JP2013214182A - 溶接電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 商用交流電源の開閉を切換スイッチで行うとき、火花ノイズが発生して切換スイッチの接点が劣化、溶着するという不具合が発生する。
【解決手段】 商用交流電源を開閉する開閉器と、商用交流電源を整流・平滑して直流電圧を出力する直流電源回路と、直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、インバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する主変圧器と、主変圧器の出力を整流する2次整流回路と、整流された出力を平滑する直流リアクトルと、を備えた溶接電源装置において、商用交流電源の電圧を切り換える切換スイッチの開閉を商用交流電源の零クロス点で行うので、切換スイッチの入力電圧が略零電圧となり、開閉時にソフトスイッチングが行われるので火花ノイズの発生が抑制され、各切換スイッチの接点の劣化溶着という不具合が防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶接電源装置に入力する商用交流電源の電圧変動に関するものである。
溶接電源装置に使用する商用交流電源の電圧変動範囲は、200Vに対して通常180V〜220Vである。しかし、作業現場において電圧が低下する場合が多々あり、冷却ファンの回転数減少により冷却効果が落ちる。
図8は、1次整流回路DR1、平滑コンデンサC1、インバータ回路INV、主変圧器INT、2次整流回路DR2及び直流リアクトルDCLで形成される従来技術の溶接電源装置である。同図において、商用交流電源ACを全波整流する1次整流回路DR1と全波整流を平滑する直流電圧にする平滑コンデンサC1とで直流電源回路が形成される。
図8に示すインバータ回路INVは、直流電源回路からの直流電圧を高周波交流電圧に変換し、主変圧器INTは、インバータ回路INVによって変換された高周波交流電圧をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換し、2次整流回路DR2は、主変圧器INTの出力を整流し直流リアクトルDCLを介してトーチTHと被加工物Mとの間に電力を供給する。
図8に示す第1の入力切換スイッチSW3は、商用交流電源ACを開閉する開閉器NFのU層の出力端子と接続し、第2の入力切換スイッチSW4は、商用交流電源ACを開閉する開閉器NFのV層の出力端子と接続する。補助変圧器INT2は、1次側に第1の入力端子及び第1の入力端子より、例えば、補助変圧器INT2の2次側の出力電圧を10%上昇される第2の入力端子を設け、第1の入力端子を第1の入力切換スイッチSW3に接続し、第2の入力端子を第2の入力切換スイッチSW4に接続する。そして、冷却ファンFANは、補助変圧器2の2次側に接続する。
図11に示す入力電圧切換回路IVSは、全波整流回路DR4、ダイオードD2、抵抗器R5、抵抗器R6及び平滑コンデンサC3からなる直流電源回路と、第3の比較器CP4、規準電圧設定回路VRL及び反転回路INとで形成され、直流電源回路は、補助変圧器INT2の2次側の出力を全波整流し平滑して直流電圧Ivd1として出力し、第3の比較回路CP3は、直流電圧Ivd1が予め定めた規準電圧Vrlより低いと第1の入力電圧切換信号Ivs1をHighレベルにし、反転回路INは第1の入力電圧切換信号Ivs1を反転し第2の入力電圧切換信号Ivs2として出力する。
図9は、従来技術の溶接電源装置の動作を説明する波形図である。
図9において、同図(A)は、補助変圧器INT2の出力を全波整流し平滑した直流電圧Ivd1を示し、同図(B)は、第1の入力電圧切換信号Ivs1を示し、同図(C)は、第2の入力電圧切換信号Ivs2を示し、同図(D)は、冷却ファンFANのファン電圧の実効値を示す。
図10は、第1の入力切換スイッチSW3又は第2の入力切換スイッチSW4が開閉するときの、火花ノイズを示した波形図である。同図において、商用交流電源ACの位相角が0°、180°、360°の電圧零の零クロス点では、火花ノイズの最小になり、商用交流電源ACの位相角が90°、270°の電圧が最大のとき、火花ノイズが最大になることを示している。
図9及び図10を参照して従来技術の溶接電源装置の動作について説明する。
図9に示す時刻t=t1〜t4において、図9(A)に示す直流電圧Ivd1が予め定めた規準電圧Vrlより高いので、入力電圧切換回路IVSは、第1の入力電圧切換信号Ivs1をHighレベルに第2の入力電圧切換信号Ivs2をLowレベルにして、第1の入力切換スイッチSW3を閉、第2の切換スイッチSW1を開にする。
時刻t=t4において、図9(A)に示す直流電圧Ivd1が規準電圧Vrlより低くなると、図9(B)に示す第1の入力電圧切換信号Ivs1はLowレベル、第2の入力電圧切換信号Ivs2はHighレベルになる。このとき、図10(A)に示す商用交流電源ACの位相角が、例えば、90°、270°のとき、第1の入力切換スイッチSW3が第1の入力電圧切換信号Ivs1のLowレベルに応じて開、第2の入力切換スイッチSW4が第2の入力電圧切換信号Ivs2のHighレベルに応じて閉になると、商用交流電源ACの電圧が高い状態で開閉するので、開閉時に大きな火花ノイズが発生する。
時刻t=t4において、第1の入力切換スイッチSW3が開、第2の入力切換スイッチSW4が閉になると、補助変圧器INT2の1次側の第1の入力端子に変わって第2の入力端子に商用交流電源ACが供給されると、図9(D)に示すファン電圧の降下が抑制されて同図(D)に示すファン電圧はファン使用電圧範囲の下限より低くならない。
時刻t=t6において、図9(A)に示す直流電圧Ivd1が上昇を開始し、時刻t=t7において、直流電圧Ivd1が規準電圧Vrlより高くなると、同図(B)に示す第1の入力電圧切換信号Ivs1はHighレベル、第2の入力電圧切換信号Ivs2はLowレベルになる。このとき、同図(A)に示す商用交流電源ACの位相角が、例えば、90°、270°のとき、第1の入力切換スイッチSW3が第1の入力電圧切換信号Ivs1のHighレベルに応じて閉、第2の入力切換スイッチSW4が第2の入力電圧切換信号Ivs2のLowレベルに応じて開になると、商用交流電源ACの電圧が高いので開閉時に大きな火花ノイズが再度発生する。
商用交流電源の電圧変動範囲は、200Vに対して通常180V〜220Vである。しかし、ユーザにおいて、電圧変動範囲を守れない作業現場、例えば、商用交流電源の電圧が180V近傍まで低下すると、第1の入力切換スイッチSW3を開、第2の入力切換スイッチSW4を閉にする。このとき、補助変圧器INT2の出力電圧を上昇させて冷却ファンの回転数を高くし、溶接電源装置内部の冷却効果の減少を抑制することで、温度保護が頻繁に動作しないようにしていた。
また、特許文献1には、商用交流電源の電圧が低くなったとき、冷却ファンの入力電圧を昇圧する技術が開示されている。
特開平5−285649号公報
図8に示す従来技術の溶接電源装置では、給電される商用交流電源の電圧変動範囲は、200Vに対して通常180V〜220Vである。しかし、ユーザにおいて、電圧変動範囲を守れない作業現場では溶接電源装置をそのまま使用していることが多く、溶接電源装置に使用している冷却ファンの回転数が、商用交流電源の電圧値に応じて大きく変動する。例えば、商用交流電源の電圧が180V近傍まで低下すると、冷却ファンの回転数が減少し、溶接電源装置内部の冷却効果が落ちる。このとき、溶接の使用率が最大のとき、溶接電源装置に内蔵されているサーモスタットが温度異常を検出し、温度保護が働き頻繁に動作が停止してしまう。
そこで、上記の不具合を防止するために、図8に示す補助変圧器INT2の1次側に第1の入力端子と、第1の入力端子より、例えば、補助変圧器INT2の2次側の出力電圧を10%上昇される第2の入力端子を設け、第1の入力端子を第1の入力切換スイッチSW3に接続し、第2の入力端子を第2の入力切換スイッチSW4に接続して、例えば、商用交流電源の電圧が180Vまで低下すると、第1の入力切換スイッチSW3を閉から開、第2の入力切換スイッチSW4を開から閉にすることで、補助変圧器INT2の出力電圧は、
180V×1.1=198V の式より
冷却ファンの入力電圧を198Vまで上昇させて冷却ファンの回転数の減少を抑制していた。
しかし、従来技術では、図10(A)に示す商用交流電源の位相角を考慮せず、ランダムに第1の入力切換スイッチSW3及び第2の入力切換スイッチSW4を開閉するので、例えば、位相角が90°、270°のとき、商用交流電源は高電圧になり、この状態で開閉すると大きな火花ノイズが発生し、切換スイッチの接点が大きく劣化、または、溶着するという不具合が発生する。さらに、第1の入力切換スイッチSW3及び第2の切換スイッチSW1に、半導体スイッチング素子、例えば、ソリッドステート等を使用するとスイッチングノイズで破損を招いてしまう。
そこで、本発明では、上記の課題を解決する溶接電源装置を供給することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、商用交流電源を開閉する開閉器と、前記商用交流電源を整流・平滑して直流電圧を出力する直流電源回路と、前記直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する主変圧器と、前記主変圧器の出力を整流する2次整流回路と、前記整流された出力を平滑する直流リアクトルと、を備えた溶接電源装置において、前記開閉器を介して前記商用交流電源が1次側に供給され2次側に第1の出力端子と前記第1の出力端子より低い電圧を出力する第2の出力端子を設けた補助変圧器と、前記商用交流電源が予め定めた規準電圧より低いとき入力電圧判別信号をHighレベルにして出力する入力電圧判別回路と、前記商用交流電源が零電圧を判別して零クロス信号を出力する零クロス判別回路と、前記入力電圧判別信号がHighレベルに変化してから最初の零クロス信号に同期して第1の選択制御信号をHighレベル、第2の選択制御信号をLowレベルにし、前記入力電圧判別信号がLowレベルに変化してから最初の零クロス信号に同期して第1の選択制御信号をLowレベル、第2の選択制御信号をHighレベルにして出力する選択制御回路と、前記第1の選択制御信号のHighレベルに応じて前記第1の出力端子を選択し前記第2の択制御信号のHighレベルに応じて前記第2の出力端子を選択し前記冷却ファンに電圧を供給する選択回路と、を備えた溶接電源装置である。
第2の発明は、前記選択制御回路は、前記入力電圧判別信号がHighレベルに変化してから最初の零クロス信号に同期して前記第2の選択制御信号をLowレベルにし、次回の零クロス信号に同期して前記第1の選択制御信号をHighレベルにし、前記入力電圧判別信号がLowレベルに変化してから初回の零クロス信号に同期して前記第1の選択制御信号をLowレベルにし、次回の零クロス信号に同期して前記第2の選択制御信号をHighレベルにすることを特徴とする請求項1記載の溶接電源装置である。
本発明では、選択回路を形成する第1の切換スイッチ及び第2の切換スイッチの開閉を商用交流電源の零クロス点で行うので、第1の切換スイッチ及び第2の切換スイッチの入力電圧が略零電圧となり、開閉時に発生する大きな火花ノイズが抑制されるので、各切換スイッチの接点の劣化、又は溶着という不具合が防止できる。
第2の発明では、第1の切換スイッチの開閉及び第2の切換スイッチの開閉を、零クロス点での同期に加えて互いに零クロス周期の1周期分ずらして開閉するので、火花ノイズがより小さくなり、各切換スイッチの接点の劣化、又は溶着という不具合の防止がさらに向上するので、半導体スイッチの使用も可能になる。
本発明の実施形態1に係る溶接電源装置の電気接続図である。 実施形態1の入力電圧判別回路、零クロス判別回路の詳細図である。 実施形態1の選択制御回路の詳細図である。 実施形態1の零クロス信号の波形図である。 実施形態1の動作を説明する波形図である。 実施形態2の選択制御回路の詳細図である。 実施形態2の動作を説明する波形図である。 従来技術の溶接電源装置の電気接続図である。 従来技術の動作を説明する波形図である。 商用交流電源の位相角に対応した火花ノイズの波形図である。 従来技術の入力電圧切換回路の詳細図である。
図1〜図4を参照して本発明の実施形態1の動作について説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る溶接電源装置の電気接続図である。同図において、図8に示す従来技術の溶接電源装置の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1に示す本発明の補助変圧器INT3は、2次側に第1の出力端子3と第1の出力端子より低い電圧を出力する第2の出力端子4とを設け、選択回路は第1の切換スイッチSW1と第2の切換スイッチSWとで形成し、補助変圧器INT3は、2次側の第1の出力端子3に第1の切換スイッチSW1を接続し、第2の出力端子4に第2の切換スイッチSW2に接続する。冷却ファンFANは、一方の入力端子を第1の切換スイッチSW1及び第2の切換スイッチSW2の出力側に接続し、他方の入力端子を補助変圧器INT3の2次側の出力端子に接続する。
図2は、図1に示す入力電圧判別回路IVD及び零クロス判別回路ZCの詳細図であり、入力電圧判別回路IVDは、全波整流回路DR3、ダイオードD1、抵抗器R3、抵抗器R4及び平滑コンデンサC4から成る直流電源回路と、第1の比較器CP1及び規準電圧設定回路VRLとで形成し、零クロス判別回路ZCは、第2の比較器CP2と、抵抗器R1、抵抗器R2及び零クロス規準電圧設定回路ZVRで形成され、直流電源回路は、補助変圧器INT3の2次側の出力を全波整流し平滑して直流電圧Ivd1を出力し、第1の比較回路CP1は、直流電圧Ivd1が予め定めた規準電圧Vrlより低いとき、入力電圧判別信号IvdをHighレベルにする。零クロス判別回路ZCは、全波整流回路DR3の出力を分圧した全波整流信号Ivd2の値が零クロス規準電圧Zvrより小さいとき、零クロス信号Zcを出力する。
図3は、図1に示す選択制御回路SCHの詳細図であり、零クロス信号Zcの立ち上がりエッジで入力電圧判別信号Ivdの状態を取り込むDATAフリップフロップ回路である。
図5は、実施形態1の溶接電源装置の動作を説明する波形図である。
図5において、図5(A)は、補助変圧器の2次側の出力を全波整流し平滑した直流電圧Ivd1を示し、同図(B)は、零クロス信号Zcを示し、同図(C)は、入力電圧判別信号Ivdを出力し、同図(D)は、第1の選択制御信号Sch1を示し、同図(E)は、第2の選択制御信号Sch2を示し、同図(F)は、冷却ファンFANのファン電圧の実効値を示す。
図4において、図4(A)は、補助変圧器の2次側の出力を全波整流した全波整流信号Ivd2を示し、同図(B)は、商用交流電源の電圧が零点の零クロス信号Zcを示す。
つぎに、図1〜図5を参照して実施形態1の溶接電源装置の動作について説明する。
図5に示す時刻t=t1〜t4において、図5(A)に示す直流電圧Ivd1が予め定めた規準電圧VrLより高いので、入力電圧判別回路IVDは、入力電圧判別信号IvdをLowレベルにする。
図3に示す選択制御回路SCHは、入力電圧判別信号IvdがLowレベルのとき、零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて、図5(D)に示す第1の選択制御信号Sch1をLowレベル、同図(E)に示す第2の選択制御信号Sch2をHighレベルにする。このとき、第1の選択制御信号Sch1のLowレベルに応じて第1の切換スイッチSW1は開、第2の選択制御信号Sch2のHighレベルに応じて第2の切換スイッチSW2は開になり、冷却ファンFANには、補助変圧器INT3の2次側の第2の出力端子4から同図(E)に示すファン電圧が供給される。
図5に示す時刻t=t4において、直流電圧Ivd1がさらに降圧し規準電圧Vrlより低くなると、第1の比較器CP1は、図5(C)に示す入力電圧判別信号IvdをHighレベルにする。選択制御回路SCHは、入力電圧判別信号IvdがHighレベルのとき、時刻t=t5の零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて、同図(D)に示す第1の選択制御信号Sch1をHighレベル、同図(E)に示す第2の選択制御信号Sch2をLowレベルにする。このとき、図10(A)に示す商用交流電源ACの位相角が、0°又は180°のとき、第1の選択制御信号Sch1のHighレベルに応じて第1の切換スイッチSW1は閉、第2の選択制御信号Sch2のLowレベルに応じて第2の切換スイッチSW2は閉になり、商用交流電源ACの電圧が低いとき(略零電圧)開閉するので、開閉時に発生する火花ノイズの大きさが最小に抑制される。
図5に示す時刻t=t5において、第1の切換スイッチSW1が開、第2の切換スイッチSW2が閉になると、補助変圧器INT3は、2次側の第2の出力端子4に変わって第1の出力端子3に冷却ファンFANに接続される、このとき、図5(F)に示すファン電圧の降下が抑制されるので、同図(F)に示すファン電圧はファン使用電圧範囲の下限より低くならない。
図5に示す時刻t=t7において、図5(A)に示す直流電圧Ivd1が上昇を開始し、時刻t=t8において、直流電圧Ivd1が規準電圧Vrlより高くなると、第1の比較器CP1は、同図(C)に示す入力電圧判別信号IvdをLowレベルにする。選択制御回路SCHは、入力電圧判別信号IvdがLowレベルのとき、時刻t=t9の零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて、同図(D)に示す第1の選択制御信号Sch1をLowレベル、同図(E)に示す第2の選択制御信号Sch2をHighレベルにする。このとき、図10(A)に示す商用交流電源ACの位相角が、0°又は180°のとき、第1の選択制御信号Sch1のLowレベルに応じて第1の切換スイッチSW1は開、第2の選択制御信号Sch2のHighレベルに応じて第2の切換スイッチSW2は開にするので、商用交流電源ACの電圧が低いとき(略零電圧)開閉するので、開閉時に発生する火花ノイズの大きさが最小に抑制される。
図5に示す時刻t=t9において、第1の切換スイッチSW1が閉、第2の切換スイッチSW2が開になると、補助変圧器INT3は、2次側の第2の出力端子4に変わって第1の出力端子3が冷却ファンFANに接続されると、図5(F)に示す上昇が抑制され、通常に戻った同図(F)に示すファン電圧が冷却ファンFANに供給される。
上述より、選択回路を形成する第1の切換スイッチ及び第2の切換スイッチの開閉を商用交流電源の零クロス点で行うので、第1の切換スイッチ及び第2の切換スイッチの入力電圧が略零電圧となり、開閉においてソフトスイッチングとなるので火花ノイズの大きさが最小に抑制できる。
「実施形態2」
つぎに、実施形態2の動作について、図1、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、実施形態2の選択制御回路SCH2の詳細図であり、DATAフリップフロップ回路の後段に遅れ回路DLを設けて形成する。
図7は、実施形態2の溶接電源装置の動作を説明する波形図である。
図7において、図7(A)は、補助変圧器の2次側の出力を全波整流し平滑した直流電圧Ivd1を示し、同図(B)は、零クロス信号Zcを示し、同図(C)は、入力電圧判別信号Ivdを出力し、同図(D)は、第1の選択制御信号Sch1を示し、同図(E)は、第2の選択制御信号Sch2を示し、同図(F)は、冷却ファンFANのファン電圧の実効値を示す。
図6に示す実施形態2の選択制御回路SCH2は、図7に示す時刻t=t4以前において、入力電圧判別信号IvdがLowレベルのとき、零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて図7(D)に示す第1の選択制御信号Sch1をLowレベル、同図(E)に示す第2の選択制御信号Sch2をHighレベルにする。このとき、第1の選択制御信号Sch1のLowレベルに応じて第1の切換スイッチSW1は開、第2の選択制御信号Sch2のHighレベルに応じて第2の切換スイッチSW2は閉になり、冷却ファンFANには、補助変圧器INT3の2次側の第2の出力端子4から同図(E)に示すファン電圧が供給される。
図7に示す時刻t=t4において、直流電圧Ivd1が降圧し規準電圧Vrlより低くなると、第1の比較器CP1は、図7(C)に示す入力電圧判別信号IvdをHighレベルにする。図6に示す選択制御回路SCH2を形成するDATAフリップフロップ回路は、入力電圧判別信号IvdがHighレベルのとき、時刻t=t5の零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて、Q信号をHighレベル、Q信号をLowレベルにする。
図6に示す遅れ回路DLは、Q信号をLowレベルのとき第2の選択制御信号Sch2をLowレベルにする。Q信号がHighレベルのとき、時刻t=t6の零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて第1の選択制御信号Sch1をHighレベルにして出力する。
時刻t=t5のとき、図7(E)に示す第2の選択制御信号Sch2のLowレベルに応じて第2の切換スイッチSW2が開、時刻t=t6のとき、同7(D)に示す第1の選択制御信号Sch1のHighに応じて第1の切換スイッチSW1が閉になり、このとき、図10(A)に示す商用交流電源ACの位相角が、0°、180°又は360°の零クロス点で第1の切換スイッチSW1が閉、第2の切換スイッチSW2が開になるので、商用交流電源ACの電圧が低いとき(略零電圧)開閉するので、開閉時に発生する火花ノイズの大きさが最小に抑制される。
時刻t=t6において、第1の切換スイッチSW1が閉になると、補助変圧器INT3は、2次側の第2の出力端子4に変わって第1の出力端子3が冷却ファンFANに接続されると、図7(F)に示すファン電圧の降下が抑制されるので、同図(F)に示すファン電圧はファン使用電圧範囲の下限より低くならない。
時刻t=t7において、図7(A)に示す直流電圧Ivd1が上昇を開始し、時刻t=t8において、直流電圧Ivd1が規準電圧Vrlより高くなると、第1の比較器CP1は、同図(C)に示す入力電圧判別信号IvdをLowレベルにする。図6に示すDATAフリップフロップ回路D、入力電圧判別信号IvdがLowレベルのとき、時刻t=t9において零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて、Q信号をLowレベル、Q信号をHighレベルにする。
図6に示す遅れ回路DLは、Q信号がLowレベルのとき第1の選択制御信号Sch1をLowレベルにする。Q信号がHighレベルのとき、時刻t=t10の零クロス信号Zcの立ち上がりエッジに応じて第2の選択制御信号Sch2をHighレベルにして出力する。
時刻t=t9のとき、図7(D)に示す第1の選択制御信号Sch1のLowレベルに応じて第1の切換スイッチSW1が閉、時刻t=t10のとき、同7(E)に示す第2の選択制御信号Sch2のHighに応じて第2の切換スイッチSW2が閉になり、このとき、図10(A)に示す商用交流電源ACの位相角が、0°、180°又は360°の零クロス点で第1の切換スイッチSW1が閉、第2の切換スイッチSW2が閉になるので、商用交流電源ACの電圧が低いとき(略零電圧)開閉するので、開閉時に発生する火花ノイズの大きさが最小に抑制される。
時刻t=t10において、第1の切換スイッチSW1が開、第2の切換スイッチSW2が閉になると、補助変圧器INT3は、2次側の第1の出力端子3に変わって第2の出力端子4が冷却ファンFANに接続されると、図5(F)に示すファン電圧の上昇が抑制されるので、通常に戻った同図(F)に示すファン電圧が冷却ファンFANに供給される。
上述の実施形態2において、第1の切換スイッチの開閉及び第2の切換スイッチの開閉を、零クロス点で同期し互いに零クロス周期の1周期分ずらして開閉すると、火花ノイズがより小さくなるので、ノイズに弱い半導体スイッチの使用も可能となる。
更に、商用交流電源が零電圧で第1の切換スイッチ及び第2の切換スイッチを開閉(ソフトスイッチング)するので、図8に示す従来技術のように第1の切換スイッチ及び第2の切換スイッチを補助変圧器の1次側に設けてもよい。
C1 平滑コンデンサ
DCL 直流リアクトル
DR1 1次整流回路
DR2 2次整流回路
FAN 冷却FAN
ID 出力電流検出回路
Id 出力電流検出信号
INT 主変圧器
INT2 補助変圧器(従来)
INT3 補助変圧器(本発明)
INV インバータ回路
IVD 入力電圧判別回路
Ivd 入力電圧判別信号
IVS 入力電圧切換回路
NF 開閉器
M 被加工物
SC 主制御回路
Sc 主制御信号
SCH 選択制御回路(実施形態1)
SCH2 選択制御回路(実施形態2)
Sch1 第1の選択制御信号
Sch2 第2の選択制御信号
SW1 第1の切換スイッチ
SW2 第2の切換スイッチ
SW3 第1の入力切換スイッチ
SW4 第2の入力切換スイッチ
TH トーチ
ZC 零クロス判別回路
Zc 零クロス判別回路

Claims (2)

  1. 商用交流電源を開閉する開閉器と、前記商用交流電源を整流・平滑して直流電圧を出力する直流電源回路と、前記直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する主変圧器と、前記主変圧器の出力を整流する2次整流回路と、前記整流された出力を平滑する直流リアクトルと、を備えた溶接電源装置において、前記開閉器を介して前記商用交流電源が1次側に供給され2次側に第1の出力端子と前記第1の出力端子より低い電圧を出力する第2の出力端子を設けて補助変圧器と、前記商用交流電源が予め定めた規準電圧より低いとき入力電圧判別信号をHighレベルにして出力する入力電圧判別回路と、前記商用交流電源が零電圧を判別して零クロス信号を出力する零クロス判別回路と、前記入力電圧判別信号がHighレベルに変化してから最初の零クロス信号に同期して第1の選択制御信号をHighレベル、第2の選択制御信号をLowレベルにし、前記入力電圧判別信号がLowレベルに変化してから最初の零クロス信号に同期して第1の選択制御信号をLowレベル、第2の選択制御信号をHighレベルにして出力する選択制御回路と、前記第1の選択制御信号のHighレベルに応じて前記第1の出力端子を選択し前記第2の択制御信号のHighレベルに応じて前記第2の出力端子を選択し前記冷却ファンに電圧を供給する選択回路と、を備えた溶接電源装置。
  2. 前記選択制御回路は、前記入力電圧判別信号がHighレベルに変化してから最初の零クロス信号に同期して前記第2の選択制御信号をLowレベルにし、次回の零クロス信号に同期して前記第1の選択制御信号をHighレベルにし、前記入力電圧判別信号がLowレベルに変化してから初回の零クロス信号に同期して前記第1の選択制御信号をLowレベルにし、次回の零クロス信号に同期して前記第2の選択制御信号をHighレベルにすることを特徴とする請求項1記載の溶接電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104467513A (zh) * 2014-12-05 2015-03-25 江门市保值久机电有限公司 一种脉冲式焊机电源电路
CN108524099A (zh) * 2017-03-02 2018-09-14 林肯环球股份有限公司 具有平视显示器和语音命令的焊工帽罩

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