JP2021103450A - 管理装置、管理システム、方法およびプログラム - Google Patents

管理装置、管理システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像出力装置のグループ化に用いられた情報を提示可能な管理装置を提供する。【解決手段】管理装置は、画像出力装置から、当該画像出力装置に給紙されている用紙の用紙種別と、当該用紙種別の用紙に対する印刷において印刷対象のデータに所定の補正が行われるか否かを示す情報とを取得する。複数の画像出力装置のそれぞれから取得された用紙種別と情報に基づいて、当該複数の画像出力装置の少なくとも一部をグループ化し、グループ化された画像出力装置と、該画像出力装置のグループに対応する用紙種別または情報を表示する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像出力装置を管理する管理装置、管理システム、方法およびプログラムに関する。
一般的に、プリンタなどの画像出力装置を用いて印刷を行う場合、印刷に使用するインク色の構成や給紙用紙によって、出力される色味が変化する。一方、プリンタが使用している記録ヘッドの個体差や経年劣化によって、インクの吐出量が変化する。インクの吐出量の変化に対して、給紙用紙上の色味をプリンタ間で同一に保つための方法として、プリンタ毎に、入力された画像データを補正するキャリブレーションが知られている。複数のプリンタを、出力される色味毎にグループ管理するために、例えば、各プリンタから以下のような色補正情報を取得する。
・インク色の構成
・給紙用紙に関する情報
・キャリブレーションの実行状態
特許文献1には、管理対象の画像出力装置から、インク色の構成や給紙用紙に関する情報、キャリブレーションの実行状態を取得し、その取得した情報に基づいて、複数の画像出力装置を色味毎にグループ管理する管理システムが記載されている。
特開2013−214269号公報
しかしながら、特許文献1のように画像出力装置から取得された情報によりグループが行われたとしても、そのグループ化に用いられた情報をユーザが十分認識できない可能性がある。
本発明は、画像出力装置のグループ化に用いられた情報を提示可能な管理装置、管理システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る管理装置は、画像出力装置と通信可能な管理装置であって、前記画像出力装置から、当該画像出力装置に給紙されている用紙の用紙種別と、当該用紙種別の用紙に対する印刷において印刷対象のデータに所定の補正が行われるか否かを示す情報とを取得する取得手段と、前記取得手段により複数の画像出力装置のそれぞれから取得された前記用紙種別と前記情報に基づいて、当該複数の画像出力装置の少なくとも一部をグループ化するグループ化手段と、前記グループ化手段によりグループ化された画像出力装置と、該画像出力装置のグループに対応する前記用紙種別または前記情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像出力装置のグループ化に用いられた情報を提示することができる。
色補正管理システムの構成を示す図である。 画像出力装置のハードウェア構成を示す図である。 管理PCのハードウェア構成を示す図である。 色補正管理システムの機能ブロックを示す図である。 画像出力装置DBに記憶されたデータを示す図である。 色補正状態管理システムの表示画面を示す図である。 画像出力装置DB内の情報を更新する処理を示すフローチャートである。 画面を表示する処理を示すフローチャートである。 管理PCに表示される画面を示す図である。 管理PCに表示される画面を示す図である。 管理PCに表示される画面を示す図である。 管理PC上で画面を表示するための処理を示すフローチャートである。 管理PCに表示される画面を示す図である。 管理PC上で画面を表示するための処理を示すフローチャートである。 管理PCに表示される画面を示す図である。 管理PC上で画面を表示するための処理を示すフローチャートである。 画像出力装置に表示される画面を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1実施形態]
本実施形態では、複数台の画像出力装置(印刷装置)の色味を一定に保つための色補正管理システムを説明する。色補正管理システムでは、各画像出力装置に設定されている給紙用紙に関して、画像出力装置のキャリブレーションの状態が監視される。キャリブレーションの実行の際には、画像出力装置に搭載された濃度センサにより、印刷が行われた用紙の測定が行われる。ここで、測定とは、例えば、印刷されたカラーチャートの濃度の読取りである。そして、その測定結果から記録ヘッドの特性が検出され、インク吐出量を基準値に合わせることにより、画像出力装置間での色味が統一される。
画像出力装置の印刷で用いられる用紙は、キャリブレーションが実行可能な用紙(キャリブレーション実行可能用紙)とキャリブレーションが実行不可な用紙(キャリブレーション実行不可用紙)の2種に大別される。キャリブレーション実行可能用紙は、当該用紙種別に対応するキャリブレーションを実行可能な用紙であり、例えば、厚口コート紙、フォト光沢紙等、キャリブレーションに対応した用紙として予め定められている。一方、キャリブレーション実行不可用紙は、キャリブレーションが実行不可な用紙であり、例えば、特殊コーティングが行われている用紙である。
キャリブレーションの実行結果は、キャリブレーション実行可能用紙、キャリブレーション実行不可用紙の各々に適用可能である。キャリブレーション実行可能用紙に対して、当該用紙種別に対応するキャリブレーションを実行する場合には、当該用紙種別に対応したキャリブレーション実行結果が適用される。一方、キャリブレーション実行不可用紙に対してキャリブレーションを実行する場合には、キャリブレーション実行可能用紙のキャリブレーション実行結果、例えば、全ての用紙種別に共通のキャリブレーション実行結果が適用される。
本実施形態の色補正管理システムでは、管理対象の画像出力装置群のそれぞれから、キャリブレーションの適用状態、インク構成情報、給紙されている給紙用紙情報を取得し、画像出力装置をグループ化し、上記の各情報とともに表示する。そのような構成により、どのような構成の画像出力装置であれば色味が統一されるかという運用情報をユーザに容易に認識させることができる。
図1は、本実施形態における色補正管理システムの構成の一例を示す図である。管理対象の画像出力装置101、102、103それぞれは、インクジェット記録方式により記録媒体に記録を行うプリンタである。例えば、画像出力装置101〜103は、各用紙種別のロール紙に対して印刷を行うインクジェットプリンタである。以下、特に断らない限り、画像出力装置101を画像出力装置101〜103の代表として説明する。画像出力装置101は、各用紙種別に対応しており、キャリブレーション機能を有する。管理PC100は、管理対象の画像出力装置について、給紙中の用紙(給紙用紙)に関するキャリブレーション実行状態を通知する機能と、画像出力装置をグループ化して管理PC100の画面上に表示する機能を有する。管理対象の画像出力装置と管理PC100は、ネットワーク104を介して相互に通信可能に接続されている。なお、図1では、画像出力装置が3台示されているが、図示した数に限られない。また、管理PC100についても1台としたが複数であっても良い。即ち、本実施形態では、管理PC100は、単体により本実施形態の動作を実現する構成と、複数台により本実施形態の動作を実現する構成とを含む。
図2は、画像出力装置101のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU200は、画像出力装置101の内部を統括的に制御する。本実施形態における画像出力装置101の動作は、例えば、CPU200がROM201のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等、あるいは外部メモリ208に記憶された制御プログラム等を読み出して実行することにより実現される。CPU200は、システムバス203を介して印刷部インタフェース(I/F)205に接続される印刷部(プリンタエンジン)207に画像信号を出力する。CPU200は、通信I/F204を介して管理PC100との間の通信処理を実行可能であり、例えば、画像出力装置101内の情報を管理PC100に通知する。また、CPU200は、通信I/F204を介して印刷部207に出力するための(即ち印刷対象の)データを外部より受信可能である。
RAM202は、CPU200の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張可能なように構成されても良い。なお、RAM202は、例えば、印刷部207への出力情報を展開する出力情報展開領域、環境データ格納領域として用いられる。ハードディスク(HDD)、ICカード等の外部メモリ208は、メモリコントローラ206によりアクセス制御される。外部メモリ208は、オプションとして接続可能であり、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ、画像出力装置101に登録された用紙に関する情報や、用紙属性情報などを記憶する。また、操作部209は、例えばパネル等の表示部を備え、ユーザインタフェース画面等、各種情報を表示する。なお、画像出力装置101は、図2の構成に限られず、画像出力装置101で実行可能な機能に応じたブロックを適宜含み得る。
図3は、管理PC100のハードウェア構成の一例を示す図である。コントローラ307は、管理PC100の内部を統括的に制御するブロックであり、CPU300、ROM301、RAM302、キーボードコントローラ304、ディスプレイコントローラ305、ディスクコントローラ306、通信I/F311を含む。
CPU300は、メインバス303に接続されているコントローラ307内部の各部を制御する。本実施形態における管理PC100の動作は、例えば、CPU300が、ディスクコントローラ306を介して外部メモリ310から制御プログラム等を読み出して実行することにより実現される。外部メモリ310には、制御プログラム、システムプログラム、アプリケーションプログラム等の各種プログラムが記憶されている。CPU300は、例えば、RAM302に読み出した各種プログラムを実行してデータ処理や、ディスプレイ309の表示制御を行う。また、CPU300は、ROM301から、上記の制御プログラム等を読み出すように構成しても良い。なお、CPU300は、ASICなどの専用のハードウェアプロセッサであっても良い。ディスクコントローラ306は、FD、HD、CD−ROM、DVD−ROM、MD、MO等の外部メモリ310とのアクセスを制御する。RAM302は、CPU300の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張可能なように構成されても良い。キーボードコントローラ304は、キーボード308や、不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。ディスプレイコントローラ305は、ディスプレイ309の表示を制御する。CPU300は、通信I/F311を介して外部のネットワークとの間の通信処理を実行可能である。CPU300は、通信I/F311を介して画像出力装置101との通信が可能であり、例えば、画像出力装置101内の情報を取得したり、画像出力装置101に対してキャリブレーションの実行を指示することが可能である。
図4は、管理PC100及び画像出力装置101における色補正管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。まず、画像出力装置101における機能ブロックについて説明する。ROM201等の記憶領域には、インク構成情報記憶部407と用紙情報記憶部408が構成されている。インク構成情報記憶部407は、画像出力装置101での印刷に用いられるインク色の構成をインク構成情報として記憶する。例えば、インク構成情報として、「8色」、「12色」といった色数の情報が、使用可能なインク色とともに記憶される。用紙情報記憶部408は、画像出力装置101での印刷に用いられる用紙種別毎の用紙情報を記憶する。即ち、用紙情報記憶部408には、画像出力装置101がサポートしている複数の用紙種別を示す情報が記憶されている。例えば、用紙情報として、「厚口コート紙」、「フォト光沢紙」といった情報が記憶される。キャリブレーション実行部409は、用紙情報記憶部408に記憶された用紙情報を用いてキャリブレーションを実行する。具体的には、キャリブレーション実行部409は、所定のパッチ(カラーチャート)の印刷を印刷部207に行わせる。そして、ユーザが不図示の濃度センサを用いてパッチの測色を行い、キャリブレーション実行部409に測色結果が入力される。そしてキャリブレーション実行部409は、キャリブレーション目標値に対する補正値を算出する。キャリブレーション実行部409での実行結果(例えば補正値)は、上述のようにユーザが選択した用紙種別に対応するキャリブレーション情報としてキャリブレーション情報記憶部410に格納される。そのため、上述の処理が複数の用紙種別に対して実行された場合、用紙種別毎に補正値がキャリブレーション情報記憶部410に記憶される。そして、画像出力装置101がある用紙種別を指定する印刷ジョブを受信した場合、キャリブレーション情報記憶部410において当該用紙種別に対応して記憶されている補正値により、印刷対象のデータに対して補正を行うことにより、印刷が実行される。ここで、印刷対象のデータとは、例えばRGB画像に対して色空間変換が実行されたCMYK色空間の画像である。
なお、この補正値が管理PC100に送信され、管理PC100において、印刷対象のデータに対する補正が行われてもよい。或いは、測色機による測色の結果が、管理PC100に入力され、管理PCの例えばキャリブレーション実行部405で補正値が計算されてもよい。そして、キャリブレーション実行部405により当該補正値による補正が行われてもよいし、当該補正値が画像出力装置101に送信され、キャリブレーション実行部409により補正が行われてもよい。
次に、管理PC100における機能ブロックについて説明する。画像出力装置データベース(DB)400は、画像出力装置101を管理PC100で統合管理するための各種設定値(パラメータ)を記憶する。画像出力装置管理部401は、ネットワーク104上で画像出力装置101を探索し、画像出力装置101から、画像出力装置DB400で統合管理するための各種設定値を取得する。画像出力装置管理部401により取得された各種設定値は、画像出力装置DB400に格納される。色補正状態グループ管理部402は、画像出力装置管理部401により取得された各種設定値に基づいて、色補正の状態(色味に対応)が同一である画像出力装置の組み合わせを抽出する。色補正状態グループ管理部402により抽出された画像出力装置の組み合わせの情報は、画像出力装置管理部401に伝達される。
用紙状態監視部403は、画像出力装置101のキャリブレーション情報記憶部410に記憶されている情報、例えばキャリブレーション実行部409による実行結果を取得する。用紙状態監視部403により取得された情報は、画像出力装置DB400に格納される。キャリブレーション実行部405は、画像出力装置DB400を監視し、必要に応じて画像出力装置101に対してキャリブレーションの実行を指示する。キャリブレーション実行部405は、例えば、メインメニュー上のキャリブレーション実行指示をユーザから受け付けた際に、画像出力装置101に対してキャリブレーションの実行を指示する。キャリブレーション実行キューDB406は、キャリブレーション実行に関する情報、例えば、管理対象の画像出力装置ごとのキャリブレーションの実行状況を保持する。
通知部404は、画像出力装置管理部401、用紙状態監視部403、キャリブレーション実行部405からの情報に基づいて、管理PC100上または他の端末に対して、所定の情報を通知する。例えば、キャリブレーション実行部405は、キャリブレーション実行キューDB406で管理されているキャリブレーションの実行が失敗したことを示す失敗通知情報を生成する。その場合、通知部404は、キャリブレーション実行部405が生成した失敗通知情報を例えばディスプレイ309上に通知する。また、例えば、用紙状態監視部403は、用紙に対するキャリブレーションの適用状態の情報を生成する。その場合、通知部404は、用紙状態監視部403により生成された適用状態の情報を、ディスプレイ309上に通知する。
図5は、画像出力装置DB400に記憶された各種設定値の一例を示す図である。画像出力装置DB400に記憶される各種設定値は、画像出力装置101の色補正の状態を管理PC100上で管理するためのデータである。管理対象端末500は、管理対象の画像出力装置101を識別する識別情報である。管理対象端末500ごとに、デバイス名501、デバイスアドレス502、インク構成情報503、給紙用紙情報504、適用状態505が、管理PC100上で一元的に管理される。
デバイス名501は、画像出力装置101に対して、ユーザが任意に設定可能なデバイス名であり、画像出力装置管理部401により画像出力装置101から取得され、画像出力装置DB400に格納される。デバイスアドレス502は、画像出力装置101のネットワーク上のアドレス(IPアドレス等)であり、画像出力装置管理部401により画像出力装置101から取得され、画像出力装置DB400に格納される。インク構成情報503は、画像出力装置101で用いられるインク色の構成を示しており、画像出力装置管理部401により画像出力装置101から取得され、画像出力装置DB400に格納される。
給紙用紙情報504や適用状態505は、画像出力装置101に給紙中の用紙に対してキャリブレーションを実行する際に参照される。給紙用紙情報504は、画像出力装置管理部401により画像出力装置101から取得される、給紙中の用紙に関する用紙情報である。給紙用紙情報504には、例えば、キャリブレーション実行可能用紙やキャリブレーション実行不可用紙といった、用紙種別に関する情報が設定される。なお、給紙用紙情報504は、画像出力装置101に用紙が給紙された際に、画像出力装置101に登録され、その登録された情報が画像出力装置管理部401に取得される。その登録の方法として、例えばユーザが画像出力装置101に用紙を給紙する操作を行ったときに、用紙情報記憶部408に記憶されている情報が示す複数の用紙種別が表示される。そして、ユーザが、その複数の用紙種別のうちの、給紙を行った用紙の用紙種別を選択することで登録が行われる。もしくは、画像出力装置101が不図示の用紙種別センサを備え、用紙が給紙された際にそのセンサにより検出された用紙種別が登録されてもよい。
適用状態505は、給紙用紙情報504が示す用紙種別が印刷ジョブで指定された場合(つまり当該用紙種別の用紙に対する印刷において)に印刷対象のデータに対して補正が行われるか否かを示す情報である。具体的には、適用状態505(色補正情報)は、用紙状態監視部403により画像出力装置101から取得される情報であり、キャリブレーションの実行状態に関する情報である。例えば、適用状態505には、“適用済”、“未適用”、“データなし”のいずれかが設定される。例えば、給紙中、その用紙について1度でもキャリブレーションが実行された場合には“適用済”と設定される。また、給紙中、その用紙はキャリブレーション実行可能用紙であるものの、その用紙についてはまだキャリブレーションが実行されていない場合には“未適用”と設定される。また、給紙中の用紙はキャリブレーション実行不可用紙である場合には“データなし”と設定される。適用状態505が“適用済”の場合、キャリブレーションに基づく補正が行われ、“未適用”または“データなし”の場合、当該補正は行われない。画像出力装置DB400に記憶されているデータは、設定値毎に別ファイルやDBで管理されても良いし、他の設定値が画像出力装置DB400に含まれていても良い。
図6は、管理PC100のディスプレイ309に表示される色補正管理システムの表示画面の一例を示す図である。画面600に示されるように、画像出力装置DB400に格納されたデータを用いて画像出力装置がグループ化されて管理される。画面600は、プリンタ一覧表示部601、用紙種類表示部602、用紙情報表示部603、プリンタ一覧表示部601を更新する更新ボタン604、キャリブレーション実行ボタン605、を含んで構成される。プリンタ一覧表示部601には、画像出力装置DB400に記憶されている、画像出力装置のデバイス名501及びデバイスアドレス502が一覧表示される。
本実施形態では、インク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505が同一である画像出力装置は、グループ化され、上記の各情報とともに表示される。各色補正状態グループ(以下、単にグループ)について、インク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505を含んで構成されるグループの色補正情報606が表示される。本実施形態では、プリンタ一覧表示601において、画像出力装置のデバイス名501及びデバイスアドレス502を一覧表示するようにしたが、デバイス名501のみを表示しても良いし、プリンタに関する他の情報を表示するようにしても良い。なお、インク構成情報503、給紙用紙情報504、適用状態505の全てが上述のプリンタのグループ化や表示に用いられてもよいし、それらの一部が用いられてもよい。
例えば、給紙用紙情報504、適用状態505によりプリンタのグループ化が行われて、またそれらの情報が表示されたとする。この場合、ユーザは、同一の用紙種別について、キャリブレーションに基づく補正を行わせて印刷を行わせることが可能な複数のプリンタを容易に認識することができる。即ち、ユーザは、同様の色味により印刷を実行させることが可能な複数のプリンタを容易に認識し、その複数のプリンタから所望のプリンタを容易に選択することができる。一方、当該グループのものとは異なる用紙種別の用紙が給紙されているプリンタや、同一の用紙種別であってもキャリブレーションが未実施のプリンタについては、当該グループに含まれない。そのため、当該グループとは異なる色味で印刷される可能性のあるプリンタを、ユーザは容易に認識することができる。
さらに、図6の例では、画像出力装置101のインク構成情報によってもグループ化が行われ、またそのインク構成情報が表示される。そのためユーザは、同様の色味により印刷されるプリンタのグループを、より正確に認識することができる。
ユーザは、画面600上での操作により、プリンタ一覧表示部601上の特定のグループに対して、画像出力装置を追加することができ、また、プリンタ一覧表示部601上の画像出力装置を選択して特定の画像出力装置を管理対象から削除することもできる。例えば、画面600上の所望の色補正情報606や画像出力装置のデバイス名501を選択すると、メニューウィンドウを表示するようにし、「追加」や「削除」の項目の選択を受付けることで上記の操作が実行されるようにしても良い。
また、各グループの色補正情報606には、インク構成情報503、給紙用紙情報504、適用状態505に加えて、プリンタに関する他の情報を表示しても良いし、ユーザが直接編集可能なようにしても良い。各グループの色補正情報606のグループ名についても、自動生成された文字列を表示するようにしても良いし、画像出力装置101から取得された情報が含まれても良いし、表示後にユーザが編集可能であるようにしても良い。
用紙種類表示部602では、プリンタ一覧表示部601において選択された画像出力装置に給紙されている用紙の名称を表示する。用紙情報表示部603では、用紙種類表示部602に表示された用紙に対応する適用状態505に関する所定のメッセージが表示される。例えば、用紙種類表示部602に表示される用紙に対応する適用状態505が“未適用”であれば、用紙情報表示部603上に「色補正情報が最新のものではありません。」というメッセージが表示される。図6では、用紙種類表示部602には、用紙名称のみが表示されているが、用紙の種別や日付情報、複数の用紙の種別情報を表示するようにしても良い。また、用紙情報表示部603には、適用状態505に関するメッセージに加えて、プリンタ名称や日付情報、情報の種類を示すための記号情報を表示するようにしても良い。
更新ボタン604は、画像出力装置管理部401により画像出力装置DB400の更新を実行させるためのボタンである。更新ボタン604の押下により、管理対象の画像出力装置全てを対象として検索および各種設定値の取得が行われ、画面600上の各表示部が最新の状態に更新される。なお、更新ボタン604の押下時に、通信不良等で検索できなかった場合や、給紙中の用紙情報が未設定、もしくは給紙中の用紙がない等の理由で画像出力装置から情報が取得できなかった場合、その画像出力装置についてはプリンタ一覧表示部601上のグループ外の画像出力装置607として表示される。その表示の際には、上記の各ケースを識別可能としても良い。キャリブレーション実行ボタン605は、プリンタ一覧表示部601で選択された画像出力装置に対して、キャリブレーションを実行させるための指示ボタンである。
図7は、管理PC100において実行される、画像出力装置DB400内の各種設定値を更新する処理を示すフローチャートである。図7の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図7の処理は、例えば、更新ボタン604が押下された場合に開始される。
S101において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、画像出力装置101のインク構成情報記憶部407に記憶されているインク構成情報及び用紙情報記憶部408に記憶されている用紙情報を取得する。そして、S102において、CPU300は、S101での情報の取得が成功したか失敗したかを判定する。S102で失敗したと判定された場合、S106において、CPU300は、画像出力装置101からの情報の取得の失敗の旨を表示し、その後、図7の処理を終了する。一方、S102で成功したと判定された場合、S103に進む。
S103において、CPU300は、用紙状態監視部403により、画像出力装置101のキャリブレーション情報記憶部410に記憶されているキャリブレーション情報を取得する。そして、S104において、CPU300は、S103での情報の取得が成功したか失敗したかを判定する。S103で失敗したと判定された場合、S106において、CPU300は、画像出力装置101からの情報の取得の失敗の旨を表示し、その後、図7の処理を終了する。一方、S104で成功したと判定された場合、S105に進む。
S105において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、S101で取得したインク構成情報及び用紙情報を画像出力装置DB400に登録し、用紙状態監視部403により、S103で取得したキャリブレーション情報を画像出力装置DB400に登録する。画像出力装置管理部401により取得された情報とは、例えば、図5のデバイス名501、デバイスアドレス502、インク構成情報503、給紙用紙情報504である。また、用紙状態監視部403により取得された情報とは、例えば、図5の適用状態505である。その後、図7の処理を終了する。
図8は、管理PC100において実行される、画面600を表示する処理を示すフローチャートである。図8の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。また、図8の処理は、例えばメインメニュー上で画面600の表示が指示された際に開始される。
S201において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、画像出力装置DB400から管理対象端末500毎に対応する情報を取得する。そして、S202において、CPU300は、S201での情報の取得が成功したか失敗したかを判定する。S201で失敗したと判定された場合、S211において、CPU300は、情報の取得の失敗の旨を表示し、その後、図8の処理を終了する。一方、S201で成功したと判定された場合、S203に進む。
S203において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、色補正状態グループ管理部402に対して、S201で取得した情報を通知する。そして、S204において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、インク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505に基づいて、画像出力装置をグループ化する。例えば、図5の場合、「12色/用紙A/適用済」に基づいて、プリンタAとプリンタBがグループ化される。また、「8色/用紙A/適用済」に基づいて、プリンタEとプリンタFがグループ化される。また、「8色/用紙C/適用済」に基づいて、プリンタGとプリンタHがグループ化される。
S205において、CPU300は、S204におけるグループ化が少なくとも1つ実行されたか否かを判定する。S205でS204におけるグループ化が少なくとも1つ実行されたと判定された場合、S206に進む。一方、S205でS204におけるグループ化が1つも実行されなかったと判定された場合、S206の処理は行われずにS207に進む。上記の例の場合、グループ化は3つ行われているので、S206に進む。
S206において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、S204で生成された全てのグループについて、画面600上に、所定もしくは任意のグループ名、インク構成情報503、給紙用紙情報504、適用状態505を表示する。S206の後、S207に進む。
S207において、CPU300は、RAM302等の記憶領域に、S201で取得された管理対象端末500の総数分の処理を行うための変数iを確保し、変数iに初期値1を代入する。以降のS208〜S210の処理は、管理対象端末500の総数分、繰り返される。
S208において、CPU300は、着目するi番目の管理対象端末がS206で通知されたいずれかのグループのグループ化条件に合致しているか否かを判定する。例えば、図5のプリンタAは、「インク構成情報503/給紙用紙情報504/適用状態505=12色/用紙A/適用済」のグループ化条件に合致していると判定される。S208でいずれかのグループのグループ化条件に合致していると判定された場合、S209において、CPU300は、S206で表示されたグループのうち、グループ化条件を満たすグループ内に、着目するi番目の管理対象端末のデバイス名501とデバイスアドレス502を設定して表示する。一方、S208でいずれのグループのグループ化条件にも合致していないと判定された場合、S210において、CPU300は、グループ外に、着目するi番目の管理対象端末のデバイス名501とデバイスアドレス502を表示する。例えば、図5のプリンタCは、いずれのグループのグループ化条件にも合致していないと判定され、図6に示すように、グループ外にそのデバイス名501とデバイスアドレス502が表示される。その際、他の要因でグループ外に表示されたデバイス名501及びデバイスアドレス502と識別可能としても良い。
S209とS210の処理後、変数iがインクリメントされ、S208からの処理が繰り返される。変数iがS201で取得された管理対象端末500について全て処理された場合、図8の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、インク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505に基づいて、画像出力装置がグループ化され、色補正情報606とともに表示される。そのような構成により、どのような構成の画像出力装置であれば色味が統一されるかという運用情報をユーザに容易に認識させることができる。
[第2実施形態]
以下、第1実施形態と異なる点について第2実施形態を説明する。第1実施形態では、図6に示すように、色補正情報606毎にグループ化された情報が表示される。本実施形態では、色補正情報606のうち、変更可能な情報と変更不可な情報とを識別可能に表示する。
図9は、本実施形態における画面600の一例を示す図である。図9に示すように、図6の色補正情報606で表示されていた部分が、グループ情報701とグループ情報702とに分かれて表示される。図9では、グループ情報701は、ユーザにより変更不可なインク構成情報503を含む。また、グループ情報702は、グループ名、給紙用紙情報504、適用情報505を含む。グループ名は、ユーザにより編集可能であり、給紙用紙情報504、適用情報505は、ユーザによる用紙の設置やキャリブレーションの実行指示によって変更し得るので、ユーザにより変更不可な情報とされる。
図9の画面600を表示するための処理について説明する。第1実施形態では、図8のS204において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、インク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505に基づいて、画像出力装置をグループ化していた。本実施形態では、S204において、段階的なグループ化を実行する。例えば、まず、管理対象の画像出力装置をインク構成情報503に基づいてグループ化(第1グループ化)する。そして、そのグループ化された各グループをさらに、給紙用紙情報504及び適用状態505に基づいてグループ化(第2グループ化)する。そして、S206において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、S204で生成された全てのグループ(第2グループ化による各グループ)に対して、画面600上にグループ情報701、702を表示する。図9のグループ情報701は、第1グループ化によるグループに対応し、グループ情報702は、第2グループ化によるグループに対応する。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザに対して、設置する用紙の変更等の何らかの操作を行うことによって特定の画像出力装置をグループ化することが可能であるのかといった、グループ化の可/不可の情報を明確に認識させることができる。
なお、上記では、グループ情報701としてインク構成情報503を挙げているが、画像出力装置101の管理の形態によっては、図9に示すようなグループ分けでなくても良い。例えば、給紙用紙情報504をグループ情報701としても良い。また、グループ情報701とグループ情報702の違いを他の形態により表示するようにしても良い。例えば、アイコンや文字列フォントの違いにより表示するようにしても良い。
[第3実施形態]
以下、第1及び第2実施形態と異なる点について第3実施形態を説明する。第1実施形態では、いずれのグループのグループ化条件にも合致しない画像出力装置について、S210でグループ外にデバイス名501とデバイスアドレス502を表示すると説明した。本実施形態では、画面600上でグループ外の画像出力装置が選択されると、上部の各グループへ追加するための条件を表示可能とする。
図10は、本実施形態における画面600の一例を示す図である。図10に示すように、グループ外の画像出力装置607の「プリンタC」が選択されている。その選択に応じて、用紙情報表示部801には、「色補正情報が最新のものではありません。」というグループ外とされた理由(現在の色補正情報)が表示され、さらに、「グループ1への追加条件:キャリブレーションの実行が必要です。」というグループ1に追加するための条件が表示される。そのような構成により、ユーザに対して、グループ化されていない画像出力装置をグループ化するために必要な操作を認識させることができる。
図12は、本実施形態における画面600を表示するための処理を示すフローチャートである。図12の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図12の処理は、画面600上でグループ外の画像出力装置607が選択された際に開始される。
S301において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、各グループについて、インク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505を画像出力装置DBから取得する。
S302において、CPU300は、RAM302等の記憶領域に、S301で取得されたグループの総数分の処理を行うための変数jを確保し、変数jに初期値1を代入する。以降のS302〜S306の処理は、グループの総数分、繰り返される。
S303において、CPU300は、選択された画像出力装置に対応する設定値と、着目するj番目のグループの色補正情報とを比較する。そして、S304において、CPU300は、インク構成情報503が一致するか否かを判定する。S304でインク構成情報503が一致しないと判定された場合、変数jがインクリメントされ、S303からの処理が繰り返される。つまり、インク構成情報503が一致しないということは、ユーザ操作によってのグループ化は不可であるので、以降の処理の対象外とされる。一方、インク構成情報503が一致すると判定された場合、S305に進む。
S305において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、選択された画像出力装置に対応する設定値と、着目するj番目のグループの色補正情報とを比較する。そして、CPU300は、その比較結果から、給紙用紙情報504と適用状態505について差分を抽出する。
S306において、CPU300は、S305で抽出された差分に基づいて、画面600上に表示する。その表示内容は、着目するj番目のグループの色補正情報に合わせるためのメッセージであり、例えば、図10の画面600上で選択された画像出力装置に対応する適用状態505が”未適用”である場合には、「グループ1への追加条件:キャリブレーションの実行が必要です。」とのメッセージが表示される。その後、全てのグループについて処理されると、図12の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、画面600上でグループ外の画像出力装置が選択されると、各グループへ追加するための条件が表示される。そのような構成により、ユーザに対して、グループ化されていない画像出力装置をグループ化するために必要な操作を認識させることができる。
なお、上記では、用紙情報表示部801に、現在の色補正情報および各グループへ追加するための条件が表示されるとして説明した。しかしながら、表示される情報は、図10の表示形態に限られない。例えば、現在の色補正情報を表示せずに、各グループへ追加するための条件のみを表示するようにしても良い。
また、用紙情報表示部801に各グループへ追加するための複数の条件、例えば、第1のグループへ追加するための条件、第2のグループへ追加するための条件が表示された場合には、それらのいずれかの条件を選択可能としても良い。そして、いずれかの条件が選択された場合には、図11の画面900を表示するようにしても良い。画面900には、「プリンタCをグループ1に追加するためには、キャリブレーションの実行が必要です。キャリブレーションを実行しますか?」との確認メッセージが表示される。画面900上でボタン901が押下されると、キャリブレーションが実行される。その際のキャリブレーションの実行は、キャリブレーション実行ボタン605が押下された際の動作と同じである。ボタン901が押下されてキャリブレーションが実行されると、適用状態505が”適用済”となり、グループ1に追加される。
[第4実施形態]
以下、第1〜第3実施形態と異なる点について第4実施形態を説明する。運用上、異なる色補正情報を有するグループ同士を統合して管理するケースがあり得る。そのような場合、本実施形態では、異なるグループ間同士を統合する操作を簡易に実現することができる。
図13は、異なるグループ同士を統合するための画面の一例を示す図である。画面1000は、例えば、画面600上でいずれかのグループが選択されるとメニューウィンドウが開き、「グループの統合」のメニューが選択されると表示される。図13は、画面600上でグループ3が選択され、メニュー上で「グループの統合」が選択された場合に表示される画面を示している。画面1000には、「グループ3の統合先の色補正状態グループを選択して下さい」と表示され、リスト1001には、統合先のグループ候補の一覧が表示される。その場合、統合先のグループ候補として、グループ3の色補正情報606と少なくとも一部が同一の色補正情報を有するグループが表示され、全ての色補正情報が異なるグループは表示されない。例えば、図13では、統合元のグループ3のインク構成情報503「8色」が同じであるグループ2が表示されている。ユーザがリスト1001内でグループ2を選択してOKボタン1002を押下すると、グループ3とグループ2の統合が行われる。その統合の際には、CPU300は、画像出力装置管理部401により、選択されたグループの色補正情報と、統合先のグループの色補正情報とを比較して差分を抽出する。ここで抽出される差分は、上記の例の場合、グループ3をグループ2に統合する際の差分であり、例えば、用紙Cと用紙Aの相違である。従って、その場合、図11で説明したような、差分を解消するようなメッセージ、例えば、「用紙Cを用紙Aに交換して下さい。」といったメッセージが表示される。
図14は、図13の画面1000を表示する処理を示すフローチャートである。図14の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図14の処理は、例えば、画面600上でグループが選択され、グループの統合が指示された際に開始される。
S401において、CPU300は、RAM302等の記憶領域に、画面600に表示されたグループの総数分の処理を行うための変数kを確保し、変数kに初期値1を代入する。以降のS402〜S404の処理は、グループの総数分、繰り返される。
S402において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、選択されたグループの色補正情報606と、k番目のグループの色補正情報606とを比較する。そして、S403において、CPU300は、インク構成情報503が一致するか否かを判定する。S403でインク構成情報503が一致しないと判定された場合、変数kがインクリメントされ、S402からの処理が繰り返される。これは、インク構成情報503は、色補正情報606のうちインク構成情報503が色味の統一に最も影響が大きいため、インク構成情報503が異なる場合には以降の処理の対象外とする。一方、インク構成情報503が一致すると判定された場合、S404に進む。
S404において、CPU300は、色補正状態グループ管理部402により、k番目のグループのグループ名、インク構成情報503、給紙用紙情報504を統合先のグループ候補としてリスト1001に表示する。その後、全てのグループについて処理されると、図14の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、運用上、異なる色補正情報を有するグループ同士を統合して管理するケースにおいて、異なるグループ同士を統合する操作を簡易に実現することができる。
なお、図13のリスト1001では、グループ名、インク構成情報503、及び給紙情報504が表示されているが、それらの情報以外の情報を表示するようにしても良いし、グループ名のみを表示するようにしても良い。その場合でも、図14の処理においては、S403が行われることにより、インク構成情報503が同じグループがS404での表示対象とされる。
また、図14の処理を実行した結果、リスト1001に表示される統合先のグループ候補がない場合には、CPU300は、画面1000自体を表示しなくても良い。その場合、統合先のグループ候補がない旨をメッセージとして表示するようにしても良い。
[第5実施形態]
以下、第1〜第4実施形態と異なる点について第5実施形態を説明する。第1実施形態では、画像出力装置DB400内のインク構成情報503、給紙用紙情報504、及び適用状態505に基づいて、画像出力装置がグループ化されることを説明した。本実施形態では、ユーザは、任意のグループ化の条件が定義されたグループを設定することができる。
図15は、管理PC100のディスプレイ310に表示される、グループ設定画面の一例を示す図である。グループ設定画面1100上のグループ名1101は、ユーザからの任意のグループ名の入力を受け付ける。ドロップダウンリスト1102は、複数のインク構成情報の候補をユーザ選択可能に表示する。ドロップダウンリスト1103は、複数の給紙用紙情報の候補をユーザ選択可能に表示する。ドロップダウンリスト1102及び1103は、画像出力装置DB400に登録されている情報に基づいて生成される。グループ名1101に入力され、ドロップダウンリスト1102及び1103で選択されて、作成ボタン1104が押下されると、それらの設定内容をグループ化の条件とするグループが新たに作成される。
グループが新たに作成されると、画面600上にその作成されたグループを表示する。その場合、作成されたグループのみが表示され、デバイス名501とデバイスアドレス502の表示領域は空欄で表示される。また、グループ外の画像出力装置607には、画像出力装置DB400に登録されているデバイス名501とデバイスアドレス502が一覧表示される。その上で、ユーザは、グループ外の画像出力装置607内の画像出力装置を選択し、作成されたグループにドラッグ等の操作により移動させるようにしても良い。若しくは、作成ボタン1104が押下されて新たなグループが作成されたときに、図8のS208〜S210の処理が行われることで、各グループに該当する画像出力装置を自動的に特定し、各グループに追加するようにしても良い。
図16は、図15の画面1100を表示する処理を示すフローチャートである。図15の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図15の処理は、例えば、メインメニュー上でグループの作成が指示された場合に開始される。
S501において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、画像出力装置DB400からインク構成情報503を取得する。S502において、CPU300は、S501で取得されたインク構成情報503を種類別に分類し、ドロップダウンリスト1102に表示する。
S503において、CPU300は、画像出力装置管理部401により、画像出力装置DB400から給紙用紙情報504を取得する。S504において、S503で取得された給紙用紙情報504を種類別に分類し、ドロップダウンリスト1103に表示する。その後、図16の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザは、任意のグループ化の条件が定義されたグループを設定することができる。
なお、グループ設定画面1100では、図15に示す項目以外の項目が設定可能であっても良い。また、設定された色補正情報や、その他ユーザによって設定された任意の情報(日付情報等)に基づいて、グループ名1101が自動的に生成されるようにしても良い。
[第6実施形態]
以下、第1〜第5実施形態と異なる点について第6実施形態を説明する。本実施形態では、画像出力装置101において給紙交換など、色補正情報606の内容が変更される、即ち、色味が維持できなくなるようなイベントが行われた場合、図17(a)の警告画面1200を操作部209のパネルに表示する。図17(a)に示すように、警告画面1200上では、「用紙Bに給紙用紙を交換する場合、色補正状態グループ1の管理対象から外れます。このまま給紙交換を続行しますか?」というような、給紙交換の確認メッセージが通知される。そのような構成により、色補正管理システムの管理者以外のユーザに対しても、意図しない給紙交換を行ってしまうことを未然に防ぐことができる。また、続行ボタン1201が押下された場合、警告画面1200は閉じ、給紙交換は続行可能となる。
例えば、色補正情報606が図6のグループ1に対応する内容である場合に、画像出力装置101において用紙Aから用紙Bへの給紙交換が行われると(図17(b)のS601)、その用紙Bへの交換情報が管理PC100のCPU300に送信される(S602)。CPU300は、画像出力装置管理部401により、交換情報を送信した画像出力装置101に関する色補正情報606を参照し、色補正情報606が変更されるか否かを判定し(S603)、変更されると判定された場合、警告画面1200を表示するための表示データを、交換情報を送信した画像出力装置101に送信する(S604)。画像出力装置101のCPU200は、表示データを受信すると、一旦、給紙交換が行われた用紙Bからの給紙動作を不可に制限し、受信した表示データに基づいて、警告画面1200を操作部209に表示する(S605)。そして、続行ボタン1201が押下された場合には、給紙動作の制限を解除する。一方、キャンセルボタン1202が押下された場合には、用紙Aに戻す旨を促すメッセージを表示する。CPU200は、用紙Aに戻されたことを検出すると、その旨の情報を管理PC100に送信し、給紙動作の制限を解除する。
なお、用紙種別ごとに印刷対象のデータを補正する方法として、上述のキャリブレーションを例に説明したが、これに限られない。例えば、用紙種別に対して印刷されたパッチをユーザが判定し、ユーザが手動で補正値を入力し、この補正値に従って補正が行われる方法でもよい。
また、図6に示したような画面において、グループ化に用いられた情報の全てが表示されなくてもよい。例えば、用紙情報504と適用状態505により画像出力装置のグループ化が行われた場合に、用紙情報504と適用状態505の一方のみが表示されてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 管理PC: 101、102、103 画像出力装置: 200、300 CPU: 201、301 ROM: 202、302 RAM: 400 画像出力装置DB: 401 画像出力装置管理部: 402 色補正状態グループ管理部: 403 用紙状態監視部: 404 通知部: 405 キャリブレーション実行部

Claims (19)

  1. 画像出力装置と通信可能な管理装置であって、
    前記画像出力装置から、当該画像出力装置に給紙されている用紙の用紙種別と、当該用紙種別の用紙に対する印刷において印刷対象のデータに所定の補正が行われるか否かを示す情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段により複数の画像出力装置のそれぞれから取得された前記用紙種別と前記情報に基づいて、当該複数の画像出力装置の少なくとも一部をグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された画像出力装置と、該画像出力装置のグループに対応する前記用紙種別または前記情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記表示手段は、前記複数の画像出力装置のうちの前記グループ化手段によりグループ化されなかった画像出力装置の情報をさらに表示することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記グループ化手段が前記グループ化されなかった画像出力装置をいずれかのグループに含ませるための条件をさらに表示することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記条件は、前記グループ化手段によりグループ化された画像出力装置から取得された前記用紙種別または前記情報に基づくことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記条件は、前記所定の補正のためのキャリブレーションの実行を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の管理装置。
  6. 前記グループ化手段によりグループ化された複数のグループを互いに統合するための画面を表示する第2の表示手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理装置。
  7. 前記第2の表示手段により表示される前記画面は、統合元のグループと前記用紙種別及び前記情報が同一のグループの一覧を含むことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 前記複数のグループを互いに統合する際には、前記複数のグループ間における前記用紙種別及び前記情報の差分の解消が行われることを特徴とする請求項6又は7に記載の管理装置。
  9. 前記取得手段はさらに、前記画像出力装置による印刷で用いられるインクの色数を示すインク構成情報を取得し、
    前記グループ化手段は、さらに前記インク構成情報に基づいて、前記複数の画像出力装置の少なくとも一部をグループ化することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の管理装置。
  10. 前記表示手段は、さらに、前記インク構成情報を表示することを特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  11. グループ化するための条件を設定する画面を表示する第3の表示手段、をさらに備え、
    前記グループ化手段は、前記第3の表示手段により表示された前記画面を介して設定された設定内容に基づいて、前記画像出力装置をグループ化することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の管理装置。
  12. 前記取得手段により取得された前記用紙種別と前記情報を記憶する記憶手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の管理装置。
  13. 前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている前記情報の更新の指示を受付けるための受付手段をさらに表示することを特徴とする請求項12に記載の管理装置。
  14. 前記情報は、前記用紙種別に対応する前記所定の補正のためのキャリブレーションが行われたか否かを示す情報であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の管理装置。
  15. 前記取得手段は、前記用紙種別が、前記所定の補正のためのキャリブレーションが実行可能な用紙であるか、前記キャリブレーションが実行不可な用紙であるかを示す情報をさらに取得することを特徴とする請求項14に記載の管理装置。
  16. 複数の画像出力装置と、管理装置とを含む管理システムであって、
    前記複数の画像出力装置は、
    給紙されている用紙の用紙種別と、当該用紙種別の用紙に対する印刷において印刷対象のデータに所定の補正が行われるか否かを示す情報とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記用紙種別と前記情報を前記管理装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記複数の画像出力装置それぞれから前記送信手段により送信された前記用紙種別と前記情報に基づいて、当該複数の画像出力装置の少なくとも一部をグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された画像出力装置と、該画像出力装置のグループに対応する前記用紙種別または前記情報を表示する表示手段と、を備える、
    ことを特徴とする管理システム。
  17. 前記複数の画像出力装置は、
    前記用紙種別または前記情報の変更に関わるイベントを検出した場合、当該変更によりグループ化が維持されない旨を警告する警告手段、をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の管理システム。
  18. 画像出力装置と通信可能な管理装置において実行される方法であって、
    前記画像出力装置から、当該画像出力装置に給紙されている用紙の用紙種別と、当該用紙種別の用紙に対する印刷において印刷対象のデータに所定の補正が行われるか否かを示す情報とを取得する取得工程と、
    前記取得工程において複数の画像出力装置のそれぞれから取得された前記用紙種別と前記情報に基づいて、当該複数の画像出力装置の少なくとも一部をグループ化するグループ化工程と、
    前記グループ化工程においてグループ化された画像出力装置と、該画像出力装置のグループに対応する前記用紙種別または前記情報を表示する表示工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  19. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の管理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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