JP2013213062A - 発泡性エアゾール製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】二酸化炭素を含む噴射剤を含有し、かつ優れた発泡性及び良好な泡質を有する発泡性エアゾール製品の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、[A]アニオン性界面活性剤を含む原液、及び[B]噴射剤が耐圧容器に充填されている発泡性エアゾール製品であって、上記[B]噴射剤がイソペンタン、液化石油ガス及び二酸化炭素を含み、上記イソペンタン及び液化石油ガスの合計の[A]原液に対する質量比が4/96以上10/90以下であることを特徴とする発泡性エアゾール製品である。当該発泡性エアゾール製品は、シャンプーとして用いられることが好ましい。また、上記液化石油ガスの充填量は、上記イソペンタンの充填量よりも多いことが好ましい。さらに、上記アニオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩及びポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩を含むことが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、発泡性エアゾール製品に関する。
ヘアスプレー、洗顔フォーム、整髪料等の化粧料にあっては、使い勝手の良さから原液を噴射剤と共に耐圧容器に充填し、噴射剤により原液を噴射させて発泡させ、形成した泡を塗布する発泡性エアゾール製品が普及している。
近年、二酸化炭素による皮膚の血行促進効果が注目されており、上述のような発泡性エアゾール製品における噴射剤の一成分として二酸化炭素を含有させ、噴射剤の噴射により発泡形成した泡の中に二酸化炭素を包持して皮膚に作用させる技術が開発されている(特開2009−269914号公報、特開2010−248098号公報参照)。
しかしながら、噴射剤として二酸化炭素を用いる場合、発泡性が低く、かつ発泡形成した泡が破泡し易いため、泡の形成や泡の持続性が必ずしも十分とは言えない。上述の従来技術では、噴射剤として炭化水素の添加や原液の成分を工夫しているが、発泡性が十分ではなく、改善の余地が残されている。
特開2009−269914号公報 特開2010−248098号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、二酸化炭素を含む噴射剤を含有し、かつ優れた発泡性及び良好な泡質を有する発泡性エアゾール製品を提供することである。
上記課題を解決するためになされた発明は、
[A]アニオン性界面活性剤を含む原液(以下、「[A]原液」ともいう)、及び
[B]噴射剤
が耐圧容器に充填されている発泡性エアゾール製品であって、
上記[B]噴射剤がイソペンタン、液化石油ガス(以下、「LPG」ともいう)及び二酸化炭素を含み、
上記イソペンタン及び液化石油ガスの合計の[A]原液に対する質量比が4/96以上10/90以下であることを特徴とする発泡性エアゾール製品である。
当該発泡性エアゾール製品は、[A]原液にアニオン性界面活性剤を含むと共に、[B]噴射剤がイソペンタン、液化石油ガス及び二酸化炭素を含み、上記イソペンタン及び液化石油ガスの合計の[A]原液に対する質量比を上記特定の範囲とすることで、発泡性に優れると共に良好な泡質を発現することができる。これは、二酸化炭素が有する微細な泡の形成性と共に、液化石油ガスが有する高い発泡性及びイソペンタンが有する泡の持続性が相俟って、上記効果を奏するものと推察される。
当該発泡性エアゾール製品は、シャンプーとして用いられることが好ましい。これにより、すすぎ時の感触及び頭髪乾燥後の仕上がり感に優れ、加えて上述の血行促進効果を頭皮に効果的に作用させることができる。
上記液化石油ガスの充填量は、上記イソペンタンの充填量よりも多いことが好ましい。これにより、すすぎ時の感触がより優れる。
上記アニオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩及びポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩を含むことが好ましい。これにより、発泡性がより優れると共に、より良好な泡質を有する。
上記ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩の上記ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩に対する質量比は、0.5以上3.0以下であることが好ましい。上記質量比を上記特定の範囲とすることで、泡のキメ細かさと軽さを付与することができ、シャンプーとして使用する場合、頭髪乾燥後において、髪に根元のボリューム感と柔らかさを付与することができる。
なお、液化石油ガスとは、プロパン及びブタンの混合物であって、目的に応じてこれらの比率を調整した混合ガスをいう。
本発明の発泡性エアゾール製品は、優れた発泡性及び良好な泡質を有し、二酸化炭素の血行促進効果を頭皮等に効果的に作用させることができる。
<発泡性エアゾール製品>
本発明の発泡性エアゾール製品は、[A]原液、[B]噴射剤、及び耐圧容器を備えている。以下、当該発泡性エアゾール製品について詳述する。
[[A]原液]
[A]原液は、アニオン性界面活性剤を含み、これに精製水等の水が配合されたものである([A]原液における水の配合量は、例えば70質量%以上である。)。また、[A]原液は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意成分を含有してもよい。
(アニオン性界面活性剤)
アニオン性界面活性剤は、頭皮等の汚れを除去する成分であり、発泡性にも寄与する。なお、このアニオン性界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記アニオン性界面活性剤としては、例えば、アシルアミノ酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等);ヤシ油脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、ココイルイセチオン酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);アルキルスルホコハク酸二ナトリウム;ポリオキシエチレンスルホコハク酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);ラウロイル加水分解シルクナトリウム;イソステアリン酸加水分解シルクAMP(イソステアリン酸と加水分解シルクとの縮合物の2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩);ココイル加水分解ダイズタンパクカリウム;ココイル加水分解コラーゲンの塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);テトラデセンスルホン酸ナトリウム;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)等が挙げられる。
これらの中で、アニオン性界面活性剤としては、発泡性及び泡質の観点から、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩(ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩におけるポリオキシエチレンの平均付加モル数は、2以上12以下が好ましく、2以上6以下がより好ましい。)及びポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩(ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩におけるポリオキシエチレンの平均付加モル数は、2以上12以下が好ましく、2以上6以下がより好ましい。)が好ましく、これら両者を含むことがより好ましい。同様の理由で、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩としてはポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムがさらに好ましく、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩としてはポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムがさらに好ましい。
[A]原液におけるアニオン性界面活性剤の含有量としては、汚れ除去及び発泡性を効果的に奏する観点から、3質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上25質量%以下がより好ましく、10質量%以上20質量%以下がさらに好ましい。
また、アニオン性界面活性剤がポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩とポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩とを含む場合、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩のポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩に対する質量比は、0.5以上3.0以下であることが好ましく、0.7以上2.5以下がより好ましく、1.0以上2.0以下がさらに好ましい。上記質量比を上記範囲とすることで、泡のキメ細かさと軽さを付与することができ、シャンプーとして使用する場合、頭髪乾燥後において、髪に根元のボリューム感と柔らかさを付与することができる。
(任意成分)
[A]原液は、上記アニオン性界面活性剤及び水以外にも、公知のシャンプー成分、例えば、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、糖類、高分子化合物、アミノ酸、動植物抽出物、無機化合物、香料、防腐剤等の成分を含んでいてもよい。これらの中でも、高分子化合物、特にカチオン性高分子を含んでいることが好ましい。なお、各任意成分は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記カチオン性高分子は、洗い流し時の指通り性を向上させる成分である。上記カチオン性高分子としては、例えば、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体等が挙げられる。[A]原液におけるカチオン性高分子の含有量としては、0.1質量%以上1質量%以下が好ましい。
(剤型)
[A]原液は、液状であるとよい。液状の[A]原液の粘度は、B型粘度計を使用して測定(温度:25℃、ロータ:粘度に応じて適宜設定、ロータの回転速度:60rpm)した場合、粘度計測開始から60秒経過後の値が10mPa・s以上1,000mPa・s以下が好ましく、20mPa・s以上500mPa・s以下がより好ましく、30mPa・s以上400mPa・s以下がさらに好ましい。なお、任意成分として両性界面活性剤を含有させると、[A]原液の高粘度化と泡の発泡性などへの影響が生じる場合があるから、両性界面活性剤を含有する場合の[A]原液における両性界面活性剤の含有量は、3質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。
(pH)
[A]原液のpHは、弱酸性であるとよい。pHを弱酸性に保つことで、二酸化炭素が炭酸塩になるのを抑制して血行促進効果を高めることができると共に、pHの低下に伴う粘度の上昇により発泡性及び吐出性が悪くなることを抑制できる。[A]原液のpHとしては、4.0以上6.8以下が好ましく、5.0以上6.5以下がより好ましい。
[[B]噴射剤]
[B]噴射剤は、イソペンタン、液化石油ガス及び二酸化炭素を含む。また、[B]噴射剤は、本発明の効果を損なわない範囲で、イソペンタン、液化石油ガス及び二酸化炭素以外の成分を含んでいてもよい。
(二酸化炭素)
二酸化炭素は、血行促進効果を付与する有効成分であると共に、噴射剤としても機能する成分である。この二酸化炭素は、気体として耐圧容器内に充填される。その一部は耐圧容器内の液体中に溶解しており、噴射剤の噴射により皮膚上で発泡する。発泡形成した泡中に存する気体状の二酸化炭素及び液体中に溶存する二酸化炭素は、皮膚の血行促進作用を有する。
従って、上記二酸化炭素は、耐圧容器内において液体中に高濃度で溶解していることが好ましい。上記二酸化炭素の耐圧容器内における液体中での濃度としては、100質量ppm以上8,000質量ppm以下が好ましく、1,000質量ppm以上7,000質量ppm以下がより好ましく、2,000質量ppm以上6,000質量ppm以下がさらに好ましい。
(イソペンタン及び液化石油ガス)
上記イソペンタン及び液化石油ガスは、二酸化炭素と共に噴射され、二酸化炭素と共に泡を形成する成分である。このイソペンタンは、泡の持続性に寄与すると推察される。一方、液化石油ガスは、その高い揮発性から初期発泡性に寄与すると推察される。
上記液化石油ガスは、プロパンと、n−ブタン及び/又はi−ブタンとを含む。上記n−ブタン及びi−ブタンは、低温における泡の形成性が優れる点で併存することが好ましい。
[B]噴射剤の充填量としては、[A]原液100質量部に対して、0.5質量部以上30質量部以下が好ましく、1質量部以上20質量部以下がより好ましく、2質量部以上15質量部以下がさらに好ましい。[B]噴射剤の充填量を上記範囲とすることで、[A]原液を効率良く噴射することができる。
[B]噴射剤におけるイソペンタン及び液化石油ガスの合計の[A]原液に対する質量比は、4/96以上10/90以下である。上記イソペンタン及び液化石油ガスの合計の[A]原液に対する質量比を上記範囲とすることで、発泡性に優れると共に良好な泡質を発現することができる。上記質量比としては、発泡性等の観点から、5/95以上10/90以下が好ましく、6/94以上8/92以下がより好ましい。
また、[B]噴射剤において、液化石油ガスの充填量は、イソペンタンの充填量よりも多いことが好ましい。これにより、すすぎ時の感触がより優れる。
[耐圧容器]
耐圧容器は、[A]原液及び[B]噴射剤を充填する耐圧性の容器である。この耐圧容器は、発泡性エアゾール製品に用いられる公知の耐圧容器を採用することができ、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ブリキ、鋼などの金属等で形成されている。なお、この耐圧容器は、内面に樹脂層が積層されているもの、内部に内袋を有するものであってもよい。
<発泡性エアゾール製品の製造方法>
[A]原液及び[B]噴射剤を耐圧容器に充填することにより当該発泡性エアゾール製品を製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
<[A]原液の調製>
[A]原液の調製のために水との配合に用いた各成分と、[A]原液における配合量を以下に示す。なお、表2、表3及び表5中の「−」は、該当する成分を配合しなかったことを示す。
(アニオン性界面活性剤)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム
ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム
ココイルグルタミン酸Na
ラウロイルアスパラギン酸Na
(その他の成分)
イソステアラミドプロピルベタイン
ラウラミドプロピルベタイン
ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド
モノラウリン酸ポリグリセリル
ポリオキシプロピレン(1)ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体
ポリエチレングリコール1540
塩化o−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース
l−メントール
1,3−ブチレングリコール
無水エタノール
クエン酸
香料
<発泡性エアゾール製品の作製(1)>
[実施例1]
表1に示す配合量に基づき各成分を水と混合して[A]原液としての(A−1)を調製した。そして、原液(A−1)94質量部、並びに[B]噴射剤としてのイソペンタン1.2質量部、LPG4.8質量部及び二酸化炭素1.2質量部をアルミニウム製の耐圧容器内に充填し発泡性エアゾール製品を得た。
[実施例2〜6及び比較例1〜3]
下記表2に示す種類及び配合量の成分を用いた以外は、実施例1と同様に操作して、各発泡性エアゾール製品を得た。
Figure 2013213062
<評価(1)>
実施例及び比較例の発泡性エアゾール製品を用い、専門のパネラー3名により、発泡性、泡質、指通り性及び仕上がり感について、下記基準に従い官能評価した。その評価結果を表2に合わせて示す。なお、表2での評価結果は、評価(1)内における相対的な評価結果である。
[発泡性]
各発泡性エアゾール製品を用い、耐圧容器から吐出した直後の泡の大きさ及び耐圧容器から吐出しビニールのラップ上に1時間放置した際の泡持ちを下記基準に従い評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
[泡質]
各発泡性エアゾール製品を用い、耐圧容器から吐出した直後の泡の弾力性を下記基準に従い評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
[指通り性]
各発泡性エアゾール製品を用い、耐圧容器から吐出した泡を水で濡らした頭髪に塗布してシャンプーし、流水ですすいだ後の頭髪の指通りの良さを下記基準に従い評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
[仕上がり感]
各発泡性エアゾール製品を用いてシャンプーし、すすぎ後にカチオン性界面活性剤を含むトリートメントを塗布し、洗い流し、頭髪を乾燥させた際の仕上がりの根元のボリューム感と頭髪の柔らかさを下記基準に従い評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
Figure 2013213062
表2の評価結果から明らかなように、実施例では、発泡性及び泡質のいずれもが良かった。これに対し、比較例では、発泡性及び泡質の少なくともいずれかが悪かった。
<発泡性エアゾール製品の作製(2)>
[参考例1a、1b]
表3に示す配合量に基づき各成分を水と混合して原液(1a)、(1b)を調製した。そして、得られた各原液と、LPG及び二酸化炭素からなる噴射剤とを、それぞれ表4に示す配合量でアルミニウム製の耐圧容器に充填し、各参考例の発泡性エアゾール製品を得た。
Figure 2013213062
<評価(2)>
参考例1a及び1bの発泡性エアゾール製品を用い、専門のパネラー3名により、上記評価(1)と同様の方法で発泡性及び泡質について官能評価した。その評価結果を表4に合わせて示す。なお、表4での評価結果は、参考例1b(表4中、「基準」として表示)に対する相対評価を示している。
Figure 2013213062
表4の評価結果から明らかなように、アニオン性界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム及びポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムを配合した発泡性エアゾール製品(参考例1a)は、ココイルグルタミン酸Na及びラウロイルアスパラギン酸Naを配合したもの(参考例1b)に比べ、発泡性及び泡質共に良い。
<発泡性エアゾール製品の作製(3)>
[参考例2a〜2c]
表5に示す配合量に基づき各成分を水と混合して原液(2a)〜(2c)を調製した。そして、得られた各原液と、LPG及び二酸化炭素からなる噴射剤とを、それぞれ表6に示す配合量でアルミニウム製の耐圧容器に充填し、各参考例の発泡性エアゾール製品を得た。
Figure 2013213062
<評価(3)>
参考例2a〜2cの発泡性エアゾール製品を用い、専門のパネラー3名により、泡のキメと軽さ、ボリューム感及び髪の柔らかさについて、下記基準に従い官能評価した。その評価結果を表6に合わせて示す。なお、表6での評価結果は、評価(3)内における相対的な評価結果である。
[泡のキメと軽さ]
各発泡性エアゾール製品を用い、耐圧容器から手に吐出後、握った際の泡のキメ細かさと軽さを、下記基準に従い触覚により評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
[ボリューム感]
各発泡性エアゾール製品を用いて毛髪に噴射し、カチオン性界面活性剤を含有するトリートメントで処理し、乾燥させた後、根元から毛先に向かって手を通した際の指通りの軽さとすべり感を、下記基準に従い触覚により評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
[髪の柔らかさ]
各発泡性エアゾール製品を用いて毛髪に噴射し、カチオン性界面活性剤を含有するトリートメントで処理し、乾燥させた後、髪の中間〜毛先の指通りの良さと握った際の髪の柔らかさを、下記基準に従い触覚により評価した。
◎:3名中3名が良い
○:3名中2名が良い
△:3名中2名が悪い
×:3名中3名が悪い
Figure 2013213062
表6の評価結果から明らかなように、アニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムの含有量がポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムの含有量よりも多い方が、泡のキメ細かさと軽さ、ボリューム感及び髪の柔らかさ共に良い。
本発明は、二酸化炭素を含む噴射剤を含有し、かつ優れた発泡性及び良好な泡質を有する発泡性エアゾール製品を提供することができる。

Claims (5)

  1. [A]アニオン性界面活性剤を含む原液、及び
    [B]噴射剤
    が耐圧容器に充填されている発泡性エアゾール製品であって、
    上記[B]噴射剤がイソペンタン、液化石油ガス及び二酸化炭素を含み、
    上記イソペンタン及び液化石油ガスの合計の[A]原液に対する質量比が4/96以上10/90以下であることを特徴とする発泡性エアゾール製品。
  2. シャンプーとして用いられる請求項1に記載の発泡性エアゾール製品。
  3. 上記液化石油ガスの充填量が上記イソペンタンの充填量よりも多い請求項1又は請求項2に記載の発泡性エアゾール製品。
  4. 上記アニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩及びポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩を含む請求項1、請求項2又は請求項3に記載の発泡性エアゾール製品。
  5. 上記ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル塩の上記ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩に対する質量比が0.5以上3.0以下である請求項4に記載の発泡性エアゾール製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017178884A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 花王株式会社 二剤型二酸化炭素発生組成物
WO2021241005A1 (ja) * 2020-05-29 2021-12-02 花王株式会社 エアゾール型毛髪化粧料

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