JP2013212369A - ゴルフボールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート欠陥の少ないゴルフボールの製造方法を提供する。
【解決手段】モールドチャンバを有するモールドキャビティを有するモールドを使用することを含み、このモールドチャンバは、面と、該モールドチャンバの周囲に沿って配置されたパーティングエッジとを有する。パーティングエッジ上に少なくとも1つのゲート112が配置され、モールドチャンバ内へ注入されるカバー材料の通路を提供し得る。ゲート112は、第1の側面214と、第1の側面214の対面の第2の側面214とに接続された平坦な中間面を含み得る。中間面の中間ゲートエッジ220に沿って、および/または第1の側面214と第2の側面214の一方の側ゲートエッジ218に沿って、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の曲率半径の丸みが配置され得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、概して、物品を射出成形するための射出成形用モールド(金型)に関し、詳しくは、ゴルフボールを型成形するための射出成形用モールドに関する。
ゴルフ競技は、アマチュアレベルかプロレベルかを問わず人気の高いスポーツである。当技術分野においては、ゴルフボールの製造および設計に関する幅広い技術が知られている。例えば、ゴルフボールの製造方法の1つは、ゴルフボールの各層を射出成形することに関する。この方法によれば、モールドの型通りに成形された層が実現される。モールド内へ材料を注入することができるように、モールドは、熱い材料が通流するゲートを含む。材料が冷えると、モールド内で材料が固化するとともに、ゲートが位置するボールの赤道付近のモールド間やゲート内でも材料が固化する。その結果、ゴルフボールの型成形済みの層が、ボールの赤道付近にフラッシュ・ラインを含むとともに、ゲートのあった位置にゲートランナーを含んでしまう。ゴルフボールの外面が均一に仕上がるように、研磨、バフ仕上げおよび他のプロセスで、フィニッシュ・ラインやゲートランナーが除去される。しかし、これらの除去プロセス後にも、ゲートランナーのあった位置にゲート跡が依然として見受けられる。ゲート跡の欠陥率は、100個または1,000個のゴルフボールを人の目視でまたは機械で検査することにより判定され得る。5つ以上のゲート跡があるか1つでも深いゲート跡があるものは、どちらも所定の規格から外れ、欠陥ボールとしてカウントされる。
ゲート跡の欠陥の少ないゴルフボールを型成形することができれば有利である。
ゴルフボールの製造方法を開示する。本方法によって生産されるゴルフボールにおいては、ゲート欠陥が少ない。本発明のゴルフボールを製造する方法は、ゴルフボールのコアおよび/または内側カバー層上にカバー層を射出成形することを含み得る。射出成形に使用されるモールドは、ゴルフボールにおけるゲート欠陥を減らすことに寄与する格別な特徴を有し得る。
一態様においては、本開示の提供するゴルフボールの製造方法は、第1のモールドキャビティと、第1のモールドキャビティと噛合するように構成された第2のモールドキャビティと、を含むゴルフボールモールドを用意するステップを含み得る。第1のモールドキャビティは、第1のモールドチャンバと、第1のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第1のパーティングエッジとを有し得る。第1のゲートが第1のパーティングエッジ上に配置され得る。第1のゲートは、第1のモールドチャンバ内へカバー材料を注入するための通路を提供するとともに第1のエッジを有し、この第1のエッジは、該第1のエッジと第1のモールドチャンバとの間に第1の丸みを形成し得る。本方法は、ゴルフボールコアを形成することと、第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとの間にゴルフボールコアを配置することと、を含み得る。本方法は、第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとを噛合させることを含み得る。本方法は、第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとにゴルフボールカバー材料を注入することを含み得る。第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとにゴルフボールカバー材料を注入することは、第1のモールドキャビティのゲートを通してゴルフボールカバー材料を注入することを含み得る。第1のゲートの第1の丸みは、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の曲率半径を有し得る。通路は、ほぼ矩形の断面を有し得る。通路は、約0.3mm〜約2mmの範囲内にある断面積を有し得る。ほぼ矩形の断面は、約0.3mm〜約1.5mmの垂直方向の高さを有し得る。第1のゲートの断面は、少なくとも1つの隅肉を含み得る。少なくとも1つの隅肉は、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の曲率半径を有し得る。
第1のゲートは、第1の側面と、第1の側面の対面の第2の側面とに接続された平坦な中間面を含み得る。中間面、第1の側面と第2の側面が協働してほぼU字形の形状の断面を形成し得る。ゴルフボールカバー材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み得る。ゴルフボールカバー材料は、架橋熱可塑性ポリウレタンエラストマを含み得る。本方法は、コアを取り囲む内側カバー層を形成することをさらに含み、この内側カバー層の面ショアD硬度が少なくとも65であることを特徴とする。ゴルフボールコアを形成することは、内側コア層を射出成形し、この内側コア層の周囲に外側コア層を圧縮成形することを含み得る。内側コア層は、高度に中和された酸ポリマ組成物を含み得る。第2のモールドキャビティは、第2のモールドチャンバと、第2のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第2のパーティングエッジと、を有し得る。第2のパーティングエッジ上に第2のゲートが配置され得る。この第2のゲートは、第2のモールドチャンバ内へカバー材料を注入するための通路を提供するとともに第2のエッジを有し、この第2のエッジは該第2のエッジと第2のモールドチャンバとの間に第2の丸みを形成し得る。そして、第1のパーティングエッジが9つのゲートを含むとともに第2のパーティングエッジが9つのゲートを含み、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとが整列すると、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとの間に18路の通路が開通し得る。
他の態様においては、本開示は、ゴルフボールの製造方法を提供する。本方法は、ゴルフボールモールドを用意するステップを含み得る。ゴルフボールモールドは、第1のモールドキャビティを含み、このモールドキャビティは、第1のモールドチャンバを有し、このモールドチャンバは、該モールドチャンバの周囲に沿って配置された第1のパーティングエッジと、第1のパーティングエッジ上に配置された第1のゲートと、を含み得る。ゴルフボールモールドは、第2のモールドキャビティをさらに含み、第2のモールドキャビティは、第2のモールドチャンバを有し、この第2のモールドチャンバは、該第2のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第2のパーティングエッジと、該第2のパーティングエッジ上に配置された第2のゲートと、を含み得る。第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとが噛合するように、第2のパーティングエッジが第1のパーティングエッジと対応する形状を有し得る。本方法は、ゴルフボールコアを形成することを含み得る。ゴルフボールコアは、熱可塑性材料を含み得る。本方法は、第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとの間にゴルフボールコアを配置することを含み得る。本方法は、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとを噛合させることをさらに含み得る。2つのパーティングエッジが噛合すると、第1のゲートが第2のパーティングエッジの一部と整列して、第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へカバー材料を注入するための第1の通路を提供し得る。同様に、第2のゲートが、第1のパーティングエッジの一部と整列して、第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へカバー材料を注入するための第2の通路を提供し得る。本方法は、200psi(約1.38MPa)〜1,000psi(約6.89MPa)の曲げ弾性率を有するゴルフボールカバー材料を、第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へ注入することを含み得る。第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へゴルフボールカバー材料を注入するステップは、第1のゲートおよび第2のゲートを通してゴルフボールカバー材料を注入することを含み得る。第1の通路はほぼ矩形の断面を有し得る。第2の経路もほぼ矩形の断面を有し得る。第1の通路と第2の通路とは垂直方向に互いにずれていてもよい。
他の態様においては、本開示は、ゴルフボールの製造方法を提供する。本方法は、ゴルフボールモールドを用意するステップを含み得る。ゴルフボールモールドは、第1のモールドキャビティを含み、この第1のモールドキャビティは、第1のモールドチャンバを含み、第1のモールドチャンバは、該第1のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第1のパーティングエッジと、該第1のパーティングエッジ上に配置された第1のゲートと、を含み得る。ゴルフボールモールドは、第2のモールドキャビティをさらに含み、この第2のモールドキャビティは、第2のモールドチャンバを有し、第2のモールドチャンバは、該第2のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第2のパーティングエッジと、該第2のパーティングエッジ上に配置された第2のゲートと、を含み得る。第1のパーティング面と第2のパーティング面とに沿って第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとが噛合するように、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとの両方が互いに対応する波状の面を有し得る。本方法は、ゴルフボールコアを形成することを含み得る。本方法は、第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとの間にゴルフボールコアを配置することを含み得る。本方法は、第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとを一体に噛合させることをさらに含み得る。本方法は、第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へゴルフボールカバー材料を注入することを含み得る。第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとが噛合すると、第1のゲートが第2のパーティングエッジの一部と整列して、第1のモールドチャンバ内へカバー材料を注入するための第1の通路を提供し得る。第2のパーティングエッジの一部が第1のゲートから外側へ弓形に湾曲しているように、第1のゲートと整列する第2のパーティングエッジの一部が凹んでいるとよい。ゴルフボールコアを形成するステップは、内側コア層を射出成形することを含み得る。ゴルフボールコアを形成するステップは、内側コア層の周りに外側コア層を圧縮成形することを含み得る。第1の通路は、ほぼ矩形の断面を有し得る。この通路は、約0.3mm〜約2mmの範囲内の断面積を有し得る。
ほぼ矩形の断面は、約0.3mm〜約1.5mmの範囲内の垂直方向の高さを有し得る。ゴルフボールのコアを形成するステップは、内側コア層の周りに外側コア層を圧縮成形することを含み得る。外側コア層の面ショアD硬度は、内側コア層の面ショアD硬度よりも少なくとも約5だけ大きくされ得る。第1のパーティングエッジが9つのゲートを含むとともに第2のパーティングエッジが9つのゲートを含み、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとが整列すると、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとの間に18路の通路が開通し得る。第1のゲートは、第1のエッジを有し、この第1のエッジは、該第1のエッジと第1のモールドチャンバとの間に第1の丸みを形成している。第1の丸みは、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の曲率半径を有し得る。
本発明の他のシステム、方法、特徴および利点は、以下の図面および詳細な説明を参照することにより当業者に明らかとなろう。本発明の範囲を逸脱することなく、そのような追加のシステム、方法、特徴および利点のすべてがこの説明およびこの要約に含まれ、添付の特許請求の範囲によって保護され得る。
本発明は、以下の説明および図面を参照することにより、さらによく理解されよう。各図に示されている構成要素は、必ずしも正しい縮尺で示されているものではなく、本発明の原理を示すことを主眼としている。また、各図において同様の参照符号は、様々な視点から見た互いに対応する部品を指し示している。
一実施例のゴルフボールモールドキャビティの斜視図。 図1の一部を拡大して示す図。 図1の一部を拡大して示す図。 図1に示される実施例のゴルフボールモールドキャビティの平面図。 図4の一部を拡大して示す図。 図1に示される実施例のゴルフボールモールドキャビティの側立面図であって、対応する形状に形成されたゴルフボールモールドキャビティとともに押圧されていることを示す図。 図6に示されるように噛合しているモールドキャビティの内側を拡大して示す図。 一実施例のゴルフボールの斜視図。 図8の実施例のゴルフボールの平面図。 図9の一部を拡大して示す図。 図10の断面図。 図11の断面図。 開示の方法によって製造されたゴルフボールの一例を示す図。 ゴルフボールの製造方法の一実施例を示す図。
ゴルフボールの製造方法が開示される。本方法によって生産されるゴルフボールは、ゲートによる欠陥が少ない。一般に、ゴルフボールは、1つまたは複数の層によって実質的に取り囲まれたコアを備える。例えば、ゴルフボールは、コアおよびカバー層のみを有するツーピース構造である場合もあれば、コアとカバー層との間に配置された1つまたは複数の中間層を有する場合もある。本開示の範囲に含まれるゴルフボールは、ツーピース構造である場合もあれば、コアとカバー層との間に追加の中間層を有する場合もある。開示の方法を利用して、あらゆる形式のゴルフボールを形成し得る。
本方法は、コアおよび/または内側カバー層の周りにカバー層材料を射出成形することを含み得る。カバー層材料としては、熱可塑性材料、エラストマ材料または熱硬化性材料などのポリマがある。開示の方法を実施するためにゴルフボールモールドが使用され得る。図1〜図7は、一実施例のゴルフボールモールドキャビティ100を示す。図1は、モールドキャビティ100の斜視図であり、図4は、モールドキャビティ100の平面図である。モールドキャビティ100は、モールドチャンバ102とパーティングエッジ106を有し得る。モールドチャンバ102は、ゴルフボールの半分の概形と対応する逆さ半球形状を有し得る。モールドチャンバ102の表面のあちこちに複数の突出部104が分配され得る。モールドチャンバ102の突出部104は、ゴルフボールのカバー層上に形成されるディンプルに対応し得る。複数の突出部が一般に配置されていることで、複数のディンプルが当技術分野で知られ得る種々のパターンでカバー層上に形成する。例えば、ゴルフボールのディンプルパターンは、一般に、ボールの球面を多角形の面に分割することに基づいている。各面のエッジが合わさると、ゴルフボールの球面と似通った幾何学的形状を形成する。これらの幾何学的形状としては、例えば、正8面体、正20面体および他の正多面体の構成がある。幾何学的形状が選択された後、多面体の各面は、該面上に繰り返され得るディンプルパターンで個別に満たされ得る。ディンプルは、一般に、円形、三角形または多角形などの種々の形状にされ得る。ディンプルの寸法は、様々にされ得る。一実施例においては、ディンプルの直径は、約1mm〜約5mmである。ディンプルの深さもまた、所望の飛翔特性に基づいて様々にされ得る。一実施例においては、ディンプルの深さは、約0.1mm〜約0.3mmである。複数のディンプルが均一な形状および寸法を有する場合もあれば、ディンプルパターンが、例えば様々な寸法または様々な形状を有する2つ以上の様々なディンプル型から構成されている場合もある。いくつかの実施例においては、モールドキャビティ100は、複数のゴルフボールカバー層を同時に型成形する複数のモールドチャンバを含み得る。
モールドキャビティ100は、パーティングエッジ106上に配置されたポート110と、パーティングエッジ106上の1つおきのポート110と隣接するゲート112と、を有し得る。ゲート112は、1つおきのポート110とモールドチャンバ102との各間に配置され得る。ポート110とゲート112とが、カバー層材料の源からモールドチャンバ102までの流体通路を提供する。
いくつかの実施例においては、ゴルフボールカバー層は、複数のゴルフボールモールド間にゴルフボールコアを配置することにより形成され得る。例えば、図6および図7は、モールドキャビティ100が、該モールドキャビティ100を補完する形状に形成された第2のモールドキャビティ600と一緒に押圧される様子を示している。モールドキャビティ100とモールドキャビティ600とが協働してゴルフボールモールドを構成し得る。いくつかの実施例においては、ゴルフボールモールドは、1つゴルフボールモールドを協働して形成する3つ以上のキャビティからなり得る。例えば、モールドキャビティ100が2つのモールドキャビティに分割され、さらに/或いは、モールドキャビティ600が2つのモールドキャビティに分割されることもある。従って、このような実施例においては、ゴルフボールモールドは、3つか4つのモールドキャビティから構成されよう。いくつかの実施例においては、モールドキャビティ100とモールドキャビティ600との間にコアが配置され得る。モールドキャビティ600は、モールドチャンバ102、パーティングエッジ106、ポート110およびゲート112にそれぞれ対応する、モールドチャンバ702、パーティングエッジ606、ポート610およびゲート712を有し得る。モールドキャビティ100が複数のモールドチャンバを有する実施例においては、モールドキャビティ600は、複数のゴルフボールカバー層を同時に型成形する複数の対応するモールドチャンバを有する。ゴルフボールモールドが3つ以上のモールドキャビティから構成されている実施例においては、複数のモールドキャビティがコアを取り囲むことができるように、モールドキャビティ間にコアが配置される。
モールドキャビティ100とモールドキャビティ600は、モールドチャンバ内のコアを取り囲むように一緒に押圧され得る。モールドキャビティとモールドキャビティ600とが一緒に押圧されると、複数のポートが整列し、ポート110とポート610が協働して大きなポートを形成するようになり、この大きなポート内をカバー材料が通流する。図7は、図6に示されるように一体に噛合されたモールドキャビティの内側の透視拡大図である。図7は、ゲート112が、ほぼ矩形の開口を形成するように、パーティングエッジ606の一部と整列し得る様子を示している。同様に、ゲート712は、ほぼ矩形の開口を形成するように、パーティングエッジ106の一部と整列し得る。大きなポートの各々がほぼ矩形の開口と連通することで、流体が、大きなポートからほぼ矩形の開口を通ってモールドチャンバ102内へ流入し得る。いくつかの実施例においては、コアと、モールドチャンバの内壁との間に空間が維持されるように、モールドチャンバ内にコアを支持するための進退可能ピンが設けられる。ポート110およびポート610の一方または両方の間の空間内へカバー層材料が注入され得る。カバー層材料が、ポートからゲート112およびゲート712の一方または両方を通ってモールドチャンバ内へ流入し得る。カバー層材料が、コアとモールドチャンバとの間の空間を充填し得る。この材料が冷えて固化すると、コアの周囲にカバー層を形成し得る。
図2は図1の拡大図であり、ゲートの1つを含んでいる。図3も図1の拡大図であり、他の1つのゲートを含んでいる。図5は図4の拡大図であり、1つのポートと1つのゲートを含んでいる。いくつかの実施例においては、ポート110は、パーティングエッジ106の窪んだ領域として画定され、ゲート112へ向かって幅が狭くなっている。ポート110の寸法および形状は、様々なファクタに基づいて選択され得る。例えば、ポート110の寸法および形状は、モールドキャビティの温度、射出成形プロセスで使用される材料、および/またはゲート112の寸法に基づいて選択される。ポート110は、パーティングエッジ106の外側領域からゲート112まで更にはゲート112内まで材料を導くように構成され得る。いくつかの実施例においては、ポート610は、ポート110とは異なる寸法および/または形状を有する。いくつかの実施例においては、例えば、図6〜図7に示されるように、ポート610は、ポート110と同じ寸法および形状を有する。
ゲート112は、ほぼU字形の形状の断面を有し得る。いくつかの実施例においては、ゲート112は、互いに対向する2つの側面214と、これら2つの側面214間に配置された中間面208とを有する。いくつかの実施例においては、中間面208は、コーナ216の位置で側面214と接続している。いくつかの実施例においては、側面214はほぼ平坦である。中間面208もほぼ平坦である。いくつかの実施例においては、側面214は、側ゲートエッジ218の位置でモールドチャンバ102と出会う。中間面208は、中間ゲートエッジ220の位置でモールドチャンバ102と出会う。いくつかの実施例においては、側面214および中間面208の各々が丸まっているか丸みを帯びた外側コーナを含み、この外側コーナの位置で、ゲート112がモールドチャンバ102と出会う。例えば、図5に示されるように、側ゲートエッジ218は、約0.2mm〜約0.5mmの曲率半径Rの丸みを帯びている。いくつかの実施例においては、中間ゲートエッジ220は、約0.2mm〜約0.5mmの曲率半径Rの丸みを帯びている。図7に示されるように、中間面208と、中間ゲートエッジ220の最低点との間の垂直方向の距離Dは、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内にある。いくつかの実施例においては、ゲート112のコーナ216は、隅肉を形成するように丸まっているか或いは丸みを帯びた内側コーナを有し得る。例えば、図7に示されるように、コーナ216は、約0.2mm〜約0.5mmの曲率半径Rを有する隅肉を形成している。ゲートのコーナおよび/またはエッジが丸みを帯びていることは、注入の際に既にモールド内に存在しているカバー材料にかかる応力を分散させることに寄与する。
いくつかの実施例においては、図3に示されるように、ゲート112は、約0.3mm〜約1.0mmの範囲内の高さHを有する。いくつかの実施例においては、図5に示されるように、ゲート112は、側面214に沿って幅Wを有する。幅Wは約1.0mm〜約2.0mmの範囲内であり得る。いくつかの実施例においては、図5に示されるように、ゲート112の幅は、ゲートエッジ218に沿って約1.5mm〜約2.5mmの範囲内の最終幅Wまで拡大している。いくつかの実施例においては、図5に示されるように、側面214は、約0.5mm〜約1.5mmの範囲内の長さLsを有する。いくつかの実施例においては、図5に示されるように、側ゲートエッジ218は、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の長さLを有する。ゲート112の全体の長さは、長さLと長さLの合計を含み得る。
いくつかの実施例においては、各ゲートは、ゲート112とは異なる寸法および/または形状を有する。いくつかの実施例においては、例えば、図7に示されるように、ゲート712は、ゲート112と同じ寸法および形状を有する。ゲート712は、側面714と中間面708を有し得る。中間面708は、コーナ716の位置で側面714と接続し得る。いくつかの実施例においては、側面714は、側ゲートエッジ718の位置でモールドキャビティ600のモールドチャンバ702と出会う。中間面708は、中間ゲートエッジ720の位置でモールドチャンバ702と出会う。
ゲート112および/またはゲート712の寸法および形状は、様々なファクタに基づいて選択され得る。例えば、ゲート112および/またはゲート712の寸法および形状は、モールドキャビティの温度、射出成形プロセスで使用される材料、および/または突出部104間に配置されたランド領域の寸法に基づいて選択される。いくつかの実施例においては、ゲート112および/またはゲート712は、突出部104間に配置されたランド領域上で平坦であるように構成されている。いくつかの実施例においては、ゲート12および/またはゲート712は、突出部104および/または突出部704間に位置するランド領域上に収まる程度に小さなほぼ矩形の断面の寸法を維持しつつも、材料が通流できる程度の断面積を与える。例えば、高さHは、突出部104間に収まる程度に小さく選択される。効率よく材料を注入できる程度に大きな断面積を与えるためには、小さくした高さHの埋め合わせができる程度に幅Wと幅Wを大きく選択するとよい。いくつかの実施例においては、各ゲートの長さは、トリミング(切り取り)ステーションが成形後にゴルフボールからゲートランナーを切り取ることができる程度の長さに選択される。いくつかの実施例においては、各ゲートの長さは、材料が急に冷えて固化してしまわない程度の短さに選択される。
図7に示されるように、いくつかの実施例においては、パーティングエッジ106が波形面を有し、これに対応する形状の面をパーティングエッジ606が有することで、これらの2つのパーティングエッジが一体に噛合する。第1のパーティングエッジ106とパーティングエッジ606の各波形は頂点を有し得る。上述したように、ゲート112は、ほぼ矩形の開口つまり通路を形成するように、パーティングエッジ606の一部と整列し得るとともに、ゲート712は、ほぼ矩形の開口つまり通路を形成するように、パーティングエッジ106の一部と整列し得る。図7に示されるように、ゲートと整列しているパーティングエッジの部分が凹んでいて、パーティングエッジのその部分はゲートから外側へ弓形に湾曲している。ほぼ矩形の開口は、約0.3mm〜約1.5mmまたは0.3mm〜0.8mmの範囲内の高さHを有し得る。ほぼ矩形の開口は、約0.3mm〜約2mmの範囲内の断面積を有し得る。パーティングエッジ106および/またはパーティングエッジ606が波形であることによって、Hは、Hよりもわずかに長い。例えば、いくつかの実施例においては、Hは、Hよりも約0.01mm〜約0.5mmだけ長い。図6および図7に示されるように、モールドキャビティ100とモールドキャビティ600とが一体に配置されると、ゲート112は第1の方向を向き、ゲート712は第1の方向とは反対の第2の方向を向き得る。一方のモールドキャビティ上にゲートの第1の部分を配し、他方のモールドキャビティ上にゲートの第2の部分を配することによって、複数の突出部は、パーティングエッジ付近において互いにさらに接近し得る。言い換えると、この構成は、突出部の設計をさらに適応力の高いものとする。
ゲート112が形成するほぼ矩形の開口と、ゲート712が形成するほぼ矩形の開口とは、垂直方向に互いにずれていてもよい。パーティングエッジ106および/またはパーティングエッジ606が波形であることによって、ずれの大きさは、パーティングエッジが完全に平坦であると仮定した場合よりも小さい。波の寸法および形状は、様々なファクタに基づいて選択され得る。波の寸法および形状は、例えば、ゲートの寸法および/または形状、モールドチャンバの寸法および/または形状に基づいて選択され、さらには/或いは突出部の寸法、形状および/または位置に基づいて選択される。いくつかの実施例においては、波の寸法および/または形状は、型成形プロセス中に生じるフラッシュ・ラインを容易に取り除くことができる程度に小さく選択される。いくつかの実施例においては、中間ゲートエッジ220の最低点と中間ゲートエッジ720の最低点との間の距離Dは、約0.1mm〜約1.0mmの範囲内にある。いくつかの実施例においては、Hは、Dよりも約0.01mm〜約0.5mmだけ大きい。いくつかの実施例においては、パーティングエッジ106の頂点とパーティングエッジ606の頂点との間の距離Dは約0.5mm〜約2.0mmの範囲内にある。いくつかの実施例においては、パーティングエッジ106の頂点とパーティングエッジ606の頂点との間の距離Dは、約0.5mm〜約1.0mmの範囲内にある。いくつかの実施例においては、Dは、DとHの合計よりも約0.05mm〜約0.5mmだけ大きい。
図1および図4は、18個のポート110と9個のゲート112を有するモールドキャビティ100を示しているが、ポートおよび/またはゲートの数は変えることができる。例えば、モールドキャビティ100は、約10個〜約24個のポートを含むとともに、約5個〜約12個のゲートを含む。ポートおよび/またはゲートの数は、様々なファクタに基づいて選択することができる。例えば、ポートおよび/またはゲートの数は、モールドキャビティの温度、射出成形プロセスで使用される材料、および/またはモールドキャビティの寸法に基づいて選択される。ゲートの数を増やすことによって、各ゲートがさらに小さな断面寸法を有することが可能となり、これによって、射出成形の際にゲート内で材料が固化することにより残されるゲートランナーの寸法を小さくすることができる。さらには、各ゲートの断面寸法の寸法を小さくすることによって、ゲートを通して材料を注入するための高圧をつくり出すことができる。
表1は、本開示に係るモールドの実施例を含む試験モールドに関して、様々なゲートの形状および寸法を有するモールドの比較例とともに行った試験結果を示す。なお、比較例は、開発中にできたモールドからの試験結果を含んでいる。本開示に係るゴルフボールモールドとしては例Aと例Bがあり、表1にこれらのゲートの詳細が示されている。様々なゲート形状およびゲート寸法を有するモールドの比較例としては、比較例C,D,EおよびFがあり、表1にこれらのゲートの詳細が示されている。表1において、「開口の形状」とは、ゴルフボールモールドが組み立てられるときに、ゲートと、このゲートと整列したエッジと、によってつくり出される開口の形状のことである。表1において、「開口の総高さ」とは、ゲートと、このゲートと整列したエッジと、によってつくり出される開口の総高さのことである。「曲率半径」とは、モールドにおけるゲートとモールドチャンバとの間に形成されるエッジに沿って位置する丸みの半径のことである。モールドの試験は、40.5mmの直径を有するコアないし内側ボールの周りにカバー層をつくるためのモールドを使用して行われた。表2に示される組成を有するカバー材料が、一般的な射出機を使って約215℃〜約230℃の温度で射出成形された。表2に、重量部(pbw)または重量パーセントで材料の量を示す。PTMEGは、平均分子量2000のポリテトラメチレンエーテルグリコールである。PTMEGは、INVISTA社からTERATHANE(登録商標)の商品名で市販されている。BGは、BASF Corporation社と他の供給業者から市販されている1,4−ブタンジオールである。TMPMPは、Perstorp Specialty Chemicals AB社から市販されているトリメチロールプロパンモノアリルエーテルである。DCPは、過酸化ジクミルである。MDIは、Hunstman International LLC社からSuprasec(登録商標)1100という商品名で市販されているジフェニルメタンジイソシアネートである。カバー材料は、表示の比率でPTMEG、BG,TMPME,DCPおよびMDIを混合することにより形成された。特には、これらの材料は、最初に、約70℃の温度で1分間激しく混合物をかき混ぜ、続いて、約100℃の温度で10時間の後硬化プロセスを行うことによって用意される。後硬化済みポリウレタンエラストマは、すり潰されて小さなチップにされていた。
各モールドについて、1,000個のボールが製造された。表1に示されるゲート跡の欠陥率は、1000個のゴルフボールについて人の目視で検査して判定されたものである。5つ以上のゲート跡があるか1つでも深いゲート跡があるものは、いずれも所定の規格から外れ、そのボールは欠陥ボールとしてカウントされる。試験データによって実証された通り、本開示の方法で用意されたモールドは、比較例のモールドと比べて、ゲート跡の欠陥率が小さかった。
Figure 2013212369
Figure 2013212369
図8〜図12は、モールドキャビティ100とモールドキャビティ600を使用してコアの周囲にカバー層を型成形した後に見られるゴルフボール800の一例を示している。図8は、一実施例のゴルフボールを示す斜視図である。ゴルフボール800上のディンプル802は、モールドチャンバ102の突出部104と、モールドチャンバ702の突出部704とに対応し得る。ゴルフボール800は、リングランナー804とゲートランナー806を有し得る。リングランナー804が形成され得るのは、溶融材料が型成形プロセスの際にランナーを通ってポート110およびゲート112内へ流入するときである。ゲートランナー806は、ゲート112およびゲート712によって型成形プロセスの際に形成される副生成物であり得る。ゲートランナー806は、ゲート112およびゲート712とほぼ同じ寸法および形状を有し得る。いくつかの実施例においては、ゴルフボール800は、ゴルフボールの赤道付近に位置するフラッシュ・ライン(図示せず)を有し、このフラッシュ・ラインの位置は、型成形の際にパーティングライン106とパーティングライン606とが出会った位置である。
カバー層が型成形された後、ゴルフボールの外面を均一に仕上げるために、リングランナー804、ゲートランナー806およびフラッシュ・ラインが、トリミング(切り取り)、すり潰し、バフ仕上げおよび/または他のプロセスで取り除かれ得る。その後、ゴルフボール800は、仕上げ作業を施され得る。例えば、ゴルフボール800に保護コーティングが噴霧されるか、該ゴルフボール800に空力学特性を与えるコーティングが噴霧される。これらのコーティング材料は、ボールに施されるときには液体であり得る。ゴルフボール800にコーティング材料が施される前、施されているとき、および/または施された後に、該ボール800は、静止している場合もあれば回転している場合もある。ゴルフボール800はまた、該ボールの表面に保護コーティングが施される前に、面処理および/またはスタンピング工程を施される場合もある。
図9は、図8の実施例のゴルフボールの平面図である。図10は、図9の一部を拡大して示す図である。ゲートランナー806は、隅肉を形成する丸まった部分1020を有し、この隅肉の位置で、該ゲートランナー806がゴルフボール800と出会い得る。丸まった部分1020は、型成形の際に側ゲートエッジ218によって形成され得る。図11は、図10の断面図である。ゲートランナー806は、隅肉を形成する丸まった部分1130を有し、この隅肉の位置で、該ゲートランナー806がゴルフボール800と出会い得る。丸まった部分1130は、型成形の際に中間ゲートエッジ218によって形成され得る。ゲートランナー806は、エッジ1132を有し、このエッジ1132の位置で、丸まった部分1130の対面の該ゲートランナー806がゴルフボール800と出会うとよい。いくつかの実施例においては、中間ゲートエッジ220が丸まっているのと同様に、ゲート112の対面のパーティングエッジ606の部分が丸まってモールドチャンバ602に隣接している場合がある。同じ様に、中間ゲートエッジ720が丸まっているのと同様に、ゲート712の対面のパーティングエッジ106の部分が丸まってモールドチャンバ102に隣接している場合がある。そのような実施例においては、丸まった部分1130と同様に、エッジ1132が丸まっている。
図12は、図11の断面図である。ゲートランナー806は、丸みを形成する丸まった部分1240を有し得る。丸まった部分1020は、型成形の際に、ゲート112のコーナ216および/またはゲート712のコーナ716によって形成され得る。
図13は、以下に詳細に説明される開示の方法によって製造されたゴルフボール1300の一例を示す。ゴルフボール1300は、内側コア層1310と、内側コア層1310を実質的に取り囲む外側コア層1320と、外側コア層1320を実質的に取り囲む内側カバー層1330と、内側カバー層1330を実質的に取り囲む外側カバー層1340と、を含み得る。
本明細書中においては、別段の断りがない限り、圧縮変形、硬度、COR、曲げ弾性率およびビカット軟化温度は、以下のように測定される。
A.圧縮変形:本明細書中においては、圧縮変形は、力を受けたボールの変形量を示しており、詳しくは、力の大きさが10kgから130kgに増加したときに、130kgの力を受けているボールの変形量から、10kgの力を受けているときのボールの変形量を減算したものが、ボールの圧縮変形量の値となる。
B.硬度:ゴルフボール層の硬度は、一般には、ASTM D−2240に従って測定されるが、型成形されたボールの曲面のランド領域上で測定された。
C.CORを測定する方法:試験用ゴルフボールが空気砲によって初速40m/秒で打ち出され、砲から0.6m〜0.9m離れた位置に速度監視装置が配置されている。そして空気砲から約1.2m離して置かれたスチールプレートにゴルフボールが衝突すると、そのゴルフボールは跳ね返って、速度監視装置を通り過ぎる。跳ね返り速度を初速度で割った値がCORである。
D.曲げ弾性率:ASTM D−790に従って測定された。
E.ビカット軟化温度:ASTM D−1525に従って測定された。
いくつかの実施例においては、カバー層1310は、熱可塑性ポリウレタンを含む。熱可塑性ポリウレタンは、架橋熱可塑性ポリウレタンエラストマとすることができる。架橋熱可塑性ポリウレタンエラストマは、アリルエーテル側基から形成された架橋を含み得る。いくつかの実施例においては、架橋熱可塑性ポリウレタンエラストマは、有機イソシアネートと以下の反応物(a)〜(d)の混合物との反応で生じた生成物である。
(a)以下の構造式において、2つの主要なヒドロキシ基と、少なくとも1つのアリルエーテル側基とを有する、不飽和ジオール鎖延長剤。
Figure 2013212369
この構造式において、Rは修飾済みまたは未修飾のアルキル基であり、x,yは、1〜4の整数である。
(b)イソシアネートと反応する少なくとも2つの反応部位を有し、分子量が約450よりも小さい第2の鎖延長剤。
(c)分子量が約500〜約4,000の長い鎖状ポリオール。
(d)フリーラジカル開始によって硬質のセグメント内に架橋構造を誘導するフリーラジカルを発生させることができる程度の量のフリーラジカル開始剤。
不飽和ジオール鎖延長剤は、一般に、少なくとも1つの不飽和結合を有する種々のジオールであり得る。周知のように、不飽和結合とは、(アルケンにおける)2つの炭素原子間の二重結合であるか、(アルキンにおける)三重結合であり得る。いくつかの実施例においては、不飽和ジオール鎖延長剤は、2つの主要なアルコール基を有する。2つの主要なアルコール基を有することで、制御し易い「1ステップ(段階的)」連続法で架橋熱可塑性ポリウレタンが形成されるなどの、好ましい反応力学が生じ得る。
いくつかの実施例においては、不飽和ジオール鎖延長剤は、2つの主要なヒドロキシ基と、少なくとも1つのアリルエーテル側基とを有し、以下の構造式となる。
Figure 2013212369
この構造式において、Rは修飾済みまたは未修飾のアルキル基であり、x,yは、1〜4の整数である。いくつかの実施例においては、x,yは共に、1,2,3または4の値である。他の実施例においては、x,yの各々は、1〜4の様々な値である。
いくつかの実施例においては、不飽和ジオール鎖延長剤は、トリメチロールプロパン・モノアリルエーテル(「TMPME」)である。TMPMEは、「トリメチロール・プロパン・モノアリル・エーテル」、「トリメチロール・プロパン・モノアリルエーテル」または「トリメチロールプロパン・モノアリル・エーテル」とも命名され得る。TMPMEは、CAS番号682−11−1を有する。TMPMEは、1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−[(2−プロペン−1−イルオキシ)メチル]または2−アリルオキシメチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールとも呼ばれる。TMPMEは、Perstorp Specialty Chemicals AB社から市販されている。
外側カバー層1340は、約45〜約60または45〜55の範囲内の面ショアD硬度を有し得る。外側カバー層1340は、約200psi(約1.38MPa)〜約1,000psi(約6.89MPa)の範囲内の曲げ弾性率を有し得る。
いくつかの実施例においては、内側カバー層1330は、熱可塑性材料を含む。内側カバー層1330の熱可塑性材料としては、アイオノマ樹脂、高度に中和された酸ポリマ組成物、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂およびこれらの混合物のうちの少なくとも1つがある。
いくつかの実施例においては、内側カバー層1330は約2mmよりも薄い厚さを有する。いくつかの実施例においては、内側カバー層1330は約1.5mmよりも薄い厚さを有する。いくつかの実施例においては、内側カバー層1330は約1mmよりも薄い厚さを有する。いくつかの実施例においては、内側カバー層1330は、ゴルフボール1300の残りのどの層よりも薄いが、すべての層のうちで最大の面ショアD硬度を有する。いくつかの実施例においては、内側カバー層1330は、該内側カバー層1330の曲面上で測定された少なくとも約65の面ショアD硬度を有する。内側カバー層1330はまた、約60,000psi(約414MPa)〜約100,000psi(約689MPa)または約70,000psi(約483MPa)〜約85,000psi(約586MPa)の範囲内にある大きな曲げ弾性率を有し得る。いくつかの実施例においては、内側カバー層1330の比重は約1.05g/cm〜約1.5g/cmの範囲内にあって、大きな慣性モーメントを生じさせ得る。
いくつかの実施例においては、外側コア層1320を構成している材料は、熱硬化性ゴムである。外側コア層1320は、ポリブタジエンゴム組成物を架橋することによって製造され得る。いくつかの実施例においては、他のゴムがポリブタジエンとの組合せで使用され、ポリブタジエンが主要な構成要素となっている。例えば、ベースゴム全体におけるポリブタジエンの比率が50重量%以上となっている。他の例においては、ベースゴム全体におけるポリブタジエンの比率が80重量%以上となっている。いくつかの実施例においては、外側コア層1320は、約45〜約65または約50〜約60の範囲内の面ショアD硬度を有する。いくつかの実施例においては、外側コア層1320は、内側コア層1310の面硬度よりも少なくとも約5または少なくとも約10だけ大きい面ショアD硬度を有する。外側コア層1320は、約4mm〜約9mmの範囲内の厚さを有し得る。
内側コア層1310は、約0.79〜約0.85の範囲内のCOR値を有し得る。内側コア層1310が第1の反発係数を有するとともに、ゴルフボール1300は、第1の反発係数よりも少なくとも約0.01だけ小さい第2の反発係数を有し得る。ゴルフボール1300は、約0.77〜約0.81の範囲内の反発係数を有し得る。
内側コア層1310は、熱可塑性材料を含み得る。例えば、内側コア層1310は、高度に中和された酸ポリマ組成物を含む。高度に中和された酸ポリマ組成物は、約50℃〜約60℃の範囲内のビカット軟化温度を有し得る。いくつかの実施例においては、高度に中和された酸ポリマ組成物としては、HPF1000、HPF2000、HPF AD1027、HPF AD1035、HPF AD1040などのHPF樹脂があり、これらはすべてE.I.Dupont de Nemours and Company社で生産されている。
内側コア層1310の直径は、約21mm〜約30mmの範囲内にある。内側コア層1310は、約45〜約55の範囲内の面ショアD硬度を有し得る。ボールのスピン速度を抑えるために、内側コア層1310は、約3mm〜約5mmの範囲内の圧縮変形をし得る。
図14は、ゴルフボールの製造方法1400の一実施例を示している。方法1400は、本開示と一貫性のあるゴルフボールモールドを用意するステップ1402を含み得る。例えば、いくつかの実施例においては、ゴルフボールの製造方法は、(図1〜図7を参照しつつ上述した)ゴルフボールモールドを用意するステップを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1404は、ゴルフボールのコアおよび/または層を形成することを含む。上述したように、本開示の範囲に含まれるゴルフボールは、ツーピース構造からなる場合もあれば、コアとカバー層との間に追加の中間層を有する場合もある。従って、いくつかの実施例においては、ステップ1404は、単一のコアを形成することのみを含む。他の実施例においては、ステップ1404は、内側コア層と外側コア層を形成することを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1404は、内側コア層、外側コア層、マントル層および/または1つまたは複数の内側カバー層を形成することを含む。
いくつかの実施例においては、単一のコアまたは内側コア層を形成するステップは、コア材料をほぼ球形の形状に射出成形することを含む。いくつかの実施例においては、該内側コア層の周囲に外側コア材料を圧縮成形することによって外側コア層が形成される。適切な加硫条件としては、約130℃〜約190℃の加硫温度と、5分間〜20分間の加硫時間とがある。外側コア層として使用される所望のゴム架橋体を得るためには、加硫温度を少なくとも140℃にするとよい。
いくつかの実施例においては、加硫ステップは、2つの段階に分けられ得る。最初に、外側コア層形成モールド内に外側コア層材料が配置され、初期加硫を受けることで、半加硫化された半球カップの対を生産する。次に、既にできている内側コア層が一方の半球カップ内に配置され、他方の半球カップによって覆われて、この状態で、完全な加硫が施され得る。内側コア層と外側コア層との間の接着を高めるために、内側コア層の表面は、半球カップ内に配置する前に粗くされ得る。
いくつかの実施例においては、内側コア材料を射出成形することによって内側コア層が形成される。いくつかの実施例においては、内側コア層の表面は、ゴルフボールの耐久性を向上させ高く跳ね返るようにするために、外側コア層を型成形する前に接着剤で予備コーティングされるか(1つまたは複数の)化学物質で予備処理される。
いくつかの実施例においては、ステップ1406は、ステップ1402で用意されたゴルフボールモールドのモールドキャビティ間にゴルフボールのコアおよび/または層を配置することを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1406は、2つの相補的なモールドキャビティ間にゴルフボールコアを配置することを含む。単一のモールドキャビティが複数のモールドチャンバを有する実施例においては、ステップ1406は、複数のゴルフボールカバー層を同時に型成形するために、互いに対応するモールドチャンバ間に複数のゴルフボールコアを配置することを含む。ゴルフボールモールドが3つ以上のモールドキャビティから構成される実施例においては、モールドキャビティがコアを取り囲むことができるように該モールドキャビティ間に該コアが配置される。
いくつかの実施例においては、ステップ1408は、(1つまたは複数の)ゴルフボールコアおよび/またはカバー層の周りでモールドチャンバを取り囲むように、モールドキャビティを一体に噛合させることを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1410は、モールドキャビティのゲート内へゴルフボールカバー層材料を注入することを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1410は、ポート内およびモールドキャビティのゲート内へゴルフボールカバー層材料を注入することを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1410で注入されるゴルフボールカバー層材料は、上述した種々の材料を含む。
いくつかの実施例においては、ステップ1412は、型成形されたゴルフボールをゴルフボールモールドから取り出すことを含む。いくつかの実施例においては、ステップ1414は、余分なゴルフボールカバー層材料をゴルフボールから除去することを含む。ゴルフボールは、例えば、ゲート内およびパーティングエッジ間内に型成形プロセスの際に残されたゴルフボールカバー材料によって生じたリングランナーおよび/またはゲートランナーを含み得る。
上記に開示した種々のステップが種々の順序で行われ得ることが理解されよう。例えば、ステップ1402は、ステップ1404と同時に行われることがある。他の例においては、ステップ1404がステップ1402よりも先に行われることがある。
本発明の様々な実施例について説明したが、上記の説明は例示することを意図しており、限定することを意図していない。本発明の範囲を逸脱することなく、さらに多くの実施形態および応用例が可能であることが当業者に明らかであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲およびこれの均等物に照らすこと以外によっては制限されない。さらには、添付の特許請求の範囲内で様々な変更や変形がなされ得る。
100…ゴルフボール
102…モールドチャンバ
104…突出部
106…パーティングエッジ
110…ポート
112…ゲート

Claims (22)

  1. ゴルフボールの製造方法であって、
    第1のモールドキャビティと、第1のモールドキャビティと噛合するように構成された第2のモールドキャビティと、を含むゴルフボールモールドを用意するステップと、
    ゴルフボールコアを形成するステップと、
    第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとの間に上記ゴルフボールコアを配置するステップと、
    第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとを噛合させるステップと、
    第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へゴルフボールカバー材料を注入するステップと、
    を含み、
    第1のモールドキャビティは、第1のモールドチャンバと、第1のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第1のパーティングエッジと、を有し、第1のパーティングエッジ上に第1のゲートが配置されていて、この第1のゲートは、第1のモールドチャンバ内へカバー材料を注入するための通路を提供するとともに第1のエッジを有し、この第1のエッジは、該第1のエッジと第1のモールドチャンバとの間に第1の丸みを形成していることを特徴とするゴルフボールの製造方法。
  2. 第2のモールドキャビティは、第2のモールドチャンバと、第2のモールドチャンバの周囲に沿って配置された第2のパーティングエッジと、を有し、第2のパーティングエッジ上に第2のゲートが配置されていて、この第2のゲートは、第2のモールドチャンバ内へカバー材料を注入するための通路を提供するとともに第2のエッジを有し、この第2のエッジは、該第2のエッジと第2のモールドチャンバとの間に第2の丸みを形成していることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  3. 第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へゴルフボールカバー材料を注入するステップは、第1のモールドキャビティのゲートおよび第2のモールドキャビティのゲートのうちの少なくとも一方を通してゴルフボールカバー材料を注入することを含む、請求項1または請求項2に記載のゴルフボールの製造方法。
  4. 上記通路がほぼ矩形の断面を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴルフボールの製造方法。
  5. 第1のゲートまたは第2のゲートの断面が少なくとも1つの隅肉を含むことを特徴とする請求項4に記載のゴルフボールの製造方法。
  6. 第1のゲートは、第1の側面と、第1の側面の対面の第2の側面とに接続された平坦な中間面を含み、上記中間面、第1の側面および第2の側面が協働してほぼU字形の形状の断面を形成していることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  7. 上記ゴルフボールカバー材料が、熱可塑性ポリウレタンを含むことを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  8. 上記ゴルフボールコアを形成するステップは、内側コア層を射出成形してこの内側コア層の周囲に外側コア層を圧縮成形することを含み、上記内側コア層は、高度に中和された酸ポリマ組成物を含むことを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  9. 第1の丸みは、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の曲率半径を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  10. 上記通路は、約0.3mm〜約2mmの範囲内の断面積を有することを特徴とする請求項4に記載のゴルフボールの製造方法。
  11. 上記ほぼ矩形の断面は、約0.3mm〜約1.5mmの範囲内の垂直方向の高さを有することを特徴とする請求項4に記載のゴルフボールの製造方法。
  12. 上記少なくとも1つの隅肉は、約0.2mm〜約0.5mmの範囲内の曲率半径を有することを特徴とする請求項5に記載のゴルフボールの製造方法。
  13. 上記ゴルフボールカバー材料は、架橋熱可塑性ポリウレタンエラストマを含むことを特徴とする請求項7に記載のゴルフボールの製造方法。
  14. 上記コアを取り囲む内側カバー層を形成することをさらに含み、上記内側カバー層の面ショアD硬度が少なくとも65であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  15. 第1のパーティングエッジが9つのゲートを含むとともに第2のパーティングエッジが9つのゲートを含み、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとが整列すると、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとの間に18路の通路が開通することを特徴とする請求項2に記載のゴルフボールの製造方法。
  16. 200psi(1.38MPa)〜1,000psi(6.89MPa)の曲げ弾性率を有するゴルフボールカバー材料を第1のモールドキャビティおよび第2のモールドキャビティ内へ注入することをさらに含む請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  17. 第1の通路と第2通路とは垂直方向に互いにずれていることを特徴とする請求項2に記載のゴルフボールの製造方法。
  18. 第1のパーティング面および第2のパーティング面に沿って第1のモールドキャビティと第2のモールドキャビティとが噛合するように、第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジの両方が互いに対応する波状の面を有することを特徴とする請求項2に記載のゴルフボールの製造方法。
  19. 第1のパーティングエッジと第2のパーティングエッジとが噛合すると、第1のゲートが第2のパーティングエッジとの一部と整列して、カバー材料を第1のモールドチャンバ内へ注入するための第1の通路を提供し、
    第2のパーティングエッジの上記一部が第1のゲートから外側へ弓形に湾曲しているように、第1のゲートと整列する第2のパーティングエッジの上記一部が凹んでいることを特徴とする請求項18に記載のゴルフボールの製造方法。
  20. ゴルフボールコアを形成するステップは、上記内側コア層の周囲に外側コア層を圧縮成形することを含み、外側コア層の面ショアD硬度は、内側コア層の面ショアD硬度よりも少なくとも約5だけ大きいことを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールの製造方法。
  21. 請求項1〜20のいずれかに係る発明において使用されるゴルフボールモールド。
  22. 請求項1〜20のいずれかに記載のプロセスを用いて製造されたゴルフボール。
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