JP2013186828A - 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の条件設定や実行環境設定を含む作業を実行する際に、実行済みの作業履歴を容易に再利用することができる管理システム、管理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 複数の設定を含む処理の作業履歴を取得する取得手段と、取得手段により取得された作業履歴を提示する提示手段と、提示手段に提示された作業履歴のうち少なくとも一つを選択する選択手段(402,403)と、選択手段により選択された作業履歴の設定を再利用した処理を実行させる実行制御手段と、を備え、提示手段は、同一設定の作業履歴が複数存在する場合に当該作業履歴を認識可能に提示する。
【選択図】 図4

Description

作業履歴の表示に関する情報処理を行う情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムに関する。
従来、カラーマネージメントでは、各デバイスの特性を記述したプロファイルが必要となるため、プロファイル作成のため専用の測色器が用いられてきたが、カラーマネージメントに対する一般ユーザーの要求に伴い、測色器を備えるプリンタが製品化されている。測色器を備えるプリンタは、専用の測色器を介さずに、プリンタプロファイルの作成や色認証、カラーキャリブレーションを行うことができる。そこで、本出願人は、プロファイル作成履歴を再利用して過去のプロファイル作成環境を再現する色処理装置を提案している(特許文献1参照)。
特開2011−116129号公報
特許文献1には、プロファイル作成履歴を再利用して過去のプロファイル作成環境を再現することが開示されている。具体的には、タイムスタンプ付のプロファイル作成履歴のリストをモニタに表示し、作成履歴を選択して過去に使用したパラメータ設定を再現することが開示されている。
タイムスタンプ情報により作業履歴を表示する場合、同じ条件設定が複数回行われた場合でも履歴が複数回表示されることになる。しかしながら、プロファイルの作成には、プリンタ、用紙の種類、測色の条件などいくつもの条件が設定されており、同じ条件設定の履歴を識別するのが難しいという問題があった。このため、作業履歴を確認して、同じ条件設定を識別して作業履歴の再利用の指示をするのは容易ではなかった。
なお、このような問題は、色処理装置に限らず、複数の設定を含む処理の表示に関する情報処理を行う情報処理装置においても同様に生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数の設定を含む作業を実行する際に、実行済みの作業履歴を容易に再利用することができる情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、複数の設定を含む処理の作業履歴を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された作業履歴を提示する提示手段と、前記提示手段に提示された作業履歴のうち少なくとも一つを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された作業履歴の設定を再利用した処理を実行させる実行制御手段と、を備え、前記提示手段は、同一設定の作業履歴が複数存在する場合に当該作業履歴を認識可能に提示することを特徴とする情報処理装置にある。
本発明によれば、複数の設定を含む作業を実行する際に、実行済みの作業履歴を容易に再利用することができる管理システム、管理方法及びそのプログラムを提供することができる。
実施形態1に係るシステム構成図である。 実施形態1に係るホストPCのハードウェアの構成図である。 実施形態1に係る測色管理プログラムのソフトウェアの構成図である。 実施形態1に係る測色作業の開始画面を示す図である。 実施形態1に係る測色作業履歴テーブルである。 実施形態1に係る履歴表示リスト判断フローである。 実施形態1に係る履歴実行環境の説明図である。 実施形態1に係る履歴実行環境判断フローである。 他の実施形態に係る測色作業開始画面の履歴タブを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る測色管理システムのシステム構成図である。
測色管理システムは、ホストPC101と、測色器を備える印刷装置102と、測色器を備える印刷装置103と、測色器を備える印刷装置104とを備えている。図1では、測色器を備える印刷装置102、測色器を備える印刷装置103、測色器を備える印刷装置104が、測色管理システムの管理対象となる印刷装置であるが、測色管理システムの管理対象となる印刷装置の台数は限定されず、1台以上であればよい。
ホストPC101は、印刷装置102、印刷装置103、印刷装置104の制御処理を実行するホストコンピュータであり、コンピューターソフトウェアを実行できる汎用的なコンピュータにより構成される。ホストPC101の物理的な構成については図2を用いて後述する。
印刷装置102は、ローカルI/F105により、ホストPC101に接続されている。また、印刷装置103は、ネットワーク106を経由してホストPC101に接続されている。印刷装置104は、ネットワーク106から無線ネットワーク107を経由してホストPC101に接続されている。
測色器を備える印刷装置102、測色器を備える印刷装置103、及び測色器を備える印刷装置104は、それぞれ、測色器を内蔵している印刷装置又はオプションとして製品の出荷後に測色器を装着した印刷装置である。また、印刷装置102、印刷装置103、及び印刷装置104は、それぞれ温度センサー及び湿度センサーを備えている。
ホストPC101で動作する測色管理プログラム108は、印刷装置102、印刷装置103、及び印刷装置104を制御して、これらの測色を実行させるプログラムである。測色の用途としては、例えば、ICCプロファイル作成のための測色、カラー認証のための測色、カラーキャリブレーションのための測色等が挙げられる。測色管理プログラム108は、測色の用途毎やその他各種設定毎の測色作業を、履歴やお気に入りとして管理する。また、測色管理プログラム108は、印刷装置102、印刷装置103、及び印刷装置104から、実行環境を取得する。本実施形態では、実行環境として、温度及び湿度を取得する。詳細は後述するが、さらに、測色管理プログラム108は、測色作業の履歴を再利用する場合に、現在の実行環境と履歴の実行環境との相違を判定し提示させる。
図2は、ホストPC101のハードウェアの構成を示す図である。
ホストPC101は、CPU201と、ハードディスク202と、ディスプレイ203と、ROM206と、RAM207と、入力デバイス208と、有線ローカルI/F204と、有線ネットワークI/F209と、無線ネットワークI/F210とを備えている。これらの各デバイスは、それぞれがシステムバス205により接続されている。
CPU201は、ホストPC101上で動作するソフトウェアを実行する中央処理装置である。CPU201で実行されるソフトウェアとしては、ホストPC101のオペレーティングシステム、ホストPC101の測色管理プログラム108等が挙げられる。
ハードディスク202は、測色管理プログラム108と、測色管理プログラム108のデータを保存する記憶装置である。また、ハードディスク202は、オペレーティングシステムのデータを保存する。
ディスプレイ203は、測色管理プログラム108の情報や、後述する各印刷装置の作業履歴を表示する表示装置である。
有線ローカルI/F204は、測色器を備える印刷装置102を、例えば、USB規格やIEEE1394規格で接続するためのI/Fである。有線ネットワークI/F209は、測色器を備える印刷装置103を、例えば、イーサーネット規格で接続するためのI/Fである。無線ネットワークI/F210は、測色器を備える印刷装置104を、無線LANで接続するためのI/Fである。
ROM206には、ホストPC101のオペレーティングシステムを起動するための基本プログラムが記憶されている。RAM207は、ホストPC101上で動作するオペレーティングシステムや測色管理プログラム108が利用する作業用記憶領域である。
入力デバイス208は、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。オペレーターは、この入力デバイス208を利用することにより、後述するソフトウェアを操作することができる。
ここで、図3〜図8を用いて、本実施形態に係る測色システムを制御する測色管理プログラム108の各部と処理フローを説明する。
図3は、測色管理プログラム108のソフトウェアを構成する各部を示す図である。
測色管理プログラム108は、測色作業管理部302と測色作業実行部303を含む。測色管理プログラム108は、第1の印刷装置304と第2の印刷装置305の測色作業の制御を行う。第1の印刷装置304及び第2の印刷装置305は、それぞれ測色器を備えている。ここで、第1の印刷装置304及び第2の印刷装置305は、それぞれ印刷装置102、印刷装置103、印刷装置104のいずれでもよく、測色器を備えるものであれば、他の印刷装置であってもよい。また、図3には、測色管理プログラム108は、2台の印刷装置(第1の印刷装置304及び第2の印刷装置305)に接続するものとしたが、これに限定されるものではなく、測色器を備える印刷装置3台以上に接続されていてもよい。
測色作業管理部302は、印刷装置選択部306と、測色作業履歴・お気に入り提示部307と、測色作業履歴記憶部308と、測色作業お気に入り記憶部309とを備えている。この測色作業管理部302は、測色作業の設定や実行結果を、履歴やお気に入りとして記憶し管理する。
印刷装置選択部306は、測色作業実行部303で実行する測色作業の対象を特定するために、印刷装置を特定する。印刷装置選択部306により、印刷装置を特定することにより、前記特定した印刷装置に関する履歴やお気に入りについての情報を測色作業履歴・お気に入り提示部307がフィルタリングする。
測色作業履歴記憶部308は、測色作業実行部303で設定又は実行した測色作業の設定と結果を記憶する。
測色作業お気に入り記憶部309は、測色作業実行部303で設定又は実行した測色作業の結果を用い、使用者が選択した測色作業の設定をお気に入りの設定として記憶する。なお、測色作業の結果は記憶しない。例えば、測色作業を実行する際の各種設定を1セットのデータ毎にお気に入りの設定として記憶する。測色作業お気に入り記憶部309は、例えば、第1の印刷装置304及び第2の印刷装置305について、個体毎のデータ、機種毎のデータ、あるいは機種共通のデータをお気に入りとして記憶する。
測色作業履歴・お気に入り提示部307は、測色作業履歴記憶部308や測色作業お気に入り記憶部309から、印刷装置選択部306で特定した印刷装置に関わる履歴やお気に入りを提示する。
測色作業実行部303は、測色作業開始部310と、測色作業利用部314と、測色作業制御部315とを備えている。この測色作業実行部303は、測色作業の設定を行い、第1の印刷装置304及び第2の印刷装置305を制御して、測色を実行する。この測色作業実行部303は、印刷装置選択部306で特定した印刷装置に対して測色作業を実行するために、測色作業管理部302により起動される。
測色作業開始部310は、測色作業を新規に開始する又は測色作業の履歴やお気に入りの設定を再利用して測色作業を開始する。測色作業開始部310は、測色作業お気に入り選択部311と、測色作業履歴選択部312と、測色作業実行環境判断部313とを備えている。
測色作業お気に入り選択部311は、測色作業お気に入り記憶部309で管理されているお気に入りの設定を測色作業の設定の選択肢として提示して、オペレーターがお気に入りを選択することができるようになっている。そして、オペレーターが所定のお気に入りの設定を選択すると、選択されたお気に入りの設定を再利用することができる。また、測色作業お気に入り選択部311は、新規に測色作業を開始することができるように、例えば、お気に入りの選択肢として、「新規開始」という項目を選択肢として提示してもよい。
測色作業履歴選択部312は、測色作業履歴記憶部308で管理されている測色作業の履歴を選択肢として測色作業の設定の選択肢として提示して、オペレーターが履歴を選択することができるようになっている。そして、オペレーターが所定の履歴を選択すると、選択された履歴の設定を再利用することができる。
なお、測色作業お気に入り選択部311及び測色作業履歴選択部312は、いずれも選択された印刷装置に関する測色作業の設定の選択肢を提示する。
測色作業実行環境判断部313は、測色作業履歴選択部312において再利用する履歴が選択された場合、作業履歴の実行環境と現在の実行環境を比較して測色作業を実行する環境に相違があるか否かを判断する。所定の相違がある場合は、オペレーターに作業履歴の実行環境と現在の実行環境に相違があることを注意点として通知する。実行環境のパラメータとしては、例えば、温度・湿度がある。現在の実行環境の温度・湿度情報は、測色管理プログラム108により、第1の印刷装置304及び第2の印刷装置305のそれぞれに備わる温度・湿度センサーから取得する。また、履歴の実行環境の温度・湿度手段は、測色作業履歴・お気に入り提示部307により測色作業履歴記憶部308から取得する。
測色作業利用部314は、測色作業開始部310によりオペレーターが選択した設定で測色作業を実行する際、履歴やお気に入りに記憶されている測色作業の設定を読み取って、選択された印刷装置にその設定を自動で設定する。なお、測色作業開始部310により新規の測色作業が選択された場合は、オペレーターが設定した測色作業に必要な設定を用いる。測色作業利用部314で設定する情報としては、例えば、印刷設定、測色設定等が挙げられる。印刷設定としては、例えば、測色チャートのファイル名、用紙の種類、印刷品質、印刷データの解像度が挙げられる。測色設定としては、例えば、乾燥条件、測色条件が挙げられる。乾燥条件としては、例えば、送風ファンを用いるか自然乾燥を行うかの情報、乾燥時間等が挙げられる。測色条件としては、例えば、光源、視野角等が挙げられる。
測色作業制御部315は、印刷ジョブ制御部316と、測色ジョブ制御部317とを備えている。この測色作業制御部315は、測色作業利用部314で設定された測色作業に基づいて、印刷装置選択部306で選択された印刷装置に対して、測色作業の制御を行う。
印刷ジョブ制御部316は、測色用のチャートを含む印刷ジョブを生成し、選択された印刷装置にその印刷ジョブを送信する。選択された印刷装置は、印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに含まれる印刷データ(測色用チャート)の印刷を実行する。
測色ジョブ制御部317は、前記印刷データの印刷後の乾燥条件や測色条件を含む測色ジョブを生成し、選択された印刷装置にその測色ジョブを送信する。選択された印刷装置は、前記測色ジョブを受信すると、前記測色ジョブに含まれる前記乾燥条件や前記測色条件に基づき、乾燥・測色を実行する。
ここで、図4を用いて、測色作業のお気に入り又は作業履歴の表示及び選択方法を説明する。図4は、測色作業開始部310で提示する測色作業の開始画面の図である。
測色作業の開始画面401は、履歴タブ402と、お気に入りタブ403と、測色作業情報表示部406と、開始ボタン412と、キャンセルボタンとを備えている。
履歴タブ402は、測色作業履歴選択部312が提示するものであり、履歴の設定を再利用して測色作業を開始する際に使用される。お気に入りタブ403は、測色作業お気に入り選択部311が提示するものであり、お気に入りの設定を再利用して測色作業を開始する又は新規に測色作業を開始する際に使用される。
図4に示すように、履歴タブ402には、日付情報404及び用紙種類405を表示する。日付情報404は、測色作業履歴記憶部308に記憶されている測色作業履歴の日付情報であり、用紙種類405は、測色作業履歴記憶部308に記憶されている測色作業履歴の用紙種類である。また、図示しないが、お気に入りタブ403も同様に、日付情報及び用紙種類を表示する。日付情報は、測色作業お気に入り記憶部309に記憶されている測色作業履歴の日付情報であり、用紙種類は、測色作業お気に入り記憶部309に記憶されている測色作業履歴の用紙種類である。
図4では、履歴タブ402で測色作業履歴411が選択されることにより、選択された測色作業履歴411に下線部が表示されている。測色作業履歴選択部312により作業履歴が選択されると、これをトリガとして、測色作業履歴411と同様の設定が選択された印刷装置に自動で設定される。
測色作業情報表示部406は、履歴タブ402又はお気に入りタブ403において、オペレーターが選択した測色作業の設定の情報を示す。図4では、測色作業情報表示部406には、履歴タブ402で選択された測色作業履歴411の情報が表示されている。
測色作業履歴411は、測色作業の設定が同一のものが集約して提示される。本実施形態では、測色作業履歴411は、実行日時が異なるが測色作業の条件設定が同一である一以上の履歴が一つの履歴として集約して提示される。図4では、選択した測色作業履歴411の欄には、「(3)2011/06/14〜2011/06/22」と表示されている。これは、測色作業履歴411に3つの履歴が存在していること及びその履歴の日付範囲を表している。このように、測色作業履歴411の作業履歴の個数と日付情報を表示することにより、同一の設定を用いた測色作業の履歴の個数とその実行履歴の日付範囲をオペレーターが容易に認識可能となる。
また、測色作業情報表示部406は、温度情報表示部407と、湿度情報表示部408と、メッセージ表示部409と、コメント表示部410とを含む。
温度情報表示部407及び湿度情報表示部408は、測色作業履歴411の実行環境履歴と現在の実行環境について温度・湿度それぞれの提示を行う。図4において、温度情報表示部407に表示されている「温度:20〜27℃」は、測色作業履歴411に含まれる測色作業履歴の温度が、20〜27℃の範囲にあることを示す。また、「(現在23℃)」は、現在の実行環境が23℃であることを示す。一方、湿度情報表示部408に表示されている「湿度:30〜55%」は、測色作業履歴411に含まれる測色作業履歴の湿度が、30〜55%の範囲にあることを示す。また、「(現在55%)」は、現在の実行環境が55%であることを示す。
メッセージ表示部409は、測色作業履歴411に関するメッセージを表示するものであり、本実施形態では、後述する履歴実行環境の判断フローを用いて、測色作業履歴411の注意点をオペレーターに通知する。
コメント表示部410は、測色作業毎に設定されたコメントを表示する。測色作業履歴411に含まれる測色作業履歴それぞれに、異なるコメントが設定されていた場合、コメント表示部410は複数の選択肢を表示する。
さらに、本実施形態の測色作業情報表示部406は、タスク名称を表示しており、具体的には「タスク名称:(お気に入り)プロジェクト1のタスク」と表示している。ここで、「(お気に入り)」は、測色作業履歴411の設定がお気に入りタブ403にも管理されていることを示す。
開始ボタン412は、履歴タブ402又はお気に入りタブ403において選択した測色作業の設定を再利用して、測色作業を開始するための開始ボタンである。図4では、開始ボタン412が押下されると、履歴タブ402において選択した測色作業履歴411を再利用して測色作業が開始される。なお、お気に入りタブ403から測色作業お気に入り記憶部309により管理された測色作業お気に入りが選択されている場合は、開始ボタン412が押下されると、お気に入りタブ403において選択したお気に入りの設定を再利用して測色作業が開始される。
このように、測色作業履歴411の作業履歴の個数と日付情報を表示することにより、同一の設定を用いた測色作業の履歴をオペレーターが容易に認識可能となる。したがって、実行済みの作業履歴を容易に再利用することができる。
図5を用いて、測色作業履歴記憶部308の記憶するデータについて説明する。図5は、履歴タブ402に表示する履歴に関する測色作業履歴テーブルの一例である。この測色作業履歴テーブルは、印刷装置選択部306で選択した印刷装置に関するものであり、測色作業履歴記憶部308において管理される。
本実施形態に係る測色作業履歴は、識別情報ID501、開始日時502、用紙種類503、カラーチャート504、印刷品質505、光源506、視野角507、タスク名508、コメント509、温度/湿度510、及び同一設定ID511の情報を保持している。
識別情報ID501は、各作業履歴を識別するためのIDである。図5では、この識別情報ID501は、3桁の数字を用いて示し、001から順に、002、003のように値を順に+1増加させた値としている。この識別情報ID501は、後述する履歴表示リストの判断フローに用いるため数値で表現している。
開始日時502は、各作業履歴の開始日時を示す。用紙種類503は、各作業履歴において印刷に用いた用紙種類を示す。カラーチャート504は、各作業履歴で使用したカラーチャートのファイル名を示す。
印刷品質505は、各作業履歴の印刷品質を示す。印刷品質505としては、例えば、解像度が挙げられる。本実施形態では、印刷品質として、解像度600dpi、解像度300dpiが選択できるようになっている。
光源506は、各作業履歴において測色に用いた光源を示す。光源506は、特に限定されないが、例えば、D50、D65が挙げられる。
視野角507は、各作業履歴において測色に用いた視野角を示す。視野角507は、例えば、2度、10度である。
タスク名508は、各作業履歴に設定された名称となるタスク名である。タスク名508は、印刷設定や測色設定に関わらず、各作業履歴に対して任意に設定できる名称である。
コメント509は、各作業履歴に設定されたコメントを示す。コメント509は、印刷設定や測色設定に関わらず、各作業履歴に対して任意に設定できる内容である。
温度/湿度510は、各作業履歴を実行した時の実行環境の温度/湿度を示す。
同一設定ID511は、作業履歴の設定が他の作業履歴と同一設定があるか否かを判断した結果、同一設定がある場合は同一設定の作業履歴の識別情報ID501を示す。例えば、同一設定ID511が「001」となっている場合、識別情報ID501が「001」の作業履歴と同一設定であることを示す。図5における同一設定とは、用紙種類503、カラーチャート504、印刷品質505、光源506、及び視野角507の条件設定が同一であることを示す。
図6は、測色作業履歴選択部312が実行する判断フローである。測色作業履歴選択部312は、履歴タブ402に表示する作業履歴をリストアップする際に、図5の測色作業履歴テーブルのデータをもとに、図6に示す判断フローを実行する。図6に示す判断フローでは、ある履歴と同じ条件設定をもつ履歴が存在するか否かを判断する。なお、図6において、Nは比較元となる作業履歴を特定する変数を表しており、Jは比較対象となる作業履歴を特定する変数を表している。N=1の場合、識別情報ID501が001であることを示す。J=1の場合も同様に、識別情報ID501が001であることを示す。N=7の場合は、識別情報ID501が007であることを示す。J=7の場合も同様に、識別情報ID501が007であることを示す。
ステップ601で、履歴表示リストの判断フローを開始する。
ステップ602で、N=1と初期化する。このとき、測色作業履歴テーブルのすべての履歴について同一設定ID511を000と初期化する。
ステップ603で、Nが履歴数以下かどうかを判定する。なお、図5に示した測色作業履歴テーブルの例では、履歴数=7である。履歴数以下の場合はステップ604に進む。ステップ603でNが履歴数を超えていた場合は、フローを終了する(ステップ611)。
ステップ604で、J=Nを設定する。
ステップ605で、Jが履歴数以下か否かを判定し、Jが履歴数以下である場合は、ステップ606に進む。Jが履歴数を超えている場合は、ステップ610に進む。
ステップ606で、同一設定ID511に識別情報ID501が設定済みか否かを判断する。具体的には、ステップ606では、同一設定ID511が初期化した000でなければ識別情報ID501が設定済みと判断し、初期化した000であれば識別情報ID501が設定されていないと判断する。ステップ606で同一設定ID511に識別情報ID501が設定済みである場合は、ステップ609に進む。ステップ606で同一設定ID511に識別情報ID501が設定済みでない場合はステップ607に進む。
ステップ607で、比較元の履歴Nと比較対象の履歴Jとを比較して設定が同一であるか否かを判断する。設定が同一であった場合は、ステップ608に進む。ステップ607で、設定が同一でない場合は、ステップ609に進む。
ここで、比較元の履歴Nと比較対象の履歴Jとを比較して設定が同一か否かの判断方法について簡単に説明する。設定が同一か否かを判断する場合、図5に示した測色作業履歴テーブルの情報のうち、比較の判断に用いる条件を予め設定する。この予め設定した条件が全て一致するか否かを比較する。本実施形態では、用紙種類503、カラーチャート504、印刷品質505、光源506、及び視野角507を比較の判断に用いる条件とし、これらがすべて一致した場合に設定が同一であると判断する。
ステップ608で、履歴Jの同一設定ID511として履歴Nを設定する。
ステップ609では、履歴Nの比較対象となる履歴J(識別情報ID501)について、次の識別情報ID501とするため、J=J+1としてステップ605に戻る。
ステップ610では、比較対象となる識別情報ID501を表現する履歴Nについて、次の識別情報ID501とするため、N=N+1として、ステップ603に戻る。そして、ステップ603でNが履歴数を超えていた場合は、フローを終了する(ステップ611)。
図6の履歴表示リスト判断フローに従うと、図5の測色作業履歴テーブルの同一設定ID511は次のようになる。識別情報ID501=001の場合、同一設定ID511=001となる。また、識別情報ID501=001の作業履歴と同一の条件で実行された作業履歴としては、識別情報ID501=004、005の作業履歴が存在する。したがって、識別情報ID501=004、005の作業履歴には、同一設定ID511として001が設定される。このように、同一の条件で実行した作業履歴が複数存在する場合は、同一の条件で実行された他の作業履歴の同一設定ID511を、自身の同一設定ID511として設定する。一方、識別情報ID501=002の場合、自身の作業履歴と同一の条件で実行された作業履歴が他に存在しない。この場合は、自身の識別情報ID501を自身の同一設定ID511と設定する。すなわち、識別情報ID501=002の場合、同一設定ID511=002となる。このようにして、図5に示すように同一設定ID511が設定される。
測色作業履歴選択部312が上述した判断フローを実行することにより、同一設定があるか否かが判断されて、所定の同一設定ID511が付与される。そして、同一設定ID511を元に図4に示す履歴タブ402に測色作業履歴を表示する。具体的には、同一設定ID511が同一である場合は、測色作業の設定が同一のものとして集約して表示する。これにより、同一設定の作業履歴は、図4に示す履歴タブ402の測色作業履歴411のように表示される。一方、同一設定の測色作業履歴がない測色作業履歴は、履歴タブ402にそれぞれ表示される。
上述した手順により、測色作業履歴選択部312は、履歴タブ402に一覧表示する履歴をリストアップする際に、図5に示した測色作業履歴テーブルのデータに基づいて図6に示す判断フローを実行する。図6に示す判断フローは、恒久的に履歴タブ402に表示する情報を作成するものではなく、履歴タブ402が表示される場合に実行される。
このように、履歴タブ402には、設定条件の履歴が表示されることにより、オペレーターが履歴の再利用をする際に選択指示が容易になる。具体的には、同一設定条件がある履歴と、同一設定条件がない履歴を容易に識別することができるため、履歴の再利用をする場合の選択指示が容易になる。
図7は、図5に示した測色作業履歴テーブルの各履歴の温度/湿度をグラフ上に表示した図である。横軸は温度T(℃)を示し、縦軸は湿度H(%)を示す。図中において白丸は、現在の実行環境であり、温度23℃で湿度55%である。その他の黒丸は、図5に示した測色作業履歴テーブルの各履歴の測色作業時の実行環境である。黒丸に付した「001」等の情報は、図5に示した測色作業履歴テーブルの識別情報ID501である。同一設定ID511が001である履歴は、同一設定ID511が001である黒丸704、同一設定ID511が004である黒丸705、同一設定ID511が005である黒丸706である。そして、実行環境は所定の温度範囲毎、所定の湿度範囲毎に複数の領域に区分けされている。現在の実行環境又は履歴の実行環境がいずれの領域に存在しているかということは、ホストPC101が印刷装置から取得してRAM207に記憶している。図7に示すように、現在の実行環境703は、20≦T<25、50≦H<70の領域Aに存在している。なお、区分けの際の閾値については、例えば、RAM207に記憶されており、この閾値の設定は、設計時に変更してもよく、また、使用者が適宜変更してもよい。
ここで、測色作業実行環境判断部313がメッセージ表示部409にメッセージを通知する際の履歴実行環境判断フローを図8に示す。
測色作業履歴選択部312において測色作業履歴が選択されると、測色作業履歴選択部312は、選択された測色作業履歴の識別情報ID501を測色作業実行環境判断部313に通知する。測色作業実行環境判断部313は、この測色作業履歴選択部312の通知によって履歴実行環境判断フローを開始する(ステップ801)。なお、図4で選択された測色作業履歴411には3つの作業履歴が集約されており、各作業履歴の識別情報ID501は、それぞれ001、004、005である。したがって、測色作業実行環境判断部313には、測色作業履歴選択部312から001、004、005と通知される。
ステップ802で、測色作業履歴選択部312から通知された識別情報ID501が複数であるか否かを判断する。ステップ802で、複数と判断した場合は、ステップ803に進む。ステップ802で、複数と判断されなかった場合は、ステップ804に進む。
ステップ803で、後述するステップ805の判定で使用する閾値を所定の値に設定する。ここでいう閾値とは、後述する通知をするか否かを判断するのに使用するものであり、現在の実行環境の存在する領域に含まれる履歴数の割合の閾値である。例えば、現在の実行環境の存在する領域に含まれる履歴数の割合が70%を閾値として設定する。
ステップ804で、選択された実行環境の領域Aに含まれる割合は100%と設定する。ステップ801において測色作業履歴選択部312から通知された履歴が1つであるためである。
ステップ805では、測色作業履歴選択部312から通知された履歴が実行環境の存在する領域に含まれる割合がステップ803で設定された閾値以上であるか否かを判定する。通知された履歴が実行環境の存在する領域に含まれる割合が閾値以上であればステップ807へ進み、終了する。通知された履歴が実行環境の存在する領域に含まれる割合が閾値未満であればステップ806へ進む。例えば、現在の実行環境が703である場合、実行環境の領域はAである。したがって、測色作業履歴選択部312から001、004、005が通知された場合、領域Aには001のみ存在しているので、領域Aに含まれる割合は1/3(約33%)となる。そして、ステップ803では、閾値が70%と設定されているので、33%(領域Aに含まれる割合)<70%(所定の割合)であり、閾値以上ではない(閾値未満)であると判定されて、ステップ806へ進む。なお、ステップ803において、閾値が100%と設定されている場合は、複数の履歴のすべてが領域Aに含まれている場合以外は、すべてステップ806へ進むことになる。
ステップ806で、測色作業履歴選択部312から通知された履歴と、現在の実行環境の領域Aとの相違を通知する。例えば、図4の測色作業情報表示部406のメッセージ表示部409では、「現在の実行環境は、履歴の実行環境と異なりますので設定を再確認してください。」のように通知することで、オペレーターに履歴再利用時の注意点を通知し、ステップ807へ進み、終了する。なお、特に図示していないが、オペレーターは、履歴再利用時の注意点の結果を確認して、適宜、再利用する履歴を選択しなおしてもよい。
上述したように、測色作業実行環境判断部313は、現在の実行環境と作業履歴の実行環境を比較して相違があるか否かを判断し、相違があると判断した場合は、メッセージ表示部409にメッセージを通知する。すなわち、測色作業実行環境判断部313は、現在の実行環境と作業履歴の実行環境に相違があるという判定結果が得られた場合は、メッセージ表示部409にその情報を通知する。
本実施形態では、同一設定の作業履歴が他に存在しない場合には、現在の実行環境と作業履歴の実行環境が同一であるか否かを判断することになる。一方、同一設定の作業履歴が複数存在する場合には、複数の作業履歴の実行環境が現在の実行環境と一致する割合が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上である場合は相違がない(相違が許容できる)と判断し、閾値未満である場合は相違があると判断する。これにより、オペレーターは、より確実に適切な設定の履歴を再利用することが容易となる。本実施形態において、所定の閾値を設定して、現在の実行環境に含まれる履歴の割合が閾値以上であるか否かを判定したのは、実績の多い実行環境により測色作業を実行すると、適切に測色作業が実行される可能性が高いためである。
測色作業実行環境判断部313の判断処理が終了すると、ホストPC101により、選択された印刷装置に対し、選択された条件設定が自動で設定される。
本実施形態では、所定の測定設定や所定の印刷設定が同一設定の作業履歴を一つにまとめて表示することにより、再利用する作業履歴の識別が容易となる。したがって、作業履歴に同じものがあるか否かを確認する時間を省くことができ、容易に適切な作業履歴を選択して再利用することができる。
また、本実施形態では、測色作業実行環境判断部313は、測色作業履歴記憶部308の履歴を再利用して測色作業を開始する場合、現在の実行環境と履歴の実行環境との相違があるか否かを判断する。そして、相違がある場合は、履歴を再利用する場合の注意点をオペレーターに通知する。これにより、オペレーターが測色作業履歴記憶部308の履歴を再利用する場合、作業履歴の実行環境と現在の実行環境の相違を容易に判断することができる。現在の実行環境と履歴の実行環境との相違点の情報は、適切な測色を行うために有効な情報である。例えば、測色作業の乾燥条件は、用紙種類、温度、湿度等によって異なるためである。したがって、履歴を再利用する場合の注意点をオペレーターに通知することにより、オペレーターはより適切な設定により測色作業を実行することができる。
(実施形態2)
図5及び7を用いて本実施形態について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については説明を省略する。
実施形態1では、図6のステップ607において、同一設定ID511を用いて履歴の設定が同一か否かを判断する際に、開始日時502、用紙種類503、カラーチャート504、印刷品質505、光源506、視野角507、及びタスク名508の各種条件設定が一致しているか否かを判断したが、本実施形態では、実行環境設定が一致しているか否かを判断する。ここでいう実行環境設定とは、具体的には、温度/湿度510である。
ここで、図7を用いて温度/湿度510の実行環境設定が同一か否かの判断方法について説明する。なお、本実施形態で用いる履歴の実行環境設定は、オペレーターが選択できる設定項目ではなく、測色管理プログラム108によって測色作業履歴記憶部308に記録された情報である。
図7に示した履歴の温度/湿度のグラフでは、識別情報ID501が001の作業履歴の温度/湿度は、領域Aに存在する。領域Aに存在する他の作業履歴は存在しないため、ステップ607で、識別情報ID501が001の履歴と同一設定が存在しないと判断する。そして、識別情報ID501が001の作業履歴のみが、同一設定ID511が001と設定される。
一方、識別情報ID501が002の作業履歴は、領域Bに存在する。識別情報ID501が002の作業履歴は、同一設定ID511を002と設定する。そして、領域Bには、識別情報ID501が003の作業履歴が存在するため、ステップ607で、識別情報ID501が002の履歴と同一設定が存在すると判断する。そして、ステップ608で、識別情報ID501が003の作業履歴の同一設定ID511は、識別情報ID501が002の作業履歴の同一設定ID511と同じ002とする。
識別情報ID501が004の作業履歴は、領域Cに存在する。そして、領域Cには、識別情報ID501が004、005、006、007の作業履歴が存在する。したがって、ステップ607で、識別情報ID501が004、005、006、007の作業履歴は、同一設定ID511はいずれも004となる。
以上のようにして同一設定ID511を設定する。この同一設定ID511に基づいて、図4に示した履歴の一覧と同様に、同一の実行環境にある履歴を明示すればよい。これにより、オペレーターは、同一環境で実行された履歴を容易に識別可能となる。オペレーターが現在の実行環境に近い履歴を選択することで、現在の実行環境に近い履歴が複数明示されるので、選択された実行環境と同一環境の実行履歴をもつ履歴の再利用が容易になる。
(他の実施形態)
以上、実施形態に基づいて発明を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、測色管理プログラム108がホストPC101で動作するものとしていたが、印刷装置102、印刷装置103、印刷装置104で動作するものであってもよい。
また、履歴情報として記憶される情報は、図5に示した測色作業履歴テーブルの情報に制限されるものではない。例えば、色認証を行う場合は、履歴情報として記憶される情報として、認証条件となる平均色差の値、最大色差の値、色差算出方法、比較対象のデータ名などが挙げられる。
実施形態1では、測色作業履歴選択部312により履歴が選択された場合に、測色作業実行環境判断部313により図8に示す判断フローにより実行環境の判断を行ったが、測色作業お気に入り選択部311によりお気に入りが選択された場合も同様に判断を行ってもよい。
また、実施形態1では、測色作業を再利用する際に、作業履歴又はお気に入りを選択して設定できるようにしたが、勿論、測色作業お気に入り記憶部309や測色作業お気に入り選択部311を備えていなくてもよい。
上述した実施形態では、用紙種類503、カラーチャート504、印刷品質505、光源506、及び視野角507を同一設定か否かを判断する情報として用いたが、同一設定か否かを判断する情報はこれに限定されるものではない。同一設定か否かを判断する情報として、例えば、オペレーターが設定できる各種設定の情報を用いることができる。印刷設定として、パッチサイズ、用紙サイズ、印刷画質、ロール紙印刷時の用紙カット指定などが管理される場合、これらを比較の判断に用いる情報に含めてよい。印刷画質としては、例えば、文字・線画、オフィス文書、プルーフ、写真のような設定が挙げられる。パッチサイズは、カラーチャート内の各データが印字される際の矩形画像のサイズであり、例えば、標準パッチサイズ、大きいバッチサイズ等の設定が挙げられる。用紙カット指定としては、印刷後にロール紙をカットする/しない、又は切り取り線を印刷する等の設定が挙げられる。また、任意の画像を印刷データに含める場合は、画像ファイル名、画像の印刷サイズ、画像の用紙上での配置、画像の回転、画像の拡大縮小等が画像設定として管理される場合、これらを同一設定か否かを判断する情報に含めてもよい。画像の用紙上での配置は、例えば、用紙に対して、画像を左寄せ、中央寄せ、右寄せ、のように配置する設定が挙げられる。色変換のON/OFF、入出力ICCプロファイルの指定、マッチングを実行するモジュールの指定、マッチング方法の指定、任意の画像に対するICCプロファイルの指定などが色変換の設定として管理される場合、これらを同一設定か否かを判断する情報に含めてもよい。送風乾燥/自然乾燥の指定、乾燥時間の指定などが乾燥条件の設定として管理される場合、これらを同一設定か否かを判断する情報に含めてもよい。さらに、UVカットの有無等が測色条件の設定として管理される場合、これらを同一設定か否かを判断する情報に含めてもよい。平均色差の値、最大色差の値、色差算出方法、比較対象のデータ名などが色認証の認証条件として管理される場合、これらの設定を同一設定か否かを判断する情報に含めてもよい。
実施形態1では、温度と湿度に基づいて複数の領域に区分けし、現在の実行環境がいずれの領域に含まれるかに基づいて、履歴の実行環境と現在の環境の相違があるか否かを判断した。また、実施形態2では、温度と湿度に基づいて複数の領域に区分けし、作業履歴が同一設定であるか否かを判断した。しかしながら、実行環境における温度や湿度の同一性の判断はこれに限定されるものではない。例えば、履歴の実行環境と現在の実行環境の相違があるか否かの判断は、作業履歴の実行環境と現在の実行環境との差に基づいて、行うようにしてもよい。具体的には、例えば、実行環境として温度及び湿度の相違を判定する場合、作業履歴の実行環境の温度と実行環境の温度の差が5℃以内且つ作業履歴の実行環境の温度と実行環境の湿度の差異が20%以内であれば、相違がないと判定するようにしてもよい。これにより、より正確に現在の実行環境と作業履歴の環境に相違があるか否かを判定することができる。温度と湿度に基づいて作業履歴が同一設定であるか否かについて判断する場合も同様である。
図8では、設定条件が同一であるか否かを判定した後に、現在の実行環境に含まれる履歴の割合が閾値未満である場合は、履歴の実行環境と現在の実行環境との相違があると通知するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、複数の同一設定の作業履歴が存在する場合は、環境条件が同一設定の作業履歴が1以上あるときは、通知をしないように設定してもよく、さらに、設定条件及び環境条件が同一設定の作業履歴をオペレーターに通知するようにしてもよい。
また、実施形態1では、用紙種類503等の設定条件が同一であれば同一設定であると判断し、実施形態2では、温度及び湿度等の環境条件が所定の範囲内であれば同一設定であると判断したが、勿論、同一設定か否かを判断する際に設定条件及び環境条件の両者をすべて判断するようにしてもよい。この場合は、例えば、設定条件が同一設定か否かを判断した後に環境条件が同一設定のものが存在するか否かを判断すればよい。
また、測色作業の履歴情報の表示方法は、図4に示すものに限定されるものではない。図4では、履歴タブ402において測色作業の設定が同一のものは、測色作業履歴411のように集約して表示するようにしたが、同一設定の測色作業履歴は集約せずに、例えば、図9を用いて説明する方法により明示するようにしてもよい。図9は、他の実施形態に係る履歴表示部の一例を示す図である。なお、履歴表示部以外の構成については、実施形態1と同様であるので説明を省略する。
図9において、測色作業履歴901、測色作業履歴902、測色作業履歴903は、測色作業の条件が同一設定であり、他の測色作業履歴は条件が同一設定のものが存在しない。この場合、例えば、測色作業履歴901が選択されると、図9に示すように、選択された測色作業履歴901に下線部が表示されると共に、同一設定である測色作業履歴901、測色作業履歴902、測色作業履歴903の日付情報の先頭に*印を付加して表示する。これにより、測色作業履歴901、測色作業履歴902、及び測色作業履歴903が同一設定であることを明示する。一方、例えば、測色作業履歴904が選択されると、同一設定のものは存在しないため*印は表示されない。このように、同一設定の測色作業履歴を明示することにより、オペレーターは同一設定の作業履歴と同一設定ではない作業履歴を容易に識別することができる。したがって、再利用する作業履歴の選択指示が容易になる。
実施形態1及び2では、ホストPC101が複数の印刷装置を管理対象とするシステムについて説明したが、管理対象とする印刷装置は1台であってもよい。また、ホストPC101が管理対象となっている印刷装置の制御するものとしたが、印刷装置自身がホストPC101と同様の構成を備えるものとしてもよい。
また、実施形態1及び2では、ホストPC101のディスプレイ203に、管理対象となる印刷装置の作業履歴を表示するようにしたが、印刷装置がディスプレイ等を備える場合はそのディスプレイに作業履歴を表示するようにしてもよい。
上述した実施形態では、印刷装置を管理するシステムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像データに応じた画像を表示する画像表示装置、画像データを通信可能に接続された他の装置に送信する画像送信装置、および画像データを所定の保存先に保存する画像保存装置などの各種画像出力装置の情報処理に適用することができる。さらに、実施形態1及び2では、処理として測色処理を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、処理を実行する際に多数の条件を設定する場合に、作業履歴を再利用するのに特に有用である。すなわち、上述したような画像出力装置では、処理を実行する際に多数の条件が設定されるため、本発明は特に有効である。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
101 ホストPC
102 印刷装置
103 印刷装置
104 印刷装置
108 測色管理プログラム
302 測色作業管理部
303 測色作業実行部
306 印刷装置選択部
307 測色作業履歴提示部
308 測色作業履歴記憶部
309 測色作業お気に入り記憶部
310 測色作業開始部
314 測色作業利用部
315 測色作業制御部

Claims (6)

  1. 複数の設定を含む処理の作業履歴を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された作業履歴を提示する提示手段と、
    前記提示手段に提示された作業履歴のうち少なくとも一つを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された作業履歴の設定を再利用した処理を実行させる実行制御手段と、
    を備え、
    前記提示手段は、同一設定の作業履歴が複数存在する場合に当該作業履歴を認識可能に提示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、前記実行制御手段は、前記選択手段による作業履歴の選択をトリガとして自動で作業履歴の設定を再利用した処理を実行させることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記設定は、条件設定及び実行環境設定のうち少なくとも一方であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    現在の実行環境と作業履歴の実行環境に相違があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記相違についての情報を提示する提示手段と、をさらに備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 複数の設定を含む処理の作業履歴を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された作業履歴を提示する提示工程と、
    前記提示工程において提示された作業履歴のうち少なくとも一つを選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された作業履歴の設定を再利用した処理を実行させる実行制御工程と、
    を備え、
    前記提示工程は、同一設定の作業履歴が複数存在する場合に当該作業履歴を認識可能に提示することを特徴とする情報処理方法。
  6. 請求項5に記載の情報処理方法をコンピュータにより実行することを特徴とするプログラム。
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