JP2013222801A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性メモリを有する半導体装置を容易に作成すること。
【解決手段】ROM12bのROMセルCMa0,CMa1は、SRAM12aのCSa0,CSa1を形成するための基本メモリセルを用いて形成される。ROMセルCMa0において、トランジスタT3とトランジスタT5の間の接続点と、トランジスタT4とトランジスタT&の間の接続点は低電位配線VSSに接続される。トランジスタT5,T6のソース端子はビット線対BLa0,BLa0xに接続され、トランジスタT3,T4の第2端子はビット線対BLa1,BLa1xに接続される。トランジスタT5,T6のゲート端子は、1個のデータにしたがってワード線WLa0又は低電位配線VSSに接続され、トランジスタT3,T4のゲート端子は、1個のデータにしたがってワード線WLa0又は低電位配線VSSに接続される。
【選択図】図13

Description

半導体装置に関する。
マスタースライス方式は、ユーザの要望(仕様)に応じた半導体装置(チップ)を短期間で提供する。マスタースライス方式に用いられるマスタ基板は、規則的な配置で形成された複数の基本セルを有している。製造工程(スライス工程)において、マスタ基板上に、回路構成に応じた配線を形成し、仕様に応じた回路を含む半導体装置が形成される。メモリを含む回路を有する半導体装置は、基本セルや専用のセルを用いて形成される(例えば、特許文献1,2参照)。
特開昭62−248249号公報 特開平6−196664号公報
ところで、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)や不揮発性メモリ(ROM)等のメモリを含む半導体装置を容易に作成することが望まれている。
本発明の一観点によれば、不揮発性メモリを有する半導体装置であって、前記不揮発性メモリは、複数の基本メモリセルを含み、前記基本メモリセルは、第1導電型であり、第1端子となる拡散層が連続する領域として形成された第1及び第2のトランジスタと、第1端子となる拡散層が連続する領域として形成された第3及び第4のトランジスタを含み、前記第1〜第4のトランジスタの第1端子は低電位配線に接続され、前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの第2端子は第1のビット線対にそれぞれ接続され、前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの第2端子は第2のビット線対にそれぞれ接続され、前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの何れか一方の制御端子はワード線に接続され、何れか他方の制御端子は前記低電位配線に接続され、前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの何れか一方の制御端子はワード線に接続され、何れか他方の制御端子は前記低電位配線に接続される。
本発明の一観点によれば、不揮発性メモリを有する半導体装置を容易に作成することが可能となる。
(a)(b)は半導体装置の概略図である。 マスタ基板におけるチップの概略図である。 SRAMの概略を示すブロック図である。 ROMの概略を示すブロック図である。 SRAMのメモリセルの回路図である。 基本メモリセルのレイアウト図である。 SRAMのメモリセルのレイアウト図である。 (a)〜(c)はROMプログラムの一例を示す説明図である。 (a)〜(d)はROMプログラムの一例を示す説明図である。 ROMセルの設定を示す回路図である。 ROMセルの回路図である。 ROMセルのレイアウト図である。 (a)(b)はカラムセレクタの概略構成を示す説明図である。 基本セルのレイアウト図である。 カラムセレクタ及びセンスアンプのレイアウト図である。 カラムセレクタ及びセンスアンプの回路図である。 カラムセレクタ及びセンスアンプのレイアウト図である。 カラムセレクタ及びセンスアンプの回路図である。 SRAMの制御回路及び入出力回路のブロック回路図である。 ROMの制御回路及び出力回路のブロック回路図である。 (a)〜(c)は各種のメモリセルの回路図である。 別のSRAMの制御回路及び入出力回路のブロック回路図である。 別のROMの制御回路及び出力回路のブロック回路図である。
以下、一実施形態を図1〜図21にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、半導体装置10aの基板11aにはメモリ12aが形成されている。このメモリ12aは、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(Static Random Access Memory:SRAM)である。以後、単にSRAMと呼ぶ。
図1(b)に示すように、半導体装置10bの基板11bにはメモリ12bが形成されている。このメモリ12bは、不揮発性メモリ(ROM:Read Only Memory)である。以後、単にROMと呼ぶ。
これらの半導体装置10a,10bは、1枚のマスタ基板(例えばウェハ)、又は同一構成の基本メモリセルを含む2枚のマスタ基板により形成される。即ち、半導体装置10a,10bは、互いに同じバルクを含む。そして、SRAM12aとROM12bは、互いに同じ基本メモリセルを含むバルクを用いて形成されている。
図2に示すように、マスタ基板20には、例えばチップを形成する領域21が設定されている。このチップ領域21内の所定位置に設定された領域22には、基本メモリセルが形成されている。基本メモリセルは、6個のトランジスタを含む。また、チップ領域21内であって、領域22の外側の領域23には、ロジック回路等を形成するための基本セルが形成されている。基本セルは、2個のトランジスタを含む基本セル(2Trセル)、4個のトランジスタを含む基本セル(4Trセル)、8個のトランジスタを含む基本セル(8Trセル)等を含む。図1(a)に示すSRAM12aは、領域22内の基本メモリセルを含むメモリセルアレイと、領域23内の基本セルを含む回路(制御回路,入出力回路、等)を有する。同様に、図1(b)に示すROM12bは、領域22内の基本メモリセルを含むメモリセルアレイと、領域23内の基本セルを含む回路(制御回路,出力回路、等)を有する。図2には、SRAM12a又はROM12bのマクロが形成される領域を破線で示す。このように、1種類のマスタ基板を用いて、SRAM12aを含む半導体装置10aと、ROM12bを含む半導体装置10bが形成される。
次に、SRAM12a,ROM12b,基本メモリセル等の構成を説明する。
先ず、SRAM12aの概略構成を説明する。
図3に示すように、SRAM12aは、2個のマクロセル30a,30bを有している。両マクロセル30a,30bは互いに同様に構成されている。第1のマクロセル30aは、制御回路31aと、入出力回路32aと、メモリセルアレイ33aを含む。メモリセルアレイ33aは、複数のメモリセル(以下、SRAMセル)CSaを含む。同様に、第2のマクロセル30bは、制御回路31bと、入出力回路32bと、メモリセルアレイ33bを含む。メモリセルアレイ33bは、複数のSRAMセルCSbを含む。
図3において、メモリセルアレイ33aは4列のセル列を含み、各セル列は列方向(ビット線)に沿って配列された8個のSRAMセルCSaを含む。同様に、メモリセルアレイ33bは4列のセル列を含み、各セル列は列方向(ビット線)に沿って配列された8個のSRAMセルCSbを含む。そして、メモリセルアレイ33aのセル列とメモリセルアレイ33bのセル列は行方向(ワード線)に沿って交互に配置されている。
マクロセル30aの制御回路31aは、アドレス(ロウアドレス)に応じてワード線WLaを駆動する。入出力回路32aは、アドレス(カラムアドレス)に応じたビット線BLaを選択する。駆動されたワード線WLaと選択されたビット線BLaに接続されたSRAMセルCSaは、書き込み/読み出しの対象となる。入出力回路32aは、書き込み時において、書き込みデータに応じて選択されたビット線BLaの電位を制御する。対象のSRAMセルCSaは、ビット線BLaの電位に応じたデータを記憶する。読み出し時において、入出力回路32aは、対象のSRAMセルCSaに記憶されたデータに応じて変化するビット線の電位に応じたデータを出力する。
同様に、マクロセル30bの制御回路31bは、アドレス(ロウアドレス)に応じてワード線WLbを駆動する。入出力回路32bは、アドレス(カラムアドレス)に応じたビット線BLbを選択する。駆動されたワード線WLbと選択されたビット線BLbに接続されたSRAMセルCSbは、書き込み/読み出しの対象となる。入出力回路32bは、書き込み時に、書き込みデータに応じて選択されたビット線BLbの電位を制御する。対象のSRAMセルCSbは、ビット線BLbの電位に応じたデータを記憶する。また、入出力回路32bは、対象のSRAMセルCSbに記憶されたデータに応じて変化するビット線の電位に応じたデータを出力する。
ROM12bの概略構成を説明する。
図4に示すように、ROM12bは、2個のマクロセル40a,40bを有している。両マクロセル40a,40bは互いに同様に構成されている。第1のマクロセル40aは、制御回路41aと、出力回路42aと、メモリセルアレイ43aを含む。メモリセルアレイ43aは、複数のメモリセル(以下、ROMセル)CMaを含む。同様に、第2のマクロセル40bは、制御回路41bと、出力回路42bと、メモリセルアレイ43bを含む。メモリセルアレイ43bは、複数のROMセルCMbを含む。
図4において、メモリセルアレイ43aは4列のセル列を含む。各セル列は列方向(ビット線)に沿って配列された8個のROMセルSMaを含む。同様に、メモリセルアレイ43bは4列のセル列を含む。各セル列は列方向(ビット線)に沿って配列された8個のROMセルSMbを含む。そして、メモリセルアレイ43aのセル列とメモリセルアレイ43bのセル列は行方向(ワード線)に沿って交互に配置されている。
マクロセル40aの制御回路41aは、アドレス(ロウアドレス)に応じてワード線WLaを駆動する。出力回路42aは、アドレス(カラムアドレス)に応じたビット線BLaを選択する。駆動されたワード線WLaと選択されたビット線BLaに接続されたROMセルCMaは、読み出しの対象となる。出力回路42aは、対象のROMセルCMaに記憶されたデータに応じて変化するビット線の電位に応じたデータを出力する。
同様に、マクロセル40bの制御回路41bは、アドレス(ロウアドレス)に応じてワード線WLbを駆動する。出力回路42bは、アドレス(カラムアドレス)に応じたビット線BLbを選択する。駆動されたワード線WLbと選択されたビット線BLbに接続されたROMセルCMbは、書き込み/読み出しの対象となる。出力回路42bは、対象のROMセルCMbに記憶されたデータに応じて変化するビット線の電位に応じたデータを出力する。
次に、基板上に形成される基本メモリセルを説明する。
基本メモリセルは複数のトランジスタを含み、これらのトランジスタは、SRAMのメモリセルを好適に形成可能に配置されている。したがって、先ず、SRAMのメモリセルについて説明する。
図5に示すように、SRAMセルCSa0,CSa1,CSb0,CSb1は行列状に配列されている。SRAMセルCSa0,CSa1は図3に示すメモリセルアレイ33aに含まれ、SRAMセルCSb0,CSb1はメモリセルアレイ33bに含まれる。
SRAMセルCSa0は、6個のトランジスタT1〜T6を有している。トランジスタT1,T2は第2の導電型のPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタ)であり、トランジスタT3〜6は第1の導電型のNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタ)である。
トランジスタT1及びトランジスタT2のソース端子は高電位電圧VDDが供給される配線(以下、単に高電位配線VDDという)に接続されている。トランジスタT1のドレイン端子はトランジスタT3のドレイン端子に接続され、トランジスタT2のドレイン端子はトランジスタT4のドレイン端子に接続されている。トランジスタT3及びトランジスタT4のソース端子は低電位電圧VSSが供給される配線(以下、単に低電位配線VSSという)に接続されている。
トランジスタT1のゲート端子(制御端子)はトランジスタT3のゲート端子と接続され、トランジスタT2のゲート端子はトランジスタT4のゲート端子に接続されている。
トランジスタT1のドレイン端子とトランジスタT3のドレイン端子との間の記憶ノードN1はトランジスタT2及びトランジスタT4のゲート端子に接続されている。トランジスタT2のドレイン端子とトランジスタT4のドレイン端子との間の記憶ノードN2はトランジスタT1及びトランジスタT3のゲート端子に接続されている。
記憶ノードN1はトランジスタT5の第1端子(ソース端子又はドレイン端子)に接続され、トランジスタT5の第2端子(ドレイン端子又はソース端子)はビット線BLa0に接続されている。記憶ノードN2はトランジスタT6の第1端子(ソース端子又はドレイン端子)に接続され、トランジスタT6の第2端子(ドレイン端子又はソース端子)はビット線BLa0xに接続されている。トランジスタT5及びトランジスタT6のゲート端子はワード線WLa0に接続されている。
ビット線対BLa0,BLa0xは、データ読み出し時に高電位電圧VDDにプリチャージされる。そして、ワード線WLの電位に応じてトランジスタT5及びトランジスタT6がオンすると、ビット線対BLa0,BLa0xの電位は、記憶ノードN1,N2の電位に応じて変化する。例えば、ノードN1が高電位電圧VDDレベル(Hレベル)、ノードN2が低電位電圧VSSレベル(Lレベル)のとき、トランジスタT1,T4はオンし、トランジスタT2,T3はオフする。オンしたトランジスタT1により、ビット線BLa0の電位はHレベルに保持される。一方、オンしたトランジスタT4は、ビット線BLa0xをLレベルへと変化させる。このような動作により、SRAMセルCSa0に記憶されたデータに応じてビット線対BLa0,BLa0xの電位が変化する。
各SRAMセルCSa1,CSb0,CSb1は、SRAMセルCSa0と同様に、トランジスタT1〜T6を有している。SRAMセルCSa1において、トランジスタT5の第2端子はビット線BLa0に接続され、トランジスタT6の第2端子は反転ビット線BLa0xに接続され、トランジスタT5,T6のゲート端子はワード線WLa1に接続されている。SRAMセルCSb0において、トランジスタT5の第2端子はビット線BLb0に接続され、トランジスタT6の第2端子は反転ビット線BLb0xに接続され、トランジスタT5,T6のゲート端子はワード線WLb0に接続されている。SRAMセルCSb1において、トランジスタT5の第2端子はビット線BLb0に接続され、トランジスタT6の第2端子は反転ビット線BLb0xに接続され、トランジスタT5,T6のゲート端子はワード線WLb1に接続されている。
なお、トランジスタT1,T2は負荷トランジスタ、トランジスタT3,T4はドライブトランジスタ、トランジスタT5,T6はトランスファトランジスタと呼ばれる。以降の説明において、各トランジスタT1〜T6を区別するためにこれらの名称を用いることがある。
次に、基本メモリセルを説明する。
図6に示すように、複数(図6において4個)の基本メモリセルBMは、行列状(マトリックス状)に配置される。個々の基本メモリセルBMを区別する場合に、それぞれの符号をBM00,BM01,BM10,BM11とする。列方向(図6において上下方向)に隣接する基本メモリセルBM00,BM01(BM10,BM11)は、互いに鏡面対称に配置されている。図3,図4に示すメモリセルアレイ33a,33b,43a,43bは、図6に示すように配列された複数の基本メモリセルBM(BM00〜BM11)に対して配線等を付加することにより形成される。各基本メモリセルBM00〜BM11は同様に配置されているため、図6において左下の基本メモリセルBM00について説明する。
基本メモリセルBM00は、6個のトランジスタT1〜T6を含む。なお、図6における一点鎖線は、基本メモリセルBM00に含まれる素子を便宜上区分けするために記載したものである。
各トランジスタT1〜T6は、ゲート配線G1〜G6と、そのゲート配線を挟むように形成される2個の拡散層(拡散領域)D1b〜D6b、D1c〜D6cを有している。各ゲート配線G1〜G6は例えば多結晶シリコン(ポリシリコン)である。トランジスタT1,T2の拡散層D1a,D1b,D2a,D2bは、半導体基板に例えばホウ素(B)やアルミニウム(Al)などの不純物(アクセプタ)を添加したP型導電領域である。トランジスタT3〜T6の拡散層D3a,D3b〜D6a,D6bは、半導体基板に例えばリン(P),ヒ素(As),アンチモン(Sb)等の不純物(ドナー)を添加したN型導電領域である。
トランジスタT1のゲート端子G1とトランジスタT3のゲート端子G3は1つの直線に沿って延びるように形成され、互いに接続されている。そして、両トランジスタT1,T3のゲート端子G1,G3の間にはコンタクトC1が形成されている。図5に示すように、PMOSトランジスタであるトランジスタT1と、NMOSトランジスタであるトランジスタT3は、ゲート端子とドレイン端子が互いに接続されてインバータ回路になる。したがって、両トランジスタT1,T3のゲート端子を1つの配線層内で互いに接続した状態で形成することで、配線等を形成するための領域や手間(設計工程、製造工程)等を省くことができる。また、コンタクトC1を形成することで、両トランジスタT1,T3のゲート端子を他の素子等に容易に接続することが可能となる。なお、トランジスタT2のゲート端子G2とトランジスタT4のゲート端子G4も同様である。
トランジスタT1の拡散層D1bは、隣接して形成される基本メモリセル(図示略)に含まれるトランジスタの拡散層と連続する領域として形成される。同様に、トランジスタT2の拡散層D2bは、隣接して形成される基本メモリセルBM01に含まれるトランジスタの拡散層と連続する領域として形成される。図5に示すように、トランジスタT1,T2のソース端子は高電位配線VDDに接続されている。このソース端子と高電位配線VDDの接続関係は、他のメモリセルにおいても同様である。したがって、図3に示すSRAM12aを形成するために、隣接して配置された基本メモリセルBM(BM00,BM01)において、トランジスタT1,T2の拡散層D1b,D2bを、連続する領域として形成する。
PMOSトランジスタは、半導体基板(例えば、P型シリコン基板)に形成されたウェル領域(例えば、N型のウェル領域)に形成される。したがって、各基本メモリセルBM00〜BM11のPMOSトランジスタに対応してウェル領域を形成することは、基本メモリセルBM00〜BM11の占有面積の増大や、基本メモリセルBMの配置間隔の拡大を招く。つまり、隣接する基本メモリセルBM00〜BM11のそれぞれに含まれるトランジスタT1,T2を、それぞれ1つのウェル領域に形成することで、メモリセルアレイの面積増大を抑制する。また、トランジスタT1,T2の拡散層D1b、D2bを連続する領域として形成することで、両トランジスタT1,T2のソース端子を高電位配線VDDに容易に接続することができ、配線等を形成するための領域や手間(設計工程、製造工程)等を省くことができる。
トランジスタT3の拡散層D3a,D3bと、トランジスタT5の拡散層D5a,D5bは、両トランジスタT3,T5のゲート端子G3,G5と直交する1つの直線に沿って配列されている。また、トランジスタT3の拡散層D3bと、トランジスタT5の拡散層D5aは、連続する領域として形成されている。同じ導電型のトランジスタT3,T5の拡散層D3b,D5aを連続的に形成することは、メモリセルアレイの面積増大を抑制する。即ち、メモリセルに含まれる個々のトランジスタを独立して形成しようとすると、メモリセルの大きさを大きくしたり、メモリセルの配置間隔を広くしたりするからである。なお、同様に、トランジスタT4の拡散層D4bと、トランジスタT6の拡散層D6aも連続して形成される。
なお、トランジスタT3の拡散層D3aと、トランジスタT5の拡散層D5bは、同様の理由により、隣接する基本メモリセルBM00〜BM11の拡散層と連続する領域となるように形成される。図5に示すように、各SRAMセルCSa0,CSa1において、トランスファトランジスタT3の第2端子はビット線BLa0に接続され、トランスファトランジスタT6の第2端子は反転ビット線BLa0xに接続されている。また、各SRAMセルCSa0,CSa1のドライブトランジスタT3,T4のソース端子は低電位配線VSSに接続されている。したがって、隣接配置された2つのSRAMセルCSa0,CSa1それぞれに含まれるドライブトランジスタT3の拡散層D3aは連続して形成され、ドライブトランジスタT4の拡散層D4aは連続して形成される。
図7に示すように、SRAMセルCSa0は、上記の基本メモリセルBM00と、基本メモリセルBM00に対応して形成された配線等を含む。同様に、SRAMセルCSa1,CSb0,CSb1は、上記の基本メモリセルBM01,BM10,BM11と、基本メモリセルBM01,BM10,BM11に対応して形成された配線等を含む。基本メモリセルBM00〜BM11に対して配置される配線やコンタクトは、図3に示すマクロセル30a,30bを形成するためのデータに設定されている。
次に、ROMの設定について説明する。
(比較例のROMの設定)
ROMのデータは、データプログラムにしたがって、設定される。データプログラムは、設計装置(例えば、CAD(Computer Aided Design )システム)により実行される。設計装置は、ROMに設定するデータとデータプログラムにしたがってROMを形成するためのデータ(例えば、配線層を形成するためのマスクデータ)を生成する。
図8(a)(b)は、データプログラムにより設定されるROMセルの一例を示す。
トランジスタ(図ではNMOSトランジスタ)のドレイン端子を、ビット線BLに接続又は未接続とする。トランジスタのゲート端子はワード線WLに接続され、トランジスタのソース端子は低電位配線VSSに接続される。図8(a)に示すように、ビット線BLに接続されたトランジスタは、ワード線WLの活性化(ワード線WLの電位をトランジスタをオンする電位に上昇させること)に応答してオンし、高電位電圧VDDレベルにプリチャージされたビット線BLの電位を低下させる。一方、図8(b)に示すように、トランジスタに接続されていないビット線BLの電位は、低下しない。このようなビット線BLの電位に応じて、「0」又は「1」のデータが出力される。
しかし、上記のデータプログラムを、図6に示す基本メモリセルBM00〜BM11に適用することができない。例えば、基本メモリセルBM00,BM01において、基本メモリセルBM00に含まれるトランジスタT5の拡散層D5bと、隣接する基本メモリセルBM01に含まれるトランジスタの拡散層は、互いに連続する領域として形成される。したがって、図8(c)に示すように、個々のトランジスタT5の第2端子を、ビット線BLに対して接続/未接続とすることができない。つまり、各基本メモリセルBM00,BM01のトランジスタT5に、異なる論理値のデータを設定することができない。なお、基本メモリセルBM00〜BM11に含まれるトランジスタT3についても同様に適用することができない。
図9(a)(b)は、別のデータプログラムにより設定されるROMセルを示す。
トランジスタのソース端子を、低電位配線VSSに接続するか、未接続とする。トランジスタのドレイン端子はビット線BLに接続され、トランジスタのゲート端子はワード線WLに接続される。図9(a)に示すように、ソース端子が低電位配線VSSに接続されたトランジスタは、ワード線WLの活性化に応答してオンし、高電位電圧VDDレベルにプリチャージされたビット線BLの電位を低下させる。一方、図9(b)に示すように、ソース端子が未接続のトランジスタの場合、ワード線WLの活性化に応答してトランジスタがオンしてもビット線BLの電荷を放電する経路が形成されないため、ビット線BLの電位は、低下しない。このようなビット線BLの電位に応じて、「0」又は「1」のデータが出力される。
このプログラムデータは、例えば、図6に示す基本メモリセルBM00〜BM11に含まれるトランジスタT5,T6に対して適用が可能である。図5を参照して説明すると、例えば、トランジスタT5の第1端子が接続されるノードN1を、図9(a)に示すように低電位配線VSSに接続するか、図9(b)に示すように未接続(フローティング)とする。しかし、このような設定では、各基本メモリセルBM00〜BM11にそれぞれ1ビットのROMデータを設定することしかできない。このため、基板上に形成された基本メモリセルBMの数より多くの容量(記憶ビット数)のROMを形成することは難しい。
なお、図6に示すように、上記の基本メモリセルBM00〜BM11は、PMOSトランジスタT1.T2とNMOSトランジスタT3〜T6を含む。したがって、記憶容量を多くするために、トランジスタT5,T6と、例えばトランジスタT3,T4にそれぞれ1ビットのデータを設定することが考えられる。しかし、図6に示すように、トランジスタT3の拡散層D3bとトランジスタT5の拡散層D5aは連続する領域として形成されている。したがって、図9(c)に示すように、トランジスタT3のドレイン端子と、トランジスタT5の第1端子を、低電位配線VSSに接続することや、図9(d)に示すように、未接続とすることとなる。このため、トランジスタT3と、トランジスタT5のそれぞれに異なる論理値のデータを設定することができない。図6に示すトランジスタT4,T6についても同様である。なお、PMOSトランジスタT1,T2のゲート端子はNMOSトランジスタT3,T4のゲート端子と接続されているため、相補的にオンオフしてしまうため、ROMセルに使用することはできない。
なお、基本メモリセルBM00〜BM11に含まれる2つのトランジスタT5,T6のそれぞれに1ビットのデータを設定することが考えられる。しかし、この場合には、トランジスタT5のデータとトランジスタT6のデータを別々に読み出す必要がある。つまり、ビット線と反転ビット線をカラムセレクタにより別々に選択可能な構成とする必要がある。また、ビット線対に接続されたセンスアンプを使用することができないため、ビット線と反転ビット線のそれぞれの電位に応じたデータを出力するための回路が必要となる。また、これらの回路を制御する回路が必要となる。
(本実施形態におけるROMの設定)
本実施形態におけるデータプログラムを実行する設計装置は、図6に示す基本メモリセルBM00〜BM11に対し、次のように配線等を設定する。この設定により、図4に示すROM12bは、図10に示すROMセルCMa0〜CMb1を含む。
(A)トランジスタT3の拡散層D3bとトランジスタT5の拡散層D5aを低電位配線VSSに接続する。つまり、図10に示すように、トランジスタT3のドレイン端子とトランジスタT5の第1端子の間の接続点(ノード)を低電位配線VSSに接続する。なお、図10において、逆三角形は、低電位配線VSSへの接続を示す。同様に、トランジスタT4の拡散層D4bとトランジスタT6の拡散層D6a(図6参照)を低電位配線VSSに接続する。つまり、図10に示すトランジスタT4のドレイン端子とトランジスタT6の第1端子の間の接続点(ノード)を低電位配線VSSに接続する。
(B)基本メモリセルBM00〜BM11の列毎に2対のビット線を形成する。トランジスタT3,T4のソース端子を、第1のビット線対(例えば、偶数番目のビット線対)に接続し、トランジスタT5,T6の第2端子を、第2のビット線対(例えば、奇数番目のビット線対)に接続する。例えば、図10に示すように、ROMセルCMa0,CMa1において、トランジスタT3のソース端子はビット線BLa0に接続され、トランジスタT4のソース端子は反転ビット線BLa0xに接続される。トランジスタT5の第2端子はビット線BLa1に接続され、トランジスタT6のソース端子は反転ビット線BLa1xに接続される。同様に、ROMセルCMb0,CMb1において、トランジスタT3のソース端子はビット線BLb0に接続され、トランジスタT4のソース端子は反転ビット線BLb0xに接続される。トランジスタT5の第2端子はビット線BLb1に接続され、トランジスタT6のソース端子は反転ビット線BLb1xに接続される。
(C)第1のデータにしたがって、トランジスタT3,T4のうち、何れか一方のゲート端子をワード線WLに接続し、何れか他方のゲート端子を低電位配線VSSに接続する。同様に、第2のデータにしたがって、トランジスタT5,T6のうち、何れか一方のゲート端子をワード線WLに接続し、何れか他方のゲート端子を低電位配線VSSに接続する。例えば、図10に示すように、ROMセルCMa0において、トランジスタT3のゲート端子は低電位配線VSSに接続され、トランジスタT4のゲート端子はワード線WLa0に接続される。トランジスタT5のゲート端子は低電位配線VSSに接続され、トランジスタT6のゲート端子はワード線WLa0に接続される。同様に、ROMセルCMa1において、トランジスタT3のゲート端子は低電位配線VSSに接続され、トランジスタT4のゲート端子はワード線WLa1に接続される。トランジスタT5のゲート端子はワード線WLa1に接続され、トランジスタT6のゲート端子は低電位配線VSSに接続される。
図10に示されるROMセルCMa0,CMa1は、図11に示すように表すことができる。この回路図は、ROMセルCMa0、CMa1にそれぞれ記憶される2つのデータに対応してトランジスタを示すものである。即ち、ROMセルCMa0は、2つのROMセルCMa00,CMa01を含む。ROMセルCMa1は、2つのROMセルCMa10,CMa11を含む。なお、図10に示すPMOSトランジスタT1,T2は、ROMとしての動作に係わらないため、省略している。
ROMセルCMa00は、トランジスタT5,T6を含む。トランジスタT5のゲート端子及びソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子はビット線BLa1に接続されている。トランジスタT6のゲート端子はワード線WLa0に接続され、ソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子は反転ビット線BLa1xに接続されている。ROMセルCMa01は、トランジスタT3,T4を含む。トランジスタT3のゲート端子及びソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子はビット線BLa0に接続されている。トランジスタT4のゲート端子はワード線WLa0に接続され、ソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子は反転ビット線BLa0xに接続されている。
ROMセルCMa10は、トランジスタT5,T6を含む。トランジスタT5のゲート端子はワード線WLa1に接続され、ソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子はビット線BLa1に接続されている。トランジスタT6のゲート端子及びソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子は反転ビット線BLa1xに接続されている。ROMセルCMa11は、トランジスタT3,T4を含む。トランジスタT3のゲート端子及びソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子はビット線BLa0に接続されている。トランジスタT4のゲート端子はワード線WLa0に接続され、ソース端子は低電位配線VSSに接続され、ドレイン端子は反転ビット線BLa0xに接続されている。
次に、ROMセルCMa0(CMa00,CMa01)の動作を説明する。
ゲート端子がワード線WLa0に接続されたトランジスタT6は、ワード線WLa0の活性化に応答してオンする。オンしたトランジスタT6は、高電位電圧VDDレベルにプリチャージされた反転ビット線BLa1xを低電位配線VSSに接続する。これにより、反転ビット線BLa1xの電位が低下する。一方、トランジスタT5は、ゲート端子が低電位配線VSSに接続されているため、オフしている。したがって、ビット線BLa1の電位と反転ビット線BLa1xの電位に差が生じる。このビット線対BLa1,BLa1xの電位差は、後述するセンスアンプにより増幅される。そして、ビット線対BLa1,BLa1xの電位差に応じた論理値のデータが出力される。
同様に、ゲート端子がワード線WLa0に接続されたトランジスタT4は、ワード線WLa0の活性化に応答してオンする。オンしたトランジスタT4は、高電位電圧VDDレベルにプリチャージされたビット線BLa0を低電位配線VSSに接続する。これにより、ビット線BLa0の電位が低下する。一方、トランジスタT3は、ゲート端子が低電位配線VSSに接続されているため、オフしている。したがって、ビット線BLa0の電位と反転ビット線BLa0xの電位に差が生じる。このビット線対BLa0,BLa0xの電位差は、後述するセンスアンプにより増幅される。そして、ビット線対BLa0,BLa0xの電位差に応じた論理値のデータが出力される。
このように、1ビットのSRAMセル(例えば、図5に示すSRAMセルCS00)を形成可能な基本メモリセルBM00を用いて、2ビットのROMセルCMa00,CMa01を形成することができる。したがって、SRAM12aの記憶容量に対して2倍の記憶容量のROM12bを形成することができる。
図12に示すように、ROMセルCMa0は、図6に示す基本メモリセルBM00と、基本メモリセルBM00に対応して形成される配線等を含む。同様に、ROMセルCMa1,CMb0,CMb1は、図6に示す基本メモリセルBM01,BM10,BM11と、それらに対応して形成される配線等を含む。なお、図12に示す配線,コンタクト等は、図4に示すマクロセル40a,40bを形成するためのデータ(マクロデータ)により生成されるものである。図1(b)に示す半導体装置10bは、図12に示す配線,コンタクト等と、上記のデータプログラムによって生成される配線,コンタクト等を含む。
次に、図3に示すSRAM12aの入出力回路32a,32bの概略を説明する。なお、入出力回路32a,32bは互いに同じ構成であるため、入出力回路32aについて説明する。
図13(a)に示すように、SRAMセルCSa0,CSa1はビット線対BLa0,BLa0xを介して入出力回路32aに接続されている。入出力回路32aは、カラムセレクタ51、センスアンプ52、ライトアンプ53を有している。なお、図13(a)は、一対のビット線BLa0,BLa0xに対する回路を示す。
カラムセレクタ51は、PMOSトランジスタTP0a,TP0bと、NMOSトランジスタTN0a,TN0bを有している。PMOSトランジスタTP0aの第1端子はビット線BLa0に接続され、トランジスタTP0aの第2端子はリード用データ線RDLに接続されている。同様に、PMOSトランジスタTP0bの第1端子は反転ビット線BLa0xに接続され、PMOSトランジスタTP0bの第2端子はリード用反転データ線RDLxに接続されている。NMOSトランジスタTN0aの第1端子はビット線BLa0に接続され、NMOSトランジスタTN0aの第2端子はライト用データ線WDLに接続されている。同様に、NMOSトランジスタTN0bの第1端子は反転ビット線BLa0xに接続され、NMOSトランジスタTN0bの第2端子はライト用反転データ線WDLxに接続されている。
PMOSトランジスタTP0a,TP0bのゲート端子にはリード用カラム選択信号RC0が供給される。PMOSトランジスタTP0a,TP0bは、選択信号RC0に応答してオンオフし、ビット線対BLa0,BLa0xとリード用データ線対RDL,RDLxを接離する。同様に、NMOSトランジスタTN0a,TN0bのゲート端子にはライト用カラム選択信号WC0が供給される。NMOSトランジスタTN0a,TN0bは、選択信号WC0に応答してオンオフし、ビット線対BLa0,BLa0xとライト用データ線対WDL,WDLxを接離する。
センスアンプ52は、リード用データ線対RDL,RDLxに接続されている。センスアンプ52はデータの読み出し時に活性化される。ライトアンプ53は、ライト用データ線対WDL,WDLxに接続されている。ライトアンプ53はデータの書き込み時に活性化される。
(データの読み出し)
例えばワード線WL0が活性化されると、ビット線対BLa0,BLa0xの電位は、SRAMセルCSa0に記憶(保持)されたデータに応じて変化する。例えば、SRAMセルCSa0に「0」データが記憶されている場合、トランジスタT1,T4がオンし、トランジスタT2,T3がオフしている。ワード線WL0の活性化によりトランジスタT5,T6がオンすると、トランジスタT4は反転ビット線BLa0xを低電位配線VSSに接続する。したがって、プリチャージによって反転ビット線BLa0xに蓄積された電荷は、トランジスタT4を介して低電位配線VSSに放電され、反転ビット線BLa0xの電位はプリチャージレベル(高電位電圧VDDレベル)から低下する。
ビット線対BLa0,BLa0xは、リード用カラム選択信号RC0に応答してオンしたPMOSトランジスタTP0a,TP0bにより、リード用データ線対RDL,RDLxに接続される。リード用データ線対RDL,RDLxの電位は、接続されるビット線対BLa0,BLa0xの電位に応じて変化する。センスアンプ52は、リード用データ線対RDL,RDLxの電位差を増幅し、その電位差に応じたレベルのデータ信号DOを出力する。
(データの書き込み)
ライトアンプ53は、外部から入力されるデータ信号DIに応じて、ライト用データ線対WDL,WDLxの電位を、高電位電圧VDDレベルと低電位電圧VSSレベルとに相補的に変化させる。
ライト用データ線対WDL,WDLxは、ライト用カラム選択信号WC0に応答してオンしたNMOSトランジスタTN0a,TN0bにより、ビット線対BLa0,BLa0xに接続される。ビット線対BLa0,BLa0xの電位は、ライト用データ線対WDL,WDLxの電位に応じて変化する。
例えば、ワード線WL1が活性化されると、SRAMセルCSa1のトランジスタT5,T6がオンする。そして、トランジスタT1とトランジスタT3の間のノードの電位と、トランジスタT2とトランジスタT4の間のノードの電位は、ビット線対BLa0,BLa0xの電位、つまりデータ信号DIの論理値に応じて変化する。これにより、データDIがSRAMセルCSa1に記憶される。
カラムセレクタ51に含まれるPMOSトランジスタTP0a,TP0b及びNMOSトランジスタTN0a,TN0bは、例えば、図14に示す基本セルBCを用いて形成される。この基本セルBCは、ゲート配線71〜74と、拡散層81〜86を含む。ゲート配線71〜74は例えば多結晶シリコン(ポリシリコン)である。拡散層81〜83はP型導電領域であり、拡散層84〜86はN型導電領域である。ゲート配線71と拡散層81,82は第1のPMOSトランジスタとなり、ゲート配線72と拡散層82,83は第2のPMOSトランジスタとなる。同様に、ゲート配線73と拡散層84,85は第1のNMOSトランジスタとなり、ゲート配線74と拡散層85,86は第2のNMOSトランジスタとなる。例えば、ナンド回路やオア回路などの論理回路は、1つ又は複数の基本セルBCに含まれるゲート配線,拡散層を配線等により互いに接続することによって形成される。
上記したように、SRAM12aにおいて、PMOSトランジスタTP0a,TP0bはリード動作に用いられ、NMOSトランジスタTN0a,TN0bはライト動作に用いられる。これは、各トランジスタTP0a,TP0b,TN0a,TN0bの特性によるものである。データを読み出すとき、ビット線対BLa0,BLa0xとデータ線対DL,DLxはそれぞれ所定の電位(例えば高電位電圧VDDレベル)にプリチャージされる。例えば、NMOSトランジスタをビット線BLa0とリード用データ線RDLの間に接続した場合、このNMOSトランジスタは、ビット線BLa0の電位が、プリチャージレベルからNMOSトランジスタのしきい値以上低下しないとオンしない。一方、ビット線BLaとリード用データ線RDLの間に接続されたPMOSトランジスタTP0aは、ビット線BLa0及びリード用データ線RDLの電位がプリチャージレベルのときにゲート端子電圧を例えば低電位電圧VSSレベルとすることによりオンする。したがって、PMOSトランジスタは、NMOSトランジスタと比べ、リード用データ線対RDL,RDLxにビット線対BLa0,BLa0xの電位に応じた電位変化が生じるまでの時間が短い。
次に、ROM12bの出力回路42aの概略を説明する。
図13(b)に示すように、ROMセルCMa0は、トランジスタT5,T6を含むROMセルCMa00と、トランジスタT3,T4を含むROMセルCMa01を有している。同様に、ROMセルCMa1は、トランジスタT5,T6を含むROMセルCMa10と、トランジスタT3,T4を含むROMセルCMa11を有している。ROMセルCMa01,CMa11はビット線対BLa0,BLa0xを介して出力回路42aに接続され、ROMセルCMa00,CMa10はビット線対BLa1,BLa1xを介して出力回路42aに接続されている。
出力回路42aは、カラムセレクタ61とセンスアンプ62を有している。
カラムセレクタ61は、PMOSトランジスタTP0a,TP0bとNMOSトランジスタTN0a,TN0bを有している。NMOSトランジスタTN0aの第1端子は第1のビット線BLa0に接続され、トランジスタTN0aの第2端子はデータ線DLに接続されている。同様に、NMOSトランジスタTN0bの第1端子は第1の反転ビット線BLa0xに接続され、トランジスタTN0bの第2端子は反転データ線DLxに接続されている。PMOSトランジスタTP0aの第1端子は第2のビット線BLa1に接続され、トランジスタTP0aの第2端子はデータ線DLに接続されている。同様に、PMOSトランジスタTP0bの第1端子は第2の反転ビット線BLa1xに接続され、トランジスタTP0bの第2端子は反転データ線DLxに接続されている。
NMOSトランジスタTN0a,TN0bのゲート端子には第1のカラム選択信号RC0が供給される。NMOSトランジスタTN0a,TN0bは、第1のカラム選択信号RC0に応答してオンオフし、第1のビット線対BLa0,BLa0xとデータ線対DL,DLxを接離する。同様に、PMOSトランジスタTP0a,TP0bのゲート端子には第2のカラム選択信号RC1が供給される。PMOSトランジスタTP0a,TP0bは、第2のカラム選択信号RC1に応答してオンオフし、第2のビット線対BLa1,BLa1xとデータ線対DL,DLxを接離する。
センスアンプ62は、データ線対DL,DLxに接続されている。センスアンプ62はデータの読み出し時に活性化される。
例えばワード線WL0が活性化されると、第1のビット線対BLa0,BLa0xの電位は、ROMセルCMa00に設定されたデータに応じて変化する。同様に、第2のビット線対BLa1,BLa1xの電位は、ROMセルCMa01に設定された電位に応じて変化する。図13(b)に示す設定の場合、活性化したワード線WL0によってオンしたトランジスタT3,T6により、第1のビット線BLa0と第2の反転ビット線BLa1xの電位がプリチャージレベルから低下する。
例えば第1のカラム選択信号RC0が活性化すると、第1のカラム選択信号RC0に応答してオンしたNMOSトランジスタTN0a,TN0bにより、第1のビット線対BLa0,BLa0xとデータ線対DL,DLxが互いに接続される。
データ線対DL,DLxの電位は、接続されるビット線対BLa0,BLa0xの電位に応じて変化する。センスアンプ62は、データ線対DL,DLxの電位差を増幅し、その電位差に応じたレベルのデータ信号DOを出力する。
図13(a)に示すSRAM12aの場合、データ保持特性のために、トランジスタT5,T6と比べてトランジスタT3,T4の駆動能力が大きく形成される。一般的に、MOSトランジスタの駆動能力は、ゲート長が長いほど、ゲート幅が狭いほど、小さい。言い換えると、MOSトランジスタの駆動能力は、ゲート長が短いほど、ゲート幅が広いほど、大きい。つまり、トランジスタT3,T4は、トランジスタT5,T6と比べ、ゲート長を短くすることとゲート幅を広くすることの少なくとも一方が設定される。
図13(b)に示すROMセルCMa0,CMa1に含まれるトランジスタT1〜T6は、図13(a)に示すSRAMセルCSa0,CSa1に含まれるトランジスタT1〜T6と同じ形状に形成されている。したがって、トランジスタT3がオンしてから、ビット線BLa0の電荷を放電して低電位電圧VSSレベルとするまでに要する時間(放電時間)は、トランジスタT6の放電時間よりも短い。つまり、トランジスタT3は、トランジスタT6による反転ビット線BLa1xの電位変化よりも早く、ビット線BLa0の電位を変化させる。
第1のビット線対BLa0,BLa0xは、NMOSトランジスタTN0a,TN0bによりデータ線対DL,DLxに接続される。第2のビット線対BLa1,BLa1xは、PMOSトランジスタTP0a,TP0bによりデータ線対DL,DLxに接続される。NMOSトランジスタTN0a,TN0bによりデータ線対DL,DLxに接続されるビット線対BLa0,BLa0xを、駆動能力の高いトランジスタT3,T4により駆動することで、データ線対DL,DLxの電位変化のタイミングを、PMOSトランジスタTP0a,TP0bの場合における電位変化のタイミングに近づける。つまり、PMOSトランジスタTP0a,TP0bを介したデータの読み出しに要する時間と、NMOSトランジスタTN0a,TN0bを介したデータの読み出しに要する時間との差を少なくする。
図15は、SRAM12aの4対のビット線に対応するカラムセレクタ51とセンスアンプ52のレイアウトの一例を示す。カラムセレクタ51及びセンスアンプ52の構成を、図16に示す回路図にしたがって説明する。
カラムセレクタ51は、4ビットのリード用カラム選択信号RC0〜RC3に応じて、ビット線対BLa0,BLa0x〜BL3,BLa3xのうちの一対を選択する。そして、カラムセレクタ51は、選択した一対のビット線をリード用データ線対RDL,RDLxに接続する。また、カラムセレクタ51は、4ビットのライト用カラム選択信号WC0〜WC3に応じて、ビット線対BLa0,BLa0x〜BL3,BLa3xのうちの一対を選択する。そして、カラムセレクタ51は、選択した一対のビット線をライト用データ線に接続する。
カラムセレクタ51は、PMOSトランジスタTP0a〜TP3a,TP0b〜TP3bとNMOSトランジスタTN0a〜TN3a,TN0b〜TN3bを有している。
ビット線BLa0〜BLa3は、PMOSトランジスタTP0a〜TP3aのソース端子と、NMOSトランジスタTN0a〜TN3aのドレイン端子に接続されている。反転ビット線BLa0x〜BLa3xは、PMOSトランジスタTP0b〜TP3bのソース端子と、NMOSトランジスタTN0b〜TN3bのドレイン端子に接続されている。
PMOSトランジスタTP0a,TP0bのゲート端子にはリード用カラム選択信号RC0が供給される。PMOSトランジスタTP1a,TP1bのゲート端子にはリード用カラム選択信号RC1が供給される。PMOSトランジスタTP2a,TP2bのゲート端子にはリード用カラム選択信号RC2が供給される。PMOSトランジスタTP3a,TP3bのゲート端子にはリード用カラム選択信号RC3が供給される。
NMOSトランジスタTN0a,TN0bのゲート端子にはライト用カラム選択信号WC0が供給される。NMOSトランジスタTN1a,TN1bのゲート端子にはライト用カラム選択信号WC1が供給される。NMOSトランジスタTN2a,TN2bのゲート端子にはライト用カラム選択信号WC2が供給される。NMOSトランジスタTN3a,TN3bのゲート端子にはライト用カラム選択信号WC3が供給される。
PMOSトランジスタTP0a〜TP3aのドレイン端子はリード用データ線RDLを介してセンスアンプ52に接続されている。PMOSトランジスタTP0b〜TP3bのドレイン端子はリード用反転データ線RDLxを介してセンスアンプ52に接続されている。なお、図示しないが、NMOSトランジスタTN0a〜TN3aのソース端子はライト用データ線WDLを介してライトアンプに接続され、NMOSトランジスタTN0b〜TN3bのソース端子はライト用反転データ線WDLxを介してライトアンプに接続される。
センスアンプ52は、PMOSトランジスタTP11〜TP14と、NMOSトランジスタTN11〜TN16を有している。
トランジスタTP11〜TP14のソース端子は高電位配線VDDに接続されている。トランジスタTP11のドレイン端子はNMOSトランジスタTN11のドレイン端子に接続され、トランジスタTP11のゲート端子はNMOSトランジスタTN11のゲート端子に接続されている。トランジスタTP12のドレイン端子はNMOSトランジスタTN12のドレイン端子に接続され、トランジスタTP12のゲート端子はNMOSトランジスタTN12のゲート端子に接続されている。トランジスタTP13のドレイン端子はNMOSトランジスタTN13のドレイン端子に接続され、トランジスタTP13のゲート端子はNMOSトランジスタTN13のゲート端子に接続されている。トランジスタTP14のドレイン端子はNMOSトランジスタTN14のドレイン端子に接続され、トランジスタTP14のゲート端子はNMOSトランジスタTN14のゲート端子に接続されている。
トランジスタTN11〜TN14のソース端子は互いに接続されるとともに、トランジスタTN15,TN16のドレイン端子に接続されている。トランジスタTN15,TN16のソース端子は低電位配線VSSに接続されている。トランジスタTN15,TN16のゲート端子には活性化信号SAAが供給される。
図17は、ROM12bのカラムセレクタ61とセンスアンプ62のレイアウトの一例を示す。このROM12bのカラムセレクタ及びセンスアンプは、図15に示すSRAM12aのカラムセレクタ51及びセンスアンプ52のための基本セルを用いて形成される。したがって、カラムセレクタ61及びセンスアンプ62に含まれる各素子について、SRAM12aの場合と同じ符号を付し、構成例を図18に示す回路図にしたがって説明する。
カラムセレクタ61は、8ビットのカラム選択信号RC0〜RC7に応じて、ビット線対BLa0,BLa0x〜BLa7,BLa7xのうちの一対を選択する。そして、カラムセレクタは、選択した一対のビット線をデータ線対DL,DLxに接続する。
カラムセレクタ61は、PMOSトランジスタTP0a〜TP3a,TP0b〜TP3bとNMOSトランジスタTN0a〜TN3a,TN0b〜TN3bを有している。
奇数番目のビット線BLa1,BLa3,BLa5,BLa7は、PMOSトランジスタTP0a,TP1a,TP2a,TP3aのソース端子に接続されている。偶数番目のビット線BLa0,BLa2,BLa4,BLa6は、NMOSトランジスタTN0a,TN1a,TN2a,TN3aのドレイン端子に接続されている。奇数番目の反転ビット線BLa1x〜BLa7xは、PMOSトランジスタTP0b〜TP3bのソース端子に接続されている。偶数番目の反転ビット線BLa0x〜BLa6xは、NMOSトランジスタTN0b〜TN3bのドレイン端子に接続されている。
PMOSトランジスタTP0a,TP0bのゲート端子にはカラム選択信号RC1が供給される。PMOSトランジスタTP1a,TP1bのゲート端子にはカラム選択信号RC3が供給される。PMOSトランジスタTP2a,TP2bのゲート端子にはカラム選択信号RC5が供給される。PMOSトランジスタTP3a,TP3bのゲート端子にはカラム選択信号RC7が供給される。
NMOSトランジスタTN0a,TN0bのゲート端子にはカラム選択信号RC0が供給される。NMOSトランジスタTN1a,TN1bのゲート端子にはカラム選択信号RC2が供給される。NMOSトランジスタTN2a,TN2bのゲート端子にはカラム選択信号RC4が供給される。NMOSトランジスタTN3a,TN3bのゲート端子にはカラム選択信号RC6が供給される。
PMOSトランジスタTP0a〜TP3aのドレイン端子とNMOSトランジスタTN0a〜TN3aのソース端子はデータ線DLを介してセンスアンプ62に接続されている。PMOSトランジスタTP0b〜TP3bのドレイン端子とNMOSトランジスタTN0b〜TN3bのソース端子は反転データ線RDLxを介してセンスアンプ62に接続されている。
センスアンプ62は、PMOSトランジスタTP11〜TP14と、NMOSトランジスタTN11〜TN16を有している。なお、センスアンプ62に含まれる各トランジスタに対する配線の接続は、図16に示すSRAM12aに含まれるセンスアンプ52の接続と同じであるため、説明を省略する。
次に、SRAM12aの制御回路31a,31bと入出力回路32a,32bを説明する。なお、制御回路31a,31bは互いに同じ構成であり、入出力回路32a,32bは互いに同じ構成である。したがって、制御回路31aと入出力回路32aを図19にしたがって説明する。
制御回路31aは、ラッチ回路101〜104を有している。
ラッチ回路101は、ラッチ制御信号LCに応答してロウアドレスRAをラッチし、ラッチレベルと等しい内部ロウアドレスIRAを出力する。ラッチ回路102は、ラッチ制御信号LCに応答してカラムアドレスCAをラッチし、ラッチレベルと等しい内部カラムアドレスICAを出力する。ラッチ回路103は、チップイネーブル信号CEをラッチし、ラッチレベルと等しいレベルの信号を出力する。論理回路105は、ラッチ回路103の出力信号とクロック信号CLKに基づいて、ラッチ回路103の出力信号がHレベルのときに所定レベル(例えばLレベル)の信号を出力し、ラッチ回路103の出力信号がLレベルのときにクロック信号CLKと等しいレベルの信号を出力する。チョッパ回路106は、論理回路105の出力信号の立ち上がりエッジを検出してパルス状の信号を出力する。バッファ回路107は、チョッパ回路106にて生成されたパルス状の信号を増幅した内部チップイネーブル信号ICEを出力する。ラッチ回路104は、ラッチ制御信号LCに応答してライトイネーブル信号WEをラッチし、ラッチレベルと等しい内部ライトイネーブル信号IWEを出力する。
行デコーダ108は、内部チップイネーブル信号ICEに応答して活性化し、内部ロウアドレスIRAに応じたワード線WLを活性化する。バッファ回路109は、内部チップイネーブル信号ICEに基づいて、ビット線チャージ制御信号PCBを出力する。論理回路110は、内部チップイネーブル信号ICEと内部ライトイネーブル信号IWEに基づいて、例えば内部チップイネーブル信号ICEがHレベル且つ内部ライトイネーブル信号IWEがHレベルのとき(リード動作時)に、内部カラムアドレスICAと等しい信号を出力する。列デコーダ111は、論理回路110の出力信号、即ち内部カラムアドレスICAに応じたリード用カラム選択信号RCを出力する。論理回路112は、内部チップイネーブル信号ICEと内部ライトイネーブル信号IWEに基づいて、例えば内部チップイネーブル信号ICEがHレベル且つ内部ライトイネーブル信号IWEがLレベルのとき(ライト動作時)に、内部カラムアドレスICAと等しい信号を出力する。列デコーダ113は、論理回路112の出力信号、即ち内部カラムアドレスICAに応じたライト用カラム選択信号WCを出力する。
バッファ回路114は、内部チップイネーブル信号ICEを増幅してラッチ制御信号LC2を出力する。パルス伸長回路115は、内部チップイネーブル信号ICEのパルス幅を伸長したデータ線チャージ制御信号PCDを出力する。論理回路116は、内部チップイネーブル信号ICEと内部ライトイネーブル信号IWEに基づいて、例えば内部チップイネーブル信号ICEがHレベル且つ内部ライトイネーブル信号IWEがHレベルのとき(リード動作時)に、所定レベル(例えばHレベル)の信号を出力する。チョッパ回路117は、論理回路116の出力信号の立ち上がりエッジを検出してパルス状のアンプ制御信号CAMを出力する。論理回路118は、内部チップイネーブル信号ICE、内部ライトイネーブル信号IWEに基づいて、例えば内部チップイネーブル信号ICEがHレベルかつ内部ライトイネーブル信号IWEがLレベルのとき(ライト動作時)に、所定レベル(例えばHレベル)の信号を出力する。バッファ回路119は、論理回路118の出力信号を増幅したライト制御信号CWを出力する。
入出力回路32aのラッチ回路120は、ラッチ制御信号LC2に応答して入力データDIをラッチし、そのラッチレベルをマスク信号DMによりマスクして生成したライトデータを出力する。ライト回路121は、ライト制御信号CWに応答して活性化し、ライトデータに応じてライト用データ線対WDL、WDLxのレベルを変更する。アンプ122は、データ線チャージ制御信号PCDに応答してデータ線対を所定レベルにプリチャージする。また、アンプ122は、アンプ制御信号に応答して活性化し、データ線対の振幅を増幅する。カラムセレクタ123は、ライト用カラム選択信号WCに応答して一対のビット線をライト用データ線対WDL、WDLxに接続する。その選択されたビット線対と、活性化されたワード線WLとに接続されたSRAMセルは、ビット線対のレベルに応じたデータを記憶する。
ビット線チャージ回路124は、ビット線チャージ制御信号PCBに応答してビット線対を所定レベルにプリチャージする。リード動作時、活性化されたワード線WLに接続されたSRAMセルは、プリチャージされたビット線対の電位を、記憶したデータに応じて変化させる。カラムセレクタ123は、リード用カラム選択信号RCに応答して一対のビット線をデータ線対に接続する。接続されたデータ線対の電位は、ビット線対の電位変化に応じて変化する。アンプ122は、アンプ制御信号CAMに応答して活性化し、データ線対の振幅を増幅し、そのデータ線対の電位に応じた出力データDOを出力する。
また、SRAM12aの制御回路31aは、パルス伸長回路125を有している。なお、このパルス伸長回路125は、ROMを形成した場合に利用される。
次に、ROM12bの制御回路41a,41bと出力回路42a,42bを説明する。なお、制御回路41a,41bは互いに同じ構成であり、出力回路42a,42bは互いに同じ構成である。したがって、制御回路41aと出力回路42aを図20にしたがって説明する。
なお、SRAM12aの場合と異なる部分について説明する。
チョッパ回路106の出力端子はパルス伸長回路125の入力端子に接続され、パルス伸長回路125の出力端子はバッファ回路107の入力端子に接続されている。パルス伸長回路125は、チョッパ回路106の出力信号のパルス幅を伸長した信号を出力する。したがって、バッファ回路107から出力される内部チップイネーブル信号ICEは、SRAM12aにおける内部チップイネーブル信号ICEのパルス幅よりも長い。
ラッチ回路104は、ラッチ制御信号LCに応答して拡張アドレスEAをラッチし、ラッチしたレベルと等しいレベルの内部拡張アドレス信号IEAを出力する。拡張アドレスEAは、SRAM12aよりも記憶容量の大きなROM12bをアクセスするために用いられる。即ち、図4に示すROM12bの記憶容量は、図3に示すSRAM12aの記憶容量の2倍である。したがって、SRAM12aをアクセスするために用いられるロウアドレスRAとカラムアドレスCAのビット数の合計値よりも1ビット分大きなビット数のアドレスが必要となる。この1ビット分のアドレスが拡張アドレスEAである。
論理回路110は、内部チップイネーブル信号ICEと内部拡張アドレス信号IEAに基づいて、例えば内部チップイネーブル信号ICEがHレベルかつ内部拡張アドレス信号IEAがHレベルのときに、内部カラムアドレスICAと等しい信号を出力する。列デコーダ111は、論理回路110の出力信号、即ち内部カラムアドレスICAに応じて、偶数番目の列を選択するためのカラム選択信号RC0,RC2,RC4,RC6を出力する。論理回路112は、内部チップイネーブル信号ICEと内部拡張アドレス信号IEAに基づいて、例えば信号ICEがHレベル且つ信号IEAがLレベルのときに、内部カラムアドレスICAと等しい信号を出力する。列デコーダ113は、論理回路112の出力信号、即ち内部カラムアドレスICAに応じて、奇数番目の列を選択するためのカラム選択信号RC1,RC3,RC5,RC7を出力する。
論理回路116は、1つの入力端子がプルアップ(高電位配線VDDに接続)される。論理回路116は、内部チップイネーブル信号ICEに基づいて、例えば内部チップイネーブル信号ICEがHレベルのときに、所定レベル(例えばHレベル)の信号を出力する。チョッパ回路117は、論理回路116の出力信号の立ち上がりエッジを検出してパルス状のアンプ制御信号CAMを出力する。
ROM12bにおいて、書き込み動作は行われない。したがって、書き込み動作に必要な回路は停止される。ROM12bにおいて、バッファ回路114、論理回路118、バッファ回路119、ラッチ回路120、ライト回路121は、利用されない。これらの回路114,118〜121に対する高電位配線VDD及び低電位配線VSSのうちの少なくとも1つを形成しないようにすることで、ROM12bの消費電力を低減することが可能となる。
なお、上記のSRAM12aに含まれるメモリセルCSa0〜CSb1(図5参照)は、配線等の変更により、様々な機能のメモリとすることができる。
例えば、図21(a)に示すように、ワード線に沿って配列された2個のメモリセルCSa0,CSb0(CSa1,CSb1)の記憶ノードN1,N2を互いに接続する。このように接続されたメモリセルCSa0,CSb0(CSa1,CSb1)は、図3に示す入出力回路32a,32bを介してデータの読み出しと書き込みを行うことが可能なメモリセル、所謂2ポートメモリセルとなる。また、図21(b)に示すように、ビット線に沿って配列された2個のメモリセルCSa0,CSa1(CSb0,CSb1)の記憶ノードN1,N2を互いに接続する。このように接続されたメモリセルCSa0,CSa1(CSb0,CSb1)は、ビット線BLa0を2個のトランジスタ(例えばT3)により駆動し、反転ビット線BLa0xを2個のトランジスタ(例えばT4)により駆動する。即ち、2個のメモリセルCSa0,CSa1を接続することにより、高駆動能力のメモリセルとすることができる。また、図21(c)に示すように、ビット線に沿って配列された2個のメモリセルCSa0,CSa1(CSb0,CSb1)の記憶ノードN1,N2を互いに接続するとともに、ワード線に沿って配列された2個のメモリセルCSa0,CSb0(CSa1,CSb1)の記憶ノードを互いに接続する。このように接続された4個のメモリセルCSa0〜CSb1は、高駆動能力の2ポートメモリセルとなる。なお、SRAMセルの接続は図21(a)〜(c)に示す接続に限定されるものではない。また、ROMセルを同様に接続することも可能である。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)ROM12bのメモリセルアレイ43a,43bは複数のROMセルCMa0,CMa1を含む。各ROMセルCMa0,CMa1は、SRAM12aのCSa0,CSa1を形成するための基本メモリセルBMを用いて形成される。したがって、基本メモリセルBMを形成したマスタ基板を用意しておくことで、SRAM12aを含む半導体装置10aと、ROM12bを含む半導体装置10bを容易に作成することができる。
(2)基本メモリセルBMのトランジスタT3のドレイン端子となる拡散層D3bは、トランジスタT5の第1端子となる拡散層D5aと連続する領域として形成される。トランジスタT4のドレイン端子となる拡散層D4bは、トランジスタT6の第1端子となる拡散層D6aと連続する領域として形成される。ROMセルCMa0,CMa1において、トランジスタT3とトランジスタT5の間の接続点と、トランジスタT4とトランジスタT&の間の接続点は低電位配線VSSに接続される。トランジスタT5,T6のソース端子はビット線対BLa0,BLa0xに接続され、トランジスタT3,T4の第2端子はビット線対BLa1,BLa1xに接続される。トランジスタT5,T6のゲート端子は、1個のデータにしたがってワード線WL又は低電位配線VSSに接続され、トランジスタT3,T4のゲート端子は、1個のデータにしたがってワード線WL又は低電位配線VSSに接続される。したがって、1個データを記憶するSRAMセルを形成するために利用される基本メモリセルBMを用いて2個のデータを記憶するROMセルを形成することができ、ROMの記憶容量の大きなROM12bを容易に形成することができる。
(3)ドライブトランジスタT3,T4が接続されたビット線対BLa0,BLa0xを、NMOSトランジスタTN0a,TN0bを介してデータ線対DL,DLxに接続し、トランスファトランジスタT5,T6が接続されたビット線対BLa1,BLa1xを、PMOSトランジスタTP0a,TP0bを介してデータ線対DL,DLxに接続する。SRAM12aにおいて、NMOSトランジスタTN0a,TN0bは書き込みのために用いられ、PMOSトランジスタTP0a,TP0bは読み出しのために用いられる。トランスファトランジスタT5,T6に比べて駆動能力が高いドライブトランジスタT3,T4が接続されたビット線対BLa0,BLa0xをデータ線対DL,DLxに接続するためにNMOSトランジスタTN0a,TN0bを用いることで、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを含む基本論理セルを用いることができる。そして、NMOSトランジスタTN0a,TN0bが接続されたビット線対BLa0,BLa0xを、駆動能力が高いドライブトランジスタT3,T4により駆動することで、読み出しに要する時間を短縮することができる。
なお、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・SRAM12aの制御回路31a,31b、入出力回路32a,32bと、ROM12bの制御回路41a,41b、出力回路42a,42bの構成を適宜変更してもよい。例えば、図19,図20において、クロック信号CLKのパルス幅が、図4に示すROM12bに対応する場合、図23に示すように、論理回路105の出力信号をバッファ回路107に供給するように接続し、内部チップイネーブル信号ICEを生成する。一方、SRAM12aは、図22に示すように、論理回路105の出力信号をチョッパ回路106に供給し、そのチョッパ回路106の出力信号をバッファ回路107に供給するように接続し、内部チップイネーブル信号ICEを生成する。したがって、クロック信号CLKのパルス幅を調整することにより、図19,図20に示すパルス伸長回路125を省略することができる。
・上記実施形態では、2個のマクロセル30a,30bのメモリセルアレイ33a,33bのSRAMセルCSa,CSbを交互に配置して2ポートメモリ(2RWメモリ)を形成可能とした。これに対し、2ポートメモリを必要としない場合、1個のマクロセルにより1個のメモリを形成するように、メモリセルアレイに含まれるメモリセルを配置するようにしてもよい。このように配置されたマクロセルは、メタル配線等によって、1ポートメモリ(1RWメモリ)又はROMを形成することができる。
・上記実施形態では、2個のマクロセル30a,30bをSRAMとし、2個のマクロセル40a,40bをROMとした。これに対し、2個のマクロセルのうちの何れか一方をSRAMとし、2個のマクロセルのうちの何れか他方をROMとしてもよい。例えば、図2に示すマクロセル30aと、図3に示すマクロセル40bを組み合わせて形成する。
12a SRAM(揮発性メモリ)
12b ROM(不揮発性メモリ)
61 カラムセレクタ
62 センスアンプ
BM00〜BM11(BM) 基本メモリセル
CMa0,CMa1 ROMセル
CSa0,CSa1 SRAMセル
T1 トランジスタ(第5のトランジスタ)
T2 トランジスタ(第6のトランジスタ)
T3 トランジスタ(第1のトランジスタ)
T4 トランジスタ(第3のトランジスタ)
T5 トランジスタ(第2のトランジスタ)
T6 トランジスタ(第4のトランジスタ)
WLa0,WLa1 ワード線
BLa0,BLa0x ビット線対(第1のビット線対)
BLa1,BLa1x ビット線対(第2のビット線対)
DL,DLx データ線対

Claims (7)

  1. 不揮発性メモリを有する半導体装置であって、
    前記不揮発性メモリは、複数の基本メモリセルを含み、
    前記基本メモリセルは、第1の導電型であり、第1端子となる拡散層が連続する領域として形成された第1及び第2のトランジスタと、第1端子となる拡散層が連続する領域として形成された第3及び第4のトランジスタを含み、
    前記第1〜第4のトランジスタの第1端子は低電位配線に接続され、
    前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの第2端子は第1のビット線対にそれぞれ接続され、
    前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの第2端子は第2のビット線対にそれぞれ接続され、
    前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの何れか一方の制御端子はワード線に接続され、何れか他方の制御端子は前記低電位配線に接続され、
    前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの何れか一方の制御端子はワード線に接続され、何れか他方の制御端子は前記低電位配線に接続されたこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 前記基本メモリセルは、揮発性メモリのメモリセルを形成するため利用されるものであり、
    前記基本メモリセルは、前記第1〜第4のトランジスタと、前記第1の導電型と異なる第2の導電型の第5及び第6のトランジスタを含み、
    前記第5のトランジスタは、前記第1のトランジスタの制御端子に接続された制御端子と、未接続の第1端子及び第2端子を有し、
    前記第6のトランジスタは、前記第3のトランジスタの制御端子に接続された制御端子と、未接続の第1端子及び第2端子を有すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記不揮発性メモリは、
    前記第1のビット線対及び前記第2のビット線対に接続されたカラムセレクタと、前記カラムセレクタにより前記第1のビット線対と前記第2のビット線対とに選択的に接続されるデータ線対と、
    前記データ線対に接続されたセンスアンプと
    を含み、
    前記カラムセレクタは、
    第1のカラム選択信号に応答して、前記第1のビット線対と前記データ線対を接離するNチャネルMOSトランジスタと、
    第2のカラム選択信号に応答して、前記第2のビット線対と前記データ線対を接離するPチャネルMOSトランジスタと
    を有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記基本メモリセルは、前記ビット線対に沿って鏡面対称に隣接して配置され、
    隣接する2つの基本メモリセルに含まれ隣接して配置される2つの前記第1トランジスタは、前記第2端子となる拡散層が連続する領域として形成され、
    隣接する2つの基本メモリセルに含まれ隣接して配置される2つの前記第3トランジスタは、前記第2端子となる拡散層が連続する領域として形成され、
    ること
    を特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記基本メモリセルは、前記ビット線対に沿って鏡面対称に隣接して配置され、
    隣接する2つの基本メモリセルに含まれ隣接して配置される2つの前記第2のトランジスタは、前記第2端子となる拡散層が連続する領域として形成されること
    隣接する2つの基本メモリセルに含まれ隣接して配置される2つの前記第4のトランジスタは、前記第2端子となる拡散層が連続する領域として形成されること
    を特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の半導体装置。
  6. 互いに同じ数の前記基本メモリセルを含む第1及び第2のマクロセルを有し、
    前記第1のマクロセルに含まれる前記基本メモリセルと、前記第2のマクロセルに含まれる前記基本メモリセルは、互いに異なるワード線に接続され、前記ワード線に沿って交互に配置されること
    を特徴とする請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の半導体装置。
  7. 不揮発性メモリを有する半導体装置であって、
    前記不揮発性メモリは、スタティック・ランダム・アクセス・メモリのメモリセルを形成するために用いられる複数の基本メモリセルを含み、
    前記基本メモリセルは、
    一対の負荷トランジスタと、
    前記一対の負荷トランジスタの制御端子にそれぞれ制御端子が接続された一対のドライブトランジスタと、
    前記一対のドライブトランジスタのドレイン端子に第1端子が接続された一対のトランスファトランジスタと
    を含み、
    前記一対のドライブトランジスタのソース端子は第1のビット線対に接続され、
    前記一対のトランスファトランジスタの第2端子は第2のビット線対に接続され、
    記憶する第1のデータに応じて、前記一対のドライブトランジスタのうちの何れか一方のドライブトランジスタの制御端子がワード線に接続され、何れか他方のドライブトランジスタの制御端子が低電位配線に接続され、
    記憶する第2のデータに応じて、前記一対のトランスファトランジスタのうちの何れか一方のトランスファトランジスタの制御端子がワード線に接続され、何れか他方のトランスファトランジスタの制御端子が低電位配線に接続されたこと
    を特徴とする半導体装置。
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