JP2013220146A - ネイルチップ製造システム、ネイルチップ製造方法 - Google Patents

ネイルチップ製造システム、ネイルチップ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イメージ通りの突出形状を含むデザインのネイルチップを安価に提供する。
【解決手段】爪の立体的な表面形状を測定、または、表面形状の情報の入力により立体形状情報を取得する形状情報取得部121と、表面形状を展開した展開情報を立体形状情報に基づき作成する展開情報作成部122と、突出形状221を含むデザインを示すデザイン情報を取得するデザイン取得部112と、展開情報にデザイン情報をマッチングさせるマッチング部113と、平坦で可撓性のある樹脂製のシートにマッチング情報に基づきデザインを形成させるネイルチップ形成部111とを備え、ネイルチップ形成部111は、高粘度樹脂をネイルチップ202の表面に付着させる高粘度ディスペンサ141と、比較的低粘度の塗料を付着させる低粘度ディスペンサ142とを備える。
【選択図】図1

Description

本願発明は、爪に貼り付けて手などを装飾するいわゆるネイルチップであって、使用者の好みの立体的なデザインが付されたネイルチップを製造することができるネイルチップ製造システム、および、ネイルチップ製造方法に関する。
近年、好みのデザインが付されたネイルチップを使用者の手指の爪に貼り付けて装飾することが広く行われている。従前は、ネイルサロン等と称される店舗において専門の技能を有する者によって手作業にてネイルチップが使用者の手指の爪に取り付けられ、筆などによって花などをあしらったデザインが手作業によって付されていた。
しかしながら、ネイルチップを手作業で取り付けてデザインを付する場合、相当の時間が必要となり、また、十分な費用が必要となるため、デザインが異なるネイルチップを頻繁に変更しておしゃれを楽しむことは容易ではなかった。
そこで、使用者がデザインを任意に選択し、かつ、安価にネイルチップを製造するために、特許文献1には、ネイルチップに任意に選択されたデザインを印刷によって付する技術が記載されている。
また、特許文献2には、使用者の爪の形に適合した三次元形状のネイルチップを製造し、当該三次元形状に適合したデザインを印刷によって付する技術が記載されている。
特開2000−301778号公報 特表2006−519030号公報
ところが、特許文献1には、使用者の爪の立体的な形状に適合するように事前に選定されたネイルチップを真空吸着により平坦となるように変形状態で固定し、当該平坦な状態のネイルチップにデザインを直接印刷する技術が記載されている。また、平面的なシールにデザインを印刷し、当該シールを立体的に湾曲したネイルチップに貼り付ける技術も記載されている。しかし、これらはいずれも印刷やシールによってネイルチップに付された平面的なデザインがネイルチップ本来の立体的に湾曲した形状に沿って変化した状態で使用されるため、製造されたネイルチップは、使用者が本来イメージしているデザインとは若干異なるネイルチップとなり、使用者に違和感を与えるものとなっている。
また、特許文献2には、使用者の爪の立体的な湾曲形状に適合したネイルチップを切削により製造し、製造されたネイルチップにインクジェット印刷装置を用いて印刷する技術が記載されている。しかし、ブロック状の樹脂板からネイルチップを切り出すことは相当の時間と費用とを要し、小指用のネイルチップなどは大きく湾曲しているため、当該大きく湾曲したネイルチップにインクジェット印刷装置を用いてデザインを美しく印刷することは非常に困難である。
また、従来手作業で行われていたネイルチップの表面から突出した(盛り上がった)デザインを機械を用いて自動的にネイルチップに付すことは容易ではなかった。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、使用者の爪の立体形状に適合し、かつ、爪に取り付けられた状態で使用者のイメージ通りの立体的形状を含むデザインとなるネイルチップを、比較的高速、かつ、比較的低い費用で製造することができるネイルチップ製造システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかるネイルチップ製造システムは、ネイルチップを製造するネイルチップ製造システムであって、使用者の爪の立体的な表面形状を測定、または、表面形状の情報の入力により立体形状情報を取得する形状情報取得部と、前記表面形状を平面に展開した形状を示す展開情報を前記立体形状情報に基づき作成する展開情報作成部と、ネイルチップの表面から突出する突出形状を含むネイルチップのデザインを示すデザイン情報を取得するデザイン取得部と、前記展開情報に前記デザイン情報をマッチングさせたマッチング情報を作成するマッチング部と、平坦で可撓性のある樹脂製のシートに前記マッチング情報に基づきデザインを形成させ、かつ、前記シートを切断、または、半切断させるネイルチップ形成部とを備え、前記ネイルチップ形成部は、突出形状を形成可能な比較的高粘度の樹脂である高粘度樹脂をネイルチップの表面に付着させてデザインに含まれる突出形状を形成する第一のディスペンサと、前記第一のディスペンサにより形成された突出形状の表面に比較的低粘度の塗料を付着させる第二のディスペンサとを備えることを特徴としている。
これによれば、使用者の爪の立体形状に沿って取り付けられることを想定して作成されたマッチング情報に基づき、平坦なシートにネイルチップから突出した立体的な突出形状を含むデザインが形成されるため、デザインの形成が非常に容易で、かつ、ネイルチップを爪に取り付けた際、ネイルチップが使用者の爪の形状にフィットし、爪に取り付けた状態で使用者のイメージ通りのデザインとなるネイルチップを高速、かつ、低費用で提供することが可能となる。
さらに、前記第一のディスペンサによりネイルチップの表面に付着させた高粘度樹脂を硬化させる硬化手段を備えてもよい。
これによれば、ネイルチップの表面に付着させた高粘度樹脂を早期に硬化させることができるため、ネイルチップの生産効率を向上させることが可能となる。さらに、硬化した高粘度樹脂の上にさらに高粘度樹脂を付着させることが容易となり、突出高さの高い突出形状や、複雑な形状の突出形状を含むデザインをネイルチップに付することができる。
さらに、前記第一のディスペンサにより付着させた高粘度樹脂の上に固形物を取り付ける取り付け手段を備えてもよい。
これによれば、高粘度樹脂を接着剤とし、固形物をネイルチップに取り付けることができる。従って、予め用意しておいた突出形状を取り付けるだけで突出形状を含むデザインをネイルチップに簡単に付することができ、生産効率を向上させることができる。また、高粘度樹脂では実現できないような透明な固形物や金属光沢があるような固形物を取り付けることができるため、デザインのバリエーションを増加させることが可能となる。
さらに、ネイルチップの表面から突出する突出形状を含むネイルチップのデザインを示すデザイン情報を作成するデザイン作成部を備えてもよい。
これによれば、既成のデザインばかりでなく、使用者やデザイナーなどが既成のデザインを任意にアレンジすることができ、また、新たなネイルチップのデザインを使用者自らが創作することができる。従って、ネイルチップ製造システムが使用者に与える興趣性を向上させることが可能となる。
前記デザイン作成部は、前記立体形状情報、および、前記デザイン情報に基づき突出形状を含むデザインが付されたネイルチップの複数の看取方向における像を表示する表示部を備えるものでもよい。
これによれば、デザイン作成部を用いて作成されるネイルチップのデザインを使用者やデザイナー等が立体的に看取することも可能となるため、爪に取り付けた状態のネイルチップの立体的な突出形状を含むデザインを容易に創作することができる。従って、デザイン作成部において作成されたデザインと爪に取り付けられた状態のネイルチップのデザインとの相違が少なく、使用者に与える違和感を抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、本願発明に係るネイルチップ製造方法は、ネイルチップを製造するネイルチップ製造方法であって、使用者の爪の立体的な表面形状を測定、または、表面形状の情報の入力による立体形状情報を形状情報取得部が取得し、前記表面形状を平面に展開した形状を示す展開情報を前記立体形状情報に基づき展開情報作成部が作成し、ネイルチップの表面から突出する突出形状を含むネイルチップのデザインを示すデザイン情報をデザイン取得部が取得し、前記展開情報に前記デザイン情報をマッチングさせたマッチング情報をマッチング部が作成し、平坦で可撓性のある樹脂製のシートに前記マッチング情報に基づきネイルチップ形成部が突出形状を含むデザインを互いに異なる粘度の樹脂を吐出させて形成させ、かつ、前記シートを切断、または、半切断させることを特徴とする。
これによれば、使用者の爪の立体形状に沿って取り付けられることを想定して作成されたマッチング情報に基づき、平坦なシートに印刷などによって立体的な突出形状を含むデザインが形成されるため、デザインの形成が非常に容易で、かつ、ネイルチップを爪に取り付けた際、ネイルチップが使用者の爪の形状にフィットし、爪に取り付けた状態で使用者のイメージ通りのデザインとなるネイルチップを高速、かつ、低費用で提供することが可能となる。
さらに、ネイルチップ形成部が突出形状をネイルチップ表面に形成し、前記突出形状を構成する高粘度樹脂を硬化させ、硬化した高粘度樹脂の表面にさらに高粘度樹脂を付着させてもよい。
これによれば、硬化した高粘度樹脂の上にさらに高粘度樹脂を付着させることにより、突出高さの高い突出形状や、複雑な形状の突出形状を含むデザインをネイルチップに付することができる。
なお、前記ネイルチップ製造方法が含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
使用者の爪に取り付けた状態で使用者のイメージ通りの突出形状を含むデザインとなるネイルチップを比較的容易、かつ、比較的高速で製造することができる。
図1は、ネイルチップ製造システムの機能構成を装置構成と共に示す図である。 図2は、位相シフト法により立体形状を測定する形状取得装置の要部を示す斜視図である。 図3は、店舗設置型のデザイン作成装置を模式的に示す斜視図である。 図4は、携帯型のデザイン作成装置を模式的に示す平面図である。 図5は、ネイルチップ像を第一の看取方向(本人側)から示す図である。 図6は、ネイルチップ像を第二の看取方向(第三者側)から示す図である。 図7は、ネイルチップ製造装置を模式的に示す斜視図である。 図8は、ネイルチップ製造装置のヘッドが備える装置を模式的に示す図である。 図9は、シートの断面を示す側面図である。 図10は、ネイルチップ製造装置で製造されたネイルチップを示す図である。 図11は、ネイルチップ製造システムの機能構成を示すブロック図である。 図12は、取り付け手段を模式的に示す図である。
次に、本願発明に係るネイルチップ製造システム、および、ネイルチップ製造方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係るネイルチップ製造システム、および、ネイルチップ製造方法の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。
図1は、ネイルチップ製造システムの機能構成を装置構成と共に示す図である。
同図に示すように、ネイルチップ製造システム100は、ネイルチップ202を製造するシステムであって、形状情報取得部121と、展開情報作成部122と、デザイン取得部112と、マッチング部113と、ネイルチップ形成部111とを備えている。また、本実施の形態の場合、ネイルチップ製造システム100は、デザイン作成部131と、表示部132と、爪情報出力部123と、デザイン情報出力部133とを備えている。
形状情報取得部121は、ネイルチップを使用する使用者の爪の立体的な表面形状を測定、あるいは、使用者の立体的な爪に対応する表面形状の情報を選択テーブルなどから選択、あるいは、使用者の爪に合う形状番号やバーコードなどの識別情報として入力して立体形状情報を取得する処理部である。なお、使用者の爪に合う形状番号やバーコードなどの識別情報の入力は、既に作成されたネイル自体に識別情報を持たせてそれを図示しない撮像部や入力部により形状情報取得部121に取得させるようにしてもよい。本実施の形態の場合、形状情報取得部121は、独立した装置として存在する形状取得装置102に組み込まれている。
爪の立体的な表面形状を測定する装置の場合は、特に限定されるものでは無いが、細いプローブの先端を爪の表面に接触させ、プローブを移動させながらプローブの進退距離を測定して爪の立体的な表面形状を機械的に測定する機械式の装置や、レーザー光線等の出射光と反射光とを用いて距離を測定する装置を用いて爪に対してスキャンし、爪の立体的な表面形状を光学的に測定する光学式の装置、その他光切断法を用いた装置、簡易的に爪の立体的な要部の寸法を測定する測定治具などが例示できる。本実施の形態の場合、位相シフト法により爪の立体的な形状を測定する装置が形状取得装置102として採用されている。
図2は、位相シフト法により立体形状を測定する形状取得装置の要部を示す斜視図である。
位相シフト法とは次の様な測定方法である。正弦波など周期的に照度の異なる縞模様の輝度変化光を測定対象物である爪およびその周辺に対し照射手段124を用いて斜めから照射する。当該光は、同図中X軸方向には照度が揃い、Y軸方向に照度が周期的に変化するものである。そして、縞模様の光が照射された爪などの像を正面(Z軸方向)から撮像手段125を用いて撮像する。測定対象物に対する縞模様の位置をY軸方向に少しずつ(例えば1/4波長)相対的にずらして測定対象物の測定される部位である測定部位Pに対応する測定対象物の像を複数回(例えば4回)撮像する。得られた複数の像の情報から測定対象物上の同一の測定部位Pにおける輝度のデータを形状情報取得部121が抽出し、当該複数のデータに基づき正弦波を形成し、基準の正弦波と形成された正弦波との位相のずれ(位相差)から前記測定部位Pの高さを算出する。前記位相のずれの算出を爪全体にわたって走査して行うことで、使用者の爪の立体的な表面形状を示す立体形状情報が作成される。
本実施の形態の場合、形状取得装置102は1本の指の爪の立体形状情報を測定するものであるが、指を入れ替えることにより他の指の爪の立体形状を測定することも可能である。なお、形状取得装置102は、複数の指(例えば両手の全ての指)の爪を一度に測定するものでもかまわない。この場合、手の甲全体の画像から、画像処理等により爪の立体的な形状だけを抽出してもよい。
展開情報作成部122は、爪の立体的に湾曲した表面形状を平面に展開した形状を示す展開情報を形状情報取得部121により測定、あるいは、使用者の立体的な爪に対応する表面形状の情報を選択テーブルなどから選択、あるいは、使用者の爪に合う形状番号やバーコードなどの識別情報として入力された立体形状情報に基づき作成する処理部であり、本実施の形態の場合、独立した装置として存在する形状取得装置102に組み込まれている。
なお、展開情報作成部122は、形状取得装置102に組み込まれるものとして説明しているが、ネイルチップ製造システム100において、展開情報作成部122は、ネイルチップ製造装置101に組み込まれていてもかまわない。また、デザイン作成部131が展開情報作成部122を備えていてもかまわない。
爪情報出力部123は、形状情報取得部121で測定された立体形状情報、および、展開情報作成部122で作成された展開情報の少なくとも一方である爪情報を出力する処理部である。本実施の形態の場合、爪情報出力部123は、独立した装置として存在する形状取得装置102に組み込まれている。形状取得装置102は、爪情報を識別するための識別子の入力を受け付ける識別子作成手段(図示せず)を備えてもよく、また、乱数などを発生させて識別子を作成する識別子作成手段を備えてもよい。爪情報出力部123は、前記識別子作成手段により作成された識別子と爪情報とを紐付けて出力するものとなっている。
なお、爪情報出力部123が爪情報を出力する出力先はインターネットやLANなどのネットワークNに接続されるサーバやコンピュータなどでもよい。また、爪情報出力部123の爪情報の出力先はメモリカードなどの可搬型の記憶媒体などでもよい。より具体的には、使用者が保持する携帯電話やスマートフォンが備える記憶媒体に爪情報を出力する爪情報出力部123を例示することができる。
デザイン作成部131は、立体的な突出形状221を含むデザインを示すデザイン情報を作成する処理部であり、本実施の形態の場合、ネイルチップ製造システム100は、複数のデザイン作成部131を備えていてもよい。また、それぞれのデザイン作成部131は、図3や図4に示すような独立した装置として存在するデザイン作成装置103に組み込まれている。
本実施の形態の場合、デザイン作成部131は、爪に取り付けられた状態の立体的に湾曲したネイルチップの形状に適合した立体的な突出形状221を含むデザインを示すデザイン情報を作成することができるものとなっている。従って、デザイン情報は、三次元(擬似的な三次元)の情報を有している。なお、擬似的な三次元の情報とは、例えば、デザインをネイルチップの裏側から確認する際に必要な情報が欠落しているような情報等を意味している。
表示部132は、形状情報取得部121により作成された立体形状情報、および、デザイン作成部131で作成されたデザイン情報に基づきデザインが付されたネイルチップの像であるネイルチップ像220を表示装置134に表示する処理部であり、本実施の形態の場合、独立した装置として存在するデザイン作成装置103に組み込まれている。表示部132は、デザイン情報に三次元の情報が含まれている場合、二次元の表示装置134において立体的に見えるように、ネイルチップ像220に影などを計算により付加してもかまわない。また、表示部132は、表示装置134が三次元の表示が可能なものである場合、3D映像としてネイルチップ像220を表示してもよい。
図5は、ネイルチップ像を第一の看取方向(本人側)から示す図である。
図6は、ネイルチップ像を第二の看取方向(第三者側)から示す図である。
これらの図に示すように、表示部132は、突出形状221を含むデザインが付されたネイルチップ像220の例えば本人側と相手側との二種類の看取方向におけるネイルチップ像220を立体形状情報、および、デザイン情報に基づき表示させることができるものとなっている。なお、看取方向は、2方向ばかりでなく、側方から看取した像など複数方向であってもかまわない。
複数の看取方向から示されるネイルチップ像220を同時、または、順次表示装置134に表示させることで、ネイルチップと突出形状を含むデザインとの関係を容易に想到することが可能となり、実際にネイルチップ202を爪に取り付けた状態における立体的な突出形状221を含むデザインをバーチャルな状態で容易に作成することが可能となる。
デザイン情報出力部133は、デザイン作成部131で作成されたデザイン情報を出力する処理部であり、本実施の形態の場合、独立した装置として存在するデザイン作成装置103に組み込まれている。
なお、デザイン情報出力部133がデザイン情報を出力する出力先は、インターネットやLANなどのネットワークNに接続されるサーバやコンピュータなどでもよい。また、デザイン情報出力部133のデザイン情報の出力先はメモリカードなどの可搬型の記憶媒体などでもよい。より具体的には、使用者が保持する携帯電話やスマートフォンが備える記憶媒体にデザイン情報を出力するデザイン情報出力部133を例示することができる。
図3は、店舗設置型のデザイン作成装置を模式的に示す斜視図である。
図4は、携帯型のデザイン作成装置を模式的に示す平面図である。
これらの図、および、図1に示すように、本実施の形態の場合、デザイン作成装置103は、デザイン作成部131と、デザイン情報を出力するデザイン情報出力部133とを備える独立した装置である。また本実施の形態の場合、ネイルチップ製造システム100は、複数のデザイン作成装置103を備えていてもよく、個々のデザイン作成装置103は、後述のネイルチップ製造装置101や形状取得装置102に対し、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
デザイン作成装置103は、形状取得装置102から爪情報を通信により直接取得したり、可搬型の記憶媒体を用いて爪情報を間接的に通信により取得したりすることができるものとなっている。表示部132は、例えば、立体形状情報に基づき、使用者Aの爪に適合したネイルチップ像220を表示装置134に立体的に表示する。そして、使用者Aは、当該表示装置134でネイルチップのデザインを目で確認しながら、また、看取方向を変更し、複数の突出形状221の付されたデザインを確認しながら、デザイン作成装置103に備えられるマンマシンインターフェース(図示せず)を用いて、表示されたネイルチップの立体的な像にデザインを付していく。デザイン作成部131は、以上の情報を統括して管理し、デザイン情報を作成する。
なお、デザイン作成装置103は、ネットワークNに接続されるサーバやコンピュータ、可搬型の記憶媒体から、半完成状態や完成状態のネイルチップのデザイン情報を取得し、当該半完成状態や完成状態のデザイン情報にアレンジを加えることも可能である。
図1に示すデザイン取得部112は、ネイルチップのデザインを示すデザイン情報を取得する処理部である。本実施の形態の場合、デザイン取得部112は、独立した装置として存在するネイルチップ製造装置101に組み込まれている。
なお、デザイン取得部112がデザイン情報を取得する取得先はインターネットやLANなどのネットワークN上に接続されるデザイン作成装置103ばかりでなく、ネイルチップのデザインを統括して管理するサーバなどでもよい。また、デザイン取得部112は、メモリカードなどの可搬型の記憶媒体から取得するものでもよい。
マッチング部113は、形状取得装置102の展開情報作成部122から取得した展開情報にデザイン取得部112が取得したデザイン情報をマッチングさせてマッチング情報を作成する処理部である。本実施の形態の場合、マッチング部113は、独立した装置として存在するネイルチップ製造装置101に組み込まれている。
具体的にマッチング部113は、デザイン情報を使用者Aが希望する指(左右の手の親指、人差し指、中指、薬指、小指など)の爪に取り付けるネイルチップの形状にマッチングさせ、マッチングさせた情報を展開情報に基づき平面的なマッチング情報を作成する。つまり一具体例を説明すると、爪に取り付けられ湾曲した形状のネイルチップ上に現されたキャラクタを使用者が看取した場合に、ちょうど良い細さであると認識できるように作成されたデザインである場合、ネイルチップの曲率に応じて平面的にデザインを形成する場合には若干太めのキャラクタとなるようなマッチング情報をマッチング部113は作成する。
これにより、デザイン作成装置103などで作成された立体的なデザインと、実際に爪に取り付けられた際のネイルチップに現されたデザインとがほぼ一致し、使用者に与える違和感を抑制することが可能となる。
ネイルチップ形成部111は、平坦で可撓性のある樹脂製のシートにマッチング情報に基づきデザインを形成させ、かつ、シートを切断、または、半切断するようにネイルチップ製造装置101を制御する処理部である。本実施の形態の場合、ネイルチップ形成部111は、独立した装置として存在するネイルチップ製造装置101に組み込まれている。
図7は、ネイルチップ製造装置を模式的に示す斜視図である。
図8は、ネイルチップ製造装置のヘッドが備える装置を模式的に示す図である。
同図に示すようにネイルチップ製造装置101は、可撓性のある樹脂製のシート201上の所望の位置にインクなどの比較的低粘度の塗料、および、硬化性の樹脂などの比較的高粘度の高粘度樹脂を別々に、または、同時に吐出してシート201上に平面的なデザインや、ネイルチップ表面から突出した突出形状221を含むデザインを形成することができる装置である。また、ネイルチップ製造装置101は、シート201を切断、または、半切断することができる装置であり、ヘッド114と、シート201を支持するステージ115とを備えている。
ヘッド114は、ステージ115上に載置されたシート201に対し、平行に相対的に移動することができる装置であり、第一のディスペンサである高粘度ディスペンサ141と、第二のディスペンサである低粘度ディスペンサ142と、カッター143と、硬化手段144とを備えている。なお、第一のディスペンサと第二のディスペンサの吐出する樹脂の粘度は互いに異なる粘度である。相対的に高粘度の樹脂を吐出してネイルチップ202表面に突出形状221を形成し、相対的に低粘度の樹脂を吐出して突出形状221の表面を塗装する。
これにより、ネイルチップ製造装置101のネイルチップ形成部111は、平坦で可撓性のある樹脂製のシート201に対して、マッチング情報に基づき互いに異なる粘度の樹脂を吐出させてデザインを形成させ、かつ、シートを切断、または、半切断するようにネイルチップ製造装置101を制御することによりネイルチップ202が製造される。
本実施の形態の場合ヘッド114は、装置基台116に支持されたヘッド移動装置117によって主走査方向(図7に示すX軸方向)に往復移動する。ステージ115は、樹脂製のシート201を平坦な状態で載置するとともに、静電気や真空吸着や端部の挟持によりシート201を保持するテーブルであり、装置基台116に支持されたステージ移動装置118によって副走査方向(図7に示すY軸方向)に往復移動するものとなっている。以上の動作によりヘッド114は、XY平面(シート201と平行な面)内を自在に移動することができるものとなっている。
なお、ステージ115が固定し、ヘッド114がXY平面を移動するものでも良く、また、ヘッド114が固定で、ステージ115がXY平面を移動するものでもよい。
高粘度ディスペンサ141は、比較的高粘度(例えば20mPa・s以上)の樹脂である高粘度樹脂をネイルチップ202の表面、すなわちシート201の表面に付着させてデザインに含まれる突出形状を形成する装置である。
高粘度ディスペンサ141とは、ノズルから所定量の高粘度樹脂を吐出することができる装置であり、例えば、シリンジに収容される高粘度樹脂をエアーの圧力でノズルから押し出すタイプの装置や、モノーポンプなどのようにシリンジ内の高粘度樹脂を機械的に押し出すタイプの装置などを挙示することができる。本実施の形態の場合、高粘度ディスペンサ141として高粘度樹脂に対応したジェットディスペンサが採用されている。なお、ジェットディスペンサとは、液体や高粘度樹脂を液滴として断続的に吐出することのできる装置であり、例えば少量の高粘度樹脂を貯留した貯留室の堆積を圧電素子などを用いて瞬間的に減少させ、発生した圧力によりノズルから少量の高粘度樹脂を液滴として吐出する装置である。
低粘度ディスペンサ142は、高粘度ディスペンサ141により形成された突出形状221の表面に高粘度樹脂に比べて比較的低粘度(例えば20mPa・s未満、好ましくは5〜10mPa・s以下)の塗料を付着させる装置である。
低粘度ディスペンサ142とは、ノズルから所定量の低粘度の塗料(インクなど)を吐出することができる装置であり、本実施の形態の場合、インクジェットなどと称される低粘度ディスペンサ142が採用されている。また、低粘度ディスペンサ142は、複数色の塗料を独立して吐出してカラー印刷ができるものとなっている。
カッター143は、展開情報またはマッチング情報に基づきシート201をネイルチップの形状に切断、または、半切断する装置である。ここで、半切断とは、図9に示すように、シート201を完全に切断するのではなく、シート201の厚み方向の一部に切れ込み211(溝)を形成することを言う。当該半切断を行うと、指などによって切れ込み211の部分に力を加えると、容易に切れ込み211の部分に沿ってシート201を破断してネイルチップを取り出すことができる。
なお、シート201に対し半切断を行った後、切れ込み211の部分に塗料212などの液体を低粘度ディスペンサ142が吐出することで、ネイルチップ202の端面にもデザインを施すことができ、製造されたネイルチップ202の商品価値を向上させることが可能となる。
硬化手段144は、高粘度ディスペンサ141によりネイルチップ202の表面、すなわち、シート201の表面に付着させた高粘度樹脂の硬化を促進させる装置である。例えば、高粘度樹脂が光硬化性樹脂である場合、硬化手段144は、当該高粘度樹脂に対応した光(紫外光など)を照射することができる装置である。また、高粘度樹脂が熱硬化性樹脂である場合、硬化手段144は、当該高粘度樹脂に熱を供給することができるヒーターである。
ネイルチップ製造装置101は、上記構成によって、ヘッド114とステージ115上のシート201とを相対移動させながら、ヘッド114に備えられた高粘度ディスペンサ141、および、低粘度ディスペンサ142からシート201に向かって塗料(インク)や高粘度樹脂などを吐出し、シート201上にマッチング情報に基づいた突出形状221を含むデザインを形成することができる。また、ヘッド114に備えられたカッター143によってマッチング情報(展開情報)に基づいた切断、または、半切断を行うことができる。
図10は、ネイルチップ製造装置で製造されたネイルチップを示す図である。
同図に示すように、ネイルチップ202は、平坦なシート201にデザインが付され、かつ、切断、または、半切断の状態でネイルチップ製造装置101により製造される。
ここで、シート201は、ネイルチップ202として切り出された後、爪に貼り付ける際に爪の湾曲に柔軟に沿う可撓性(柔軟性)を有し、貼り付けた状態で湾曲が維持されると共に、爪に負担がかからない程度の復元力以下の復元力を有する。
具体的にシート201は、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどの一般的な樹脂からなり、シート201の厚みは、1mm以下、好ましくは500μm以下、さらに好ましくは300μm以下程度が好ましい。
次に、ネイルチップ製造方法を説明する。
まず、形状取得装置102により、使用者の爪の立体的な表面形状を測定し、立体形状情報を作成する。
形状取得装置102により測定される表面形状を平面に展開した形状を示す展開情報を前記立体形状情報に基づき展開情報作成部が作成する。
ここで、使用者などは、識別子作成手段により識別子を入力してもよい。識別子とは具体的には、IDとパスワードの組み合わせなどである。
以上によって、得られた爪情報を使用者は、可搬型の記憶媒体やネットワークNに接続されるサーバに記憶させる。
次に使用者は、ネイルチップ202のデザインを示すデザイン情報をデザイン取得部112に取得させる。
ここで、デザイン情報は使用者が作成したものでも良く、また、使用者が別所から入手したデザイン情報でもよい。さらには、ネイルチップ製造システム100が事前に保持しているいくつかのデザイン情報から選択されたデザイン情報でもかまわない。
次に、前記展開情報に前記デザイン情報をマッチングさせたマッチング情報をマッチング部が作成し、当該マッチング情報に基づき平坦で可撓性のある樹脂製のシート201にネイルチップ形成部がネイルチップ製造装置101の機構部を制御してデザインを形成させる。
例えば、シート201に低粘度ディスペンサ142により、下地デザインを印刷する。次に、高粘度ディスペンサ141により突出形状221を形成する。突出形状221を形成する際は、高粘度ディスペンサ141で高粘度樹脂を少量吐出し、硬化手段144で硬化させた後、硬化した高粘度樹脂の上にさらに高粘度樹脂を重ねて吐出し、これらの作業を繰り返してもよい。これによりアスペクト比が高い突出形状221や、複雑な形状の突出形状221を形成することができる。
次に、突出形状221の表面に低粘度ディスペンサ142を用い、色を印刷する。以上により突出形状221を含むデザインをネイルチップ202の表面に付すことができる。
最後に、カッター143を用いシート201をネイルチップ202の形状に切断、または、半切断させ、ネイルチップ202が製造される。
以上の構成のネイルチップ製造システム100を用い、ネイルチップ製造方法でネイルチップを製造することにより、使用者の爪の形状に適合したネイルチップ202を安価に提供することが可能となる。さらに、爪に取り付けた状態で使用者がイメージするような突出形状221を含むデザインが付されたネイルチップを提供することができるため、ネイルチップのデザインに対する使用者の高い要求を満足させることができる。
さらに、デザイン作成装置を用いることにより、既成のデザインを使用者がアレンジすることができ、また、オリジナルのデザインを創作することができる。従って、より興趣性の高いネイルチップ製造システム100とすることができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、ネイルチップ製造システム100は、複数の別体の装置がネットワークに接続されてなるものとして説明したが、図11に示すように、全ての機能を一つの装置に集約するものでもかまわない。
また、展開情報作成部122が、ネイルチップ製造装置101に備えられてもよく、また、デザイン作成部131や表示部132等がネイルチップ製造装置101に備えられるものでもよい。つまり、独立して存在する装置が、いかなる処理部を備えるかはネイルチップ製造システム100においては任意である。
また、デザイン作成部131により作成されたデザイン情報をネットワークN上のサーバにアップロードしてもよい。この場合、デザイン情報を示す識別子と紐付けてアップロードしておくとともに、ネイルチップ202が製造されるシート201に当該識別子を示すコード203(図10参照)を印刷しておき、当該コード203に基づきデザイン情報をサーバからネイルチップ製造システム100にダウンロードできるようにしてもかまわない。
また、シート201は裏面に接着剤と保護シートが設けられたシール状のものでもかまわない。これによれば、保護シートを外すだけで簡単にネイルチップ202を爪に貼り付けることができる。
また、保護シートに貼り付けられているシート201のみをネイルチップ製造装置101により切断するようにすれば、シート201より切断されたネイルチップ202を個別に容易に分離することができる。
また、図12に示すように、高粘度ディスペンサ141により付着させた高粘度樹脂Rの上に固形物Hを取り付ける取り付け手段145を備えてもかまわない。
図12に示す取り付け手段145は、ガラスや金属、樹脂などで形成された小型の造形物(装飾部品)である固形物Hを真空吸着や把持などにより保持することのできるノズルを1本、あるいは、複数本備えた装置である。
固形物Hは、シート201上に次の様にして取り付けられる。すなわち、事前に準備されている固形物Hをノズルが吸着する一方、高粘度ディスペンサ141は、接着剤などの高粘度樹脂Rをシート201の表面に付着させておく。取り付け手段145はヘッド114に備えられており、シート201上に付着させた高粘度樹脂Rの上方に取り付け手段145が配置される。固形物Hを保持したノズルが下降し、高粘度樹脂Rに固形物Hを埋め込む。ノズルによる部品の保持の吸着力を解除してノズルだけを上昇させる。なお、硬化手段144を用い、高粘度樹脂Rを硬化させてもかまわない。
また、前記デザイン作成部131が含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
本願発明は、アミューズメント施設などに設置されるネイルチップ製造システムに利用可能であり、また、使用者が測定して得た立体形状情報とデザイン情報をインターネット上で受け付けてネイルチップを製造し、当該ネイルチップを使用者に送付するサービスにも利用可能である。
A 使用者
H 固形物
N ネットワーク
R 高粘度樹脂
100 ネイルチップ製造システム
101 ネイルチップ製造装置
102 形状取得装置
103 デザイン作成装置
111 ネイルチップ形成部
112 デザイン取得部
113 マッチング部
114 ヘッド
115 ステージ
116 装置基台
117 ヘッド移動装置
118 ステージ移動装置
121 形状情報取得部
122 展開情報作成部
123 爪情報出力部
124 照射手段
125 撮像手段
131 デザイン作成部
132 表示部
133 デザイン情報出力部
134 表示装置
141 高粘度ディスペンサ(第一のディスペンサ)
142 低粘度ディスペンサ(第二のディスペンサ)
143 カッター
144 硬化手段
145 取り付け手段
201 シート
202 ネイルチップ
203 コード
212 塗料
220 ネイルチップ像
221 突出形状

Claims (7)

  1. ネイルチップを製造するネイルチップ製造システムであって、
    使用者の爪の立体的な表面形状を測定、または、表面形状の情報の入力により立体形状情報を取得する形状情報取得部と、
    前記表面形状を平面に展開した形状を示す展開情報を前記立体形状情報に基づき作成する展開情報作成部と、
    ネイルチップの表面から突出する突出形状を含むネイルチップのデザインを示すデザイン情報を取得するデザイン取得部と、
    前記展開情報に前記デザイン情報をマッチングさせたマッチング情報を作成するマッチング部と、
    平坦で可撓性のある樹脂製のシートに前記マッチング情報に基づきデザインを形成させ、かつ、前記シートを切断、または、半切断させるネイルチップ形成部とを備え、
    前記ネイルチップ形成部は、
    突出形状を形成可能な比較的高粘度の樹脂である高粘度樹脂をネイルチップの表面に付着させてデザインに含まれる突出形状を形成する第一のディスペンサと、
    前記第一のディスペンサにより形成された突出形状の表面に比較的低粘度の塗料を付着させる第二のディスペンサとを備える
    ネイルチップ製造システム。
  2. さらに、
    前記第一のディスペンサによりネイルチップの表面に付着させた高粘度樹脂を硬化させる硬化手段を備える
    請求項1に記載のネイルチップ製造システム。
  3. さらに、
    前記第一のディスペンサにより付着させた高粘度樹脂の上に固形物を取り付ける取り付け手段を備える
    請求項1に記載のネイルチップ製造システム。
  4. さらに、
    ネイルチップの表面から突出する突出形状を含むネイルチップのデザインを示すデザイン情報を作成するデザイン作成部
    を備える請求項1に記載のネイルチップ製造システム。
  5. 前記デザイン作成部は、前記立体形状情報、および、前記デザイン情報に基づき突出形状を含むデザインが付されたネイルチップの複数の看取方向における像を表示する表示部を備える
    請求項4に記載のネイルチップ製造システム。
  6. ネイルチップを製造するネイルチップ製造方法であって、
    使用者の爪の立体的な表面形状を測定、または、表面形状の情報の入力による立体形状情報を形状情報取得部が取得し、
    前記表面形状を平面に展開した形状を示す展開情報を前記立体形状情報に基づき展開情報作成部が作成し、
    ネイルチップの表面から突出する突出形状を含むネイルチップのデザインを示すデザイン情報をデザイン取得部が取得し、
    前記展開情報に前記デザイン情報をマッチングさせたマッチング情報をマッチング部が作成し、
    平坦で可撓性のある樹脂製のシートに前記マッチング情報に基づきネイルチップ形成部が突出形状を含むデザインを互いに異なる粘度の樹脂を吐出させて形成させ、かつ、前記シートを切断、または、半切断させる
    ネイルチップ製造方法。
  7. さらに、
    ネイルチップ形成部が突出形状をネイルチップ表面に形成し、前記突出形状を構成する高粘度樹脂を硬化させ、硬化した高粘度樹脂の表面にさらに高粘度樹脂を付着させる
    請求項6に記載のネイルチップ製造方法。
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