JP2013214269A - 管理システム、管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 管理対象となる画像出力装置の所定の色補正条件の色補正の状態を容易に確認することができる管理システム、管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】 所定の色補正条件における色補正の状態を示す情報を各画像出力装置から取得し、取得した色補正の状態を示す情報に基づいて、各画像出力装置の所定の色補正条件における色補正の状態を通知する。
【選択図】 図7
【解決手段】 所定の色補正条件における色補正の状態を示す情報を各画像出力装置から取得し、取得した色補正の状態を示す情報に基づいて、各画像出力装置の所定の色補正条件における色補正の状態を通知する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、複数の画像出力装置についての色補正の状態を管理する管理システム、管理方法及びプログラムに関する。
複数プリンタを管理する管理システムでは、複数プリンタで共通に使用する種類の用紙を用いて印刷したときの色味がプリンタ間で異なることのないように管理するのが望ましい。
そこで、出願人は、あるプリンタにおけるプリント結果に基づき、プリンタに係わるキャリブレーションデータを作成し、作成したキャリブレーションデータを複数のプリンタにダウンロードする情報処理システムを提案している(特許文献1参照)。特許文献1では、上述した構成とすることにより、プリンタ毎の色味の適正化を図っている。
しかしながら、特許文献1のように、複数プリンタを備えるシステムにおいて、各プリンタの用紙種等の条件毎の色補正情報の適用状態を確認するためには、各プリンタの条件毎の色補正情報の適用状態を1つ1つ確認する作業が必要となる。このため、効率が悪いという問題があった。なお、このような問題は、プリンタに限らず、他の画像出力装置でも同様に生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、管理対象となる画像出力装置の所定の色補正条件における色補正の状態を容易に確認することができる管理システム、管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、複数の画像出力装置の色補正の状態を管理する管理システムにおいて、所定の色補正条件における色補正の状態を示す情報を各画像出力装置から取得する取得手段と、取得した色補正の状態を示す情報に基づいて、各画像出力装置の所定の色補正条件における色補正の状態を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする管理システムにある。
本発明によれば、管理対象となる画像出力装置における所定の色補正条件において、色補正の状態が適切であるか、特定の画像処理装置と他の画像処理装置の色補正の状態が同レベルの状態となっているか等の色補正の状態を容易に確認することができる管理システム、管理方法及びそのプログラムを提供することができる。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態の管理システムの構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態の管理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、管理システムは、ホストコンピュータ(以下、PCともいう)1と、プリンタA2と、プリンタB3と、プリンタC4とを備えている。これらプリンタA2、プリンタB3、プリンタC4は、ネットワーク回線5を介してホストコンピュータ1と接続されている。図1では、プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4が、管理システムの管理対象となるプリンタであるが、管理システムの管理対象となるプリンタの台数は限定されず、2台以上であればよい。
PC1は、プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4等の管理対象プリンタの制御処理を実行するホストコンピュータである。このPC1は、CPU_PC11と、ROM_PC13と、メモリ_PC14と、入力デバイス_PC15と、ディスプレイ_PC16と、NIC_PC17とを備えており、それぞれがシステムバス_PC12を介して接続されている。PC1の各情報は、システムバス_PC12を介して各構成要素間を行き来する。
CPU_PC11は、PC1のシステム全体の制御処理を実行する。
ROM_PC13は、CPU_PC11の制御手順、処理手順等を保持しており、メモリ_PC14は、PC1のシステムの処理に必要な情報、作業領域等を保持している。
入力デバイス_PC15は、使用者による入力処理を行うものであり、PC1に対する指示や設定を行うキーボード、ポインティングデバイス等からなる。
ディスプレイ_PC16は、PC1に対する指示や設定を行う際に、項目や情報等の表示を行う。詳細は後述するが、このディスプレイ_PC16は、PC1に対して用紙設定が行われると、各プリンタについて指定した用紙種の色補正の状態の表示を行う。
NIC_PC17は、プリンタA2、プリンタB3及びプリンタC4等の各プリンタと、PC1とをネットワーク回線5を介して接続するネットワークインターフェースコントローラである。
上述した構成を備えるPC1が、所定の色補正情報を所定のプリンタに適用させることで、当該プリンタにおいてその色補正情報に基づいて所定の色補正がなされる。所定のプリンタに適用させる色補正情報は、管理対象のプリンタのうちいずれか一のプリンタが測色を行うことにより取得した色補正情報であってもよく、PC1が外部から取得した色補正情報であってもよい。本実施形態では、PC1が、色補正情報として用紙種毎の色補正情報(以下、用紙情報ともいう)を所定のプリンタに適用させる。また、本実施形態に係る用紙情報とは、用紙種毎の色補正情報を含むものであり、その他、用紙名称、GUIDや日付情報や実行環境情報等の色補正情報識別情報などが挙げられる。色補正情報とは、いわゆるキャリブレーション情報であり、キャリブレーションの実行に使用する補正ターゲットデータ等の各種情報を指す。
プリンタA2は、CPU_PRA21と、ROM_PRA23と、メモリ_RPA24と、NIC_RPA27と、ディスプレイ_RPA26と、コントロールパネル_RPA25と、プリンタユニット_28と、測色器ユニット_PRA29と、を備えている。そして、それぞれがシステムバス_PRA22を介して接続されている。プリンタA2の各情報は、システムバス_PRA22を介して各構成要素間を行き来する。
CPU_PRA21は、プリンタA2のシステム全体の制御処理を実行する。
ROM_PRA23はCPU_PRA21の制御手順、処理手順等を保持しており、メモリ_PRA24は、プリンタA2の処理に必要な情報、例えば、用紙情報や、作業領域等が保持される。
コントロールパネル_PRA25は、プリンタA2に対して指示や設定を行うコントロールパネルである。
ディスプレイ_PRA26は、プリンタA2に対する指示や設定を行う際に、項目やプリンタ情報等の表示を行う。
NIC_PRA27は、プリンタA2とPC1とをネットワーク回線5を介して接続するネットワークインターフェースコントローラである。
プリンタユニット_PRA28は、画像データに基づき、印刷又はその他の記録方法により被記録媒体である用紙上に画像を形成する。
また、測色器ユニット_PRA29は、画像の測色を行い、測色結果から所定の補正データを作成してキャリブレーション(色補正)を実行する。このキャリブレーションの実行時のキャリブレーション情報は、NIC_PRA27を介してPC1に送信される。
また、プリンタB3、プリンタC4等のその他の管理対象プリンタについては、プリンタA2と同様の構成となっているので、詳細な説明を省略する。
本実施形態の管理システムでは、一のプリンタ、例えば、プリンタA2において、所定の用紙の色補正情報(キャリブレーション情報)を作成し、これをNIC_PC17を介して、他の同種のプリンタに適用することができる。ここでいう色補正情報とは、補正ターゲットデータである。なお、補正ターゲットデータとは、所定の種類の用紙にパッチを印刷して測色した際に得られるべき測色値(目標測色値)を、パッチの各色・各階調値について設定したデータである。これにより、他の同種のプリンタユニットを有するプリンタについても、所定の種類の用紙についてプリンタA2と同様の色補正を実行することができる。したがって、プリンタB3、プリンタC4等の他の管理対象のプリンタは、測色器ユニットを備えていなくてもよい。
ここで、図2を用いて、実施形態1の管理システムにおいて各プリンタが保持する用紙情報及び管理システムにおける用紙情報の管理方法について説明する。図2は、実施形態1の管理システムの各プリンタの保持する用紙情報及びその管理方法を説明するイメージ図である。
図2に示すように、プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4は、それぞれ、用紙情報241、341、441を保持している。この用紙情報は、各プリンタにおいて用紙種毎に保持されている。例えば、プリンタA2においては、用紙Aに関する情報は「用紙情報A1」、用紙Bに関する情報は「用紙情報B1」等のように保持されている。また、プリンタB3においては、用紙Aに関する情報は「用紙情報A1」、用紙Bに関する情報は「用紙情報B0」等のように保持されている。そして、本実施形態では、用紙情報として、用紙の色補正情報及び色補正情報の識別情報が保持されている。なお、図2中の用紙情報のアルファベットの後に表記される数字は、用紙情報の種類を表すために便宜上付したものであり、数字が異なる場合は用紙情報が異なることを表している。
本実施形態の管理システムは、各プリンタの保持する上記の用紙情報を管理して、用紙毎の色管理状態をPC_1のディスプレイ_PC16で確認することができる。
まず、PC1において、入力デバイス_PC15を介して使用者が用紙指定を行う。本実施形態では、PC_1のディスプレイ_PC16に表示される管理対象のプリンタ一覧からプリンタを選択すると、その選択指定したプリンタが備える用紙の一覧が表示される。そして表示された用紙一覧から用紙を選択することで、用紙指定が完了する。図2では、プリンタAの用紙Bが選択指定されている。
用紙指定が行われると、CPU_PC11は、NIC_PC17を介して管理対象の各プリンタ(プリンタA2,プリンタB3,プリンタC4等)から指定された用紙Bの用紙情報を取得するように制御を行う。
そして、選択されたプリンタAの用紙Bの用紙情報と、選択されていないプリンタ(プリンタB3、プリンタC4等)の用紙Bの用紙情報とを、識別情報(色補正情報識別情報ともいう)に基づいて比較し、用紙情報の適用状態をプリンタ毎に判定する。
最後に、その判定結果に基づいて、ディスプレイ_PC16に、プリンタ毎に指定された用紙の用紙情報の適用状態を提示する。図2では、用紙情報の適用状態は、ディスプレイ_PC16の管理対象プリンタの一覧において、各プリンタの名称の左側の余白部分に該用紙情報の適用状態を示すアイコン及び文字列を提示した。
本実施形態の管理システムでは、このようにして選択指定された用紙の各プリンタにおける用紙情報の適用状態を提示する。
ここで、図3〜5を用いて、PC1のプリンタ情報、用紙情報、用紙情報の適用状態情報、及び用紙情報の適用状態情報対応情報の保持方法、並びに各プリンタの用紙情報の保持方法について説明する。
図3は、実施形態1に係る管理システムのPC1のメモリ_PC14内のプリンタ指定に関する領域の一例を説明する模式図である。
図3(A)は、プリンタ情報140の領域配置の一例を説明する模式図である。プリンタ情報140は、管理システムにおける管理対象プリンタの情報である。本実施形態では、プリンタ情報140は、プリンタID1400と、プリンタ名称1401と、プリンタアドレス1402とを含み、管理対象プリンタを特定する情報としてメモリ_PC14内に保持されている。プリンタIDは、プリンタを特定するためのIDであり、プリンタ名称はプリンタに設定されている名称である。プリンタアドレスは、プリンタのネットワーク上のアドレス(IPアドレス等)である。
図3(B)は、指定プリンタ情報141の領域配置の一例を説明する模式図である。プリンタが指定されると、指定されたプリンタの情報が、指定プリンタ情報141としてメモリ_PC14内に保存される。指定プリンタ情報141は、プリンタID1410と、プリンタ名称1411と、プリンタアドレス1402とを含む。
図4は、実施形態1に係る管理システムのプリンタA2のメモリ_PRA24内の用紙情報に関する領域の一例及びPC1のメモリ_PC14内の用紙情報に関する領域の一例を説明する模式図である。
図4(A)は、プリンタA2のメモリ_PRA24内の用紙情報241の領域配置の一例を説明する模式図である。プリンタの用紙情報241は、プリンタA2のメモリ_PRA24内に保持されている。この用紙情報は、測色器ユニット_PRA29により測色して作成した用紙情報やPC1により適用された用紙情報である。
プリンタ用紙情報241は、用紙ID2410と、用紙名称2411と、色補正情報識別情報2412と、色補正情報を含む用紙情報2413とを含み、用紙の種類毎に情報が保持されている。用紙IDとは、用紙の種類を特定するためのIDであり、用紙名称は用紙の種類を表す名称である。
本実施形態に係る色補正情報識別情報2412は、GUID24121及び日付情報24122を含む。GUID24121は、色補正情報毎に個別に割り振られるIDであり、GUID24121が同一である場合は色補正情報の作成条件(補正ターゲットデータの作成条件)が同一であることを示している。また、日付情報24122は、色補正情報(補正ターゲットデータ)2413を作成した日付又は更新した日付を示している。本実施形態では、色補正情報の作成条件が同じで且つ色補正情報の作成日時が同じ場合に同一GUIDが付与される。したがって、色補正情報を識別するには、GUID24121があれば日付情報24122は必要ないが、本実施形態では日付情報を容易に確認できるように設けている。なお、色補正情報の作成条件としては、例えば、プリンタがインクを用いた印刷方式である場合は、インクを吐出するヘッドの種類、インクの種類、用紙の種類がある。一方、色補正情報(用紙情報2413)を再作成した場合又は他のプリンタ等が再作成した色補正情報を新たに取得した場合、日付情報24122が更新される。色補正情報(用紙情報2413)を再作成する要因としては、例えば、用紙の特性の変化、インクの特性の変化、ヘッドの特性の変化が挙げられる。具体的には、例えば、同じ用紙種類であっても、用紙の生産単位によって用紙の特性が変化する場合、同じインク種類であっても、インクの生産単位によってインクの特性が変化する場合、同じヘッド種類であっても、ヘッドの生産単位によってヘッドの特性が変化する場合が挙げられる。
上述したように、プリンタ用紙情報241は、用紙の種類毎に色補正情報が管理されており、個別にIDが割り振られている。なお、図示しないが、プリンタB3、プリンタC4等の各プリンタのメモリにおいても、プリンタA2と同様の構成により用紙情報が保持されている。
図4(B)は、PC1のメモリ_PC14内の指定プリンタの用紙情報142の領域配置の一例を説明する模式図である。上述したように、プリンタの用紙情報は、各プリンタのメモリに保持されている。したがって、PC1は、プリンタが指定されると、指定されたプリンタのメモリから用紙情報の一部又は全部を取得してメモリ_PC14内に保存する。本実施形態では、指定されたプリンタのメモリから用紙情報の用紙ID、用紙名称及び色補正情報識別情報を取得する。これにより、図4(B)に示すように、指定プリンタの用紙情報142は、PC1のメモリ_PC14内に保持される。指定プリンタの用紙情報142は、用紙ID1420と、用紙名称1421と、色補正情報識別情報1422とを含み、用紙種毎に情報が保持されている。また、色補正情報識別情報1422は、GUID14221及び日付情報14222を含む。
図4(C)は、PC1のメモリ_PC14内の指定用紙情報143の領域配置の一例を説明する模式図である。選択されたプリンタにおいて用紙が選択されると、指定プリンタの用紙情報142の保存領域(記憶領域)から、選択された用紙の情報が指定用紙情報143としてメモリ_PC14内に保持される。指定用紙情報143は、用紙ID1430と、用紙名称1431と、色補正情報識別情報1432とを含む。また、色補正情報識別情報1432は、GUID14321及び日付情報14322を含む。この色補正情報識別情報1432は、各プリンタにおける用紙情報の適用状態、特に色補正情報の適用状態を判定するための情報として用いられる。詳細は後述するが、この色補正情報識別情報1432と各プリンタに保持されている色補正情報識別情報とを比較することで、各プリンタにおける用紙情報(色補正情報)の適用状態を判定する。
図5は、実施形態1に係る管理システムのPC1のメモリ_PC14内の用紙情報の適用状態に関する領域の一例を説明する模式図である。
図5(A)は、PC1のメモリ_PC14内の用紙情報の適用状態情報の領域配置の一例を説明する模式図である。用紙情報の適用状態情報145は、プリンタID1450と、プリンタ名称1451と、プリンタアドレス1452とから特定される。そして、1453は、各プリンタにおける用紙情報の適用状態を表す数値IDである。詳細は後述するが、例えば、用紙情報が登録されており且つ色補正情報識別情報2412が選択された用紙情報と同じ場合は、用紙情報適用状態=1とする。用紙情報が登録されているが色補正情報識別情報2412が選択された用紙情報と異なる場合は、用紙情報適用状態=2とする。用紙情報が登録されていない場合は、用紙情報適用状態=3とする。用紙情報の適用状態情報145は、用紙情報適用状態の判定処理が実行されると、上述した形式でPC1のメモリ_PC14内に保存される。
図5(B)は、PC1のメモリ_PC14内の用紙情報の適用状態対応情報146の領域配置の一例を説明する模式図である。用紙情報の適用状態対応情報146は、用紙情報の適用状態を表す数値ID1453に対応づけられるアイコン及び文字列の情報テーブルである。用紙情報の適用状態対応情報146は、用紙情報の適用状態を表す数値ID1460と、用紙情報の適用状態を示すアイコン1461と、用紙情報適用状態を示す文字列1462とから特定される。用紙情報が登録されており且つ色補正情報識別情報2412が選択された用紙情報と同じ場合は、数値ID1460は「1」、アイコン1461は「○」、文字列1462は「適用済」とする。用紙情報が登録されているが色補正情報識別情報2412が選択された用紙情報と異なる場合は、数値ID1460は「2」、アイコン1461は「●」、文字列1462は「未適用」とする。用紙情報が登録されていない場合は、数値ID1460は「3」、アイコン1461は「×」、文字列1462は「データなし」とする。
本実施形態の管理システムでは、PC1が上述した用紙情報の色補正情報識別情報に基づいて、選択された用紙について各プリンタの用紙情報(色補正情報)の適用状態を判定し、判定結果がディスプレイ_PC16に表示されるように構成されている。ここで、図6及び図7を用いて、ディスプレイ_PC16の表示方法について説明する。図6は、実施形態1に係る管理システムのディスプレイ_PC16の用紙指定画面の一例を示す図であり、図7は、実施形態1に係る管理システムのディスプレイ_PC16の用紙情報(色補正情報)の適用状態を表示した画面の一例を示す図である。
図6に示すように、PC1のディスプレイ_PC16は、管理対象のプリンタを表示する第1表示部161と、第1表示部161において指定されたプリンタが備える用紙及びその用紙情報を表示する第2表示部162とを備えている。ディスプレイ_PC16は、さらに、第1表示部161において指定されたプリンタにおいて現在給紙中の用紙の用紙情報を表示する第3表示部163と、「用紙情報適用状態を表示」と記載された実行ボタン165と、を備えている。
第1表示部161に表示される管理対象のプリンタの情報は、PC1に保持されているプリンタ情報140によって提供される。本実施形態では、図6に示すように、第1表示部161にプリンタ名称及びプリンタアドレスを表示するように設定したが、プリンタ名称のみを表示してもよく、その他プリンタに関する情報をさらに表示するようにしてもよい。
また、第2表示部162に表示される用紙及びその用紙情報は、PC1が各プリンタから取得した指定プリンタの用紙情報142によって提供される。本実施形態では、図6に示すように、第2表示部162に用紙情報及び日付情報を表示するようにしたが、用紙の種類のみを表示するようにしてもよく、その他用紙に関する情報をさらに表示するようにしてもよい。
用紙の指定は、第1表示部161に表示された管理対象のプリンタ一覧から一のプリンタを選択指定し、第2表示部162に表示された選択指定したプリンタが備える用紙の一覧から一の用紙を選択指定することによりなされる。図6では、プリンタAが指定され、さらにプリンタAの備える用紙Bが指定されている。
そして、ディスプレイ_PC16の画面上の「用紙情報適用状態を表示」と記載された実行ボタン165が押下されると、CPU_PC11により用紙情報の適用状態判定処理が実行される。
用紙情報の適用状態判定処理が実行されると、CPU_PC11がディスプレイ_PC16の表示内容を制御する。これにより、図7に示すように、図6の用紙指定画面において指定された用紙Bについて、各プリンタにおける用紙情報の適用状態が第1表示部161の各プリンタの名称の左側に表示される。図7では、用紙情報の適用状態は、アイコン及び文字列により提示した。第1表示部161に表示される用紙情報の適用状態の情報は、PC1に保持されている用紙情報の適用状態対応情報146によって提供される。
図8〜10を用いて、実施形態1に係る管理システムの用紙情報の適用状態判定処理について詳細に説明する。
図8は、実施形態1に係る画像管理システムにおける用紙指定処理の一例を示すフローチャート図である。このフローチャートは、ROM_PC13に記憶されているプログラムをCPU_PC11が読み出して、それを実行することによりなされる処理の流れを示す。
まず、ステップ1で、第1表示部161において、使用者にプリンタを指定させる。
ステップ2で、メモリ_PC14のプリンタ情報140から、指定されたプリンタに対応するプリンタ情報(プリンタID1400/プリンタ名称1401/プリンタアドレス1402)を取得して、指定プリンタ情報141(プリンタID1410/プリンタ名称1411/プリンタアドレス1412)として格納する。
ステップ3で、指定プリンタ情報141によって指定されるプリンタから、用紙情報241(用紙ID2410/用紙名称2411/色補正情報識別情報2412)を取得し、指定プリンタの用紙情報142としてメモリ_PC14に格納する。そして、第2表示部162に指定プリンタの用紙一覧に、指定プリンタの備える用紙の用紙情報142を表示する。
ステップ4で、第2表示部162において、使用者に用紙を指定させる。
ステップ5で、指定プリンタの用紙情報142から、指定された用紙に対応する用紙情報142(用紙ID1420/用紙名称1421/色補正情報識別情報1422)を取得し、指定用紙情報143として格納する。これにより、用紙指定処理を終了する。
実施形態1では、図8に示す用紙指定処理の後、図6におけるディスプレイ_PC16の画面下の「用紙情報適用状態を表示」の実行ボタン165が押下されると、用紙情報の適用状態判定処理が実行され、その後、用紙情報適用状態の提示処理が実行される。
図9は、実施形態1に係る管理システムの用紙情報の適用状態判定処理の一例を示すフローチャート図である。判定対象のプリンタを特定する変数をiとする。また、ここでいう用紙情報の適用状態とは、色補正情報の適用状態を指す。
まず、ステップ6で、i=1として初期化する。
ステップ7で、i>プリンタ一覧数であるか否かを判断する。いいえであれば、ステップ8へ進む。
ステップ8で、プリンタ情報140においてi番目のプリンタについて、指定された用紙の用紙情報を取得し、i番目のプリンタの指定用紙情報として格納する。具体的には、i番目のプリンタのプリンタ用紙情報241のうち、指定用紙情報143で特定された用紙に対応する用紙情報241のみを取得し、i番目のプリンタの指定用紙情報として格納する。なお、ここでいう用紙情報とは、用紙ID、用紙名称、GUID、及び日付情報である。
ステップ9で、指定用紙情報143の色補正情報識別情報1432と、i番目のプリンタの指定用紙情報の色補正情報識別情報とを比較して、用紙情報の適用状態を判定する。指定用紙情報143の色補正情報識別情報1432と、i番目のプリンタの色補正情報識別情報とが等しい場合は、ステップ10で、用紙情報適用状態=1と判定する。指定用紙情報143の色補正情報識別情報1432とi番目のプリンタの色補正情報識別情報とが一致しない場合は、ステップ11で、用紙情報適用状態=2と判定する。i番目のプリンタの色補正情報識別情報が登録されていない場合は、ステップ12で、用紙情報適用状態=3と判定する。すなわち、用紙情報が登録されており且つ色補正情報識別情報が指定用紙情報143の色補正情報識別情報1432と同じ場合は、ステップ10において用紙情報適用状態=1と判定する。用紙情報が登録されているが色補正情報識別情報が指定用紙情報143の色補正情報識別情報1432と異なる場合は、ステップ11において用紙情報適用状態=2と判定する。用紙情報が登録されていない場合は、ステップ12において用紙情報適用状態=3と判定する。
ステップ13で、ステップ10〜12で得られた用紙情報適用状態の判定結果を、用紙情報の適用状態情報145のi番目の用紙情報の適用状態の数値ID1453として格納する。
ステップ14で、i=i+1とし、ステップ7へ戻る。ステップ7で、i>プリンタ一覧数が「はい」であれば、用紙情報の適用状態判定処理を終了する。
図10は、実施形態1に係る管理システムの用紙情報の適用状態提示処理の一例を示すフローチャート図である。判定対象のプリンタを特定する変数をjとし、用紙情報の適用状態数をkとする。
まず、ステップ15で、j=1として初期化する。
ステップ16で、j>プリンタ一覧数であるか否かを判断し、いいえであれば、ステップ17へ進む。
ステップ17で、k=1として初期化する。
ステップ18で、k>用紙情報適用状態数であるか否かを判断し、いいえであれば、ステップ19へ進む。
ステップ19で、用紙情報の適用状態情報145におけるj番目の用紙情報の適用状態の数値ID1453と、用紙情報の適用状態対応情報146におけるk番目の用紙情報適用状態の数値ID1460とを比較する。
用紙情報適用状態の数値ID1453と用紙情報適用状態の数値ID1460が等しくない場合は、ステップ20で、k=k+1とし、ステップ18へ戻る。
用紙情報適用状態の数値ID1453と用紙情報適用状態の数値ID1460が等しい場合は、ステップ21へ進む。
ステップ21で、用紙情報の適用状態対応情報146におけるk番目のアイコン1461及び文字列1462を得て、プリンタ情報140におけるj番目のプリンタの用紙情報適用状態として第1表示部161に表示する。そして、ステップ22で、j=j+1とし、ステップ16へ戻る。ステップ16で、はいであれば、用紙情報の適用状態提示処理を終了する。
本実施形態では、管理システムの管理対象の一のプリンタで得た色補正情報(補正ターゲットデータ)を、他の管理対象のプリンタに色補正情報(補正ターゲットデータ)として適切に適用することにより、共通に使用する種類の用紙の色味が複数のプリンタの間で異なるのを抑制することができる。そして、上述した方法により、使用者に用紙の種類を指定させて、その用紙の用紙情報(色補正情報)の適用状態判定処理を実行することにより、第1表示部161に、各プリンタの色補正情報の適用状態を一覧で表示させることができる。
これにより、各プリンタにおける指定した種類の用紙の色補正情報を一度に確認することができる。すなわち、従来のように、使用者がプリンタを1つ1つ指定し、プリンタの用紙一覧の中から所定の種類の用紙の用紙情報を確認する必要がなく、各プリンタにおける指定した種類の用紙の色補正情報の適用状態を効率的に把握することができる。
また、本実施形態では、PC1は、管理対象のプリンタから用紙情報の全て、すなわち、色補正情報を含む用紙情報全ては取得せずに、用紙情報のうち用紙名称及び色補正情報識別情報のみを取得している。これにより、PC1のメモリに保存するデータ量を低減させることができる。また、色補正情報の適用状態の判定処理は、色補正情報識別情報で行っていることにより、高速で色補正情報の適用状態の判定処理を高速で実行することができる。
さらに、本実施形態では、用紙情報の適用状態の判定処理により、色補正情報が未適用であるが、適用が可能であるプリンタが存在しているか否かを確認するのにも使用することができる。使用者は、用紙情報の適用の状態を確認することにより、色補正乗の適用が可能なプリンタに対して、適用を指示するようにすることができる。このような設定は、例えば、マニュアルで色補正情報の適用を操作する管理システム等において特に有効である。
(実施形態2)
以下、図面を参照して、実施形態1とは異なる本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態のシステム構成は、図1に示した管理システムの一例と同じものであり、実施形態1と同一作用を示す部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
以下、図面を参照して、実施形態1とは異なる本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態のシステム構成は、図1に示した管理システムの一例と同じものであり、実施形態1と同一作用を示す部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態の管理システムでは、PC1が、各プリンタに給紙されている用紙種毎にグループ化して色補正情報の適用状態を判定し、その結果がディスプレイ_PC16に表示されるように構成されている。
図12は、実施形態1に係る管理システムの管理対象プリンタのメモリ内の各用紙種のキャリブレーションの実行情報に関する領域の一例及びPC1のメモリ_PC14内の給紙中の用紙のキャリブレーションの実行情報に関する領域の一例を説明する模式図である。
図12(A)は、実施形態1に係る管理システムのプリンタA2のメモリ_PRA24内の各用紙のキャリブレーションの実行情報の領域配置の一例を示す模式図である。プリンタAの各用紙のキャリブレーションの実行履歴(色補正の実行履歴)243は、プリンタ用紙情報241と同様に、プリンタA2のメモリ_PRA24内に保持されている。この実行履歴243は、各用紙の最新のキャリブレーションの実行状態を示したものである。図12(A)には、プリンタA2の用紙Aについての最新のキャリブレーションの実行状態を示したが、図4に示したプリンタ用紙情報241の各用紙についても同様に最新のキャリブレーションの実行状態がメモリ_PRA24内に保持されている。
図12(A)に示すキャリブレーションの実行履歴243は、用紙ID2430と、実行タイプ2431と、実行日付情報2432と、補正値情報2433とを含み、用紙の種類毎に情報が保持されている。
用紙ID2430は、図4において各用紙を識別するID2410と同じもので、用紙の種類を特定するためのIDである。
実行タイプ2431は、キャリブレーションの実行タイプを示すものである。ここでいう実行タイプとは、キャリブレーション実行時の条件である。実行タイプ2431に関わるパラメータの属性としては、例えば、キャリブレーションに用いるチャート内のパッチサイズ、チャート印刷後の送風乾燥時間、送風乾燥風量、送風ファンの高さ等が挙げられる。なお、測色器ユニット_PRA29は、送風ファンを用いた送風乾燥ができるものであっても、送風ファンを用いない自然乾燥するものであってもよい。これらのパラメータに基づいてキャリブレーション実行時の条件を各実行タイプに判別する。本実施形態では、測色器ユニット_PRA29を用いて、所定のパラメータ(第1パラメータとする)を用いたものをタイプ1、第1パラメータとは異なるパラメータである第2パラメータを用いたものをタイプ2とする。図12(A)では、実行タイプ2431として、「タイプ1」、「タイプ2」、「なし」と表示する。なお、「なし」はキャリブレーションが実行されていないことを示す。
実行日付情報2432は、キャリブレーションが実行された日付を示す。補正値情報2433は、キャリブレーションが実行され、色補正情報(補正ターゲットデータ)を含む用紙情報2413をもとに、測定値からCPU_PC11によって算出された補正値である。なお、キャリブレーション実行時の測定値とは、測色器ユニット_PRA29により測定された値、又は測色器ユニット_PRA29と同様の機能を有するセンサで測定した値である。各プリンタは、補正値情報2433を印刷時に用いることで、管理対象となっているプリンタ間で同じ色味で印字することができることとなる。
なお、図12(A)では、キャリブレーションの実行履歴243は、用紙ID2430と、実行タイプ2431と、実行日付情報2432と、補正値情報2433とを含むものとしたが、用紙名称等の他の情報を保持するものとしてもよい。
図12(B)は、PC1のメモリ_PC14内の給紙中用紙のキャリブレーションの実行情報に関する領域の一例を説明する模式図である。給紙中用紙とは、現在プリンタにセットされている用紙の種類のことである。上述したように、給紙中用紙のキャリブレーションの実行情報は、各プリンタのメモリに保持されている。したがって、PC1は、各プリンタのメモリから給紙中の用紙のキャリブレーション実行情報の全部又は一部を取得してメモリ_PC14内に保存する。すなわち、給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147は、例えば、図12(A)に示すキャリブレーションの実行履歴243のうち給紙中の用紙に関するキャリブレーション実行情報である。
給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147は、用紙ID1470と、実行タイプ1471と、実行日付情報1472とを含む。実行タイプ1471は、実行タイプ2431に対応するものであり、実行日付情報1472は、実行日付情報2432に対応するものである。本実施形態では、給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147には、プリンタで印刷時に必要となる補正値情報2433は含まれない。
図13は、実施形態2に係る管理システムのPC1のメモリ_PC14内のプリンタのグループ情報に関する領域の一例を説明する模式図である。プリンタのグループ情報148は、プリンタID1480及びプリンタ名称1481から特定され、グループ情報1482を含む。このプリンタのグループ情報148は、図3のプリンタ情報140がもととなっているプリンタ一覧である。
プリンタID1480は、プリンタID1400と同じものであり、各プリンタを識別する情報である。プリンタ名称1481は、プリンタ名称1451と同じものである。図13のプリンタ名称1481は、プリンタID1480があれば必要のないものであるが、図13において識別を容易にするために設けている。
グループ情報1482は、グループ化処理によって設定される各プリンタのグループ情報を示す数値IDである。グループ情報1482は、後述するグループ化処理により設定される各プリンタのグループ情報である。本実施形態では、給紙中の用紙が同一且つその用紙においてキャリブレーションが一度でも実行済みであれば同じグループであると判定し、給紙中の用紙についてキャリブレーションを実行したことがない場合は、グループなしと判定してグループ化する。すなわち、給紙中の用紙の種類という色補正条件毎に、その用紙種におけるキャリブレーションの実行の有無により管理対象のプリンタをグループ化する。
本実施形態では、グループ情報1482として、例えば、グループ1、グループ2、なし等が挙げられる。図13では、プリンタ、プリンタB、及びプリンタCのグループ情報1482が1、プリンタD及びプリンタEのグループ情報1482が2であり、プリンタF及びプリンタGのグループ情報1482が0である。図13に示すようなグループ情報148が、後述するディスプレイPC_16のプリンタ一覧に示す表示情報と対応する。
CPU_PC11は、図13に示すプリンタのグループ情報148を用いてディスプレイ_PC16の表示を制御して、第1表示部161Aにプリンタ一覧を表示する。
本実施形態の管理システムでは、PC1が、上述した給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147に基づいて、各プリンタを給紙中の用紙種類毎にグループ化して表示する。ここで、図14を用いて、ディスプレイ_PC16Aの表示方法について説明する。図14は、CPU_PC11が表示制御してディスプレイ_PC16Aに表示した画面を示す図である。図14に示すような表示をする際にCPU_PC11が行う処理については、図15を用いて後述する。
図14に示すように、PC1のディスプレイ_PC16Aは、管理対象のプリンタを表示する第1表示部161Aと、第1表示部161Aにおいて指定されたプリンタが備える用紙及びその用紙情報を表示する第2表示部162Aとを備えている。ディスプレイ_PC16Aは、さらに、第1表示部161Aにおいて指定されたプリンタにおいて現在給紙中の用紙(セットされている用紙)の用紙情報を表示する第3表示部163Aと、給紙中の用紙に関するメッセージを表示する第4表示部167を備えている。
第1表示部161Aは、管理システムの管理対象プリンタの一覧を示しており、図3(A)に示したプリンタ情報140及び図13のプリンタのグループ情報148に基づいて、各プリンタをグループ化して表示する。図13では、第1表示部161Aの1611には、プリンタA、プリンタB、プリンタCがグループ1として表示され、プリンタD及びプリンタEがグループ2として表示される。また、1613には、グループ化されていないプリンタ、例えば、プリンタF、プリンタG等がグループ化されずに順に表示される。1613に表示されるプリンタはそれぞれ、給紙中の用紙が同一且つ給紙中の用紙のキャリブレーション実施済みであるプリンタが他に存在しないことを示す。すなわち、1613に表示されるプリンタはそれぞれ、給紙中の用紙が同一のプリンタが存在しないか、給紙中の用紙は同一であるが給紙中の用紙のキャリブレーションを実行したことがないものである。なお、給紙中用紙とは、現在プリンタにセットされている用紙の種類のことである。
第1表示部161Aの表示情報は、図13に示すプリンタのグループ情報148のグループ情報1482に基づいて表示される。本実施形態では、第1表示部161Aでは、図13に示すグループ情報1482が1又は2の場合、それぞれがグループ1、グループ2としてツリー形式で表示される。一方、図13に示すグループ情報1482が0の場合は、1613に、グループ化されていない状態で表示される。
第2表示部162Aは、図6において示す第2表示部162と同じものであり、指定されたプリンタが備える用紙情報等を表示する。
入力デバイス_PC15によって使用者がプリンタAの選択指定を行うと、図13に示すように、CPU_PC11はディスプレイ_PC16Aが所定の表示をするように制御する。具体的には、図14に示すように、ディスプレイ_PC16Aの第1表示部161Aにおいて、選択指定したプリンタを使用者が認識できるように、プリンタAに所定の色が付与される。また、選択したプリンタAには、現在用紙Aが給紙されているので、プリンタAに給紙されている用紙を使用者が認識できるように、第2表示部162Aにおいて用紙Aに所定の色が付与されると共に、第3表示部163Aに「用紙A」と表示される。
また、ディスプレイ_PC16Aは、「プリンタ一覧を更新」と記載された実行ボタン168を備えている。「プリンタ一覧を更新」と記載された実行ボタン168は、各プリンタから給紙中の用紙情報を取得して、プリンタ一覧を表示する第1表示部161Aのグループ化情報及び色補正情報を更新する機能である。例えば、第1表示部161Aにおいて、プリンタAが選択されると、プリンタAに給紙されている用紙Aが給紙されているグループ1の色補正情報の適用状態が更新される。同様に、第1表示部161Aにおいて他のプリンタを選択し、実行ボタン168を使用者が押すことにより、そのプリンタに給紙されている用紙が給紙されているグループに属するプリンタの色補正情報の適用状態が更新される。なお、勿論、管理対象のプリンタの給紙中の用紙が変更された場合や、管理対象のプリンタにおいてキャリブレーションが実行された場合に、実行ボタン168を押下すると、第1表示部161Aの色補正情報の適用状態が更新される。
本実施形態では、図14に示すように、第1表示部161Aの各プリンタの名称の左側の余白部分に、色補正情報の適用状態が表示される。図14では、プリンタAの左側の余白部分に「古い」と表示されており、プリンタAは用紙Aに関わる色補正情報識別情報2412の日付情報24122が、プリンタB及びプリンタCのものより古いことを示している。すなわち、「古い」という情報は、プリンタAの用紙Aの色補正情報(補正ターゲット)の作成がプリンタB及びプリンタCの色補正情報(補正ターゲット)の作成よりも前であることを示している。この情報は、プリンタAの用紙Aで印刷すると、プリンタB及びプリンタCの用紙Aとは異なる色味で印刷される場合があることを示している。なお、各グループにおける色補正情報の適用状態の判定は、後述する点を除いて実施形態1の用紙情報適用状態判定処理と同様である。本実施形態の色補正情報の適用状態の判定処理には、実施形態1のユーザーが指定した指定用紙情報143の色補正情報識別情報1432の代わりに、グループにおける最新の色補正情報を比較対象とする。例えば、PC1のCPU_PC11が各グループで最新の色補正情報を取得して、取得した最新の色補正情報を基準としてそのグループにおける用紙情報適用状態の判定処理を行う。
管理対象のプリンタにおいて、プリンタ間で用紙Aに関わる色補正情報識別情報2412の日付情報24122が異なるという状況は、例えば、用紙Aについての色補正情報を更新したが、プリンタAについては色補正情報の配信不良等により用紙Aの色補正情報の更新が行われなかった場合に発生する。
上述したように、本実施形態では、第1表示部161Aには、給紙中の用紙毎にグループ化したプリンタのグループ情報、及び各プリンタの色補正情報が表示されるように構成されている。
給紙中の用紙に関するメッセージを表示する第4表示部167には、必要に応じて、使用者に対して給紙中の用紙に関するメッセージを表示する。本実施形態では、使用者が選択指定したプリンタAに給紙中の用紙Aは、色補正情報識別情報2412の日付情報24122が、プリンタB及びプリンタCのものより古いので、例えば、「色補正情報が最新のものではありません。」と表示する。
使用者は、グループ化されたプリンタ一覧を表示する第1表示部161Aを参照すれば、給紙中の用紙について同じ色味で印字できるプリンタ群を容易に識別できる。
図15は、実施形態2に係る画像管理システムにおけるプリンタのグループ化処理の一例を示すフローチャート図である。このフローチャートは、第1表示部161Aに示した情報を作成するため、ROM_PC13に記憶されているプログラムをCPU_PC11が読み出して、それを実行することによりなされる処理の流れを示す。
まず、ステップ1501で、グループ化処理を行うプリンタをリストアップする。すなわち、管理システムの管理対象のプリンタをリストアップする。リストアップされたプリンタは、図13に示したプリンタのグループ情報148となる。また、ステップ1501では、グループ情報1482をすべて0として初期化する。この後のステップにおいて、グループ情報1482が0でないものがグループ化されたプリンタとなる。
次にステップ1502において、ステップ1501でリストアップした各プリンタについて、給紙中の用紙のキャリブレーション情報を取得する。ステップ1501で取得する給紙中の用紙情報は、図12(B)に示した給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147である。
次にステップ1503において、ステップ1502で取得した給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147をもとに、キャリブレーション実行済みプリンタのみをフィルタリングする。フィルタリングには、給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147の実行タイプ1471を用いる。実行タイプ1471がタイプ1又はタイプ2のものをフィルタリングして以降のステップで利用する。実行タイプ1471が「なし」のものは、以降のステップの処理には利用しない。
ステップ1504で、i=1、g=1と初期化する。iはステップ1503でリストアップされたプリンタを指定するインデックスである。gは、グループ情報1482に設定される情報である。
ステップ1505で、i>プリンタ数であるか否かを判断する。ステップ1505で判定に用いるプリンタ数は、ステップ1503でリストアップされたプリンタ数である。いいえであればステップ1506へ進む。はいであれば処理を終了する。
ステップ1506で、j=i+1、n=0と初期化する。jは、iと同様にステップ1503でリストアップされたプリンタを指定するインデックスであり、プリンタとプリンタの比較に用いるインデックスである。以降、iとjによって特定されるプリンタをそれぞれ、プリンタ(i)、プリンタ(j)とする。nは、以降の処理で、グループ化されるプリンタが存在した場合に、カウントアップされる数である。nの値によって、グループ情報1482に設定される情報gのカウントアップを行うかどうかが判定される。
ステップ1507で、プリンタ(i)がグループ化済みかどうか判定する。グループ情報1482に設定された情報が、0でないならグループ化済みと判断する。ステップ1507で、プリンタ(i)がグループ化済みでなかった場合は、ステップ1508に進む。ステップ1507で、プリンタ(i)がグループ化済みであった場合は、ステップ1514に進む。
ステップ1508では、j>プリンタ数でないならステップ1509へ進む。ステップ1508の判定に用いるプリンタ数は、ステップ1505で用いたプリンタ数と同じ値である。j>プリンタ数ならば、ステップ1514へ進む。
次に、ステップ1509で、プリンタ(j)がグループ化済みかどうかを判定する。グループ情報1482に設定された情報が、0でないならグループ化済みと判断する。ステップ1509で、プリンタ(j)がグループ化済みでない場合はステップ1510へ進む。一方、プリンタ(j)がグループ化済みである場合は、ステップ1513へ進む。
ステップ1510で、プリンタ(i)とプリンタ(j)の給紙中の用紙が同じかどうかを判定する。ステップ1510では、給紙中の用紙として、用紙を識別するID1470の情報を用いる。ステップ1510で、プリンタ(i)とプリンタ(j)の給紙中の用紙が同じ場合は、ステップ1511に進む。ステップ1510で、プリンタ(i)とプリンタ(j)の給紙中の用紙が異なる場合は、ステップ1513へ進む。
ステップ1511では、プリンタ(i)とプリンタ(j)のグループ情報1482をgに設定する。次にステップ1512でn=n+1とする。ステップ1513では、j=j+1とし、ステップ1508へ戻る。
ステップ1514では、ステップ1512でカウントアップされるnがn>0かどうかを判定する。n>0の場合は、ステップ1515でg=g+1とする。n>0でない場合は、ステップ1516へ進む。
ステップ1516で、i=i+1として、ステップ1505へ戻る。
図15に示すフローがCPU_PC11で実行されることにより、図13に示したプリンタのグループ情報148のグループ情報1482が設定される。CPU_PC11は、グループ情報1482をもとに、第1表示部161Aに各プリンタをグループ表示する。
上述したように、本実施形態では、各プリンタに給紙中の用紙種を各プリンタから取得し、各プリンタに給紙中の用紙がキャリブレーション実行済みかどうかを判断することで、各プリンタをグループ化表示する。一方、給紙中の用紙が同じであるプリンタが他に存在しない場合、及び給紙中の用紙が同じであるプリンタは他に存在するがキャリブレーションを実行したことがないプリンタは、グループ化されない。そして、各グループの色補正適用状態を判定する。本実施形態では、各プリンタをグループ化表示することで、使用者は同じ色味で出力できる状態にあるプリンタ群を容易に識別できるものである。言い換えれば、グループ内のプリンタ相互の状態を容易に把握することができる。
(他の実施形態)
以上、実施形態を用いて本発明の説明をしたが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、実施形態1では、色補正識別情報がGUID及び日付情報を含むものとしたが、これに限定されるものではなく、用紙情報に含まれる色補正情報を一意に識別可能にすることができる識別情報であればよい。
以上、実施形態を用いて本発明の説明をしたが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、実施形態1では、色補正識別情報がGUID及び日付情報を含むものとしたが、これに限定されるものではなく、用紙情報に含まれる色補正情報を一意に識別可能にすることができる識別情報であればよい。
実施形態1では、PC1が各プリンタから用紙情報として用紙ID、用紙名称及び色補正識別情報のみを取得するようにしたが、勿論、用紙情報のすべてを取得するようにしてもよいし、用紙IDと色補正識別情報のみを取得するようにしてもよい。
また、実施形態1及び2では、用紙情報(色補正情報)の適用状態を提示する際にアイコン及び文字列のいずれも表示するようにしたが、用紙情報の適用状態の提示方法はこれに限定されるものではない。例えば、アイコン及び文字列のうちいずれか一つのみを表示するようにしてもよく、ビットマップや記号を表示するようにしてもよい。
実施形態1及び2では、用紙情報適用状態は、それぞれ第1表示部161及び第1表示部161Aの管理対象プリンタ各々の左隣に表示するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、実施形態1で例示したような管理対象システムの場合は、図11に示すように用紙情報適用状態を表示してもよい。図11は、他の実施形態に係る管理システムの用紙情報適用状態提示の画面の一例を示す図である。図11では、ディスプレイ_PC16の画面上の「用紙情報適用状態を表示」と記載された実行ボタン165が押下されると、別ウィンドウである第4表示部166に、管理対象プリンタ各々の該用紙情報の適用状態の情報の一覧を表示するように構成した。実施形態2で例示したような管理対象システムの場合も同様に、色補正情報の適用状態を別ウィンドウに表示するようにしてもよい。
実施形態1では、管理対象のプリンタ一覧からプリンタを選択指定し、選択指定したプリンタに備えた用紙の一覧リストから用紙の選択指定をするようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、メニューにおいて用紙指定の方法を選択可能とし、プリンタを選択することなく用紙を指定できるようにしてもよい。この場合は、メニューに表示する用紙の一覧情報は、各プリンタから取得した指定プリンタの用紙情報142をもとにして、各プリンタの指定プリンタの用紙情報142を全て含むように構成すればよい。プリンタを選択指定することなく直接用紙指定を行う場合は、指定された用紙の情報のみを取得すればよい。これにより、実施形態1のように、ステップ3のような動作、具体的には、指定プリンタの用紙情報をすべて取得するという動作が不要となり、メモリ_PC14の使用量を低減させることができる。
また、実施形態1では、選択指定した用紙の用紙情報の状態を表示するようにしたが、これに限定されず、例えば、管理対象プリンタのうち特定のプリンタに現在セットされている用紙の用紙情報の状態を表示することができるようにしてもよい。この場合は、管理対象のプリンタのうち特定のプリンタに現在セットされている用紙と同じ種類の用紙情報を各プリンタから取得するようにすればよい。
上述した実施形態では、管理対象のプリンタのうちいずれか一のプリンタが測色を行うことにより取得した用紙情報を他のプリンタに適用することについて説明したが、勿論、PC1が外部から取得した用紙情報を管理対象のプリンタに適用するようにしてもよい。
また、実施形態1では、使用者による実行ボタン165の押下をトリガとして、用紙情報の適用状態判定処理及び用紙情報の適用状態提示処理を実行するように構成したが、これに限定されるものでない。例えば、用紙指定処理の完了をトリガとして、用紙情報の適用状態判定処理及び用紙情報の適用状態提示処理を実行するようにしてもよい。この場合は、用紙が指定されると、指定された用紙の用紙情報とプリンタが保持する用紙情報とを識別情報に基づいて比較して、用紙情報の適用状態を判定するようにすればよい。そして、用紙情報の適用状態の判定結果に基づいて、各プリンタにおける指定用紙の用紙情報の適用状態を提示するようにすればよい。同様に、実施形態2では、使用者による実行ボタン168の押下をトリガとして、プリンタのグループ化処理及び色補正情報の適用状態提示処理を実行するように構成したが、これに限定されるものでない。例えば、プリンタの選択指定処理をトリガとして、プリンタのグループ化処理及び色補正情報の適用状態提示処理を実行するようにしてもよい。
実施形態1では、指定したプリンタの用紙情報の色補正情報識別情報と、各プリンタの用紙情報の色補正情報識別情報と一致するか否かを判定して、用紙情報適用状態を確認するようにした。このため、指定したプリンタの用紙情報が各プリンタの用紙情報よりも古い場合も、用紙情報適用状態=2(未適用)と判定される。そこで、指定したプリンタの用紙情報の日付情報が最新ではない場合は、これを使用者に通知し、最新の用紙情報を指定用紙情報として指定できるようにしてもよい。これにより、最新の色補正の状態を確認することができるようになる。
実施形態2では、グループ化処理におけるステップ1503のフィルタリングの際にキャリブレーション実行済みか否かを判断するために、PC1が各プリンタの給紙中用紙のキャリブレーションの実行タイプを各プリンタから取得するようにした。しかしながら、PC1が各プリンタから取得する情報は、キャリブレーション実行済みか否かを判定できるものであればよく、図12(B)に示す給紙中用紙のキャリブレーションの実行履歴147に限定されるものではない。例えば、各プリンタから実行タイプを取得せずに、実行日付情報のみを取得し、日付情報が存在するか否かによりキャリブレーション実行済みか否かを判定するようにしてもよい。
実施形態2では、第1表示部161Aに、プリンタ一覧をツリー形式で表示する例を示したが、表示形式はツリー形式に限定されるものではなく、グループ化されたことが提示できる形式であればよい。例えば、グループ内のプリンタをアイコン形式で表示してもよい。また、実施形態2では、第1表示部161Aにおいて、グループ情報1482が0のプリンタはグループ化せずに順に列挙して表示したが、これに限定されるものではない。例えば、グループ情報が0のプリンタを他のグループに属さないグループとしてツリー形式等で表示するようにしてもよい。
実施形態1では、指定したプリンタの用紙情報と比較して、用紙情報の適用状態を判定したが、比較は必ずしも必要ではない。用紙を直接指定して色補正の状態を通知する場合や現在セットされている色補正の状態を通知する場合は、各プリンタにおける指定した用紙の色補正の状態を通知すればよい。
実施形態2では、グループ内のプリンタ相互の色補正情報の適用状態を判断して、色補正情報識別情報2412の日付情報24122が他プリンタより古ければ1612に提示することを示したが、グループ内のプリンタ相互の状態としては、これに限定されるものではない。グループ内のプリンタ相互の状態を判断して提示する情報であればよい。例えば、プリンタのファームバージョンが異なるなどの情報であってよい。
また、実施形態1及び2では、色補正の状態として、用紙情報の適用状態、具体的には、色補正情報(補正ターゲットデータ)の適用状態を表示するようにたが、これに限定されるものではない。用紙毎の色補正情報の適用状態のほか、例えば、色補正、すなわち、カラーキャリブレーションの実施の有無、あるいは、カラーキャリブレーションの実行推奨情報を色補正の状態として表示するようにしてもよい。カラーキャリブレーションの実行推奨の判定目安としては、例えば、当該用紙におけるインク吐出ドットカウント情報が挙げられる。ドットカウントは、印刷を行うことによって増加し、カラーキャリブレーションを実行するとリセットされる。したがって、インク吐出ドットカウントが設定した設定値以上となった場合に、カラーキャリブレーションの実行を推奨するようにすればよい。このとき、複数色のトナーやインクが使用される場合は、各色のドットカウントは異なるので、各色毎のドットカウントのうち、一番多いものが設定値以上となったか否かで判定するようにすればよい。また、カラーキャリブレーションの実行推奨の判定の他の目安として、例えば、カラーチェック結果として得られる色差情報が挙げられる。色差の値が閾値を超えているか否か、該閾値を越えてからカラーキャリブレーションの実施がなされたか否かという色差情報に基づいて、カラーキャリブレーションの実行推奨を判定するようにしてもよい。なお、勿論、色補正の状態として、色補正情報の適用状態と色補正の実施の有無等のように、複数の色補正の状態を提示するようにしてもよい。いずれの場合であっても、本発明によれば、管理対象のプリンタ相互の状態を容易に判断することができる。
実施形態2では、給紙中の用紙に関するメッセージとして、第4表示部167にグループ化されたプリンタの相互の用紙の状態を判断した情報を示したが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタの相互の用紙の状態だけではなく、プリンタ単体で判断できる給紙中用紙の状態情報を示してもよい。例えば、実行日付情報1472の情報が、現在時刻と比べて所定の期間経過している場合に、キャリブレーションの実行を促す情報を通知するようにしてもよい。また、キャリブレーションの実行時から所定量の印刷が行われた場合、例えば、ドットカウントが設定した閾値以上となった場合に、キャリブレーションの実行を促す情報を通知するようにしてもよい。
実施形態1及び2では、色補正の状態の通知方法として、ディスプレイによる表示を例に挙げて説明したが、通知方法はこれに限定されず、例えば、被記録媒体に色補正の状態を印刷して通知するようにしてもよい。
実施形態1及び2では、用紙情報の適用状態を例に挙げて説明したが、被記録媒体は、用紙に限定されるものではなく、他の公知の記録媒体を用いてもよい。
また、色補正条件として、用紙の種類を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、測色に用いる光源の種類毎に色補正の状態を通知するようにしてもよい。
上述した実施形態の管理システムにおける管理対象のプリンタは、同一モデルであってもよいし、異なるモデルであってもよいが、同じ種類のプリンタユニットを備えるものであるのが好ましい。
また、実施形態1及び2では、管理対象とする画像出力装置として、画像データに応じた画像を記録材上に形成するプリンタを例示して説明したが、これに限定されるものではない。本発明の管理システムの管理対象となる画像出力装置としては、画像データに応じた画像を表示する画像表示装置、画像データを通信可能に接続された他の装置に送信する画像送信装置、および画像データを所定の保存先に保存する画像保存装置などが挙げられる。
また、上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
1 PC
2 プリンタA
3 プリンタB
4 プリンタC
5 ネットワーク
11 CPU_PC
12 システムバス_PC
13 ROM_PC
14 メモリ_PC
15 入力デバイス_PC
16 ディスプレイ_PC
17 NIC_PC
21 CPU_PRA
22 システムバス_PRA
23 ROM_PRA
24 メモリ_PRA
25 コントロールパネル_PRA
26 ディスプレイ_PRA
27 NIC_PRA
28 プリンタユニット_PRA
29 測色器ユニット_PRA
2 プリンタA
3 プリンタB
4 プリンタC
5 ネットワーク
11 CPU_PC
12 システムバス_PC
13 ROM_PC
14 メモリ_PC
15 入力デバイス_PC
16 ディスプレイ_PC
17 NIC_PC
21 CPU_PRA
22 システムバス_PRA
23 ROM_PRA
24 メモリ_PRA
25 コントロールパネル_PRA
26 ディスプレイ_PRA
27 NIC_PRA
28 プリンタユニット_PRA
29 測色器ユニット_PRA
Claims (10)
- 複数の画像出力装置の色補正の状態を管理する管理システムにおいて、
所定の色補正条件における色補正の状態を示す情報を各画像出力装置から取得する取得手段と、
取得した色補正の状態を示す情報に基づいて、各画像出力装置の所定の色補正条件における色補正の状態を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする管理システム。 - 請求項1に記載の管理システムにおいて、
色補正の状態を示す情報を取得すべき色補正条件を指定する指定手段をさらに備え、
前記取得手段は、指定された色補正条件における色補正の状態を示す情報を各画像出力装置から取得し、
前記通知手段は、各画像出力装置毎の指定された色補正条件における色補正の状態を通知することを特徴とする管理システム。 - 請求項2に記載の管理システムにおいて、
前記指定手段は、管理システムの管理対象である複数の画像出力装置から一の画像出力装置を指定し、指定した画像出力装置が備える複数の色補正条件から一の色補正条件を指定する指定する手段であり、
指定した画像出力装置の指定した色補正条件における色補正の状態を示す情報と、指定されていない画像出力装置の指定した色補正条件における色補正の状態を示す情報とを比較し、指定されていない画像出力装置の色補正の状態を判定する判定手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて各画像出力装置の指定された色補正条件の色補正の状態を通知することを特徴とする管理システム。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の管理システムにおいて、前記管理システムの管理対象である複数の画像出力装置を所定の色補正条件毎及び/又は色補正の状態毎にグループ化処理するグループ化処理手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記グループ化処理手段によってグループ化されたグループ毎に前記色補正の状態を通知することを特徴とする管理システム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の管理システムにおいて、前記所定の色補正条件が被記録媒体の種類であることを特徴とする管理システム。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の管理システムにおいて、前記色補正の状態は、色補正に用いる目標値の適用状態及び色補正の実行状態のうち少なくともいずれか一方であることを特徴とする管理システム。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の管理システムにおいて、
前記通知手段は、管理対象の画像出力装置の前記色補正の状態の一覧を表示するものであることを特徴とする管理システム。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の管理システムにおいて、
管理システムの管理対象である画像出力装置の一覧を表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備え、
前記通知は、前記表示装置において各画像出力装置毎に表示させることにより行われることを特徴とする管理システム。 - 複数の画像出力装置の色補正の状態を管理する管理方法において、
所定の色補正条件における色補正の状態を示す情報を各画像出力装置から取得する取得工程と、
取得した色補正の状態を示す情報に基づいて、各画像出力装置の所定の色補正条件における色補正の状態を通知する通知工程と、
を備えることを特徴とする管理方法。 - 請求項9に記載の管理方法をコンピュータにより実行することを特徴とするプログラム。
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