JP2013217889A - スライド型自動車フレーム孔位置測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易かつ正確に自動車フレームの孔位置を測定できる装置を提供する。
【解決手段】棒状の主体を設けるとともに主体側面に目盛りを設け、該主体端に、側面に目盛りを付した測定針の固定および固定解除手段を設け、以上の主体を上下に重ねて一対設け、これら主体の相互上下位置移動を防止しつつ水平方向における相互回動を所定範囲内にて可能とする手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車のフレーム歪みによる孔位置を測定するための装置に関する。
従来の自動車フレーム歪みによる孔位置計測用の装置は、多くの部品数を有する複雑で大がかりなものが多く、本発明にて示すように、フレーム下部に取り付けて簡単に計測できるものは現在のところ見当たらない。
自動車の車体はフレーム上に固定され、その整合性が保たれているが、事故その他の理由にてフレームが歪み、その修正が必要な場合がある。この修正にあたってはまずフレームの歪み程度を測定することが必要であり、種々の計測装置が利用されている。
この中で普及度の高いフロアー式計測装置は、自動車への固定部の歪み等により測定寸法が不正確になりがちであり、またその装置取付の労力が大きい。
ジグ式計測装置は固定がしっかりしているが、その取付の労力はさらに大きい。
超音波方式の計測装置も利用されるがその構造上、取り付け労力の負担が大であり、装置的に高コストである。一般的な計測手段としては他に、トラッキングゲージやコンベアゲージがあるが、これらは使用に熟練を要するため、正確な計測結果を得にくい。。
事故等による自動車の損傷部分としては前側が圧倒的に多く、前側のフレームやフレーム周辺部位の計測が重要であるが、既述のように従来の計測手段はその取付の容易性、計測の正確度、コスト等の面において十分なるものは見当たらないのが現状である。
本発明は、以上のような従来からの自動車フレーム歪みの計測手段に関わる課題を解決するために発明されたもので、フレーム下部に簡単に装着できるとともに、その計測を正確かつ容易に行うことのできる、新規かつ有用なる手段を提供することを目的として開発されたものである。
課題を解決する手段として本発明は以下の構成とした。
すなわち、棒状の主体を設けるとともに主体側面に目盛りを設け、該主体端に、側面に目盛りを付した測定針の固定および固定解除手段を設け、以上の主体を上下に重ねて一対設け、これら主体の相互上下位置移動を防止しつつ水平方向における相互回動を所定範囲内にて可能とする手段を設ける。本発明は以上の構成よりなるスライド型自動車フレーム孔位置測定である。
本発明は以下の効果を有する。
1.フレーム固定具を用いて自動車フレーム下部に本装置を取り付けるので、その取り付 けが簡単であり、かつ労力も軽微である。
2.測定針による直接的な計測のため、高度の測定精度が得られる。
3.装置構成がシンプルであり、低コストでの制作が可能であるとともに、各主体の相互 位置変更にてコンパクトに収納できる。
4.自動車フレーム下部に装着するので、車体歪み修正のための引き作業での狂いが生じ ない。
5.各孔位置の対角寸法と直線寸法を容易に測定することができる。
本発明の平面図 本発明の要部拡大説明図(平面視) 本発明の要部拡大説明図(正面視・一部略) 本発明の要部拡大説明図(平面視) 本発明の要部構造説明図(スライダー保持機構部) 本発明の上部スライダー保持具の斜視図 本発明のフレーム固定具保持体の拡大平面図 本発明のフレーム固定具保持体の拡大正面図 本発明の使用説明図(一部略) 本発明に用いる測定針の説明図 本発明に用いるフレーム固定具の説明図 本発明のスライダー移動原理説明図
以下、本発明の実施形態について説明する。
図において、1は上部主体で、所定長の中空角体である。その一端にはこの中空角体にかぶさる枠状のストッパー2が設けられ、このストッパーに接してフレーム固定具保持体3が主体に対しスライド可能に設けられる。このフレーム固定具保持体は、主体固定溝4とフレーム固定具保持溝5とを有するブロック状の物体であり、適所に雌ねじが刻設され、雄ねじを有するつまみ6および7が螺合する。
8は上部伸縮体で、上部主体内を出入り可能なサイズの中空角体であり、上記ストッパーと反対側に設けられる。この上部伸縮体端には孔9が穿設され、また側方に雌ねじが刻設されてここに雄ねじを有するつまみ10が螺合している。
11は下部主体で、上部主体と同一構成物である。この下部主体にも上部主体同様に、ストッパー、フレーム固定具保持体、下部伸縮体12、孔およびつまみが各々備わっている。なお、上部主体と下部主体ともにその端部近傍上面に雌ねじが刻設され、ここに雄ねじを有するつまみ13が螺合している。従って、このつまみ13の操作にて主体に対する伸縮体の固定と固定解除が選択される。
20は上部スライダーで、上部主体に対してスライド可能なサイズの中空角体であって、上部主体の外側に位置している。この上部スライダーのほぼ中央個所には、上部スライダー保持具21が位置している。この上部スライダー保持具は図6にて示すように、中空角体の両端を除く中程下部を切除した形状で、この中に上部スライダー20が位置し、ビスにて互いに螺着関係にある。同様に下部スライダー22にも下部スライダー保持具23が位置するが、この下部スライダー保持具は切除部を上に向けて位置する。
この上下部主体およびスライダーは、スライダー保持機構部30にて以下のごとく互いの関係性が保たれている。
31は上板で、適宜厚の側面視L形板体、32は下板で、適宜厚の同じくL形板体で、図5のごとく位置し、上下板主固定ボルト33にて互いに固定されている。
上板と下板間には上部スライダー20と下部スライダー22が上下に接して位置するが、上部スライダー下面と下部スライダー上面には、低摩擦係数素材の平滑シート34が各々接着され、この両平滑シートが押圧接触関係にある。また、上板端近傍と下板端近傍には孔が穿設され、上下板副固定ボルト35がこの孔に挿通され、ナット螺合にてこの上板と下板は固定される。上板下面と上部スライダー保持具上面の対応個所には適宜径の円形凹部が形成され、この凹部にスラストベアリング36が位置し、上板に対し上部スライダー保持具は回動可能である。同様に下板にもスラストベアリング37が位置する。
従って、上板と下板の間にて、上部スライダー保持具と下部スライダー保持具は所定角度範囲内にて互いに回動自在である。なお、上板側面には丸棒による主柱38が螺合している。
40はスライド機構部である。41は主柱スライダーAで、平面視略L形のブロック体であって孔を有し、この孔に前記主柱38が挿通する。この孔の上方直角方向には雌ねじが刻設され、雄ねじを有するつまみ42が螺合する。また、孔と平行に雌ねじが刻設されている。43は主柱スライダーBで、主柱スライダーAと類似のブロック体で、図2のごとく主柱に挿通しており、主柱スライダーAの雌ねじ対応位置に孔が穿設され、雄ねじを刻設したハンドル44が、前記雌ねじに螺合しつつ孔内に回動可能に位置している。
従って、図2に示すごとく、つまみ42を締めて主柱に対する主柱スライダーAの位置を固定し、ハンドル44を回すことにて主柱スライダーBは静かに主柱に沿って移動が可能である。
45は上部アーム保持体で、図1および図2に示す物体で、上部スライダーに螺着固定される枠状物体であり、舌片部を有し、この舌片部内にラジアルボールベアリングが内蔵され、このベアリングに上部アーム46の一端が嵌合している。この上部アーム他端は前記主柱スライダーBに内蔵されるラジアルボールベアリングに嵌合している。
同様に、下部アーム保持体47と下部アーム48が設けられる。また、上部スライダー端近傍上部には雌ねじが刻設され、つまみ49が螺合し、同様に下部スライダー端近傍上部にはつまみ50が螺合している。
以上の関係から、主柱スライダーのスライドにて、上下部のアーム角度が変化し、上部主体と下部主体相互の関係角度を変えることができる
本発明の使用に際しては、まず双方の主体端にフレーム固定具保持体を取り付ける。
フレーム固定具保持体の主体固定溝を主体に挿入し、つまみを締めて固定する。
次に、該固定具保持体のフレーム固定具保持溝にフレーム固定具を挿入し、つまみを締めて固定する。本例ではフレーム固定具は旋盤チャックを利用した専用の固定具を用いる。
この固定具の上部突出部は段部を有して三分割され、直径方向に同期して移動可能であるので、この突出部を測定しようとするフレームの孔に挿入して突出部を移動させることにて、孔内径にこのフレーム固定具が押圧固定される。この操作時においては適当な台上に本装置を載せて行う。フレーム固定具下部には目盛りを付しており、これにて孔の上下位置を知ることができる。上下部伸縮体を主体より引き出し、取付孔9に測定針51を挿入して測定しようとする孔にこの測定針先をあてがい、つまみ10を締める。前述のフレーム固定具保持体は主体に沿って移動と固定が可能であるとともに、主体側面に目盛りが付されている。これにて、相互の孔の上下位置と距離を知ることができる。孔位置に測定針を合わせるときは、ハンドル44を回すことにて、上部主体と下部主体相互の平面視における角度を変えることが必要となる。
すなわち、ハンドルを回す前に、つまみ42を締めて主柱に対し主柱スライダーAを固定する。次に、ハンドルを回すと、このハンドルは主柱スライダーAに螺合しつつ主柱スライダーBに対し回動自在のために、主柱スライダーBは主柱に沿って移動する。
主柱スライダーBにはベアリングを介してアーム46および48が設けられ、これらのアーム他端は各アーム保持体に設けられたベアリングに嵌入され、このアーム保持体は各主体に取り付けられている。従って、ハンドル回動により例えば平面視において、主柱スライダーBが上方へ移動したとき、各主体相互の平面視角度は開く方向へと移動する。
両主体端の位置が定まり、その角度可変の場合において、相互のスライダーの角度を変えるとき、スライダーは主体に沿って移動する。すなわち、図12にて示すa距離が一定のとき、bをdにしたときにcはeとなる。つまり、上部主体と下部主体の重なる交点位置が変化する。
すなわち、アームによりスライダーに加わる力はアーム軸芯方向とこの軸芯に対し直角方向の双方に分解して考えることができる。従って、主体に対しスライダーをスライドさせる力が働き、ハンドル操作にて主体に沿ってスライダーの移動が可能となる。
双方のスライダーはスラストベアリングを中心として回動可能であるため、主体に沿ってスライダー保持機構部およびスライダーの移動にて主体相互の平面視角度を変えることができ、上下部の伸縮体の伸縮にて計測しようとするフレーム孔に測定針をあてがい、孔位置を測定することができる。なお、各伸縮体側面および測定針側面には目盛りが付される。また、市販のメジャーにクリップを設けたクリップメジャー(図示略)を使用することにて、両測定針間距離すなわち隣り合うフレーム孔間距離を測ることができる。
以上、本発明について記したが、本発明は自動車フレームの下に取り付けて使用し、フレーム各孔の上下左右相互間距離を容易かつ正確に測定できるところにその特徴を有するものである。フレーム下面には複数個の円形孔が設けられており、これらの孔位置は車種により定まっている。従って、この孔位置を測定することによってフレームの歪みを知ることができるのであるが、既述のように従来手段ではこれを容易かつ正確に測ることは困難であったが、本発明の出現でこれが可能となったのである。なお、既述の例は実施の一例であり、近似の他の構成としてもよい。
以上のごとく、本発明によって自動車フレームの孔位置すなわち歪みを容易かつ正確に測定するための装置を得ることができる。
1 上部主体
2 ストッパー
3 フレーム固定具保持体
4 主体固定溝
5 フレーム固定具保持溝
6 つまみ
7 つまみ
8 上部伸縮体
9 孔
10 つまみ
11 下部主体
12 下部伸縮体
13 つまみ
20 上部スライダー
21 上部スライダー保持具
22 下部スライダー
23 下部スライダー保持具
30 スライダー保持機構部
31 上板
32 下板
33 上下板主固定ボルト
34 平滑シート
35 上下板副固定ボルト
36 スラストベアリング
37 スラストベアリング
38 主柱
40 スライド機構部
41 主柱スライダーA
42 つまみ
43 主柱スライダーB
44 ハンドル
45 上部アーム保持体
46 上部アーム
47 下部アーム保持体
48 下部アーム
49 つまみ
50 つまみ
51 測定針
52 フレーム固定具
60 フレーム

Claims (1)

  1. 棒状の主体を設けるとともに主体側面に目盛りを設け、該主体端に、側面に目盛りを付した測定針の固定および固定解除手段を設け、以上の主体を上下に重ねて一対設け、これら主体の相互上下位置移動を防止しつつ水平方向における相互回動を所定範囲内にて可能とする手段を設けたことを特徴とするスライド型自動車フレーム孔位置測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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