JP2013222265A - 情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ラスタライズ処理時間の実績に基づいてブレードへのラスタライズ処理の分散を最適化し、ラスタライズ処理時間を短縮化できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】印刷ジョブに含まれる印刷データのラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ処理手段と、印刷データを分割し、分割された印刷データを複数のラスタライズ処理手段に分散し並列にラスタライズ処理をさせる分散制御手段と、分割された印刷データのラスタライズ処理時間を計測するラスタライズ処理時間計測手段と、分割された印刷データのラスタライズ処理時間を、分割された印刷データと関連付けて保存する保存手段と、を有し、分散制御手段は、保存手段により保存された印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う際、保存されたラスタライズ処理に要した時間に基づいて分割された印刷データを分散させるラスタライズ処理手段を決定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体に関し、より詳細には、印刷処理におけるラスタライズ処理を並列に行う情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体に関する。
従来、印刷処理を高速化するために、印刷ジョブに含まれる印刷データを電子写真プロセスにて印刷可能な画像データに変換する処理であるラスタライズ処理の処理時間の短縮化が行われている。
一般的に、ラスタライズ処理時間の短縮化のために、マルチCPU(Central Processing Unit)化または複数のコンピュータによる並列処理が行われている。また、ラスタライズ処理がされた画像データを記憶装置に保持しておき、その画像データに関する印刷ジョブについて印刷設定の変更がされた後の印刷ジョブにおいて、先の印刷ジョブのラスタライズ処理がされた画像データを利用することが行われている。
上述した、マルチCPU化または複数のコンピュータによる並列処理によりラスタライズ処理時間を短縮化する場合に、必要最低限のコンピュータ資源により印刷処理を高速化する技術としては次のものがある。すなわち、印刷データの画像特性(例えば、イメージ、ベクタ、テキスト)に応じてラスタライズ処理にかかる負荷をベンチマークとしてあらかじめ設定し、当該ベンチマークを用いて印刷データの各ページのラスタライズ処理における負荷を推定する。そして、推定した負荷および印刷装置の性能を考慮し、印刷装置の印字速度を劣化させないタイミングで各ページのラスタライズ処理を終了できるコンピュータをネットワークで検索し、検出されたコンピュータに並列にラスタライズ処理をさせるものがある。
特開2004−151890号公報
しかし、ブレードサーバーによりラスタライズ処理を行う場合、並列にラスタライズ処理を行うコンピュータの数が実装されているブレードの数に限定される。上記従来技術は、並列にラスタライズ処理をするコンピュータの数を増大させることでラスタライズ処理時間を短縮化することはできるが、並列にラスタライズ処理可能なコンピュータの数が限定される場合には、ラスタライズ処理時間を短縮化することができない。
また、並列にラスタライズ処理を行う各コンピュータにおいてラスタライズ処理の終了時間に差が生じると、先にラスタライズ処理が終了したコンピュータにラスタライズ処理が行われない時間が生じることで印刷ジョブ全体としてラスタライズ処理時間が増大する。同様に、先の印刷ジョブに対する印刷設定の変更により必要となった再度のラスタライズ処理においても、上述したラスタライズ処理時間の増大が生じ得る。しかし、上記従来技術は、並列処理を行う各コンピュータにおけるラスタライズ処理の終了時間の差に起因して印刷ジョブ全体としてラスタライズ処理時間が増大することを防止することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、印刷ジョブに含まれる印刷データを分割して複数のブレードに分散し並列にラスタライズ処理をさせるとともに、分割されたデータごとに実際に要したラスタライズ処理時間を保存する。そして、当該印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、保存されたラスタライズ処理時間に基づいて当該分割されたデータごとに分散させるブレードを決定する。これにより、ラスタライズ処理時間の実績に基づいてブレードへのラスタライズ処理の分散を最適化し、ブレードサーバーによるラスタライズ処理時間の短縮化を実現することができる。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)印刷ジョブに含まれる印刷データのラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ処理手段と、前記印刷データを分割し、分割された印刷データを前記複数のラスタライズ処理手段に分散して前記複数のラスタライズ処理手段に並列にラスタライズ処理をさせる分散制御手段と、前記分散制御手段により分割された印刷データの前記ラスタライズ処理手段によるラスタライズ処理にそれぞれ要したラスタライズ処理時間を計測するラスタライズ処理時間計測手段と、前記ラスタライズ処理時間計測手段により計測された前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を、前記分割された印刷データとそれぞれ関連付けて前記印刷ジョブとともに保存する保存手段と、を有し、前記分散制御手段は、前記保存手段により保存された印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、前記保存手段により保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間に基づいて、前記分割された印刷データをそれぞれ分散させる前記ラスタライズ処理手段を決定する情報処理装置。
(2)前記分散制御手段は、前記保存手段により保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間の大きい順に、すでに割り当てられている前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間の和が最も小さい前記ラスタライズ処理手段に前記分割された印刷データを割り当てることにより、前記分割された印刷データをそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させる上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算し、加算された前記ラスタライズ処理時間を前記複数のラスタライズ処理手段の数で除して平均ラスタライズ処理時間を算出する平均ラスタライズ処理時間算出手段をさらに有し、前記分散制御手段は、前記保存手段により保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間が、前記平均ラスタライズ処理時間算出手段により算出された前記平均ラスタライズ処理時間以上の前記分割された印刷データを優先して、前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させ、前記平均ラスタライズ処理時間未満の前記分割された印刷データは前記印刷データにおける前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させる上記(1)に記載の情報処理装置。
(4)前記平均ラスタライズ処理時間算出手段は、再度ラスタライズ処理を行う必要のない前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を除いて前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算することにより前記平均ラスタライズ処理時間を算出する上記(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記分割制御手段は、前記印刷データをページごとに分割する上記(1)〜(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
また、上記課題は以下のプログラムまたは記録媒体により解決される。
(6)印刷ジョブに含まれる印刷データを分割し、分割された印刷データを前記複数のラスタライズ処理手段に分散して前記複数のラスタライズ処理手段に並列にラスタライズ処理をさせる手順(a)と、前記手順(a)において分割された印刷データの前記ラスタライズ処理手段によるラスタライズ処理にそれぞれ要したラスタライズ処理時間を計測する手順(b)と、前記手順(b)において計測された前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を、前記分割された印刷データとそれぞれ関連付けて前記印刷ジョブとともに保存する手順(c)と、を有し、前記手順(a)は、前記手順(c)において保存された印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間に基づいて、前記分割された印刷データをそれぞれ分散させる前記ラスタライズ処理手段を決定する処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム。
(7)前記手順(a)は、前記手順(c)において保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間の大きい順に、すでに割り当てられている前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間の和が最も小さい前記ラスタライズ処理手段に前記分割された印刷データを割り当てることにより、前記分割された印刷データをそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させる上記(6)に記載のプログラム。
(8)前記手順(a)において分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算し、加算された前記ラスタライズ処理時間を前記複数のラスタライズ処理手段の数で除して平均ラスタライズ処理時間を算出する手順(d)をさらに有し、前記手順(a)は、前記手順(c)において保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間が、前記手順(d)において算出された前記平均ラスタライズ処理時間以上の前記分割された印刷データを優先して、前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させ、前記平均ラスタライズ処理時間未満の前記分割された印刷データは前記印刷データにおける前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させる上記(6)に記載のプログラム。
(9)前記手順(d)は、再度ラスタライズ処理を行う必要のない前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を除いて前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算することにより前記平均ラスタライズ処理時間を算出する上記(8)に記載のプログラム。
(10)前記手順(a)は、前記印刷データをページごとに分割することを特徴とする上記(6)〜(9)のいずれかに記載のプログラム。
(11)上記(6)〜(10)のいずれかに記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
印刷ジョブに含まれる印刷データを分割して複数のブレードに分散し並列にラスタライズ処理をさせるとともに、分割されたデータごとに実際に要したラスタライズ処理時間を保存する。そして、当該印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、保存したラスタライズ処理時間に基づいて当該分割されたデータごとに分散させるブレードを決定する。これにより、ラスタライズ処理時間の実績に基づいてブレードへのラスタライズ処理の分散を最適化し、ブレードサーバーによるラスタライズ処理時間を短縮化することができる。
画像形成システムの構成を示すブロック図である。 クライアント端末の構成を示すブロック図である。 ブレードサーバーの構成を示すブロック図である。 マスターブレードの構成を示すブロック図である。 スレーブブレードの構成を示すブロック図である。 印刷ジョブに含まれる印刷データの最初のラスタライズ処理の処理シーケンスを示す図である。 ブレードサーバーに保存されている印刷ジョブについて印刷設定変更および再出力の要求がされたがラスタライズ処理が不要である場合の処理シーケンスを示す図である。 ブレードサーバーに保存されている印刷ジョブについて印刷設定変更の要求がされた結果ラスタライズ処理が必要となる場合の処理シーケンスを示す図である。 初期処理シーケンスにおけるページの分散方法と、再ラスタライズ処理シーケンスにおけるページの分散方法とを示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るブレードサーバーによる、印刷データのページの分散方法を決定する処理のフローチャートを示す図である。 ページ情報リストを示す図である。 再ラスタライズリストを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るブレードサーバーによる、印刷データのページの分散方法を決定する処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るブレードサーバーによる、印刷データのページの分散方法を決定する処理のフローチャートを示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体について詳細に説明する。
図1は、画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、クライアント端末30、ブレードサーバー10、およびエンジン20を有する。なお、クライアント端末30の数は2台に限定されず、1台でもよく、3台以上であってもよい。本発明に係る情報処理装置はブレードサーバー10により構成されることができる。
ブレードサーバー10、第1クライアント端末31、および第2クライアント端末32はネットワーク40を介して相互に通信可能に接続される。ネットワーク40は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)などの規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいは、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)により構成されることができる。
また、ブレードサーバー10とエンジン20とは、VIF(Video Inter−Face)により専用線50で相互に通信可能に接続されることができる。
クライアント端末30はパーソナルコンピュータにより構成されることができ、OS(Operating System)によって制御される。クライアント端末30は、ユーザーが印刷しようとする印刷データを、ユーザーにより入力された印刷設定とともに印刷ジョブとしてブレードサーバー10に送信する。
ここで、印刷設定とは、印刷物の形式の設定であり、例えば、例えば、ステープル、パンチ、折り、ウォーターマーク、原稿の向き、用紙サイズ、Nin1(ページ割付)、グレースケール化、および印刷部数の設定であり得る。
また、印刷データとは、印刷の対象であるドキュメントのデータであり、印刷データには、例えば、イメージデータ、ベクタデータ、テキストデータといった各種データが含まれ得る。具体的には、印刷データは、PDL(Page Description Language)データ、PDF(Portable Document Format)データまたはTIFF(Tagged Image File Format)データであり得る。
ブレードサーバー10は、第1クライアント端末31または第2クライアント端末32から印刷ジョブを受信する。ブレードサーバー10は、印刷ジョブに含まれる印刷設定に従って印刷データをラスタライズ処理し、画像データとしてエンジン20に送信する。
画像データとは、印刷データに対しラスタライズ処理がされたデータであり、ビットマップデータであり得る。
ブレードサーバー10は、後述するように、印刷データの各ページを複数のブレードに分散して並列にラスタライズ処理を行う。これにより、印刷データのラスタライズ処理に要する時間(以下、「ラスタライズ処理時間」と称する)を短縮化することができる。
エンジン20は、ブレードサーバー10から受信した画像データを、電子写真方式により帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を経て、用紙に印刷して排出する。すなわち、エンジン20は、印刷ジョブに含まれる印刷データに基づく画像データを現像材を用いて印刷し、印刷された用紙を出力する。
図2は、クライアント端末の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、クライアント端末20は、CPU(Central Processing Unit)200、RAM(Random Access Memory)201、ROM(Read Only Memory)202、HDD(Hard Disk Drive)203、操作部204、表示部205および通信インターフェース206を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス207を介して相互に接続される。
CPU200は、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理を行う。
RAM201は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
ROM202は、各種プログラムや各種データを格納する。
HDD203は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。
操作部204は、例えばマウスといったポインティングデバイスやキーボード、タッチパネルを含み、各種の操作、入力を行うために使用される。
表示部205は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。
通信インターフェース206は、外部機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインターフェース、USB、IEEE1394等のシリアルインターフェース、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE1284等のパラレルインターフェース、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF(Home Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)等の無線通信インターフェース、電話回線に接続するための電話回線インターフェース等を利用することができる。
クライアント端末20にはプリンタドライバーがインストールされており、ユーザーは、プリンタドライバーを利用してHDD203に記憶されている印刷データを指定し、印刷設定を行い、印刷データと印刷設定とを含む印刷ジョブをブレードサーバー10に送信することができる。ブレードサーバー10は印刷設定に基づいて印刷データのラスタライズ処理を行い、エンジン20は印刷ジョブに基づく印刷物を出力する。
図3は、ブレードサーバーの構成を示すブロック図である。また、図4は、マスターブレードの構成を示すブロック図で、図5はスレーブブレードの構成を示すブロック図である。ラスタライズ処理手段およびラスタライズ処理時間計測手段はスレーブブレード12により構成されることができる。また、分散制御手段、保存手段、および平均ラスタライズ処理時間算出手段はマスターブレード11により構成されることができる。
図3に示すように、ブレードサーバー10は、マスターブレード110、スレーブブレード120、およびHDD130を有する。マスターブレード110、スレーブブレード120、およびHDD130は、バス140により相互に通信可能に接続されている。
図4に示すように、マスターブレード110は、CPU111、RAM112、VIF113、LAN通信インターフェース114、およびブレード間通信インターフェース115を有する。
CPU111は、プログラムに従い上記各要素の制御や各種の演算処理等を行う。RAM112には、プログラムやPDL等の印刷データ、ラスタライズ後の画像データを一時的に保存する。VIF113は、エンジン20と双方向に通信するためのインターフェースである。LAN通信インターフェース114は、ネットワークを介してクライアント端末30に接続するためのインターフェースである。ブレード間通信インターフェース115は、スレーブブレード120と双方向に通信するためのインターフェースである。これらの構成要素は信号をやり取りするためのバス116を介して相互に接続されている。
図5に示すように、スレーブブレード120は、CPU121、RAM122、HDD123、ブレード間インターフェース124、およびタイマー125を有する。
CPU121は、プログラムに従い上記各要素の制御や各種の演算処理等を行う。RAM122には、プログラムやPDL等の印刷データ、ラスタライズ処理後の画像データを一時的に保存する。HDD123には、ラスタライズ処理後の画像データ、プログラムその他の各種データを保存する。ブレード間通信インターフェース124は、マスターブレード110と双方向に通信するためのインターフェースである。タイマー125は、印刷データの各ページのラスタライズ処理時間を計測する。これらの構成要素は信号をやり取りするためのバス126を介して相互に接続されている。
HDD130には、マスターブレード110により実行されるプログラム、印刷ジョブ、画像データ、その他の各種データを保存する。
ブレードサーバー10は、上記構成により以下の処理を行う。
マスターブレード110は、第1クライアント端末31または第2クライアント端末32から受信した印刷ジョブをHDD130に保存する。また、マスターブレード110は、印刷ジョブに含まれる印刷データをページごとに分割し、各ページを各スレーブブレード120に分散し並列にラスタライズ処理を行わせる。
スレーブブレード120は、マスターブレード110から受信した印刷データのページについてラスタライズ処理を行い、ラスタライズ処理後の画像データをページごとにマスターブレード120に送信する。また、スレーブブレード120は、タイマー125により印刷データの各ページのラスタライズ処理時間を計測し、画像データとともにページごとにマスターブレード110に送信する。
HDD130は、マスターブレード110から印刷ジョブ、ラスタライズ後の画像データ、およびラスタライズ処理時間といった各種データを受信し保存する。また、HDD130は、ラスタライズ処理時間をそのラスタライズ処理を行ったページと関連付けて保存する。
図6は、印刷ジョブに含まれる印刷データの最初のラスタライズ処理の処理シーケンスを示す図である。以下、図6に示す処理シーケンスを初期処理シーケンスと称する。
クライアント端末30からブレードサーバー10のマスターブレード110に対し保存要求の印刷ジョブが投入されると、マスターブレード110は印刷ジョブをHDD130に保存する。図6には、HDD130へ保存される印刷ジョブのデータとして、印刷設定情報、印刷データであるPDL、およびページ情報が示されている。
マスターブレード110は、印刷ジョブをページごとに分割し、各スレーブブレード120に対し印刷ジョブの各ページを分散して送信し、ラスタライズ処理の要求を行う。
各スレーブブレード120は、マスターブレード110からラスタライズ処理の要求を受けた印刷データのページのラスタライズ処理をそれぞれ並列に行う。複数のスレーブブレード120で印刷データのラスタライズ処理を並列に行うことにより印刷データのラスタライズ処理時間を短縮することができる。
各スレーブブレード120は、マスターブレード110から受信したページのラスタライズ処理の際、ラスタライズ処理時間を計測し、ラスタライズ処理の終了後、ページの画像データとともにラスタライズ処理時間をマスターブレード110に送信する。マスターブレード110は、スレーブブレード120から受信した画像データおよびラスタライズ処理時間をページ情報と関連付けてHDD130に保存する。これにより、マスターブレード110は印刷ジョブに含まれる印刷データのそれぞれのページのラスタライズ処理時間を、HDD130に保存されたデータにより確認することができる。
なお、図6に示された初期処理シーケンスは、保存要求の印刷ジョブについての処理シーケンスである。すなわち、図6には、印刷ジョブにおいて印刷出力の要求がない場合の初期処理シーケンスの例が示されている。ここで、印刷ジョブにおいて印刷出力の要求がなされていた場合は、HDD130から印刷設定情報、ページ情報、および画像データがマスターブレード110により読み出され、エンジン20に転送される。そして、エンジン20により画像データが用紙に印刷され出力される。
なお、初期シーケンスのラスタライズ処理におけるページの分散方法は、例えば、FIFO(First In First Out)により行うことができる。すなわち、現在処理が行われていないスレーブブレード120にページ番号順に印刷データのページを分散し各スレーブブレード120により並列にラスタライズ処理が行われることができる。
図7は、ブレードサーバーに保存されている印刷ジョブについて印刷設定変更および再出力の要求がされたがラスタライズ処理が不要である場合の処理シーケンスを示す図である。
クライアント端末30からブレードサーバー10に印刷ジョブIDがAである印刷ジョブに対し印刷設定変更および再出力要求がされると、マスターブレード110はHDD130に保存されている、印刷ジョブIDがAである印刷ジョブの印刷設定を変更する。
印刷設定変更の例としては、例えば、原稿の向き、用紙サイズ、Nin1、グレースケール化、および印刷部数の設定がある。
その後、マスターブレード110は印刷設定の変更により再度のラスタライズ処理(以下、「再ラスタライズ処理」と称する)が必要かどうかを判定する。マスターブレード110は、印刷設定の変更前後においてラスタライズ処理により作成される画像データが変更されることとなるページが1ページもない場合は、再ラスタライズが不要と判定する。
なお、再ラスタライズ処理が必要な場合とは、例えば、印刷データの色が変更された場合、ページのサイズが変更された場合、オブジェクトの回転がされた場合が考えられる。
マスターブレード110は、再ラスタライズ処理が不要と判断すると、HDD130に保存されている、印刷ジョブIDがAである印刷ジョブの印刷設定情報、ページ情報、および画像データがマスターブレード110により読み出され、エンジン20に転送される。エンジン20は、これらのデータに基づいて画像データを用紙に印刷し出力する。
図8は、ブレードサーバーに保存されている印刷ジョブについて印刷設定変更の要求がされた結果ラスタライズ処理が必要となる場合の処理シーケンスを示す図である。以下、図8に示す処理シーケンスを再ラスタライズ処理シーケンスと称する。
クライアント端末30からブレードサーバー10に印刷ジョブIDがAである印刷ジョブに対し印刷設定変更の要求がされると、マスターブレード110はHDD130に保存されている印刷ジョブIDがAである印刷ジョブの印刷設定を変更する。
その後、マスターブレード110は印刷設定の変更により再ラスタライズ処理が必要かどうかを判定する。マスターブレード110は、印刷設定の変更前後においてラスタライズ処理により得られる画像データが変更されることとなるページが1ページでもある場合は、そのページについて再ラスタライズが必要と判定する。
マスターブレード110は、再ラスタライズ処理が必要と判断すると、再ラスタライズ処理が必要なページを各スレーブブレード120へ分散し並列にラスタライズ処理をさせるためのページの分散方法を決定する処理を行う。
図9は、初期処理シーケンスにおけるページの分散方法と、再ラスタライズ処理シーケンスにおけるページの分散方法とを示す説明図である。なお、図9においては、簡単のために並列にラスタライズ処理を行うスレーブブレード120の数を2台としている。
図9のAは、印刷データの各ページのラスタライズ処理時間を示している。図9のAによれば、ページ4のラスタライズ時間が最も大きいことが判る。ここで、平均ラスタライズ時間とは、印刷データの各ページのラスタライズ時間の和を並列にラスタライズ処理を行うスレーブブレードの数で除した時間である。すなわち、平均ラスタライズ時間は、並列にラスタライズ処理を行うスレーブブレードが常にラスタライズ処理を行っていると仮定した場合に印刷データのラスタライズ処理が完了するために要する時間である。従って、平均ラスタライズ時間は最も効率的に並列ラスタライズ処理を行った場合の印刷データのラスタライズ処理時間に相当する。
図9のBは、初期処理シーケンスにおけるページの分散方法を示している。
初期処理シーケンスにおいては、ラスタライズ処理におけるページの分散は、FIFOにより行うことができる。従って、図9のBでは、まず、ページ1が第1スレーブブレード120aに割り当てられ、ページ2が第2スレーブブレード120bに割り当てられる。そして、第1スレーブブレード120aにおいてページ1のラスタライズ処理が終了するとページ3が第1スレーブブレード120aに割り当てられ、第2スレーブブレード120bにおいてページ2のラスタライズ処理が終了するとページ4が第2スレーブブレード120bに割り当てられる。そして、第1スレーブブレード120aにおいてページ3のラスタライズ処理が終了すると最終ページであるページ5が第1スレーブブレード120aに割り当てられる。
図9のBの例では、ラスタライズ処理時間が比較的長いページ4のラスタライズ処理がボトルネックとなって印刷データ全体としてのラスタライズ処理時間を長くしており、並列処理によるラスタライズ処理が効率的になされたとはいえない。
なお、初期処理シーケンスにおけるページの分散方法においては、ラスタライズ処理が行われていないスレーブブレードにページ番号順にページが割り当てられるため、ページの分散方法を決定する処理を行う必要はない。
図9のCは、再ラスタライズ処理シーケンスにおけるページの分散方法を示している。
再ラスタライズ処理シーケンスにおいては、初期処理シーケンスにおいてブレードサーバー10のHDD130に記録された印刷データの各ページのラスタライズ処理時間に基づいてスレーブブレード120への分散方法が決定される。具体的には、ラスタライズ処理時間が長い順に各スレーブブレード120にページが分散され、各スレーブブレード120で並列にラスタライズ処理が行われる。すなわち、最もラスタライズ処理時間の長いページ4が第1スレーブブレード120aに割り当てられ、ラスタライズ処理時間が次に長いページ2が第2スレーブブレード120bに割り当てられる。そして、第1スレーブブレード120aにおいてページ4のラスタライズ処理が継続されている間に第2スレーブブレード120bにおいてページ2のラスタライズ処理が終了すると、ページ1が第2スレーブブレード120bに割り当てられる。また、第1スレーブブレード120aにおいてページ4のラスタライズ処理がさらに継続されている間に第2スレーブブレード120bにおいてページ1のラスタライズ処理が終了すると、ページ3そしてページ5が順に第2スレーブブレード120bに割り当てられる。
図9のCの例では、ラスタライズ処理時間が比較的長いページ4にスレーブブレード120が優先して割り当てられるため、ページ4のラスタライズ処理により印刷データ全体としてのラスタライズ処理時間が長くなることが抑止されている。このように、計測したラスタライズ処理時間に基づいて、ラスタライズ処理時間の長いものから優先してスレーブブレード120に分散し並列にラスタライズ処理をすることにより、印刷データのラスタライズ処理の分散が最適化される。これにより、ブレードサーバー10による印刷データのラスタライズ処理時間を短縮化することができる。また、ラスタライズ処理時間を短縮化することにより一つの印刷ジョブにブレードサーバーが占有される時間が短縮化されるため、他の印刷ジョブの処理にブレードサーバーを割り当てることができる。従って、ブレードサーバーによる処理の効率化が実現される。
なお、再ラスタライズ処理においては、印刷設定変更がされた結果、印刷データのページのラスタライズ処理時間が変わることがあるが、印刷データのページ相互間のラスタライズ処理時間の相対比率はそれほど変わらないと考えられる。従って、印刷設定変更がされたことでページのラスタライズ処理時間が変わったとしても、本実施形態により、印刷データのラスタライズ処理の分散が最適化され、ラスタライズ処理時間が短縮化されると考えられる。
図9のCに示される方法により、再ラスタライズ処理シーケンスにおけるページの分散方法がマスターブレード110により決定されると、決定されたページの分散方法に従いマスターブレード110から各スレーブブレード120に対しラスタライズ処理の要求がなされる。
印刷データのページの分散方法が決定されると、図8に示すように、各スレーブブレード120は、マスターブレード110からラスタライズ処理の要求を受け、分散された印刷データのページのラスタライズ処理を並列に行う。
各スレーブブレード120は、印刷データのページの再ラスタライズ処理におけるラスタライズ処理時間を計測し、そのページの画像データとともにラスタライズ処理時間をマスターブレード110に送信する。マスターブレード110は、スレーブブレード120から受信した画像データおよびラスタライズ処理時間をページ情報と関連付けてHDD130に保存する。これにより、HDD130に保存されている印刷ジョブIDがAである印刷ジョブの再ラスタライズ処理が行われたページについてのラスタライズ時間および画像データが変更される。
図10は、印刷データのページの分散方法を決定する処理のフローチャートを示す図である。本フローチャートは、ブレードサーバー10に実行させるためのプログラムにより実施されることができる。
マスターブレード110は、HDD130に保存されている印刷ジョブの各ページのラスタライズ処理時間に基づき、ページ情報リストをラスタライズ処理時間が長い順にソートする(S1001)。
なお、ソートした結果をプログラム上で識別するために、プログラムにおいてラスタライズ処理時間が長い順に1からNまでのソート番号Nが各ページと関連して設定されることができる。ここで、ソート番号Nの個数は印刷データのページ数nと同じ個数となる。
図11は、ページ情報リストを示す図である。ページ情報リストは、ブレードサーバー10により印刷ジョブその他の要求データが受信された際に、マスターブレード110により作成されることができる。ページ情報リストは、印刷ジョブと関連付けられてHDD130に保存されることができる。
ページ情報リストには、各ページ番号を有するページについて、「再ラスタライズ処理の要否」、「前回のラスタライズ処理時間」、および「割当フラグ」がリアルタイムで記録される。「前回のラスタライズ処理時間」はHDD130に保存されているラスタライズ時間が記録される。「再ラスタライズ処理の要否」は、マスターブレード110により再ラスタライズ処理の要否が判断された際に記録される。「割当フラグ」は、印刷データのページが割り当てられるスレーブブレード120が決定された際にそのページについて「no」から「yes」に変更されることにより記録される。
マスターブレード110は、最もラスタライズ時間が長いページを優先してスレーブブレード120に割り当てるために、ソート番号Nを1に設定しソート番号Nが1である最もラスタライズ時間が長いページの処理を開始する(S1002)。
マスターブレード110は、ステップS1002において設定されたソート番号のページについて再ラスタライズ処理が必要であり、かつスレーブブレード120に割り当てられていないかどうかを判断する(S1003)。
当該ソート番号のページの再ラスタライズ処理が必要でない場合は(S1003:No)、ステップS1008に移行し、ソート番号Nがインクリメントされる。また、当該ソート番号のページの再ラスタライズ処理が必要であるがすでにスレーブブレード120に割り当てられている場合も(S1003:No)ステップS1008に移行する。
なお、同じ印刷ジョブのページにおいて、再ラスタライズ処理が必要なページと不要なページが混在する場合の例としては、印刷設定変更によりほとんどのページの再ラスタライズ処理が必要になったが、一部のページは他の印刷ジョブの画像データがインポートにより挿入されているものであるため再ラスタライズ処理が不要である場合がある。
当該ソート番号のページの再ラスタライズ処理が必要であって、スレーブブレード120に割り当てられていない場合は(S1003:Yes)、マスターブレード110は、すでに割り当てられているページの再ラスタライズ処理時間の総和が最も小さいスレーブブレードを検出する(S1004)。マスターブレード110は、現時点において割り当てられている再ラスタライズ処理におけるラスタライズ処理時間の総和(以下、「割り当てられた再ラスタライズ処理時間」と称する)が最も小さいスレーブブレードを、再ラスタライズリストを参照することにより検出することができる。
図12は、再ラスタライズリストを示す図である。再ラスタライズリストは、ブレードサーバー10によりクライアント端末30から印刷設定変更の要求が受信された際に、マスターブレード110により作成されることができる。再ラスタライズリストは、印刷ジョブと関連付けられてHDD130に保存されることができる。
再ラスタライズリストは、各スレーブブレード120のブレード番号に対応して「割り当てられた再ラスタライズ処理時間」、および「割り当てられたページ」がリアルタイムで記録されるリストである。「割り当てられたページ」は、ステップS1004において検出されたブレードについて当該ソート番号のページのページ番号が追加されることにより記録される。
印刷データのページの分散方法の決定は、再ラスタライズリストに各スレーブブレード120に対し「割り当てられたページ」が記録されることにより行われる。
マスターブレード110は、ステップS1004において検出されたスレーブブレード120について、再ラスタライズリストの「割り当てられたラスタライズ処理時間」に当該ソート番号が設定されたページのラスタライズ処理時間を加算する(S1005)。また、マスターブレード110は、検出されたスレーブブレード120について、当該ソート番号のページのページ番号を再ラスタライズリストの「割り当てられたページ」に追加する(S1006)。
マスターブレード110は、ページ情報リストに当該ソート番号のページがスレーブブレードに割り当てられたことを、「割当フラグ」の表示を「no」から「yes」に変更することにより登録する(S1007)。
マスターブレード110は、ラスタライズ処理時間が次に長いページをスレーブブレード120に割り当てるために、ソート番号Nをインクリメントする(S1008)。そして、インクリメントされた後のソート番号Nがページ数nを超えるまで(S1009:Yes)、ページの分散方法を決定する処理を継続する(S1003〜S1008)。
印刷データのページの分散方法の決定が行われると、マスターブレード110は、決定されたページの分散方法に基づいて各スレーブブレード120に対しラスタライズ処理の要求を行い、各スレーブブレード120は、分散されたページのラスタライズ処理を並列に行う。
以上、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体について説明したが、本実施形態は以下の効果を奏する。
印刷ジョブに含まれる印刷データをページごとに分割して複数のスレーブブレードに分散し並列にラスタライズ処理をさせるとともに、ページごとに実際に要したラスタライズ処理時間を保存する。そして、当該印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、保存したラスタライズ処理時間に基づいてページごとに分散させるスレーブブレードを決定する。これにより、ラスタライズ処理時間の実績に基づいてスレーブブレードへのラスタライズ処理の分散を最適化し、ブレードサーバーによるラスタライズ処理時間を短縮化することができる。
また、印刷データのページのそれぞれのラスタライズ処理時間の大きい順に、複数のスレーブブレードに分散させる。これにより、ラスタライズ処理時間が比較的長いページのラスタライズ処理がボトルネックとなり印刷データ全体としてのラスタライズ処理時間が長くなることを抑止し、ラスタライズ処理時間をより短縮化することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体について詳細に説明する。本実施形態と第1実施形態は、印刷データのページの分散方法の決定において次の点で異なる。すなわち、第1実施形態ではラスタライズ処理時間の大きいページを優先してスレーブサーバーに割り当てるのに対し、本実施形態では平均ラスタライズ時間以上のラスタライズ時間のページをページ番号順に優先してスレーブサーバーに割り当て、その後、それ以外のページをページ番号順に割り当てる点で異なる。これ以外の点においては、本実施形態は第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略する。
図13A、Bは、印刷データのページの分散方法を決定する処理のフローチャートを示す図である。本フローチャートは、ブレードサーバー10に実行させるためのプログラムにより実施されることができる。
マスターブレード110は、印刷ジョブに含まれる印刷データのすべてのページのラスタライズ処理時間の総和を算出する(S1301)。サスタライズ処理時間の総和の算出は、クライアント端末30からブレードサーバー10に指定された印刷ジョブに対する印刷設定変更の要求がされることにより開始される。
マスターブレード110は、平均ラスタライズ時間を算出する(S1302)。
マスターブレード110は、平均ラスタライズ時間以上のラスタライズ時間のページをページ番号順にスレーブサーバー120に割り当てるために、ページ番号nを1に設定し、ページ1の処理を開始する(S1303)。
マスターブレード110は、ステップS1303において設定されたページ番号nのページ(以下、「ページPn」と称する)について再ラスタライズ処理が必要であり、かつスレーブブレード120に割り当てられていないかどうかを判断する(S1304)。
ページPnの再ラスタライズ処理が必要でない場合は(S1304:No)、ステップS1310に移行し、ページ番号nがインクリメントされる。また、ページPnの再ラスタライズ処理が必要であるがすでにスレーブブレード120に割り当てられている場合も(S1304:No)ステップS1310に移行する。
マスターブレード110は、ページPnの再ラスタライズ処理が必要であって、スレーブブレード120に割り当てられていない場合は(S1304:Yes)、ページPnのラスタライズ処理時間が平均ラスタライズ処理時間以上かどうかを判断する(S1305)。
マスターブレード110は、ページPnのラスタライズ処理時間が平均ラスタライズ処理時間未満である場合は(S1305:No)、ステップS1310に移行し、ページ番号nがインクリメントされる。
マスターブレード110は、ページPnのラスタライズ処理時間が平均ラスタライズ処理時間以上である場合は(S1305:Yes)、再ラスタライズリストを参照する。そして、割り当てられた再ラスタライズ処理時間が最も小さいスレーブブレード120を検出する(S1306)。
マスターブレード110は、ステップS1306において検出されたスレーブブレード120について、再ラスタライズリストの「割り当てられた再ラスタライズ処理時間」にページPnのラスタライズ処理時間を加算する(S1307)。また、マスターブレード110は、検出されたスレーブブレード120について、ページPnのページ番号nを再ラスタライズリストの「割り当てられたページ」に追加する(S1308)。
マスターブレード110は、ページ情報リストにページPnがスレーブブレードに割り当てられたことを、ページ情報リストのページPnの「割当フラグ」の表示を「no」から「yes」に変更することにより登録する(S1309)。
マスターブレード110は、平均ラスタライズ時間以上のラスタライズ時間のページをページ番号順にスレーブサーバー120に割り当てるために、ページ番号nをインクリメントする(S1310)。そして、インクリメントされた後のページ番号nが印刷データの全ページ数を超えるまで(S1311:Yes)、ステップS1301〜ステップS1310の処理を継続する。
ステップS1301〜ステップS1311の処理により、平均ラスタライズ処理時間以上のラスタライズ処理時間のページについての分散方法が決定される。
次に、マスターブレード110は、平均ラスタライズ処理時間未満のラスタライズ処理時間のページについての分散方法を決定する。
マスターブレード110は、平均ラスタライズ時間未満のラスタライズ時間のページをページ番号順にスレーブサーバー120に割り当てるために、ページ番号nを1に設定し、ページ1の処理を開始する(S1312)。
マスターブレード110は、ステップS1312において設定されたページPnについて再ラスタライズ処理が必要であり、かつスレーブブレード120に割り当てられていないかどうかを判断する(S1313)。
ページPnの再ラスタライズ処理が必要でない場合は(S1313:No)、ステップS1318に移行し、ページ番号nがインクリメントされる。また、ページPnの再ラスタライズ処理が必要であるがすでにスレーブブレード120に割り当てられている場合も(S1313:No)ステップS1318に移行する。
マスターブレード110は、ページPnの再ラスタライズ処理が必要であって、スレーブブレード120に割り当てられていない場合は(S1313:Yes)、割り当てられた再ラスタライズ処理時間が最も小さいスレーブブレード120を検出する(S1314)。
マスターブレード110は、ステップS1314において検出されたスレーブブレード120について、再ラスタライズリストの「割り当てられた再ラスタライズ処理時間」にページPnのラスタライズ処理時間を加算する(S1315)。また、マスターブレード110は、検出されたスレーブブレード120について、ページPnのページ番号nを再ラスタライズリストの「割り当てられたページ」に追加する(S1316)。
マスターブレード110は、ページ情報リストにページPnがスレーブブレードに割り当てられたことを、ページ情報リストのページPnの「割当フラグ」の表示を「no」から「yes」に変更することにより登録する(S1317)。
マスターブレード110は、平均ラスタライズ時間未満のラスタライズ時間のページをページ番号順にスレーブサーバー120に割り当てるために、ページ番号nをインクリメントする(S1318)。そして、インクリメントされた後のページ番号nが印刷データの全ページ数を超えるまで(S1319:Yes)、ページの分散方法を決定する処理を継続する(S1312〜S1318)。
以上、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体について説明したが、本実施形態は以下の効果を奏する。
印刷ジョブに含まれる印刷データをページごとに分割して複数のスレーブブレードに分散し並列にラスタライズ処理をさせるとともに、ページごとに実際に要したラスタライズ処理時間を保存する。そして、当該印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、保存したラスタライズ処理時間に基づいてページごとに分散させるスレーブブレードを決定する。これにより、ラスタライズ処理時間の実績に基づいてスレーブブレードへのラスタライズ処理の分散を最適化し、ブレードサーバーによるラスタライズ処理時間を短縮化することができる。
また、平均ラスタライズ処理時間以上のラスタライズ処理時間の印刷データのページを優先して複数のスレーブブレードにページ番号順に分散させ、その後、それ以外のページをページ番号順に複数のスレーブブレードに分散させて並列にラスタライズ処理を行う。これにより、ページ番号順にラスタライズ処理を終了させるとともにラスタライズ処理時間を短縮化することができる。従って、再ラスタライズ処理と同時にリアルタイムでの印刷出力が要求される場合においても、ラスタライズ処理時間の短縮化を実現することができる。
なお、印刷データのページのラスタライズ処理時間の長さによっては、ラスタライズ処理の終了順がページ番号順とならない場合もあり得る。しかし、その場合であってもラスタライズ処理時間を短縮化できるとともにラスタライズ処理の終了順をページ番号順に近づけることができ、ラスタライズ後の画像データをページ番号順に並び替えて印刷出力するためのバッファメモリのサイズを小さくすることができる。
本発明に係る情報処理装置、プログラム、およびプログラムが記録された記録媒体は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、図10および図13A、Bに示されるフローチャートはプログラムにより実施されるものとして説明したが、プログラムの一部または全部をハードウェアに置き換えて実施されてもよい。
また、ラスタライズ処理はスレーブブレードにより行われるものとして説明したが、マスターブレードによりラスタライズ処理が行われてもよい。
また、ラスタライズ処理はページ単位でスレーブブレードに分散されるものとして説明したが、複数ページ単位またはバンド単位で分散されてもよい。この場合、複数ページ単位またはバンド単位でラスタライズ処理時間が計測され、計測されたラスタライズ処理時間に基づいてスレーブブレードへの分散方法が決定される。
また、印刷データのすべてのページの分散方法の決定の後にスレーブブレードにページを送信するものとして説明したが、ページごとにスレーブブレードへの割り当てがされ次第、当該ページがスレーブブレードに送信されるようにしてもよい。
また、第2実施形態においては、平均ラスタライズ処理時間以上のラスタライズ処理時間の印刷データのページを優先して複数のスレーブブレードに分散させるとして説明したが、平均ラスタライズ処理時間を調整可能な閾値に替えて実施することもできる。
また、ブレードサーバーおよびエンジンはMFP(Multi−Function Peripheral)により構成されてもよい。
1 画像形成システム、
10 ブレードサーバー、
20 エンジン、
30 クライアント端末、
110 マスターブレード、
120 スレーブブレード、
130 HDD、
125 タイマー。

Claims (11)

  1. 印刷ジョブに含まれる印刷データのラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ処理手段と、
    前記印刷データを分割し、分割された印刷データを前記複数のラスタライズ処理手段に分散して前記複数のラスタライズ処理手段に並列にラスタライズ処理をさせる分散制御手段と、
    前記分散制御手段により分割された印刷データの前記ラスタライズ処理手段によるラスタライズ処理にそれぞれ要したラスタライズ処理時間を計測するラスタライズ処理時間計測手段と、
    前記ラスタライズ処理時間計測手段により計測された前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を、前記分割された印刷データとそれぞれ関連付けて前記印刷ジョブとともに保存する保存手段と、を有し、
    前記分散制御手段は、前記保存手段により保存された印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、前記保存手段により保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間に基づいて、前記分割された印刷データをそれぞれ分散させる前記ラスタライズ処理手段を決定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記分散制御手段は、前記保存手段により保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間の大きい順に、すでに割り当てられている前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間の和が最も小さい前記ラスタライズ処理手段に前記分割された印刷データを割り当てることにより、前記分割された印刷データをそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算し、加算された前記ラスタライズ処理時間を前記複数のラスタライズ処理手段の数で除して平均ラスタライズ処理時間を算出する平均ラスタライズ処理時間算出手段をさらに有し、
    前記分散制御手段は、前記保存手段により保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間が、前記平均ラスタライズ処理時間算出手段により算出された前記平均ラスタライズ処理時間以上の前記分割された印刷データを優先して、前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させ、前記平均ラスタライズ処理時間未満の前記分割された印刷データは前記印刷データにおける前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記平均ラスタライズ処理時間算出手段は、再度ラスタライズ処理を行う必要のない前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を除いて前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算することにより前記平均ラスタライズ処理時間を算出することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記分割制御手段は、前記印刷データをページごとに分割することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 印刷ジョブに含まれる印刷データを分割し、分割された印刷データを前記複数のラスタライズ処理手段に分散して前記複数のラスタライズ処理手段に並列にラスタライズ処理をさせる手順(a)と、
    前記手順(a)において分割された印刷データの前記ラスタライズ処理手段によるラスタライズ処理にそれぞれ要したラスタライズ処理時間を計測する手順(b)と、
    前記手順(b)において計測された前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を、前記分割された印刷データとそれぞれ関連付けて前記印刷ジョブとともに保存する手順(c)と、を有し、
    前記手順(a)は、前記手順(c)において保存された印刷ジョブを利用して再度ラスタライズ処理を行う場合に、保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間に基づいて、前記分割された印刷データをそれぞれ分散させる前記ラスタライズ処理手段を決定する処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム。
  7. 前記手順(a)は、前記手順(c)において保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間の大きい順に、すでに割り当てられている前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間の和が最も小さい前記ラスタライズ処理手段に前記分割された印刷データを割り当てることにより、前記分割された印刷データをそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記手順(a)において分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算し、加算された前記ラスタライズ処理時間を前記複数のラスタライズ処理手段の数で除して平均ラスタライズ処理時間を算出する手順(d)をさらに有し、
    前記手順(a)は、前記手順(c)において保存された、前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間が、前記手順(d)において算出された前記平均ラスタライズ処理時間以上の前記分割された印刷データを優先して、前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させ、前記平均ラスタライズ処理時間未満の前記分割された印刷データは前記印刷データにおける前記分割された印刷データの順序に従いそれぞれ前記複数のラスタライズ処理手段に分散させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  9. 前記手順(d)は、再度ラスタライズ処理を行う必要のない前記分割された印刷データの前記ラスタライズ処理時間を除いて前記分割された印刷データのそれぞれの前記ラスタライズ処理時間を加算することにより前記平均ラスタライズ処理時間を算出することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記手順(a)は、前記印刷データをページごとに分割することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のプログラム。
  11. 請求項6〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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