JP2013217437A - 液圧ダンパ - Google Patents

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保男 露木
Toshiaki Kamei
俊明 亀井
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Abstract

【課題】免震装置に適した減衰特性を実現でき、構造が簡単で部品点数の増加を抑制できコストも低減することができる液圧ダンパを提供する。
【解決手段】本発明の課題解決手段は、ダンパ本体1と、当該ダンパ本体1の伸縮の一方または両方で通過する液体の流れに抵抗を与える減衰部20とを備えた液圧ダンパDであって、減衰部20は、並列して設けた減衰通路21とリリーフ通路22と、減衰通路21の途中に設けられて減衰通路21を開閉する切換弁23と、リリーフ通路22の途中に設けたリリーフ弁24とを備え、切換弁23は減衰通路21を開閉するスプール30と、減衰通路21を開放する方向へスプール30を附勢する附勢ばね33と、スプール30の少なくとも開弁方向の移動を妨げる摩擦部材36とを備え、スプール30を閉弁させるようスプール30に減衰通路21のスプール30よりも上流側の圧力を作用させた。
【選択図】図1

Description

この発明は、液圧ダンパに関し、特に、構造物や大型機械の振動を抑制する免震装置への利用に適する液圧ダンパの改良に関する。
免震装置は、地盤と構造物との間に介装されるボールアイソレータやゴムといった支持装置を備え、構造物を地盤に対して変位可能に支持しており、地震動の構造物への伝達を絶縁するようになっている。また、この免震装置には、上記のような支持装置の他に、地盤と構造物との間に介装される液圧ダンパを備えており、構造物の振動を液圧ダンパが発生する減衰力で減衰させて構造物の振動を抑制するようになっている。
免震装置は、地震が発生した場合に液圧ダンパの減衰力が小さければ小さいほど、地盤の振動の構造物へ伝達しにくくなり、高い振動絶縁性を確保することができるが、液圧ダンパの減衰力を小さくしすぎると大きな振動が入力された場合に構造物の移動を抑制できず、免震装置から構造物が脱落してしまう可能性がある。
そこで、この種の免震装置に使用される液圧ダンパでは、液圧ダンパの伸縮時に液体が通過する流路の途中に設けられる減衰部にリリーフ弁と開閉弁とを並列に配置する構造を採用するものがある(特許文献1参照)。
この液圧ダンパは、ピストン速度が低い低速領域では、開閉弁が開いていてこの開閉弁を通過するので減衰係数が小さく、ピストン速度が中速領域にある場合には開閉弁が徐々に閉じるので減衰係数が大きくなり、さらに、ピストン速度が高速領域にあると開閉弁が閉じる代わりにリリーフ弁が開弁して減衰係数が小さくなるという免震装置に適する減衰特性を有している。
特開2011−32849号公報
この液圧ダンパにおける開閉弁は、上流側の圧力をパイロット圧とし、このパイロット圧が高くなると閉弁するようになっているが、開閉弁が閉じるとすぐには開かないように、パイロット圧が直ぐに抜けて低くなることが無いように可変ニードルバルブを設けている。
このように、開弁を遅らせることで、ピストン速度が高くなり開閉弁が閉じて液圧ダンパの減衰力が高くなると、液圧ダンパの伸縮方向が切り替わっても開閉弁が閉じ続けて、液圧ダンパの発生する減衰力が高くなるため、特に、地震によって大きな振動が構造物に作用した場合にあっても構造物の振動を充分に抑制でき、構造物の振動を低減させることができる。
しかしながら、開閉弁の開弁タイミングを遅らせるには、ニードルバルブが必要となるため、減衰部の構造が複雑となるとともに、部品点数も多くなって、液圧ダンパのコストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、免震装置に適した減衰特性を実現でき、構造が簡単で部品点数の増加を抑制できコストも低減することができる液圧ダンパを提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明の課題解決手段における液圧ダンパは、伸縮可能であって内部に液体が充填されるダンパ本体と、当該ダンパ本体の伸縮の一方または両方で通過する液体の流れに抵抗を与える減衰部とを備えた液圧ダンパであって、上記減衰部は、並列して設けた減衰通路とリリーフ通路と、上記減衰通路の途中に設けられて減衰通路を開閉する切換弁と、上記リリーフ通路の途中に設けたリリーフ弁とを備え、上記切換弁は減衰通路を開閉するスプールと、上記減衰通路を開放する方向へ上記スプールを附勢する附勢ばねと、上記スプールの少なくとも開弁方向の移動を妨げる摩擦部材とを備え、上記スプールを閉弁させるよう上記スプールに上記減衰通路の上記スプールよりも上流側の圧力を作用させたことを特徴とする。
液圧ダンパにあっては、ピストン速度が低い場合には、低い減衰力しか発揮せずに構造物への振動絶縁性を阻害せず、ピストン速度が高速に達するような大きな振動が構造物に作用する場面では高い減衰力を発揮し続けるので、構造物の振動を高い減衰力で抑えることができ、効果的に振動を抑制することができるとともに、構造物が免震装置から脱落してしまうことを防止することができる。
そして、この液圧ダンパにあっては、切換弁の閉弁状態に維持するのにスプールに摺接する摩擦部材を用いるので、別途、閉弁状態維持のためのバルブの設置が不要となる。
本発明の液圧ダンパによれば、免震装置に適した減衰特性を実現でき、構造が簡単で部品点数の増加を抑制できコストも低減することができる。
一実施の形態における液圧ダンパを示す縦断面図である。 一実施の形態における液圧ダンパのロッドガイドの平面図である。 一実施の形態における液圧ダンパの減衰部のAA断面図である。 一実施の形態における液圧ダンパの減衰特性を示す図である。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。一実施の形態における液圧ダンパDは、図1から図3に示すように、伸縮可能であって内部に液体が充填されるダンパ本体1と、当該ダンパ本体1の伸縮の両方で通過する液体の流れに抵抗を与える減衰部20とを備えて構成されている。
液圧ダンパDは、免震装置に適しており、図示はしないが、たとえば、地盤と構造物との間にボールアイソレータや積層ゴム等といった弾性体とともに介装されて免震装置に組み込まれるが、液圧ダンパの用途はこれに限定されるものではない。なお、図1では、減衰部20の構造を記載すると図が煩雑となるため、減衰部20の切換弁23およびリリーフ弁24の記載を省略している。
以下、各部について説明する。ダンパ本体1は、図1に示すように、シリンダ2と、当該シリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン3と、一端がピストン3に連結されてシリンダ2内に移動自在に挿入されるロッド4と、シリンダ2の一端に固定されてロッド4を軸支する環状のロッドガイド5と、シリンダ2内にピストン3で区画したピストン室Pとロッド室Rと、タンクTと、当該タンクTからピストン室Pへ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路6と、ピストン室Pからロッド室Rへ向かう液体の流れのみを許容する整流通路7とを備えて構成されている。そして、減衰部20は、ロッドガイド5に設けられていて、減衰通路21とリリーフ通路22とで上記ロッド室Rと上記タンクTと連通している。
また、シリンダ2の外周側には、このシリンダ2を覆う外筒8が設けられており、シリンダ2と外筒8との間の環状隙間でタンクTを形成している。外筒8の図1中左端は、環状のフランジ9によって閉塞されており、このフランジ9には、内周にロッド4が挿通されるとともにシリンダ2の一端に嵌合される環状のロッドガイド5が図示しないボルトによってボルト止めされて固定される。また、シリンダ2の図1中右端は、ボトム部材10にて閉塞され、外筒8の図1中右端は蓋11によって閉塞されている。シリンダ2は、ボトム部材10とともに、外筒8の両端に固定される上記したロッドガイド5とフランジ9および蓋11で挟持されて外筒8内に収容固定されている。
また、ピストン室P内とロッド室R内には、この場合、作動油等の液体が充填されており、タンクT内にも液体が貯留されている。ここでは、上記液体は作動油となるが、他の液体を使用してもよく、錆等の弊害がなければ水、水溶液等を使用しても差し支えない。
吸込通路6は、途中に、タンクTからピストン室Pへ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁6aを備えており、吸込通路6をタンクTからピストン室Pへ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路に設定されている。この吸込通路6は、この実施の形態の場合、図1に示すように、ボトム部材10に設けられている。
整流通路7も同様に、途中に、ピストン室Pからロッド室Rへ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁7aを備えており、整流通路7をピストン室Pからロッド室Rへ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路としている。この整流通路7は、この実施の形態の場合、図1に示すように、ピストン3に設けられている。
なお、吸込通路6と整流通路7は、上記した部材以外に設けることも可能であるが、これらをダンパ内に設けることで、ダンパを小型にできる利点がある。また、ボトム部材10と蓋11とを一部品で構成して吸込通路6を当該部品に設けるようにしてもよい。
上記のように構成されたダンパ本体Dは、伸長する場合、ピストン室Pの容積が拡大されロッド室Rが圧縮されて容積が縮小されるので、拡大されるピストン室PにはタンクTから吸込通路6を介して液体が供給されてロッド室Rから押し出された液体は減衰部20を介してタンクTへ排出される。また、ダンパ本体Dは、収縮する場合、ピストン室Pが圧縮されて容積が縮小されロッド室Rの容積が拡大されるので、圧縮されるピストン室Pから拡大するロッド室Rに整流通路7を介して液体が移動するとともに、シリンダ2内にロッド4が侵入する体積分の液体がシリンダ1内で過剰となるために、この過剰分の液体が減衰部20を介してタンクTへ排出される。つまり、この実施の形態の液圧ダンパDにあっては、伸長しても収縮しても液体が減衰部20を一方向へ流れる、いわゆる、ユニフロー型のダンパとして構成されており、シリンダ2内からタンクTへ排出される液体が通過する際に抵抗が与えられて減衰力を発揮するようになっている。また、この実施の形態では、上述したように、タンクTは、シリンダ2内から排出される液体を吸収するだけでなく、ダンパ本体Dの伸長時の際にシリンダ2内で不足する液体をシリンダ2内へ供給するようになっており、このようなダンパ本体Dの作動に必要かつ充分な量の液体を内部に貯留している。
なお、この場合、ロッド4の横断面積は、ピストン2の横断面積の二分の一になるようにしてあり、ダンパ本体Dの伸長側と収縮側のストローク量が同じであれば伸長時でも収縮時でも同じ体積の液体がシリンダ2からタンクTへ排出されることになる。そのため、ダンパは、液柱剛性を無視すれば、伸長側と収縮側のストローク速度が同じであれば伸長時でも収縮時でも等しい減衰力を発揮することが可能であり、伸長側と収縮側の減衰力に偏りをもたせたくない免震装置や制振装置に最適となる。
つづいて、減衰部20について詳細に説明する。減衰部20は、並列して設けてロッド室RとタンクTとを連通する減衰通路21とリリーフ通路22と、減衰通路21の途中に設けられて減衰通路21を開閉する切換弁23と、リリーフ通路22の途中に設けたリリーフ弁24とを備えて構成されている。
減衰通路21は、図1から図3に示すように、ロッドガイド5の内周から開口してロッド室Rに連通する上流部21aと、ロッドガイド5の図3中左端から開口する弁孔21bと、弁孔21bをタンクTへ接続する下流部21cとを備えており、リリーフ通路22もまた、図1から図3に示すように、ロッドガイド5の内周から開口してロッド室Rに連通する上流部22aと、ロッドガイド5の図3中左端から開口する弁孔22bと、弁孔22bをタンクTへ接続する下流部22cとを備えて構成されている。
この場合、ロッドガイド5には、タンクT側端である図1中右端から開口して減衰通路21の下流部21cおよびリリーフ通路22の下流部22cの双方に連通される縦孔5aが設けられていて、この縦孔5aは、フランジ9に設けた螺子孔9aに連通され、この螺子孔9aにはタンクT内に伸びるパイプ12が螺着されている。したがって、減衰通路21およびリリーフ通路22は、パイプ12を介してタンクTに通じており、減衰部20を通過した液体がパイプ12を通過することによって流速が弱められ、タンクT内での気泡の巻き込みやキャビテーションを防止している。
切換弁23は、弁孔21b内に固定した筒状のスリーブ30と、スリーブ30内に摺動自在に挿入される筒状のスプール31と、スプール31内に挿入されるばね受部材32と、スプール31を減衰通路21を開放する方向、つまり、図3中右方へ附勢する附勢ばねとしてのコイルばね33と、弁孔21bの図3中左端に螺着されるプラグ34と、プラグ34に螺着されるアジャスタ35とを備えて構成されている。
スリーブ30は、外周に設けた環状溝30aと、環状溝30aを内部へ連通する透孔30bとを備えていて、弁孔21bに収容すると、上記環状溝30aが減衰通路21における上流部21aに対向して、内部をロッド室Rへ連通させている。
スプール31は、筒状であって、スリーブ30内に摺動自在に挿入されて軸方向移動可能とされる先端側の小径部31aと、スリーブ30内への侵入ができない後端側の大径部31bと、小径部31aの大径部31bの近傍から開口して内部へ通じる透孔31cとを備えて構成されている。また、このスプール31は、小径部31aの内周側であって透孔31cよりも先端側となる図3中右端側は内周径が小径に設定されていて、途中に段部31dが設けられている。そして、スプール31は、スリーブ30内に小径部31aを摺動自在に挿入することでスリーブ30に対して径方向に位置決められている。また、スプール31には、減衰通路21のスプール31よりも上流側であるロッド室Rの圧力が作用するようになっており、この圧力によってスプール31が減衰通路21を閉塞する方向へ附勢されるようになっている。つまり、減衰通路21のスプール31よりも上流側の圧力をパイロット圧とし、このパイロット圧が高くなると当該パイロット圧でスプール31が押圧されて閉弁方向へ移動するようなっている。
ばね受部材32は、スプール31内に挿入される軸部32aと、軸部32aの外周に設けたフランジ状のばね受32bとを備えて構成されており、このばね受32bとスプール31の図3中左端との間にはコイルばね33が介装されている。よって、スプール31は、コイルばね33によって図3中右方へ附勢されている。また、軸部32aの外周であって、スプール31内に対向する部位には環状溝32cが設けられており、この環状溝32cには環状の摩擦部材としてのOリング36が装着されている。この摩擦部材としてのOリング36は、スプール31の内周に押しつけられて密着している。
なお、ばね受32bの形状は、フランジ状に限られるものではなく、コイルばね33の一端を支承することができれば形状は限定されない。
また、プラグ34は、工具で把持可能な頭部34aと、頭部34aから伸びる螺子軸34bと、頭部34aから螺子軸34bを貫通する螺子孔34cとを備えており、螺子軸34bを弁孔21bの図3中左端に螺着することでロッドガイド5に固定される。
アジャスタ35は、螺子軸状であってプラグ34の螺子孔34cに螺着されており、液圧ダンパDの外部から操作可能であって、周方向へ回転させることで送りねじの要領で弁孔21b内にて軸方向へ移動させることができるようになっている。コイルばね33によってばね受部材32が図3中左方へ附勢されているので、このアジャスタ35は、先端をばね受部材32へ当接させている。よって、アジャスタ35を弁孔21b内で進退させることで、ばね受部材32をコイルばね33の伸縮方向へ移動させることができ、コイルばね33の初期圧縮量を調節できるようになっている。
この実施の形態では、コイルばね33によって附勢されてスプール31の小径部31aが完全にスリーブ30内に挿入された状態では、透孔31cがスリーブ30の内周によって閉塞されるため、ロッド室Rに連通されるスリーブ30内はスプール31によって閉鎖されて、減衰通路21が遮断された状態となる。これに対して、減衰通路21の上流部21a側からロッド室Rの圧力が高くなると、スプール31がスリーブ30から離間する方向となる図3中左方へ押圧され、スプール31がコイルばね33の附勢力に抗して図3中左方へ移動すると透孔31cにスリーブ30の内周が対向しないようになって、スリーブ30内は透孔31cを介して下流部21cへ通じるので減衰通路21が開放された状態となる。すなわち、この状態では切換弁23は開弁する。さらに、減衰通路21の上流部21a側からロッド室Rの圧力が高くなってスプール31が上記したよりも図3中左方へ移動すると、今度は、ばね受部材32の軸部32aの外周がスプール31の透孔31cに対向してこれを閉塞するので、これによって、スリーブ30内はスプール31によって閉鎖されて減衰通路21が遮断された状態となる。すなわち、この状態では切換弁23は閉弁する。
また、切換弁23が閉弁した状態からロッド室R内の圧力が減少すると、コイルばね33の附勢力によってスプール31がスリーブ30側へ接近する、つまり、開弁方向への移動しようとするが、摩擦部材としてのOリング36がスプール31の内周に押しつけられて密着しているため、スプール31の開弁方向の移動が妨げられ、ロッド室Rの圧力の減少に対して切換弁23の開弁が遅れる。摩擦部材は、切換弁24の開弁を遅らせるために設けられるものであるから、スプール30の閉弁側への移動に対してはこれを抑制しないよう、摩擦抵抗に方向性を備えるものを使用することも可能である。
なお、スリーブ30は、省略することも可能であるが、スリーブ30を設けることで、弁孔21bに対して精密な加工精度が要求されずに済むという利点がある。スプール31は、外周にスリーブ30内へ侵入できない大径部31bを備えていることで、スプール31のスリーブ30へ対する移動を規制することができ、スプール31がコイルばね33で附勢されてスリーブ30内へ何処までも際限なく押し込まれてしまうことがない。また、スプール31がスリーブ30から離間して閉弁側へ移動する場合、ばね受部材32の軸部32aの先端がスプール31の内周に設けた段部31dへ衝合して、それ以上のスプール31のスリーブ30に対する離間方向への移動を規制するようになっている。これによって、スプール31が図3中左方となる離間方向へ際限なく移動してスプール31がスリーブ30から完全に抜けきってしまうことを防止でき、切換弁23の分解を防止することができる。
上記のように、スプール31が筒状であって透孔31cを備え、切換弁23が当該スプール31内に挿入される軸部32aを備えたばね受部材32を備え、ばね受部材32とスプール31との間に附勢ばねとしてのコイルばね33を介装し、軸部32aでスプール31の透孔31cを開閉して減衰通路21を開閉するようにしたので、ばね受部材32が切換弁23におけるシャッターとしても機能でき、切換弁23における部品点数を削減することができる。さらに、摩擦部材としてのOリング36がばね受部材32の軸部32aの外周に装着されているので、スプール31とばね受部材32との間をシールするシール部材としても機能するので、スプール31とばね受部材32との間を液体が通過することがなく、切換弁23で発生する減衰力が狙い通りとなって安定した減衰力を発揮できる。
つづいて、リリーフ弁24は、リリーフ通路22の弁孔22b内に固定した筒状のスリーブ40と、スリーブ40内に摺動自在に挿入される弁体41と、ばね受42と、弁体41をリリーフ通路22を開放する方向、つまり、図3中右方へ附勢するリリーフばねとしてのコイルばね43と、弁孔22bの図3中左端に螺着されるプラグ44と、プラグ44に螺着されるリリーフアジャスタ45とを備えて構成されている。
スリーブ40は、外周に設けた環状溝40aと、環状溝40aを内部へ連通する透孔40bとを備えていて、弁孔22bに収容すると、上記環状溝40aがリリーフ通路22における上流部22aに対向して、内部をロッド室Rへ連通させている。
弁体41は、スリーブ40の図3中左端に着座可能なフランジ41aと、フランジ41aの図3中右端に設けられてスリーブ40内に摺動自在に挿入される弁頭41bと、フランジ41aの図3中左端に設けた筒部41cとを備えて構成されており、弁頭41bをスリーブ40内に進退させることができるようになっている。そして、弁体41は、スリーブ40内に弁頭41bを摺動自在に挿入することでスリーブ40に対して径方向に位置決められている。また、弁頭41bは、割41dを備えていて、弁体41がスリーブ40から離間する方向、つまり、図3中左方へ移動して、割41dの左端がスリーブ40の左端よりも左方へ移動するとスリーブ40内がこの割41dを通じて弁体41の外周へと通じるようになっている。さらに、割41dの最深部は、小孔41eによって筒部41c内に連通されている。
ばね受42は、弁体41の筒部41c内に挿入される軸部42aと、軸部42aの図3中左端に設けたフランジ状のばね受42bとを備えて構成されており、このばね受42bと弁体41のフランジ41aとの間にはリリーフばねとしてのコイルばね43が介装されている。よって、弁体41は、コイルばね43によって図3中右方へ附勢されていて、フランジ41aをスリーブ40の図3中左端に当接させている。なお、軸部42aの外周であって、筒部41cに対向する部位には環状溝42cが設けられており、この環状溝42cには環状のOリング42dが装着されていて、ばね受42と弁体41との間をシールしている。なお、ばね受42bの形状は、フランジ状に限られるものではなく、コイルばね43の一端を支承することができれば形状は限定されない。
また、プラグ44は、工具で把持可能な頭部44aと、頭部44aから伸びる螺子軸44bと、頭部44aから螺子軸44bを貫通する螺子孔44cとを備えており、螺子軸44bを弁孔22bの図3中左端に螺着することでロッドガイド5に固定される。
リリーフアジャスタ45は、螺子軸状であってプラグ44の螺子孔44cに螺着されており、液圧ダンパDの外部から操作可能であって、周方向へ回転させることで送りねじの要領で弁孔22b内にて軸方向へ移動させることができるようになっている。コイルばね43によってばね受42が図3中左方へ附勢されているので、このリリーフアジャスタ45は、先端をばね受42へ当接させている。よって、リリーフアジャスタ45を弁孔22b内で進退させることで、ばね受42をコイルばね43の伸縮方向へ移動させることができ、コイルばね43の初期圧縮量を調節できるようになっている。
この実施の形態では、コイルばね43によって附勢されて弁体41の弁頭41bが完全にスリーブ40内に挿入された状態では、フランジ41aがスリーブ40の左端に当接してスリーブ40内は弁体41によって閉鎖されて、リリーフ通路22が遮断された状態となる。つまり、この状態ではリリーフ弁24は閉弁状態である。これに対して、リリーフ通路22の上流部22a側からロッド室Rの圧力が高くなると、弁体41のフランジ41aがスリーブ40から離間する方向となる図3中左方へ押圧され、弁体41がコイルばね43の附勢力に抗して図3中左方へ移動すると、上記した割41dを通じてスリーブ40内が下流部22cへ通じるのでリリーフ通路22が開放された状態となる。すなわち、この状態ではリリーフ弁24は開弁する。なお、このリリーフ弁24の場合、弁体41の筒部41cが小孔41eを通じてスリーブ40内へ連通されているので、弁体41の急激な移動が緩和されるが、弁体41の構造は任意であり、上記した形状や構造に限定されるものではない。
なお、スリーブ40は、省略することも可能であるが、スリーブ40を設けることで、弁孔22bに対して精密な加工精度が要求されずに済むという利点がある。
さて、液圧ダンパDは、以上のように構成されるが、上記したように、液圧ダンパDが伸長すると、液体がロッド室Rから減衰部20を通過してタンクTへ排出される。まず、液圧ダンパDのピストン速度が低い場合、ロッド室R内の圧力も低いため、減衰通路21における切換弁23は開弁するものの、リリーフ弁24は開弁しないので、図4の線aに示すように減衰係数は小さく、液圧ダンパDが発生する減衰力も低いものとなる。ピストン速度が高くなって、ロッド室R内の圧力も高くなり、リリーフ弁24は開弁しないが、減衰通路21における切換弁23のスプール31の透孔31dがばね受部材32の軸部32aによって完全には閉塞されないものの閉じられ始めると、図4の線bに示すように傾きが大きくなる減衰特性となって、液圧ダンパDが発生する減衰力も高くなる。さらに、ピストン速度が高くなって減衰通路21における切換弁23が完全に閉弁すると、今度はリリーフ弁24が開弁して、リリーフ通路22を介して液体はタンクTへ移動するので、図4の線cに示すように傾きが小さくなる減衰特性となる。
このように、切換弁23が閉弁した場合、液圧ダンパDの伸縮方向が切り替わってピストン速度が低下しても、摩擦部材としてのOリング36がスプール31の開弁方向への移動を妨げるので、しばらくの間、切換弁23は閉弁状態に維持され、この場合の液圧ダンパDの減衰特性は、図4の線dに示すように、ヒステリシスをもつ特性となって高い減衰力を発揮することになる。
つまり、この液圧ダンパDにあっては、ピストン速度が低い場合には、低い減衰力しか発揮せずに構造物への振動絶縁性を阻害せず、ピストン速度が高速に達するような大きな振動が構造物に作用する場面では高い減衰力を発揮し続けるので、構造物の振動を高い減衰力で抑えることができ、効果的に振動を抑制することができるとともに、構造物が免震装置から脱落してしまうことを防止することができる。よって、液圧ダンパDによれば、免震装置に適した減衰特性を実現できる。
そして、この液圧ダンパDにあっては、切換弁23の閉弁状態に維持するのにスプール31に摺接する摩擦部材を用いるので、別途、切換弁の閉弁状態維持のためのバルブの設置が不要で、減衰部20の構造が簡素となって部品点数も削減され、液圧ダンパDのコストも低減される。
なお、摩擦部材には、Oリング36の他にもゴムや合成樹脂等の部材を用いることができ、軸部32aの外周以外にも弁孔21bの内周に摩擦部材を設けてスプール31の外周に摺接させるようにしてもよいし、スプール31の内周に軸部32aの外周に摺接する摩擦部材を設けるようにしてもよい。また、摩擦部材の形状は自由であって環状に限定されるものではないが、環状とすることで軸部32aの外周に装着するか、スプール31の内周に装着することでシールを兼ねることもでき、更なる部品点数の削減とコスト削減に有効である。
また、スプール31が筒状であって透孔31cを備え、切換弁23が当該スプール31内に挿入される軸部32aを備えたばね受部材32を備え、ばね受部材32とスプール31との間に附勢ばねとしてのコイルばね33を介装し、軸部32aでスプール31の透孔31cを開閉して減衰通路21を開閉するようにしたので、ばね受部材32が切換弁23におけるシャッターとしても機能でき、切換弁23における部品点数を削減でき、液圧ダンパDの部品点数をまた更に削減することができ、コスト削減効果も高い。
さらに、切換弁23の附勢ばねの初期荷重をアジャスタ35で外部から操作可能であるから、液圧ダンパDの減衰特性の調整が非常に容易となる。なお、アジャスタ35で附勢ばねとしてのコイルばね33へ与える初期荷重を変更することにより、切換弁23の閉弁圧を変更することができ、初期荷重を高めれば図4中線bを図中右方となるピストン速度高速側へシフトさせるように減衰特性を変更でき、初期荷重を低めれば図4中線bを図中左方となるピストン速度低速側へシフトさせるように減衰特性を変更できる。
また、リリーフ弁24のリリーフばねの初期荷重をリリーフアジャスタ45で外部から操作可能であるから、液圧ダンパDの減衰特性の調整が非常に容易となる。なお、リリーフアジャスタ45でリリーフばねとしてのコイルばね43へ与える初期荷重を変更することにより、リリーフ弁24の開弁圧を変更することができ、初期荷重を高めれば図4中線cを図中上方となる高減衰力側へシフトさせるように減衰特性を変更でき、初期荷重を低めれば図4中線cを図中下方となる低減衰力側へシフトさせるように減衰特性を変更できる。
また、上記した液圧ダンパDは、液体の流れが、ロッド室R、タンクT、ピストン室P、ロッド室Rという順に一方通行の流れとなるユニフロー型のダンパとされているが、減衰部20は、それだけで減衰力を発揮する減衰力発生要素であるから、バイフロー型のダンパにも適用可能である。したがって、液圧ダンパDが片ロッド型、両ロッド型の別を問わず、たとえば、二つの減衰部20をピストン3に設けて、一方の減衰部20は液圧ダンパDの収縮時のロッド室Rからピストン室Pへ向かう液体の流れにのみ抵抗を与えるように設定し、他方の減衰部20は液圧ダンパDの伸長時のピストン室Pからロッド室Rへ向かう液体の流れにのみ抵抗を与えるように設定するようなことも可能であるし、これに加えて、ピストン室PとタンクTとの間にベースバルブとして減衰部20を設けることも当然に可能である。ただし、ダンパ本体1がシリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン3と、一端がピストン3に連結されてシリンダ2内に移動自在に挿入されるロッド4と、シリンダ2内にピストン3で区画したピストン室Pとロッド室Rと、タンクTと、当該タンクTからピストン室Pへ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路6と、ピストン室Pからロッド室Rへ向かう液体の流れのみを許容する整流通路7とを備えたユニフロー型に設定される場合、減衰部20は、ロッド室とタンクTとの間にのみ一つ設ければ足りるため、重量、部品点数とコストの点で有利となる。
また、減衰部20をロッドガイド5へ設けることで、アジャスタ35やリリーフアジャスタ45の外部操作を実現することができ、外筒8の側方に減衰部20が張りだすこともなく、液圧ダンパDをスリム化することができる。
なお、本実施の形態においては、減衰特性の変化を説明するために、ピストン速度に低速、高速等といった区分を設けているが、これらの区分の境の速度はそれぞれ任意に設定することができる。したがって、上記に説明した液圧ダンパDの減衰特性は、一例であって、免震装置等に適するように減衰特性を設計変更することが可能であるのは当然である。また、附勢ばねおよびリリーフばねについては、コイルばね以外のばねを使用することも可能である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
1 ダンパ本体
2 シリンダ
3 ピストン
4 ロッド
5 ロッドガイド
6 吸込通路
7 整流通路
20 減衰部
21 減衰通路
22 リリーフ通路
23 切換弁
24 リリーフ弁
30 スプール
31c 透孔
32 ばね受部材
32a 軸部
32b ばね受
33 附勢ばね
35 アジャスタ
36 摩擦部材としてのOリング
41 弁体
43 リリーフばね
45 リリーフアジャスタ
D 液圧ダンパ
P ピストン室
R ロッド室
T タンク

Claims (5)

  1. 伸縮可能であって内部に液体が充填されるダンパ本体と、当該ダンパ本体の伸縮の一方または両方で通過する液体の流れに抵抗を与える減衰部とを備えた液圧ダンパにおいて、上記減衰部は、並列して設けた減衰通路とリリーフ通路と、上記減衰通路の途中に設けられて減衰通路を開閉する切換弁と、上記リリーフ通路の途中に設けたリリーフ弁とを備え、上記切換弁は減衰通路を開閉するスプールと、上記減衰通路を開放する方向へ上記スプールを附勢する附勢ばねと、上記スプールの少なくとも開弁方向の移動を妨げる摩擦部材とを備え、上記スプールを閉弁させるよう上記スプールに上記減衰通路の上記スプールよりも上流側の圧力を作用させたことを特徴とする液圧ダンパ。
  2. 上記スプールが筒状であって透孔を備え、上記切換弁は、当該スプール内に挿入される軸部と軸部の外周にばね受を備えたばね受部材を備え、当該ばね受部材のばね受と上記スプールの端部との間にコイル状の附勢ばねを介装してなり、上記軸部で上記スプールの透孔を開閉して上記減衰通路を開閉することを特徴とする請求項1に記載の液圧ダンパ。
  3. 上記摩擦部材が環状であって上記軸部と上記スプールの一方に装着されて上記軸部と上記スプールの他方に摺接することを特徴とする請求項2に記載の液圧ダンパ。
  4. 上記ダンパ本体は、シリンダと、当該シリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンと、一端が上記ピストンに連結されて上記シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、上記シリンダの一端に固定されて上記ロッドを軸支する環状のロッドガイドと、上記シリンダ内に上記ピストンで区画したピストン室とロッド室と、タンクと、当該タンクから上記ピストン室へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路と、上記ピストン室から上記ロッド室へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路とを備え、上記減衰部が上記ロッドガイドに設けられて上記減衰通路とリリーフ通路が上記ロッド室と上記タンクとを連通してなり、外部操作可能であって上記附勢ばねの伸縮方向へ上記ばね受部材を移動可能なアジャスタを設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の液圧ダンパ。
  5. 上記リリーフ弁は、上記リリーフ通路を開閉する弁体と、当該弁体を閉弁方向へ附勢するリリーフばねと、外部操作可能であって上記リリーフばねの初期荷重を変更可能なリリーフアジャスタを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液圧ダンパ。
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