を利用する例について説明したが、例えばIPアドレスのみでサーバSV2〜SVnの設置場所を特定できる場合に、IPアドレスを利用して、スレーブのサーバSV2〜SVnをグループ化するようにしてもよい。
(第3の実施形態の変形例)
第3の実施形態の変形例は、各スレーブサーバ装置にGPS受信機を備える場合に、各スレーブサーバ装置の位置情報を利用してグループ化するものである。
第3の実施形態の変形例は、各スレーブサーバ装置にGPS受信機を備える場合に、各スレーブサーバ装置の位置情報を利用してグループ化するものである。
図13は、第3の実施形態の変形例に係るマスタサーバ(M1)SV1の制御部21及びHDD27それぞれの要部構成、及び各サーバSV2〜SVnにGPS受信機を備えた例を示すブロック図である。図13において、上記図9と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
HDD27には、位置情報管理テーブル277が設けられている。位置情報管理テーブル277は、各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報及び設置場所を管理するためのテーブルである。位置情報管理テーブル277は、図12に示すように、サーバSV2〜SVnを識別するためのサーバIDと、ハードウェア種別と、位置情報(緯度経度)との対応関係を表すデータを記憶している。
各サーバSV2〜SVnには、GPS受信機R2〜Rnが備えられている。GPS受信機R2〜Rnは、GPS衛星STからの信号を受信できた場合に、受信信号から位置情報を生成し、この位置情報をHDD42に記憶する。
次に、上記構成における動作について説明する。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録のみを行う。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録のみを行う。
(グループの生成及びサブマスタの決定)
ここで、例えばSIPの場合、マスタサーバ(M1)SV1は、例えばサーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをサーバSV2に送信する。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し、そのなかのSDPのハードウェア種別情報及びGPSによる位置情報を取り出し、位置情報管理テーブル277に登録する。
ここで、例えばSIPの場合、マスタサーバ(M1)SV1は、例えばサーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをサーバSV2に送信する。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し、そのなかのSDPのハードウェア種別情報及びGPSによる位置情報を取り出し、位置情報管理テーブル277に登録する。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについて位置情報管理テーブル277への情報の登録が完了すると、位置情報管理テーブル277に登録された各サーバSV2〜SVnの位置情報(緯度経度)を参照し、この参照結果から例えばマスタサーバ(M1)SV1を中心に500m範囲内の複数のサーバ(A1,A2,A3)SV2、SV3,SV4をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録し、マスタサーバ(M1)SV1を中心に1km範囲内の複数のサーバ(B1,B2)SV5,SV6をグループG2に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
また、マスタサーバ(M1)SV1は、位置情報管理テーブル277に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル273に登録する。
このように第3の実施形態の変形例であっても、マスタサーバSV1は、スレーブのサーバSV2〜SVnにそれぞれの位置情報を利用して、複数のサーバSV2〜SVnを自動的にグループ化することができ、これにより設定上における保守者の負担をさらに軽減できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、各グループごとのプログラムの更新完了時間情報を保持し、更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたグループを2つのグループに分割したものである。
第4の実施形態は、各グループごとのプログラムの更新完了時間情報を保持し、更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたグループを2つのグループに分割したものである。
図14は、第4の実施形態に係るマスタサーバ(M1)SV1の制御部21及びHDD27それぞれの要部構成を示すブロック図である。
HDD27には、処理能力管理テーブル278及び新たに再構築可能なグループ管理テーブル279が設けられている。処理能力管理テーブル278は、各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報及びプログラムの更新に要する時間を管理するためのテーブルである。処理能力管理テーブル278は、図14に示すように、サーバSV2〜SVnを識別するためのサーバIDと、ハードウェア種別と、プログラムのダウンロード時間と、更新処理時間との対応関係を表すデータを記憶している。なお、ダウンロード時間は、マスタサーバSV1からのプログラムの配信時からスレーブへの到達時までに要する時間である。
また、制御部21は、能力問い合わせ部21a、登録制御部21b、サブマスタ決定部21c、配信対象判定部21d、配信処理部21e及びプログラム設定制御部21fの他に、グループ再構築処理部21hをさらに備えている。
サブマスタ決定部21cは、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル279に登録する。
グループ構築処理部21gは、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのダウンロード時間及び更新処理時間を参照し、各グループの総更新処理時間情報を算出し、グループ管理テーブル279に登録する。その後、グループ構築処理部21gは、全グループの平均総更新処理時間を算出し、その平均時間に対して保守者が設定した閾値を超えて乖離したグループが存在するか否かを判定する。そして、閾値を超えて処理時間を要したグループが存在した場合、そのグループに属するスレーブサーバ群をさらに2分割し、別々のグループとして再構築し、グループ管理テーブル279を更新する。
さらに、サブマスタ決定部21cは、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、再構築されたグループのサブマスタを決定し、グループ管理テーブル279を更新する。
次に、上記構成における動作について説明する。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録を行う。その際、保守者は、保守端末MT1を通じて、物理的な設置情報をもとに、スレーブサーバ群をグループ分けし、グループ管理テーブル279を作成する。また、保守者は、保守端末MT1を通じて、各スレーブのサーバSV2〜SVnに対し、マスタサーバ(M1)SV1のサーバ情報登録を行う。
(グループ管理テーブルの作成)
保守者は、まずマスタとなるサーバSV1を決定し、保守端末MT1を通じてマスタサーバ(M1)SV1内にスレーブとなるサーバSV2〜SVnのサーバ情報登録を行う。その際、保守者は、保守端末MT1を通じて、物理的な設置情報をもとに、スレーブサーバ群をグループ分けし、グループ管理テーブル279を作成する。また、保守者は、保守端末MT1を通じて、各スレーブのサーバSV2〜SVnに対し、マスタサーバ(M1)SV1のサーバ情報登録を行う。
(サブマスタの決定)
ここで、例えばSIPの場合、起動時に各スレーブのサーバSV2〜SVnからマスタサーバ(M1)SV1に対し一定周期でREGISTERメッセージが送信され、REGISTERメッセージを受信したマスタサーバ(M1)SV1は、サーバIDをHDD27の処理能力管理テーブル278に登録する。
ここで、例えばSIPの場合、起動時に各スレーブのサーバSV2〜SVnからマスタサーバ(M1)SV1に対し一定周期でREGISTERメッセージが送信され、REGISTERメッセージを受信したマスタサーバ(M1)SV1は、サーバIDをHDD27の処理能力管理テーブル278に登録する。
例えばサーバSV2からREGISTERメッセージを受信したとする。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、更新時間情報管理テーブル275へのREGISTER処理を行い、REGISTERがOKであれば、サーバSV2にACK(登録OK)を返送する。
さらに、マスタサーバ(M1)SV1は、サーバSV2の能力を問い合わせるためにOPTIONSをREGISTERしたサーバSV2に送信する。そうするとマスタサーバ(M1)SV1は、OPTIONSに対する応答を受信し、そのなかのSDPのハードウェア種別情報を取り出し、処理能力管理テーブル278に登録する。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについて処理能力管理テーブル278へのハードウェア種別情報の登録が完了すると、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、この参照結果から例えばHighend型のサーバSV3をグループG1のサブマスタに決定し、サーバSV3のサーバID(A2)をグループG1に対応付けてグループ管理テーブル279に登録する。
(プログラムの更新処理)
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する。
保守者が保守端末MT1を通じ、マスタサーバSV1に対してプログラム更新指示を入力したとする。そうすると、保守端末MT1は、交換プログラム23cのバージョン番号及び交換プログラム23c中のどの機能を「使用可」または「使用不可」にするかを入力するためのメッセージを表示器(図示せず)に表示する。この状態で、保守者が保守端末MT1のキーボードを操作して交換プログラム23cのバージョン番号を入力し、「コールフォワード機能」を「使用可」に設定し、「テレビ会議機能」を「使用可」に設定したとする。そうすると、保守端末MT1は、更新プログラムを含む更新指示をマスタサーバ(M1)SV1に通知する。
マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新用プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新する。
そして、マスタサーバ(M1)SV1は、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル279を参照し、各グループにサブマスタが存在するか否かの判定を行う。ここで、サブマスタが存在する場合、マスタサーバ(M1)SV1は例えば各グループG1〜G3のサブマスタ(A2,B2,C1)へ、更新プログラム及びスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
ここで、サブマスタとなるサーバSV3は、マスタサーバ(M1)SV1から更新プログラムを受信した時、図示しないタイマを起動し、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。
そして、サーバSV3は、プログラム更新完了後、マスタサーバSV1からの配信時から到達時までのダウンロード時間とタイマで計時された更新処理時間をHDD42に保持し、スレーブサーバ情報に基づいて、例えば自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4及びサーバ(A4)SV10へ、更新プログラムを含むプログラム更新指示を配信する。
サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4及びサーバ(A4)SV10は、プログラム更新指示を受信する時、図示しないタイマを起動し、主メモリ23の交換プログラム23cを更新プログラムに更新し、HDD42のプログラム設定テーブル421を更新する。そして、サーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4及びサーバ(A4)SV10は、プログラムの更新が完了すると、マスタサーバSV1からのプログラム配信時から到達時までのダウンロード時間と更新処理時間情報を含めた更新完了メッセージをサブマスタのサーバ(A2)SV3に通知する。
すると、サブマスタのサーバSV3は、自グループG1に属するスレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4及びサーバ(A4)SV10のプログラム更新処理が全て完了すると、HDD42に保持された更新処理時間情報を更新完了メッセージに含めて、当該更新完了メッセージを、スレーブのサーバ(A1)SV2及びサーバ(A3)SV4及びサーバ(A4)SV10の更新完了メッセージとともにマスタサーバSV1に通知する。
マスタサーバ(M1)SV1は、各サブマスタから更新完了メッセージを受信すると、更新完了メッセージに含まれるダウンロード時間及び更新処理時間情報をサーバIDに対応付けて処理能力管理テーブル278に登録する。
マスタサーバ(M1)SV1は、全てのスレーブのサーバSV2〜SVnについて処理能力管理テーブル278へのダウンロード時間及び更新処理時間情報の登録が完了すると、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのダウンロード時間及び更新処理時間を参照し、各グループの総更新処理時間情報を算出し、グループ管理テーブル279に登録する。
その後、マスタサーバ(M1)SV1は、グループ構築処理部21gにより、全グループの平均総更新処理時間を算出し、その平均時間に対して保守者が設定した閾値を超えて乖離したグループが存在するか否かを判定する。そして、閾値を超えて処理時間を要したグループG1が存在した場合、そのグループに属するスレーブサーバ群をさらに2分割し、別々のグループ(G1,G2)として再構築し、グループG1にサーバ(A1,A2)SV2,SV3が属し、グループG2にサーバ(A3,A4)SV4,SV10が属するように、グループ管理テーブル279を更新する。
さらに、マスタサーバ(M1)SV1は、サブマスタ決定部21cにより、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのハードウェア種別情報を参照し、再構築されたグループG1のサブマスタを「A2」に決定するとともに、グループG2のサブマスタを「A3」に決定し、グループ管理テーブル279を更新する。
次回、マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新用プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新し、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル279を参照し、各グループG1〜G4のサブマスタ(A2,A3,B2,C1)へ、更新プログラム及びスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
以上のように上記第4の実施形態によれば、マスタサーバ(M1)SV1は、更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたグループG1を2つのグループ(G1,G2)に分割するようにしているので、プログラムの更新完了時間が長時間に及ぶグループについては、分割グループG1,G2間でプログラム更新処理を並行して行うことができ、これにより比較的短時間でプログラム更新処理を完了することができる。
(第4の実施形態の変形例)
第4の実施形態の変形例は、各グループごとのプログラムの更新完了時間情報を保持し、更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたスレーブサーバ装置を別の1グループに属させるようにしたものである。
第4の実施形態の変形例は、各グループごとのプログラムの更新完了時間情報を保持し、更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたスレーブサーバ装置を別の1グループに属させるようにしたものである。
グループ構築処理部21gは、処理能力管理テーブル278に登録された各サーバSV2〜SVnのダウンロード時間及び更新処理時間を参照し、ダウンロード時間及び更新処理時間が保守者が設定した閾値を超えたか否かを判定する。そして、閾値を超えて処理時間を要したサーバが存在した場合、当該サーバを別のグループに属させる。
次に、上記構成における動作について説明する。
マスタサーバ(M1)SV1は、グループ構築処理部21gにより、ダウンロード時間及び更新処理時間が閾値を超えるか否かを判定する。そして、閾値を超えて処理時間を要したサーバ(P1)SV12が存在した場合、新たなグループGxxを構築し、グループGxxにサーバSV12が属するように、グループ管理テーブル279を更新する。
マスタサーバ(M1)SV1は、グループ構築処理部21gにより、ダウンロード時間及び更新処理時間が閾値を超えるか否かを判定する。そして、閾値を超えて処理時間を要したサーバ(P1)SV12が存在した場合、新たなグループGxxを構築し、グループGxxにサーバSV12が属するように、グループ管理テーブル279を更新する。
次回、マスタサーバ(M1)SV1は、保守端末MT1からプログラム更新指示を受信する時、主メモリ23の交換プログラム23cを更新用プログラムに更新し、HDD27のプログラム設定テーブル271を更新し、プログラム更新完了後、グループ管理テーブル279を参照し、各グループG1〜G4,Gxxのサブマスタ(A2,A3,B2,C1,P1)へ、更新プログラム、及びグループに属するサーバを示すスレーブサーバ情報を含むプログラム更新指示を配信する。
このように上記第4の実施形態の変形例によれば、プログラムの更新指示の送出時からプログラムの更新完了時までの時間が最も長いサーバSV12を他のサーバとは別に1つのグループGxxに属させて、マスタサーバ(M1)SV1から各グループのサブマスタ(A2,A3,B2,C1,P1)へプログラム更新指示を並行に転送することで、プログラムの更新処理を比較的短時間で完了することができるとともに、サーバSV1〜SVnをグループ化する際のグループの決定を効率良く行うことができる。
(その他の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態では、ハードウェア種別情報またはプログラムの更新処理時間を利用して、サブマスタを決定する例について説明したが、日時や通信トラフィック等の他の条件を用いて、サブマスタを決定するようにしてもよい。
上記第1及び第2の実施形態では、ハードウェア種別情報またはプログラムの更新処理時間を利用して、サブマスタを決定する例について説明したが、日時や通信トラフィック等の他の条件を用いて、サブマスタを決定するようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、IPアドレス及びサブネットマスク情報を利用して、グループを構築する例について説明したが、日時や通信トラフィック等の他の条件を用いて、グループを構築するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…IP網、21…制御部、22…ノースブリッジ、23…主メモリ、24…ビデオコントローラ、25…表示部、26…サウスブリッジ、27…HDD(Hard Disk Drive)、28…マルチドライブ、29…LANコントローラ、30…インタフェース部、31…PCカードコントローラ、33…BIOS−ROM(Basic Input/Output System ROM)、21a…能力問い合わせ部、21b…登録制御部、21c…サブマスタ決定部、21d…配信対象判定部、21e…配信処理部、21f…プログラム設定制御部、271…プログラム設定テーブル、272…ハードウェア種別情報記憶部、273…グループ管理テーブル、274…サーバ−ハードウェア管理テーブル、41a…情報返送部、41b…プログラム更新制御部、41c…配信対象判定部、41d…配信処理部、T11〜T1i,T21〜T2m,Tn1〜Tnk…IP電話端末、SV1〜SVn…サーバ、NW1,NW2…公衆網、GW1,GW2…ゲートウェイ。
Claims (24)
- 複数の通信端末間の交換処理に係るプログラムが設定可能で、設定されたプログラムによる処理を実行するプログラム設定部を有する複数のサーバ装置を備え、前記複数のサーバ装置間を通信ネットワークを介して接続する通信システムにおいて、
前記複数のサーバ装置のうち少なくとも1つとなる第1のサーバ装置は、
残りの複数のサーバ装置を複数のグループに分け、当該グループと、前記サーバ装置とを対応付けたグループ管理テーブルを記憶する記憶手段と、
予め設定された条件に基づいて、前記グループ管理テーブル中の各グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定し、前記グループに対応付けて前記グループ管理テーブルに記憶する決定手段と、
前記プログラムを更新するとき、前記グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、更新用プログラム、及びグループに属するサーバ装置を示すサーバ情報を含むプログラム更新指示を各グループの第2のサーバ装置へ送信する送信手段とを具備し、
前記第2のサーバ装置は、
前記第1のサーバ装置から前記プログラム更新指示を受信する時、前記プログラム設定部に設定されているプログラムを前記プログラム更新指示に含まれる更新用プログラムに更新した後、前記サーバ情報に基づいて、同一グループ内の複数のサーバ装置へ更新用プログラムを送信して前記プログラム設定部のプログラムを更新用プログラムに更新させる更新制御手段を備える通信システム。 - 前記複数のサーバ装置は、使用可能なハードウェア回路またはメモリ容量に関するハードウェア種別情報を記憶し、
前記決定手段は、前記条件として、各グループごとの複数のサーバ装置からハードウェア種別情報を収集し、これら複数のハードウェア種別情報のうち最も性能の高いハードウェア種別情報に対応するサーバ装置を第2のサーバ装置に決定する請求項1記載の通信システム。 - 前記決定手段は、前記条件として、各グループごとに、各サーバ装置のプログラム更新処理の時間情報を蓄積し、各グループにおいて最も更新処理時間が短いサーバ装置を、次回のプログラム更新時の第2のサーバ装置に決定する請求項1記載の通信システム。
- 前記第1のサーバ装置は、予め設定された条件に基づいて、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行するグループ生成手段をさらに備える請求項1記載の通信システム。
- 前記グループ生成手段は、前記条件の判断に、測位衛星信号及び前記複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレスの少なくとも1つを用いる請求項4記載の通信システム。
- 前記グループ生成手段は、前記条件として、前記複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレス及びサブネットマスク情報に基づいて、同一サブネットの複数のサーバ装置が同じグループとなるように、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行する請求項4記載の通信システム。
- 前記グループ生成手段は、前記条件として、各グループごとの前記プログラムの更新完了時間情報を保持し、前記更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたグループを複数グループに分割し、
前記決定手段は、予め設定された条件に基づいて、分割グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定し、
前記送信手段は、前記プログラムを更新するとき、前記グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、前記プログラム更新指示を各分割グループの第2のサーバ装置へ送信する請求項4記載の通信システム。 - 前記グループ生成手段は、前記条件として、前記プログラムの更新指示の送出時から前記プログラムの更新完了時までの時間が最も長いサーバ装置を検出し、当該サーバ装置を1つのグループに対応付けるように、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行する請求項4記載の通信システム。
- 複数の通信端末が登録される管理サーバ装置において、
複数の通信端末間の交換処理に係るプログラムが設定可能で、設定されたプログラムによる処理を実行する複数のサーバ装置を複数のグループに分け、当該グループと、前記サーバ装置とを対応付けたグループ管理テーブルを記憶する記憶手段と、
予め設定された条件に基づいて、前記グループ管理テーブル中の各グループごとに代表のサーバ装置を決定し、前記グループに対応付けて前記グループ管理テーブルに記憶する決定手段と、
前記プログラムを更新するとき、前記グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、更新用プログラム、及びグループに属するサーバ装置を示すサーバ情報を含むプログラム更新指示を各グループの代表のサーバ装置へ送信する送信手段とを具備する管理サーバ装置。 - 前記決定手段は、前記条件として、各グループごとの複数のサーバ装置から使用可能なハードウェア回路またはメモリ容量に関するハードウェア種別情報を収集し、これら複数のハードウェア種別情報のうち最も性能の高いハードウェア種別情報に対応するサーバ装置を代表のサーバ装置に決定する請求項9記載の管理サーバ装置。
- 前記決定手段は、前記条件として、各グループごとに、各サーバ装置のプログラム更新処理の時間情報を蓄積し、各グループにおいて最も更新処理時間が短いサーバ装置を、次回のプログラム更新時の代表のサーバ装置に決定する請求項9記載の管理サーバ装置。
- 予め設定された条件に基づいて、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行するグループ生成手段をさらに備える請求項9記載の管理サーバ装置。
- 前記グループ生成手段は、前記条件の判断に、測位衛星信号及び前記複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレスの少なくとも1つを用いる請求項12記載の管理サーバ装置。
- 前記グループ生成手段は、前記条件として、前記複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレス及びサブネットマスク情報に基づいて、同一サブネットの複数のサーバ装置が同じグループとなるように、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行する請求項12記載の管理サーバ装置。
- 前記グループ生成手段は、前記条件として、各グループごとの前記プログラムの更新完了時間情報を保持し、前記更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたグループを複数グループに分割し、
前記決定手段は、予め設定された条件に基づいて、分割グループごとに代表のサーバ装置を決定し、
前記送信手段は、前記プログラムを更新するとき、前記グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、前記プログラム更新指示を各分割グループの代表のサーバ装置へ送信する請求項12記載の管理サーバ装置。 - 前記グループ生成手段は、前記条件として、前記プログラムの更新指示の送出時から前記プログラムの更新完了時までの時間が最も長いサーバ装置を検出し、当該サーバ装置を1つのグループに対応付けるように、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行する請求項12記載の管理サーバ装置。
- 複数の通信端末間の交換処理に係るプログラムが設定可能で、設定されたプログラムによる処理を実行するプログラム設定部を有する複数のサーバ装置を備え、前記複数のサーバ装置間を通信ネットワークを介して接続する通信システムで使用されるプログラム更新制御方法において、
前記複数のサーバ装置のうち少なくとも1つとなる第1のサーバ装置は、
残りの複数のサーバ装置を複数のグループに分け、当該グループと、前記サーバ装置とを対応付けたグループ管理テーブルをメモリに記憶し、
予め設定された条件に基づいて、前記グループ管理テーブル中の各グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定し、前記グループに対応付けて前記グループ管理テーブルに記憶し、
前記プログラムを更新するとき、前記グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、更新用プログラム、及びグループに属するサーバ装置を示すサーバ情報を含むプログラム更新指示を各グループの第2のサーバ装置へ送信し、
前記第2のサーバ装置は、
前記第1のサーバ装置から前記プログラム更新指示を受信する時、前記プログラム設定部に設定されているプログラムを前記プログラム更新指示に含まれる更新用プログラムに更新した後、前記サーバ情報に基づいて、同一グループ内の複数のサーバ装置へ更新用プログラムを送信して前記プログラム設定部のプログラムを更新用プログラムに更新させるプログラム更新制御方法。 - 前記複数のサーバ装置は、使用可能なハードウェア回路またはメモリ容量に関するハードウェア種別情報を記憶し、
前記決定することは、前記条件として、各グループごとの複数のサーバ装置からハードウェア種別情報を収集し、これら複数のハードウェア種別情報のうち最も性能の高いハードウェア種別情報に対応するサーバ装置を第2のサーバ装置に決定する請求項17記載のプログラム更新制御方法。 - 前記決定することは、前記条件として、各グループごとに、各サーバ装置のプログラム更新処理の時間情報を蓄積し、各グループにおいて最も更新処理時間が短いサーバ装置を、次回のプログラム更新時の第2のサーバ装置に決定する請求項17記載のプログラム更新制御方法。
- 前記第1のサーバ装置は、予め設定された条件に基づいて、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行することをさらに備える請求項17記載のプログラム更新制御方法。
- 前記生成することは、前記条件の判断に、測位衛星信号及び前記複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレスの少なくとも1つを用いる請求項20記載のプログラム更新制御方法。
- 前記生成することは、前記条件として、前記複数のサーバ装置にそれぞれ割り当てられるIP(Internet Protocol)アドレス及びサブネットマスク情報に基づいて、同一サブネットの複数のサーバ装置が同じグループとなるように、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行する請求項20記載のプログラム更新制御方法。
- 前記生成することは、前記条件として、各グループごとの前記プログラムの更新完了時間情報を保持し、前記更新完了時間情報が予め設定された閾値を超えたグループを複数グループに分割し、
前記決定することは、予め設定された条件に基づいて、分割グループごとに代表とする第2のサーバ装置を決定し、
前記送信することは、前記プログラムを更新するとき、前記グループ管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて、前記プログラム更新指示を各分割グループの第2のサーバ装置へ送信する請求項20記載のプログラム更新制御方法。 - 前記生成することは、前記条件として、前記プログラムの更新指示の送出時から前記プログラムの更新完了時までの時間が最も長いサーバ装置を検出し、当該サーバ装置を1つのグループに対応付けるように、前記グループ管理テーブルの生成または更新を実行する請求項20記載のプログラム更新制御方法。
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JP2012093347A JP2013223094A (ja) | 2012-04-16 | 2012-04-16 | 通信システム、管理サーバ装置及びプログラム更新制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016532222A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-10-13 | シャオミ・インコーポレイテッド | グレースケールアップグレードの方法および装置 |
JP2017111509A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | キヤノン株式会社 | 制御装置、制御方法、通信システム及びプログラム |
JP2017146800A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 株式会社デンソー | 車載制御装置、及び車載制御装置を含む車載ネットワーク |
US9886258B2 (en) | 2014-08-12 | 2018-02-06 | Xiaomi Inc. | Method and device for grayscale-upgrading |
JP7494712B2 (ja) | 2020-11-27 | 2024-06-04 | 株式会社デンソー | 電子制御装置、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、及び電子制御システム |
-
2012
- 2012-04-16 JP JP2012093347A patent/JP2013223094A/ja active Pending
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