JP2013222359A - メモリ制御方法、メモリコントローラ及び電子装置 - Google Patents

メモリ制御方法、メモリコントローラ及び電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリの信頼性低下を抑制する。
【解決手段】制御部1が、ライト及びリードを許可する第1の記憶部(図1の例では記憶部2−1)を第1のリフレッシュ周期(T1)でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部(図1の例では記憶部2−2〜2−n)を第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期(T2)でリフレッシュさせ、第1の記憶部の故障を検出すると、第2の記憶部(図1の例では記憶部2−2)からのリードを許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリ制御方法、メモリコントローラ及び電子装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体記憶装置は、パーソナルコンピュータなど各種の電子装置のメモリとして用いられている。
データ処理を行うサーバや通信関係の装置など、精密なデータが求められる装置においては、より信頼性の高いメモリが求められている。
特表2009−507324号公報 特開平5−266659号公報
しかし、DRAMなどの半導体記憶装置では、各メモリセル間の製造ばらつきにより、リードやライト時に、ビット間で干渉を生じる可能性があった。その干渉により、同じビットにリード動作やライト動作を繰り返すと、隣接ビットにおいてリードエラーなどが生じ、メモリの信頼性が低下する問題があった。
発明の一観点によれば、メモリ制御方法が提供される。このメモリ制御方法では、制御部が、ライト及びリードを許可する第1の記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部を第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせる。そして、制御部が、第1の記憶部の故障を検出すると、第2の記憶部からのリードを許可する。
また、発明の一観点によれば、メモリコントローラが提供される。このメモリコントローラは、複数の記憶部に対する制御信号を生成する制御信号生成部を有する。この制御信号生成部は、複数の記憶部のうち、ライト及びリードを許可する第1の記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部を第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、第1の記憶部の故障が検出されると、第2の記憶部からのリードを許可する、制御信号を生成する。
また、発明の一観点によれば、電子装置が提供される。この電子装置は、複数の記憶部と、複数の記憶部を制御するメモリコントローラと、を有している。メモリコントローラは、複数の記憶部のうち、ライト及びリードを許可する第1の記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部を第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせる。そして、メモリコントローラは、第1の記憶部の故障が検出されると、第2の記憶部からのリードを許可する。
開示のメモリ制御方法、メモリコントローラ及び電子装置によれば、メモリの信頼性低下を抑制できる。
本実施の形態のメモリ制御方法の一例を説明する図である。 本実施の形態のメモリ制御方法を適用する電子装置の一例を示す図である。 DRAMの一例を示す図である。 DRAMの制御方法の一例を示すフローチャートである。 DRAMのライト時の動作例を示すタイミングチャートである。 DRAMのリード時の動作例を示すタイミングチャートである。 通常動作状態のDRAMにビットエラーが発生した際の、メモリコントローラの動作例を示す図である。 DRAM内の複数の記憶部を個々に制御する例を示す図である。 リフレッシュ周期選択部を有するメモリコントローラの一例を示す図である。 リフレッシュ周期選択部の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態のメモリ制御方法の一例を説明する図である。
制御部1は、記憶部2−1,2−2,…,2−nを制御するものである。制御部1は、たとえば、メモリコントローラである。記憶部2−1〜2−nは、たとえば、DRAMなどのリフレッシュを行う半導体記憶装置である。また、記憶部2−1〜2−nは、1つの半導体記憶装置内の記憶部であってもよい。なお、以下の説明では、DRAMは、SDRAM(Synchronous DRAM)やDDR SDRAM(Double-Data-Rate SDRAM)なども含むものとする。
制御部1は、記憶部2−1〜2−nのうち、ライト及びリードを許可する記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する記憶部を第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせる。
図1の例では、制御部1は、記憶部2−1に対しては、ライト及びリードを許可する制御信号を供給し、通常動作させ、記憶部2−2〜2−nに対しては、リードを禁止させる制御信号を供給する。そのため、記憶部2−2〜2−nのリフレッシュ周期T2が、記憶部2−1のリフレッシュ周期T1よりも短くなるように制御されている。
ライト時には、記憶部2−1〜2−nには、同じデータが記憶される。リード時には、記憶部2−1からデータが読み出され、記憶部2−2〜2−nからはデータが読み出されない。
また、制御部1は、通常動作をしていた記憶部2−1の故障(たとえば、2ビット以上のエラーで、ECC(Error Correcting Code)機能でエラー訂正ができない状態)を検出すると、記憶部2−2〜2−nの何れかからのリードを許可する。図1の例では、制御部1は、記憶部2−2からのリードを許可するようにして、記憶部2−2を通常動作状態に切り替える。
このように、制御部1は、記憶部2−1に対してはライト及びリードを許可し、記憶部2−2〜2−nに対しては、リードを禁止させるとともに、リフレッシュ周期を記憶部2−1よりも短くする。これにより、記憶部2−2〜2−nのビットへのアクセス数が減り、かつ、リフレッシュの頻度が増えるため、記憶したビットの値が、隣接ビットによる干渉などの影響で変わってしまうことを抑制できる。
そのため、通常動作状態であった記憶部2−1が故障したときには、誤った値が格納されている可能性の低い、すなわち格納されている値の信頼性が高い、記憶部2−2〜2−nの何れかを通常動作に切り替えられる。これにより、メモリの信頼性低下を抑制できる。
(第2の実施の形態)
図2は、本実施の形態のメモリ制御方法を適用する電子装置の一例を示す図である。
電子装置10は、たとえば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、各種の通信機器などである。電子装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、メモリコントローラ13、DRAM14−1,14−2、アドレスバス15、データバス16を有している。
CPU11は、電子装置10全体を制御する。ROM12は、CPU11が実行する基本的なプログラムやデータを格納する。
メモリコントローラ13は、図1に示した制御部1と同様の機能を有しており、DRAM14−1,14−2に対するデータのリードやライトまたはリフレッシュなどの制御を行う。メモリコントローラ13は、DRAM14−1,14−2に対する各種制御信号を生成する制御信号生成部13aを有している。
制御信号としては、たとえば、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEなどがある。
なお、図2では、簡略化のため上記のような制御信号が伝達するメモリコントローラ13とDRAM14−1,14−2間の信号線17,18を、それぞれ1本で図示している。
さらに、制御信号生成部13aは、DRAM14−1,14−2のリフレッシュを制御するリフレッシュ制御部13bと、ECC機能を用いてエラー訂正などを行うECC制御部13cを有している。
なお、DRAM14−1,14−2には、たとえば、図示しないクロック生成部からクロック信号CK、反転したクロック信号/CK、クロックイネーブル信号CKEなども供給される。
図3は、DRAMの一例を示す図である。なお、図3では、DRAM14−1の一例を示しているが、DRAM14−2についても同じである。ここでは、DRAMの例として、DDR−SDRAMの回路構成例が示されている。
DRAM14−1は、内部クロック生成部20、コマンドデコーダ21、制御部22、モードレジスタ23、ロウアドレスバッファ/リフレッシュカウンタ24、コラムアドレスバッファ/バーストカウンタ25を有している。さらにDRAM14−1は、メモリセルアレイ26、センスアンプ27、ロウデコーダ28、コラムデコーダ29、データ制御回路30、ラッチ回路31、入出力バッファ32、DLL(Delay Locked Loop)回路33を有している。
アドレスバス15は、コマンドデコーダ21、モードレジスタ23、ロウアドレスバッファ/リフレッシュカウンタ24、コラムアドレスバッファ/バーストカウンタ25に接続されており、これらに外部アドレスが供給される。データバス16は、入出力バッファ32に接続されている。
内部クロック生成部20は、入力されるクロック信号CK、反転したクロック信号/CK、クロックイネーブル信号CKEに応じて内部クロック信号を生成し、たとえば、コマンドデコーダ21、制御部22、コラムデコーダ29、ラッチ回路31に供給する。
コマンドデコーダ21は、制御信号生成部13aからチップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEを受けてデコードし、デコード結果を制御部22に供給する。
制御部22は、モードレジスタ23の設定値やデコード結果に応じ、ロウアドレスバッファ/リフレッシュカウンタ24、コラムアドレスバッファ/バーストカウンタ25、センスアンプ27、ロウデコーダ28、データ制御回路30、ラッチ回路31を制御する。
モードレジスタ23には、たとえば、外部アドレスやバンクアドレスによって、CASレイテンシやバースト長などが設定される。
ロウアドレスバッファ/リフレッシュカウンタ24は、アドレスバス15を介して指定されるロウアドレスを保持するとともに、カウンタによりリフレッシュ時に指定するロウアドレスを順に指定する。
コラムアドレスバッファ/バーストカウンタ25は、アドレスバス15を介して指定されるコラムアドレスを保持するとともに、カウンタによりバーストモードで指定するカラムアドレスを順に指定する。
メモリセルアレイ26は、複数のメモリセルを有している。
センスアンプ27は、指定されたメモリセルに記憶されたデータを読み出す。
ロウデコーダ28は、ロウアドレスバッファ/リフレッシュカウンタ24に保持されたロウアドレスをデコードして、メモリセルアレイ26のロウを選択する。
コラムデコーダ29は、コラムアドレスバッファ/バーストカウンタ25に保持されたコラムアドレスをデコードして、メモリセルアレイ26のコラムを選択する。
データ制御回路30は、メモリセルアレイ26へのデータの書き込みなどを制御する。
ラッチ回路31は、データ制御回路30と、入出力バッファ32との間で送受信されるパラレルデータを一時保持する。
入出力バッファ32は、DLL回路33により位相調整されたクロック信号CKと反転したクロック信号/CKに同期して、外部とのデータの送受信を行う。
次に、図2に示した電子装置10のメモリコントローラ13によるDRAM14−1,14−2の制御方法の一例を説明する。
図4は、DRAMの制御方法の一例を示すフローチャートである。
メモリコントローラ13は、ライト及びリードを許可して通常動作させるDRAMと、リードを禁止させるDRAMを決定する(ステップS1)。どのDRAMを通常動作させるかは、ユーザが設定するようにしてもよい。設定した内容は、たとえば、メモリコントローラ13内の図示しないレジスタに格納される。
以下では、DRAM14−1を通常動作させるDRAMとし、DRAM14−2を、リードを禁止させるDRAMとした場合について説明する。
メモリコントローラ13のリフレッシュ制御部13bは、リフレッシュ周期の設定を行う(ステップS2)。リフレッシュ制御部13bは、通常動作させるDRAM14−1のリフレッシュ周期をT1と設定した場合、リードを禁止させるDRAM14−2のリフレッシュ周期T2をT1より短く設定する。これにより、DRAM14−2では、リフレッシュが、通常動作させるDRAM14−1よりも頻繁に発生するようになる。
リフレッシュ制御部13bは、たとえば、T1を64msとした場合、T2を32msなどと設定する。設定した値は、たとえば、メモリコントローラ13内の図示しないレジスタに格納される。
メモリコントローラ13は、CPU11側からライトまたはリード要求が発生したか否かを判断する(ステップS3)。ライト要求が発生した場合、制御信号生成部13aはライトを行わせる制御信号を生成し、DRAM14−1,14−2に供給してライトを実行させる(ステップS4)。
図5は、DRAMのライト時の動作例を示すタイミングチャートである。DRAM14−1,14−2のライト時の動作例が示されている。上から、クロック信号CK、コマンド、アドレス、ライトされるデータの例が示されている。
コマンドは、メモリコントローラ13からDRAM14−1,14−2に供給される制御信号によって、コマンドデコーダ21でデコードされる命令の種類を示している。
タイミングt1で、DRAM14−1,14−2とも活性化(ACTと表記されている)される。このとき、ロウアドレス(ROWと表記されている)がDRAM14−1,14−2に供給される。続いて、タイミングt2で、DRAM14−1,14−2でライトコマンド(WRと表記されている)が生成される。このとき、コラムアドレス(COLと表記されている)がDRAM14−1,14−2に供給される。また、データD0,D1,D2,D3が順にDRAM14−1,14−2に供給され、ライトが行われる。すなわち、DRAM14−1,14−2には、同じデータが同じタイミングで書き込まれていく。
一方、リード要求が発生した場合、制御信号生成部13aはリードを行わせる制御信号を生成し、DRAM14−1に供給してリードを実行させる(ステップS5)。DRAM14−2に対してはリードを禁止する制御信号を供給する。たとえば、制御信号生成部13aは、DRAM14−2に対して供給するチップセレクト信号/CSを“1”にして、DRAM14−2を非選択状態にする。これにより、DRAM14−2のリードは行われない。
図6は、DRAMのリード時の動作例を示すタイミングチャートである。DRAM14−1,14−2のリード時の動作例が示されている。上から、クロック信号CK、チップセレクト信号/CS、コマンド、アドレス、リードされるデータの例が示されている。
タイミングt5で、DRAM14−1に供給されるチップセレクト信号/CSは、“0”になり、DRAM14−1は選択状態になる。それに対し、DRAM14−2に供給されるチップセレクト信号/CSは、“1”のままであり、非選択状態のままである。
DRAM14−1については、タイミングt6で活性化される。このとき、ロウアドレスがDRAM14−1に供給される。続いて、タイミングt7で、DRAM14−1でリードコマンド(RDと表記されている)が生成される。このとき、コラムアドレスがDRAM14−1に供給される。タイミングt8から、DRAM14−1からデータD0,D1,D2,D3が順に読み出される。DRAM14−2からは読み出されない。
図4の処理フローにおいて、ライト要求もリード要求も行われない場合、または、ステップS4,S5の処理後、リフレッシュ制御部13bは、リフレッシュ周期T2のリフレッシュタイミングになったか否かを判定する(ステップS6)。
たとえば、メモリコントローラ13は、図示しないタイマを有しており、レジスタに設定したリフレッシュ周期T2の値と比較することで、リフレッシュ周期T2のリフレッシュタイミングになったか否かを判定する。
リフレッシュ周期T2のリフレッシュタイミングとなった場合、リフレッシュ制御部13bは、リフレッシュを行わせる制御信号を生成し、DRAM14−2に供給してリフレッシュを行わせる(ステップS7)。
リフレッシュ周期T2のリフレッシュタイミングでない場合、またはステップS7の処理後、リフレッシュ制御部13bは、リフレッシュ周期T1のリフレッシュタイミングになったか否かを判定する(ステップS8)。
たとえば、メモリコントローラ13は、タイマの値と、レジスタに設定したリフレッシュ周期T1の値とを比較することで、リフレッシュ周期T1のリフレッシュタイミングになったか否かを判定する。
リフレッシュ周期T1のリフレッシュタイミングに達した場合、リフレッシュ制御部13bは、リフレッシュを行わせる制御信号を生成し、通常動作させるDRAM14−1に供給してリフレッシュを行わせる(ステップS9)。
リフレッシュ周期T1のリフレッシュタイミングでない場合、またはステップS9の処理後、ステップS3からの処理が繰り返される。
なお、上記の各ステップの順序は、特に限定されない。たとえば、ステップS3,S6,S8の判断は、同時に行ってもよい。メモリコントローラ13は、ライトまたはリード要求と、リフレッシュ周期T1またはリフレッシュ周期T2のリフレッシュタイミングが同時の場合には、ライトまたはリード要求を優先させ、リフレッシュをスキップさせる。
次に、通常動作状態のDRAMにビットエラーが発生した際の、メモリコントローラ13の動作例を説明する。
図7は、通常動作状態のDRAMにビットエラーが発生した際の、メモリコントローラの動作例を示す図である。
ECC制御部13cは、通常状態とされたDRAMから読み出されたデータのエラーチェックを行い、ビットエラーが発生している場合にはECC技術を用いた訂正が可能であるか否かを判断する(ステップS20)。1ビットエラーの場合には、ECC技術を用いて訂正可能であるので、ECCで訂正した後、ステップS20の処理を繰り返す。
たとえば、2ビット以上のエラーが発生している場合は、ECC制御部13cは、ECC技術を用いて訂正不可と判断し、通常状態とされたDRAMが故障状態と認識する。このとき、制御信号生成部13aは、リード禁止状態であったDRAMに対するリードを許可する(ステップS21)。たとえば、図2のDRAM14−2をリード禁止状態としていた場合、制御信号生成部13aは、リード要求が発生すると、たとえば、DRAM14−2に供給するチップセレクト信号/CSを“0”にして、リード禁止状態を解除する。制御信号生成部13aは、通常状態であった14−1に対しては、たとえば、チップセレクト信号/CSを“1”として非選択状態にして、誤ったデータが読み出されないようにする。
その後、リフレッシュ制御部13bは、リードを許可するようにしたDRAMのリフレッシュ周期を、通常状態であったDRAMと同じリフレッシュ周期に変更し(ステップS22)、故障発生時の処理を終える。たとえば、図2のDRAM14−1がリフレッシュ周期=64msで通常動作状態であり、DRAM14−2がリフレッシュ周期=32msでリード禁止状態であったとする。その場合、リフレッシュ制御部13bは、通常動作状態に変更するDRAM14−2のリフレッシュ周期を、たとえば、64msに変更する。
なお、ECC技術で訂正不可能で故障と認識されたDRAMは、正しい値を書き込むことでリカバリ可能であればエラー訂正が行われ、待機状態とされる。このとき、メモリコントローラ13は、エラー訂正が行われたDRAMへのリードを禁止させ、ライトは許可するようにし、リフレッシュ周期を、通常動作状態としたDRAMよりも短くするように変更してもよい。
また、メモリコントローラ13は、エラー訂正後のDRAMを通常動作状態に戻し、通常動作状態としていたDRAMを、リード禁止状態に戻すようにしてもよい。
以上のように、メモリコントローラ13は、あるDRAMに対しては、ライト及びリードを許可して通常動作させ、他のDRAMに対しては、リードを禁止させるとともに、リフレッシュ周期を通常動作させるDRAMよりも短くする。これにより、リード禁止状態のDRAMのビットへのアクセス数が減り、かつ、リフレッシュの頻度が増えるため、記憶したビットの値が、隣接ビットによる干渉などの影響で変わってしまうことを抑制できる。
そのため、通常動作状態であったDRAMが故障したときには、誤った値が格納されている可能性の低い、すなわち格納されている値の信頼性の高い、リード禁止状態でリフレッシュ周期の短いDRAMを通常動作に切り替えられる。これにより、メモリの信頼性低下を抑制できる。
なお、図2に示した例では、DRAM14−1,14−2が2つの場合について説明したが、3つ以上であってもよい。
また、上記では、チップセレクト信号/CSによりリードを禁止するか否かを指定する例を説明したが、これに限定されない。SDRAMなどでは、ライトイネーブル信号/WEが“1”で、ロウアドレスストローブ信号/RASが“1”、コラムアドレスストローブ信号/CASが“0”のときリード動作を行う。そのため、制御信号生成部13aは、リードを禁止するDRAMに対しては、リード要求がなされても、ロウアドレスストローブ信号/RASを“0”、コラムアドレスストローブ信号/CASを“1”とすることで、リードを禁止させることができる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、メモリコントローラが複数のDRAM14−1,14−2を制御する場合を例にして説明したが、1つのDRAM内の複数の記憶部に対して、上記のような処理を行うようにしてもよい。
図8は、DRAM内の複数の記憶部を個々に制御する例を示す図である。
メモリコントローラ40は、制御信号生成部41を有している。制御信号生成部41は、図2に示したような前述したようなリフレッシュ制御部13bやECC制御部13cを有しているが図示を省略している。
DRAM50は、記憶部51,52と論理回路(図8の例ではOR回路53,54)を有している。記憶部51,52は、たとえば、図3に示したような構成の一部またはすべてを有している。
メモリコントローラ40の制御信号生成部41は、記憶部51,52に対して異なるリフレッシュ周期でリフレッシュを行わせる制御信号を、信号線60,61を介して供給する。また、制御信号生成部41は、チップセレクト信号/CSを、信号線62を介してDRAM50に供給する。さらに制御信号生成部41は、各記憶部51,52のリードを禁止させるか否かを制御する制御信号(以下リード禁止信号という)を、信号線63,64を介してDRAM50に供給する。
ライトイネーブル信号/WEなど、その他の制御信号が伝達される信号線については図示を省略している。
OR回路53の一方の入力端子には、信号線62を介してチップセレクト信号/CSが入力され、他方の入力端子には、信号線63を介してリード禁止信号が入力される。
OR回路54の一方の入力端子には、信号線62を介してチップセレクト信号/CSが入力され、他方の入力端子には、信号線64を介してリード禁止信号が入力される。
OR回路53,54の出力信号は、記憶部51,52に入力される。記憶部51,52はこの出力信号をチップセレクト信号/CSとして扱う。すなわち、この出力信号が“1”であれば、記憶部51,52は非選択状態となり、“0”であれば選択状態となる。
たとえば、記憶部51を通常状態とし、記憶部52をリード禁止状態とする場合について説明する。
その場合、制御信号生成部41は、記憶部51に対してあるリフレッシュ周期でリフレッシュを行わせ、記憶部52に対しては、記憶部51のリフレッシュ周期よりも短いリフレッシュ周期でリフレッシュを行わせる。
ライト動作時には、制御信号生成部41は、チップセレクト信号/CSを“0”とし、信号線63,64を伝達するリード禁止信号を“0”とする。これにより、OR回路53,54の出力信号はともに“0”となり、記憶部51,52がともに選択状態となり、ライト動作が行われる。
リード動作時には、制御信号生成部41は、チップセレクト信号/CSを“0”とし、
信号線63を伝達するリード禁止信号を“0”、信号線64を伝達するリード禁止信号を“1”とする。これにより、OR回路53の出力信号は“0”になり、記憶部51は選択状態になるが、OR回路54の出力信号は“1”となり、記憶部52は非選択状態となる。そのため、記憶部51からはリードが行われるが、記憶部52からはリードが行われないようになる。
通常動作状態の記憶部51の故障が検出された場合、制御信号生成部41は、リード動作時には、信号線63を伝達するリード禁止信号を“1”、信号線64を伝達するリード禁止信号を“0”とする。これにより、OR回路53の出力信号は“1”となり、記憶部51は、非選択状態となり、OR回路54の出力信号は“0”となり、記憶部52は、選択状態となる。そのため、記憶部52からはリードが行われるが、記憶部51からはリードが行われない状態となる。
以上のように、メモリコントローラ40は、DRAM50中のある記憶部に対しては、ライト及びリードを許可して通常動作させ、他の記憶部に対しては、リードを禁止させるとともに、リフレッシュ周期を通常動作させる記憶部よりも短くする。これにより、リード禁止状態の記憶部のビットへのアクセス数が減り、かつ、リフレッシュの頻度が増えるため、記憶したビットの値が、隣接ビットによる干渉などの影響で変わってしまうことを抑制できる。
そのため、通常動作状態であった記憶部が故障したときには、誤った値が格納されている可能性の低い、すなわち格納されている値の信頼性の高い、リード禁止状態でリフレッシュ周期の短い記憶部を通常動作に切り替えられる。これにより、メモリの信頼性低下を抑制できる。
なお、図8に示した例では、記憶部51,52が2つの場合について説明したが、3つ以上であってもよい。
また、リードを禁止させる記憶部に対するリフレッシュ周期を複数の値から選択できるようにしてもよい。
図9は、リフレッシュ周期選択部を有するメモリコントローラの一例を示す図である。図8と同じ要素については同一符号を付している。
電子装置10bにおいて、メモリコントローラ40aの制御信号生成部41aは、リフレッシュ周期選択部42を有している。
リフレッシュ周期選択部42は、たとえば、CPU70側からの選択信号に応じてリードを禁止させる記憶部に対するリフレッシュ周期を選択する。
図10は、リフレッシュ周期選択部の一例を示す図である。
リフレッシュ周期選択部42は、複数のレジスタ80−1,80−2,…,80−nと、セレクタ81を有している。
レジスタ80−1〜80−nには、リフレッシュ周期として、通常動作させる記憶部におけるリフレッシュ周期よりも短い値、たとえば、32ms、1ms、500μs、250μs、…、1μsなどと複数のリフレッシュ周期を示す値が保持される。
セレクタ81は、たとえば、CPU70からの選択信号に応じて、レジスタ80−1〜80−nに保持されているリフレッシュ周期を示す何れかの値を出力し、リフレッシュ制御部43に供給する。
リフレッシュ制御部43は、選択されたリフレッシュ周期で、リードを禁止させる記憶部をリフレッシュさせる制御信号を生成する。
これにより、たとえば、格納される値の信頼性をより向上させたい場合には、より小さいリフレッシュ周期に変更でき、消費電力を考慮する場合には、より大きいリフレッシュ周期に変更できるようになる。
なお、このようなリフレッシュ周期選択部42は、図2に示したメモリコントローラ13にも適用可能であることは言うまでもない。
以上、実施の形態に基づき、本発明のメモリ制御方法、メモリコントローラ及び電子装置の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
1 制御部
2−1〜2−n 記憶部
10 電子装置
11 CPU
12 ROM
13 メモリコントローラ
13a 制御信号生成部
13b リフレッシュ制御部
13c ECC制御部
14−1,14−2 DRAM
15 アドレスバス
16 データバス
17,18 信号線

Claims (4)

  1. 制御部が、ライト及びリードを許可する第1の記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部を前記第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、
    前記制御部が、前記第1の記憶部の故障を検出すると、前記第2の記憶部からのリードを許可する、
    メモリ制御方法。
  2. 前記制御部は、前記第1のリフレッシュ周期よりも短い複数の値の中から、選択信号に応じて前記第2のリフレッシュ周期を選択する、請求項1に記載のメモリ制御方法。
  3. 複数の記憶部に対する制御信号を生成する制御信号生成部を有し、
    前記制御信号生成部は、
    前記複数の記憶部のうち、ライト及びリードを許可する第1の記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部を前記第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、
    前記第1の記憶部の故障が検出されると、前記第2の記憶部からのリードを許可する、
    制御信号を生成するメモリコントローラ。
  4. 複数の記憶部と、
    前記複数の記憶部を制御するメモリコントローラと、
    を有し、
    前記メモリコントローラは、
    前記複数の記憶部のうち、ライト及びリードを許可する第1の記憶部を第1のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、ライトを許可しリードを禁止する第2の記憶部を前記第1のリフレッシュ周期よりも短い第2のリフレッシュ周期でリフレッシュさせ、
    前記第1の記憶部の故障が検出されると、前記第2の記憶部からのリードを許可する、
    電子装置。
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