JP2013219205A - 光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDモジュールを複数配列させて、高価なシリンドリカルレンズを用いることなく、照射面に、より均一で高強度のライン状の照射光を照射できる光照射装置を提供する。
【解決手段】LEDモジュール20が、光を出射するLEDチップ10とこのLEDチップからの出射光を照射面において楕円状に照射するレンズ11とにより構成されて、このLEDモジュールが複数配列する軸と、楕円状に照射される領域の長径方向の軸とが略一致するよう複数設けられることにより実現される。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を直線上に配置した、照射面に対してライン状に照射する光照射装置に関する。
従来、紫外光硬化樹脂の硬化用、あるいはUV(Ultra-Violet)インクの定着などには、ロングアークランプによる紫外光照射装置が使用されている。このロングアークランプは、輝度の高い線光源として、露光用あるいは印刷用光源として利用される他、キズ検査用の光源としても利用されている。ロングアークランプを用いた紫外光照射装置の具体例として、環境試験分野での促進耐候性試験機(例えば、ウェザオメーター)、あるいは印刷物や塗装物等のインク・塗料を定着させるために使用されるUV乾燥機を挙げることができる。
近年、強力な紫外光を発生させるUV−LEDが開発され、使用電力が少ないこともあって、UV−LEDがロングアークランプの代替手段になり得るかどうかの検討が行われるようになった。UV−LEDチップは点光源であるため、このUV−LEDチップをライン状に並べて、照射パターンをライン状とする必要があるが、点光源であるUV−LEDチップを単にライン状に並べても、隣り合うUV−LEDチップからの照射パターンの重なり具合によって、照射強度分布が波状になる傾向がある(図10参照、例えば特許文献1参照)。
特に、照射面上の紫外光強度を上げるために、それぞれのUV−LEDチップ毎に設けるレンズとして、図10に示すような球形のレンズを用いると、照射面上で光が集光されるため、波状の照射強度分布になる傾向が強い。そこで、UV−LEDチップを並べるライン方向(これを「X方向」とする)に、より均一な照射光強度を得るために、X方向に焦点距離の長いレンズを用い、各UV−LEDチップの照射光を一部重ねることが考えられる。しかし、焦点距離の長いレンズでは、X方向の照射光強度は、比較的均一になっても、X方向と直交する方向(これを「Y方向」という)の照射光が照射面上で光が集光されないため、照射エリアが広がってしまい、照射面での照射光強度が弱くなり、所望の光強度を得られないという問題を生じてしまう。
UV−LEDチップを線状に配列した光源では、X方向の照射強度分布の均一性と照射面での強い光強度が求められることから、Y方向に光を集光する必要がある。このため、従来の線状光源では、図10に示すようなUV−LEDチップを配列させたライン上に、X方向には光を集光しないでY方向のみ光を集光する、いわゆるかまぼこ型のシリンドリカルレンズを設けるものが提案されている(特許文献2参照)。このシリンドリカルレンズを用いることで、UV−LEDチップの配列方向であるX方向と直交するY方向に発散する光のみが集光され、照射面上に、比較的均一でかつ強度の強い線状の光照射が可能となる。
特開平10−308536号公報 特開2004−191214号公報
しかし、紫外線を透過する石英ガラス製のシリンドリカルレンズは、長尺になればなるほど高価になり、大型印刷機に採用される長さ1mを超えるものは、製作すること自体、困難を伴い、勢い極めて高価なものとなる。また、装置の部品点数も増える。一方、シリンドリカルレンズを使わない場合には、図10のように照射対象部位に、均一な紫外光照射が行えないため、紫外線硬化樹脂の硬化や印刷インクの定着にムラが発生し、品質が低下するという問題が起こる。また、照射部位の照射面上に光が集光されないと、紫外光照射後に十分な硬化状態や定着状態が得られるまでにより長い時間を必要とし、生産効率が悪化するなどの問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、シリンドリカルレンズを用いることなく、紫外光照射する対象部位に、より均一でかつ強度の強い照射光を供給できる光照射装置を提供することである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の第1の観点による光照射装置は、LEDモジュールを複数配列して、照射面においてライン状に照射する光照射装置であり、このLEDモジュールは、光を出射するLEDチップと、このLEDチップからの出射光を前記した照射面において楕円状に照射するレンズとにより構成され、LEDモジュールが複数配列する軸と、楕円状に照射される領域の長径方向の軸とが略一致するよう複数設けられることにより実現される。
次に、第2の観点による光照射装置は、LEDチップを複数配列して、照射面においてライン状に照射する光照射装置であり、複数配列されたLEDチップからのそれぞれの出射光を照射面においてそれぞれ楕円状に照射し、隣接する前記LEDチップからの出射光の一部をそれぞれ重畳させるレンズを設け、LEDチップが複数配列する軸と、それぞれ楕円状に照射される領域の長径方向の軸とが略一致するよう設けられることにより実現される。
なお、これら第1および第2の観点におけるLEDチップとレンズは、直接、接合される形態に限定されず、相互に離間して光学的に結合されるよう配置する態様を含むものである。
また、本発明に係るレンズは、複数設けられるLEDチップから出射される光を個別に構成されるレンズにより集光することを意図するばかりでなく、複数のLEDチップから出射する光を一体化したレンズにより集光することを考慮してなされたものである。
さらに、第3の観点による光照射装置は、上述したレンズにおける、楕円状に照射される領域の長径方向の焦点距離が、これに直交する短径方向の焦点距離よりも長く構成されることにより実現される。
また、上述のレンズは、第1の観点における光照射装置においては、その材質がシリコーンによりなる非球面モールドレンズを採用することができ、第2の観点における光照射装置においては、フレネルレンズを採用することができる。
さらに、第1または第2の観点における光照射装置においては、LEDモジュールまたはLEDチップが複数配列する軸を、直線または円弧とすることができる。また、上述のLEDチップには、発光素子としてのLEDダイに加えて、このLEDダイを収納する収納容器を設けることができる。
また、上記収納容器には、封止剤が充填されることが好ましい。この封止剤は、LEDダイから放射される光を効率的に外部に取り出す作用を奏するものである。
なお、上記した光照射装置は、発光素子としてのLEDダイを、UV−LEDダイとして構成することができる。
また、本発明の他の形態の光照射装置は、上述した種種の観点によるいずれかの光照射装置を複数用いて、一つの照射面に対してライン状に照射する光照射装置の態様を表している。すなわち、この他の形態の光照射装置は、これら光照射装置の個々の照射面が、楕円状に照射される、個々の照射面の領域の長径方向の中央線において、それぞれ重畳するよう配置されることにより実現される。
なお、この「(楕円状に照射される領域の)長径方向の中央線」とは、上述したいずれかの光照射装置から所定距離離間した照射面において、個々の光照射装置から照射される光が到達する領域のうち、楕円状の短径方向の領域の略中央を結ぶ長径方向に沿う直線を指すものである。さらに、他の形態による光照射装置は、複数の光照射装置が、重畳する前記した長径方向の中央線に対して、それぞれ略同一の円弧上に配置されることにより実現される。
本発明の光照射装置によれば、高価なシリンドリカルレンズを使わなくとも、照射部位の照射面において、より均一でかつ強い照射面への紫外光照射を行うことができるので、紫外線硬化樹脂の硬化を照射ラインX方向に沿って、ほぼ一様に行うことができる。また紫外光照射によるUVインクの定着においても、照射ラインX方向にほぼムラのない定着を行うことができ、定着品質の高い印刷を実現することができる。
本発明の光照射装置に用いられるレンズ付LEDチップ(以下、「LEDモジュール」という)を外側から見た三面図であり、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。 本発明の光照射装置に用いられるLEDモジュールの図1に示すX−Z平面の断面図である。 従来のLEDモジュールと本発明に用いられるLEDモジュールのX軸方向及びY軸方向の照射強度分布の違いを説明するための図である。 本発明の実施の形態例(実施例1)の光照射装置に用いられるLEDモジュールアレイを示す概念図である。 本発明の実施の形態例(実施例1)の光照射装置に用いられるLEDモジュールアレイの照射強度分布を示す図である。 本発明の実施の形態例(実施例2)の光照射装置に用いられるLEDモジュールアレイを3列に並べた光照射装置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態例(実施例2)の光照射装置に用いられるLEDモジュールアレイを3列に並べた光照射装置の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態例(実施例3)の光照射装置に用いられるLEDモジュールアレイの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態例(実施例4)の光照射装置に用いられるLEDモジュールアレイの変形例を示す概念図である。 従来のライン状LEDモジュールアレイの照射強度分布を示す図である。
以下、図1〜図9を参照して本発明の光照射装置の作動原理とその実施の形態例について説明する。
図1は、本発明の光照射装置に用いられるLEDモジュール(「UV−LEDモジュール」を含む。以下同じ)を外側からみた三面図である。図1(A)はLEDモジュールの上面図であり、長径方向がX軸、短径方向がY軸である。そして、このX−Y平面に垂直な軸をZ軸とする。
図1(B)(C)に示すように、LEDチップ10は、ダイ収納容器13内にLEDダイ12を収納したチップ(図2参照)であり、このLEDチップ10をレンズ11で覆うことによってLEDモジュール20が構成される。すなわち、上述したように、LEDモジュール20は、レンズ付きLEDチップを言い換えた言葉でもある。
レンズ11は、X方向(第1の方向)の曲率半径が大きく、Y方向(第2の方向)の曲率半径が小さい。これは、レンズ11のX方向の焦点距離fが、Y方向の焦点距離fに比べて長い(f>f)ことを意味する。
LEDモジュール20から発する光の照射パターンは、対象部位の照射面においてY方向に狭く、X方向に広い楕円形状になる。
ここで、レンズ11は、照射パターンが略楕円となるレンズとして楕円形状のレンズを例にして示したが、このレンズ11の形状は必ずしも楕円形状である必要はない。直交する2軸(X方向とY方向)のそれぞれの方向で焦点距離が異なるレンズであれば、いかなるレンズでも用いることが可能である。例えば、X方向に焦点距離fを持つ円筒型レンズ(Y方向の焦点距離は無限大)と、Y方向に焦点距離f(但しf<f)を持つ円筒型レンズ(X方向の焦点距離は無限大)を直交させて貼り合わせて用いることもできる。また、一方向に縮小した映像を引き延ばすために用いられる、いわゆるアナモルフィックレンズなども、このレンズ11として利用することが可能である。
さらに、レンズ11は、フレネルレンズの原理を利用したシート状のレンズ(以下、「フレネルレンズ」という。)を採用することも可能である。より具体的には、X方向とY方向との焦点距離を異なるように構成するために、例えば、シート状のフレネルレンズの表面には、X方向の長い焦点距離の作用を得られるパターンを形成し、裏面には、Y方向の短い焦点距離の作用を得られるパターンを形成する。このようなフレネルレンズを採用することにより、LEDモジュールアレイの奥行方向の寸法を小型化することが可能である。
また、上述したフレネルレンズをX方向に長尺化し、表面にX方向の長い焦点距離の作用を得られるパターンを設け、裏面にY方向の短い焦点距離の作用を得られるパターンを設けるようにする。これにより、LEDチップの配列ピッチに応じて連続的に形成し、複数のLEDチップから出射される光を1葉のフレネルレンズによって、個別に楕円状に集光することが可能である。このようなフレネルレンズを採用することにより、LEDモジュール、LEDモジュールアレイの組立が容易になるとともに、コストを低減することができる。
さらに、長尺化したフレネルレンズには、LEDモジュール間に対応する照射領域に生じやすい、比較的軽度な照射パターンの凹部(暗部)や凸部(明部)を補完するためのパターンを形成したり、リニアフレネルレンズを採用したりすることにより、より均一な照射パターンを実現することができる。
上述したことからも明らかなとおり、本発明に係る実施例は、複数設けられるLEDチップから出射される光を個別に構成されるレンズにより集光することを意図するばかりでなく、複数のLEDチップから出射する光を、シリンドリカルレンズを除く一体化したレンズを採用することにより集光することも可能である。
図2(A)、(B)は、図1に示すLEDモジュール20の内部構造を示したものである。(A)は基本形状のLEDモジュール、(B)はその変形例を示す。
図2(A)に示すように、発光源である窒化ガリウム(GaN)製のLEDダイ12は、ダイ収納容器13凹部内の略中央部分に配置される。LEDダイ12は、LED収納容器13の底部に設けられる、不図示の2つの電極とボンディング・ワイヤ14を介して接続されている。そして、LEDダイ12とダイ収納容器13とでLEDチップ10が構成され、このLEDチップ10の上面にレンズ11が搭載されて、LEDモジュール20が構成される。
図2(B)は、ダイ収納容器13内に封止剤15を充填したLEDチップ10にレンズ11を搭載したLEDモジュール20を示すものである。ここで封止剤15としては、紫外線に耐性を持つシリコーン樹脂が用いられる。ダイ収納容器13内に封止剤15を充填することにより、LEDダイ12の界面における屈折率の関係が、GaN|空気からGaN|シリコーン樹脂に変化する(”|”は、界面を示している)。
すなわち、界面での光の入出は、スネルの法則に従い、界面に対して臨界角θ以内の入射角の光だけが界面を透過する。したがって、臨界角θを超える入射角の光は界面で全反射するので、界面を通過することはできない。光の進行方向を、界面を形成している物質B(GaN)から物質A(空気またはシリコーン樹脂)の方向にとると、臨界角θは、物質Aの屈折率nと物質Bの屈折率nによって、式(1)で決まる。但し、(n<n)となる。
sinθ=n/n ・・・(1)
式(1)から分かるように、物質Aの屈折率が大きければ大きいほど、臨界角θは広くなり、より多くの光が物質Bから物質Aの方向へ出て行くことになる。物質Aは、図2(A)では空気であり、図2(B)では封止剤15として用いるシリコーン樹脂である。空気の屈折率は1.0、シリコーン樹脂の屈折率は約1.4であるから、図2(B)のように封止剤15を充填することによって、n/nが大きくなり、その結果、臨界角θが広がることになる。したがって、図2(B)のように封止剤15を充填すると、LEDチップ10から出射される光強度を増大させることができる。封止剤15の具体例としては、例えば、信越化学社製のLPS-3419や東レ・ダウコーニング社製のOE-6085などが用いられる。
図3は、図1に示すような、照射パターンが略楕円となるレンズとして上面からみた形状が楕円形状に構成されたレンズと、従来の照射パターンがX方向とY方向とで同じ広がりの、例えば、球レンズの照射強度分布の違いを説明するための図である。なお、図1で説明したようにレンズ11自体が楕円形状に形成されなくても、X方向の焦点距離とY方向の焦点距離が異なるレンズであればよいので、ここでは、X方向の焦点距離とY方向の焦点距離が異なるレンズをまとめて「楕円レンズ」と呼ぶことにする。このような楕円レンズを用いると、少なくともレンズを透過して照射面に集光される光の形状は、楕円形状になる。
図3(A)に示すように、楕円レンズでは、焦点距離が相対的に長いX方向で、従来の照射パターンがX方向とY方向とで同じ広がりのレンズに比べて、広がりを持つ照射強度分布となる。一方、図3(B)に示すように、焦点距離が相対的に短いY方向では、従来の照射パターンがX方向とY方向とで同じ広がりのレンズに比べて急峻な立ち上がりを示し、従来の照射パターンがX方向とY方向とで同じ広がりのレンズに比べて狭まった照射強度分布となる。
図3(A)、(B)に示すような照射強度分布になるのは、従来の照射パターンがX方向とY方向とで同じ広がりのレンズがX方向、Y方向とも同じ焦点距離を持つレンズであるのに対して、本発明の光照射装置に用いられる楕円レンズはX方向の焦点距離が、Y方向の焦点距離よりも長いレンズであるからである。
図4は、本発明の実施形態例(以下、「本例」ということもある。)の光照射装置を示す。図4に示すように、本例の光照射装置は、図1に示した楕円レンズを持つLEDモジュール20を、X方向に直線的に多数配列したライン状LEDモジュールアレイ30により構成される。
上述したように、本例のLEDモジュールアレイ30に使われるLEDモジュール20は、X方向の焦点距離fがY方向の焦点距離fに比べて長いので、隣接するLEDモジュール20から発する光同士がX方向で重畳される。このため、照射面に照射される光のX方向のどの点を取っても、ほぼ均一な照射強度に設定することができる。このX方向のライン上における、ほぼ均一な照射強度の設定は、各LEDモジュール20のX方向の焦点距離f、LEDモジュール20と対象部位の照射面までの距離H及び複数のLEDモジュール20の配置間隔を適宜設定することにより、実現することできるものである。
図5は、図4に示した、本例の光照射装置のX方向の照射強度分布を示したものである。図5と図10を比較すると分かるが、図10のレンズを用いたLEDモジュールアレイに比べて、本例のように照射パターンが楕円となるレンズを用いたライン状のLEDモジュールアレイ30では、X方向により均一な照射光強度が得られる。
ここで、図1、図2に示すLEDモジュール20と図4に示すライン状のLEDモジュールアレイ30を製造する方法について簡単に説明しておく。最初にLEDモジュール20の製造法であるが、まず、ベースとなるダイ収納容器13凹部内に接着剤(例えば、銀ペースト)を塗布する。その後、別途製造したLEDダイ12を接着剤に載せて接着し、LEDダイ12とLED収納容器13の凹部内表面に設けられた配線パターンとをダイボンディング・ワイヤ14によってボンディングし、LEDチップ10を製造する。なお、LED収納容器内13の凹部内表面のパターンは、LED収納容器13の底面に設けられた配線パターンと接続している。このLED収納容器13の底面に設けられた配線パターンが、LEDチップ10やLEDモジュール20の通電部となる。
次に、封止剤15を使用する場合、LEDチップ10内部に封止剤15を充填する。
このLEDチップ10に接着剤を用いてレンズ11を接着することによって、LEDモジュール20を製造する。ここで、レンズ11の材料として、シリコーン樹脂が用いられる。具体的には、例えば信越化学社製のLPS-5400やLPS-5538などが用いられる。
このようにして製造したLEDモジュール20を、基板上に並べて配置し、ハンダあるいは導電性接着剤を用いて、これを不図示のリフロー炉などの熱処理炉の中に入れて熱処理を行い、LEDモジュール20を基板に固定することによって、LEDモジュールアレイ30を製造する。
ここで、ハンダを用いた場合の固定について説明する。ここでは、熱処理炉としてリフロー炉を使用し、熱処理(ハンダ付け)温度は、例えばハンダの融点が230℃である場合、ハンダの融点のより数十℃高い240〜250℃の温度として熱処理を行い、LEDモジュール20を基板に固定する。
しかし、レンズ11や封止剤15の素材の耐熱性が低く、リフロー炉での加熱にレンズ11や封止剤15が耐えられない場合には、リフロー炉でLEDチップ10を基板に固定した後に、LEDチップ10内部に封止剤15を充填したり、レンズ11を接着することになる。
このハンダあるいは導電性接着剤を用いた固着により、LEDモジュール20の通電部と基板に設けた配線パターンとが電気的に接続され、LEDモジュール20への給電が可能になる。
図6は、本発明の光照射装置の他の実施形態例(変形例)を示すものである。図4と異なる点は、ライン状LEDモジュールアレイ30を3列平行に並べた点である。
X方向の側面からみた断面図(図6(C)参照)に示されるように、3列のLEDモジュールアレイのうちLEDモジュールアレイ30a、30cは、Y方向には水平に配置されていない。つまり、3列のLEDアレイ30a〜30cが配置される載置台(基板)40は、Y方向に所定の曲率を持つように形成されている。言い換えると、LEDモジュールアレイ30aと30cは、LEDモジュールアレイ30bを間に挟むように配置され、しかもそのY方向の集光点は、LEDアレイ30bのY方向の集光点と同じライン上に結ばれるように円弧状の載置台40が設けられている。なお、この載置台40は、複数のLEDモジュールアレイ30が、それぞれY方向の集光点と同じライン上に結ばれるように配置することができれば、載置される面の断面形状は、円弧状に限定されない。例えば、図7に示すような載置面の断面が天板部と二つの傾斜面から構成される載置台41を採用することができる。
図6及び図7に示す他の実施形態例によれば、照射部位の照射面において、図4に示す光照射装置の3倍の照射光強度を得ることができることはいうまでもない。
図8(A)に示すLEDモジュールアレイ300は、本発明の光照射装置の他の実施形態例(変形例)を示すものである。図4で示したLEDモジュールアレイ30と異なる点は、LEDダイ12を、配線パターンを設けた基板に直線上に配列し、基板に直接固定した点、LEDダイ12と基板上のパターンとを直接ダイボンディングした点、及びレンズ110を基板上に直接設けた点である。
図8(B)のX−Z断面図に示されるように、LEDダイ12とボンディング・ワイヤ14は、レンズ110内にモールドされている。
ここで、図8に示すLEDモジュールアレイ300を製造する方法について簡単に説明しておく。まず、配線パターンを設けた基板に、LEDダイ12を並べて配置し、ハンダあるいは接着剤を用いて、基板上に直接固定する。固定の方法および条件は、実施例1と同様である。
次に、LEDダイ12と基板上の配線パターンとをボンディング・ワイヤ14によってボンディングする。その次に、上述の工程で製造されたLEDダイ12が固定・接続された基板を、不図示のレンズ成型用金型にセットした後、金型と基板がなす空間にシリコーン樹脂を注入し、加熱硬化させることによって、LEDモジュールアレイ300を製造する。
本実施例のLEDモジュールアレイ300に使われるレンズ110は、実施例1と同様、X方向の焦点距離fがY方向の焦点距離fに比べて長く設定されており、隣接するLEDダイ12から発せられた光は、レンズ110を通り光同士がX方向で重畳される。このため、実施例1と同様(図5参照)、照射面でのX方向の照射強度分布が、ほぼ均一となる。
図9に示すLEDモジュールアレイ301は、本発明の光照射装置の他の実施形態例(変形例)を示すものである。図4で示したLEDモジュールアレイ30と異なる点は、レンズ111がLEDチップ10に密着して配置されておらず、レンズ111は、不図示のレンズ保持機構によって、LEDダイ12の光軸上、LEDチップから離れた位置に配置されている点である。
本実施例のLEDモジュールアレイ301に使われるレンズ111は、実施例1と同様、X方向の焦点距離fがY方向の焦点距離fに比べて長く設定されており、隣接するLEDチップ10から発せられた光はレンズ111を通り、光同士がX方向で重複される。このため、実施例1と同様(図5参照)、照射面でのX方向の照射強度分布が均一となる。
なお、LEDチップ10の凹部内には、封止剤を充填することが好ましい。
以上、図1〜図9を参照して、本発明の実施の形態例について説明したが、本発明は上述した実施形態例に限るものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変形例、応用例を含むものである。
10・・・LEDチップ(紫外線発光ダイオード)、11、110、111・・・レンズ、12・・・LEDダイ、13・・・ダイ収納容器、14・・・ボンディング・ワイヤ、15・・・封止剤、20、201・・・LEDモジュール、30、30a、30b、30c、300、301・・・LEDモジュールアレイ、40、41・・・載置台

Claims (12)

  1. LEDモジュールを複数配列して、照射面においてライン状に照射する光照射装置であって、
    前記LEDモジュールは、
    光を出射するLEDチップと、
    前記LEDチップからの出射光を前記照射面において楕円状に照射するレンズと、
    により構成され、
    前記LEDモジュールは、前記複数配列する軸が、前記楕円状に照射される領域の長径方向の軸と略一致するよう複数設けられることを特徴とする光照射装置。
  2. LEDチップを複数配列して、照射面においてライン状に照射する光照射装置であって、
    前記複数配列されたLEDチップからのそれぞれの出射光を前記照射面においてそれぞれ楕円状に照射し、隣接する前記LEDチップからの出射光の一部をそれぞれ重畳させるレンズを設け、
    前記LEDチップは、前記複数配列する軸が、前記それぞれ楕円状に照射される領域の長径方向の軸と略一致するよう設けられることを特徴とする光照射装置。
  3. 前記レンズは、前記長径方向の焦点距離が、これに直交する短径方向の焦点距離よりも長く構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光照射装置。
  4. 前記レンズは、その材質がシリコーンによりなる非球面モールドレンズである請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の光照射装置。
  5. 前記レンズは、フレネルレンズにより構成される請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の光照射装置。
  6. 前記複数配列する軸が、直線であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光照射装置。
  7. 前記複数配列する軸が、円弧であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光照射装置。
  8. 前記LEDチップは、LEDダイとこのLEDダイが収納されるダイ収納容器とを含む請求項1または請求項2に記載の光照射装置。
  9. 前記ダイ収納容器に、封止剤が充填される請求項8に記載の光照射装置。
  10. 前記LEDチップは、紫外線を照射するUV-LEDチップである請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の光照射装置。
  11. 請求項1〜請求項10いずれか一項に記載の光照射装置を複数用いて、一の照射面に対してライン状に照射する光照射装置であって、
    これら光照射装置の個々の照射面が、前記個々の照射面の前記長径方向の中央線において、それぞれ重畳するよう配置されることを特徴とする光照射装置。
  12. 前記複数の光照射装置ユニットが、重畳する前記長径方向の中央線に対して、それぞれ略同一の円弧上に配置される請求項11に記載の光照射装置。
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