JP2013217649A - テラヘルツイメージング装置、テラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法及びプログラム - Google Patents

テラヘルツイメージング装置、テラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 テラヘルツ光をサンプルに照射して撮影したテラヘルツ画像から干渉パターンを除去する。
【解決手段】 光源からサンプルにテラヘルツ光を照射して、サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して生成した画像G1と、点Sを含み、かつ、領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して生成した画像G2とに対し、所定の二項演算を施して一の画像Vを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明はテラヘルツ光源をサンプルに照射して行なう欠陥検出に関する。特に、本発明は、テラヘルツ光源に伴う干渉パターンの除去に関する。尚、本願においてテラヘルツ光とは特に周波数100GHzから10THzの範囲の電磁波を含むものとする。
テラヘルツ波は、X線と異なり非電離の電磁波で人体に対して安全性が高く、しかも、紙、プラスチック、半導体材料等、色々な材料を透過し易いことから、X線、可視光線、赤外線等で検出できない欠陥の検査に大きな期待が寄せられている。
リアルタイムで画像を取得することができるテラヘルツイメージング装置の製品は中々見当たらないが、テラヘルツ光源とテラヘルツカメラを用いてサンプルを撮像するイメージング装置が例えば非特許文献1、2に記載されている。
非特許文献1には図9のような実験配置が記載されている。同図を参照すると、量子カスケードレーザ100をクライオスタット101に取り付けて約10Kに冷却し、3.6THzの単色波を輻射する。量子カスケードレーザのピークパワーは約5mWで、デューティーサイクル約20%で駆動されるため、時間平均パワーは約1mWである。量子カスケードレーザからの単色光は、第一の軸外し放物面鏡102(F/1、焦点距離50.8mm)によって平行ビームに変換されて、サンプル面に置かれたサンプル103に照射される。サンプルを透過したテラヘルツ波は、第二の軸外し放物面鏡104(F/2、焦点距離101.6mm)によって、カメラ105に搭載された160x120画素の赤外線検出用マイクロボロメータアレイセンサ106に像を結ぶ(フレームレート30Hz)。
このような配置で得られたテラヘルツ画像107を図10に示す。非特許文献1ではサンプルとして2枚のビニールテープで覆われた鋼鉄製の刃が用いられている。非特許文献1には、鋼鉄製の刃が明確に認められると記載されているが、図10からは、刃の姿とともに、同心円状の干渉パターン108が出現していることが見て取れる。干渉パターン108は、量子カスケードレーザのコヒーレンシ性が高いために発生したものである。
非特許文献2には図11のような実験配置が記載されている。量子カスケードレーザ200をクライオスタット201に取り付けて約33Kに冷却し、4.3THzの単色波を輻射する。量子カスケードレーザのピークパワーは約50mWで、デューティーサイクル25%で駆動されるため、時間平均パワーは約12.5mWである。量子カスケードレーザからの単色光は、第一の軸外し放物面鏡202(F/1、焦点距離50mm)によって平行ビームに変換され、第二の軸外し放物面鏡203(F/2、焦点距離100mm)によって集光されて封筒(サンプル)204に照射される。同封筒の像は、シリコンレンズ205(F/1、焦点距離25mm)を通してカメラ206の中の320x240画素の赤外線検出用マイクロボロメータアレイセンサ207に結ばれる。この配置で得られたテラヘルツ画像208を図12に示す。封筒に入れた紙に鉛筆で書いたMITの文字209が明確に認められる。
B. N. Behnken等, Proc. SPIE Vol.6893 (2008) p68930L, Fig. 6 A. W. M. Lee等, IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, Vol.18 (2006)p1415
図10を見て分かるように、非特許文献1に記載の装置により得られるイメージには、検出対象である鋼鉄製の刃だけではなく、コヒーレンシ性の高い量子カスケードレーザに起因して発生する、同心円状の干渉パターン108も同時に現れている。その結果、干渉パターン108の存在により、検出対象の視認が困難になっている。
コヒーレンシ性の低い光源は存在するものの、一般に、この種の光源は量子カスケードレーザほど輝度が高くない。このため、同様の検査をコヒーレンシ性が低い光源を用いて行なうと、信号雑音比を大きくすることができず、材料の欠陥の非破壊検査等の分野に適用することが困難である。
コヒーレンシ性が高く輝度が大きい単色光源として後進波管がある。後進波管でも干渉パターンが発生する。干渉パターンを低減するため、例えば管電圧1kVの動作点で50Vほど振ることがあるが、完全に干渉パターンを消すことはできない。
空間フィルターを用いた画像処理により、このような干渉パターンを除去することも考えられるが、材料の欠陥を検出する際、空間フィルターにより欠陥が消えてしまうことがあるので、より良い方法が望まれる。
尚、図12で干渉パターンが認められなかった主な理由として、図11に示す配置において、量子カスケードレーザのビームパターンの主ビームだけを抽出するために第二の軸外し放物面鏡203の焦点位置に絞りを入れている可能性が高いこと、及びサンプルである紙の封筒の拡散散乱により干渉パターンが薄まったことが挙げられる。絞りを入れても絞りのエッジによる回折パターンがテラヘルツ波のように長い波長領域では出現する可能性が高く、非特許文献2に記載の方式では、紙による拡散散乱の効果が大きいと考えられる。
以上述べてきたように、現時点で高輝度のテラヘルツ光源はコヒーレンシ性が高く、テラヘルツイメージング技術を材料の欠陥の非破壊検査等の分野に適用するには、干渉パターンの存在が問題である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、テラヘルツ光源からのビームをサンプルに照射してそのイメージをテラヘルツカメラにより撮影して行なう検査において、テラヘルツ光源に伴う干渉パターンをイメージから除去し、検査対象の視認を容易にすることである。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、テラヘルツ光を発する光源と、前記光源からのテラヘルツ光を照射したサンプルを撮像するためのテラヘルツ光を撮影可能な撮像素子と、前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して生成した画像G1と、前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記点Sを含み、かつ、前記領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して生成した画像G2とに対し、予め定められた二項演算を施して一の画像Vを生成するための画像処理装置とを備えることを特徴とするテラヘルツイメージング装置を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、テラヘルツ光を発する光源からサンプルにテラヘルツ光を照射して、テラヘルツ光を撮影可能な撮像素子にて、前記サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して画像G1を生成する手順と、前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記点Sを含み、かつ、前記領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して画像G2を生成する手順と、前記画像G1及びG2に対し、予め定められた二項演算を施して一の画像Vを生成する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、テラヘルツ光を発する光源からサンプルにテラヘルツ光を照射して、テラヘルツ光を撮影可能な撮像素子にて、前記サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して画像G1を生成する段階と、前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記点Sを含み、かつ、前記領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して画像G2を生成する段階と、前記画像G1及びG2に対し、予め定められた二項演算を施して一の画像Vを生成する段階とを含むことを特徴とする、テラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法を提供する。
本発明によれば、微小な欠陥を撮像した際に画像内で干渉パターンが発生する位置は、その欠陥を撮像する際の位置をずらした画像内でも、ほとんど変わらないという知見に基づいて、2つの画像の干渉パターンを互いに相殺することにより、干渉パターンを除去した視認性に優れた画像を提供することができる。
本発明の一実施の形態である欠陥検出用イメージング装置1のブロック図である。 イメージング装置1により干渉パターンを除外した画像を生成する方法を説明するためのフローチャートである。 イメージング装置1により干渉パターンを除外した画像を生成する他の方法を説明するためのフローチャートである。 図4はサンプル7を撮影して生成したテラヘルツ画像であり、図4(A)はステージ4が位置P1にあるときに撮影して生成した画像G1であり、図4(B)はステージ4が位置P1から距離L=1.5mmだけ下の位置P2にあるときに撮影して生成した画像G2である。 画像G1、G2に対して二項演算を行なって生成した画像Vであり、図5(A)は画像10から画像13の差を求めて生成した画像20であり、図5(B)は画像G1を画像G2で除算して生成した画像23である。 欠陥検出用イメージング装置30のブロック図である。 同期信号32と移動ステージコントロール信号33との関係を説明するための図である。 サンプル7の同一実体に対応する画像Vの信号対を判定する方法を説明するためのフローチャートである。 非特許文献1に記載の実験について説明するための図である。 非特許文献1に記載の実験にて得られた画像である。 非特許文献2に記載の実験について説明するための図である。 非特許文献2に記載の実験にて得られた画像である。
本発明の一実施の形態である欠陥検出用イメージング装置1について図1を参照して説明する。欠陥検出用イメージング装置1は、テラヘルツ光源2、光学系3、ステージ4、テラヘルツカメラ5、画像処理装置6を備える。
テラヘルツ光源2としては、例えば、量子カスケードレーザ、後進波管、共鳴トンネルダイオードアレイ等の高輝度のテラヘルツ光源、周波数チューニング可能なテラヘルツパラメトリックオシレータ等を用いることが考えられる。
光学系3は、テラヘルツ光源2が発した発散ビームを、コリメートし或いは収束ビームに変換して、ステージ4上に載置したサンプル7に誘導する。
ステージ4は、載置したサンプル7を図中の矢印の方向のように、光軸方向に対して実質的に垂直な平面内で移動させる。ステージ4は一軸ステージであっても二軸ステージであってもよい。
テラヘルツカメラ5はテラヘルツ波が照射されたサンプル7を撮像して画像を生成するためのカメラである。テラヘルツカメラ5は、撮像素子8として、例えばテラヘルツ波に感度を有する2次元ボロメータアレイセンサを備え、画像信号9を出力する。
画像処理装置6は画像信号9を処理するための信号処理装置である。
次に、欠陥検出用イメージング装置1の動作について説明する。本発明は、均質に製造することを意図した材料中の欠陥検出を目的のひとつとしている。一般にこのような材料中の欠陥は非常に小さく、材料を移動させても高輝度でコヒーレンシの高いテラヘルツ光源による干渉パターンは殆ど変わらないことを発明者らは見出した。
このような知見に基づいて、本発明では、材料、即ちサンプル7の移動前後のそれぞれで画像を生成し、両画像から干渉パターンを相殺した画像を生成する。図2を参照して説明すると、まず、サンプル7をステージ4上に載置(ステップS1)し、位置P1でサンプル7を撮影して、サンプル7の欠陥等の検出対象Xを含む画像G1を生成(ステップS2)し、次に、位置P1から距離Lだけ移動(ステップS3)した位置P2でサンプル7を撮影して、検出対象Xを含む画像G2を生成(ステップS4)し、最後に、画像処理装置6にて画像G1と画像G2とを二項演算を行なうことにより、具体的には両画像の差或いは比を求めることにより、画像Vを生成する(ステップS5)。
画像G1、G2の両方に検出対象Xが含まれている必要があるため、サンプル7の画像G1に撮影された領域と、サンプル7の画像G2に撮影された領域とは、少なくとも一部が重複している必要がある。即ち、サンプル7の点Sを含む領域R1を撮像して画像G1を生成したとき、同じく点Sを含み、かつ、領域R1とは異なる領域R2を撮像して画像G2を生成する必要がある。位置P1と位置P2の間の距離は、そのような画像G1、G2が撮影可能な程度の距離となる。この距離は、テラヘルツカメラ5の画角、撮像素子8の受光面とサンプル7との位置関係により決まる。
上述のように、画像G1と画像G2において干渉パターンはほとんど等しいため、差或いは比を求めることにより両画像の干渉パターンは互いに相殺する。その結果、画像Vから干渉パターンを除去することができる。
一方、実体としてはひとつの検出対象Xが、画像Vにおいて2つの像X1、X2として現れる。像X1、X2は画像V上で互いに距離Mだけ離れた位置に現れる。距離Mは、サンプル7の移動距離Lと、サンプル7とテラヘルツカメラ5のレンズとの位置関係により定められる縮尺率Rとによって決まる。例えば、距離L=1.5mm、サンプルの縮尺率R=1/2のとき、画像V上において、像X1と像X2は互いにM=LR=0.75mm離れた位置に現れる。
また、像X1、X2は二項演算の種類に応じて異なる形態をとる。画像G1と画像G2の差として画像Vを生成した場合、像X1及びX2のうち、一方の像は正の信号として現れ、他方の像は負の信号として現れる。画像G1と画像G2の比として画像Vを生成した場合、一方の像は値が1以上の信号として現れ、他方の像は値が1以下の信号として現れる。
このように、図2では、位置P1における画像G1、位置P2における画像G2から画像Vを生成することにより、干渉パターンを除去する。上述の説明では、画像G1、G2、Vをそれぞれ一回生成したが、信号雑音比を改善するため、これら画像を複数回生成し、これら複数の画像を積分して、画像Vの平均を求めることとしてもよい。
即ち、図3に示すように、画像G1、G2からなる組(G11、G21)、(G12、G22)、…、(G1k、G2k)を複数回(k回、kは2以上の自然数)求め、これらの各組から画像V1、V2、…、Vkを求めて(ステップS1−S19)、画像V1、V2、…、Vkを積分して平均を求めることにより、画像Vを求める(ステップS20)こととしてもよい。このようにすれば、信号雑音比を更に改善することができる。
図1を参照して実施例1について説明する。実施例1では、テラヘルツ光源2として量子カスケードレーザを用いる。量子カスケードレーザは液体窒素で冷却され、その発振周波数は3.7THz、時間平均パワーは5μWである。サンプル7の照射領域は約11mmの直径である。テラヘルツカメラ5のF値は0.8であり、焦点距離は28mmである。テラヘルツカメラ5の撮像素子8として、320x240画素のマイクロボロメータアレイセンサを用いる。テラヘルツカメラ5のレンズとサンプル7の距離は84mmである。サンプル7とテラヘルツカメラ5のレンズの位置関係により、2:1の縮尺になっている。ステージ4は2軸ステージである。
このようなシステムを図2のフローチャートのように動作させた。テラヘルツ光源2が発した発散ビームを、光学系3によりコリメートまたは収束ビームに変換し、サンプル7に照射した。ステップS2において、ステージ4が位置P1にあるときに、サンプル7を撮影して生成したテラヘルツ画像G1を図4(A)に示す。ステップS3において、ステージ4を位置P1から距離L=1.5mmだけ下の位置P2に移動した後、ステップS4において、サンプル7を撮影して生成したテラヘルツ画像G2を図4(B)に示す。
テラヘルツ画像G1である画像10には、位置P1での同心円状の干渉パターン11と、サンプル7に存在する欠陥形状12が現れている。一方、テラヘルツ画像G2である画像13には、位置P2での同心円状の干渉パターン14と、サンプル7に存在する欠陥形状15が現れている。画像10と画像13において、欠陥形状12、15が出現した位置は異なるが、これら欠陥形状は実体としては同一の欠陥形状であることに注意されたい。出現位置のずれは、上述のようにステージ4を位置P1から位置P2に向かって下方に移動したことに起因するものである。
ステップS5において、画像10、13に対して二項演算を行なって生成した画像Vを図5に示す。図5(A)の画像20は画像10から画像13の差を求めて生成したものである。同図を見れば分かるように、画像10、画像13に現れていた干渉パターンが除去され、欠陥形状21、22が現れている。干渉パターン11、14は、画像10、13において出現位置がほとんど変わっていないため、差を取ることにより互いに相殺し、画像20からは除去されている。
欠陥形状21は欠陥形状12に対応し、欠陥形状22は欠陥形状15に対応する。欠陥形状21は負の信号として現れる一方、欠陥形状22は正の信号として現れている。繰り返しになるが欠陥形状21と22は実体としては同一の欠陥形状である。本実施例では、撮像素子8として320x240画素のマイクロボロメータアレイセンサを用いたが、該センサ上で欠陥形状21、22の間の距離は0.75mmであった。この距離はステージ4の移動距離L=1.5mmと、2:1の縮尺に起因するものであり、1.5mm/2=0.75mmの関係が成り立っている。このように、二項演算として両画像の差をとる場合、実体としては同一の欠陥形状が、画像V上において、ステージ4の移動距離及び縮尺に応じて定まる距離だけ互いに離れた、正の信号と負の信号の対として現れる。
次に、ステップS5の二項演算において、画像10を画像11で除算して生成した画像23を図5(B)に示す。図5(A)の画像20と同様に、同心円状の干渉パターンが除去されて、欠陥形状24、25が明瞭に視認可能となっている。これも図5(A)に関して説明したのと同様に、干渉パターン11、14は、画像10、13において出現位置がほとんど変わっていないため、商を取ることにより互いに相殺し、画像23からは除去されたからである。
欠陥形状24は欠陥形状12に対応し、欠陥形状25は欠陥形状15に対応する。欠陥形状24は値が1以下の信号として現れる一方、欠陥形状25は値が1以上の信号として現れている。先と同様、欠陥形状24、25は実体としては同一の欠陥形状であり、これら欠陥形状の間の距離も同じく0.75mmである。このように、二項演算として両画像の商をとる場合、実体としては同一の欠陥形状が、画像V上において、ステージ4の移動距離及び縮尺に応じて定まる距離だけ互いに離れて現れる点では共通している。一方、差を取った画像20では、ひとつの欠陥形状が、正の信号と負の信号の対として現れるのに対して、商を取った画像23では、ひとつの欠陥形状が、1以上の信号と1以下の信号の対として現れる。
図6を参照して欠陥検出用イメージング装置30について説明する。図1のイメージング装置1と比較すると、イメージング装置30は分周回路31を更に備える点で異なる。
テラヘルツカメラ5はその撮影のタイミングを他装置に通知するための同期信号32を出力する。同期信号32はテラヘルツカメラ5の撮像フレームに同期した矩形波であり、例えばその立ち上がりがテラヘルツカメラ5での撮影タイミングを示す。
分周回路31は、テラヘルツカメラ5から同期信号32を受け取り、同期信号32を分周することにより、移動ステージコントロール信号33を生成して、ステージ4に出力する。同期信号32の周波数がfのとき、移動ステージコントロール信号33の周波数を例えばf/2(nは整数)とすることが考えられる。
移動ステージコントロール信号33である矩形波の立ち上がり及び立ち下がりに応じて、ステージ4は位置P1と位置P2の間を移動する。例えば、移動ステージコントロール信号33がハイレベルからローレベルに変化すると、これに応じてステージ4は位置P1に移動し、逆にローレベルからハイレベルに変化すると、これに応じてステージ4は位置P2に移動する。レベルのハイ/ローと、位置P1/P2の対応関係は逆であってもよい。
このようにして、テラヘルツカメラ5での撮影タイミングと、ステージ4の移動タイミングを連携させることにより、イメージング装置30は、ステージ4が位置P1にあるときサンプル7を撮影して画像G1を生成し、ステージ4が位置P2にあるときサンプル7を撮影して画像G2を生成する、といったサイクルからなる動作を繰り返し実行する。これにより、複数の画像G1、G2の組(G11、G21)、(G12、G22)、(G13、G23)、…を生成し、各組の差画像または比画像として画像V1、V2、V3、…を生成して、最後にこれらを積分し、平均して画像Vを生成する。
1サイクル内において、ステージ4が位置P1にあるときと位置P2にあるときとで、それぞれ複数回撮影することとしてもよい。例えば、あるサイクルにおいて、ステージ4が位置P1にあるとき、2回の撮影を行ない、位置P2に移動して更に2回の撮影を行なうことにより、1サイクル内に位置P1、P2でそれぞれ2回ずつ、合計4回の撮影を行なうこととしてもよい。
分周回路31が同期信号32を2分周、4分周、8分周、16分周して生成した移動ステージコントロール信号33の例を図7に示す。t、t、t、…のようにtの添字が偶数のタイミング(図中鎖線のタイミング)で同期信号32は立ち上がり、このタイミングでテラヘルツカメラ5は撮影を行なうものとし、移動ステージコントロール信号33がローレベルにあるときステージ4は位置P1にあり、逆に、移動ステージコントロール信号33がハイレベルにあるとき、ステージ4は位置P2にあるものとする。このとき、同期信号32を2分周した移動ステージコントロール信号33によりステージ4を制御すると、位置P1、P2のそれぞれにおいて、テラヘルツカメラ5は1回ずつ撮影を行なうことが図7から分かる。同様に、同期信号32を4分周、8分周、16分周した移動ステージコントロール信号33によりステージ4を制御すると、それぞれ、位置P1、P2の各位置で2回、4回、8回の撮影をテラヘルツカメラ5が行なうことが図7から分かる。同期信号32がテラヘルツカメラ5の撮像フレームに同期した30Hzの矩形波であり、移動ステージコントロール信号33が同期信号32を16分周したものであるとき、移動ステージコントロール信号33は周波数1.875Hzの矩形波となる。
一組のテラヘルツ画像G1、G2を二項演算して画像Vを生成する過程については実施例1と同様のため説明を省略する。
実施例1、2では、一組のテラヘルツ画像G1、G2の差或いは商を求めることにより、干渉パターンを除去した画像Vを生成した。上述したように、鮮明化した画像Vには実体としては同一の欠陥形状が2つの像として現れるが、これら2つの像は、ステージの移動距離と縮尺によって決まる所定の位置関係を有する。これを利用して、本実施例では、画像Vから同一の欠陥形状に対応する2つの像を特定する。
本実施例を図6の欠陥検出用イメージング装置30を用いて説明する。本実施例では、イメージング装置30は、図3のステップS20に引き続いて、図8のように動作する。
画像処理装置6は、画像Vの中から互いに対応する信号の対を選択する(ステップS31)。画像Vを生成するための二項演算(ステップS17)において、テラヘルツ画像G1、G2の差を求めた場合は、対となる信号の一方は正の信号であり、他方は負の信号である。また、ステップS17においてテラヘルツ画像G1、G2の商を求めた場合は、対となる信号の一方は1以上の大きさであり、他方の信号は1以下の大きさである。
次に、選択した信号対の間の距離を求める(ステップS32)。テラヘルツカメラ5の撮像素子8、例えばマイクロボロメータアレイセンサの画素ピッチは予め分かっているものとする。信号対の間の画素数を計数し、これに既知の画素ピッチを乗算することにより、信号対間の距離を求めることができる。
次に、ステップS14にてステージ4を移動した距離Lと、ステップS32で求めた距離とを比較する(ステップS33、S34)。両者が一致する場合、画像処理装置6は、その信号対が実体としては同一の欠陥を示す点であると判定する(ステップS35)。両者が不一致の場合は画像V中の別の信号対を選択して処理を繰り返す。
本実施例によれば、画像V中に現れる同一実体を表す2つの像の対応関係が判明し、材料中の欠陥の所在を自動的にかつ非破壊に検出することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態及び実施例に則して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、欠陥検出用イメージング装置1では、テラヘルツ光源2、光学系3、テラヘルツカメラ5を固定し、ステージ4にてサンプル7を動かして画像を生成したが、ここで画像G1と画像G2を生成する上で必要なことは、テラヘルツカメラ5でのサンプル7の撮影位置を相対的に移動させることなので、必ずしもカメラを固定し、サンプルを動かす必要はない。逆にサンプル7を固定し、テラヘルツ光源2、光学系3、テラヘルツカメラ5を移動することにより、画像G1、G2を生成することとしてもよい。
1、30 欠陥検出用イメージング装置
2 テラヘルツ光源
3 光学系
4 ステージ
5 テラヘルツカメラ
6 画像処理装置
7 サンプル
8 撮像素子
9 画像信号
31 分周回路
32 同期信号
33 移動ステージコントロール信号

Claims (18)

  1. テラヘルツ光を発する光源と、
    前記光源からのテラヘルツ光を照射したサンプルを撮像するためのテラヘルツ光を撮影可能な撮像素子と、
    前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して生成した画像G1と、前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記点Sを含み、かつ、前記領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して生成した画像G2とに対し、予め定められた二項演算を施して一の画像Vを生成するための画像処理装置と
    を備えることを特徴とするテラヘルツイメージング装置。
  2. 前記サンプルを載置して、予め定められた前記距離Lだけ移動するためのステージを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のテラヘルツイメージング装置。
  3. 前記画像G1及びG2の生成をそれぞれ複数回実行し、複数の前記画像G1及びG2に基づいて前記画像Vを生成することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載のテラヘルツイメージング装置。
  4. 前記二項演算は、前記画像G1と前記画像G2との間の差を求める演算であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテラヘルツイメージング装置。
  5. 前記二項演算は、前記画像G1と前記画像G2との間の商を求める演算であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテラヘルツイメージング装置。
  6. 前記画像Vの中の信号対の間の距離dと前記距離Lとの比較結果に基づいて、前記サンプルにおいて当該信号対に対応する実体が同一か否かを判定する手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のテラヘルツイメージング装置。
  7. テラヘルツ光を発する光源からサンプルにテラヘルツ光を照射して、テラヘルツ光を撮影可能な撮像素子にて、前記サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して画像G1を生成する手順と、
    前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記点Sを含み、かつ、前記領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して画像G2を生成する手順と、
    前記画像G1及びG2に対し、予め定められた二項演算を施して一の画像Vを生成する手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 前記サンプルを載置したステージを予め定められた前記距離Lだけ移動する手順を更にコンピュータに実行させるための請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記画像G1及びG2の生成をそれぞれ複数回実行し、複数の前記画像G1及びG2に基づいて前記画像Vを生成することを特徴とする請求項7及び請求項8のいずれかに記載のプログラム。
  10. 前記二項演算は、前記画像G1と前記画像G2との間の差を求める演算であることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のプログラム。
  11. 前記二項演算は、前記画像G1と前記画像G2との間の商を求める演算であることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のプログラム。
  12. 前記画像Vの中の信号対の間の距離dと前記距離Lとの比較結果に基づいて、前記サンプルにおいて当該信号対に対応する実体が同一か否かを判定する手順を更にコンピュータに実行させるための請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のプログラム。
  13. テラヘルツ光を発する光源からサンプルにテラヘルツ光を照射して、テラヘルツ光を撮影可能な撮像素子にて、前記サンプルの点Sを含む領域R1を撮像して画像G1を生成する段階と、
    前記光源から前記サンプルにテラヘルツ光を照射して、前記撮像素子にて、前記点Sを含み、かつ、前記領域R1から距離Lだけ離れた領域R2を撮像して画像G2を生成する段階と、
    前記画像G1及びG2に対し、予め定められた二項演算を施して一の画像Vを生成する段階と
    を含むことを特徴とする、テラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法。
  14. 前記サンプルを載置したステージを予め定められた前記距離Lだけ移動する段階を更に含むことを特徴とする、請求項13に記載のテラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法。
  15. 前記画像G1及びG2の生成をそれぞれ複数回実行し、複数の前記画像G1及びG2に基づいて前記画像Vを生成することを特徴とする、請求項13及び請求項14のいずれかに記載のテラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法。
  16. 前記二項演算は、前記画像G1と前記画像G2との間の差を求める演算であることを特徴とする、請求項13乃至請求項15のいずれかに記載のテラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法。
  17. 前記二項演算は、前記画像G1と前記画像G2との間の商を求める演算であることを特徴とする、請求項13乃至請求項15のいずれかに記載のテラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法。
  18. 前記画像Vの中の信号対の間の距離dと前記距離Lとの比較結果に基づいて、前記サンプルにおいて当該信号対に対応する実体が同一か否かを判定する段階を更に含むことを特徴とする請求項13乃至請求項17のいずれかに記載のテラヘルツ画像からの干渉パターン除去方法。
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