JP2008063324A - エアゾール型シェービング剤組成物 - Google Patents
エアゾール型シェービング剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008063324A JP2008063324A JP2007194872A JP2007194872A JP2008063324A JP 2008063324 A JP2008063324 A JP 2008063324A JP 2007194872 A JP2007194872 A JP 2007194872A JP 2007194872 A JP2007194872 A JP 2007194872A JP 2008063324 A JP2008063324 A JP 2008063324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agent composition
- aerosol
- shaving
- shaving agent
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)アニオン界面活性剤4〜21質量%、及び(B)カラギーナン0.1〜5質量%を含むエアゾール原液に、さらに(C)噴射剤を含有してなるエアゾール型シェービング剤組成物である。
【選択図】なし
Description
シェービングソープは、主に業務用に用いられ、濃厚で持続性のある泡を生成する。しかし、シェービングソープは粉末等の固形物なので、使用時に水を加えて泡立てる必要がある。また、固形物の状態では吸湿性が強いため、保存中に固化しやすいという問題もある。また、泡の持続性や保形性が十分ではなく、シェービングの途中で泡を塗り足す必要が生じる。
エアゾール型のシェービングフォームは、噴射剤の気化により物理的に泡を立てる。
また、エアゾール型後発泡ゲルクリームは、シェービング剤であるゲルベースに沸点の高い液化ガスを混合して容器に充填したものである。ゲルベースが容器から皮膚上に噴射されると、液化ガスが気化して泡立つ。
しかしゲル状シェービング剤組成物は、肌上に剤を保たせるために高粘度であり、泡の感触に慣れているエアゾール型シェービングフォームや後発泡ゲルクリームの愛用者には、ぬるつきやべとつきと感じてしまうため受け入れられ難い。
すなわち、本発明は、(A)アニオン界面活性剤4〜21質量%、及び(B)カラギーナン0.1〜5質量%を含むエアゾール原液に、さらに(C)噴射剤を含有してなるエアゾール型シェービング剤組成物を提供するものである。
さらに具体的には、泡立ち性の観点から、リン酸モノラウリル、リン酸モノミリスチル、リン酸モノセチル、炭素数11,13,15のアルキル基を有する混合アルキルリン酸、炭素数12〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸等が好ましく、これらを単独で又は適宜組み合わせて使用することができる。
通常、紅藻類の抽出により得られるカラギーナンは、原料の違いや抽出方法の違いによって、κタイプ、ιタイプ、λタイプの3種類に分けられる。何れのタイプも使用可能であるが、λタイプが過度な粘度上昇を起こすことなく剃刀滑り性を賦与できる点で好ましい。
このように、作用と使用感の観点から、含有量は好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.1〜2.5質量%、さらに好ましくは0.2〜2.5質量%である。0.1質量%以上であれば剃刀滑り性が確保でき、5質量%以下であれば洗い流す際のべたつき感を抑えることができる。
本発明で使用される(C)噴射剤としては、液化石油ガス(LPG)、液化天然ガス(LNG)、あるいは水に対する溶解性の低い圧縮ガスが用いられる。圧縮ガスの具体例としては、窒素ガス、酸素ガス、ネオンガス、空気及びそれらの混合ガスからなる群から選ばれた少なくとも1種を挙げることができ、複数のものを併用することもできる。中でもLPGが、適度な噴射圧力を与える点で好ましい。この(C)噴射剤の使用量は、特に限定されるものではないが、得られるエアゾール製品において、35℃における噴射圧が、例えば0.2〜0.8MPaとなる量であり、通常エアゾール型シェービング剤組成物の1〜10質量%の割合となる量である。
(D)ノニオン界面活性剤を含有させることによって、シェービング剤の泡をよりきめ細かくし、こくのある感触の良好な泡が得られる。
このような、ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド類等が挙げられる。このうち、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類が好ましく、より具体的には、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコールが好ましい。
また、(D)ノニオン界面活性剤の含有量は、シェービング剤の安定性、使用時の泡立ち性、キメ細かくて柔らかい泡質の点から、本発明のシェービング剤(噴射剤を除くエアゾール原液)中の0.2〜10質量%が好ましく、更には0.5〜7質量%、特に1〜5質量%が好ましい。
本発明のシェービング剤組成物は、精製水を主体とする溶媒に前記の各成分を加えて、撹拌、混合して調製される。
また、殺菌剤を配合すれば、剃刀使用前にシェービング剤を塗布する段階で、肌を清浄にできるので、皮膚への病菌の侵入を防止できる。
実施例1〜17及び比較例1〜5
表1に示す処方のエアゾール型シェービング剤原液を製造した。この原液をスプレー容器に充填後、噴射剤を圧入して試験品を得た。
なお、(B)カラギーナン及び(C)噴射剤は、次のものを使用した。また、エアゾール原液と噴射剤の質量比は、96:4とした。
・λ−カラギーナン(MRCポリサッカライド社製、商品名:ソアギーナLX22K)
・LPG(大洋液化ガス社製、商品名脱臭精製LPG、20℃噴射圧0.44MPa)
実施例1〜17及び比較例1〜5のエアゾール型シェービング剤組成物を用いて、10名の成人男性パネルに髭剃りをさせ、「剃刀の滑り性」、「洗い流し時のぬるつきの無さ(濯ぎ性)」、「泡の感触」の評価項目について以下の評価基準に従って官能評価させた。
その結果を表1に示す。
(1)「剃刀の滑り性」
ランク:状態
A:剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が9名以上の場合
B:剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が7〜8名の場合
C:剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が5〜6名の場合
D:剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が3〜4名の場合
E:剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が2名以下の場合
ランク:状態
A:洗い流し時のぬるつきが無いと評価したパネルの人数が9名以上の場合
B:洗い流し時のぬるつきが無いと評価したパネルの人数が7〜8名の場合
C:洗い流し時のぬるつきが無いと評価したパネルの人数が5〜6名の場合
D:洗い流し時のぬるつきが無いと評価したパネルの人数が3〜4名の場合
E:洗い流し時のぬるつきが無いと評価したパネルの人数が2名以下の場合
A:泡の感触が良好と評価したパネルの人数が8名以上
B:泡の感触が良好と評価したパネルの人数が6〜7名
C:泡の感触が良好と評価したパネルの人数が4〜5名
D:泡の感触が良好と評価したパネルの人数が3名以下
従って、エアゾール型シェービング剤組成物としてきわめて有用である。
Claims (4)
- (A)アニオン界面活性剤4〜21質量%、及び(B)カラギーナン0.1〜5質量%を含むエアゾール原液に、さらに(C)噴射剤を含有してなるエアゾール型シェービング剤組成物。
- (A)アニオン界面活性剤が、リン酸モノエステル塩、脂肪酸塩、N−アシル化アミノ酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載のエアゾール型シェービング剤組成物。
- さらに(D)ノニオン界面活性剤を含有する請求項1又は2記載のエアゾール型シェービング剤組成物。
- (D)ノニオン界面活性剤が、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、及びジステアリン酸ポリエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種である請求項3記載のエアゾール型シェービング剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007194872A JP2008063324A (ja) | 2006-08-11 | 2007-07-26 | エアゾール型シェービング剤組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006220225 | 2006-08-11 | ||
JP2007194872A JP2008063324A (ja) | 2006-08-11 | 2007-07-26 | エアゾール型シェービング剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008063324A true JP2008063324A (ja) | 2008-03-21 |
Family
ID=39286324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007194872A Pending JP2008063324A (ja) | 2006-08-11 | 2007-07-26 | エアゾール型シェービング剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008063324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016017052A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | 花王株式会社 | エアゾール化粧料 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005206463A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-08-04 | Kao Corp | シェービング剤組成物 |
JP2006096754A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-04-13 | Kao Corp | シェービング剤 |
JP2006193484A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Kanebo Ltd | 皮膚洗浄剤組成物 |
-
2007
- 2007-07-26 JP JP2007194872A patent/JP2008063324A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005206463A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-08-04 | Kao Corp | シェービング剤組成物 |
JP2006096754A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-04-13 | Kao Corp | シェービング剤 |
JP2006193484A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Kanebo Ltd | 皮膚洗浄剤組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016017052A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | 花王株式会社 | エアゾール化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5947121B2 (ja) | ノンガスフォーマー容器入り液体洗浄剤 | |
JP5367193B1 (ja) | 発泡性エアゾール製品 | |
JP2006077184A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
KR100953144B1 (ko) | 이산화탄소를 분사제로 사용하는 폼타입의 마사지 무스 팩화장료 조성물 | |
JP6571361B2 (ja) | フォーム皮膚洗浄料 | |
JP6795297B2 (ja) | フォーム状皮膚洗浄料 | |
JP2017095392A (ja) | フォーム状皮膚洗浄料 | |
JP5801525B2 (ja) | 液状洗浄剤組成物 | |
JP2009269914A (ja) | 泡沫状皮膚塗布剤 | |
JP6738141B2 (ja) | エアゾール化粧料 | |
JP2007161906A (ja) | 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤 | |
KR100460949B1 (ko) | 에어로졸 타입의 클렌징 폼 조성물 | |
JP5427970B1 (ja) | 水性拭き取りクレンジング化粧料 | |
JP6433796B2 (ja) | 皮膚洗浄料 | |
JP2006096754A (ja) | シェービング剤 | |
JP2008063324A (ja) | エアゾール型シェービング剤組成物 | |
KR101906857B1 (ko) | 폼상 화장료 | |
KR20150065161A (ko) | 액체 세정제 조성물 | |
JP7247710B2 (ja) | パーソナルケア組成物 | |
JP5123593B2 (ja) | エアゾール型シェービング剤組成物 | |
JP2017036261A (ja) | ミコナゾール硝酸塩含有組成物 | |
TWI412388B (zh) | Aerosol scraper composition | |
JPH08253409A (ja) | エアゾール組成物 | |
JP2013213062A (ja) | 発泡性エアゾール製品 | |
JP4054799B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20120216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120321 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20120521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120619 |