JP2013216840A - 樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェルド融着性、柔軟性に優れたポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂を含有する樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ポリプロピレン樹脂(A)およびポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対し、(メタ)アクリル樹脂(C1)0.5〜2.0質量部、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(C2)3.5〜9.0質量部、およびスチレン・ビニルイソプレンビニルブタジエン・スチレンブロック共重合体(C3)5.5〜20質量部を含有させた樹脂組成物であって、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との質量比((A)/(B))が56/44〜71/29であることを特徴とする樹脂組成物。
【選択図】図1

Description

本発明はポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂に特定の相溶化剤を複数種含有させてなる樹脂組成物に関するものである。
一般に、成形用の原料としては、ポリプロピレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)、ポリアミド6、ポリアミド66等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂等が使用されている。しかしながら、このような樹脂から製造された成形物は、成形性、機械的強度に優れているが、廃棄する際、ゴミの量を増やすうえに、自然環境下で殆ど分解されないために、埋設処理しても半永久的に地中に残留する。
一方、近年、環境保全の観点からポリ乳酸樹脂をはじめとする生分解性樹脂が注目されている。生分解性樹脂の中でもポリ乳酸樹脂は、大量生産可能なためコストが安く、使用後に焼却されても、植物の生育時に吸収した二酸化炭素を考慮すると、炭素の収支として中立であることから、特に、地球環境への負荷の低い樹脂とされている。
しかしながら、ポリ乳酸樹脂そのものは成形性や機械的強度の観点で、従来から使用されている各種成形用樹脂に比べて劣っており、それらの改善のために、種々の添加剤によるポリ乳酸樹脂そのものの改質、あるいは、従来から使用されている各種樹脂と混合することにより、低環境負荷性と成形性、機械的強度の両立が図られている。
従来から使用されている各種樹脂のうち、ポリプロピレン樹脂は、その経済的なメリットおよび優れた物性から広範囲に用いられている。そのため、ポリプロピレン樹脂に低環境負荷性のポリ乳酸樹脂を混合することは、二酸化炭素の固定化の観点で大きな貢献となる。
しかしながら、ポリ乳酸樹脂はかたく、フレキシビリティに乏しい性質を有するため、ポリプロピレン樹脂の長所である柔軟性は、ポリ乳酸樹脂との混合により失われてしまう。そのため、ポリプロピレン樹脂が本来有する曲げ破断伸度が高くなり引張破断伸度が低くなるという問題があった。
また、ポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂は相溶性が悪く、このため、特に射出成形により成形体を得る際には、溶融した樹脂の合流部(すなわち、ウェルド)の融着性が悪くなり、ウェルド曲げ強度やウェルド曲げ破断歪が低い成形体となる(すなわち、ウェルド融着性に劣る。)という問題があった。
加えて、ポリプロピレン樹脂にポリ乳酸樹脂を混合した樹脂組成物は引張破断伸度が低い(すなわち、柔軟性に劣る。)ため、該樹脂組成物を日用雑貨のヒンジ等に用いた場合、繰り返しの折り曲げ使用より、表面近傍の破断が進み、ちぎれやすくなる(すなわち、折り曲げ特性に劣る。)という問題があった。
特許文献1には、ポリ乳酸樹脂とポリプロピレン樹脂を含有する樹脂組成物に、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体を含有させることにより、ポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂の相溶性を向上させる方法が開示されている。
特開2009―179750号公報
しかしながら、特許文献1の樹脂組成物は相溶性が向上することにより、ウェルド融着性は若干改善されたものの、その効果は不十分であった。また、柔軟性にも劣るものであった。
本発明は、かかる従来技術を鑑み、ウェルド融着性、柔軟性に優れたポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂を含有する樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、このような課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂に、複数種の相溶化剤を特定量含有させることにより、前記課題が解決されることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は下記の通りである。
(1)ポリプロピレン樹脂(A)およびポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対し、(メタ)アクリル樹脂(C1)0.5〜2.0質量部、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(C2)3.5〜9.0質量部、およびスチレン・ビニルイソプレンビニルブタジエン・スチレンブロック共重合体(C3)5.5〜20質量部を含有する樹脂組成物であって、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との質量比((A)/(B))が56/44〜71/29であることを特徴とする樹脂組成物。
(2)さらに、結晶核剤(D)を、ポリプロピレン樹脂(A)およびポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対して、0.10〜0.50質量部含有することを特徴とする(1)記載の樹脂組成物。
(3)結晶核剤(D)がアルカントリカルボキサミド化合物であることを特徴とする(2)記載の樹脂組成物。
(4)スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(C2)において、スチレンブロックの含有量が50質量%以上であることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載の樹脂組成物。
(5)(1)〜(4)いずれかに記載の樹脂組成物をヒンジ部分に用いてなることを特徴とする成形品。
本発明の樹脂組成物は、ポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂に複数種の相溶化剤を特定量添加したものであるため、ポリプロピレン樹脂とポリ乳酸樹脂の相溶性が飛躍的に向上し、ウェルド融着性、柔軟性に優れ、かつ耐熱性や耐衝撃性にも優れている。このため、本発明の樹脂組成物から各種用途に適した成形品を得ることができる。また、本発明の樹脂組成物は、ポリ乳酸樹脂を含有しているため、環境への負荷が小さい。
折り曲げ試験の測定方法を示す図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物は、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)に、相溶化剤として、(メタ)アクリル樹脂(C1)、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(以下、「SEBS」と略称する。)(C2)およびスチレン・ビニルイソプレンビニルブタジエン・スチレンブロック共重合体(以下、「ビニルSEEPS」と略称する。)(C3)を含有させるものである。
ポリプロピレン樹脂(A)とは、ポリプロピレンを主体とする樹脂のことをいう。ポリプロピレン樹脂(A)としては、プロピレンモノマーのみからなるホモポリマー、あるいは、プロピレンモノマーと、プロピレンモノマー以外のモノマーが共重合されたコポリマーが挙げられる。コポリマーは、ランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよい。プロピレンモノマー以外のモノマーとしては、例えば、エチレン、ブチレン、ペンテン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタアクリル酸、無水マレイン酸が挙げられる。本発明においては、ウェルド融着性の観点から、ポリプロピレン樹脂(A)としてはプロピレンとエチレンとのブロック共重合体が好ましく、このような樹脂としては、例えば、日本ポリプロ社製ノバテックPP BC4、BC03C、BC03Bが挙げられる。ポリプロピレン樹脂(A)は、有機化過酸化物等で三次元架橋してもよいし、一部を塩素化してもよい。
ポリプロピレン樹脂(A)の2.16kg荷重下、230℃でのメルトフローレートは、0.1〜100g/10分であることが好ましく、1〜50g/10分であることがより好ましい。メルトフローレートを0.1〜100g/10分とすることで、耐衝撃性を向上させることができる。
ポリ乳酸樹脂(B)とは、ポリ(L−乳酸)、ポリ(D−乳酸)、およびこれらの混合物または共重合体を主体とする樹脂のことをいう。成形加工性の観点から、ポリ(L−乳酸)を主体とするものが好ましい。ポリ乳酸樹脂(B)においてL−乳酸の含有量は、97質量%以上であることが好ましく、98.5質量%以上であることが好ましい。
本発明において、ポリ乳酸樹脂(B)の融点は、耐衝撃性や耐熱性の観点から、160℃以上とすることが好ましい。ポリ乳酸樹脂(B)の融点は、乳酸成分の光学純度を変えることによって制御することができる。例えば、ポリ乳酸樹脂(B)がL−乳酸とD−乳酸の共重合体の場合、ポリ乳酸樹脂(B)においてL−乳酸の含有量を97質量%以上とすれば、融点を160℃以上とすることができる。
ポリ乳酸樹脂(B)の2.16kg荷重下、190℃でのメルトフローレートは、0.1〜50g/10分であることが好ましく、0.2〜20g/10分であることがより好ましく、0.5〜10g/10分であることがさらに好ましい。メルトフローレートを0.1〜50g/10分とすることで、耐衝撃性を向上させることができる。メルトフローレートは、各種添加剤を含有させることで制御することができる。例えば、少量の鎖長延長剤、ジイソシアネート化合物、ビスオキサゾリン化合物、エポキシ化合物、酸無水物等を含有させることにより、メルトフローレートを高くすることができる。一方、メルトフローレートの大きなポリエステル樹脂や低分子量化合物を添加することにより、メルトフローレートを低くすることができる。
ポリ乳酸樹脂(B)は、公知の溶融重合法、あるいは、公知の溶融重合法と固相重合法を併用して製造することができる。
ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との質量比((A)/(B))は、56/44〜71/29とすることが必要で、56/44〜63/37とすることが好ましい。(A)/(B)が56/44よりも小さい場合、(A)と(B)の相溶性が悪くなり、ウェルド融着性、柔軟性が低下するので好ましくない。一方、(A)/(B)が71/29よりも大きい場合、環境への貢献が小さいので好ましくない。
本発明においては、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)に対して、(メタ)アクリル樹脂(C1)、SEBS(C2)およびビニルSEEPS(C3)の3種の相溶化剤を特定量を含有させることで、(A)と(B)の相溶性を飛躍的に向上させることができる。このような優れた効果を奏することが可能となるメカニズムについては明確ではないが、以下のような理由によるものであると推測される。
本発明の樹脂組成物においては、SEBS(C2)のスチレンブロックとエチレンブチレンブロックのブチレン鎖が、それぞれ、ポリプロピレン樹脂(A)の分子鎖とポリ乳酸樹脂(B)の分子鎖に親和し、(A)と(B)の海島構造の界面結合を良化させ、ウェルド融着性を向上させる。そして、(メタ)アクリル樹脂(C1)を特定量含有させることによって、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との親和性がさらに向上され、ウェルド融着性をさらに向上させることができる。加えて、ビニルSEEPS(C3)の側鎖が、(C2)の側鎖の間に入りこむことによって、前記界面が強化され、ウェルド融着性のみならず、耐衝撃性、柔軟性を向上させることができる。また、SEBS(C2)やビニルSEEBS(C3)は柔軟性が高い相溶化剤である。そのため、これらの相溶化剤を特定量含有させることにより、柔軟性を向上させることができる。これらの結果、ウェルド融着性、柔軟性、耐衝撃性すべてを向上させることができる。
(メタ)アクリル樹脂(C1)とは、ポリ(メタ)アクリレートを主体とする樹脂のことをいう。ポリ(メタ)アクリレートとは、(メタ)アクリル系モノマーを単独で重合したもの、または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーを共重合したものである。(メタ)アクリル系モノマーとしては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピルが挙げられ、耐熱性の観点から、メタクリル酸メチルとアクリル酸メチルの共重合体が好ましい。このような樹脂としては、例えば、三菱レイヨン社製アクリペットVHが挙げられる。
(メタ)アクリル樹脂(C1)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との合計100質量部に対して、0.5〜2.0質量部とすることが必要で、0.8〜1.8質量部とすることが好ましく、1.0〜1.5質量部とすることがより好ましい。(メタ)アクリル樹脂(C1)の含有量が0.5質量部未満の場合、(C1)の含有量が2.0質量部を超える場合、いずれもポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)の親和性が向上されず、ウェルド融着性が向上しないので好ましくない。
SEBS(C2)とは、スチレンブロックとスチレンブロックの間に、エチレンとブチレンの共重合体であるエチレンブチレンブロックを有するブロック共重合体である。スチレンブロックは、スチレン系モノマーが単独で共重合したもの、または2種以上のスチレン系モノマーを共重合したものである。スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレンが挙げられる。エチレンとブチレンの共重合体は、エチレンとブチレンがランダム共重合していても、ブロック共重合していてもよい。このような樹脂としては、旭化成ケミカルズ社製タフテックHシリーズ、Mシリーズ、JSR社製ダイナロン8000、9000シリーズが挙げられる。中でも、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)の相溶性の観点から、SEBS(C2)中のスチレンブロックの含有量は、50質量%以上とすることが好ましく、65質量%以上とすることがより好ましい。
SEBS(C2)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との合計100質量部に対して、3.5〜9.0質量部とすることが必要で、4.0〜7.5質量部とすることが好ましく、5.5〜6.5質量部とすることがより好ましい。SEBS(C2)の含有量が3.5質量部未満の場合、上記したような(A)と(B)の海島構造の界面結合を良化させることができず、ウェルド融着性が向上しない。また、柔軟性も向上せず、引張破断伸度、折り曲げ特性、衝撃強度に劣るものとなる。一方、SEBS(C2)の含有量が6.5質量部を超える場合、耐熱性が低下するので好ましくない。
ビニルSEEPS(C3)とは、スチレンブロックとスチレンブロックの間に、ビニルイソプレンとビニルブタジエンの共重合体であるビニルイソプレンビニルブタジエンブロックを有するブロック共重合体である。スチレンブロックに用いられるスチレン系モノマーとしては、SEBS(C2)のスチレン系モノマーとして挙げたモノマーが挙げられる。ビニルイソプレンとビニルブタジエンの共重合体は、ビニルイソプレンとビニルブタジエンがランダム共重合していても、ブロック共重合していてもよい。ビニルイソプレンとは、ビニル結合を有するイソプレンのことであり、ビニルブタジエンとは、ビニル結合を有するブタジエンのことである。本発明においては、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)の相溶性の観点から、ビニルSEEPS(C3)中のビニルイソプレンビニルブタジエンブロックに含まれる炭素−炭素不飽和二重結合のうち、90質量%以上が水素添加されていることが好ましい。このような樹脂としては、例えば、クラレ社製ハイブラー7311が挙げられる。中でも、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)の相溶性の観点から、ビニルSEEPS(C3)中のスチレンブロックの含有量は、5〜20質量%とすることが好ましく、8〜15質量%とすることがより好ましい。
ビニルSEEPS(C3)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対して、5.5〜20質量部とすることが必要で、12〜20質量部とすることがより好ましい。ビニルSEEPS(C3)の含有量が5.5質量部未満の場合、(A)と(B)の海島構造の界面結合を強化させることができず、ウェルド融着性が向上しない。柔軟性も向上せず、引張破断伸度、折り曲げ特性、衝撃強度に劣るものとなる。一方、ビニルSEEPS(C3)の含有量が20質量部を超える場合、耐熱性が低下するので好ましくない。
本発明の樹脂組成物には、さらに結晶核剤(D)を含有させることが好ましい。結晶核剤(D)としては、耐熱性の観点から、アルカントリカルボキサミド系化合物が好ましく、このような化合物としては、例えば、トリス(メチルシクロヘキシル)プロパントリカルボキサミド、プロパントリカルボキサミドが挙げられる。具体的には、例えば、新日本理化製リカクリアPC1(プロパントリカルボキサミド)が挙げられる。
結晶核剤(D)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対して、0.10〜0.50質量部とすることが好ましく、0.10〜0.40質量部とすることがより好ましい。結晶核剤(D)の含有量を0.10〜0.50質量部とすることで、柔軟性の低下を抑制しつつ、結晶化を促進し、耐熱性を向上させることができる。
本発明の樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない限りで、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、可塑剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤を添加してもよい。難燃剤としては、例えば、リン系難燃剤や水酸化金属が挙げられる。熱安定剤や酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール類、ヒンダードアミン、イオウ化合物、銅化合物、アルカリ金属のハロゲン化物が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、ポリプロピレン樹脂(A)、ポリ乳酸樹脂(B)、(メタ)アクリル樹脂(C1)、SEBS(C2)、ビニルSEEPS(C3)、結晶核剤(D)、添加剤を混合することにより製造することができる。これらの原料を混合する方法は、特に限定されないが、一軸または二軸の押出機を用いて溶融混練することが好ましく、中でも、相溶性の観点から二軸の押出機を用いて溶融混練することが好ましい。混練温度は(ポリ乳酸樹脂の融点+5℃)〜(ポリ乳酸樹脂の融点+100℃)とすることが好ましく、混練時間は20秒〜30分とすることが好ましい。混練温度が(ポリ乳酸樹脂の融点+5℃)未満の場合、混練時間が20秒未満の場合、いずれも混練が不十分となる場合がある。一方、混練温度が(ポリ乳酸樹脂の融点+100℃)を超える場合、混練時間が30分を超える場合、いずれも樹脂組成物が分解したり、着色する場合がある。
本発明の樹脂組成物は、射出成形、ブロー成形、押出成形、インフレーション成形、シート加工後の真空成形、圧空成形、真空圧空成形等の成形方法により、各種成形体とすることができる。特に、射出成形法に適しており、一般的な射出成形のほか、ガス射出成形、射出プレス成形等を行うことができる。射出成形条件としては、樹脂組成物の種類や含有比率によって適宜選択されるが、シリンダ温度は樹脂組成物の融点以上または流動開始温度以上が好ましく、190〜270℃がより好ましい。金型温度は(樹脂組成物の融点−20℃)以下が好ましい。成形温度が低すぎると成形品にショートショットが発生したり、過負荷となり操業性が不安定になる場合がある。一方、成形温度が高すぎると樹脂組成物が分解し、得られる成形品の強度が低下したり、着色する場合がある。
本発明の樹脂組成物から得られる成形品は、ポリプロピレン樹脂が用いられている各種の日用品・雑貨をはじめ、パソコン周辺の各種部品および筐体、携帯電話部品および筐体、その他OA機器部品等の電化製品用樹脂部品、バンパー、インストルメントパネル、コンソールボックス、ガーニッシュ、ドアトリム、天井、フロア、エンジン周りのパネル等の自動車用樹脂部品に使用することができる。また、フィルム、シート、中空成形品とすることもできる。
中でも、本発明の樹脂組成物は柔軟性に優れているので、折り曲げ特性にも優れており、特に各種ヒンジとして好適に使用することができる。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの発明によって限定されるものではない。
実施例および比較例の樹脂組成物の評価に用いた測定方法は、次の通りである。
(1)メルトフローレート
JIS K7210(試験条件4)に準拠して測定した。ポリプロピレン樹脂は、2.16kg荷重下、230℃で測定し、ポリ乳酸樹脂は、2.16kg荷重下、190℃で測定した。
(2)引張破断伸度
幅10mm×厚み4mmの一般物性測定用試験片を用いて、ISO527に準拠して測定した。
(3)シャルピー衝撃強度
幅10mm×厚み4mmの一般物性測定用試験片を用いて、ISO179に準拠して測定した。
(4)荷重たわみ温度(DTUL)
幅10mm×厚み4mmの一般物性測定用試験片を用いて、ISO75に準拠して、荷重0.45MPa下で測定した。
(5)ウェルド曲げ強度およびウェルド曲げ破断歪
幅12.7mm×厚み3.2mmのウェルド測定用試験片を用いて、ISO178に準拠して測定した。
(6)折り曲げ特性
幅12.7mm×厚み0.8mmの一般物性測定用試験片を用いて、図1のように、折れ目1を支点にして両方向に角度170°まで折り曲げた。両方向に折り曲げる作業を1回とし、この作業を繰り返し、破断が生じるまでの回数を測定した。
また、実施例、比較例に用いた各種原料は次の通りである。
<ポリプロピレン樹脂(A)>
(1)日本ポリプロ社製、ノバテックPP BC03C、プロピレンとエチレンとのブロック共重合体、メルトフローレート 30g/10分(2.16kg荷重下、230℃)
<ポリ乳酸樹脂(B)>
(1)カーギルダウ社製、PLA 3001D、L体含有量 98.6質量%、メルトフローレート 10g/10分(2.16kg荷重下、190℃)
<(メタ)アクリル樹脂(C1)>
(1)三菱レイヨン社製、アクリペットVH、メタクリル酸メチルとアクリル酸メチルの共重合体
<SEBS(C2)>
(1)旭化成社製、タフテックH1043、スチレンブロックの含有量 67質量%
(2)旭化成社製、タフテックM1943、スチレンブロックの含有量 20質量%
(3)JSR社製、ダイナロン8630P、スチレンブロックの含有量 15質量%
<ビニルSEEPS(C3)>
(1)クラレ社製、ハイブラー7311、スチレンブロックの含有量 12質量%、ビニルイソプレンビニルブタジエンブロックに含まれる炭素−炭素不飽和二重結合のうち、90モル%以上が水素添加されている。
<その他の相溶化剤>
(1)クラレ社製、セプトン2004、スチレンブロックの含有量 18質量%、スチレン・イソプレン・スチレン共重合体
(2)住友化学社製、ボンドファーストE、スチレンブロックの含有量 0質量%、エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体
<結晶核剤(D)>
(1)アルカントリカルボキサミド系化合物
新日本理化社製、リカクリアPC1、トリス(メチルシクロヘキシル)プロパントリカルボキサミド
(2)タルク
林化成社製、MW−HST
(3)トリメシン酸アミド系化合物
新日本理化製、TF−1
(4)エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド系化合物
川研ファインケミカル社製、WX−1
実施例1
二軸押出機(東芝機械社製TEM37BS型)を用い、ポリプロピレン樹脂としてノバテックPP BC03Cを68質量部、ポリ乳酸樹脂としてPLA 3001Dを32質量部、(メタ)アクリル樹脂としてアクリペットVHを1.2質量部、SEBSとしてタフテックH1043を6.1質量部、ビニルSEEPSとしてハイブラー7311を15質量部、結晶核剤としてリカクリアPC1を0.24質量部をドライブレンドして押出機の供給口から供給した。バレル温度は180℃、スクリュー回転数は150rpm、吐出は20kg/時間で、ベントを引きながらおこなった。押出機先端から押し出された樹脂をペレット状にカッティングして樹脂組成物のペレットを得た。
得られたペレットを85℃で10時間熱風乾燥したのち、東芝機械社製IS−80G型射出成形機を用いて金型表面温度35℃で、幅10mm×厚み4mmの一般物性測定用試験片、幅12.7mm×厚み0.8mmの一般物性測定用試験片および幅12.7mm×厚み3.2mmのウェルド測定用試験片(両端から樹脂を充填し、中央部でウェルド形成した試験片)を作製した。
実施例2〜18および比較例1〜20
ポリプロピレン樹脂、ポリ乳酸樹脂、相溶化剤、結晶核剤の種類、含有量を表1、2のように変更した以外は、実施例1と同様の操作をおこなってペレットを得、各種試験片を作製した。
実施例1〜18、比較例1〜20の樹脂組成物の組成および特性値を表1、2に示す。
実施例1〜18の樹脂組成物は、ウェルド融着性、柔軟性いずれにも優れていたので、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪、引張破断伸度、折り曲げ特性のいずれにも優れていた。また、DTUL、シャルピー衝撃強度も高かった。
比較例1の樹脂組成物は、ポリプロピレン樹脂の含有量が本発明で規定する範囲よりも低かったため、引張破断伸度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例2、3の樹脂組成物は、(メタ)アクリル樹脂の含有量が本発明で規定する範囲から外れていたため、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低かった。
比較例4の樹脂組成物は、SEBSの含有量が本発明で規定する範囲よりも低かったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例5の樹脂組成物は、SEBSの含有量が本発明で規定する範囲よりも高かったため、DTULが低かった。
比較例6の樹脂組成物は、ビニルSEEPSの含有量が本発明で規定する範囲より低かったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例7の樹脂組成物は、ビニルSEEPSの含有量が本発明で規定する範囲よりも高かったため、DTULが低かった。
比較例8、9の樹脂組成物は、SEBSに代えて、それぞれ、スチレン・イソプレン・スチレン共重合体、エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体を用いたため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪、折り曲げ特性が本発明の効果を奏するほど十分に向上していなかった。
比較例10の樹脂組成物は、相溶化剤の合計量は実施例1と同じであったが、SEBSの含有量が本発明で規定する範囲よりも低かったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例11、12の樹脂組成物は、ビニルSEEPSに代えて、それぞれ、スチレン・イソプレン・スチレン共重合体、エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体を用いたため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例13の樹脂組成物は、ビニルSEEPSを含有していなかったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例14の樹脂組成物は、相溶化剤のSEBSの含有量が高かったため、DTULが低かった。また、ビニルSEEPSを含有していなかったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪、折り曲げ特性が本発明の効果を奏するほど十分に向上していなかった。
比較例15の樹脂組成物は、相溶化剤の合計量は実施例1と同じであったが、ビニルSEEPSの含有量が本発明で規定する範囲よりも低かったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、DTUL、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例16の樹脂組成物は、ビニルSEEPSに代えて、スチレン・イソプレン・スチレン共重合体を用いたため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例17の樹脂組成物は、SEBSとビニルSEEPSを含有していなかったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例18の樹脂組成物は、(メタ)アクリル酸樹脂とビニルSEEPSを含有していなかったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例19の樹脂組成物は、(メタ)アクリル酸樹脂とSEBSを含有していなかったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
比較例20の樹脂組成物は、相溶化剤をいずれも含有していなかったため、引張破断伸度、シャルピー衝撃強度、ウェルド曲げ強度、ウェルド曲げ破断歪が低く、折り曲げ特性に劣っていた。
1 折れ目

Claims (5)

  1. ポリプロピレン樹脂(A)およびポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対し、(メタ)アクリル樹脂(C1)0.5〜2.0質量部、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(C2)3.5〜9.0質量部、およびスチレン・ビニルイソプレンビニルブタジエン・スチレンブロック共重合体(C3)5.5〜20質量部を含有する樹脂組成物であって、ポリプロピレン樹脂(A)とポリ乳酸樹脂(B)との質量比((A)/(B))が56/44〜71/29であることを特徴とする樹脂組成物。
  2. さらに、結晶核剤(D)を、ポリプロピレン樹脂(A)およびポリ乳酸樹脂(B)の合計100質量部に対して、0.10〜0.50質量部含有することを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 結晶核剤(D)がアルカントリカルボキサミド化合物であることを特徴とする請求項2記載の樹脂組成物。
  4. スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(C2)において、スチレンブロックの含有量が50質量%以上であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の樹脂組成物をヒンジ部分に用いてなることを特徴とする成形品。
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