JP2013221486A - インテークマニホールド - Google Patents

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Abstract

【課題】サージタンクの底部に液体が堆積されるのを防止することができるインテークマニホールドを提供すること。
【解決手段】インテークマニホールド13は、サージタンク16の底部16aに、サージタンク16内の吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部および上流端部から吸気方向下流側に向かうに従って先細りとなるように合流する形状の下流端部を有するV字型のガイドリブ41を有し、ガイドリブ41の内部に、吸気方向上流側から下流端部に向かって上方に傾斜する傾斜面を有する傾斜部42が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、インテークマニホールドに関し、特に、サージタンクの底部に液体が堆積するのを防止するようにしたインテークマニホールドに関する。
自動車等の車両に搭載されるエンジンの吸気ポートを介して気筒内に空気を導入する吸気管が用いられており、この吸気管の途中にサージタンクを設けたインテークマニホールドが知られている。ところで、吸気管にはEGRガスやブローバイガスが導かれる場合には、排気ガス中に含まれる水、燃焼生成物、オイル成分等が含まれるため、これら水やオイル等の液体がサージタンクの底部に溜まる可能性がある。
インテークマニホールドは、サージタンクに吸入された空気を吸気ポートに導くための複数の分岐管がサージタンクに設けられており、この分岐管とサージタンクとの連結部がサージタンクの底部よりも上側に設けられる場合には、サージタンクの底部に溜まった液体をエンジンに導くことができずに、時間の経過と共に堆積される。
この液体が一定の高さに到達すると、サージタンクに導入された空気の圧力によって一気に気筒に導入される、所謂、ウォーターハンマー現象が発生してエンジンの損傷を招くおそれがあるため、サージタンクの底部に液体が堆積されるのを防止する必要がある。
従来、サージタンクの底部に液体が堆積するのを防止するものとして、サージタンクに、サージタンクの下部で開口する下部開口および分岐管の入口部で開口する上部開口を有する細い連通管を設け、吸気の流れによる気流剥離等によって連通管の下部開口および上部開口に差圧を生じさせることにより、連通管の内部にサージタンク側から分岐管に向かう流体の吸い上げ力を生じさせるようにしたインテークマニホールドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このインテークマニホールドは、サージタンクの底部の液体が連通管を介して分岐管に吸い上げられるため、サージタンクの底部に液体が堆積するのを防止することができる。
特開2011−185147号公報
しかしながら、このような従来のインテークマニホールドにあっては、サージタンクの下部と分岐管の入口部と連通する細い連通管を設けているため、EGRガスに含まれる燃焼形成物が原因となって、あるいは、ブローバイガスに含まれるオイルと排気ガスに含まれる煤等の粒子状物質(PM)とが混ざることにより、連通管内にデポジットが形成されてしまう。このデポジットが連通管内に堆積されると、連通管内がデポジットによって閉塞されてしまうため、連通管によってサージタンクの底部から液体を吸い上げることができず、サージタンクの底部に液体が堆積されてしまう。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、サージタンクの底部に液体が堆積されるのを防止することができるインテークマニホールドを提供することを目的とする。
本発明に係るインテークマニホールドは、上記目的を達成するため、(1)吸気管から吸入空気が導入される容器状のサージタンクと、前記サージタンクから分岐し、内燃機関の吸気ポートに接続される複数の分岐管とを備えたインテークマニホールドであって、前記サージタンクの底部に前記底部から上方に突出するガイドリブが設けられ、前記ガイドリブは、前記サージタンク内の吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部および前記上流端部から吸気方向下流側に向かうに従って先細りとなるように合流する形状の下流端部を有し、前記ガイドリブの内部に吸気方向上流側から前記ガイドリブの下流端部に向かって上方に傾斜する傾斜部を有するものから構成されている。
このインテークマニホールドは、サージタンクの底部に、サージタンク内の吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部および上流端部から吸気方向下流側に向かうに従って先細りとなるように合流する形状の下流端部を有するガイドリブが設けられるので、サージタンクの底部に溜まった液体がサージタンク内を流れる吸入空気の流速によってガイドリブの上流端部からガイドリブの下流端部に向かって流れる。
ガイドリブの内部には吸気方向上流側からガイドリブの下流端部に向かって上方に傾斜する傾斜部が設けられるので、ガイドリブの上流端部からガイドリブの下流端部に向かって流れる液体は、傾斜部によって上方に移動しつつガイドリブの先細り形状の下流端部に集められ、吸入空気の流速によって上方に指向される。この液体が、吸入空気の流速によって分岐管を通して吸気ポートに導入される。この結果、サージタンクの底部に液体が堆積するのを防止することができる。
上記(1)に記載のインテークマニホールドにおいて、(2)前記ガイドリブが、前記サージタンクの底部に対してV字型に形成されるものから構成されている。
このインテークマニホールドは、ガイドリブがV字型に形成されているため、ガイドリブの上流端部からガイドリブの下流端部に向かって流れる液体を下流端部に効率よく集めることができる。
上記(1)または(2)に記載のインテークマニホールドにおいて、(3)前記傾斜部の吸気方向下流端が、ガイドリブの下流端部の高さよりも低いものから構成されている。
このインテークマニホールドは、傾斜部の吸気方向下流端がガイドリブの下流端部の高さよりも低いので、換言すれば、傾斜部の吸気方向下流端に対してガイドリブの下流端部が高いので、傾斜部の下流端に集められた液体をガイドリブの下流端部の内周面に衝突させることができる。ガイドリブに沿って流れる液体は、傾斜部に沿ってガイドリブの上流端部から下流端部に向かって上昇するので、ガイドリブの上流端部から下流端部に向かって流れる吸入空気は、サージタンクの底部側の流速よりも上方の流速が速くなる。
したがって、流速の速い吸入空気によってガイドリブの下流端部の内周面に衝突した液体は、ガイドリブの先細り形状の下流端部に集められた液体から剥離して微小な液滴となってさらに上昇するため、吸入空気によって分岐管に導入され易い。この結果、サージタンクの底部に液体が堆積するのをより一層防止することができる。
上記(1)ないし(3)に記載のインテークマニホールドにおいて、(4)前記ガイドリブが、吸気方向に沿って複数個設けられるものから構成されている。
このインテークマニホールドは、ガイドリブが吸気方向に沿って複数個設けられるので、サージタンクの底部の複数箇所で液体を上方に指向させて分岐管に導くことができ、サージタンクの底部に液体が堆積されるのをより一層防止することができる。
本発明によれば、サージタンクの底部に液体が堆積されるのを防止することができるインテークマニホールドを提供することができる。
本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、インテークマニホールドを備えたエンジンの概略構成図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、サージタンクを断面で示したインテークマニホールドの構成図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、図2のA−A方向矢視断面図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、図3のB−B方向矢視断面図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、サージタンク内に気流が発生していない場合の液体の状態を示す図であり、(a)は、液体の上面図、(b)は、液体の側面図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、ガイドリブがないサージタンク内に気流が発生した場合の液体の状態を示す図であり、(a)は、液体の上面図、(b)は、液体の側面図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、ガイドリブが設けられたサージタンク内に気流が発生した場合の液体の状態を示す図であり、(a)は、液体の上面図、(b)は、液体の側面図である。 本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図であり、ガイドリブの他の形状を示す上面図である。
以下、本発明に係るインテークマニホールドの実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図8は、本発明に係るインテークマニホールドの一実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、内燃機関としてのガソリンエンジン(以下、単にエンジンという)1のシリンダブロック2には、気筒を構成する複数のシリンダ2aが形成されており、シリンダ2aにはピストン3が往復動可能に収容されている。
なお、シリンダ2aの数は、任意でよいが、本実施の形態では、シリンダ2aが4つ設けられた4気筒エンジンについて説明する。
ピストン3は、コネクティングロッド5を介してクランクシャフト6に連結されており、エンジン回転中にピストン3の往復運動がコネクティングロッド5によってクランクシャフト6の回転運動に変換されるようになっている。なお、コネクティングロッド5およびクランクシャフト6は、シリンダ2aの下方に位置するクランクケース2A内に収容されている。
シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド4が設けられており、シリンダヘッド4の底部、ピストン3の頂面およびシリンダ2aの内壁によって燃焼室8が画成されており、シリンダヘッド4には点火プラグ9およびインジェクタ10がそれぞれ設けられているとともに、各燃焼室8に連通する吸気ポート11と排気ポート12とがそれぞれ形成されている。
吸気ポート11は、インテークマニホールド13に接続されて吸気通路の一部を構成しており、排気ポート12は、エキゾーストマニホールド14に接続されて排気通路の一部を構成している。
図2に示すように、インテークマニホールド13は、容器状のサージタンク16を備えており、このサージタンク16には吸気管15(図1参照)が接続される導入管17Aが形成されている。この吸気管15の吸気方向上流側には図示しないエアクリーナが設けられており、吸気管15は、エアクリーナで浄化された空気を導入管17Aを介してサージタンク16に導入するようになっている。
また、インテークマニホールド13は、4つの分岐管17B〜17Eを備えており、この分岐管17B〜17Eは、各シリンダ2aに連通する吸気ポート11にそれぞれが接続され、サージタンク16に導入された吸入空気を吸気ポート11を介してシリンダ2aに分配して導入するようになっている。
分岐管17B〜17Eの上流開口端17aは、サージタンク16の下部に取付けられており、分岐管17B〜17Eの下流開口端17bは、それぞれの吸気ポート11に連通している。したがって、サージタンク16は、分岐管17B〜17Eを通してそれぞれの吸気ポート11に連通している。
図1において、吸気管15には吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ23が設けられており、エキゾーストマニホールド14には、排気中に含まれる炭化水素(HC)や窒素酸化物(NOx)を浄化するための触媒20が設けられている。
シリンダヘッド4には吸気ポート11と燃焼室8とを連通および遮断する吸気バルブ21と、排気ポート12と燃焼室8とを連通および遮断する排気バルブ22とが設けられており、吸気バルブ21および排気バルブ22は、クランクシャフト6に連結された図示しない吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトによって開閉駆動されるようになっている。
また、エンジン1にはブローバイガス還元装置31が設けられており、このブローバイガス還元装置31は、エンジン1で発生したブローバイガス、すなわち、燃焼室8からクランクケース2A内に侵入した未燃焼ガスと排気ガスの混合ガスをサージタンク16に戻すブローバイガス配管32を備えている。このブローバイガス配管32の一端部32aは、クランクケース7Aに接続されており、ブローバイガス配管32の他端部32bは、サージタンク16に接続されている。
また、ブローバイガス配管32の途中にはクランクケース2Aからサージタンク16にブローバイガスを流す一方向弁の機能を果たすとともに、ブローバイガスの環流量を調整するためのPCV(パージ・コントロール・バルブ)33が設けられている。
このような構成を有するブローバイガス還元装置31は、エンジン1の運転状態に基づいてPCVバルブ33を開弁すると、クランクケース2A内のブローバイガスがブローバイガス配管32を通してサージタンク16に導入されるようになっている。
図2において、サージタンク16にはブローバイガス配管32から導入されたブローバイガスをサージタンク16の中央部に導く案内部16bと、案内部16bの端部に形成され、案内部16bとサージタンク16の内部とを連通する連通穴16cとが形成されている。
一方、図2、図3に示すように、サージタンク16の底部16aにはガイドリブ41が設けられており、このガイドリブ41は、サージタンク16内の吸気方向に沿って分岐管17B〜17Eの上流開口端17aに対向する位置に4つ設けられている。
なお、サージタンク16内の吸気方向とは、導入管17Aを通してサージタンク16内を流れる吸入空気(図3に吸気方向を矢印Aiで示す)の方向であり、図2、図3では、吸気方向は、図中、右方向から左方向となる。以下、サージタンク16内を流れる吸入空気を、単に気流という。
図3、図4に示すように、ガイドリブ41は、サージタンク16の底部16aから上方に突出しており、それぞれ吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部41aおよび上流端部41aから吸気方向下流側に向かうに従って先細りとなるように合流する形状の下流端部41bを有している。すなわち、本実施の形態のガイドリブ41は、サージタンク16の底部16aに対してV字型に構成されている。
ガイドリブ41の内部には傾斜部42が設けられており、図4に示すように、傾斜部42は、吸気方向上流側からガイドリブ41の下流端部41bに向かって上方に傾斜する傾斜面42aを備えている。また、この傾斜部42は、ガイドリブ41の上流端部41a側には形成されておらず、ガイドリブ41の下流端部41b側に偏るようにして形成されている。
すなわち、傾斜部42の上流端42bは、ガイドリブ41の吸気方向の中央部分より上流側に形成されており、傾斜部42の下流端42cは、上流端42bからガイドリブ41の下流端部41bの内周面まで延在している。また、傾斜部42の下流端42cの高さh1は、ガイドリブ41の下流端部41bの高さh2よりも低く形成されている。
次に、作用を説明する。
サージタンク16の内部にはブローバイガス配管32からブローバイガスが導入される。このブローバイガスには排気ガス中に含まれる水やオイル成分等が含まれるため、ブローバイガスに含まれる水やオイル等の液体がサージタンク16の底部16aに溜まる。
ここで、図5に示すように、サージタンク16の底部16aにガイドリブ41が存在せず、サージタンク16内に気流が発生しない状態において、サージタンク16の底部16aの液体Lの高さ(液面の高さ)をh0とする。
図5の状態からサージタンク16に吸入空気が導入されると、図6に示すように、気流Aiによって液体Lが流されることにより、液体Lが周辺に広がり、液体Lの高さh3が気流発生前の高さh0よりも低くなる。
このとき、サージタンク16内の気流は、サージタンク16の底部16aの液体を排気方向下流側に押し出す必要があるため、サージタンク16の底部16a側の流速よりも上方の流速が速くなる。したがって、液体Lは、気流Aiによってサージタンク16の底部16aに押し付けられるようになり、底部16aから離れ難い。
特に、液体Lがオイルである場合には、粘性を有することからオイルがサージタンク16の底部16aに密着するため、底部16aからより一層離れ難い。このため、液体Lがサージタンク16の底部16aに堆積され、液体が一定の高さに到達すると、サージタンク16に導入された気流の圧力によって一気にシリンダ2aに導入される、所謂、ウォーターハンマー現象が発生してエンジン1の損傷を招くおそれがある。
これに対して、本実施の形態のインテークマニホールド13は、サージタンク16の底部16aに、サージタンク16内の吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部41aおよび上流端部41aから吸気方向下流側に向かうに従って先細りとなるように合流する形状の下流端部41bを有するV字型のガイドリブ41が設けられる。
このため、図7に示すように、サージタンク16の底部16aに溜まった液体Lがサージタンク16内の気流Aiの流速によって、矢印で示すようにガイドリブ41の上流端部41aから下流端部41bに向かって流れる。
ガイドリブ41の内部には吸気方向上流側から下流端部41bに向かって上方に傾斜する傾斜面42aを有する傾斜部42が設けられるので、ガイドリブ41の上流端部41aから下流端部41bに向かって流れる液体Lは、傾斜部42の傾斜面42aによって上方に移動しつつガイドリブ41の先細り形状の下流端部41bに集められ、気流Aiの流速によって上方に指向される。
そして、この液体Lが、気流Aiの流速によって分岐管17B〜17Eを通して吸気ポート11に導入される。この結果、サージタンク16の底部16aに液体Lが堆積するのを防止することができる。
特に、本実施の形態のガイドリブ41は、V字型に形成されているので、ガイドリブ41の上流端部41aから下流端部41bに向かって流れる液体を下流端部41bに効率よく集めることができる。
また、傾斜部42の下流端42cの高さh1は、ガイドリブ41の下流端部41bの高さh2よりも低く形成されているため、換言すれば、傾斜部42の下流端42cに対してガイドリブ41の下流端部41bが高く形成されているため、傾斜部42の下流端42cに集められた液体Lをガイドリブ41の下流端部41bの内周面に衝突させることができる。ガイドリブ41の下流端部41bに集められた液体Lの高さh4は、図6に示す液体Lの高さh3よりも大幅に高くなる。
上述したように、サージタンク16内の気流Aiは、サージタンク16の底部16aの液体を下流側に押し出す必要があるため、サージタンク16の底部16a側の流速よりも上方の流速が速くなる。
本実施の形態のガイドリブ41に沿って流れる液体Lは、傾斜部42の傾斜面42aに沿ってガイドリブ41の上流端部41aから下流端部41bに向かって上昇するので、ガイドリブ41の上流端部41aから下流端部41bに向かって流れる気流Aiは、サージタンク16の底部16a側の流速よりも上方の流速が速くなる。
したがって、流速の速い気流Aiによってガイドリブ41の下流端部41bの内周面に衝突した液体Lは、ガイドリブ41の下流端部41bに集められた液体Lから剥離して微小な液滴Lmとなってさらに上昇するため、気流Aiによって分岐管17B〜17Eに導入され易い。この結果、サージタンク16の底部16aに液体Lが堆積するのをより一層防止することができる。
すなわち、本実施の形態のインテークマニホールド13は、サージタンク16の底部16aに少量の液体Lが溜まった場合でも、サージタンク16の底部16aから液体Lをエンジン1に排出することができる。そして、サージタンク16に再び少量の液体Lが溜まった場合にサージタンク16の底部16aから液体Lをエンジン1に排出することができる。そして、この作用を繰り返すことでサージタンク16の底部16aに液体Lが堆積するのを防止することができる。
また、本実施の形態のインテークマニホールド13は、ガイドリブ41が、吸気方向に沿って複数個設けられているので、サージタンク16の底部16aの複数箇所で液体Lを上方に指向させて分岐管17B〜17Eに導くことができ、サージタンク16の底部16aに液体が堆積されるのをより一層防止することができる。
また、サージタンク16の底部16aに液体Lが堆積するのを防止することができるため、ブローバイガスに含まれるオイルと排気ガスに含まれる煤等の粒子状物質(PM)とが混ざることにより、サージタンク16の底部16aにデポジットが形成された場合であっても、デポジットの形成の有無にかかわらず液体Lがサージタンク16の底部16aに堆積するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、ガイドリブ41をV字型に形成しているが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部51aおよび上流端部51aから吸気方向下流側に向かうに従って湾曲し、さらに下流側に向かうに従って直線状となって下流端部51bが合流する先細り形状となるガイドリブ51を用いてもよい。要は、ガイドリブの下流端部に液体を集め易い形状であればよい。なお、このガイドリブ51には吸気方向上流側からガイドリブ51の下流端部51bに向かって上方に傾斜する傾斜面52aを有する傾斜部52が設けられている。
また、本実施の形態では、本発明のインテークマニホールド13をガソリンエンジンに適用しているが、ディーゼルエンジンに適用してもよい。この場合には、ディーゼルエンジンがEGR装置を搭載しているため、サージタンク16の底部16aに水やオイル等の液体が溜まるが、ガイドリブ41によって液体がサージタンク16に堆積するのを防止することができることは、勿論である。また、本実施の形態では、4つのガイドリブ41が設けられているが、ガイドリブ41の数は、これに限定されるものではない。
以上のように、本発明に係るインテークマニホールドは、サージタンクの底部に液体が堆積されるのを防止することができるという効果を有し、サージタンクの底部に液体が堆積するのを防止するようにしたインテークマニホールド等として有用である。
1 エンジン(内燃機関)
11 吸気ポート
13 インテークマニホールド
15 吸気管
16 サージタンク
16a 底部
17B〜17E 分岐管
41、51 ガイドリブ
41a、51a 上流端部
41b、51b 下流端部
42、52 傾斜部

Claims (4)

  1. 吸気管から吸入空気が導入される容器状のサージタンクと、前記サージタンクから分岐し、内燃機関の吸気ポートに接続される複数の分岐管とを備えたインテークマニホールドであって、
    前記サージタンクの底部に前記底部から上方に突出するガイドリブが設けられ、
    前記ガイドリブは、前記サージタンク内の吸気方向上流側に位置して離隔する形状を有する上流端部および前記上流端部から吸気方向下流側に向かうに従って先細りとなるように合流する形状の下流端部を有し、
    前記ガイドリブの内部に吸気方向上流側から前記ガイドリブの下流端部に向かって上方に傾斜する傾斜部を有することを特徴とするインテークマニホールド。
  2. 前記ガイドリブが、前記サージタンクの底部に対してV字型に形成されることを特徴とする請求項1に記載のインテークマニホールド。
  3. 前記傾斜部の吸気方向下流端が、ガイドリブの下流端部の高さよりも低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインテークマニホールド。
  4. 前記ガイドリブが、吸気方向に沿って複数個設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載のインテークマニホールド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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