JP2013218128A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲照度に応じてバックライト輝度を制御する際に、照明源の配置によらず、バックライト輝度を最適に制御する。
【解決手段】表示装置10は、液晶パネル6を照明源するバックライト光源4と、周囲照度を検出する照度検出部7と、照度検出部7で検出された周囲照度に応じてバックライト光源4の輝度値を算出する輝度値算出部24と、輝度値算出部24で算出された輝度値に基づいてバックライト光源4の輝度を制御するバックライト制御部3とを備える。表示装置10は、表示装置10と照明源との位置関係をユーザに設定させるための設定画面を液晶パネル6に表示する位置関係設定部25を備え、輝度値算出部24は、位置関係設定部25により設定された表示装置10と照明源との位置関係に応じて、バックライト光源4の輝度値の算出を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、より詳細には、周囲照度に応じてバックライト光源の輝度を制御する機能を備えた表示装置に関する。
従来、液晶テレビなどの表示装置において、表示装置の周囲照度を検出し、検出した周囲照度に応じてバックライト光源の輝度を制御する技術が知られている。これにより、周囲が暗い(周囲照度が小さい)ときはバックライト輝度を抑えて、電力消費を低減し、また、周囲が明るくなる(周囲照度が大きくなる)に従って、バックライト輝度を上げて視認性を良くすることができる。
例えば、特許文献1には、周囲照度に応じて、ユーザにとって最適になるように表示輝度を制御する画像表示装置が記載されている。この画像表示装置は、計算された表示輝度に従って動作するディスプレイ部と、周囲照度を検出する照度検出部と、照度検出部にて検出された周囲照度と所定のルールとに基づいてディスプレイ部の表示輝度を計算する表示輝度計算部と、所定のルールを保持するルール保持部と、ルール保持部に保持されているルールを変更するルール変更部とを備える。所定のルールとは例えば周囲照度に応じて定められる表示輝度の最大値と最小値とを定めるものである。
図6は、周囲照度に応じてバックライト輝度を制御する機能を備えた従来の表示装置について説明するための図で、図中、100は表示装置を示す。図6(A)は表示装置100を正面から見たときの状態を示す。表示装置100は、例えば、液晶テレビであり、リモコンからの操作信号を受光するためのリモコン信号受光部101と、表示装置100の周囲照度を検出する照度検出部102とを備える。この照度検出部102近傍の断面図を図6(B)に示す。
図6(B)に示すように、照度検出部102は、表示装置100の下縁(下枠)部であって、液晶パネル103の下側に設けられている。より具体的には、表示装置100の下縁部の所定位置に孔が設けられており、この孔の奥側に照度センサ102bが受光回路基板102cと一体的に設けられている。そして、照度センサ102bの前方にはレンズ拡散板102aが設けられ、照度検出部102の孔に入射した外部光は、レンズ拡散板102aを介して照度センサ102bの受光面にて受光される。
図6(C)は照度センサ102bで検出した照度と液晶パネル103の画面輝度との関係を示す図で、図中、横軸は照度センサ102bで検出した検出照度(単位:lx,ルクス)、縦軸は液晶パネル103の画面輝度(単位:cd/m)を示す。このように、周囲照度が小さいときは、画面輝度、すなわち、バックライト輝度を抑えて、電力消費を低減させ、周囲照度が大きくなるに従って、画面輝度を大きくすることで視認性を向上させている。
特開2007−11304号公報
しかしながら、一般的な液晶テレビの場合、図6(B)に示すように、照度センサを筐体内部に収容しているため、液晶テレビに対する照明源の方向が異なると、照明源からの光のセンサ方向成分が変化してしまう。このため、照明源が同じ明るさで発光していても、照度センサで検出される照度は異なる値となり、これに追従するバックライト輝度にも影響を及ぼすという問題がある。これについて図7に基づいて説明する。
図7(A)は光源を間接照明とした場合の光のセンサ方向成分を示し、図7(B)は光源を天井照明とした場合の光のセンサ方向成分を示す。図7(A)の例では、表示装置100の正面に間接照明104が設置されている。この場合、間接照明104の光源から照度検出部102に向かう光のセンサ方向成分104aが、照度検出部102の孔に入射される。また、図7(B)の例では、表示装置100の上方に天井照明105が設置されている。この場合、天井照明105の光源から照度検出部102に向かう光のセンサ方向成分105aが、照度検出部102の孔に入射される。
ここで、表示装置100のユーザ(視聴者)が感じる明るさは図7(A)の場合と図7(B)の場合とで略同じであるが、図7(A)に示す光のセンサ方向成分104aの光量よりも図7(B)に示す光のセンサ方向成分105aの光量のほうが小さいことが分かる。つまり、ユーザが略同じ明るさを感じている場合であっても、照度センサ102bの受光面で受光される光量が異なるため、図7(A)の場合と図7(B)の場合とでは検出される照度が異なってしまう。
図8は、照明源の配置によって画面輝度が変化する様子を説明するための図である。図8(A)は照度センサ102bの正面に光源がある場合の表示装置100の表面照度と画面輝度との関係を示す。図8(B)は表示装置100の正面に光源がある場合の表示装置100の表面照度と画面輝度との関係を示す。図8(C)は表示装置100の上方に光源がある場合の表示装置100の表面照度と画面輝度との関係を示す。図中、縦軸は表示装置100の画面輝度(単位:cd/m)、横軸は表示装置100の表面照度(単位:lx)を示す。なお、表示装置100の表面照度とは、筐体内の照度センサ102bにより検出される照度ではなく、表示装置100の外部で検出される照度である。また、表示装置100の画面輝度とは、照度センサ102bにより検出される照度に応じた画面輝度(バックライト光源の発光輝度)である。
図8(A)において、照度センサ102bの正面に光源がある場合、照度検出部102の孔には、光源からの光100aがそのまま入射される。このときの表面照度と画面輝度との関係は特性関数106のようになる。つまり、光100aの光量は、ロスなく照度センサ102bのセンサ受光面で受光されるため、照度センサ102bで検出される照度と、表示装置100の表面照度とは一致する。
また、図8(B)において、表示装置100の正面に光源がある場合、すなわち、前述した図7(A)の間接照明104を配置した場合、照度検出部102の孔には、角度θにより光源からの光100aのセンサ方向成分104aが入射される。このときの表面照度と画面輝度との関係は特性関数107のようになる。つまり、光のセンサ方向成分104aの光量は、光100aの光量よりも小さくなるため、同じ表面照度aに対して、図8(A)の場合と比べ、照度センサ102bで検出される光量が小さくなる。このため、図8(A)の特性関数106と比べ、図8(B)の特性関数107は表示装置100の表面照度に対して画面輝度が小さく変化する。
また、同様に、図8(C)において、表示装置100の上方に光源がある場合、すなわち、前述した図7(B)の天井照明105を配置した場合、照度検出部102の孔には、角度θ(>θ)により光源からの光100aのセンサ方向成分105aが入射される。このときの表面照度と画面輝度との関係は特性関数108のようになる。つまり、光のセンサ方向成分105aの光量は、光100aの光量,光のセンサ方向成分104aの光量よりも小さくなるため、同じ表面照度aに対して、図8(A),(B)の場合と比べ、照度センサ102bで検出される光量が小さくなる。このため、図8(A)の特性関数106,図8(B)の特性関数107と比べ、図8(C)の特性関数108は表示装置100の表面照度に対して画面輝度が小さく変化する。
上記より、周囲照度検出部102のセンサ受光面の法線方向(光のセンサ方向成分104a,105aの方向に相当)と、照明源から照度検出部102に向かう光の方向(光100aの方向に相当)とのなす角度が大きくなるほど、センサ受光面で検出する照度が小さくなる。すなわち、ユーザが略同じ明るさを感じている場合でも、照明源の配置によって、照度センサが異なる照度を検出してしまうため、これに追従するバックライト輝度が一定せず、特に、天井照明などの場合に画面輝度が低下してしまい、ユーザに違和感を与えることになる。なお、特許文献1に記載の発明は、表示装置と照明源との位置関係に着目したものではなく、このような課題を解決することはできない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、周囲照度に応じてバックライト輝度を制御する際に、照明源の配置によらず、バックライト輝度を最適に制御することができる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、表示パネルを照明するバックライト光源と、周囲照度を検出する照度検出部と、該照度検出部で検出された周囲照度に応じて前記バックライト光源の輝度値を算出する輝度値算出部と、該輝度値算出部で算出された輝度値に基づいて前記バックライト光源の輝度を制御するバックライト制御部とを備えた表示装置であって、該表示装置と照明源との位置関係をユーザに設定させるための設定画面を前記表示パネルに表示する位置関係設定部を備え、前記輝度値算出部は、前記位置関係設定部により設定された前記表示装置と前記照明源との位置関係に応じて、前記バックライト光源の輝度値の算出を補正することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、該表示装置の周囲照度と前記バックライト光源の輝度値とを対応付けた輝度値テーブルと、前記表示装置と前記照明源との位置関係に補正係数を対応付けた補正係数テーブルとを備え、前記輝度値算出部は、前記位置関係設定部により設定された前記表示装置と前記照明源との位置関係に応じた補正係数を前記補正係数テーブルにより決定し、該決定した補正係数を、前記照度検出部で検出された周囲照度に乗じ、前記補正係数を乗じた周囲照度により前記輝度値テーブルに基づいて前記バックライト光源の輝度値を決定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記表示装置と前記照明源との位置関係は、前記照度検出部のセンサ受光面の法線方向と、前記照明源から前記照度検出部に向かう光の方向とのなす角度で示されることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記補正係数テーブルは、前記角度が大きいほど、前記補正係数が大きくなるように、前記角度と前記補正係数とが対応付けられていることを特徴としたものである。
本発明によれば、表示装置と照明源との位置関係に応じて、バックライト光源の輝度値の算出を補正することができるため、周囲照度に応じたバックライト輝度を、照明源の配置によらず、最適に制御することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 表示装置の画面上に表示されるTV設置環境設定画面の一例を示す図である。 本発明の表示装置による周囲照度に応じたバックライト輝度制御方法の一例を説明するための図である。 照度検出部を異なる方向に複数備えた場合の表示装置の構成例を示す図である。 複数の照明源がある場合に表示装置に表示されるTV設置環境設定画面の一例を示す図である。 周囲照度に応じてバックライト輝度を制御する機能を備えた従来の表示装置について説明するための図である。 従来技術の問題点を説明するための図である。 照明源の配置によって画面輝度が変化する様子を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の表示装置に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図で、図中、10は表示装置を示す。表示装置10は、画像処理部1、主制御部2、バックライト制御部3、バックライト光源4、液晶制御部5、液晶パネル6、照度検出部7、およびリモコン信号受光部8を備える。表示装置10は、入力映像信号に画像処理を行って映像表示する構成を有するもので、例えば、テレビジョン装置(TV)等に適用することができる。画像処理部1は、放送信号から分離した映像信号や、外部機器からの映像信号を入力し、従来と同様の映像信号処理を行う。例えば、IP変換、ノイズリダクション、スケーリング処理、γ調整、ホワイトバランス調整、などを適宜実行する。また、ユーザ設定値に基づいてコントラストや色味等を調整して出力する。
主制御部2は、CPUやメモリ(ROM,RAM)などで構成され、表示装置10の動作を制御する。また、主制御部2は、AD(アナログデジタル)変換部21、補正係数テーブル22、点灯率LUT(ルックアップテーブル)23、輝度値算出部24、および位置関係設定部25を備える。バックライト制御部3は、バックライト光源4の発光輝度を制御するための制御信号を出力する。バックライト光源4は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などで構成され、表示パネルの一例である液晶パネル6を照明する。バックライト光源4のLEDの輝度は、PWM(Pulse Width Modulation)制御、または電流制御、またはこれらの組み合わせによって制御することができる。いずれの場合にも所望の輝度でLEDを発光させるように制御が行われる。液晶制御部5は、液晶パネル6を構成する各画素の階調制御値に基づき各画素を駆動させるための駆動信号を出力する。
照度検出部7は、表示装置10の周囲照度を検出する例えばフォトセンサなどで構成され、前述の図6に示した照度検出部102と同様の構造で表示装置10に設けられている。すなわち、表示装置10の下縁部の所定位置に孔が設けられており、この孔の奥側に照度センサが受光回路基板と一体的に設けられている。そして、照度センサの前方にはレンズ拡散板が設けられ、照度検出部7の孔に入射した外部光は、レンズ拡散板を介して照度センサの受光面にて受光される。また、リモコン信号受光部8は、リモコンRからのリモコン信号(操作信号)を受信し、この受信したリモコン信号を主制御部2に出力する。
本発明の主たる目的は、周囲照度に応じてバックライト輝度を制御する際に、照明源の配置によらず、バックライト輝度を最適に制御することにある。このための構成として、表示装置10は、液晶パネル6を照明するバックライト光源4と、周囲照度を検出する照度検出部7と、照度検出部7で検出された周囲照度に応じてバックライト光源4の輝度値を算出する輝度値算出部24と、輝度値算出部24で算出された輝度値に基づいてバックライト光源4の輝度を制御するバックライト制御部3とを備える。そして、表示装置10は、表示装置10と照明源との位置関係をユーザに設定させるための設定画面を液晶パネル6に表示する位置関係設定部25を備え、輝度値算出部24は、位置関係設定部25により設定された表示装置10と照明源との位置関係に応じて、照度検出部7で検出された周囲照度を補正する。
図2は、表示装置10の画面上に表示されるTV設置環境設定画面の一例を示す図である。なお、本例のTV(テレビ)は表示装置10に相当する。図1で説明した照度検出部7およびリモコン信号受光部8は、表示装置10の下縁(下枠)部の所定位置に設けられている。このTV設置環境設定画面は、TVと照明源との位置関係をユーザが入力するためのものであって、例えば、ユーザが表示装置10を購入した後に行う初期設定の際に表示される。具体的には、ユーザがリモコンRの所定のボタンを押下すると、これに応じてリモコン信号が送信される。表示装置10はこのリモコン信号をリモコン信号受光部8で受信し、受信したリモコン信号が主制御部2に送られる。主制御部2の位置関係設定部25は、リモコン信号に応じて、図2(A)あるいは図2(B)に示すようなTV設置環境設定画面を液晶パネル6に表示させる。
図2(A)に示すTV設置環境設定画面11では、(1)TVからの水平距離、(2)照明の高さ、(3)TV台高さ、をそれぞれユーザに入力させる。なお、1つの部屋に複数の照明源がある場合には、最も明るい照明源を基準とすることが望ましい。そして、位置関係設定部25は、TV設置環境設定画面11からユーザによって入力されたデータに基づいて、表示装置10と照明源との位置関係を設定する。この表示装置10と照明源との位置関係としては、例えば、照度検出部7のセンサ受光面の法線方向と、照明源から照度検出部7に向かう光の方向とのなす角度θで示すことができる。つまり、前述の図8(B)に示した角度θあるいは図8(C)に示した角度θを設定する。
図2(B)に示すTV設置環境設定画面12では、ユーザの入力処理をより簡単にするために、表示装置10と照明源との位置関係が4つのパターンで示されている。本例では、(1)天井照明,部屋の広さ10畳未満、(2)天井照明,部屋の広さ10畳以上、(3)間接照明,部屋の広さ10畳未満、(4)間接照明,部屋の広さ10畳以上、の4つのパターンが表示され、ユーザがいずれかのパターンを選択することで、照度検出部7のセンサ受光面の法線方向と、照明源から照度検出部7に向かう光の方向とのなす角度θの範囲を設定する。例えば、パターン(1)には、71°以上(〜90°以下)の角度θの範囲が対応付けられている。図2(B)の例では、ユーザは自身のTV設置環境と近いパターンを選択するだけでよいため、データ入力に伴う負担を軽減することができる。
図3は、本発明の表示装置による周囲照度に応じたバックライト輝度制御方法の一例を説明するための図である。まず、比較のために従来の周囲照度に応じたバックライト輝度制御方法について図3(A)に基づき説明する。本例では表示装置10の上方に照明源(天井照明)が設置されているものとする。照度検出部7で検出した周囲照度をAD変換部21でデジタル値に変換する。そして、輝度値算出部24は、AD変換部21で変換されたデジタル値に基づき、点灯率LUT23を参照し、バックライト光源4の点灯率を決定する。
この点灯率LUT23は、表示装置10の周囲照度とバックライト光源4の輝度値とを対応付けた輝度値テーブルに相当し、バックライト光源4の輝度値の一例として点灯率で示したものである。なお、バックライト光源4の輝度値としては、点灯率以外でもよく、例えば、デューティを用いるようにしてもよい。輝度値算出部24は、点灯率LUT23により決定した点灯率をバックライト制御部3に出力し、バックライト制御部3は、輝度値算出部24からの点灯率に従って、バックライト光源4の点灯率を制御する。このときの表示装置10の表面照度(単位:lx)と画面輝度(単位:cd/m)との関係は特性関数41aのようになる。なお、表示装置10の表面照度とは、照度検出部7により検出される照度ではなく、表示装置10の外部で検出される照度である。
しかしながら、前述したように、照度検出部7のセンサ受光面の正面に照明源が設置されている場合には、表示装置10の表面照度と画面輝度との関係は特性関数41b(点線)のようになる。つまり、ユーザが略同じ明るさを感じている(表示装置10の表面照度が同じ)場合であっても、照明源の配置によって、照度検出部7のセンサ受光面で受光される光量が異なるため、照度検出部7で検出される照度が異なり、この検出照度に追従する画面輝度が異なってしまう。従って、本発明では、特性関数41bを目標として、照度検出部7で検出された周囲照度を補正する。具体的には、図3(B)に示すように、表示装置10と照明源との位置関係に補正係数を対応付けた補正係数テーブル22を備える。本例の補正係数テーブル22は、照度検出部7のセンサ受光面の法線方向と照明源から照度検出部7に向かう光の方向とのなす角度θに対して補正係数が対応付けられている。
図3(B)において、照度検出部7で検出した周囲照度はAD変換部21でデジタル値に変換される。輝度値算出部24は、位置関係設定部25により設定された表示装置10と照明源との位置関係(上記の角度θ)に応じた補正係数を補正係数テーブル22により決定し、決定した補正係数を、照度検出部7で検出された周囲照度(デジタル値)に乗じる。そしてさらに、輝度値算出部24は、補正係数を乗じたデジタル値により点灯率LUT23に基づいてバックライト光源4の点灯率を決定する。
例えば、位置関係設定部25で設定された角度θが75°であった場合には、補正係数テーブル22から補正係数が“4”と決定され、この補正係数“4”が、照度検出部7で検出された周囲照度(デジタル値)に乗算される。そして、補正係数“4”が乗算されたデジタル値に基づき、点灯率LUT23を参照し、バックライト光源4の点灯率を決定する。なお、本例の補正係数テーブル22は、角度θが大きいほど、補正係数が大きくなるように、角度θと補正係数とが対応付けられている。
そして、輝度値算出部24は、点灯率LUT23により決定した点灯率をバックライト制御部3に出力し、バックライト制御部3は、輝度値算出部24からの点灯率に従って、バックライト光源4の点灯率を制御する。このときの表示装置10の表面照度(単位:lx)と画面輝度(単位:cd/m)との関係は特性関数41bのようになる。
このようにして、表示装置10と照明源との位置関係に応じて、バックライト光源4の輝度値の算出を補正する、より具体的には、照度検出部7のセンサ受光面で検出された周囲照度を補正することにより、周囲照度に応じたバックライト輝度を、照明源の配置によらず、最適に制御することができる。
ここで、表示装置10は、照度検出部を異なる方向に複数備えるようにしてもよい。例えば、図4に示すように、表示装置10の下縁部の所定位置に前方に向けて設けられた照度検出部7に加え、さらに、上面部の所定位置に上方に向けて照度検出部7′が設けられている。輝度値算出部24は、複数の照度検出部で検出された周囲照度が大きいほうの照度検出部の検出結果を、補正係数テーブル22により補正し、バックライト光源4の輝度値を算出する。例えば、寝室等のように、1つの部屋に天井照明13と間接照明14との2つ以上の照明源が配置され、どちらの照明源も同程度の頻度で点灯させるような場合を想定する。このような場合に、天井照明13に対しては照度検出部7′、間接照明14に対しては照度検出部7をそれぞれ対応させる。
上記において、天井照明13が単独で点灯している場合、照度検出部7′で検出される照度のほうが照度検出部7で検出される照度よりも大きくなり、逆に、間接照明14が単独で点灯している場合、照度検出部7で検出される照度のほうが照度検出部7′で検出される照度よりも大きくなる。従って、照度検出部7および照度検出部7′それぞれにおいて検出された照度を比較し、大きいほうの照度を検出した照度検出部の検出結果を、補正係数テーブル22により補正する。これについて、下記の図5に基づき具体的に説明する。
図5は、複数の照明源がある場合に表示装置10に表示されるTV設置環境設定画面の一例を示す図である。本例では、図4に示したように、一つの部屋に天井照明13と間接照明14が設置されているものとして説明する。
ユーザはTVを設置する部屋の照明環境に基づき、図5(A)の照明環境選択画面15から自身の照明環境を選択する。図5(A)の照明環境選択画面15からは、(1)照明が1つ、(2)天井照明が2つ、(3)間接照明が2つ、(4)天井照明,間接照明が各々1つ、のいずれかを選択することができる。ここでは、(4)の天井照明,間接照明が各々1つ、が選択された場合について説明する。この場合、図5(B)に示すTV設置環境設定画面16が表示される。このTV設置環境設定画面16は、天井照明とTVとの位置関係を入力するためのものであり、ユーザは、(1)天井照明が遠く且つ部屋の広さが10畳未満、(2)天井照明が遠く且つ部屋の広さが10畳以上、(3)天井照明が近く且つ部屋の広さが10畳未満、(4)天井照明が近く且つ部屋の広さが10畳以上、のいずれかを選択することができる。
次に、図5(C)に示すTV設置環境設定画面17が表示される。このTV設置環境設定画面17は、間接照明とTVとの位置関係を入力するためのものであり、ユーザは、(1)間接照明が遠く且つ部屋の広さが10畳未満、(2)間接照明が遠く且つ部屋の広さが10畳以上、(3)間接照明が近く且つ部屋の広さが10畳未満、(4)間接照明が近く且つ部屋の広さが10畳以上、のいずれかを選択することができる。
このようにして、天井照明13、間接照明14それぞれについて、TVとの位置関係が設定される。ここで、上述したように、天井照明13については照度検出部7′との位置関係、間接照明14については照度検出部7との位置関係が対応付けられている。すなわち、天井照明13に対しては、照度検出部7′のセンサ受光面の法線方向と照明源から照度検出部7′に向かう光の方向とのなす角度θ´が設定され、間接照明14に対しては、照度検出部7のセンサ受光面の法線方向と照明源から照度検出部7に向かう光の方向とのなす角度θが設定される。
次に、ユーザが天井照明13を点灯させて表示装置10により番組を視聴する場合、表示装置10からすると、天井照明13と間接照明14のどちらが点灯しているか判断できないため、照度検出部7および照度検出部7′で検出されるそれぞれの検出照度を比較する。天井照明13が点灯している場合、照度検出部7′の検出照度のほうが大きいため、角度θ´が採用され、角度θ´に応じた補正係数(例えば、“2”)を用いて、照度検出部7′による検出照度が補正される。また、ユーザが間接照明14を点灯させて表示装置10により番組を視聴する場合、照度検出部7で検出される照度のほうが大きいため、角度θが採用され、角度θに応じた補正係数(例えば、“1.1”)を用いて、照度検出部7による検出照度が補正される。
輝度値算出部24は、上記のようにして補正された検出照度に応じて、点灯率LUT23を参照し、バックライト光源4の点灯率を決定する。そして、輝度値算出部24は、点灯率LUT23により決定した点灯率をバックライト制御部3に出力し、バックライト制御部3は、輝度値算出部24からの点灯率に従って、バックライト光源4の点灯率を制御する。
1…画像処理部、2…主制御部、3…バックライト制御部、4…バックライト光源、5…液晶制御部、6…液晶パネル、7…照度検出部、8…リモコン信号受光部、10…表示装置、11,12,16,17…TV設置環境設定画面、13…天井照明、14…間接照明、15…照明環境選択画面、21…AD変換部、22…補正係数テーブル、23…点灯率LUT、24…輝度値算出部、25…位置関係設定部。

Claims (4)

  1. 表示パネルを照明するバックライト光源と、周囲照度を検出する照度検出部と、該照度検出部で検出された周囲照度に応じて前記バックライト光源の輝度値を算出する輝度値算出部と、該輝度値算出部で算出された輝度値に基づいて前記バックライト光源の輝度を制御するバックライト制御部とを備えた表示装置であって、
    該表示装置と照明源との位置関係をユーザに設定させるための設定画面を前記表示パネルに表示する位置関係設定部を備え、
    前記輝度値算出部は、前記位置関係設定部により設定された前記表示装置と前記照明源との位置関係に応じて、前記バックライト光源の輝度値の算出を補正することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、該表示装置の周囲照度と前記バックライト光源の輝度値とを対応付けた輝度値テーブルと、前記表示装置と前記照明源との位置関係に補正係数を対応付けた補正係数テーブルとを備え、前記輝度値算出部は、前記位置関係設定部により設定された前記表示装置と前記照明源との位置関係に応じた補正係数を前記補正係数テーブルにより決定し、該決定した補正係数を、前記照度検出部で検出された周囲照度に乗じ、前記補正係数を乗じた周囲照度により前記輝度値テーブルに基づいて前記バックライト光源の輝度値を決定することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、前記表示装置と前記照明源との位置関係は、前記照度検出部のセンサ受光面の法線方向と、前記照明源から前記照度検出部に向かう光の方向とのなす角度で示されることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3に記載の表示装置において、前記補正係数テーブルは、前記角度が大きいほど、前記補正係数が大きくなるように、前記角度と前記補正係数とが対応付けられていることを特徴とする表示装置。
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