JP2013219315A - 搬送装置、光学部材貼合体の製造装置、搬送方法及び光学部材貼合体の製造方法 - Google Patents

搬送装置、光学部材貼合体の製造装置、搬送方法及び光学部材貼合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルム材の端縁の配置位置を所望の位置に高精度に配置することが可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】フィルム材Fを搬送するための搬送装置22であって、フィルム材Fを搬送する搬送手段22aと、フィルム材Fの搬送方向下流側の端縁の画像を撮像する撮像装置31と、画像を画像処理し、画像処理の処理結果に基づいて搬送手段22aによって搬送される単位搬送量あたりのフィルム材Fの移動量を演算する演算装置32と、演算装置32によって演算された単位搬送量あたりのフィルム材Fの移動量に基づいて搬送手段22aによるフィルム材Fの搬送量を制御する制御装置33と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置、光学部材貼合体の製造装置、搬送方法及び光学部材貼合体の製造方法に関するものである。
従来、液晶パネルなどの光学部材に偏光フィルムなどのフィルム材を貼り合わせて光学部材貼合体を製造する光学部材貼合体の製造装置が知られている。この光学部材貼合体の製造装置は、光学部材を搬送する搬送コンベアと、保護フィルムによって表面が保護されたフィルム材の原反ロールと、原反ロールからフィルム材を繰り出し光学部材との貼合位置に向けて搬送する搬送手段とを備えている。搬送コンベアの下方には切断装置とナイフエッジが配置され、搬送手段で搬送されたフィルム材を切断装置でハーフカットし、ナイフエッジにより保護フィルムを剥離して、切り出されたフィルム材をニップロールで光学部材に貼り合わせている。(特許文献1参照)
特開2011−154340号公報
ところで、搬送手段で搬送されるフィルム材がガイドローラやナイフエッジ等で抵抗(摩擦力)を受けると、搬送手段によるフィルム材の搬送量と実際のフィルム材の移動量との間で誤差が生じることがある。フィルム材の搬送量は、フィルム材を下流側に繰り出す搬送手段の搬送量によって制御されるが、実際のフィルム材の移動量は、その搬送経路上のガイドローラやナイフエッジ等の抵抗によって低減される場合があるからである。フィルム材の搬送量と実際のフィルム材の移動量との間で誤差が生じると、フィルム材と光学部材との貼合位置がずれてしまい、貼合不良となる惧れがある。
そのため、フィルム材の搬送量と実際のフィルム材の移動量との間の対応関係を予め把握しておくことが必要となる。このような対応関係は、従来、次のような方法で検出されていた。まず、フィルム材と光学部材との貼合位置の上流側に撮像装置を設置し、撮像装置でフィルム材の先端部の位置を撮像する。そして、搬送手段によってフィルム材を繰り出し、フィルム材の先端部を下流側に移動させる。撮像装置の撮像視野内にはオペレーターが目視確認できる大きさの目盛りを持った物差しが設置され、その物差しの目盛りを用いてオペレーターがフィルム材の搬送量と実際のフィルム材の移動量との対応関係を算出する。フィルム材の搬送量は、例えば、搬送手段が原反ロールのロール保持部(フィルム材を巻回したロールを保持するとともにフィルム材をその長手方向に沿って繰り出す軸部材)として構成される場合には、ロール保持部の回転速度や回転時間によって算出され、搬送手段がニップロールとして構成される場合には、ニップロールの回転速度や回転時間によって算出される。
しかしながら、目視確認では、フィルム材の先端部の位置を精度よく検出するのに限界があり視認誤差が生じることがある。また、物差しを撮像装置の視野内に設置する際に、物差しが斜めにずれる等の設置誤差が生じることもある。その結果、フィルム材の移動量の検出に誤差が生じ、フィルム材の移動量を精度よく制御することが困難になるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、フィルム材の移動量を精度よく制御することが可能な搬送装置、搬送方法を提供することを目的とする。また、フィルム材と光学部材とを高精度に貼り合わせることが可能な光学部材貼合体の製造装置、光学部材貼合体の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の搬送装置は、フィルム材を搬送するための搬送装置であって、前記フィルム材を搬送する搬送手段と、前記フィルム材の搬送方向下流側の端縁の画像を撮像する撮像装置と、前記画像を画像処理し、前記画像処理の処理結果に基づいて前記搬送手段によって搬送される単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量を演算する演算装置と、前記演算装置によって演算された前記単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量に基づいて前記搬送手段による前記フィルム材の搬送量を制御する制御装置と、を含むことを特徴とする。
本発明の光学部材貼合体の製造装置は、光学部材にフィルム材を貼合してなる光学部材貼合体の製造装置であって、前記搬送装置と、前記搬送装置で搬送された前記フィルム材を前記光学部材に貼り合わせる貼合装置と、を含むことを特徴とする、
本発明の搬送方法は、フィルム材を搬送するための搬送方法であって、搬送手段により前記フィルム材を搬送し、前記フィルム材の搬送方向下流側の端縁の画像を撮像する第1のステップと、前記画像を画像処理し、前記画像処理の処理結果に基づいて前記搬送手段によって搬送される単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量を演算する第2のステップと、前記単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量に基づいて前記搬送手段による前記フィルム材の搬送量を制御する第3のステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の光学部材貼合体の製造方法は、光学部材にフィルム材を貼合してなる光学部材貼合体の製造方法であって、フィルム材を搬送する第1の工程と、前記フィルム材を前記光学部材に貼り合わせる第2の工程と、を含み、前記第1の工程として、請求項3に記載の搬送方法を用いることを特徴とする。
本発明によれば、フィルム材の移動量を精度よく制御することが可能な搬送装置、搬送方法、フィルム材と光学部材とを高精度に貼り合わせることが可能な光学部材貼合体の製造装置、光学部材貼合体の製造方法を提供することができる。
本発明の光学部材貼合体の製造装置の一実施形態を示す模式図である。 図1のA矢視図である。 同、液晶パネルの平面図である。 同、偏光フィルムシートの断面図である。 同、切断装置の動作を示す図である。 同、貼合処理中の貼合装置を示す図である。 同、撮像処理中の撮像装置を示す図である。 本発明の搬送方法の一実施形態を示すフローチャートである。 同、偏光フィルムの搬送下流側の端縁を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
尚、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。また、以下の説明及び図面中、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の説明においては、必要に応じてXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。本実施形態においては、光学表示部品である光学部材(液晶パネル)の搬送方向をX方向としており、液晶パネルの面内においてX方向に直交する方向(液晶パネルの幅方向)をY方向、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向としている。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、光学部材貼合体の製造装置として光学表示デバイスの生産システムを例示し、その一部を構成するフィルム貼合システムについて説明する。
図1は、本実施形態のフィルム貼合システム1の概略構成を示す図である。
フィルム貼合システム1は、例えば液晶パネルや有機ELパネルといったパネル状の光学部材に、偏光フィルムや位相差フィルム、輝度上昇フィルムといったフィルム材を貼合するものであり、前記光学部材及びフィルム材を含んだ光学部材貼合体を製造する。フィルム貼合システム1では、前記光学部材として液晶パネルPを用いる。本発明の一実施形態のフィルム貼合システム1は液晶パネルPの製造ラインの一工程として設けられている。フィルム貼合システム1の各部は、電子制御装置(図示略)により統括制御される。
図2は、図1のA矢視図である。
図2に示すように、本発明の一実施形態のフィルム貼合システム1は、液晶パネルPの搬送方向に対して、液晶パネルPの姿勢を途中で90°反転する。フィルム貼合システム1は、液晶パネルPの表裏面に、互いに偏光軸を直交する方向に向けた偏光フィルムF1を貼り合わせる。
図3は、本実施形態の液晶パネルの平面図である。
図3に示すように、液晶パネルPは、平面視長方形形状であり、テレビ等の光学表示装置に使用される。液晶パネルPは、第1基板P1と、第1基板P1に対向して配置された第2基板P2と、これら第1基板P1と第2基板P2との間に封入された液晶層P3と、を備えて構成されている。液晶層P3の外周の内側に収まる範囲が表示領域P4となる。
この液晶パネルPの表裏に貼り付けられる偏光フィルムは、ロール状に巻装した偏光フィルムシートを巻き出しながら切り出したものである。
図4は偏光フィルムシートの断面図である。尚、図4においては、便宜上、断面図の各層のハッチングを省略している。
図4に示すように、偏光フィルムシートFは、偏光フィルムF1と、偏光フィルムF1の一方の面(図では上面)に塗布された粘着層F2を介して剥離可能に積層されたセパレータF3と、偏光フィルムF1の他方の面(図では下側)に積層された表面保護フィルムF4(後に分離される)と、を備えて構成されている。偏光フィルムF1は偏光板として機能する。偏光フィルムF1は、図3に示す液晶パネルPの表示領域P4の全域と表示領域P4の周辺領域とにわたって貼合される。
尚、偏光フィルムシートFが表面保護フィルムF4を含まない構成であってもよいし、表面保護フィルムF4が偏光フィルムF1から分離されない構成であってもよい。
偏光フィルムF1は、セパレータF3を剥離して露出した粘着層F2により液晶パネルPに貼合される。尚、偏光フィルムシートFからセパレータF3を除いた部分が貼合シートF5となる。偏光フィルムF1は、偏光子F6の両面を第1フィルムF7と第2フィルムF8で挟み込んで構成されている。第1フィルムF7と第2フィルムF8は、例えば、偏光子を保護する保護フィルムである。この保護フィルムの具体例としては、トリアセチルセルロースフィルム、PETフィルム等が挙げられる。
尚、偏光フィルムF1は、1層の光学層からなる単層構造でもよく、複数の光学層が互いに積層された積層構造でもよく、第1フィルムF7と第2フィルムF8の少なくとも一方を含まなくてもよい。例えば、第1フィルムF7を省略した場合、セパレータF3を偏光フィルムF1の一方の面に粘着層F2を介して貼り合わせてもよい。
次に、本実施形態のフィルム貼合システム1について、詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態のフィルム貼合システム1は、図中右側の液晶パネルPの搬送方向上流側(+X方向側)から図中左側の液晶パネルPの搬送方向下流側(−X方向側)に至り、液晶パネルPを水平状態で搬送する駆動式のローラコンベア5を備えている。
ローラコンベア5は、後述する反転装置15を境に、上流側コンベア6と下流側コンベア7とに分かれる。図2に示すように、上流側コンベア6では、液晶パネルPは表示領域P4の短辺を搬送方向に沿うようにして搬送される。一方、下流側コンベア7では、液晶パネルPは表示領域P4の長辺を搬送方向に沿うようにして搬送される。この液晶パネルPの表裏面に対して、帯状の偏光フィルムシートFから所定長さに切り出した貼合シートF5が貼合される。
尚、上流側コンベア6は、後述する第1吸着装置11では、下流側に独立したフリーローラコンベア24を備えている。一方、下流側コンベア7は、後述する第2吸着装置20では、下流側に独立したフリーローラコンベア24を備えている。
本実施形態のフィルム貼合システム1は、第1吸着装置11、第1貼合装置13、第1検査装置14、反転装置15、第2吸着装置20、第2貼合装置17、第2検査装置18、を備えている。
第1吸着装置11は、搬送方向上流側から搬送される液晶パネルPを吸着して上流側コンベア6に搬送すると共に液晶パネルPのアライメント(位置決め)を行う。第1吸着装置11は、パネル保持部11aと、アライメントカメラ11bと、レールRとを有する。
パネル保持部11aは、駆動コンベアにより下流側のストッパSに当接した液晶パネルPを上下方向及び水平方向に移動可能に保持すると共に液晶パネルPのアライメントを行う。パネル保持部11aは、液晶パネルPを吸着テーブル25の吸着パッド26で真空吸着によって吸着保持する。パネル保持部11aは、液晶パネルPを吸着保持した状態でレールR上を移動して液晶パネルPを搬送する。パネル保持部11aは、当該搬送が終わると液晶パネルPの吸着状態を解除して液晶パネルPをフリーローラコンベア24に受け渡す。
アライメントカメラ11bは、ストッパSに当接した液晶パネルPをパネル保持部11aが保持し、上昇した状態で液晶パネルPのアライメントマークや先端形状等を撮影する。アライメントカメラ11bによる撮像データは電子制御装置に送信され、この撮像データに基づき、パネル保持部11aが作動して搬送先のフリーローラコンベア24に対する液晶パネルPのアライメントがなされる。つまり、液晶パネルPは、フリーローラコンベア24に対する搬送方向、搬送方向と直交する方向、及び液晶パネルPの垂直軸回りの旋回方向でのズレ分を加味した状態でフリーローラコンベア24に搬送される。
ここで、パネル保持部11aによりレールR上を搬送された液晶パネルPは吸着パッド26に吸着された状態で後述する貼合シートF5と共に先端部を挟圧ロール23に挟持される。
第1貼合装置13は、第1吸着装置11よりもパネル搬送下流側に設けられている。第1貼合装置13は、貼合位置に導入された液晶パネルPの下面に対して、所定サイズにカットした貼合シートF5の貼合を行う。
第1貼合装置13は、搬送装置22と、挟圧ロール23とを備えている。
搬送装置22は、偏光フィルムシートFが巻回されたロールR1から偏光フィルムシートFを巻き出しつつ偏光フィルムシートFをその長手方向に沿って搬送する。搬送装置22は、セパレータF3をキャリアとして貼合シートF5を搬送する。搬送装置22は、ロール保持部22aと、複数のガイドローラ22bと、切断装置22cと、ナイフエッジ22dと、巻き取り部22eと、を有する。
ロール保持部22aは、帯状の偏光フィルムシートFを巻回したロールR1を保持すると共に偏光フィルムシートFをその長手方向に沿って繰り出す。複数のガイドローラ22bは、ロールR1から巻き出した偏光フィルムシートFを所定の搬送経路に沿って案内するために偏光フィルムシートFを巻き掛ける。切断装置22cは、搬送経路上の偏光フィルムシートFにハーフカットを施す。ナイフエッジ22dは、ハーフカットを施した偏光フィルムシートFを鋭角に巻きかけてセパレータF3から貼合シートF5を剥離させつつこの貼合シートF5を貼合位置に供給する。巻き取り部22eは、ナイフエッジ22dを経て単独となったセパレータF3を巻き取るセパレータロールR2を保持する。
搬送装置22の搬入端に位置するロール保持部22aと搬送装置22の搬出端に位置する巻き取り部22eとは互いに同期して駆動する。これにより、ロール保持部22aが偏光フィルムシートFをその搬送方向へ繰り出しつつ、巻き取り部22eがナイフエッジ22dを経たセパレータF3を巻き取る。以下、搬送装置22における偏光フィルムシートF(セパレータF3)の搬送方向上流側をシート搬送上流側、搬送方向下流側をシート搬送下流側という。
各ガイドローラ22bは、搬送中の偏光フィルムシートFの進行方向を搬送経路に沿って変化させると共に、複数のガイドローラ22bの少なくとも一部が搬送中の偏光フィルムシートFのテンションを調整するべく可動する。
尚、ロール保持部22aと切断装置22cとの間には、図示しないダンサローラが配置されていてもよい。ダンサローラは、偏光フィルムシートFが切断装置22cで切断される間に、ロール保持部22aから搬送される偏光フィルムシートFの繰り出し量を吸収する。
図5は、本実施形態の切断装置22cの動作を示す図である。
図5に示すように、切断装置22cは、偏光フィルムシートFが所定長さ繰り出された際、偏光フィルムシートFの長手方向と直交する幅方向の全幅にわたって、偏光フィルムシートFの厚さ方向の一部を切断するハーフカットを行う。本実施形態の切断装置22cは、偏光フィルムシートFに対してセパレータF3とは反対側から偏光フィルムシートFに向かって進退可能に設けられている。
ハーフカットは、偏光フィルムシートFの搬送中に働くテンションによって偏光フィルムシートF(セパレータF3)が破断せずセパレータF3が所定の厚さだけ残るように、切断刃の進退位置を調整し、粘着層F2とセパレータF3との境界面の近傍まで切り込みを入れる。
ハーフカット後の偏光フィルムシートFには、偏光フィルムシートFの幅方向の全幅にわたり、厚さ方向で偏光フィルムF1及び表面保護フィルムF4が切断された切込線L1,L2が形成される。切込線L1,L2は、帯状の偏光フィルムシートFの長手方向で所定間隔に形成され、偏光フィルムシートFは、複数の切込線L1,L2によって長手方向で複数の区画に分けられる。偏光フィルムシートFの長手方向で隣り合う一対の切込線L1,L2に挟まれる区画部分(第1の切込線L1から第2の切込線L2までの区間部分)それぞれが、一つのシート片である貼合シートF5となる。
尚、切断装置22cの構成は、偏光フィルムシートFの厚み方向の切込線の寸法(深さ)及び長手方向の切込線の位置を制御可能なように、適宜変更可能である。例えば、切断装置は、丸刃カッター及び駆動部を備え、駆動部が丸刃カッターを光学シートFに接触させて光学シートFの幅方向に移動(横断)させることによって、光学シートFにハーフカットを施す構成でもよい。上記の丸刃カッターは、例えば円板状であり、その外周に沿って刃が設けられた構造である。上記の駆動部は、丸刃カッターを回転させないで光学シートFの幅方向に移動させてもよいし、回転させながら移動させてもよい。また、切断装置22cは、複数の丸刃カッターを備えていてもよく、複数の丸刃カッターのうちの1つ以上が回転しながら移動し、他の丸刃カッターが回転しないで移動してもよい。
図1に戻り、ナイフエッジ22dは、上流側コンベア6の下方に配置されて偏光フィルムシートFの幅方向で少なくともその全幅に渡って延在する。ナイフエッジ22dには、ハーフカット後の偏光フィルムシートFのセパレータF3側が摺接するように巻きかけられる。
図6は、第1貼合装置13における偏光フィルムシートFと液晶パネルPとの貼合方法を示す図である。
図6に示すように、偏光フィルムシートFは、ナイフエッジ22dの先端部で鋭角に折れ曲がるようにして進行方向が変化する際に、セパレータF3からシート片として区画された貼合シートF5を剥離させる。ナイフエッジ22dの先端部は、挟圧ロール23に近接配置され、ナイフエッジ22dによりセパレータF3から剥離した貼合シートF5は、第1吸着装置11に吸着された状態の液晶パネルPの下面に重なりつつ、挟圧ロール23の一対の貼合ローラ23a,23a間に導入される。
一方、ナイフエッジ22dにより、貼合シートF5と分離されたセパレータF3は巻き取り部22e(図1参照)に向かう。巻き取り部22eは、貼合シートF5と分離されたセパレータF3を巻き取り、回収する。
図1に戻り、挟圧ロール23は、搬送装置22が偏光フィルムシートFから分離させた所定長さの貼合シートF5を上流側コンベア6により搬送される液晶パネルPの下面に貼合する。挟圧ロール23は、互いに軸方向を平行にして配置された一対の貼合ローラ23a,23aを有し(上の貼合ローラ23aは上下する)、これら一対の貼合ローラ23a,23a間には所定の間隙が形成され、この間隙の位置が第1貼合装置13の貼合位置となる。一対の貼合ローラ23a,23aの間隙に、液晶パネルP及び貼合シートF5が重なり合って導入され、これら液晶パネルP及び貼合シートF5が、各貼合ローラ23aに挟圧されつつ上流側コンベア6のパネル搬送下流側に送り出される。これにより、液晶パネルPの下面に貼合シートF5が一体的に貼合されて、片面貼合パネルP11となる。
第1検査装置14は、第1貼合装置13よりもパネル搬送下流側に配置されている。第1検査装置14は、片面貼合パネルP11において、液晶パネルPに対する貼合シートF5の位置が適正か否か(位置ズレが公差範囲内にあるか否か)を検査する。第1検査装置14は、例えば片面貼合パネルP11のパネル搬送上流側及び下流側における貼合シートF5の端縁を撮影する一対のカメラ14aを有する。各カメラ14aによる撮像データは電子制御装置に送信され、この撮像データに基づき貼合シートF5及び液晶パネルPの相対位置が適正か否かが判定される。この相対位置が適正ではないと判定された片面貼合パネルP11は、不図示の払い出し手段によりライン外に排出される。
反転装置15は、第1検査装置14よりもパネル搬送下流側に配置されて上流側コンベア6の搬出端に達した片面貼合パネルP11を下流側コンベア7の搬入端に至る位置に、表裏反転しかつ90°旋回した状態で搬送する。反転装置15は、図2にも示すように、例えば、液晶パネルPの搬送方向に対して平面視で45°に傾斜した回動軸15aと、回動軸15aを介して上流側コンベア6の搬出端と下流側コンベア7の搬入端の間に支持される反転アーム15bとを有する。
反転アーム15bは、第1検査装置14を経て上流側コンベア6の搬出端に達した片面貼合パネルP11を吸着あるいは挟持することにより保持する。反転アーム15bは、回動軸15a回りに180°回動することにより片面貼合パネルP11の表裏を反転させる。反転アーム15bは、表示領域P4の短辺に沿う方向に搬送されていた片面貼合パネルP11を表示領域P4の長辺に沿う方向に搬送されるように旋回させる。
片面貼合パネルP11は、反転装置15により旋回動作を行うことにより、液晶パネルPの表裏面に貼合される各偏光フィルムF1の偏光軸が互いに直角となる。
したがって、上流側コンベア6及び下流側コンベア7は、共に図の右側から左側へ向う方向を液晶パネルPの搬送方向とするが、反転装置15を経由することで、上流側コンベア6及び下流側コンベア7が平面視で幅方向に所定量オフセットする。尚、単に貼合対象物の表裏を反転させる場合には、例えば搬送方向と平行な回動軸を有する反転アームを有する反転装置を用いればよい。
ここで、反転アーム15bは、第1吸着装置11のアライメントカメラ11bと同様のアライメントカメラ15cを備えており、第1吸着装置11のパネル保持部11aと同様のアライメント機能を有している。
第2吸着装置20は、下流側コンベア7の搬入端よりもパネル搬送下流側に配置されて搬送される片面貼合パネルP11を吸着して下流側コンベア7に搬送すると共に片面貼合パネルP11のアライメント(位置決め)を行う。第2吸着装置20は、第1吸着装置11と同様の構成を備えているため同一部分に同一符号を付して説明する。第2吸着装置20は駆動コンベアにより下流側のストッパSに当接した片面貼合パネルP11を上下方向及び水平方向に移動可能に保持すると共に片面貼合パネルP11のアライメントを行うパネル保持部11aと、パネル保持部11aに保持された状態で片面貼合パネルP11のアライメントを行うためのアライメントカメラ11bと、レールRとを有する。
パネル保持部11aは、ストッパSに当接した片面貼合パネルP11を吸着テーブル25の吸着パッド26で真空吸着によって吸着保持する。パネル保持部11aは、片面貼合パネルP11を吸着保持した状態でレールR上を移動して片面貼合パネルP11を搬送する。パネル保持部11aは、当該搬送が終わると片面貼合パネルP11の吸着状態を解除して片面貼合パネルP11をフリーローラコンベア24に受け渡す。
アライメントカメラ11bは、ストッパSに当接した片面貼合パネルP11をパネル保持部11aが保持し、上昇した状態で片面貼合パネルP11のアライメントマークや先端形状等を撮影する。アライメントカメラ11bによる撮像データは電子制御装置に送信され、この撮像データに基づき、パネル保持部11aが作動して搬送先のフリーローラコンベア24に対する片面貼合パネルP11のアライメントがなされる。つまり、片面貼合パネルP11は、フリーローラコンベア24に対する搬送方向、搬送方向と直交する方向、及び片面貼合パネルP11の垂直軸回りの旋回方向でのズレ分を加味した状態でフリーローラコンベア24に搬送される。
第2貼合装置17は、第2吸着装置20よりもパネル搬送下流側に配置されている。第2貼合装置17は、貼合位置に導入された片面貼合パネルP11の下面に対して、所定サイズにカットした貼合シートF5の貼合を行う。第2貼合装置17は、対象となるワークが片面貼合パネルP11である以外は第1貼合装置13と同様の搬送装置22と挟圧ロール23を備えているので、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
片面貼合パネルP11と搬送装置22にて搬送された貼合シートF5が、各貼合ローラ23aに挟圧されつつパネル搬送下流側に送り出されて、片面貼合パネルP11の下面に貼合シートF5が一体的に貼合され、両面貼合パネルP12となる。
第2検査装置18は、第2貼合装置17よりもパネル搬送下流側に配置されている。第2検査装置18は、両面貼合パネルP12において、片面貼合パネルP11に対する貼合シートF5の位置が適正か否か(位置ズレが公差範囲内にあるか否か)を検査する。第2検査装置18は、例えば両面貼合パネルP12のパネル搬送上流側及び下流側における貼合シートF5の端縁を撮影する一対のカメラ18aを有する。各カメラ18aによる撮像データは電子制御装置に送信され、この撮像データに基づき貼合シートF5及び液晶パネルPの相対位置が適正か否かが判定される。この相対位置が適正ではないと判定された両面貼合パネルP12は、不図示の払い出し手段によりライン外に排出される。
尚、本実施形態においてフィルム貼合システム1の各部を統括制御する電子制御装置(図示略)は、コンピュータシステムを含んで構成されている。このコンピュータシステムは、CPU等の演算処理部と、メモリやハードディスク等の記憶部とを備える。本実施形態の電子制御装置は、コンピュータシステムの外部の装置との通信を実行可能なインターフェースを含む。電子制御装置には、入力信号を入力可能な入力装置が接続されていてもよい。上記の入力装置は、キーボード、マウス等の入力機器、あるいはコンピュータシステムの外部の装置からのデータを入力可能な通信装置等を含む。電子制御装置は、フィルム貼合システム1の各部の動作状況を示す液晶表示ディスプレイ等の表示装置を含んでいてもよいし、表示装置と接続されていてもよい。
電子制御装置の記憶部には、コンピュータシステムを制御するオペレーティングシステム(OS)がインストールされている。電子制御装置の記憶部には、演算処理部にフィルム貼合システム1の各部を制御させることによって、フィルム貼合システム1の各部に偏光フィルムシートFを精度よく搬送させるための処理を実行させるプログラムが記録されている。記憶部に記録されているプログラムを含む各種情報は、電子制御装置の演算処理部が読み取り可能である。電子制御装置は、フィルム貼合システム1の各部の制御に要する各種処理を実行するASIC等の論理回路を含んでいてもよい。
記憶部は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などといった半導体メモリや、ハードディスク、CD−ROM読取り装置、ディスク型記憶媒体などといった外部記憶装置などを含む概念である。記憶部は、機能的には、第1吸着装置11、第1貼合装置13、第1検査装置14、反転装置15、第2吸着装置20、第2貼合装置17、第2検査装置18の動作の制御手順が記述されたプログラムソフトを記憶する記憶領域、偏光フィルムシートFが所望の位置に配置されることを実現するための撮像装置31の視野内における偏光フィルムシートFのシート搬送下流側の端縁の画像を画像処理して画像データとして記憶するための記憶領域、画像処理の処理結果に基づいて演算されるロール保持部22aによって搬送される単位搬送量あたりの偏光フィルムシートFの移動量を記憶するための記憶領域、その他各種の記憶領域が設定される。
(搬送装置)
次に、本実施形態の搬送装置22について詳細に説明する。尚、第2貼合装置17を構成する搬送装置22は第1貼合装置13を構成する搬送装置22と同様の構成であるため、以下の説明では、第1貼合装置13を構成する搬送装置22を例に挙げて説明し、第2貼合装置17を構成する搬送装置22についての説明は省略する。
図1に示すように、本実施形態の搬送装置22は、撮像装置31と、演算装置32と、制御装置33と、をさらに備える。
図7は、撮像装置31を用いた偏光フィルムシートFの移動量の検出方法を示す図である。
図7に示すように、撮像装置31は、ナイフエッジ22dの先端部の近傍に位置し、偏光フィルムシートFを撮像する撮像面31aが貼合シートF5のセパレータF3とは反対側の面に対向するよう配置されている。撮像装置31は、当該撮像装置31の視野内に偏光フィルムシートFのシート搬送下流側の端縁(以下、シート端縁と称することがある)がおさまるように配置されている。撮像装置31は、セパレータF3と分離された貼合シートF5のシート搬送下流側の端縁の画像を撮像する。
図1に戻り、演算装置32は、撮像装置31により撮像された画像を画像処理する。演算装置32は、画像処理の処理結果に基づいて、搬送手段であるロール保持部22aによって搬送される単位搬送量あたりの偏光フィルムシートFの移動量(以下、単位シート移動量と称する場合がある)を演算する。単位シート移動量は、撮像装置31の視野内のシート端縁の移動量を、ロール保持部22aによる偏光フィルムシートFの搬送量(以下、シート搬送量と称する場合がある)によって除算することにより演算される。なお、シート搬送量はロール保持部22aの回転速度および回転時間に基づいて演算される搬送量であり、実際の偏光フィルムシートFの移動量は、ナイフエッジ22d等の抵抗によってシート搬送量から求められる移動量よりも小さい移動量となっている。
制御装置33は、電子制御装置の制御に基づいて、撮像装置31、演算装置32、ロール保持部22aを統括制御する。制御装置33は、演算装置32によって演算された単位シート移動量に基づいて、ロール保持部22aによる偏光フィルムシートFの搬送量を制御する。
このような構成により、偏光フィルムシートFの移動量が精度よく制御される。
(搬送方法)
図8は、本発明の搬送方法の一実施形態を示すフローチャートである。
先ず、使用する偏光フィルムシートFを巻回したロールR1をロール保持部22aに装填する。この装填が完了した後、オペレータは、操作パネルなどを利用して初期設定を行う(図8に示すステップS1)。例えば、当該初期設定により、偏光フィルムシートFの切断サイズ、厚み、供給速度、切断装置22c(切断刃)の切り込み深さ、ロール保持部22aの繰り出し速度、ローラコンベア5の搬送速度などが設定される。
また、初期設定時において予めシート搬送量を調整する。ここでは、まず、ロール保持部22aにより偏光フィルムシートFを搬送し、撮像装置31が偏光フィルムシートFのシート搬送下流側の端縁(シート端縁)の画像を撮像する(図8に示すステップS2、第1のステップ)。
図9は、初期設定時において、撮像装置31の視野内におけるシート端縁を示す平面図である。図9(a)は、シート端縁の初期配置状態を示した図である。図9(b)は、シート端縁の移動後の配置状態(初期配置状態から所定時間経過後の配置状態)を示した図である。尚、図9(a)、図9(b)において、符号Fe1は初期配置状態におけるシート端縁、符号Fe2は移動後の配置状態におけるシート端縁、符号CLは撮像装置31の視野内の搬送方向に平行な中心線、符号CLfは偏光フィルムシートFの搬送方向に平行な中心線、符号SLは液晶パネルPとの貼合位置から所定の距離だけ上流側に離間した基準線である。
図9(a)に示すように、偏光フィルムシートFは、初期配置状態において、シート端縁Fe1が撮像装置31の視野内の中央部に位置した状態で配置されている。また、偏光フィルムシートFの中心線CLfは撮像装置31の視野内の中心線CLと一致している。
図9(b)に示すように、偏光フィルムシートFは、移動後の配置状態において、シート端縁Fe2が撮像装置31の視野内の上側部に位置した状態で配置されている。また、移動後の配置状態においても、偏光フィルムシートFの中心線CLfは撮像装置31の視野内の中心線CLと一致している。本実施形態においては、偏光フィルムシートFが移動前後で搬送方向と交差(直交)する方向にずれていないものとする。
演算装置32は、撮像装置31により撮像された画像を画像処理し、画像処理の処理結果に基づいて、ロール保持部22aによって搬送される単位搬送量あたりの偏光フィルムシートFの移動量(単位シート移動量)を演算する(図8に示すステップS3、第2のステップ)。単位シート移動量は、撮像装置31の視野内のシート端縁の移動量ΔLと、ロール保持部22aによる偏光フィルムシートFの搬送量(シート搬送量)と、に基づいて演算される。例えば、単位シート移動量は、シート搬送量Vに対するシート端縁の移動量ΔLの比ΔL/Vに基づいて演算される。
制御装置33は、演算装置32によって演算された単位搬送量あたりの偏光フィルムシートFの移動量(単位シート移動量)に基づいてロール保持部22aによる偏光フィルムシートFの搬送量(シート搬送量)を制御する(図8に示すステップS4、第3のステップ)。例えば、ロール保持部22aによる偏光フィルムシートFの単位搬送量(例えばステップS1で設定されたロール保持部22aの回転速度に基づいて1秒間あたりに偏光フィルムシートFが繰り出される距離)をK、実際の偏光フィルムシートFの単位シート移動量をαK(αは定数)、液晶パネルPと偏光フィルムシートFとの貼合位置から基準線SLまでの距離をγKとすると、偏光フィルムシートFの先端部の位置が基準線SLからβK(βは定数)だけ上流側に配置されている場合には、制御装置33は、ロール保持部22aを制御して偏光フィルムシートFを(β+γ)/α秒だけ搬送する。これにより、偏光フィルムシートFの先端部が液晶パネルPとの貼合位置に確実に搬送される。
初期設定が完了すると、ロール保持部22aは、電子制御装置の制御に基づいて、偏光フィルムシートFの搬送を開始する(図8に示すステップS5)。
切断装置22cは、電子制御装置の制御に基づいて、偏光フィルムシートFに切込線を形成する(図8に示すステップS6)。切込線は、帯状の偏光フィルムシートFの長手方向で所定間隔に形成される。偏光フィルムシートFの長手方向で隣り合う一対の切込線に挟まれる区画部分それぞれが、一つのシート片である貼合シートF5となる。
ローラコンベア5は、電子制御装置の制御に基づいて、貼合エリアに貼合シートF5が搬送されてくるタイミングと同期させて貼合エリアへ液晶パネルPを搬送する(図8に示すステップS7)。
貼合装置13は、電子制御装置の制御に基づいて、貼合シートF5を液晶パネルPに貼り合わせる(図8に示すステップS8、第2の工程)。
以上説明したように、本実施形態における搬送装置22、搬送方法によれば、偏光フィルムシートFの移動量を精度よく制御することができる。そのため、液晶パネルPとの貼合位置に偏光フィルムシートFを確実に配置することが可能となり、貼合不良が抑制される。
以上、添付図面を参照しながら本実施形態に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1…フィルム貼合システム(光学部材貼合体の製造装置)、22a…ロール保持部(搬送手段)、13…第1貼合装置(貼合装置)、17…第2貼合装置(貼合装置)、22…搬送装置、31…撮像装置、32…演算装置、33…制御装置、P…液晶パネル(光学部材)、F…偏光フィルムシート(フィルム材)、Fe1,Fe2…シート端縁(フィルム材の搬送方向下流側の端縁)、P11…片面貼合パネル(光学部材貼合体)、P12…両面貼合パネル(光学部材貼合体)

Claims (4)

  1. フィルム材を搬送するための搬送装置であって、
    前記フィルム材を搬送する搬送手段と、
    前記フィルム材の搬送方向下流側の端縁の画像を撮像する撮像装置と、
    前記画像を画像処理し、前記画像処理の処理結果に基づいて前記搬送手段によって搬送される単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量を演算する演算装置と、
    前記演算装置によって演算された前記単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量に基づいて前記搬送手段による前記フィルム材の搬送量を制御する制御装置と、
    を含む搬送装置。
  2. 光学部材にフィルム材を貼合してなる光学部材貼合体の製造装置であって、
    請求項1に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置で搬送された前記フィルム材を前記光学部材に貼り合わせる貼合装置と、
    を含む光学部材貼合体の製造装置。
  3. フィルム材を搬送するための搬送方法であって、
    搬送手段により前記フィルム材を搬送し、前記フィルム材の搬送方向下流側の端縁の画像を撮像する第1のステップと、
    前記画像を画像処理し、前記画像処理の処理結果に基づいて前記搬送手段によって搬送される単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量を演算する第2のステップと、
    前記単位搬送量あたりの前記フィルム材の移動量に基づいて前記搬送手段による前記フィルム材の搬送量を制御する第3のステップと、
    を含む搬送方法。
  4. 光学部材にフィルム材を貼合してなる光学部材貼合体の製造方法であって、
    フィルム材を搬送する第1の工程と、
    前記フィルム材を前記光学部材に貼り合わせる第2の工程と、を含み、
    前記第1の工程として、請求項3に記載の搬送方法を用いる光学部材貼合体の製造方法。

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